JP4707978B2 - コンテンツ配信サーバ、通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム、端末制御プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信サーバ、通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム、端末制御プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ配信サーバから通信ネットワーク(以下、単に「ネットワーク」と呼ぶ)によって接続された通信端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ、通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム、端末制御プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
従来、ユーザは、コンテンツの一種であり、CD−ROMなどの記録媒体に記録されているソフトウェアや、インターネットを介して入手したソフトウェア(以下、元のソフトウェアと呼ぶ)をユーザが所有するコンピュータ(通信端末)にインストールする。そのあとに元のソフトウェアの配布先のホームページ等からネットワークを介して、前記元のソフトウェアの修正パッチやアップデート用のソフトウェア(以下、更新用ソフトウェアと呼ぶ)を入手し、そのつどソフトウェアの更新を行っている。
このため、ソフトウェアの提供側のサーバ装置からネットワークを介して、通信端末に対して更新用ソフトウェアの情報を自動的に配信するシステムがある。該システムに関する技術は、例えば特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1においては、ネットワークによって接続された複数のコンピュータにソフトウェアを配信してリモートインストールする技術が開示されている。具体的には、送信側コンピュータから各受信側コンピュータで用いるソフトウェアを配信したとき、配信した各ソフトウェアについて、各受信側コンピュータ毎にバージョン情報を送信側コンピュータに保存しておく。そして、新たにバージョンアップされたソフトウェアを配信する際には、各受信側コンピュータに配信済みのソフトウェアのバージョンと新たなバージョンとを比較し、バージョンが古い受信側コンピュータに対してのみ、新たにバージョンアップされたソフトウェアを配信する。
また、特許文献2においては、プログラムサーバ装置はネットワークを介してプログラム更新情報をブロードキャストし、クライアント端末装置は受信したプログラム更新情報を基にプログラム更新の必要性を判断し、必要と判断した場合のみプログラムを更新する技術について開示されている。
また、特許文献3においては、サーバからクライアント端末に対してシステムバージョン情報を転送し、該情報中のプログラムバージョンとクライアント端末が保有するプログラムバージョンとが一致するか否かを判定し、一致しないとき、プログラムを更新するか否かの判断が行われる。該判断に基づき、サーバからクライアント端末に対して最新バージョンのプログラムを転送してクライアント端末のプログラムデータベースに格納する更新処理が行われる。更新処理として、以下のモードが開示されている。すなわち、(1)すべてのプログラムを対象として更新を行うモード、(2)クライアント端末のバージョン情報によって新しいプログラムのみを更新するモード、(3)ユーザが特定のプログラムのみを更新するモード、の3つのモードである。
特開平11−272471号公報(1999年10月8日公開) 特開平11−312080号公報(1999年11月9日公開) 特開平7−129407号公報(1995年5月19日公開)
通信端末において、元のソフトウェアおよび更新用ソフトウェアにより構成されているソフトウェアが何らかのトラブルにより正常に作動しなくなったりして、元のソフトウェアの再インストールを行う必要が生じる場合がある。この場合、ユーザは、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときのソフトウェア環境にすぐに戻したいという欲求をもつが、上記従来の技術では、以下のような問題により、その欲求は満たされなかった。
特許文献1に開示されている技術では、受信側コンピュータにおいて元のソフトウェアの再インストールを行った場合、最新のバージョンアップされたソフトウェアは配信される。しかし、送信側コンピュータに保存されているバージョン情報には、受信側コンピュータで元のソフトウェアの再インストールが行われて最初のバージョンに戻っているという情報が反映されない。よって、最新よりも古いバージョンアップは自動で行うことができない。
