JP4709669B2 - 扉用錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、扉用錠装置に関するものである。
例えば遊技機の扉を施解錠する扉用錠装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、錠装置は、シリンダ錠と、鉤部材(係止部材)と、シリンダ錠により係止部材を遠隔操作するための長尺直杆状の連結リンクからなる鍵解錠伝達機構とを有する。鍵解錠伝達機構には伝達遮断機構が設けられ、一方の係止部材への不正な係止解除操作力を他方の係止部材に伝達させないことにより不正開扉操作を防止する。
しかし、この従来例において、シリンダ錠は連結リンクの作動をロックする機能しか有していないために、例えば、係止部材を個別に係止解除操作する等、外部からの直杆リンク、あるいは係止部材への直接操作による不正開扉操作を完全に規制することができないという問題がある。
また、上記問題を解決するために、連結リンクを利用することなくシリンダ錠により直接操作される係止爪により装置本体側のラッチを係止した錠装置としては、特許文献2に記載されたものが知られている。この従来例において、ラッチと係止爪との係止部は箱体により覆われ、外部からの不正操作が防止される。
しかし、この従来例において、扉はラッチと係止爪との係止により拘束されているために、錠装置の取付位置、あるいは装置本体と扉の相対位置のばらつきがあると、施錠時にラッチと係止爪との間に隙間が過大に発生し、扉のがたつきが大きくなり、ひいては、がたつきを利用した不正解錠操作が可能になることによる防犯性能の低下をもたらすという欠点がある。
特開2000-288214号公報 特開2004-236807号公報
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、施錠時の扉のがたつきの少ない扉用錠装置の提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、不正開扉操作に対する耐性の高い扉用錠装置、および遊技機の扉構造の提供にある。
本発明によれば上記目的は、
扉保持体1に連結された扉2に固定される扉用錠装置8であって、
ラッチ収容部13dに収容され、扉保持体1側に設けられた錠受け部3との係止位置側に付勢されて錠受け部3との係脱位置間で並進移動自在なラッチ部材からなる施錠体4と、
施錠状態において前記施錠体4の係止状態を保持して錠受け部3の脱離を規制するとともに、解錠操作により係止解除位置まで移動操作可能なシリンダ錠5と、
前記施錠体4とラッチ収容部13dとの摺接面に形成される機械的噛合部からなり、施錠体4が錠受け部3との係止面4aに錠受け部3脱離方向の押圧力を受けてラッチ収容部13d内で当該方向に押し込まれた際に噛合して該施錠体4の係脱方向への移動抵抗を付与する抵抗付与部6と、
を有する扉用錠装置8を提供することにより達成される。
扉2に固定されて使用される錠装置8は、例えば遊技機7等の装置本体1、あるいはドア枠等の扉保持体1に設けられた錠受け部3に施錠体4を係止させることにより閉扉状態を維持することができる。係止位置と係止解除位置との間で移動自在な施錠体4は、係止位置側に付勢されているために、図7(b)に示すように、錠受け部3と施錠体4との係止面3a、4aが傾斜面により形成されている場合には、閉扉操作に伴って錠受け部3が相対的に錠装置8に接近移動して係止可能領域に進入すると錠受け部3の進入深さにかかわらず、施錠体4と錠受け部3との接触状態が保障される。
この施錠体4と錠受け部3とが傾斜面を介して接触した係止状態で扉2を開こうとすると、施錠体4の錠受け部3との係止面4aには錠受け部3の脱離方向の力が付与される。脱離方向の負荷が与えられると、抵抗付与部6は、施錠体4に係脱方向への移動を規制する抵抗力を与え、結果、施錠体4は錠受け部3との係止位置に留まる。
したがってこの発明において、扉2を閉じた状態で上記傾斜面を介した係止状態が成立すると、錠受け部3の係止位置にかかわらず、錠受け部3は脱離方向に移動することが不可能となる。錠受け部3の脱離方向への移動が規制されると、扉2は当該位置から開放方向に移動することが不可能となり、結果、施錠体4、錠受け部3、扉2の取付位置にばらつきが生じても、扉2のがたつきは完全に防止される。また、施錠体4の係止位置におけるがたの防止により、がたつきを利用した不正解錠操作が完全に困難になるために、防犯性能を高めることができる。
