JP4709780B2 - サッシの取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サッシの建物躯体に対する取付方法に関し、特にチリ出しブロックを介して枠体を建物躯体に対しビス止め固定するサッシの取付方法に関する。
サッシを建物躯体に取付けるには、枠材を方形状に枠組みした枠体を建物躯体の開口部内に挿入し、各枠材を建物躯体に対してビス止めすることによって固定する。このため、枠体の外周面と開口部の内周面との間には、枠体の挿入を可能とするための隙間(チリ)が必要である。
一方でチリが存在するため、枠体を建物躯体に対して固定するために複雑な固定部材を必要としたため、取付作業が繁雑になると共に、サッシの取付位置を左右のチリが均等になるように配置することが困難であった。このため、枠体にチリ出しガイドを設け、このチリ出しガイドに弾性的に変形する部分を形成して、左右のチリ寸法が均等となるように位置決めするものが知られている。このようなサッシの取付方法としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2004−76437号公報
しかし、従来のサッシの取付方法においても、枠体の左右両側に均等なチリ寸法を確保するためには、仮止めした上で位置決め調整を行う必要があり、手間がかかるものとなっていた。また、弾性的に変形する部分を有しているために、枠体を建物躯体に対して固定するビスを強く締め付けると、チリ出しガイドが変形するために、位置決め調整した枠体の位置がずれることがあった。このため、ビスを強固に締め付けることができなかった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、チリ寸法の確保が容易でかつ枠体を建物躯体に対して固定するビスを強固に締め付けることのできるサッシの取付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るサッシの取付方法は、枠材を方形状に枠組みしてなる枠体を建物躯体に取付けるサッシの取付方法において、
前記枠体の枠材にはその長手方向に沿って係合部が形成されると共に、該係合部の近傍に係止凸部とビス挿通孔が長手方向に沿って複数形成され、前記枠材の外周面に取付けられるチリ出しブロックには前記係合部に対してスライド係合可能な係止部と、前記係止凸部に対して弾性係合可能な弾性係止片と、ビス挿通孔とが形成され、
前記枠材の係合部に前記チリ出しブロックの係止部が前記枠材の長手方向にスライド係合され、前記チリ出しブロックは弾性係止片が前記枠材の係止凸部に弾性係合により係止されることで長手方向に位置決めされると共に、前記枠材とチリ出しブロックに設けられたビス挿通孔を連通させ、固定ビスにより前記枠材とチリ出しブロックを建物躯体に固定することを特徴として構成されている。
また、本発明に係るサッシの取付方法は、前記枠材は隣接する枠材と連結するためのビスホールを長手方向に沿って備え、該ビスホールを前記係合部としたことを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るサッシの取付方法は、前記枠材は複数の部材をビス止めにより連結してなり、前記係止凸部は前記枠材を連結するビスの先端部により構成されることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るサッシの取付方法は、枠材を方形状に枠組みしてなる枠体を建物躯体に取付けるサッシの取付方法において、
前記枠体の枠材にはその長手方向に沿って室内側と室外側に2つの係合凸条が形成されると共に、ビス挿通孔が長手方向に沿って複数形成され、一方の係合凸条には前記ビス挿通孔の近傍に係止凹部が長手方向に沿って複数形成され、前記枠材の外周面に取付けられるチリ出しブロックには前記一方の係合凸条の係止凹部に対して係合可能な係合突起部と、他方の係合凸条に対して係合可能な係止爪と、ビス挿通孔とが形成され、
前記枠材の係止凹部に前記チリ出しブロックの係合突起部が係合されると共に、前記枠材の他方の係合凸条に前記係止爪が係合されて、前記チリ出しブロックが長手方向に位置決めされると共に、前記枠材とチリ出しブロックに設けられたビス挿通孔を連通させ、固定ビスにより前記枠材とチリ出しブロックを建物躯体に固定することを特徴として構成されている。
そして、本発明に係るサッシの取付方法は、前記チリ出しブロックには前記一方の係合凸条に対して弾性的に当接する弾性係止片が形成されることを特徴として構成されている。
