JP2015006713A - 歯車加工装置 - Google Patents

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恒 小林
Hisashi Kobayashi
恒 小林
英紀 柴田
Hidenori Shibata
英紀 柴田
幹 水野
Miki Mizuno
幹 水野
明 齋藤
Akira Saito
明 齋藤
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Abstract

【課題】突条工具刃の形状の高精度化を図ることができる歯車加工装置を提供する。
【解決手段】加工用工具10は、外周に複数の突条工具刃11,11を有し、それぞれの突条工具刃11の径方向外面11aは、突条工具刃11の延在方向に亘って同一径Doに形成される。駆動装置21〜27は、第一平面(Y−Z平面)に対して被加工物Wおよび加工用工具10をその法線方向(X軸方向)に投影した場合に被加工物Wの中心軸線Lwと加工用工具10の中心軸線Lcとを傾斜した状態とし、第二平面(X−Z平面)に対して被加工物Wおよび加工用工具10をその法線方向(Y軸方向)に投影した場合に被加工物Wの中心軸線Lwと加工用工具10の中心軸線Lcとを傾斜した状態とし、被加工物Wの回転と加工用工具10の回転とを同期させながら、加工用工具10を被加工物Wに対して被加工物Wの中心軸線Lw方向に直進させることで、被加工物Wに歯車を加工する。
【選択図】図8

Description

本発明は、歯車加工装置に関するものである。
歯車の加工方法として、特開2012−45687号公報(特許文献1)に記載されている方法が知られている。この種の加工方法は、外周に複数の突条工具刃を有する加工用工具を用いて、被加工物の中心軸線と加工用工具の中心軸線とを傾斜させた状態で、被加工物と加工用工具とを同期回転させながら、加工用工具を被加工物の中心軸線方向に直進させるものである。この加工用工具の径方向外面が円錐状に形成されている。
特開2012−45687号公報
ところで、加工用工具が摩耗した場合、加工用工具の突条工具刃を再び成形する必要がある。しかしながら、加工用工具の径方向外面が円錐状に形成されているため、それぞれの突条工具刃の外径が、軸方向位置において異なる。この場合、周方向に隣り合う突条工具刃の間隔を同程度とするためには、それぞれの突条工具刃の周方向幅を、軸方向位置において異なるようにしなければならない。このように、突条工具刃の形状が非常に複雑となる。その結果、突条工具刃を再び成形する際において、突条工具刃の形状精度が低下する原因となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、突条工具刃の形状の高精度化を図ることができる歯車加工装置を提供することを目的とする。
(請求項1)本手段に係る歯車加工装置は、外周に複数の突条工具刃を有する加工用工具と、前記加工用工具をその中心軸線回りに回転させ、かつ、被加工物をその中心軸線回りに回転させ、前記加工用工具を前記被加工物に対して相対的に移動することで、前記被加工物に歯車を形成する駆動装置とを備える。
前記複数の突条工具刃のそれぞれの径方向外面は、前記突条工具刃の延在方向に亘って同一径に形成される。
ここで、前記被加工物の中心軸線と前記被加工物の加工点を通る平面を平面Aと定義し、前記平面Aに直交しかつ前記被加工物の中心軸線を通る平面を平面Bと定義する。
このとき、前記駆動装置は、前記平面Aに平行な第一平面に対して前記被加工物および前記加工用工具を前記第一平面の法線方向から投影した場合に、前記被加工物の中心軸線と前記加工用工具の中心軸線とを傾斜した状態とし、かつ、前記平面Bに平行な第二平面に対して前記被加工物および前記加工用工具を前記第二平面の法線方向から投影した場合に、前記被加工物の中心軸線と前記加工用工具の中心軸線とを傾斜した状態とし、前記被加工物の回転と前記加工用工具の回転とを同期させながら、前記加工用工具を前記被加工物に対して前記被加工物の中心軸線方向に直進させることで、前記被加工物に歯車を加工する。
