JP4708160B2 - 機器取付けスタンド - Google Patents

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Description

本発明は機器取付けスタンドに係り、特に小型テレビジョンやカーナビゲーション等の小型電子機器を自動車等の車内に簡単に取付け固定できる機器取付けスタンドに関するものである。
近年、テレビジョンやカーナビゲーション等の電子機器は、これまでの据え置き型或いは据付型のものに加えて小型、軽量化されて手軽に持ち運びができるポータブル型のものが開発・製品化されて家庭内から外へ持ち出し、いわゆるアウトドアで使用、例えば自動車内に持ち込み車内においてテレビ観戦や種々の情報収集等ができるようになってきている。
ところが、車内でこのような機器を使用しようとすると、車内には既に種々の機器が搭載されているためその取付けスペースが制限され、しかも運転席の近くに取付ける場合は運転者及び同乗者にも画面が見えるようにして欲しいとの要求があり、これらの状況から取付けが簡単にできて、しかも機器の表示画面を左右及び上下方向へ角度が調節できるようにした種々タイプの車輌用物品支持具が開発・製品化され同時に特許文献でも紹介されている(例えば、下記特許文献1〜3)。
図5は下記特許文献1に記載された車両用物品支持具を示す分解斜視図である。
この支持具30は、上面に円柱状の支柱32が立設されたベースプレート31と、この支柱32の外周囲に設けられた凹凸部32bと噛み合う凹凸部34aを内周面に有し円周方向に回動可能な一対の挟持部材34、34と、これらの挟持部材34、34の間に挟持されて前後方向へ移動可能な支持部材35とを備え、支持部材35には、機器に装着される固定部材37が取付けられる取付け部36が一体に形成された構成を有している。
この支持具30の組立ては、一対の挟持部材34、34の間に支持部材35を介在させ、1本のボルト38を一方の挟持部材34の穴34b、支持部材35の貫通孔35a及び他の挟持部材34の穴34bに挿通し、このボルト38の端部にツマミ39をネジ止めして固定するようになっている。このネジ止めにより、支柱32の外周囲に設けられた凹凸部32bと一対の挟持部材34の凹凸部34aとが噛み合うとともに、支持部材35の凹凸部35bと一対の挟持部材34の凹凸部34cとが噛み合わされて、ベースプレート31に一対の挟持部材34、34及び支持部材35が所定の姿勢を保持するように固定される。また、この支持具30では、姿勢の変更、すなわち角度の変更調整はツマミ39を緩めることにより行われる。ツマミ39を緩めると各凹凸部の噛合が緩み、すなわち、凹凸部32bと凹凸部34aとの噛合、及び、凹凸部35bと凹凸部34cとの噛合が外れ、支持部材35の中心軸の仰角(ベースに対する上下方向の傾き角度)及び支持部材35の中心軸に対する回転角(ベースに対する横向き角度)が変更できるようになる。
また、同様の車両用物品支持具が下記特許文献2でも紹介されている。特許文献2に開示されている支持具は、基板と、この基板に垂直に立設され上端が大外径部となる異径円柱状の支柱と、基端に球体が連接されるシャフトと、大外径部を収容する支柱収容凹部が形成され支柱、球体をそれぞれ収容して挟む一対の挟持部材と、支柱の軸線に直交方向から一対の挟持部材に相対回転貫通される雄ネジと、挟持部材から突出した雄ネジの先端に螺合して一対の挟持部材を締め付ける雌ネジ内蔵ツマミが設けられている。また、支柱収容凹部の円周方向の内周面及び支柱収容凹部の内周面と接触する大外径部の外周面にそれぞれ噛合する線凸条が設けられた構成を有している。この支持具によると、シャフト、すなわちこのシャフトに連結される機器を所定の好みの角度に位置決め固定することができる。