本発明に係るサッシの取付方法によれば、枠材の係合部にチリ出しブロックの係止部が枠材の長手方向にスライド係合され、チリ出しブロックは弾性係止片が枠材の係止凸部に弾性係合により係止されることで長手方向に位置決めされると共に、枠材とチリ出しブロックに設けられたビス挿通孔を連通させ、固定ビスにより枠材とチリ出しブロックを建物躯体に固定することにより、チリ出しブロックを枠材と共に建物躯体に固定するだけで、チリ寸法を精度よく確保することができ、また固定ビスを強固に締め付けることができる。また、チリ出しブロックの位置決め及び固定を容易にすることができる。
また、本発明に係るサッシの取付方法によれば、枠材は隣接する枠材と連結するためのビスホールを長手方向に沿って備え、該ビスホールを係合部としたことにより、枠材にチリ出しブロック固定のための取付部を新たに設ける必要がなく、チリ出しブロックを用いない他のサッシの枠材との共用化を図ることができる。
さらに、本発明に係るサッシの取付方法によれば、枠材は複数の部材をビス止めにより連結してなり、係止凸部は枠材を連結するビスの先端部により構成されることにより、枠材にチリ出しブロック固定のための構成を新たに設ける必要がなく、そのための枠の材料や加工を不要とすることができる。
さらにまた、本発明に係るサッシの取付方法によれば、枠材の係止凹部にチリ出しブロックの係合突起部が係合されると共に、枠材の他方の係合凸条に係止爪が係合されて、チリ出しブロックが長手方向に位置決めされると共に、枠材とチリ出しブロックに設けられたビス挿通孔を連通させ、固定ビスにより枠材とチリ出しブロックを建物躯体に固定することにより、チリ出しブロックを枠材と共に建物躯体に固定するだけで、チリ寸法を精度よく確保することができ、また固定ビスを強固に締め付けることができる。また、チリ出しブロックの位置決め及び固定を容易にすることができる。
そして、本発明に係るサッシの取付方法によれば、チリ出しブロックには一方の係合凸条に対して弾性的に当接する弾性係止片が形成されることにより、係合突起部の係止凹部に対する係合状態を弾性的に維持することができ、チリ出しブロックの位置決め時のがたつきを防止して、より安定的にチリ出しブロックを取付けることができる。
本発明のサッシの実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態におけるサッシの縦断面図を、図2にはその横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態におけるサッシは、建物躯体の開口部Aに取付けられる方形状の枠体1内に内障子2と外障子3が引き違い状で開閉自在となるように納められてなるものである。内障子2と外障子3は、方形状に框組みされてなる框体4の内部にガラス体5を納めて構成される。
枠体1は、枠材である上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12を方形状に枠組みしてなるものである。上枠10は金属上枠20とその室内側に取付けられる樹脂上枠21とからなり、下枠11は金属下枠22とその室内側に取付けられる樹脂下枠23とからなり、縦枠12は金属縦枠24とその室内側に取付けられる樹脂縦枠25とからなっている。金属上枠20と金属下枠22及び金属縦枠24は、いずれもアルミの押出型材によって形成される。樹脂上枠21と樹脂下枠23及び樹脂縦枠25は、いずれも合成樹脂によって形成され、また室内側端部には四周に渡って室内側に向かって延出されるアングル部13が一体的に形成されている。
建物躯体は、鉄骨によって形成されている。このため、開口部Aを構成する部分にも、上下左右にそれぞれ鉄骨9が配置されている。上枠10及び左右の縦枠12、12は、それぞれ鉄骨9の内周面9aに対向し、所定寸法の隙間(チリ)を介して鉄骨9に対してビス止め固定される。このチリの寸法を正確に設定するため、上枠10と鉄骨9の内周面9aとの間、及び縦枠12と鉄骨9の内周面9aとの間には、それぞれチリ出しブロック40が設けられる。なお、下枠11は、開口部Aを構成する鉄骨9に直接載置され、鉄骨9の室外面に対してビス止め固定される。
框体3は、上框30と下框31及び左右の縦框32、32を方形状に框組みしてなるものである。上框30は金属上框30aとその室内側に取付けられる樹脂上框30bとからなり、下框31は金属下框31aとその室内側に取付けられる樹脂下框31bとからなり、縦框32は金属縦框32aとその室内側に取付けられる樹脂縦框32bとからなっている。また、各框材の内周面には呑み込み溝33が形成され、ガラス体5はグレチャン6を介してこの呑み込み溝33に呑み込まれ、固定される。