た、上記傾斜面は施錠体4と錠受け部3のいずれか一方に形成されていれば足り、錠受け部3側に形成する場合には、施錠体4に傾斜面を形成する必要はない。
抵抗付与部6は、錠受け部3との係止面4aに錠受け部3の脱離方向の力が付与された際に施錠体4の係脱方向への移動を規制することができれば、施錠体4の移動を完全に拘束するものであってもよいが、錠受け部3の脱離方向負荷が与えられた条件下でシリンダ錠5による解錠操作を簡単な構成で可能にするためには、当該条件下でもシリンダ錠5による解錠操作が可能な程度の抵抗力に設定するのが望ましい。
すなわち、一般にシリンダ錠5に対する施解錠操作は、シリンダ錠5に解錠キーを押し入れた状態で解錠キーに回転操作を与えて行われるために、扉2を押し、施錠体4が錠受け部3から離隔する方向の力を加えながら行われる。したがって、解錠操作時に錠受け部3脱離方向力が付与されることはないが、抵抗付与部6が動作した状態でも施錠体4を移動可能としておくと、扉2を引きながら、すなわち、錠受け部3の脱離方向力を付与しながら解錠操作を行った場合であっても、操作力の力関係を適度に決定するだけで施錠体4の駆動ができる。
この場合、抵抗付与部6が動作した状態での施錠体4の移動抵抗力は、当該抵抗力と施錠体4に与えられる係止方向の付勢力の和が扉2を強制開放しようとした際に上記傾斜面に発生する係止解除方向の分力を超える値が下限値とされる。
抵抗付与部6は、錠受け部3の脱離方向負荷が施錠体4に作用すると、施錠体4は負荷方向に移動することを利用することにより簡単に構成することができ、例えば、施錠体4と施錠体4ガイドとの摺接面に摩擦体を配置したり、あるいは機械的噛合部を形成することにより実現できる。
摺接面への摩擦体の固定により、施錠体4に大きな負荷が与えられると、摩擦力による摺動抵抗が比例して大きくなり、移動抵抗として作用する。機械的噛合部の利用は、上記摺接面の双方に噛合可能な山形凹凸6a、6bを形成することにより実現できる。この場合、山形凹凸6a、6bは、負荷が大きくなると凹凸間の噛み込み力が大きくなって凹凸間の乗り越えに要する操作力が大きくなり、負荷が小さくなると、施錠体4の係止解除方向の操作力によって凹凸面上に発生する分力により噛み込みが解消しやすくなり、移動もしやすくなる。
さらに、施錠体4を拘束して移動不能とする構成は、上記山形凹凸6a、6bの傾斜を急峻にしたり、あるいは山形凹凸6a、6bに代えて、乗り越え方向の分力が発生しない凹凸形状にすることにより実現できる。
上述したように、傾斜面は必ずしも施錠体4に設ける必要はなく、錠受け部3側にのみ設けることも可能であるが、施錠体4を、錠受け部3との係脱位置間で並進移動するラッチ部材として形成し、錠受け部3との係止面4aを、自由端に行くに従って漸次錠受け部3の脱離方向に向かう傾斜面により形成すると、どのような錠受け部3であっても扉2に錠装置8を取り付けるだけでがたつきを防止できるために、既存の装置等への適用が可能になる。
また、シリンダ錠5を備え、遊技機7の装置本体1に連結される扉2に固定される錠装置8と、
連結リンク9を介してシリンダ錠5により遠隔操作されて装置本体1に形成される被係止部10に係脱可能な係止部材11とを有し、
前記錠装置8には、施錠状態において装置本体1に設けられた錠受け部3に係止解除不能に係止し、解錠操作により係止解除する施錠体4が設けられ
かつ、前記施錠体4と錠受け部3のいずれか一方は、ラッチ収容部13dに収容され、他方との係脱位置間を係止位置側に付勢されて並進移動するラッチ部材として形成されるとともに、
前記ラッチ部材とラッチ収容部13dとの摺接面には、機械的噛合部からなる抵抗付与部6が形成され、
ラッチ部材には、係止面3a(4a)に錠受け部3脱離方向の押圧力を受けてラッチ収容部13d内で当該方向に押し込まれた際に噛合する前記抵抗付与部6から係脱方向への移動抵抗が付与される遊技機の扉構造を構成した場合には、不正開扉操作を行うためには、係止部材11に加え、施錠体4への操作が必要となるために、防犯性を著しく向上させることができる。
この場合、前記施錠体4と錠受け部3との少なくとも一方の係止面3a、4aは、自由端に行くに従って漸次錠受け部3の脱離方向に向かう傾斜面により形成されるように構成すると、係止部材11と施錠体4とを各々がたつきなく係止することが可能となるために、扉2のがたつきを防止し、さらに、防犯性能を高めることができる。

