JP2017140662A - 位置決め装置、位置決めシステムおよび被加工物の加工方法 - Google Patents

位置決め装置、位置決めシステムおよび被加工物の加工方法 Download PDF

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Katsutoshi Tanaka
克敏 田中
山下 武志
Takeshi Yamashita
武志 山下
雄 片平
Yu Katahira
雄 片平
将彦 福田
Masahiko Fukuda
将彦 福田
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Abstract

【課題】被加工物の位置合わせに要する時間を短縮することができ、被加工物の位置合わせ精度を向上させることができ、被加工物の位置合わせの作業性を向上させる。【解決手段】複数の「V」字状の凹凸17,19がならんで設けられている第1の位置決め部材13と、複数の第2の「V」字状の凹凸25,27がならんで設けられている第2の位置決め部材15とを有し、複数の「V」字状の凹凸17,19と、複数の「V」字状の凹凸25,27とが噛み合うことで、第2の位置決め部材15の位置決めがされるとともに、複数の「V」字状の凹凸17,19に対する複数の「V」字状の凹凸25,27の噛み合わせ位置をずらすことで、第2の位置決め部材15の異なる位置での位置決めがされるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、位置決め装置、位置決めシステムおよび被加工物の加工方法に係り、特に、被加工物の複数個所に加工を施す毎に、上記被加工物を位置決めするものに関する。
従来、複数の軸対称非球面、共軸非球面、共軸の回折面のアレイ形状を有する加工物の加工(被加工物への加工)を行う場合、一般に、加工機の回転主軸の回転中心に合わせて加工物を取り付け、この加工物のアレイ面加工位置を順次回転主軸の回転中心と一致する位置に移動設定して、回転主軸を回転させながら、切削工具で加工物にアレイ面加工を行っている(たとえば特許文献1参照)。
そして、1つのアレイ面の加工を行うと、次に加工を行うアレイ面加工位置まで回転主軸での加工物の設定位置をずらし、次のアレイ面加工位置に形成するアレイ面の軸と回転主軸の回転中心を一致させて、次のアレイ面の加工を行う。以降、この作業手順を順次繰り返して、加工物の全てのアレイ面加工位置にアレイ形状の加工を行っている。
特開2003−39205号公報
ところで、従来のアレイ形状加工方法にあっては、加工物のアレイ面加工位置と回転主軸の回転中心とを一致させる位置合わせ作業を、複数のアレイ面加工位置それぞれでの加工を行う毎に行う必要があり、これによって、位置合わせ精度が不安定になるとともに、位置合わせに長時間を要し、作業性が悪いという問題がある。
上記問題は、アレイ形状を有する被加工物への加工を行う場合だけでなく、複数回の位置決めを行い、被加工物の複数の箇所に加工を施す場合にも同様に発生する問題である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、被加工物の複数の加工箇所に加工を行う場合において、被加工物の位置合わせに要する時間を短縮することができ、被加工物の位置合わせ精度を向上させることができ、被加工物の位置合わせの作業性を向上させることができる位置決め装置、位置決めシステムおよび被加工物の加工方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第1の位置決め部材と、複数の第2の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第2の位置決め部材とを有し、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸と、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸に対する前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸の噛み合わせ位置をずらすことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されている位置決め装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の位置決め装置において、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸は、所定の一方向にならんでいる第1の複数の「V」字状の凹凸と、前記所定の一方向に対して交差する方向にならんでいる第2の複数の「V」字状の凹凸とを備えて構成されており、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸は、所定の一方向にならんでいる第3の複数の「V」字状の凹凸と、前記所定の一方向に対して交差する方向にならんでいる第4の複数の「V」字状の凹凸とを備えて構成されており、前記第1の複数の「V」字状の凹凸と前記第3の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合い、前記第2の複数の「V」字状の凹凸と前記第4の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるように構成されている位置決め装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の位置決め装置において、前記第1の位置決め部材は、矩形な平板状に形成されており、前記第1の複数の「V」字状の凹凸と前記第2の複数の「V」字状の凹凸とは、前記第1の位置決め部材の厚さ方向の一方の側に設けられており、前記第1の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向にならんで、横方向の両端部に設けられており、前記第1の複数の「V」字状の凹凸は、横方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されており、前記第2の複数の「V」字状の凹凸は、横方向にならんで横方向の中央部に設けられており、前記第2の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されており、前記第2の位置決め部材も、矩形な平板状に形成されており、前記第3の複数の「V」字状の凹凸と前記第4の複数の「V」字状の凹凸とは、前記第2の位置決め部材の厚さ方向の一方の側に設けられており、前記第3の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向にならんで、横方向の両端部に設けられており、前記第3の複数の「V」字状の凹凸は、横方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されており、前記第4の複数の「V」字状の凹凸は、横方向にならんで横方向の中央部に設けられており、前記第4の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されている位置決め装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の位置決め装置と、前記第1の位置決め部材が設置される位置決め部材設置体と、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を近づけて、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをするときの、前記第2の位置決め部材の移動方向と、この移動方向に対して交差する方向とで、前記位置決め部材設置体に対して移動位置決め自在であるとともに、前記第2の位置決め部材を着脱自在な位置