次に、上枠10の構成についてより詳細に説明する。図3には、上枠10の拡大図を示している。上枠10は、室外側に配置される金属上枠20と、外レール構成部26及び内レール構成部27の二部材からなる樹脂上枠21と、内レール構成部27の内部に設けられる金属製の補強材28との、合計四部材によって構成されている。
金属上枠20には、外レール部20aが形成され、その室内側には樹脂上枠21を構成する外レール構成部26が係合固定される。これによって、外障子3が案内される外レール14が構成される。また、金属上枠20は外レール部20aより室内側に延びる室内延出部20bを有しており、その室内側端部には縦枠12との連結において両端部からビスが螺合されるビスホール20cが、断面円弧状となるように長手方向に沿って形成されている。
外レール構成部26は、金属上枠20の外レール部20aより室内側の内周面も覆っており、さらに金属上枠20の室内延出部20bの下面に対し重合状に当接する室内側部26aを有している。室内側部26aの室内側端部は、略L字状となるように形成されており、金属上枠20のビスホール20cに対して係合固定される。
内レール構成部27には、室内側端部に前述のアングル部13が形成されると共に、内障子2を案内する内レール15が形成されている。また、内レール15よりも室外側に延びる室外側部27aを有している。補強材28は内レール構成部27の内面側に略適合する形状を有しており、内レール構成部27の室外側部27aの内面に重合状に当接する室外側部28aが形成されている。補強材28の室外側部28aは、外レール構成部26を構成する室内側部26aの下面に対し重合状に当接する。
したがって、上枠20を構成する四部材は、外レール14と内レール15の間において、下から順に内レール構成部27の室外側部27aと、補強材28の室外側部28aと、外レール構成部26の室内側部26aと、金属上枠20の室内延出部20bとが重合状とされており、これらを上枠固定ビス29によって内周面側からビス止め固定する。ここで、上枠固定ビス29の先端部29aは、金属上枠20の外周面側に突出するようにされている。
次に、チリ出しブロック40について説明する。図4には、チリ出しブロック40の斜視図を示している。この図に示すように、チリ出しブロック40は全体が一体のブロック状に形成されており、下面からは突出状にそれぞれ係止部41と、係止部41に隣接する中央寄りに配置されるガイド部42と、ガイド部42を挟んで係止部41と反対側に配置される係合爪46とが形成されている。
チリ出しブロック40の略中央位置には、ビスを貫通させることのできるビス挿通孔44が形成されている。また、チリ出しブロック40の両側面部は、それぞれ室外側が突出状に形成されて係合突起部45を構成している。さらに、チリ出しブロック40の室外面側には、両端部から中央方向に向かって延び、室内外方向に弾性を有するように形成された弾性係止片43が設けられている。この弾性係止片43は、中央部において互いに対向するように形成されている。
図3に示すように、チリ出しブロック40は、上枠10の外周面側であって、見込方向には内レール15からアングル部13にかけての領域に取付けられる。チリ出しブロック40の係止部41は、金属上枠20のビスホール20cに対して係合固定される。係止部41は、根元部より先端部の方が幅広となるように形成されているため、上枠10の長手方向に沿って形成された係合部としてのビスホール20cに対し、スライド自在に係合することができる。また、ガイド部42は、係止部41がビスホール20cに係合した際に、ビスホール20cに対して係合固定される外レール構成部26の室内面に対して当接し、チリ出しブロック40の長手方向へのスライドをガイドする。
チリ出しブロック40の弾性係止片43は、上枠10の各部材を連結する上枠固定ビス29の先端部29aに対して弾性係合し、チリ出しブロック40の長手方向における位置決めがなされる。上枠固定ビス29は、上枠10において長手方向に所定間隔で複数設けられており、各上枠固定ビス29の位置にそれぞれチリ出しブロック40が設けられる。また、上枠10を構成する内レール構成部27及び補強材28には、上枠固定ビス29と同じ長手方向位置であって、内レール15とアングル部13の間の位置に、ビス挿通孔16が形成されている。このビス挿通孔16は、チリ出しブロック40が長手方向に位置決めされた状態で、チリ出しブロック40のビス挿通孔44と連通するものであり、上枠10を鉄骨9に対してビス止めする際には、連通したこれらビス挿通孔16、44にビス9bが挿入される。