更に、下記特許文献3に開示されている支持具は、車体に固定されるベースと、小型電子機器を支持するホルダーとを備え、2枚の中間部材をベース及びホルダーに設けた長孔及びバネを介して支軸を貫通して締め付けて連結されるようになっている。そして、ホルダーは中間部材に対し、また中間部材はベースに対し、それぞれ長孔を介して起伏可能に、更に中間部材は支軸の周りに相互に回転可能にそれぞれ歯車形摩擦面を対向させ弾性力をもって圧接されていることから、前者の対の摩擦面でホルダーの起伏度合の仰角を調整し、後者の対の摩擦面でホルダーの回転度合の横向き角度を調整できるようになっている。
実用新案登録第3091972号公報(図1、実用新案登録請求の範囲) 実用新案登録第3058611号公報(図1、実用新案登録請求の範囲) 特開2003−312374号公報(図2、段落〔0033〕〜〔0036〕)
上記特許文献1、2に記載された車両用物品支持具は、一対の挟持部材の間に支持部材を介在させて、これらの部材に形成された貫通孔にボルトを挿通して、このボルトを調節ツマミで締め付けることにより、支持部材及び一対の挟持部材をベースプレートの支柱に位置決め固定する構造となっている。そして支持部材の角度調節は、調節ツマミを緩めて一対の挟持部材、支持部材及び支柱との結合を解くと同時にそれぞれの部品をバラバラに解体し、この解体したそれぞれ部品を所定の位置に動かして、これらの部品を微調整しながら再組立てするようになっている。このため、各部品を動かし再組立てする微調整が容易でなく、一つの部品を固定しても他の部品を位置決めしようとすると、既に位置決めした部品が動いてしまい各部品の微調整が極めて難しい作業となっている。また、調節ツマミを緩めたときに、ギヤを構成する凹凸部がしっかり噛合されて離れ難くなっている場合があり、このような場合は一対の挟持部材を両サイドから強く引っ張らなければ離脱できず、この作業は車内等の取付け面からベースプレートを外し手元に引き寄せて引離し作業をしなければならないこともあり、調節作業が容易にできない。
この点、上記特許文献3に記載された支持具は、バネ力を利用しているので、個々の部品をバラバラにする必要がないので、上記のような微調整を行う再組立てが不要となるが構造が複雑でしかもバネ力の調整が必要になっている。
本発明は、このような従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、簡単な構成で機器の取付け角度を容易に調節できるようにした機器取付けスタンドを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の機器取付けスタンドの発明は、円周壁面に第1ギヤが形成された円筒状の台座が上面に設けられたベースプレートと、一端に機器取付け部及び他端に連結部が設けられた連結部材と、前記連結部材を前記台座に挟持固定する一対の第1及び第2カバー部材とを有し、前記第1及び第2カバー部材は、その基部で前記台座の円周壁面を挟持するとともに、この基部から上方へ延びた上部で前記連結部材の連結部を挟持した機器取付け用スタンドにおいて、
前記連結部材の連結部は、前記第1及び第2カバー部材のいずれか一方との挟持面に第2ギヤを備え、
前記第1及び第2カバー部材間には、ギヤ結合が離反する方向にバネ体により付勢された前記第1、第2ギヤと接離される第3、第4ギヤを有する回転止め部材を備え、
前記第1、第2ギヤと前記第3、第4ギヤとの接離を行う調節ツマミの移動に連動させて前記バネ体の付勢力により前記回転止め部材の前記第3、第4ギヤと前記第1、第2ギヤとを離反させることにより、前記第1、第2カバー部材を前記ベースプレート面に対して平行な面での回動及び前記連結部材を前記ベースプレート面から起立する方向への可動をできるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の機器取付けスタンドにおいて、前記回転止め部材及び前記バネ体は、前記第1、第2カバー部材のいずれか一方のカバー部材に設けられた支持