決め部材保持体と、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされているときに前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を固定する固定部と、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態で、前記位置決め部材保持体で前記第2の位置決め部材を保持し、この保持後に、前記固定部での前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材との固定を解除し、前記位置決め部材保持体を前記第1の位置決め部材から離す方向に移動し、この移動後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記第2の位置決め部材の移動方向に対して交差する方向に移動位置決めし、この移動位置決め後に、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸と、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うまで、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に近づけて、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをし、この位置決め後に、前記固定部で前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材を固定するように、前記位置決め部材保持体と前記固定部とを制御する制御部とを有する位置決めシステムである。
請求項5に記載の発明は、第1の位置決め部材と、第2の位置決め部材とを備え、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置をずらすことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されている位置決め装置と、前記第1の位置決め部材が設置される位置決め部材設置体と、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を近づけて、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをするときの、前記第2の位置決め部材の移動方向と、この移動方向に対して交差する方向とで、前記位置決め部材設置体に対して移動位置決め自在であるとともに、前記第2の位置決め部材を着脱自在な位置決め部材保持体と、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされているときに前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を固定する固定部と、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態で、前記位置決め部材保持体で前記第2の位置決め部材を保持し、この保持後に、前記固定部での前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材との固定を解除し、前記位置決め部材保持体を前記第1の位置決め部材から離す方向に移動し、この移動後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記第2の位置決め部材の移動方向に対して交差する方向に移動位置決めし、この移動位置決め後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に近づけて、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材が係合させ、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをし、この位置決め後に、前記固定部で前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材を固定するように、前記位置決め部材保持体と前記固定部とを制御する制御部とを有する位置決めシステムである。
請求項6に記載の発明は、複数の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第1の位置決め部材と、複数の第2の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第2の位置決め部材とを有し、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸と、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸に対する前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸の噛み合わせ位置をずらすことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されている位置決め装置を用いた被加工物の加工方法において、前記第2の位置決め部材の所定の位置に被加工物が設置されており、前記第1の位置決め部材に対して所定の位置で前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態で、前記第1の位置決め部材を所定の軸を回転中心にして回転しつつ、前記加工物の所定の箇所に加工を施す第1の加工工程と、前記第1の加工工程での加工後に、前記第1の位置決め部材に対して前記所定の位置とは異なる所定の位置で前記第2の位置決め部材を位置決めし、この位置決めがされている状態で、前記第1の位置決め部材を、第1の加工工程と同じ所定の軸を回転中心にして回転しつつ、前記加工物の所定の箇所に加工を施す第2の加工工程とを有する被加工物の加工方法である。
本発明によれば、被加工物の複数の加工箇所に加工を行う場合において、被加工物の位置合わせに要する時間を短縮することができ、被加工物の位置合わせ精度を向上させることができ、被加工物の位置合わせの作業性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る位置決め装置と、この位置決め装置が設置された旋盤との概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置決め装置と、この位置決め装置が設置された旋盤との概略構成を示す斜視図であって、被加工物の位置を変えた図である。 本発明の実施形態に係る位置決め装置を示す図であり、(b)は(a)におけるIIIB矢視図であり、(c)は(a)におけるIIIC部の拡大図である。 本発明の実施形態に係る位置決め装置の第1の位置決め部材を示す図であり、(a)は(b)におけるIVA矢視図であり、(c)は(b)におけるIVC矢視図であり、(d)は(c)におけるIVD部の拡大図である。 本発明の実施形態に係る位置決め装置の第2の位置決め部材を示す図であり、(b)は(a)におけるVB矢視図であり、(c)は(a)におけるVC矢視図である。 本発明の実施形態に係る位置決め装置とこの位置決め装置が設置された旋盤とを用いた被加工物の加工を示す図である。
本発明の実施形態に係る位置決め装置1は、たとえば、工作機械3(たとえば旋盤等)に設置されて使用されるものであり、被加工物W(ワーク;たとえばレンズアレイの金型)が一体的に設置された状態で、旋盤3の面板5(回転主軸)に一体的に設置されるようになっている。
ここで、説明の便宜のために、水平方向の所定の一方向をX軸方向とし、鉛直方向(X軸方向に対して直交する上下方向)をY軸方向とし、水平方向の他の所定の一方向であってX軸方向とY軸方向とに対して直交する方向をZ軸方向とする。