本発明によれば、施錠時の扉のがたつきを少なくすることができる。
図1に本発明が適用された遊技機7を示す。遊技機7は、装置本体(扉保持体1)の開口部1aを扉2により開閉可能に閉塞して形成される。装置本体1には、板状の被係止部10と、錠受け部3とが配置される。図1(b)に示すように、錠受け部3の前端部(以下、本明細書において装置本体1への取付姿勢、すなわち図1(a)、(b)を基準に前後、上下を定義する。)には、前面がガイド斜面3b、後面が後述する施錠体4との係止面3aとされるフック部3cが形成される。フック部3cのガイド斜面3bは前方に行くに従って漸次下方に向かう前下がりの傾斜面により形成され、係止面3aは、後方に行くに従って漸次下方に向かう後ろ下がりの傾斜面により形成される。
8は取付プレート12を介して扉2に固定される錠装置、11は係止部材である。係止部材11はフック形状に形成され、図1(b)の上部において実線で示す係止姿勢と、同図において鎖線で示す係止解除姿勢との間で回転することができる。11aは係止部材11を取付プレート12に回転自在に連結する枢軸を示す。
9は係止部材11を錠装置8により遠隔操作するための連結リンクであり、一端が錠装置8に、他端が係止部材11に連結される。連結リンク9は装置への解錠操作により図1(b)において上方に移動し、係止部材11を係止解除姿勢方向に駆動する。この連結リンク9は、図外のばねにより下方に付勢されており、錠装置8が施錠状態のときに係止部材11を係止姿勢に保持する。
したがってこの実施の形態において、開放状態の扉2を閉じると、図1(b)、(c)において矢印で示すように、錠装置8は装置本体1側に移動する。閉扉操作に伴って係止部材11は被係止部10に、後述する施錠体4は錠受け部3に各々当接し、被係止部10に当接した係止部材11は、一旦係止解除姿勢側に回転した後、原位置に復帰して被係止部10に係止し、以後、閉扉状態が維持される。
図2以下に錠装置8を示す。錠装置8は、ベースプレート13aにカバー13bを連結した錠ケース13を有する。錠ケース13には、図6(a)に示すように、後方に向けてストライク挿入孔13eが開設され、さらに、ベースプレート13aに折曲形成された取付片13cに取付フランジ5aをねじ止めしてシリンダ錠5が固定される。シリンダ錠5は真正な解錠キーによってのみ回転操作可能なプラグを備え、プラグの終端に駆動カム14が固定される。
図2、3に示すように、上記連結リンク9は、ベースプレート13aの背面に配置され、図3(a)に示すように、中央部にカム押圧片9aを備える。シリンダ錠5のプラグは、図2(c)において反時計回りが解錠回転方向に対応しており、図2(c)に示す施錠状態からプラグを解錠回転方向に回転させると、図3(c)に示すように、駆動カム14がカム押圧片9aを上方に押し上げる。カム押圧片9aの押し上げにより連結リンク9は上方に引き上げられ、上述したように、係止部材11は係止解除姿勢に向けて回転し、被係止部10との係止が解除される。
また、ベースプレート13aの背面にはゲーム制御リンク15が配置される。図3(b)に示すように、ゲーム制御リンク15は、上記連結リンク9と同様にカム押圧片15aを備える。図2に示す施錠状態からプラグを時計方向に回転させると、図3(d)に示すように、駆動カム14によりゲーム制御リンク15はカム押圧片15aが押されて下方に押し下がられる。ゲーム制御リンク15には、装置本体1のゲーム制御スイッチ(図示せず)が連結され、該ゲーム制御リンク15が降下すると、例えば、ゲームリセット操作がなされる。
図4に示すように、錠ケース13にはラッチ収容部13dが形成され、該ラッチ収容部13dに施錠体4が上下方向移動自在に収容される。図5に示すように、施錠体4は、前面下部に係止面4aを、後面下部にガイド斜面4bを有し、平面視ほぼ矩形状に形成される。施錠体4の係止面4aは、上記錠受け部3の係止面3aに合致する傾斜面により形成され、ガイド斜面4bは、錠受け部3のガイド斜面3bに合致する傾斜面により形成される。
また、施錠体4の左右両側壁には後方と下方に向けて開放される凹部4cが形成され、凹部4cの前部壁面に後述する錠ケース13側の山形凹凸6bと協働して抵抗付与部6を構成する山形凹凸6aが形成される。さらに、凹部4cにはストッパ4dが形成される。