また、特許文献2に開示されている技術では、バージョンの比較により、ブロードキャストされてきたプログラム更新情報に対するプログラムしか更新されないことになる。したがって、ユーザがブロードキャストされてきたプログラム更新情報に対するプログラム以外のものを入手したい場合は、これまで配信された更新用ソフトウェアをユーザが自ら特定し、特定したソフトウェアの配信をサーバに対して要求する必要があった。この場合、配信された更新用ソフトウェアがどれであるかユーザが覚えておく必要がある。
また、特許文献3に開示されている更新処理の(1)のモードでは、ユーザはすべてのプログラムの更新を行わなければならず、更新したいプログラム、更新の必要のないプログラムを選択することができない。つまり、以前にユーザに対して配信されておらず、かつ、ユーザが必要としないプログラムまで更新してしまい、再インストール前の環境設定に戻すことができなくなる。
(2)のモードでは、クライアント端末におけるプログラムの更新日時情報を基に、その情報より新しいプログラムのみを選択しているため、クライアント端末で元のソフトウェアの再インストールを行った場合でも、更新日時以降の新しいプログラムのみが選択されることになり、更新日時以前のプログラムを選択することができない。
(3)のモードでは、元のソフトウェアの再インストールを行ったあと、再インストール前と同じ環境設定に戻そうとした場合は、これまでに入手した修正パッチなどの更新用ソフトウェアをユーザ側で特定したうえで再度入手し、ソフトウェアを更新するといった、これまで行ってきた処理を再び行わなければならない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の通信端末がコンテンツ配信サーバに接続されていても、ユーザまたは通信端末毎に配信済コンテンツを特定することができ、ユーザまたは通信端末は自身に対する配信済コンテンツをまとめて入手することのできるコンテンツ配信サーバ、通信端末、コンテンツ配信サーバ、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム、端末制御プログラムおよびコンテンツ配信プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、通信ネットワークを介して1または複数台の通信端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバであって、前記通信端末と通信を行う通信手段と、情報を記憶する記憶手段とを備えており、前記記憶手段は、前記通信端末を識別する識別情報、および/または、前記通信端末を使用するユーザを識別する識別情報と、該識別情報に対応する通信端末に対して既に配信されたコンテンツである配信済コンテンツとの対応関係を示す配信管理情報を記憶しており、前記配信管理情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した配信管理情報を基に、前記識別情報に対応する配信済コンテンツを特定する特定手段と、該特定手段が特定した配信済コンテンツを、前記識別情報に対応する通信端末に配信する配信手段とをさらに備えることを特徴としている。
ここで、識別情報がユーザを識別するものである場合、識別情報に対応する通信端末とは、上記ユーザが使用する通信端末のことである。また、配信済コンテンツは、コンテンツ配信サーバの記憶手段に記憶されていてもよいし、通信ネットワークに接続する別のサーバに記憶手段に記憶されていてもよい。コンテンツ配信サーバに記憶されている場合には、配信手段は、特定手段が特定した配信済コンテンツを記憶手段から読み出し、通信手段および通信ネットワークを介して、該当する通信端末に配信することになる。一方、別のサーバに記憶されている場合には、配信手段は、特定手段が特定した配信済コンテンツを、該当する通信端末に配信するように指示する情報を別のサーバに送信することになる。
上記の構成によれば、記憶手段は、通信端末を識別する識別情報、および/または、通信端末を使用するユーザを識別する識別情報と、該識別情報に対応する通信端末に対して既に配信されたコンテンツである配信済コンテンツとの対応関係を示す配信管理情報を記憶している。
そして、通信端末またはユーザが使用する通信端末に対して配信済コンテンツを再配信する場合、配信手段は、特定手段が読み出した配信管理情報を基に、識別情報に対応する配信済コンテンツを、前記通信手段および前記通信ネットワークを介して、識別情報に対応する通信端末に配信する。
これにより、複数の通信端末がコンテンツ配信サーバに接続されていても、ユーザまたは通信端末毎に配信済コンテンツを特定することができ、ユーザまたは通信端末は自身に対する配信済コンテンツをまとめて入手することができる。
したがって、例えばコンテンツがソフトウェアであり、ユーザがソフトウェアの再インストールを行うときに、以前に配信された配信済ソフトウェアをまとめて取得できるので、再インストール前であって、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときの環境と同じ環境に戻すことができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記通信端末から前記識別情報を取得する情報取得手段を備えており、前記特定手段は、前記情報取得手段が取得した識別情報に対応する配信済コンテンツを特定することを特徴としている。