旋盤3は、図1や図2で示すようにベッド(図示せず)と面板5と第1の移動体7と第2の移動体9と第3の移動体11とを備えて構成されている。
第1の移動体7は、上記ベッドに対してZ軸方向で、移動位置決め自在になっている。たとえば、第1の移動体7はリニアガイドベアリングを介して上記ベッドに支持されており、サーボモータ等のアクチュエータとボールねじ等を用いた機構とによって、上記ベッドに対して移動位置決め自在になっている。
第2の移動体9は、上記ベッドに対してX軸方向で、移動位置決め自在になっている。たとえば、第2の移動体9はリニアガイドベアリングを介して上記ベッドに支持されており、サーボモータ等のアクチュエータとボールねじ等を用いた機構とによって、上記ベッドに対して移動位置決め自在になっている。
第3の移動体11は、第2の移動体9に対してY軸方向で、移動位置決め自在になっている。たとえば、第3の移動体11はリニアガイドベアリングを介して第2の移動体9に支持されており、サーボモータ等のアクチュエータとボールねじ等を用いた機構とによって、第2の移動体9に対して移動位置決め自在になっている。
なお、第3の移動体11が、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向で、第1の移動体7に対して相対的に移動位置決め自在になっているのであれば、必ずしも上述した構成になっている必要は無い。
面板5は、たとえば、円板状に形成されており、この中心軸(C軸)がZ軸と平行になって、第1の移動体7にベアリングを介して支持されており、図示しないサーボモータ等のアクチュエータのよってC軸を回転中心にして第1の移動体7に対し回転し、所定の回転角度で停止できるようになっている。
また、面板5の円形状の面(位置決め装置1が一体的に設置される第3の移動体11側の面)は、第3の移動体11に対向している。第3の移動体11には、切削工具(バイト)10が一体的に設置されるようになっている。
位置決め装置1は、図3等で示すように、第1の位置決め部材13と第2の位置決め部材15とを備えて構成されている。第1の位置決め部材13には、図4等で示すように、複数の「V」字状の凹凸17,19がならんで設けられている(溝21と突起23とが交互にならんで設けられている)。
第2の位置決め部材15は、第1の位置決め部材13とは別体で構成されている。また、第2の位置決め部材15には、図5等で示すように、複数の第2の「V」字状の凹凸25,27がならんで設けられている(溝21と突起23とが交互にならんで設けられている)。
そして、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19と、第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27とがお互いに噛み合うことで、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決め(第1の位置での位置決め)がされるようになっている。すなわち、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19がならんでいる方向および第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27がならんでいる方向で、第1の位置決め部材13に対する前記第2の位置決め部材15の位置決めがされるように構成されている。
さらに、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19に対する第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27の噛み合わせ位置をずらす(噛み合わせ位置を変える)ことで、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の異なる位置での位置決め(上記第1の位置とは異なる第2の位置での位置決め)がされるように構成されている(図1で示す第2の位置決め部材15の位置と図2で示す第2の位置決め部材15の位置とを参照)。
第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸は、図4(b)で示すように、所定の一方向(たとえば縦方向)にならんでいる第1の複数の「V」字状の凹凸17と、上記所定の一方向に対して交差する方向(たとえば直交する方向;横方向)にならんでいる第2の複数の「V」字状の凹凸19とを備えて構成されている。
第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸は、図5(a)で示すように、所定の一方向(たとえば縦方向)にならんでいる第3の複数の「V」字状の凹凸25と、上記所定の一方向に対して交差する方向(たとえば、横方向)にならんでいる第4の複数の「V」字状の凹凸27とを備えて構成されている。
そして、図1〜図3で示すように、第1の複数の「V」字状の凹凸17と第3の複数の「V」字状の凹凸25とがお互いに噛み合い、第2の複数の「V」字状の凹凸19と第4の複数の「V」字状の凹凸27とがお互いに噛み合うことで、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決め(縦方向および横方向での二次元方向での位置決め)がされるように構成されている。
さらに、上述した噛み合いにより、縦方向および横方向に直交する厚さ方向でも、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めがされるようになっている。この厚さ方向での位置決め位置は、縦方向および横方向で、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置をずらした場合でも、一定になっている。
第1の位置決め部材13は、図4で示すように、たとえば矩形な平板状(円板状等の矩形以外の平板状であってもよい。)に形成されており、図4(a)で示すように、厚さ方向の一方の面(一方の側)の一部に第1の複数の「V」字状の凹凸17が形成されており、厚さ方向の一方の面(他方の側)の他の一部に第2の複数の「V」字状の凹凸19が形成されている。
第1の位置決め部材13の厚さ方向の一方の面の残りの部位には、凹部29が設けられている。この凹部29は、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19と第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27との干渉を避けるためのものである。
すなわち、凹部29は、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19と第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27とがお互いに噛み合うことで、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めがされ、また、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19に対する第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27の噛み合わせ位置をずらすことで、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の異なる位置での位置決めがされたときに、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19と第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27との干渉を避けるために設けられている。
第1の位置決め部材13の厚さ方向の他方の面は平面状になっている。