部材に移動自在に装着されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の機器取付けスタンドにおいて、前記支持部材は、長手方向に貫通した貫通孔を有する2本の筒状支持棒からなり、これらの支持棒にそれぞれ固着手段を挿通して前記第1、第2カバー部材が固定されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の機器取付けスタンドにおいて、前記回転止め部材は、両側に嵌合環を有し、これらの嵌合環が前記筒状支持棒にスライド自在に嵌入されていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより以下に示すような優れた効果を奏するものである。すなわち、請求項1の発明によれば、第1、第2カバー部材間には、第1、第2ギヤと接離される第3、第4ギヤを有する回転止め部材がこれらのギヤ結合を離反する方向に付勢したバネ体を介在させて配設されたことにより、調節ツマミの操作により回転止め部材を移動させると、バネ体の付勢力により第3、第4ギヤが第1、第2ギヤから離脱されるので、第1、第2カバー部材の結合を解くことなく、第1、第2カバー部材をベースプレート面に対して平行な面での回動及び連結部材をベースプレート面から起立する方向への可動ができるようになり、機器が取付けられた連結部材の角度調節が簡単にできる。また、この角度調節は、第1、第2カバー部材の結合を解く、すなわち解体しないで調節できるので、従来技術で必要としていたような面倒な部品の再組立て作業が不要になり、調節時間を短縮して誰でも簡単に調節できるようになる。
請求項2の発明によれば、回転止め部材及びバネ体は、第1、第2カバー部材のいずれか一方のカバー部材に設けられた支持部材に移動自在に装着されているので、調節ツマミ操作時の回転止め部材の移動がスムーズになる。
請求項3の発明によれば、筒状支持棒は、回転止め部材及びバネ体の装着と、第1、第2カバー部材の固定に兼用できるので、部品数を減らし、組立てが簡単になる。また、筒状支持棒を2本にすることにより、第1、第2カバー部材の接合を安定にできるとともに、バネ体による回転止め部材の移動がスムーズになる。すなわち、支持棒を2本にすると、これらの支持棒を所定距離離して設けて第1、第2カバー部材を例えば左右バランスをとって固定でき、また、回転止め部材は、両支持棒に装着されたバネ体にガイドされて移動されるので、この移動がスムーズになる。
請求項4の発明によれば、回転止め部材のスライド移動がスムーズになる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための機器取付けスタンドを例示するものであって、本発明をこの機器取付けスタンドに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は本発明の一実施例に係る機器取付けスタンドの概観斜視図、図2は図1の機器取付けスタンドを分解した分解斜視図、図3は回転止め部材の斜視図、図4は図1の機器取付けスタンドにおいて第2カバー部材及び固定部材を取り外した状態を示す斜視図である。
この機器取付けスタンド1は、図1、図2に示すように、上面に所定大きさの台座4が固定され車内のダッシュボード等の平坦面に載置固定されるベースプレート2と、一端が小型機器に装着される固定部材18が着脱自在に取付けられる取付け部16、他端が第1、第2カバー部材6a、6bに挟持されて前後方向へ起伏可動できる連結部を構成している連結部材15と、この連結部材15をベースプレート2に固定された台座4に回転自在に結合する一対の第1、第2カバー部材6a、6bとを備え、連結部材15と台座4とは回転止め部材10で結合された構成を有している。以下にはこの機器取付けスタンド1を構成する個々の部品を順次説明する。