本手段に係る歯車加工装置において、加工用工具の突条工具刃の径方向外面は、突条工具刃の延在方向に亘って同一径に形成されている。従って、突条工具刃の形状が非常に簡易的な形状となる。その結果、加工用工具が摩耗した後において、加工用工具の突条工具刃を再び成形する際に、突条工具刃の形状を高精度に所望の形状に成形することができる。
また、歯車を加工する際には、駆動装置が、第一平面および第二平面に対して被加工物および加工用工具をそれぞれの法線方向から投影した場合に、被加工物の中心軸線と加工用工具の中心軸線とが傾斜するようにしている。第二平面に対して投影した場合に、両者の中心軸線を傾斜させることにより、加工点における両者の相対速度を発生させることができる。これにより、加工用工具により被加工物を加工することができる。
さらに、第一平面に対して投影した場合に、両者の中心軸線を傾斜させることにより、加工時の逃げ角を確保することができる。従って、突条工具刃における加工点以外の部分が、被加工物に接触することを回避できる。ここで、従来の加工用工具は円錐状であったため、それ自体が逃げ角を有していた。これに対して、本手段においては、上記の通り第一平面に対して投影した場合に加工用工具の中心軸線を被加工物の中心軸線に対して傾斜させることにより、加工時の逃げ角を確保している。このように、本手段によれば、加工用工具を上記の通り簡易な形状としたとしても、確実に加工時の逃げ角を確保できるため、被加工物に歯車を確実に成形することができる。
以下に、本手段に係る歯車加工装置の好適態様について説明する。
(請求項2)好ましくは、それぞれの前記突条工具刃の径方向外面における周方向幅は、前記突条工具刃の延在方向に亘って同一幅に形成される。このように、周方向に隣り合う突条工具刃の間隔を同程度とすることができる。従って、突条工具刃の形状が非常に簡易的な形状となる。その結果、加工用工具が摩耗した後において、加工用工具の突条工具刃を再び成形する際に、突条工具刃の形状を高精度に所望の形状に成形することができる。
(請求項3)好ましくは、それぞれの前記突条工具刃は、前記加工用工具の中心軸線方向に平行に形成される。ここで、すくい面は、それぞれの突条工具刃の軸線方向端面となる。そして、突条工具刃を加工用工具の中心軸線方向に平行に形成することで、すくい面を加工用工具の中心軸線を中心とする円錐形状とすることができる。従って、すくい面の形成が非常に容易となる。
(請求項4)好ましくは、それぞれの前記突条工具刃の軸線方向端面は、すくい面を形成し、前記突条工具刃の径方向外面とのなす角度が鋭角となるように形成され、かつ、前記加工用工具の中心軸線に直交する平面に対してなす鋭角が第一角度θ1となるように形成され、前記駆動装置は、前記第一平面に対して前記被加工物および前記加工用工具を前記第一平面の法線方向から投影した場合に、前記被加工物の中心軸線と前記加工用工具の中心軸線とのなす鋭角を、前記第一角度θ1より小さな第二角度θ2に設定し、前記すくい面による加工時のすくい角は、前記第一角度θ1から前記第二角度θ2を減算した角度(θ1−θ2)とする。
突条工具刃の軸千法後端面の形状、および、第二平面において両者の中心軸線の傾斜角度を上記のように設定することで、加工時のすくい角を(θ1−θ2)に設定することができる。このように、両者の中心軸線の傾斜角度を変更することにより、加工時のすくい角を変更できる。従って、加工時のすくい角の設定が容易となる。
(請求項5)また、好ましくは、前記駆動装置は、前記加工用工具を前記被加工物に対して直交する3方向のそれぞれに相対的に直進させる直進手段と、前記被加工物をその中心軸線回りに回転させる第一回転手段と、前記加工用工具をその中心軸線回りに回転させる第二回転手段と、前記被加工物および前記加工用工具の一方を、前記被加工物の中心軸線に直交する第一軸線回りに回転させる第三回転手段と、前記被加工物および前記加工用工具の一方を、前記被加工物の中心軸線および前記第一軸線に直交する第二軸線回りに回転させる第四回転手段とを備える。このように、駆動装置は、3つの直進軸と4つの回転軸とを備える。これにより、確実に、上記のような動作を可能とする。