上記の構成によれば、コンテンツ配信サーバは、識別情報を取得したときに、該識別情報に対応する通信端末が使用する通信端末に対して、配信済コンテンツを配信することができる。よって、配信済コンテンツの配信を求めているユーザが使用する通信端末に対して、より一層効率よく配信済コンテンツを配信することができる。
したがって、例えばコンテンツがソフトウェアであり、ユーザが元のソフトウェアの再インストールを行う場合に、通信端末からコンテンツ配信サーバに識別情報を送信することにより、配信済ソフトウェアを直ちに取得することができるので、ユーザが元のソフトウェアの再インストールと同時に配信済コンテンツのインストールも行うことができる。よって、再インストール前であって、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときのソフトウェア環境と同じソフトウェア環境により一層即座に戻すことができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記情報取得手段が取得した識別情報が前記記憶手段に記憶されている配信管理情報に含まれていない新たな識別情報であるときに、新たな識別情報を前記配信管理情報に追加して前記記憶手段に書き込むことにより前記配信管理情報への新規登録を行う新規登録手段をさらに備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、新規登録手段により新たな識別情報が配信管理情報に追加される。これにより、以後、前記識別情報に対応する通信端末にコンテンツを配信すると、配信管理情報が更新されて、識別情報と配信済コンテンツとの対応関係を構築していくことができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記配信管理情報は、前記識別情報と、配信済コンテンツの配信時を示す配信時情報との対応関係をさらに含んでおり、前記特定手段は、前記配信管理情報を基に、前記配信時から所定期間を経過した前記識別情報と、該識別情報に対応する配信済コンテンツとを特定することを特徴としている。
上記の構成によれば、コンテンツ配信サーバからの定期的な配信により、通信端末は、配信済コンテンツを取得することができ、前記定期的な配信に同期して自動バックアップを行うことにより、配信済コンテンツの定期的なバックアップを自動で容易に行うことができる。したがって、ユーザは、配信済コンテンツを再び取得したい場合には、バックアップした配信済コンテンツを読み出せばよく、コンテンツ配信サーバに対して再配信を要求する必要が無くなる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記配信手段は、さらに前記通信端末に対して配信済コンテンツ以外の追加コンテンツを配信することを特徴としている。
上記の構成によれば、コンテンツ配信サーバは、ユーザまたは通信端末が未だ取得していない最新のコンテンツを配信することができる。これにより、ユーザは、最新のコンテンツを利用することができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記配信手段が前記追加コンテンツを配信した場合に、配信先に対応する識別情報に対応する配信済コンテンツの情報に、配信した追加コンテンツの情報を追加することにより配信管理情報を更新する更新手段をさらに備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、配信管理情報に含まれる配信済コンテンツを表す情報が常に最新の情報に更新されていく。これにより、配信管理情報には、識別情報に対応する配信済コンテンツが漏れなく含まれることになる。したがって、コンテンツ配信サーバは、最後に配信した配信済コンテンツまで、漏れなく確実に再配信することができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記配信済コンテンツは、配信するコンテンツが或るコンテンツに対し修正を行うための修正用コンテンツであることを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザは、或るコンテンツが有していた不具合を修正用コンテンツにより修正することができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記識別情報は、前記通信端末を識別する通信端末情報と、前記通信端末を使用するユーザを識別するユーザ情報とを含んでおり、前記特定手段は、前記情報取得手段が取得した識別情報における前記ユーザ情報に対応する前記配信管理情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した配信管理情報を基に、前記情報取得手段が取得した識別情報における前記通信端末情報に対応するコンテンツを配信済コンテンツとして特定することを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザが買い替えなどにより通信端末を変更した場合においても、ユーザ情報に基づいて配信管理情報を読み出し、通信端末情報として対応するコンテンツを配信済コンテンツとして特定している。