図5には、上枠10の平面図を示している。この図には、チリ出しブロック40について、所定の位置に取付ける途中の状態を符号40a、40b、40cで3つ示している。この図に示すように、上枠10の外周面には、係合部となるビスホール20cが、端部から長手方向に沿って形成されている。また、係止凸部となる上枠固定ビス29の先端部29aが、長手方向に所定間隔で複数設けられると共に、それらと同じ長手方向位置にビス挿通孔16がそれぞれ設けられている。
チリ出しブロック40は、上枠10と縦枠12とが連結される前の段階において、符号40aで示すように上枠10の端部側からスライドされる。この際、前述のようにチリ出しブロック40の係止部41は、ビスホール20cの端部からスライド係合し、チリ出しブロック40を上枠10の長手方向にスライドさせることができる。
チリ出しブロック40をスライドさせて、符号40bで示すように上枠固定ビス29に近づけると、先端部29aによってチリ出しブロック40の弾性係止片43が内側に向かって変形する。さらにスライドさせると、符号40cで示すように先端部29aは2つの弾性係止片43間に係合した状態となり、チリ出しブロック40を長手方向に位置決めすることができる。
チリ出しブロック40が長手方向に位置決めされた状態で、上枠10のビス挿通孔16とチリ出しブロック40のビス挿通孔44とが連通した状態となる。上枠10を鉄骨9に対して固定するためのビスは、上枠10の内周面側から挿入される。
また、弾性係止片43が上枠固定ビス29の先端部29aに係合したチリ出しブロック40を、さらに上枠10の長手方向にスライドさせるには、スライドさせようとする方向と反対側の弾性係止片43を変形させ、先端部29aに対する係合状態を解除する。これによりチリ出しブロック40を上枠10の長手方向にさらにスライドさせることができる。
上枠固定ビス29及びビス挿通孔16は、上枠10の長手方向に所定間隔で複数設けられているので、チリ出しブロック40はその各々に対して複数設けられる。そして、それぞれについて、上枠10からチリ出しブロック40を介して建物躯体を構成する鉄骨9に対してビス止めがなされる。なお、チリ出しブロック40の上枠10に対する取付は、ビスホール20cの端部からスライドさせる必要があるため、枠体1を枠組みする前に行われる。
次に、縦枠12におけるチリ出しブロック40の固定について説明する。図6には、縦枠12の拡大図を示している。縦枠12に設けられるチリ出しブロック40は、上枠10に設けられるチリ出しブロック40と同一形状を有している。すなわち、チリ出しブロック40は底面に係止部41とガイド部42及び係合爪46を有し、さらに弾性係止片43とビス挿通孔44及び係合突起部45を備えるものである。縦枠12に対しては、チリ出しブロック40を上枠10の場合のようにスライドさせるのではなく、所定位置に直接押し込むことにより取付けられる。
縦枠12を構成する金属縦枠24には、2つの係合凸条24a、24bが形成されている。係合凸条24a、24bは、それぞれ断面略L字状に形成されており、室外側に第1の係合凸条24aが、室内側に第2の係合凸条24bが、それぞれ形成されている。また、図7には縦枠12の側面図について示している。この図に示すように、縦枠12の第1の係合凸条24aと第2の係合凸条24bとの間には、ビス挿通孔16が長手方向に所定間隔で形成されている。また、室外側に形成される第1の係合凸条24aのビス挿通孔16近傍の位置には、上面が切り欠かれた係止凹部24cが形成されている。
縦枠12に対してチリ出しブロック40は、両側面に形成された係合突起部45が、それぞれ第1の係合凸条24aに形成された係止凹部24cに対して係合し、長手方向の位置決めがなされる。また、弾性係止片43が第1の係合凸条24aに対して弾接するため、内側に向かって変形した状態となり、係合突起部45が係止凹部24cから外れにくいようにすることができる。
また、図6に示すように、チリ出しブロック40の底面に形成される係合爪46が、金属縦枠24の室内側に形成される第2の係合凸条24bに対して係合される。このように、縦枠12に取付けられるチリ出しブロック40は、室外側において係合突起部45が第1の係合凸条24aの係止凹部24cに係合し、室内側において係合爪46が第2の係合凸条24bに係合し、これによって固定がなされる。
図8には、チリ出しブロック40を取付ける際の状態を表した縦枠12の拡大図を示している。この図に示すように、チリ出しブロック40を縦枠12に対して取付ける際には、チリ出しブロック40の係合突起部45を第1の係合凸条24aの係止凹部24cの位置に合わせた上で、チリ出しブロック40の室外側に形成される弾性係止片43を、第1の係合凸条24aに対して押し付けておき、続いてチリ出しブロック40の室内側に形成される係合爪46を、第2の係合凸条24bに対して係合させる。これによって、チリ出しブロック40を縦枠12の所定位置に対し、直接取付けることができる。
