JP7014484B1 - バリ取り工具及びバリ取り装置 - Google Patents

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Abstract

バリ取り工具とワークとの接触角度が変化してもバリ取り部に追従でき、樹脂製品の収縮、変形、ひずみに対して、常に一定なバリ取りを可能とした、バリ取り工具及びバリ取り装置を提供する。切削工具7が嵌挿され、当該切削工具7の刃部を露出させる開口部41を有するナビツール9を備え、開口部41の開口縁部42、43が、ナビツール9の中心軸を中心に周方向に扇状に広がる倣いガイド部45を備え、倣いガイド部45が側面視で円錐状に形成される。

Description

本発明は、ワークのバリを切除するバリ取り工具及びバリ取り装置に関する。
一般に、樹脂製品は、射出成形やブロー成形などで製造される。この場合には、金型によりワークを成形するため、ワーク表面に不必要な出っ張り(バリ)が発生する。
従来、バリを除去し、または面取り(以下、バリ取りという。)するバリ取り装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3587171号明細書
しかしながら、従来のバリ取り装置では、バリ取り工具とワークとの接触角度が変化すると、バリ取り工具が追従できず、均一なバリ取りができなくなる。そのために、バリ取り工具の角度を変化させて、バリ取りを継続しなければならない。また、樹脂製品の収縮、変形、ひずみに対して、一定のバリ取りが困難になる。
本発明の目的は、バリ取り工具とワークとの接触角度が変化してもバリ取り部に追従でき、樹脂製品の収縮、変形、ひずみに対して、常に一定なバリ取りを可能とした、バリ取り工具及びバリ取り装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、本発明は、切削工具が嵌挿され、当該切削工具の刃部を露出させる開口部を有する倣いガイド部材を備え、前記開口部の開口縁部が、前記倣いガイド部材の中心軸を中心に周方向に扇状に広がる倣いガイド部と、前記倣いガイド部の両側にそれぞれ前記中心軸を中心に周方向に所定角度で広がる逃がし部と、を備え、前記逃がし部は、前記倣いガイド部の外側端点と前記開口部の外側の端点とを結ぶように前記開口縁部を切削して設けられ、前記倣いガイド部が側面視で円錐状に形成される、ことを特徴とする。
本発明は、切削工具が嵌挿され、当該切削工具の刃部を露出させる開口部を有する倣いガイド部材を備え、前記開口部の開口縁部が、前記倣いガイド部材の中心軸を中心に周方向に扇状に広がる倣いガイド部と、前記倣いガイド部の両側にそれぞれ前記中心軸を中心に周方向に所定角度で広がる逃がし部と、を備え、前記逃がし部は、前記倣いガイド部の内側端点の少なくとも接線方向に沿って前記開口縁部を切削して設けられ、前記開口縁部をつなぐように前記開口部の両端に補助の逃がし部を設け、前記倣いガイド部が側面視で円錐状に形成される、ことを特徴とする。
また本発明は、多関節ロボットのアーム先端部に、請求項1ないし4の何れかに記載のバリ取り工具を備え、ワーク受け治具に配置されたワークに、前記バリ取り工具を押し当てて、ワークのバリを切除する、ことを特徴とする。
また本発明は、多関節ロボットの近くに、請求項1ないし4の何れかに記載のバリ取り工具を固定し、多関節ロボットのアーム先端部に把持されたワークを、前記バリ取り工具に押し当てて、ワークのバリを切除する、ことを特徴とする。
本発明によれば、倣いガイド部材の開口部の開口縁部が、円錐状に形成された倣いガイド部を備えるために、バリ取り工具とワークとの接触角度が変化してもバリ取り部に追従でき、簡単にバリ取りできる。また、樹脂製品の収縮、変形、ひずみに対して、常に一定なバリ取りを行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態によるバリ取り装置の側面図である。 図2は、同バリ取り工具の拡大側面図である。 図3(A)は、ナビゲーションツール(倣いガイド部材)の斜視図、図3(B)は、ナビゲーションツールの側面図である。 