本発明の第一実施形態の加工用工具の斜視図である。 図1の加工用工具の部分断面模式図である。 図2の加工用工具の突条工具刃が摩耗した後において、突条工具刃を再び成形した状態における加工用工具の部分断面模式図である。 歯車加工の際において、被加工物と加工用工具の相対位置のうちZ軸方向から見た模式図である。 歯車加工の際において、被加工物と加工用工具の相対位置のうちX軸方向から見た模式図であって、第一平面に投影した図に相当する。 歯車加工の際において、被加工物と加工用工具の相対位置のうちY軸方向から見た模式図であって、第二平面に投影した図に相当する。 被加工物に対する歯車の加工途中状態における、被加工物と加工用工具の相対位置のうちY軸方向から見た図である。 被加工物に対する歯車の加工完了状態における、被加工物と加工用工具の相対位置のうちY軸方向から見た図である。 第一実施形態における歯車加工装置の構成を示す模式図である。 図9の歯車加工装置の機能ブロック図である。 第二実施形態における歯車加工装置の構成を示す模式図である。 図11の歯車加工装置の機能ブロック図である。 第三実施形態における加工用工具の部分断面模式図である。 図13の加工用工具の突条工具刃が摩耗した後において、突条工具刃を再び成形した状態における加工用工具の部分断面模式図である。
以下、本発明の歯車加工装置を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第一実施形態>
(歯車加工に用いる加工用工具)
本実施形態の歯車加工装置に適用され、歯車加工に用いる加工用工具10について、図1〜図3を参照して説明する。図1および図2に示すように、加工用工具10は、外周に複数の突条工具刃11,11を有する。本実施形態においては、それぞれの突条工具刃11は、加工用工具10の中心軸線Lcに対してねじれ角γ1を有する。
加工用工具10のそれぞれの突条工具刃11の径方向外面11aは、図1および図2に示すように、突条工具刃11の延在方向に亘って同一の外径Doに形成されている。また、周方向に隣り合う突条工具刃11,11の間の谷部も、同一の外径Diに形成されている。さらに、それぞれの突条工具刃11の径方向外面11aにおける周方向幅は、突条工具刃11の延在方向に亘って同一の幅Tに形成されている。つまり、周方向に隣り合う突条工具刃11の間隔を同程度とすることができる。
さらに、それぞれの突条工具刃11の軸線方向端面(図1の上方端面)11bは、すくい面を構成する。このすくい面である軸線方向端面11bは、突条工具刃11の径方向外面11aとのなす角度φ1が鋭角となるように形成されている。つまり、加工用工具10の中心軸線Lcに直交する平面に対してなす鋭角が第一角度θ1となるように形成されている。ここで、後述するが、第一角度θ1は、加工時のすくい角ではない。
このように形成される加工用工具10は、歯車を加工する際に、径方向外面11aのうち軸線方向端面11b側の部位およびすくい面を構成する軸線方向端面11bが摩耗する。そこで、再び加工用工具10を成形することにより、加工用工具10の加工部位の形状を高精度に再現し続けることができる。加工用工具10の初期の軸線方向幅は、図2に示すように、H1であるとする。
そして、突条工具刃11を再び成形した場合には、図3に示すように、軸線方向幅がH2となる。なお、図3において、二点鎖線にて、初期の形状を図示する。つまり、加工用工具10の軸線方向幅がH1からH2へ短くなる。このとき、突条工具刃11の径方向外面11aの外径Do、径方向外面11aの周方向幅Tとなり、初期状態と同一である。さらに、軸線方向端面11bと突条工具刃11の径方向外面11aとのなす角度φ1、軸線方向端面11bと加工用工具10の中心軸線Lcに直交する平面とのなす鋭角は、初期状態の第一角度θ1と同一である。