したがって、通信端末間のソフトウェアの互換性を気にすることなく、即座にこれまでに入手してきたコンテンツを入手することができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記記憶手段が記憶する配信管理情報であって、前記ユーザ情報に対応する前記配信管理情報における通信端末情報を、前記情報取得手段が取得した識別情報における前記通信端末情報に更新する端末情報更新手段をさらに備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、通信端末を変更した場合に、配信管理情報における通信端末情報を更新するので、以後は、通信端末情報のみを識別情報として利用することができる。
本発明に係るコンテンツ配信サーバは、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記ユーザ情報は、前記コンテンツ配信サーバが特定したユーザ情報であるユーザ内部情報と、他の装置が特定したユーザ情報であるユーザ外部情報とを含んでおり、前記記憶手段が記憶する配信管理情報であって、前記ユーザ内部情報に対応する前記配信管理情報におけるユーザ外部情報を、前記情報取得手段が取得した識別情報における前記ユーザ外部情報に更新するユーザ情報更新手段をさらに備えることを特徴としている。
ここで、ユーザ内部情報としては、ユーザのアカウント名およびパスワードが挙げられる。また、ユーザ外部情報としては、通信端末が携帯電話機である場合の電話番号や、メールアドレスなどが挙げられる。
上記の構成によれば、ユーザが買い替えなどにより通信端末とともにユーザ外部情報を変更した場合においても、ユーザ内部情報に基づいて配信管理情報を読み出し、通信端末情報として対応するコンテンツを配信済コンテンツとして特定している。したがって、通信端末間のソフトウェアの互換性を気にすることなく、即座にこれまでに入手してきたコンテンツを入手することができる。また、配信管理情報におけるユーザ外部情報を更新するので、以後は、識別情報として、ユーザ内部情報を利用することなく、ユーザ外部情報を利用することができる。
本発明に係る通信端末は、上記の課題を解決するために、コンテンツ配信サーバから通信ネットワークを介してコンテンツを受信する通信端末であって、前記コンテンツ配信サーバと通信を行う通信手段と、前記通信端末を識別する識別情報、および/または、前記通信端末を使用するユーザを識別する識別情報を取得し、該識別情報を前記通信手段および前記通信ネットワークを介して前記コンテンツ配信サーバに送り出す識別情報送出手段と、該識別情報送出手段が前記識別情報を前記コンテンツ配信サーバに送り出すことにより、前記通信端末または前記ユーザの使用する通信端末が既に受信したコンテンツである配信済コンテンツを前記通信ネットワークおよび前記通信手段を介して取得するコンテンツ取得手段とを備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、通信端末は、識別情報をコンテンツ配信サーバに送信するだけで、通信端末またはユーザの使用する通信端末に既に配信された配信済コンテンツをまとめて取得することができる。したがって、例えばコンテンツがソフトウェアであり、ユーザがソフトウェアの再インストールを行うときに、以前に配信された配信済ソフトウェアをまとめて取得できるので、再インストール前であって、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときの環境と同じ環境に戻すことができる。
本発明に係る通信端末は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記識別情報送出手段は、コンテンツの送信を要求する情報を前記識別情報とともに前記通信手段および前記通信ネットワークを介して前記コンテンツ配信サーバに送出するコンテンツ要求送出手段を備えており、前記コンテンツ要求送出手段が前記情報を送出することにより、前記コンテンツ取得手段が、要求したコンテンツを取得することを特徴としている。
上記の構成によれば、配信済コンテンツ以外のコンテンツの送信をコンテンツ配信サーバに対して要求することができ、該コンテンツを容易に取得することができる。これにより、ユーザは所望のコンテンツ環境で通信端末を使用することができる。