図4(A)は、ナビツール9の下面図、図4(B)は、図4(A)のB-B線断面図である。 図5は、ワークの面取り(バリ取り)の説明図であり、図5(A)~(E)は、図4(A)相当図、図5(F)は、ワークの面取り部の形状を示す図である。 図6は、第1の比較例を示す図であり、図6(A)は、ナビゲーションツールの側面図、図6(B)は、ワークの面取り部の形状を示す図である。 図7は、ワークの面取り(バリ取り)の説明図である。 図8は、第2の比較例を示す図である。 図9は、ナビゲーションツールの第2の実施形態を示し、図9(A)は、同斜視図、図9(B)は、同側面図、図9(C)は、図9(B)のC-C線断面図である。 図10(A)(B)は、ナビゲーションツールの第3の実施形態を示しており、図10(C)は、図10(B)のT-T線断面図である。 図11は、バリ取り装置の第4の実施形態を示す図である。
以下図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るバリ取り装置1の側面図である。
バリ取り装置1は、多関節ロボット3を備える。多関節ロボット3は、アーム型のロボットであり、6軸(J1~J6)方向に移動可能とされる。多関節ロボット3のアーム17の先端部18には、バリ取り工具5が取り付けられる。
多関節ロボット3の近くには、ワーク受け治具93が固定され、ワーク受け治具93には加工対象のワークWが載置される。
図2は、バリ取り工具5を示す。
バリ取り工具5は、支持具51を備える。支持具51の一端は、アーム17の先端部18に固定される。支持具51の他端には、フローティング機構53が取り付けられる。フローティング機構53はフレーム54を備え、フレーム54の下端には、スライド機構55を介して、断面L字型の第1スライダー56が支持される。
フレーム54にはエアーシリンダ57が支持される。エアーシリンダ57のロッド57Aの先端には、第1スライダー56が連結される。第1スライダー56は、エアーシリンダ17のロッド17Aの伸縮により、矢印Xの方向に往復動する。エア圧力の調整により第1スライダー56の付勢力が調整可能である。
第1スライダー56には、モータ19が取り付けられる。モータ19の出力軸には、チャック21を介して、切削工具7が取り付けられる。切削工具7は、例えば、エンドミルである。切削工具7は、モータ19の駆動により、高速で回転される。切削工具7はエンドミルに限らず、周面に刃部が形成された工具であればよい。切削工具7は、フローティング機構53により、適切な付勢力でワークWに向けて付勢される。
第1スライダー56の下面には、L字状の部材58を介して、第2スライダー59が取り付けられる。第2スライダー59には不図示のばねが内蔵される。第2スライダー59は、不図示のばねに支持されて、矢印Yの方向に所定寸法の範囲で往復動する。
第2スライダー59には、円筒状のナビゲーションツール(以下、ナビツール、倣いガイド部材)9が取り付けられる。ナビツール9は、第2スライダー59により支持されて、第2スライダー59と同様に矢印Yの方向に往復動自在である。
図3(A)は、ナビツール9の斜視図、図3(B)は、ナビツール9の側面図である。ナビツール9には、切削工具7が同芯軸で嵌挿される。
ナビツール9には、切削工具7の周面の刃部を露出させる開口部41が形成される。開口部41は一対の開口縁部42、43を備える。
ナビツール9は、図3(B)に示すように、開口部41の反対側に、切粉を排出するための適宜の大きさの排出孔95が形成される。ナビツール9は、樹脂などを成形後に発生するエッジ部を面取りするのに適している。
開口縁部42、43は、図3(A)に示すように、切削工具7の周方向に延びる。開口縁部42、43は、中央部に周方向に延びる倣いガイド部45を備え、倣いガイド部45の両側には、周方向に延びる逃がし部46、47を備える。
図4(A)は、ナビツール9の上面図、図4(B)は、図4(A)のB-B線断面図である。倣いガイド部45は、図4(A)に示すように、ナビツール9(切削工具7)の中心軸Pを中心に、90°の角度θ1で扇状に広がる。角度θ1は、60°≦θ1≦120°が望ましい。図4(B)に示すように、倣いガイド部45は、ナビツール9の開口縁部42、43を側面視で円錐状に切削して形成される。倣いガイド部45の形状は円錐形の一部であり、倣いガイド部45は側面視で円錐状に形成される。