このように、突条工具刃11を成形した前後において、軸線方向幅H1,H2以外は、全て同一形状を維持する。以上より、突条工具刃11の形状が非常に簡易的な形状となる。その結果、加工用工具10が摩耗した後において、加工用工具10の突条工具刃11を再び成形する際に、突条工具刃11の形状を高精度に所望の形状に成形することができる。
(歯車加工の基本動作)
次に、上述した加工用工具10を用いて、被加工物Wの外周面または内周面に歯車を加工する際の基本動作について、図4〜図6を参照して説明する。本実施形態においては、被加工物Wの外周面に歯車を加工する場合を例に挙げるが、内周面に歯車を加工する場合も実質的に同様である。ここで、図4〜図6において、加工用工具10の外周には、上述したように突条工具刃11を有するが、簡略しているため突条工具刃11を図示していない。
また、被加工物Wの中心軸線Lwの方向をZ軸方向とし、被加工物Wの径方向のうち被加工物Wの中心軸線Lwと被加工物Wの加工点Pとを結ぶ方向をY軸方向とし、被加工物Wの径方向のうち被加工物Wの中心軸線Lwと被加工物Wの加工点Pとを結ぶ方向に垂直な方向をX軸方向とする。つまり、図4は、Z軸方向から見た図であり、図5は、X軸方向から見た図であり、図6は、Y軸方向から見た図である。
被加工物Wと加工用工具10の相対的な角度を、図4〜図6のような状態とする。すなわち、被加工物Wの中心軸線Lwと加工用工具10の中心軸線Lcとは、ねじれた状態である。
ここで、図6に示すように、被加工物Wの中心軸線Lwと被加工物Wの加工点Pを通る平面を平面Aと定義する。つまり、平面Aは、Y−Z平面に平行であって、被加工物Wの中心軸線Lwを通る平面である。また、図5に示すように、平面Aに直交しかつ被加工物Wの中心軸線Lwを通る平面を平面Bと定義する。つまり、平面Bは、X−Z平面に平行であって、被加工物Wを通る平面である。そして、平面Aに平行な平面を第一平面とし、平面Bに平行な平面を第二平面とする。つまり、第一平面は、Y−Z平面に平行であり、第二平面は、X−Z平面に平行である。
このとき、図5に示すように、第一平面(Y−Z平面に平行な平面)に対して被加工物Wおよび加工用工具10を第一平面の法線方向(X軸方向)から投影した場合に、被加工物Wの中心軸線Lwと加工用工具10の中心軸線Lcとを、第二角度θ2を有して傾斜した状態とする。この第二角度θ2は、突条工具刃11の軸線方向端面11bと加工用工具10の中心軸線Lcに直交する平面とのなす鋭角(第一角度)θ1より小さな角度である。
さらに、図6に示すように、第二平面(X−Z平面に平行な平面)に対して被加工物Wおよび加工用工具10を第二平面の法線方向(Y軸方向)から投影した場合に、被加工物Wの中心軸線Lwと加工用工具10の中心軸線Lcとを、第三角度θ3を有して傾斜した状態とする。第三角度θ3は、突条工具刃11の加工用工具10の中心軸線Lcに対するねじれ角γ1と、被加工物Wに形成される歯車のねじれ角γ2との合計となる。つまり、第三角度θ3は、被加工物Wに形成する歯車のねじれ角γ2を決定するための角度である。
続いて、被加工物Wを中心軸線Lw回りに回転させると共に、加工用工具10を中心軸線Lc回りに回転させる。このとき、被加工物Wの回転と加工用工具10の回転とは、加工点におけるそれぞれの周速が同一となるように同期されている。ただし、上述したように、被加工物Wの中心軸線Lwと加工用工具10の中心軸線Lcとはねじれているため、それぞれの周速が同一であったとしても、加工点Pにおけるそれぞれの接線ベクトル方向が異なるため、両者に相対速度を有することになる。これにより、加工用工具10により被加工物Wを加工することができる。
さらに、両者を同期回転させながら、加工用工具10を被加工物Wに対して被加工物Wの中心軸線Lw方向に直進させる(図5および図6の太い矢印にて図示)。本実施形態においては、加工用工具10をZ軸方向に固定しておき、被加工物WをZ軸方向に移動させる。その結果、被加工物Wには、歯車が形成される。