第2の位置決め部材15も、図5で示すように、第1の位置決め部材13と同様にして、たとえば矩形な平板状(円板状等の矩形以外の平板状であってもよい。)に形成されており、図5(a)で示すように、厚さ方向の一方の面の一部に第3の複数の「V」字状の凹凸25が形成されており、厚さ方向の一方の面の他の一部に第4の複数の「V」字状の凹凸27が形成されている。
第2の位置決め部材15の厚さ方向の一方の面の残りの部位には、第1の位置決め部材13と同様に、凹部31が設けられている。この凹部31は、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19と第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27との干渉を避けるために設けられている。
第2の位置決め部材15の厚さ方向の他方の面は平面状になっている。
位置決め装置1についてさらに詳しく説明する。
第1の位置決め部材13では、前述したように、第1の複数の「V」字状の凹凸17と第2の複数の「V」字状の凹凸19とが、第1の位置決め部材13の厚さ方向の一方の側に設けられている。第1の複数の「V」字状の凹凸17は、縦方向にならんで、横方向の両端部に設けられている。
第1の複数の「V」字状の凹凸17は、図4(c)、(d)で示すように、横方向に直交する平面による断面形状が、「V」字状の一形態である台形(たとえば等脚台形)の波形状に形成されている。なお、台形の波形状に代えて三角(たとえば二等辺三角形もしくは正三角形)の波形状に形成されていてもよい。
さらに説明すると、図4(d)で示すように、第1の複数の「V」字状の凹凸17の上記断面形状は、お互いが同形状の複数の等脚台形33を所定のピッチP1で所定の方向にならべた波形状に形成されている。
上記所定の方向は、第1の複数の「V」字状の凹凸17がならんでいる方向(縦方向)であり、等脚台形33の下底や上底の延伸方向である。所定のピッチP1は、お互いに隣接している等脚台形33における一方の等脚台形33Aの中心点と、上記お互いに隣接している等脚台形33における他方の等脚台形33Bの中心点との間の距離であり、所定のピッチP1の値は、等脚台形33の下底の長さL1の値よりも大きく、等脚台形33の下底の長さL1と等脚台形33の上底L2の長さとの和の値よりも小さくなっている。
上記断面形状において、各等脚台形33の上底と、一対の斜辺と、お互いに隣接している等脚台形33(33A,33B)をつないでいる直線(接続直線)35とで構成されている波形状の線が、第1の位置決め部材13の複数の凹凸17における、第1の位置決め部材13の肉部と、第1の位置決め部材13の外側に空間との境界線になっている。
なお、互いに隣接している等脚台形33をつないでいる接続直線35は、図4(d)で示すように、等脚台形33の下底の延長線状にあり、お互いに隣接している等脚台形33における一方の等脚台形33Aの角(お互いに隣接している等脚台形における他方の等脚台形33Bに最も近い角)37と、お互いに隣接している等脚台形33における他方の等脚台形33Bの角(お互いに隣接している等脚台形における一方の等脚台形33Aに最も近い角)39とつないでいる。
また、第1の位置決め部材13の肉部と、第1の位置決め部材13の外側に空間との境界線では、等脚台形33を含む側の部位が、第1の位置決め部材13の肉部になっている。また、各等脚台形33の部位が、第1の複数の「V」字状の凹凸17の凸部を形成しており、各等脚台形33の間の部位が、第1の複数の「V」字状の凹凸17の凹部を形成している。
これから理解されるように、第1の複数の「V」字状の凹凸17は、ライン・アンド・スペースの形態で第1の位置決め部材13に設けられている。
また、第1の複数の「V」字状の凹凸17は、図4(b)で示すように、縦方向では、第1の位置決め部材13の全長にわたって設けられており、横方向では、第1の位置決め部材13の両端部に設けられている。ここで、両端部のうちの一方の端部は、第1の位置決め部材13の横方向の一端41と、この一端41から他端側に所定の距離だけ離れた箇所43との間の部位であり、両端部のうちの他方の端部は、第1の位置決め部材13の横方向の他端45からとこの他端から一端側に所定の距離だけ離れた箇所47との間の部位である。
第2の複数の「V」字状の凹凸19は、図4(b)で示すように、横方向にならんで横方向の中央部に設けられている。
また、第2の複数の「V」字状の凹凸19は、第1の複数の「V」字状の凹凸17と同様にして、縦方向に直交する平面による断面形状が、台形(たとえば等脚台形)の波形状もしくは三角(たとえば二等辺三角形もしくは正三角形)の波形状に形成されている。
さらに説明すると、第2の複数の「V」字状の凹凸19は、縦方向では、第1の位置決め部材13の全長にわたって設けられており、横方向では、第1の位置決め部材13の中央部に設けられている。
なお、第2の複数の「V」字状の凹凸19の形状は、第1の複数の「V」字状の凹凸17の形状と等しくなっているが、第2の複数の「V」字状の凹凸19の形状が、第1の複数の「V」字状の凹凸17の形状と異なっていてもよい。たとえば、ピッチP1が異なっていてもよい。
第1の位置決め部材13の凹部29は、縦方向では、第1の位置決め部材13の全長にわたって設けられており、横方向では、第2の複数の「V」字状の凹凸19と一方の第1の複数の「V」字状の凹凸17Aとの間、および、第2の複数の「V」字状の凹凸19と他方の第1の複数の「V」字状の凹凸17Bとの間に設けられている。
第1の複数の「V」字状の凹凸17の等脚台形33と第2の複数の「V」字状の凹凸19の等脚台形とは、第1の位置決め部材13の厚さ方向で同じところに位置しており、また、第1の位置決め部材13の凹部29での第1の位置決め部材13の厚さは、第1の複数の「V」字状の凹凸17の等脚台形33(第2の複数の「V」字状の凹凸19の等脚台形)の下底のところにおける第1の位置決め部材13の厚さよりも、薄くなっている。
第2の位置決め部材15でも、前述したように、第3の複数の「V」字状の凹凸25と第4の複数の「V」字状の凹凸27とは、図5で示すように、第2の位置決め部材15の厚さ方向の一方の側に設けられている。
第3の複数の「V」字状の凹凸25は、縦方向にならんで、横方向の両端部に設けられており、第1の複数の「V」字状の凹凸17と同様にして、横方向に直交する平面による断面形状が、台形(たとえば等脚台形)の波形状もしくは三角(たとえば二等辺三角形もしくは正三角形)の波形状に形成されている。
さらに説明すると、第3の複数の「V」字状の凹凸25は、縦方向では、第2の位置決め部材15の全長にわたって設けられており、横方向では、第2の位置決め部材15の両端部に設けられている。
第4の複数の「V」字状の凹凸27は、横方向にならんで横方向の中央部に設けられており、第1の複数の「V」字状の凹凸17や第2の複数の「V」字状の凹凸19と同様にして、縦方向に直交する平面による断面形状が、台形(たとえば等脚台形)の波形状もしくは三角(たとえば二等辺三角形もしくは正三角形)の波形状に形成されている。
さらに説明すると、第1の位置決め部材13と同様にして、第4の複数の「V」字状の凹凸27は、縦方向では、第2の位置決め部材15の全長にわたって設けられており、横方向では、第2の位置決め部材15の中央部に設けられている。
第2の位置決め部材15の凹部(干渉を避けるための凹部)31は、第2の位置決め部材15の全長にわたって設けられており、横方向では、第4の複数の「V」字状の凹凸27と一方の第3の複数の「V」字状の凹凸25との間、および、第4の複数の「V」字状の凹凸27と他方の第3の複数の「V」字状の凹凸25との間に設けられている。
第3の複数の「V」字状の凹凸25の等脚台形と第4の複数の「V」字状の凹凸27の等脚台形とは、第2の位置決め部材15の厚さ方向で同じところに位置しており、また、第2の位置決め部材15の凹部31での第2の位置決め部材15の厚さは、第3の複数の「V」字状の凹凸25の等脚台形(第4の複数の「V」字状の凹凸の等脚台形)の下底のところにおける第2の位置決め部材15の厚さよりも、薄くなっている。