逃がし部46、47は、図4(A)に示すように、倣いガイド部45の両側に、各90°の角度θ2、θ3で広がる。
一対の開口縁部42、43は、倣いガイド部45と逃がし部46、47を合わせ、270°で広がる。角度θ1、θ2、θ3の大きさは適宜変更することができる。ただし、剛性を考慮すると、角度θ1、θ2、θ3は、300°を超えないことが望ましい。逃がし部46、47は、円錐状でなくてもよい。逃がし部46、47は、図4(B)に示すように、平面に近い曲面であってもよい。
図4(A)において、仮想線L10は、倣いガイド部45の内端P10の接線を示す。仮想線L20は、倣いガイド部45の内端P20の接線を示す。仮想線L11、仮想線L21は、切削工具7より内側に、仮想線L10、仮想線L20と平行に延びる。
逃がし部46は、図4(A)(B)に示すように、ナビツール9の開口縁部42、43を、倣いガイド部45の外側端点45Bと、開口部41の端点41Bと、を結ぶように切削して設けられる。開口部41の端点41Bは、仮想線L11の延長線上に位置させている。ただし、端点41Bは、仮想線L10の延長線上に位置させてもよい。
逃がし部47は、図示は省略したが、ナビツール9の開口縁部42、43を、倣いガイド部45の外側端点45Aと、開口部41の端点41Aと、を結ぶように切削して設けられる。開口部41の端点41Aは、仮想線L21の延長線上に位置させている。ただし、端点41Aは、仮想線L20の延長線上に位置させてもよい。
バリ取り装置1は、図1に示すように、制御ユニット4を備える。制御ユニット4は、切削工具7(図2)の姿勢制御を行う。制御ユニット4は、ワークの位置データ等をティーチング可能に構成される。バリや面取り加工時には、ティーチングデータに基づいて、切削工具7の姿勢制御が実行される。
つぎに、ワークWの面取り(バリ取り)を説明する。
まず、多関節ロボット3の姿勢制御により、図3(B)に示すように、切削工具7がワークWのバリ取りされる被加工面Mに配置される。ワークWの被加工面Mは、ナビツール9の開口縁部42、43の間に進入する。バリ取り或いは面取り加工時には、切削工具7がフローティング機構53によりワークWの被加工面Mに押し付けられる。また、ナビツール9が第2スライダー59により回転軸の方向に移動される。
したがって、倣いガイド部45が、ワークWの倣い基準面M1から離れずに、ワークWの倣い基準面M1に当接したまま移動される。
本実施形態では、フローティング機構53によってナビツール9がワークWの倣い基準面M1に所定圧力で押圧され続けるので、ワークWの曲面形状などに左右されず、かつ、ワークWの熱収縮量が大きい場合でも、バリや面取り部分を正確に除去できる。
また、ナビツール9が第2スライダー59により回転軸の方向に移動されることから、ワークWの形状が湾曲又は屈曲した曲面形状を成している場合でも、当該曲面形状に追従し、バリや面取り部分を正確に除去できる。
ナビツール9がワークWと接触を開始すると、ナビツール9の開口部41には、切削工具7の周面の刃部が露出しているため、切削工具7によりワークWの被加工面Mが切削され、バリが切除される。
本実施形態では、バリ取り或いは面取り加工時に、切削工具7とワークWとの接触角度が変化しても、切削工具7が、ワークWの被加工面Mに追従する。
図5(F)は、ワークWの被加工面Mが、ラインL1に沿って変化する場合を例示する。矢印Qは、加工時の進行方向を示す。
位置Aでは、図5(A)に示すように、倣いガイド部45の中央T1がワークWの被加工面Mに当接する。位置Bでは、図5(B)に示すように、倣いガイド部45の右端側T2がワークWの被加工面Mに当接する。この場合、ワークWの被加工面Mの延長部分は、逃がし部46に進入する。
位置Cでは、図5(C)に示すように、倣いガイド部45の中央T1がワークWの被加工面Mに当接する。位置Dでは、図5(D)に示すように、倣いガイド部45の左端側T3がワークWの被加工面Mに当接する。この場合、ワークWの被加工面Mの延長部分は、逃がし部47に進入する。