図5〜図6においては、被加工物Wに形成される歯車がねじれ角γ2を有する場合を図示しているが、第三角度θ3を加工用工具10のねじれ角γ1に一致させることで、ねじれ角γ2がゼロにできる。また、上記のような歯車加工において、加工時のすくい角は、第一角度θ1から第二角度θ2を減算した角度(θ1−θ2)となる。また、加工時の逃げ角は、第二角度θ2となる。従って、加工時の逃げ角を確保することにより、突条工具刃11における加工点P以外の部分が、被加工物Wに接触することを回避できる。つまり、加工用工具10を上記のように簡易な形状としたとしても、確実に加工時の逃げ角を確保することができる。さらに、第二角度θ2を調整することで、加工時のすくい角および加工時の逃げ角を容易に変更することができる。
ここで、図7および図8に、Y軸方向から見た場合の加工用工具10および被加工物Wを示す。つまり、これらは、図6に対応する図、すなわち第二平面(X−Z平面)に被加工物Wおよび加工用工具10を第二平面の法線方向(Y軸方向)から投影した図である。図7は、歯車の加工途中状態における両者の相対位置を示し、図8は、歯車の加工終了状態における両者の相対位置を示す。なお、図7および図8においては、被加工物Wに加工された歯車のねじれ角γ2は、ゼロとしている。
(歯車加工装置の構成)
上述した歯車加工方法を実現する歯車加工装置100について、図9および図10を参照して説明する。図9および図10に示すように、歯車加工装置100は、被加工物Wを固定するテーブル(図示せず)を、機械設置面に対して、相互に直交する3方向(X軸、Y軸およびZ軸)に直進可能とするX軸,Y軸,Z軸駆動装置21,22,23(直進手段)を備える。さらに、歯車加工装置100は、被加工物Wを被加工物Wの中心軸線Lw回り(Z軸回り:C軸)に回転させるC軸駆動装置24(第一回転手段)と、被加工物WをY軸回り(B軸)に回転させるB軸駆動装置25(第三回転手段)とを備える。
また、歯車加工装置100は、加工用工具10をその中心軸線Lc回り(W軸)に回転させるW軸駆動装置26(第二回転手段)と、加工用工具10をX軸に平行な軸線回り(U軸)に回転させるU軸駆動装置27(第四回転手段)とを備える。つまり、歯車加工装置100は、3つの直進軸(X,Y,Z軸)と4つの回転軸(B,C,U,W軸)とを有する7軸加工機である。さらに、歯車加工装置100は、各駆動装置21〜27を制御する制御装置30を備える。このように構成される歯車加工装置100により、確実に、上述した歯車加工を実現できる。
<第二実施形態>
上記実施形態とは異なる機械構成について、図11および図12を参照して説明する。本実施形態に係る歯車加工装置200は、上記実施形態におけるU軸駆動装置27に換えて、A軸駆動装置127を備える。
すなわち、図11および図12に示すように、歯車加工装置200は、被加工物Wを固定するテーブル(図示せず)を、機械設置面に対して、相互に直交する3方向(X軸、Y軸およびZ軸)に直進可能とするX軸,Y軸,Z軸駆動装置21,22,23(直進手段)を備える。さらに、歯車加工装置200は、被加工物Wを被加工物Wの中心軸線Lw回り(Z軸回り:C軸)に回転させるC軸駆動装置24(第一回転手段)と、被加工物WをY軸回り(B軸)に回転させるB軸駆動装置25(第三回転手段)と、被加工物WをX軸回り(A軸)に回転させるA軸駆動装置127(第四回転手段)とを備える。
また、歯車加工装置200は、加工用工具10をその中心軸線Lc回り(W軸)に回転させるW軸駆動装置26(第二回転手段)を備える。つまり、歯車加工装置200は、3つの直進軸(X,Y,Z軸)と4つの回転軸(A,B,C,W軸)とを有する7軸加工機である。さらに、歯車加工装置200は、各駆動装置21〜26,127を制御する制御装置230を備える。このように構成される歯車加工装置200により、確実に、上述した歯車加工を実現できる。
<第三実施形態>
次に、加工用工具10の他の形態について、図13および図14を参照して説明する。図13に示すように、加工用工具10のそれぞれの突条工具刃11は、加工用工具10の中心軸線Lcに平行に形成されている。つまり、突条工具刃11は、中心軸線Lcに対してねじれ角を有しない。