以上のように形成される施錠体4は、図4(b)に示すように、被駆動部4eを下方にした姿勢で装着され、上端部に配置される圧縮スプリング16により下方に付勢される。施錠体4の下方ストローク終端は、カバー13bとベースプレート13aの両方に形成される規制部13gに施錠体4のストッパ4dが支承されて規制される。
一方、錠ケース13には、施錠体4の山形凹凸6aに正対する山形凹凸6bが形成される。図6に示すように、錠ケース13側の山形凹凸6bは、一方がベースプレート13aに、他方がカバー13b側に形成される。
したがってこの実施の形態において、初期状態において施錠体4は圧縮スプリング16により下方ストローク終端、すなわち係止位置に停止しており、当該係止位置におけるガイド斜面4bの閉扉操作時の軌跡上に錠受け部3のガイド斜面3bが配置される。
開放状態から扉2が閉じられると、錠装置8の施錠体4は水平方向に移動して錠受け部3に接近した後、ストライク挿入孔13eから錠ケース13内に錠受け部3を受容し、やがて、図7(a)に示すように、ガイド斜面4bが錠受け部3側のガイド斜面3bに衝接する。この状態からさらに閉扉操作を続けると錠受け部3により後進動を規制された施錠体4はラッチ収容部13d内で前方に押し出され、施錠体4と錠受け部3の山形凹凸6a、6b同士が離隔する。ガイド斜面3bを介して施錠体4を水平方向に押し付ける力は、同時に施錠体4のガイド斜面4bに上方に向かう分力を発生させ、この上方分力により施錠体4は圧縮スプリング16の反力に抗して上方に移動する。
次いで、さらに閉扉操作を続けると、図7(b)に示すように、圧縮スプリング16の復元力により下方に落ち込んで係止状態に移行する。係止状態において錠受け部3の係止面3aと施錠体4の係止面4aとは接触状態となり、この状態で扉2に開放操作力を与えると、施錠体4の係止面4aには、錠受け部3が相対的に脱離する方向の負荷が発生する。この錠受け部3脱離方向の負荷により施錠体4はラッチ収容部13d内で後方に押し込まれて施錠体4と錠受け部3の山形凹凸6a、6b同士は噛合状態となる。
この状態でさらに扉2に開放操作力を加えても、施錠体4の係止面3a、4aに発生する上方への分力は、山形凹凸6a、6b同士の噛合による上方への移動を規制する力に及ばないために、係止位置に留まり、扉2が開くことはない。
上述した係止面3a、4a同士の接触状態は、図7(c)に示すように、錠受け部3と施錠体4の相対位置が変化しても、図7(c)において実線で示す位置から鎖線で示す位置との間であれば出現する。この結果、閉扉状態における錠装置8、あるいは錠受け部3の取付位置が前後方向にばらつき(δ)があっても、扉2のがたつきの原因になることはない。
また、この実施の形態において、錠受け部3は錠装置8との上下方向の取付位置のばらつきに対する吸収能を有する。この吸収能をもたせるために、錠受け部3は図8に示すように、フック部3cが形成されるフック部材3dを錠受け基部3eに垂直回転自在に連結して形成される。なお、図8において3fはフック部材3dの枢軸を示す。フック部材3dの回転範囲を規制するために、フック部材3dにはピン3gが立設され、錠受け基部3eに形成された切欠3hに嵌合する。
図8(a)に示す誤差のない状態から、図8(b)に示すように、錠受け部3の取付位置が相対的に上方にずれた場合には、フック部材3dはやや時計回りに回転して施錠体4に係止する。これに対し、錠受け部3が相対的に下方にずれて取り付けられた場合には、図8(c)に示すように、まず、フック部3cの先端がストライク挿入孔13eにより干渉してフック部材3dが時計回りに回転し、図8(d)に示す姿勢で施錠体4に係止する。
以上のようにして成立した施錠体4と錠受け部3との係止状態を解除するために、錠ケース13内には、駆動プレート17が上下方向移動自在に装着される。図9(a)に示すように、駆動プレート17は板状部材で、上下端にガイド片17aを有するとともに、側縁に駆動部13gとカム噛合片17cを備える。
この駆動プレート17は、図4(b)に示すように、ガイド片17aが錠ケース13のガイド部13fにガイドされて上下方向に移動自在であり、錠ケース13への装着状態において駆動部13gが施錠体4の被駆動部4eに対峙し、カム噛合片17cは駆動カム14の回転軌跡に干渉する位置に配置される。
図3(c)、(d)に示すように、カム噛合片17cには、駆動カム14に形成される送り突起14aが嵌合する送り孔17dが開設されており、駆動カム14の回転に伴って上下方向に駆動される。