位置Eでは、図5(E)に示すように、倣いガイド部45の中央T1がワークWの被加工面Mに当接する。
図6(A)(B)は、第1の比較例を示す。
第1の比較例では、図6(A)に示すように、ナビツール109の開口部141が、倣いガイド部45を備えず、V字溝145である。
図6(B)に示すように、ナビツール109で、ワークWの面取り部を切削加工する場合、位置A、位置C、位置Eの辺りでは、ナビツール109の向きが、被加工面Mに垂直になるため、図5で説明したように、加工が可能である。
しかしながら、位置B、位置Dの辺りでは、ナビツール109の向きが、ワークWの被加工面Mに垂直にならないため、垂直になるように、ナビツール109の向きを、図示のように、姿勢制御しなければならない。
本実施形態では、第1の比較例と比較した場合、ナビツール9の倣いガイド部45が、周方向に延び、かつ円錐状に形成されているため、バリ取り或いは面取り加工時に、切削工具7とワークWとの接触角度が変化しても、図5に示すように、倣いガイド部45のいずれかの部位(例えば、中央T1、右端側T2、左端側T3など)が、ワークWの被加工面Mに当接し、切削工具7を、被加工面Mに追従させることができる。
したがって、ナビツール9の向きを、ほとんど姿勢制御することなく、ワークWの被加工面Mを容易に加工できる。
図7は、本実施形態において、ワークWの被加工面Mが、ラインL2に沿って変化する場合を例示している。ラインL2は、点Oを中心とする略円弧である。矢印Qは、加工時の進行方向を示す。図8は、第2の比較例であり、ナビツール109の開口部141が、第1の比較例と同様に、V字溝145である。
第2の比較例(V字溝145)では、図8に示すように、いずれの位置S1~S6においても、ナビツール109の向きがラインL2の接線方向になるように、ナビツール109の向きを調整しなければならない。
本実施形態では、倣いガイド部45が周方向に延び、かつ円錐状に形成されている。そのため、バリ取り或いは面取り加工時に、図7に示すように、切削工具7とワークWとの接触角度が変化しても、すべての位置(例えば、位置R1、位置R2、位置R3など)において、倣いガイド部45の中央T1の近傍が、ワークWの被加工面Mに当接する。 したがって、加工の継続中に、ナビツール9の向きを調整することなく、ワークWの被加工面Mを加工できる。
図9は、ナビツール9の第2の実施形態を示し、図9(A)は、ナビツール9の斜視図、図9(B)は、ナビツール9の側面図、図9(C)は、図9(B)のC-C線断面図である。図9では、図3、図4と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
ナビツール9には、切削工具7の周面の刃部を露出させる開口部541が形成される。開口部541は一対の開口縁部542、543を備える。
開口縁部542、543は、図9(A)(B)に示すように、中央部に周方向に延びる倣いガイド部145を備え、倣いガイド部145の両側には、周方向に延びる逃がし部146、147を備える。
逃がし部146は、図9(C)に示すように、倣いガイド部145の内側端点145Bの接線方向に沿って、開口縁部542、543を切削して設けられる。また、逃がし部147は、倣いガイド部145の内側端点145Aの接線方向に沿って、開口縁部542、543を切削して設けられる。また、開口縁部542、543をつなぐように、開口部541の両端に、側面視で矩形状の補助の逃がし部148が設けられる。
補助の逃がし部148の形状は、開口縁部542、543の両端をつなぐ形状であればよく、矩形状に限定されず、例えば、円弧状、楕円状などでもよい。
第2の実施形態では、矩形状の補助の逃がし部148が設けられるため、ワークWの被加工面Mを広く逃がせる。
図10は、第3の実施形態を示す。
図10(A)では、ナビツール9が、軸方向に間隔をあけて、図3(A)と同一態様の開口部41と、開口部41よりも大きい開口部341とを備える。ワークWの被加工面Mの大きさに応じて、2つの開口部41、341を選択使用できる。2つの開口部41、341以外に、図9(C)の開口部541などを組み合わせてもよい。