この場合、すくい面は、突条工具刃11の軸線方向端面11bである。そして、全ての突条工具刃11の軸線方向端面11bは、円錐形状の同一曲面上に位置する。従って、すくい面の形成が非常に容易となる。突条工具刃11が摩耗後に再び成形する場合を図14に示す。図14に示すように、再び成形する際においても、すくい面が円錐形状の同一曲面上に位置するため、突条工具刃11の軸線方向端面11bの成形が非常に容易となる。
10:加工用工具、 11:突条工具刃、 11a:突条工具刃の径方向外面、 11b:突条工具刃の軸線方向端面、 21〜23:駆動装置(直進手段)、 24:C軸駆動装置(第一回転手段)、 25:B軸駆動装置(第三回転手段)、 26:W軸駆動装置(第二回転手段)、 27:U軸駆動装置(第四回転手段)、 127:A軸駆動装置(第四回転手段)、 100,200:歯車加工装置、 Do:突条工具刃の径方向外面の外径、 Lc:加工用工具の中心軸線、 Lw:被加工物の中心軸線、 P:加工点、 T:突条工具刃の周方向幅、 W:被加工物

Claims (5)

  1. 外周に複数の突条工具刃を有する加工用工具と、
    前記加工用工具をその中心軸線回りに回転させ、かつ、被加工物をその中心軸線回りに回転させ、前記加工用工具を前記被加工物に対して相対的に移動することで、前記被加工物に歯車を形成する駆動装置と、
    を備える歯車加工装置であって、
    前記複数の突条工具刃のそれぞれの径方向外面は、前記突条工具刃の延在方向に亘って同一径に形成され、
    前記被加工物の中心軸線と前記被加工物の加工点を通る平面を平面Aと定義し、前記平面Aに直交しかつ前記被加工物の中心軸線を通る平面を平面Bと定義し、
    前記駆動装置は、
    前記平面Aに平行な第一平面に対して前記被加工物および前記加工用工具を前記第一平面の法線方向から投影した場合に、前記被加工物の中心軸線と前記加工用工具の中心軸線とを傾斜した状態とし、かつ、
    前記平面Bに平行な第二平面に対して前記被加工物および前記加工用工具を前記第二平面の法線方向から投影した場合に、前記被加工物の中心軸線と前記加工用工具の中心軸線とを傾斜した状態とし、
    前記被加工物の回転と前記加工用工具の回転とを同期させながら、前記加工用工具を前記被加工物に対して前記被加工物の中心軸線方向に直進させることで、前記被加工物に歯車を加工する、
    歯車加工装置。
  2. それぞれの前記突条工具刃の径方向外面における周方向幅は、前記突条工具刃の延在方向に亘って同一幅に形成される、請求項1の歯車加工装置。
  3. それぞれの前記突条工具刃は、前記加工用工具の中心軸線方向に平行に形成される、請求項1または2の歯車加工装置。
  4. それぞれの前記突条工具刃の軸線方向端面は、すくい面を形成し、前記突条工具刃の径方向外面とのなす角度が鋭角となるように形成され、かつ、前記加工用工具の中心軸線に直交する平面に対してなす鋭角が第一角度θ1となるように形成され、
    前記駆動装置は、前記第一平面に対して前記被加工物および前記加工用工具を前記第一平面の法線方向から投影した場合に、前記被加工物の中心軸線と前記加工用工具の中心軸線とのなす鋭角を、前記第一角度θ1より小さな第二角度θ2に設定し、
    前記すくい面による加工時のすくい角は、前記第一角度θ1から前記第二角度θ2を減算した角度(θ1−θ2)とする、請求項1〜3の何れか一項の歯車加工装置。
  5. 前記駆動装置は、
    前記加工用工具を前記被加工物に対して直交する3方向のそれぞれに相対的に直進させる直進手段と、
    前記被加工物をその中心軸線回りに回転させる第一回転手段と、
    前記加工用工具をその中心軸線回りに回転させる第二回転手段と、
    前記被加工物および前記加工用工具の一方を、前記被加工物の中心軸線に直交する第一軸線回りに回転させる第三回転手段と、
    前記被加工物および前記加工用工具の一方を、前記被加工物の中心軸線および前記第一軸線に直交する第二軸線回りに回転させる第四回転手段と、
    を備える、請求項1〜4の何れか一項の歯車加工装置。
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