図9(a)に示すように、施錠状態において駆動プレート17は、駆動部13gが係止位置にある施錠体4の被駆動部4eの直下に位置する。この状態からプラグを解錠方向に回転操作すると、駆動カム14により駆動プレート17は図9(b)に示すように上方に押し上げられる。
駆動プレート17の上方への移動により、施錠体4の被駆動部4eは駆動部13gにより係止解除位置まで押し上げられる。係止解除位置において、施錠体4による錠受け部3の拘束が解消されるために、この状態から扉2を開くことができる。
遊技機を示す図で、(a)は正面図、(b)は錠装置を(a)の1B方向から見た図、(c)は(b)の1C線矢視図である。 錠装置を示す図で、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は(a)の2C-2C線断面図である。 シリンダ錠の動作を示す図で、(a)は連結リンクを示す図、(b)ゲーム制御リンクを示す図、(c)は解錠状態における駆動カムを示す図、(d)はゲームリセット状態における駆動カムを示す図である。 錠装置の断面図で、(a)は図2(a)の4A-4A線断面図、(b)は図4(a)の4B-4B線断面図である。 施錠体を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)の5B方向矢視図、(c)は(a)の5C方向矢視図である。 抵抗付与部を示す図で、(a)は図4(b)の6A-6A線断面図、(b)は図4(b)の6B-6B線断面図である。 施錠体の係止状態を示す図であり、(a)は係止途上を示す図、(b)は係止完了状態を示す図、(c)は係止位置のばらつきが吸収された状態を示す図である。 錠受け部を示す図である。 係止解除操作を示す図で、(a)は係止状態を示す図、(b)は係止解除状態を示す図である。
符号の説明
1 扉保持体
2 扉
3 錠受け部
3a 係止面
4 施錠体
4a 係止面
5 シリンダ錠
6 抵抗付与部
7 遊技機
8 錠装置
9 連結リンク
10 被係止部
11 係止部材

Claims (5)

  1. 扉保持体に連結された扉に固定される扉用錠装置であって、
    ラッチ収容部に収容され、扉保持体側に設けられた錠受け部との係止位置側に付勢されて錠受け部との係脱位置間で並進移動自在なラッチ部材からなる施錠体と、
    施錠状態において前記施錠体の係止状態を保持して錠受け部の脱離を規制するとともに、解錠操作により係止解除位置まで移動操作可能なシリンダ錠と、
    前記施錠体とラッチ収容部との摺接面に形成される機械的噛合部からなり、施錠体が錠受け部との係止面に錠受け部脱離方向の押圧力を受けてラッチ収容部内で当該方向に押し込まれた際に噛合して該施錠体の係脱方向への移動抵抗を付与する抵抗付与部と、
    を有する扉用錠装置。
  2. 前記錠受け部との係止面は、自由端に行くに従って漸次錠受け部の脱離方向に向かう傾斜面により形成される請求項1記載の扉用錠装置。
  3. 前記抵抗付与部は、施錠体の錠受け部との係止面に対する反対面と、当該反対面の摺接面に形成される山形凹凸面からなる請求項1または2記載の扉用錠装置。
  4. シリンダ錠を備え、遊技機の装置本体に連結される扉に固定される錠装置と、
    連結リンクを介してシリンダ錠により遠隔操作されて装置本体に形成される被係止部に係脱可能な係止部材とを有し、
    前記錠装置には、施錠状態において装置本体に設けられた錠受け部に係止解除不能に係止し、解錠操作により係止解除する施錠体が設けられ
    かつ、前記施錠体と錠受け部のいずれか一方は、ラッチ収容部に収容され、他方との係脱位置間を係止位置側に付勢されて並進移動するラッチ部材として形成されるとともに、
    前記ラッチ部材とラッチ収容部との摺接面には、機械的噛合部からなる抵抗付与部が形成され、
    ラッチ部材には、係止面に錠受け部脱離方向の押圧力を受けてラッチ収容部内で当該方向に押し込まれた際に噛合する前記抵抗付与部から係脱方向への移動抵抗が付与される遊技機の扉構造。
  5. 記施錠体と錠受け部との少なくとも一方の係止面は、自由端に行くに従って漸次錠受け部の脱離方向に向かう傾斜面により形成される請求項4記載の遊技機の扉構造。
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