本発明に係る通信端末は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、記録媒体から或るコンテンツを再生する記録媒体再生手段をさらに備えており、前記コンテンツ取得手段が取得する配信済コンテンツは、前記記録媒体再生手段が再生するコンテンツに対し修正を行うための修正用コンテンツであることを特徴としている。
上記の構成によれば、通信端末は、記録媒体からコンテンツを再度取得するときに、取得したコンテンツに対する修正用コンテンツを再度取得することができる。これにより、データ量の多い元のコンテンツを記録媒体から取得し、データ量の少ない修正用コンテンツを通信ネットワークを介して取得するので、通信負担が軽減され、元のコンテンツおよび修正用コンテンツを一層容易に再度取得することができる。
本発明に係る通信端末は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記識別情報は、前記ユーザのID番号、前記通信端末のID番号、前記記録媒体再生手段が再生したコンテンツのID番号、および前記コンテンツが記録された記録媒体のID番号のうち少なくとも一つであることを特徴としている。
上記の構成において、ユーザのID番号を使用する場合には、ユーザは、自身が使用する複数の通信端末に対して、すべて同じ識別情報を与えることができる。よって、このうち1台に対して配信した配信済コンテンツを、コンテンツ配信サーバから、他の通信端末にもインストールすることができる。これにより、ユーザが使用する全ての通信端末を同じコンテンツ環境に統一することができる。
また、通信端末のID番号、記録媒体再生手段が再生したコンテンツのID番号、およびコンテンツが記録された記録媒体のID番号を使用する場合には、ユーザがID番号を入力する手間を省略することができる。
さらに、通信端末のID番号を使用する場合には、通信端末ごとに、コンテンツ環境を変更することができる。また、コンテンツのID番号を使用する場合には、識別情報のなかに、コンテンツの情報を含むことになるから、コンテンツ配信サーバは、該コンテンツに対応する配信すべきコンテンツを検索しやすい。
本発明に係る通信端末は、上記の課題を解決するために、上記の構成に加えて、前記識別情報は、前記通信端末を識別する通信端末情報と、前記通信端末を使用するユーザを識別するユーザ情報とを含んでおり、前記コンテンツ取得手段は、前記識別情報送出手段が送り出した識別情報における前記ユーザ情報のユーザが別の端末で既に取得した配信済コンテンツに関して、前記識別情報における前記通信端末情報に対応するコンテンツを取得することを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザが買い替えなどにより通信端末を変更した場合においても、ユーザ情報のユーザが別の端末で既に取得した配信済コンテンツに関して、通信端末情報に対応するコンテンツを取得している。したがって、通信端末間のソフトウェアの互換性を気にすることなく、即座にこれまでに入手してきたコンテンツを入手することができる。
本発明に係るコンテンツ配信システムは、上記の課題を解決するために、上記のコンテンツ配信サーバと、上記の通信端末とが、通信ネットワークを介して接続されていることを特徴としている。
上記構成のコンテンツ配信システムにおいても、上述のコンテンツ配信サーバおよび通信端末と同様の作用効果を実現することができる。
また、本発明に係るコンテンツ配信方法は、上記の課題を解決するために、コンテンツ配信サーバから通信端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、前記コンテンツ配信サーバは、情報を記憶する記憶手段とを備えており、前記記憶手段は、前記通信端末を識別する識別情報、および/または、前記通信端末を使用するユーザを識別する識別情報と、該識別情報に対応する通信端末に対して既に配信されたコンテンツである配信済コンテンツとの対応関係を示す配信管理情報を記憶しており、前記通信端末が、該通信端末を識別する識別情報、および/または、前記通信端末を使用するユーザを識別する識別情報を取得するステップと、前記通信端末が、取得された識別情報を前記コンテンツ配信サーバに送信するステップと、前記コンテンツ配信サーバが、前記配信管理情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した配信管理情報を基に、前記通信端末から送信された識別情報に対応する配信済コンテンツを特定するステップと、前記コンテンツ配信サーバが、特定した配信済コンテンツを、前記識別情報が送信された通信端末に配信する配信ステップとを含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、複数の通信端末がサーバ装置に接続されていても、ユーザまたは通信端末毎に配信済コンテンツを特定することができ、各ユーザまたは通信端末は自身に対する配信済コンテンツを確実にまとめて再度入手することができる。