なお、第1の位置決め部材13の凹部29と第2の位置決め部材15の凹部31とは、第2の位置決め部材15を横方向に移動して第1の位置決め部材13に対して位置決めしたときに、第1の複数の「V」字状の凹凸17と第4の複数の「V」字状の凹凸27とのお互いの干渉を避けるとともに第2の複数の「V」字状の凹凸19と第3の複数の「V」字状の凹凸25とのお互いの干渉を避けるために設けられている。
次に、第2の位置決め部材15を第1の位置決め部材13に対し横方向に移動して、第1の位置決め部材13に対して位置決めしたときの態様を、図3を参照して説明する。
図3(a)、(b)で示す態様では、第1の位置決め部材13の第1の複数の「V」字状の凹凸17の総てと第2の位置決め部材15の第3の複数の「V」字状の凹凸25の総てとがお互いに噛み合い、第1の位置決め部材13の第2の複数の「V」字状の凹凸19の総てと第2の位置決め部材15の第4の複数の「V」字状の凹凸27の総てとがお互いに噛み合うことで、縦方向、横方向および厚さ方向で、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めがされている。
この状態から、第1の位置決め部材13に対し第2の位置決め部材15をこの厚さ方向であって第1の位置決め部材13から離れる方向に移動して、第2の位置決め部材15を第1の位置決め部材13から離し、第2の位置決め部材15を第1の位置決め部材13に対して1ピッチP1だけ横方向に移動し、第1の位置決め部材13に対し第2の位置決め部材15をこの厚さ方向であって第1の位置決め部材13に近づく方向に移動して、第1の位置決め部材13の第1の複数の「V」字状の凹凸17と第2の位置決め部材15の第3の複数の「V」字状の凹凸25とをお互いに噛み合わせ第1の位置決め部材13の第2の複数の「V」字状の凹凸19と第2の位置決め部材15の第4の複数の「V」字状の凹凸27をお互いに噛み合せることで、図3(c)で示すように、第2の位置決め部材15が第1の位置決め部材13に対し左方向に1ピッチP1だけずれた状態になる。
ところで、縦方向、横方向および厚さ方向で、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めがされるのであれば、各凹凸17,19,25,27の配置を適宜変更してもよい。たとえば、第1の複数の「V」字状の凹凸17および第3の複数の「V」字状の凹凸25を横方向にならべ、第2の複数の「V」字状の凹凸19および第4の複数の「V」字状の凹凸27を縦方向にならべてもよい。
また、旋盤3の面板5には、第1の位置決め部材13を位置決めするための第1の位置決め部材位置決め部(図示せず)が設けられている。上記第1の位置決め部材位置決め部は、たとえば、第1の位置決め部材13の縦方向の端面および横方向の端面が突き当たる突き当てで構成されている。
また、第1の位置決め部材13は、たとえば、この横方向の両端41,45から突出している突出部49に設けられている貫通孔50と、ボルト(図示せず)とを用い、また、厚さ方向の他方の平面が面板5に当接し、上記第1の位置決め部材位置決め部に縦方向の端面および横方向の端面が突き当たることで、面板5の所定の位置で面板5に一体的に設置されるようになっている。上記所定の位置では、第1の位置決め部材13中心が、C軸上に存在している。
また、第2の位置決め部材15は、固定部(図示せず)によって、各凹凸17,19,25,27が噛み合ったときに、第1の位置決め部材13(面板5でもよい)に一体的に設置される(固定される)ようになっている。上記固定部として、ボルト、磁石、真空吸着等を掲げることができる。
たとえば、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19(等脚台形33の斜面の中央部)に多数の貫通孔を設け、この多数の貫通孔を介して、第2の位置決め部材15(図3の状態になっている第2の位置決め部材15)を真空吸着するように構成されている。
被加工物(ワーク)Wは、図1や図2で示すように、たとえば直方体状に形成されており、厚さ方向の一方の面に、バイト(刃具;切削工具)10によって、たとえば、複数の球冠状の凹部W1,W2,W3,W4・・・が切削加工で形成されるようになっている。複数の球冠状の凹部W1,W2,W3,W4・・・のピッチは、たとえば、各凹凸17,19,25,27のピッチP1と一致しているが、ピッチP1の整数倍になっていてもよい。
第2の位置決め部材15には、ワークWを第2の位置決め部材15に対して所定の位置に位置決めするためのワーク位置決め部(図示せず)が設けられている。上記ワーク位置決め部は、たとえば、ワークWの縦方向の端面および横方向の端面が突き当たる突き当てで構成されている。また、第2の位置決め部材15とワークWとをこれらの厚さ方向から見ると、上記所定の位置では、たとえば、第2の位置決め部材15の中心とワークWの中心とがお互いに一致している。
ワークWは、固定部(図示せず)をよって、第2の位置決め部材15に一体的に設置されるようになっている。上記固定部として、ボルト、磁石、真空吸着等を掲げることができる。
なお、すでに理解されるように、第1の位置決め部材13は、面板5に対して着脱自在になっている。ワークWは、第2の位置決め部材15に対して着脱自在になっている。
次に、位置決め装置1と、旋盤3とを備えて構成されている位置決めシステム51について、図1、図2等を参照しつつ説明する。
位置決めシステム51は、位置決め装置1の他に、位置決め部材設置体(たとえば旋盤3の面板5)と、第2の位置決め部材保持体53と、上述した固定部(第1の位置決め部材13と第2の位置決め部材15をお互いに固定する固定部;各位置決め部材固定部)と、CPU55とメモリ57とを備えて構成された制御部59とを備えて構成されている。
位置決め部材設置体(面板)5には、第1の位置決め部材13が一体的に設置されようになっている。
第2の位置決め部材保持体53は、たとえば、Y軸方向で第2の移動体9に対して移動位置決め自在になっている。これにより、第2の位置決め部材保持体53は、面板5に対してX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向で移動位置決め自在になっている。
Z軸方向は、位置決め部材設置体5に設置されている第1の位置決め部材13に第2の位置決め部材15を近づけて、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めをするときの第2の位置決め部材15の移動方向であり、また、位置決め部材設置体5に設置されている第1の位置決め部材13から第2の位置決め部材15を離すときの第2の位置決め部材15の移動方向である。
X軸方向やY軸方向は、第2の位置決め部材15の上記移動方向(Z軸方向)に対して交差する方向(たとえば直交する方向)である。
また、第2の位置決め部材保持体53は、第2の位置決め部材15を着脱自在になっている(保持し、また、解放することができるようになっている)。
上述した図示していない固定部(第1の位置決め部材13に第2の位置決め部材15を固定する固定部;各位置決め部材固定部)は、第1の位置決め部材13に第2の位置決め部材15の位置決めがされているときに第1の位置決め部材13に第2の位置決め部材15を固定するようになっている(固定しまたこの固定を解除自在になっている)。
制御部59は、予めメモリ57に記憶されている動作プログラムに基づき、次に示すようにして、位置決め部材保持体53と上記各位置決め部材固定部とを制御するよういなっている。
すなわち、まず、面板5に所定の位置に固定されている第1の位置決め部材13に第2の位置決め部材15の位置決めがされている状態で、位置決め部材保持体53を第2の位置決め部材15に係合させて、位置決め部材保持体53で第2の位置決め部材15を保持するようになっている。