図7に示すように、チリ出しブロック40が係合突起部45及び係合爪46によって金属縦枠24に位置決め固定された状態で、縦枠12に形成されるビス挿通孔16とチリ出しブロック40に形成されるビス挿通孔44が連通した状態となる。図2に示すように、縦枠12の建物躯体に対する固定にあたっては、上枠10の場合と同様に、縦枠12の内周面側から連通したビス挿通孔16、44にビス9bが挿入されて、開口部を構成する鉄骨9に対して縦枠12及びチリ出しブロック40がビス止め固定される。
このように、両側の縦枠12の外周面に係合凸条24a、24bと係合するチリ出しブロック40を設け、縦枠12のビス挿通孔16とチリ出しブロック40のビス挿通孔44とを連通させて、建物躯体を構成する鉄骨9に対してこれらをビス止め固定するようにしたので、左右に均等なチリ寸法を容易に確保することができると共に、ビスを強固に締め付けることができて、枠体1を建物躯体に対して強固に固定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
本実施形態におけるサッシの縦断面図である。 本実施形態におけるサッシの横断面図である。 上枠の拡大断面図である。 チリ出しブロックの斜視図である。 上枠の平面図である。 縦枠の拡大断面図である。 縦枠の側面図である。 チリ出しブロックを取付ける際の状態を表した縦枠の拡大断面図である。
符号の説明
1 枠体
2 内障子
3 外障子
4 框体
5 ガラス体
9 鉄骨
9a 内周面
10 上枠
11 下枠
12 縦枠
16 ビス挿通孔
20 金属上枠
20c ビスホール
21 樹脂上枠
24 金属縦枠
24a 第1の係合凸条
24b 第2の係合凸条
24c 係止凹部
25 樹脂縦枠
40 チリ出しブロック
41 係止部
42 ガイド部
43 弾性係止片
44 ビス挿通孔
45 係合突起部
46 係止爪

Claims (5)

  1. 枠材を方形状に枠組みしてなる枠体を建物躯体に取付けるサッシの取付方法において、
    前記枠体の枠材にはその長手方向に沿って係合部が形成されると共に、該係合部の近傍に係止凸部とビス挿通孔が長手方向に沿って複数形成され、前記枠材の外周面に取付けられるチリ出しブロックには前記係合部に対してスライド係合可能な係止部と、前記係止凸部に対して弾性係合可能な弾性係止片と、ビス挿通孔とが形成され、
    前記枠材の係合部に前記チリ出しブロックの係止部が前記枠材の長手方向にスライド係合され、前記チリ出しブロックは弾性係止片が前記枠材の係止凸部に弾性係合により係止されることで長手方向に位置決めされると共に、前記枠材とチリ出しブロックに設けられたビス挿通孔を連通させ、固定ビスにより前記枠材とチリ出しブロックを建物躯体に固定することを特徴とするサッシの取付方法。
  2. 前記枠材は隣接する枠材と連結するためのビスホールを長手方向に沿って備え、該ビスホールを前記係合部としたことを特徴とする請求項1記載のサッシの取付方法。
  3. 前記枠材は複数の部材をビス止めにより連結してなり、前記係止凸部は前記枠材を連結するビスの先端部により構成されることを特徴とする請求項1または2記載のサッシの取付方法。
  4. 枠材を方形状に枠組みしてなる枠体を建物躯体に取付けるサッシの取付方法において、
    前記枠体の枠材にはその長手方向に沿って室内側と室外側に2つの係合凸条が形成されると共に、ビス挿通孔が長手方向に沿って複数形成され、一方の係合凸条には前記ビス挿通孔の近傍に係止凹部が長手方向に沿って複数形成され、前記枠材の外周面に取付けられるチリ出しブロックには前記一方の係合凸条の係止凹部に対して係合可能な係合突起部と、他方の係合凸条に対して係合可能な係止爪と、ビス挿通孔とが形成され、
    前記枠材の係止凹部に前記チリ出しブロックの係合突起部が係合されると共に、前記枠材の他方の係合凸条に前記係止爪が係合されて、前記チリ出しブロックが長手方向に位置決めされると共に、前記枠材とチリ出しブロックに設けられたビス挿通孔を連通させ、固定ビスにより前記枠材とチリ出しブロックを建物躯体に固定することを特徴とするサッシの取付方法。
  5. 前記チリ出しブロックには前記一方の係合凸条に対して弾性的に当接する弾性係止片が形成されることを特徴とする請求項4記載のサッシの取付方法。
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