ベースプレート2は、図2に示すように、小型機器が取付けられても転倒しない比較的広い底面積を有する半楕円形状の基板からなり、この半楕円形の上面の中心部近傍に台座4が載置固定される円形突起部3が形成されている。このベースプレート2は、中心部近傍に設けられている円形突起部3の外周近傍から、外周方向へ向けて所定角度で複数本のスリット2aが略放射状に形成されて複数枚のプレート片2〜2に分離され、これらのプレート片2〜2の外周囲付近には、ベースプレート2をビス止め固定するための取付け孔2bが形成されている。このベースプレート2が複数枚のプレート片2〜2に分割されていることにより、取付け面の形状に合わせて個々のプレート片2〜2を折曲させることができるので、取付け面への載置・固定が容易になる。また、ベースプレート2は、その底面が車輌内の支持面に両面接着体を介して貼着されるようになっている。
台座4は、ベースプレート2の円形突起部3の直径より小さい直径を有する柱状部4aと、この柱状部4aの上方にあって柱状部4aより直径の大きな所定厚の円盤4bと、この円盤4bの中心部にあって円盤4bの直径より小さく外周囲に複数個の第1ギヤ4が形成されたギヤ円盤4cとを有し、第1ギヤ4は、ギヤ円盤4cの外周囲に垂直方向へ所定ピッチの鋸状歯で形成されている。各柱状部4a、円盤4b及びギヤ円盤4cは合成樹脂材等で一体に形成されている。また、この台座4には、底辺から上辺に貫通する複数本のネジ取付け孔4が形成され、この取付け孔4の内周面に雌ネジが形成されて、ベースプレート2のネジ孔3から挿入されるネジ5によってベースプレート2と一体にネジ止めされる。この台座4がベースプレート2の円形突起部3に載置されネジ止めされると、ベースプレート2の表面と円盤4bとの間に柱状部4aの高さ分の隙間が形成され、後述する第1、第2カバー部材6a、6bが結合されたときその回動が円滑になる。
一対の第1、第2カバー部材6a、6bは、立設した結合状態において外形が砲弾の弾頭に似た形状を有し、これらの第1、第2カバー部材6a、6bは、この弾頭を垂直方向から左右にほぼ2等分されたものとなっている。したがって、第1、第2カバー部材6a、6bは、外形がほぼ同じ形状となっている。
第1カバー部材6aは、基部6が半円筒体をなし上部がこの半円筒体より小さくその上部先端部が円形の側壁6となっている。この半円筒体からなる基部6の直径は、台座4の円盤4bの直径より若干大きくなっており、その内周底面には円盤4bの外周縁が嵌入される凹状溝6が形成されている。内周面に凹状溝6を設けると、組立て時、円盤4bの外周縁がこの凹状溝6内に嵌入・ガイドされて回動がスムーズになる。
また、第1カバー部材6aは、側壁6から他方のカバー部材6bに向かって水平方向へ突出した第1円筒体7aと、3個のネジ挿通孔8〜8とが形成されている。この第1円筒体7aは、連結部材15の環状体15aの開口に差込まれる大きさに形成されている。3個のネジ挿通孔8〜8のうち、1個のネジ挿通孔8(なお、第1カバー部材6aのネジ挿通孔8は図2では隠れている)は第1円筒体7aの同軸線上に形成され、他のネジ挿通孔8、8は、半円筒体の基部6に形成されている。これらのネジ挿通孔8〜8は、ネジ挿通孔8を頂点として他の装着孔8、8がほぼ正三角形の底辺の角部に対応する位置に形成されていると好ましい。正三角形の各頂点にネジ挿通孔を形成することにより、第1、第2カバー部材6a、6bをネジ止めしたときにこのカバー部材6a、6b同士の接合が安定になる。
第2カバー部材6bは、基部6が第1カバー部材6aと同じ形状の半円筒体からなり、その内周底面に凹状溝が形成されている。この第2カバー部材6bは、その上方の側壁6に水平方向へ突出した第2円筒体7bが一体に形成され、この第2円筒体7bは、連結部材15の環状体15aの貫通孔15bの外周部に差込まれる大きさに形成されている。また、第2カバー部材6bの側壁6には、第1カバー部材6aのネジ挿通孔8〜8に対応する箇所に3個のネジ挿通孔8'〜8'及び調節ツマミ14のネジ棒14bが挿通されるネジ装着孔8が形成されている。このネジ装着孔8は、各ネジ挿通孔8〜8の中心部、すなわち三角形の各頂点に設けられたネジ挿通孔8〜8の中心部に形成されている。また、このネジ装着孔8の内周には雌ネジが形成されている。