したがって、例えばコンテンツがソフトウェアであり、ユーザがコンテンツの再インストールを行うときに、以前に配信された配信済ソフトウェアをまとめて取得できるので、再インストール前であって、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときの環境と同じ環境に戻すことができる。
なお、上記コンテンツ配信サーバにおける特定手段および配信手段を、コンテンツ配信プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。また、上記通信端末における識別情報送出手段およびコンテンツ取得手段を、端末制御プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。さらに、上記コンテンツ配信プログラム、および/または、上記端末制御プログラムをコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記コンテンツ配信プログラムを実行させることができる。
以上のように、本発明に係るコンテンツ配信サーバは、識別情報と、該識別情報に対応する通信端末に対して既に配信された配信済コンテンツとの対応関係を示す配信管理情報を記憶しており、配信済コンテンツを再配信する場合、読み出した配信管理情報を基に、識別情報に対応する配信済コンテンツを、識別情報に対応する通信端末に配信するので、複数の通信端末がコンテンツ配信サーバに接続されていても、ユーザまたは通信端末毎に配信済コンテンツを特定でき、ユーザまたは通信端末は自身に対する配信済コンテンツをまとめて入手できるという効果を奏する。
以下の実施の形態では、ソフトウェアを配信するコンテンツ配信サーバについて説明するが、これに限られるものではない。つまり、本発明に係るコンテンツ配信サーバが配信するコンテンツには、アプリケーションを動かすソフトウェアのほか、画像データや音声データ、文書データ等も含まれる。
〔実施の形態1〕
本発明に係るソフトウェア配信システムに関する実施の一形態について図1〜図4に基づいて説明すれば以下の通りである。
図1は、本実施の形態に係るソフトウェア配信システムの構成を示す機能ブロック図である。図1で示されるように、ソフトウェア配信システム5は、ソフトウェアのインストールの対象となる通信端末1と、通信端末1に対してソフトウェアを配信するサーバ装置(コンテンツ配信サーバ)2と、ネットワーク(通信ネットワーク)3とを有している。通信端末1およびサーバ装置2はネットワーク3を介して接続されている。また、通常、ネットワーク3には他の通信端末(図示しない)が複数接続されている。さらに、別のサーバ装置(図示しない)が接続されていてもよい。
通信端末1としては、ソフトウェアのインストールが可能であり、かつソフトウェアの受信が可能である任意の装置を利用することができ、例えば、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、固定電話機、携帯電話機、およびPHS(Personal Handy-phone System)端末が挙げられる。また、通信ネットワーク3としては、インターネット、LAN(Local Area Network)、電話回線網、移動体通信網など、公知の通信ネットワークを利用することができる。
通信端末1には、通信部11、制御部12、記憶部13、および記録媒体読出部14が備えられている。
通信部11は、ネットワーク3を介してサーバ装置2と通信を行うためのものである。これにより、通信端末1は、サーバ装置2に対して情報の送受信を行うことができ、サーバ装置2と相互に通信可能に接続される。
制御部12は、装置内の各構成を統括的に制御する機能を有し、例えばCPU(Central Processing Unit)にてプログラムが実行されることによって実現される。また、本実施形態では、制御部12は、更新用ソフトウェア取得部121、識別情報送出部122、インストーラ123、送信要求情報送出部124、元ソフトウェア情報送出部125を備える構成である。
更新用ソフトウェア取得部121は、サーバ装置2から配信される更新用ソフトウェアをネットワーク3および通信部11を介して取得するためのものである。
更新用ソフトウェアとは、元のソフトウェアに対する修正や、新規な機能・情報の追加等を行うためのソフトウェアである。すなわち、修正用ソフトウェアともいえる。例えば、修正パッチやアップデート用ソフトウェアなどがある。また、更新用ソフトウェアの中には、通信端末毎に、該通信端末に対して既に配信された配信済ソフトウェアと、該通信端末に対して未配信の追加ソフトウェアとがある。
識別情報送出部122は、自らの通信端末1を含む複数の通信端末またはユーザを識別するための情報である識別情報を取得し、該識別情報をサーバ装置2に対して通信部11を介して送信するためのものである。識別情報送出部122は、識別情報を取得したときに、該識別情報を記憶部13に記憶させる。また、識別情報送出部122は、サーバ装置2に該識別情報を送信するときに、記憶部13から該識別情報を読み出す。