続いて、上記保持後に、上記各位置決め部材固定部での第1の位置決め部材13と第2の位置決め部材15との固定を解除し、位置決め部材保持体53を第2の位置決め部材15とともに第1の位置決め部材13から離す方向に移動(第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19から第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27が完全に抜けるまで移動)するようになっている。
続いて、上記移動後に、第2の位置決め部材15を保持している位置決め部材保持体53を、第2の位置決め部材15の移動方向(Z軸方向)に対して交差する方向(X軸方向やY軸方向)に所定の距離だけ移動して位置決めするようになっている。
この移動位置決め後に、位置決め部材設置体(面板)5に設置されている第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19と、位置決め部材保持体53に保持されている第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27とがお互いに噛み合うまで、第2の位置決め部材15を保持している位置決め部材保持体53を、位置決め部材設置体5に設置されている第1の位置決め部材13に近づけて、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めをするようになっている。
続いて、上記位置決め後に、上記各位置決め部材固定部で第1の位置決め部材13と第2の位置決め部材15をお互いに固定するようになっている。
続いて、位置決め部材保持体53が第2の位置決め部材15の保持を解除して第2の位置決め部材15から離れるようになっている。
次に、位置決めシステム51の動作について説明する。
初期状態として、第3の移動体11に切削工具10が設置されており、面板(位置決め部材設置体)5に第1の位置決め部材13が設置されており、第2の位置決め部材15が第1の位置決め部材13に設置されており、第2の位置決め部材15にワークWが設置されているものとする。
上記初期状態で、制御部59の制御の下、面板5をたとえば一方向に回転し、これによってワークWがC軸を中心にして回転しているときに、バイト10(第3の移動体11)を面板5に対して適宜移動し、1つ目の凹部W1を加工する(図6(a)参照)。なお、すでに理解されるように、1つ目の凹部W1の中心は、C軸上に存在している。なお、図6では、位置決め装置1の表示を省略している。
この加工が終えた後、面板5の回転を停止する。この停止状態では、たとえば、第1の位置決め部材13や第2の位置決め部材15の縦方向がY軸方向になっており、第1の位置決め部材13や第2の位置決め部材15の横方向がX軸方向になっている。
続いて、面板5の回転の停止後、第2の位置決め部材保持体53等を用い、上述したようにして、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置をX軸方向やY軸方向で適宜ずらして、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の再度の位置決めをする。
この再度の位置決め後に、面板5をたとえば一方向に回転し、これによってワークWがC軸を中心にして回転しているときに、バイト10(第3の移動体11)を面板5に対して適宜移動し、2つ目の凹部W2を加工する(図6(b)参照)。2つ目の凹部W2の中心は、すでに理解されるように、C軸上に存在している。以下、同様にして、3つ目以降の凹部W3・・を加工する。
なお、上記説明では、第2の位置決め部材保持体53を用いて、第2の位置決め部材15の移動位置決めをしているが、手動によって第2の位置決め部材15の移動位置決めをしてもよい。
位置決め装置1によれば、第1の位置決め部材13の複数の「V」字状の凹凸17,19に対する第2の位置決め部材15の複数の「V」字状の凹凸25,27の噛み合わせ位置をずらすことで、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の異なる位置での位置決めがされるように構成されているので、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置合わせに要する時間を短縮することができ、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置合わせ精度を向上させることができ、しかも、第1の位置決め部材13に対して第2の位置決め部材15を、位置ずれが発生しないように強固に固定することができる。
また、第2の位置決め部材15に被加工物Wが固定されていることで、被加工物Wの位置合わせに要する時間を短縮することができ、被加工物Wの位置合わせ精度が向上し、被加工物Wの位置合わせの作業性が向上する。
また、位置決め装置1によれば、第1の複数の「V」字状の凹凸17と第3の複数の「V」字状の凹凸25とが噛み合い、第2の複数の「V」字状の凹凸19と第4の複数の「V」字状の凹凸27とが噛み合うことで、X軸方向およびY軸方向での二次元方向で、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めがなされるように構成されているので、被加工物Wの複数個所(X軸方向およびY軸方向での二次元方向にたとえば所定のピッチでならんでいる加工箇所)の位置関係を、1mm以下の細かいピッチP1に設置しても、正確なものとすることができる。
また、位置決め装置1によれば、位置決め部材保持体53によって第2の位置決め部材15の移動がなされるので、各位置決め部材13,15の凹凸17,19,25,27ピッチP1が、肉眼では見にくい大きさ(たとえば1mmに満たない小さい値)であっても、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置の変更を容易に行うことができる。
なお、各位置決め部材13,15の凹凸を削除し、各位置決め部材13,15の平面同士をお互いに面接触させて、第1の位置決め部材13に対する第2の位置決め部材15の位置決めをするようにしてもよい。
すなわち、次のように位置決めシステム構成してもよい。
第1の位置決め部材と、第2の位置決め部材とを備え、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置をずらすことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されている位置決め装置と、前記第1の位置決め部材が設置される位置決め部材設置体と、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を近づけて、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをするときの、前記第2の位置決め部材の移動方向と、前記第2の位置決め部材の移動方向に対して交差する方向とで、前記位置決め部材設置体対して移動位置決め自在であるとともに、前記第2の位置決め部材を着脱自在な位置決め部材保持体と、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされているときに前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を固定する固定部と、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態で、前記位置決め部材保持体で前記第2の位置決め部材を保持し、この保持後に、前記固定部での前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材との固定を解除し、前記位置決め部材保持体を前記第1の位置決め部材から離す方向に移動し、この移動後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記第2の位置決め部材の移動方向に対して交差する方向に移動位置決めし、この移動位置決め後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に近づけて、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材が係合させ、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをし、この位置決め後に、前記固定部で前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材を固定するように、前記位置決め部材保持体と前記固定部とを制御する制御部とを有する位置決めシステムとしてもよい。