更に、第2カバー部材6bの側壁6の内側には、3個のネジ挿通孔8〜8に連通した貫通孔を有する細長い円筒型の第1〜第3筒状支持棒8a〜8cがそれぞれ一方のカバー部材6aに向かって水平方向へ突出して形成され、これらの筒状支持棒8a〜8cの長さは、第1カバー部材6aと結合した状態で、第1カバー部材6aのそれぞれの対応するネジ挿通孔8〜8に到達する長さになっている。これらの筒状支持棒8a〜8cのうち、第1筒状支持棒8aは第2円筒体7bの同軸線上に設けられているとともに、第1カバー部材6aの第1円筒体7aへ挿入されてボルト9aの挿通をガイドするとともに回転止め部材10の移動をガイドする。また、第2、第3筒状支持棒8b、8cには、回転止め部材10の嵌合環11a、11b及びコイル状のバネ体13が挿通される。なお、ここでは第1〜第3筒状支持棒8a〜8cを第2カバー部材6bに設けたが、第1カバー部材6aに設けてもよい。また、第2円筒体7bは下方部の外周壁が所定長さ切除され、この位置に後述する回転止め部材10の上部が位置し、この回転止め部材10が側壁6側へ移動できるようになっている。
調節ツマミ14は、ツマミ部14aとこのツマミ部14aに結合されたネジ棒14bからなり、ネジ棒14bは所定の長さを有し、側壁6に設けられたネジ装着孔8の雌ネジに螺合され、この状態でツマミ部14aをネジ込むことにより回転止め部材10に先端部が当接し、回転止め部材10を水平方向に移動させることで第3、第4ギヤ10、10を第1、第2ギヤ4、15に噛合させるようになっている。
連結部材15は、一端が小型テレビジョン等の機器を固定する固定部材18が差込装着される取付け部16を形成し、他端が一対の第1、第2カバー部材6a、6bに挟持されて所定角度に回動される環状の連結部15を形成している。取付け部16は、固定部材18の外形に合わせたほぼ正方形状の板体からなり、この板体の上方を除く外周縁、すなわち底部及び両側部に固定部材18が差込まれる収容凹溝16aが形成されている。また、この取付け部16には、固定部材18が差込み装着されたときに上方へ引き抜かれないように係止する係止手段17が装着されている。
連結部15は、取付け部16の背面から直立、すなわち水平方向へ突出した環状体15aからなり、この環状体15aは第1、第2円筒体7a、7bを収容できる大きさを有し、かつ連結部材15が第1、第2円筒体7a、7bの外周囲で回動できるようになっている。また、この連結部15は、その中心部に第1筒状支持棒8aが挿入される貫通孔15bを有し、この貫通孔15bは環状体15aの軸心を貫通するようにその内周面に連結された側壁に形成されている。この側壁の一側面(例えば図2に示すように第2カバー部材6bが位置する側面)には第2ギヤ15が形成されている。この第2ギヤ15は、貫通孔15bから外方へ放射状に形成された所定ピッチの鋸状歯からなり、回転止め部材10の第4ギヤ10と噛合される。
固定部材18は、合成樹脂等からなるほぼ正方形状の板材からなり、外周囲縁の一部、すなわち両側辺及び底辺に取付け部16の収容凹溝16aに差込まれるガイド突起18a、上辺に係止部の爪が挿入される係止溝(図示省略)が形成されている。また、この固定部材18の中心部には機器取付け用ネジ穴19が設けられている。この固定部材18は、機器取付け用ネジ穴19で機器にネジ止めされる。