さらに、識別情報送出部122は、送信要求情報送出部124から後述する送信要求情報を、元ソフトウェア情報送出部125から後述する元ソフトウェア情報を取得する。これらの情報を取得した場合にも、これらの情報とともに、識別情報をサーバ装置2に対して通信部11を介して送信する。
ここで、識別情報とは、例えば、通信端末1で元のソフトウェアのインストールを行うユーザのID番号である。以降では、識別情報としてユーザのID番号を使用する場合について述べる。
識別情報送出部122は、ユーザが情報を入力することのできる図示しない入力部と接続されており、該入力部を介してユーザのID番号を取得する。
インストーラ123は、取得した元のソフトウェアおよび更新用ソフトウェアを使用可能にするために、所定の処理を行ったうえで、記憶部13に元のソフトウェアおよび更新用ソフトウェアを記憶させるためのものである。インストーラ123は、取得した元のソフトウェアまたは更新用ソフトウェアに含まれるインストールプログラムが実行されることにより実現される。また、元のソフトウェアのインストールを行う場合には、インストーラ123は、該元のソフトウェアのインストールを行う旨の通知を元ソフトウェア情報送出部125に送る。
元ソフトウェア情報送出部125は、インストーラ123から元のソフトウェアのインストールを行う旨の通知を取得すると、該元のソフトウェアを表す情報である元ソフトウェア情報を識別情報送出部122へ送る。
送信要求情報送出部124は、ユーザが所望する更新用ソフトウェアをサーバ装置2から送信することを希望する場合に、該更新用ソフトウェアの送信を要求する旨の送信要求情報をサーバ装置2に対して送出するためのものである。送信要求情報送出部124からの送信要求情報は一旦、識別情報送出部122に送られる。なお、送信要求情報送出部124は、ユーザが情報を入力することのできる図示しない入力部から、送信要求情報を取得する。
記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ(HDD)などの記憶装置を備えて、各種情報を記憶するものである。本実施の形態では、記憶部13は、識別情報、元のソフトウェア、および更新用ソフトウェアを記憶している。
記録媒体読出部14は、記録媒体に記録された各種情報を読み出すものであり、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録されている元のソフトウェアを読み出して、上記インストーラ123へ送る。
通信端末1に対して、元のソフトウェアおよび更新用ソフトウェアがインストールされる過程の概略は次のようになる。
まず、記録媒体読出部14は、記録媒体に記録された元のソフトウェアを読み出し、読み出した元のソフトウェアをインストーラ123に送る。インストーラ123は、送られてきた元のソフトウェアに含まれるインストールプログラムを実行し、元のソフトウェアに所定の処理を施して、記憶部13に記憶させる。これにより、ユーザは元のソフトウェアを通信端末1上で使用することができる。
次に、元ソフトウェア情報送出部125は、インストーラ123から元のソフトウェアのインストールを行う旨の通知を取得すると、元ソフトウェア情報を識別情報送出部122へ送り、識別情報送出部122は、元ソフトウェア情報および識別情報を、通信部11を介してサーバ装置2に送信する。更新用ソフトウェア取得部121は、元のソフトウェアに対する修正パッチやアップデート等のための更新用ソフトウェアを、サーバ装置2からネットワーク3および通信部11を介して受信し、該更新用ソフトウェアをインストーラ123に送る。インストーラ123は、送られてきた更新用ソフトウェアに所定の処理を施して、記憶部13に記憶させる。これにより、ユーザは、元のソフトウェアを所望のソフトウェア環境に修正して使用することができる。
サーバ装置2は、通信部21と、複数の端末装置にソフトウェア等のコンテンツを配信する配信部22と、配信管理データベース23と、ソフト格納部24とを有している。また、配信部22は、情報取得部221、通信履歴情報読出部222、更新情報書込部223、配信対象決定部224、および新規情報書込部225を備えている。
通信部21は、複数の端末装置および他のサーバ装置に対して、ネットワーク3を介して通信を行うための通信手段である。これにより、サーバ装置2は、通信端末1に対して情報の送受信を行うことができ、通信端末1と相互に通信可能に接続される。例えば、通信部21は、通信端末1から上記識別情報であるユーザのID番号を受信し、通信端末1に対して特定の更新用ソフトウェアを配信することができる。
情報取得部221は、複数の通信端末から送信される識別情報、元ソフトウェア情報、および送信要求情報を、通信部21とネットワーク3とを介して取得する。情報取得部221は、取得した識別情報、元ソフトウェア情報、および送信要求情報を通信履歴情報読出部222に送る。