図10(B)では、ナビツール9が、図3(A)と同一態様の開口部41を備える。また、ナビツール9の先端側に、切削工具7の刃部を露出させる切欠き部241を備える。切欠き部241は、先端側が解放されているが、これに限定されるものではない。ナビツール9の軸方向の中央部分に形成されていてもよい。
切欠き部241は、図10(C)に示すように、切削工具7の刃部の接線方向に延びる倣い面242を備える。切欠き部241は、樹脂成形品などのパーティング・ラインに出現するバリの除去に用いて好適である。開口部41、切欠き部241以外に、図9(C)の開口部541などを組み合わせてもよい。
上記実施形態のバリ取り装置1は、多関節ロボット3のアーム17の先端部18に、バリ取り工具5を備える。ワーク受け治具93に配置されたワークWに、バリ取り工具5の切削工具7を押し当てて、ワークWのバリを切除する形態を示した。
図11は、第4の実施形態を示す。
第4の実施形態では、多関節ロボット3の近くに、バリ取り工具5が設置される。バリ取り工具5は、固定部91に固定されている。その他の詳細な構成は、説明は省略するが、上記実施形態と略同一である。多関節ロボット3のアーム17の先端部18には、チャック90が取り付けられ、チャック90には、ワークWが把持される。
第4の実施形態では、多関節ロボット3のアーム17の先端部18に把持されたワークWを、バリ取り工具5に押し当てて、ワークWのバリが切除される。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
1 バリ取り装置
3 多関節ロボット
4 制御ユニット
5 バリ取り工具
7 切削工具
9 ナビツール(ナビゲーションツール、倣いガイド部材)
41、341 開口部
42、43 開口縁部
45 倣いガイド部
46、47 逃がし部
53 フローティング機構
241 切欠き部

Claims (6)

  1. 切削工具が嵌挿され、当該切削工具の刃部を露出させる開口部を有する倣いガイド部材を備え、前記開口部の開口縁部が、前記倣いガイド部材の中心軸を中心に周方向に扇状に広がる倣いガイド部と、前記倣いガイド部の両側にそれぞれ前記中心軸を中心に周方向に所定角度で広がる逃がし部と、を備え、前記逃がし部は、前記倣いガイド部の外側端点と前記開口部の外側の端点とを結ぶように前記開口縁部を切削して設けられ、前記倣いガイド部が側面視で円錐状に形成される、
    ことを特徴とするバリ取り工具。
  2. 切削工具が嵌挿され、当該切削工具の刃部を露出させる開口部を有する倣いガイド部材を備え、前記開口部の開口縁部が、前記倣いガイド部材の中心軸を中心に周方向に扇状に広がる倣いガイド部と、前記倣いガイド部の両側にそれぞれ前記中心軸を中心に周方向に所定角度で広がる逃がし部と、を備え、前記逃がし部は、前記倣いガイド部の内側端点の少なくとも接線方向に沿って前記開口縁部を切削して設けられ、前記開口縁部をつなぐように前記開口部の両端に補助の逃がし部を設け、前記倣いガイド部が側面視で円錐状に形成される、
    ことを特徴とするバリ取り工具。
  3. 前記倣いガイド部材が、軸方向に間隔をあけて前記開口部を複数備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載のバリ取り工具。
  4. 前記倣いガイド部材が、前記切削工具の刃部を露出させる切欠き部を備え、前記切欠き部は前記刃部の接線方向に延びる倣い面を備える、ことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のバリ取り工具 。
  5. 多関節ロボットのアーム先端部に、請求項1ないし4の何れかに記載のバリ取り工具を備え、ワーク受け治具に配置されたワークに、前記バリ取り工具を押し当てて、ワークのバリを切除する、ことを特徴とするバリ取り装置。
  6. 多関節ロボットの近くに、請求項1ないし4の何れかに記載のバリ取り工具を固定し、多関節ロボットのアーム先端部に把持されたワークを、前記バリ取り工具に押し当てて、ワークのバリを切除する、ことを特徴とするバリ取り装置。
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