回転止め部材10は、図3及び図4に示すように、所定の太さ及び高さを有する直方体ブロックからなり、このブロックの下端の一側面に第1ギヤ4と噛合される第3ギヤ10及び上端の同一側面上に第2ギヤ15と噛合される第4ギヤ10が形成されている。第3ギヤ10が形成される側面は、第1ギヤ4に噛み合うように、また台座の円周に当接するように湾曲され、この湾曲面に設けられた垂直方向に延びる所定ピッチの鋸状歯からなる。第4ギヤ10が形成される面は、第2ギヤ15に噛み合わせるために円形側壁に当接するように湾曲され、この湾曲面に放射状に設けられた所定ピッチの鋸状歯からなる。更に、直方体ブロックの上端は、第1筒状支持棒8aの外周面に当接して移動方向が案内されるように湾曲した窪み部10aが形成されている。また、第3、第4ギヤ10、10の間には、所定幅の凹状溝10bが形成されているとともに、両ギヤ10、10が設けられた側面から立設するように腕部10cが延出され、これらの腕部10cは第3ギヤ10の上に設けられ、腕部10cの左右先端部にそれぞれ嵌合環11a、11bが形成されている。また、直方体ブロックの背面10dは、調節ツマミ14のネジ棒14bの先端が当接される当接面となっている。そして、凹状溝10bには、組立て時に連結部材15の環状体15aの外周部が挿入される。なお、前記回転止め部材10は合成樹脂によって成形されているので、前記ネジ棒14bの当接表面となる背面10dに金属プレートを埋設し、この金属プレートにネジ棒14bの先端を当接することにより樹脂表面の削れを防止することができる。
次に、この機器取付けスタンドの組立て手順及び使用法を説明する。
機器取付けスタンド1の組立ては、先ず、台座4をベースプレート2の円形突起部3に載置してネジ5により固定する。次いで、第1、第2カバー部材6a、6bのうち、第1カバー部材6aを、その凹状溝6が台座4の円盤4bの外周縁に嵌合されるように当接させておき、第2カバー部材6bを同様の方法で当接して第1、第2カバー部材6a、6bで連結部材15を挟持して台座4に固定する。すなわち、第2カバー部材6bは、その側壁のネジ装着孔8に調節ツマミ14のネジ棒14aを螺着したのちネジ棒14aの先端に抜け止め部材14cを装着し、第2、第3筒状支持棒8b、8cに回転止め部材10の嵌合環11a、11b及びバネ体13を差込み、また、第1筒状支持棒8aに連結部材15の貫通孔15bを挿通して第2円筒体7bを環状体15a内に嵌入させて、第1カバー部材6aと同様に凹状溝が台座4の円盤4bの外周縁に嵌合させて台座4の外周面に当接させる。そして3本のボルト9aをそれぞれネジ挿通孔8〜8に挿入してナット9bで締め付け固定する。
この締め付けにより、連結部材15の連結部15が第1、第2カバー部材6a、6bの第1、第2円筒体7a、7bで、また台座4が第1、第2カバー部材6a、6bの半円筒体の基部6、6で、かつバネ体13が圧縮された状態でそれぞれ挟持・固定される。また、回転止め部材10は、調節ツマミ14が押し込まれていない状態では、第2、第3筒状支持棒8b、8cに挿通されたバネ体13により第2カバー部材6b側へ押圧されて、この回転止め部材10の第3、第4ギヤ10、10が第1、第2ギヤ4、15から離脱している。
この状態では、連結部材15はベースプレート2に対して上下方向へ起伏可動させることができ、また、第1、第2カバー部材6a、6bは、台座4の回りをベースプレート2の面と平行な面において回動可能になるので、連結部材15を好みの位置に回動ないし移動できる。すなわち、この連結部材15に固定部材18を取付けた機器を装着することにより、好みの位置に機器を動かすことができる。
次いで、このように連結部材15を所定の位置に移動した後に、調節ツマミ14を回してネジ棒14aを第2カバー部材6bに押し込むと、ネジ棒14aの先端部の押し込みに伴って回転止め部材10の背面10dが押し込まれ、よって回転止め部材10がバネ体13の反発力に抗してスライド移動し、この回転止め部材10の第3、第4ギヤ10、10が第1、第2ギヤに噛合されることで連結部材15が固定される。この固定により、ベースプレート2、第1、第2カバー部材6a、6b及び連結部材15が固定されるので、連結部材15が所定の位置にロック固定される。