このように構成された位置決めシステムによれば、第1の位置決め部材と第2の位置決め部材とがそれぞれの平面がお互いに接触することで係合しているので、第1の位置決め部材に対する第2の位置決め部材の位置を、段階的でなく連続した範囲での中途の任意の位置で行うことができる。
また、上述したものを、被加工物の加工方法の発明として把握してもよい。
すなわち、複数の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第1の位置決め部材と、複数の第2の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第2の位置決め部材とを有し、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸と、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸とがお互いに噛み合うことで、第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸がならんでいる方向および第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸がならんでいる方向で、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸に対する前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸の噛み合わせ位置をずらすことで、第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸がならんでいる方向および第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸がならんでいる方向で、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されている位置決め装置を用いた被加工物の加工方法において、第1の位置決め部材が位置決め部材設置体に一体的に設置される設置されており、前記第2の位置決め部材の所定の位置に被加工物が一体的に設置されており、前記第1の位置決め部材に対して所定の位置で前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態(第1の位置決め部材と第2の位置決め部材とが一体化している状態)で、前記第1の位置決め部材を所定の軸(C軸)を回転中心にして回転しつつ、刃具を用いて、前記加工物の所定の箇所に加工を施す第1の加工工程と、前記第1の加工工程での加工後に、第2の位置決め部材の所定の位置に被加工物が一体的に設置されている状態を維持しつつ、前記第1の位置決め部材に対して前記所定の位置とは異なる所定の位置で前記第2の位置決め部材を再び位置決めし、この位置決めがされている状態(第1の位置決め部材と第2の位置決め部材とが一体化している状態)で、前記第1の位置決め部材を、第1の加工工程と同じ所定の軸(C軸)を回転中心にして回転しつつ、上記刃具を用いて、前記加工物の所定の箇所に加工を施す第2の加工工程とを有する被加工物の加工方法として把握してもよい。
なお、上記説明では、X軸方向およびZ軸方向を水平方向とし、Y軸方向を鉛直方向としているが、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向とがお互いに直交しているのであれば、X軸方向もしくはZ軸方向を鉛直方向としてもよいし、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向が斜めの方向になっていてもよい。
1 位置決め装置
5 位置決め部材設置体(面板)
13 第1の位置決め部材
15 第2の位置決め部材
17 第1の複数の「V」字状の凹凸
19 第2の複数の「V」字状の凹凸
25 第3の複数の「V」字状の凹凸
27 第4の複数の「V」字状の凹凸
53 位置決め部材保持体
59 制御部

Claims (6)

  1. 複数の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第1の位置決め部材と、
    複数の第2の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第2の位置決め部材と、
    を有し、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸と、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸に対する前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸の噛み合わせ位置をずらすことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されていることを特徴とする位置決め装置。
  2. 請求項1に記載の位置決め装置において、
    前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸は、所定の一方向にならんでいる第1の複数の「V」字状の凹凸と、前記所定の一方向に対して交差する方向にならんでいる第2の複数の「V」字状の凹凸とを備えて構成されており、
    前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸は、所定の一方向にならんでいる第3の複数の「V」字状の凹凸と、前記所定の一方向に対して交差する方向にならんでいる第4の複数の「V」字状の凹凸とを備えて構成されており、
    前記第1の複数の「V」字状の凹凸と前記第3の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合い、前記第2の複数の「V」字状の凹凸と前記第4の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるように構成されていることを特徴とする位置決め装置。
  3. 請求項2に記載の位置決め装置において、
    前記第1の位置決め部材は、矩形な平板状に形成されており、
    前記第1の複数の「V」字状の凹凸と前記第2の複数の「V」字状の凹凸とは、前記第1の位置決め部材の厚さ方向の一方の側に設けられており、
    前記第1の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向にならんで、横方向の両端部に設けられており、
    前記第1の複数の「V」字状の凹凸は、横方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されており、
    前記第2の複数の「V」字状の凹凸は、横方向にならんで横方向の中央部に設けられており、
    前記第2の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されており、