また、連結部材15の位置を変更する場合、すなわち、この連結部材15に取付けられた機器の位置を変更する場合は、先ず、調節ツマミ14を逆方向へ戻す。すると、ネジ棒の先端が後退し始めると同時にバネ体13のバネ圧により回転止め部材10が第2カバー部材6b側へ移動されて、この回転止め部材10の第3、第4ギヤ10、10が第1、第2ギヤ41、15から離脱されて、連結部材15がベースプレート2に対して垂直方向へ自由に起伏可動させることができるようになるとともに第1、第2カバー部材6a、6bが台座4の回りをベースプレート2の面と平行な面で自由に回動できるようになる。この状態で連結部材15及び第1、第2カバー部材6a、6bを所定の好みの位置に動かし、再び調節ツマミ14を締め付けるとこれらの部品が好みの位置に固定される。したがって、この構成によると、第1、第2カバー部材6a、6bの結合を解くことなく連結部材15の位置調節ができる。
図1は本発明の実施例に係る機器取付けスタンドの概観斜視図である。 図2は図1の機器取付けスタンドを分解した分解斜視図である。 図3は回転止め部材の斜視図である。 図4は図1の機器取付けスタンドにおいて第2カバー部材及び固定部材を取り外した状態を示す斜視図である。 図5は従来技術の車両用物品支持具を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 機器取付けスタンド
2 ベースプレート
3 円形突起部
4 台座
第1ギヤ
6a、6b 第1、第2カバー部材
8a〜8c 第1〜第3筒状支持棒
10 回転止め部材
10、10 第3、第4ギヤ
11a、11b 嵌合環
14 調節ツマミ
15 連結部材
15 連結部
15 第2ギヤ
16 取付け部
18 固定部材

Claims (4)

  1. 円周壁面に第1ギヤが形成された円筒状の台座が上面に設けられたベースプレートと、一端に機器取付け部及び他端に連結部が設けられた連結部材と、前記連結部材を前記台座に挟持固定する一対の第1及び第2カバー部材とを有し、前記第1及び第2カバー部材は、その基部で前記台座の円周壁面を挟持するとともに、この基部から上方へ延びた上部で前記連結部材の連結部を挟持した機器取付け用スタンドにおいて、
    前記連結部材の連結部は、前記第1及び第2カバー部材のいずれか一方との挟持面に第2ギヤを備え、
    前記第1及び第2カバー部材間には、ギヤ結合が離反する方向にバネ体により付勢された前記第1、第2ギヤと接離される第3、第4ギヤを有する回転止め部材を備え、
    前記第1、第2ギヤと前記第3、第4ギヤとの接離を行う調節ツマミの移動に連動させて前記バネ体の付勢力により前記回転止め部材の前記第3、第4ギヤと前記第1、第2ギヤとを離反させることにより、前記第1、第2カバー部材を前記ベースプレート面に対して平行な面での回動及び前記連結部材を前記ベースプレート面から起立する方向への可動をできるようにしたことを特徴とする機器取付けスタンド。
  2. 前記回転止め部材及び前記バネ体は、前記第1、第2カバー部材のいずれか一方のカバー部材に設けられた支持部材に移動自在に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の機器取付けスタンド。
  3. 前記支持部材は、長手方向に貫通した貫通孔を有する2本の筒状支持棒からなり、これらの支持棒にそれぞれ固着手段を挿通して前記第1、第2カバー部材が固定されていることを特徴とする請求項2に記載の機器取付けスタンド。
  4. 前記回転止め部材は、両側に嵌合環を有し、これらの嵌合環が前記筒状支持棒にスライド自在に嵌入されていることを特徴とする請求項3に記載の機器取付けスタンド。
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