    前記第2の位置決め部材も、矩形な平板状に形成されており、
    前記第3の複数の「V」字状の凹凸と前記第4の複数の「V」字状の凹凸とは、前記第2の位置決め部材の厚さ方向の一方の側に設けられており、
    前記第3の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向にならんで、横方向の両端部に設けられており、
    前記第3の複数の「V」字状の凹凸は、横方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されており、
    前記第4の複数の「V」字状の凹凸は、横方向にならんで横方向の中央部に設けられており、
    前記第4の複数の「V」字状の凹凸は、縦方向に直交する平面による断面形状が、台形の波形状もしくは三角の波形状に形成されていることを特徴とする位置決め装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の位置決め装置と、
    前記第1の位置決め部材が設置される位置決め部材設置体と、
    前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を近づけて、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをするときの、前記第2の位置決め部材の移動方向と、この移動方向に対して交差する方向とで、前記位置決め部材設置体に対して移動位置決め自在であるとともに、前記第2の位置決め部材を着脱自在な位置決め部材保持体と、
    前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされているときに前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を固定する固定部と、
    前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態で、前記位置決め部材保持体で前記第2の位置決め部材を保持し、この保持後に、前記固定部での前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材との固定を解除し、前記位置決め部材保持体を前記第1の位置決め部材から離す方向に移動し、この移動後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記第2の位置決め部材の移動方向に対して交差する方向に移動位置決めし、この移動位置決め後に、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸と、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うまで、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に近づけて、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをし、この位置決め後に、前記固定部で前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材を固定するように、前記位置決め部材保持体と前記固定部とを制御する制御部と、
    を有することを特徴とする位置決めシステム。
  5. 第1の位置決め部材と、第2の位置決め部材とを備え、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置をずらすことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されている位置決め装置と、
    前記第1の位置決め部材が設置される位置決め部材設置体と、
    前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を近づけて、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをするときの、前記第2の位置決め部材の移動方向と、この移動方向に対して交差する方向とで、前記位置決め部材設置体に対して移動位置決め自在であるとともに、前記第2の位置決め部材を着脱自在な位置決め部材保持体と、
    前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされているときに前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材を固定する固定部と、
    前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態で、前記位置決め部材保持体で前記第2の位置決め部材を保持し、この保持後に、前記固定部での前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材との固定を解除し、前記位置決め部材保持体を前記第1の位置決め部材から離す方向に移動し、この移動後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記第2の位置決め部材の移動方向に対して交差する方向に移動位置決めし、この移動位置決め後に、前記第2の位置決め部材を保持している前記位置決め部材保持体を、前記位置決め部材設置体に設置されている第1の位置決め部材に近づけて、前記第1の位置決め部材に前記第2の位置決め部材が係合させ、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めをし、この位置決め後に、前記固定部で前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材を固定するように、前記位置決め部材保持体と前記固定部とを制御する制御部と、
    を有することを特徴とする位置決めシステム。
  6. 複数の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第1の位置決め部材と、複数の第2の「V」字状の凹凸がならんで設けられている第2の位置決め部材とを有し、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸と、前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸とが噛み合うことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の位置決めがされるとともに、前記第1の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸に対する前記第2の位置決め部材の複数の「V」字状の凹凸の噛み合わせ位置をずらすことで、前記第1の位置決め部材に対する前記第2の位置決め部材の異なる位置での位置決めがされるように構成されている位置決め装置を用いた被加工物の加工方法において、
    前記第2の位置決め部材の所定の位置に被加工物が設置されており、前記第1の位置決め部材に対して所定の位置で前記第2の位置決め部材の位置決めがされている状態で、前記第1の位置決め部材を所定の軸を回転中心にして回転しつつ、前記加工物の所定の箇所に加工を施す第1の加工工程と、
    前記第1の加工工程での加工後に、前記第1の位置決め部材に対して前記所定の位置とは異なる所定の位置で前記第2の位置決め部材を位置決めし、この位置決めがされている状態で、前記第1の位置決め部材を、第1の加工工程と同じ所定の軸を回転中心にして回転しつつ、前記加工物の所定の箇所に加工を施す第2の加工工程と、
    を有することを特徴とする被加工物の加工方法。
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