通信履歴情報読出部222は、配信管理データベース23を参照して特定の情報を読み出すためのものである。特定の情報には、通信端末から送信される識別情報と、該識別情報を有するユーザにすでに配信したソフトウェア(配信済ソフトウェア)を表す情報(ソフトウェア配信履歴情報)との対応関係を示す情報が含まれる。そのため、通信履歴情報読出部222は、識別情報を読み出すと同時に、該識別情報と関連付けられたソフトウェア配信履歴情報についても読み出すことができる。
また、上述したように、通信履歴情報読出部222は、情報取得部221から、識別情報および元ソフトウェア情報、もしくは識別情報および送信要求情報を取得する。さらに、通信履歴情報読出部222は、取得した識別情報が配信管理データベース23に存在するかどうかの判断を行うことができる。
識別情報および元ソフトウェア情報を取得し、該識別情報が配信管理データベース23に存在すると判断した場合、通信履歴情報読出部222は、該識別情報と該識別情報に対応するソフトウェア配信履歴情報とを、配信対象決定部224に送る。
また、識別情報および元ソフトウェア情報を取得し、該識別情報が配信管理データベース23に存在しないと判断した場合、通信履歴情報読出部222は、該識別情報と元ソフトウェア情報とを、新規情報書込部225に送る。
また、識別情報および送信要求情報を取得し、該識別情報が配信管理データベース23に存在すると判断した場合、通信履歴情報読出部222は、該識別情報と送信要求情報とを、配信対象決定部224に送る。
また、識別情報および送信要求情報を取得し、該識別情報が配信管理データベース23に存在しないと判断した場合、通信履歴情報読出部222は、エラー通知を通信部21およびネットワーク3を介して通信端末1に送信する。
新規情報書込部225は、配信管理データベース23に対して新規に情報を書き込むためのものである。新規情報書込部225は、上述したように、通信履歴情報読出部222から、識別情報および元ソフトウェア情報を取得し、該識別情報と元のソフトウェアを表す情報との対応関係を示す情報を新たに配信管理データベース23に書き込む。つまり、新規情報書込部225は、識別情報に対応するソフトウェア配信履歴情報を新規登録する。また、新規情報書込部225は、配信管理データベースに登録を行ったという結果情報を通信部21およびネットワーク3を介して通信端末1に送信する
配信対象決定部224は、通信履歴情報読出部222から識別情報および該識別情報に対応するソフトウェア配信履歴情報、もしくは、識別情報および送信要求情報を取得する。配信対象決定部224は、これらの情報を基に、配信対象となるソフトウェア(配信対象ソフトウェア)を決定し、決定した配信対象ソフトウェアをソフトウェア格納部24から読み出して、通信部21およびネットワーク3を介して通信端末に配信するためのものである。また、配信対象決定部224は、配信した配信対象ソフトウェアを表す情報を識別情報とともに更新情報書込部223に送る。
配信対象決定部224は、識別情報およびソフトウェア配信履歴情報を取得した場合、この情報を基に配信済ソフトウェアを配信対象ソフトウェアとして決定し、該配信対象ソフトウェアをソフトウェア格納部24から読み出して、識別情報に対応するユーザが使用する通信端末に対して配信する。
また、配信対象決定部224は、識別情報および送信要求情報を受け取った場合、該送信要求情報に含まれる更新用ソフトウェア(ユーザ所望の更新用ソフトウェア)のみを配信対象ソフトウェアとして決定し、該配信対象ソフトウェアを識別情報に対応するユーザが使用する通信端末に対して配信する。
このようにして、配信対象決定部224は、配信済ソフトウェアもしくはユーザ所望の更新用ソフトウェアを通信端末に配信する。このとき、サーバ装置2側で、新たにアップデートが必要と判断された修正パッチやアップデート用ソフトウェア等の追加ソフトウェアがある場合も、配信対象ソフトウェアとして決定して配信してもよい。
更新情報書込部223は、配信管理データベース23に対して更新情報を書き込むためのものである。更新情報書込部223は、後述するように、配信対象決定部224から、識別情報および配信対象ソフトウェアを表す情報を取得し、配信対象ソフトウェアのうち上記追加ソフトウェアを表す情報と該識別情報との対応関係を示す情報を配信管理データベース23に書き込む。つまり、識別情報に対応する配信済ソフトウェアを表す情報を更新する。
ソフトウェア格納部24は、サーバ装置2が通信端末1を含む各通信端末に対して配信する複数の更新用ソフトウェアが保存されている記憶部である。
配信管理データベース23は、ユーザの識別情報と、該ユーザに配信済のソフトウェアを表す情報(ソフトウェア配信履歴情報)との対応関係を示す情報を有している。なお、配信管理データベース23は、ハードディスクドライブ(HDD)等の周知の記憶装置(記憶手段)に記憶されている。
図2は、図1における配信管理データベース23の登録情報例を示している。ここでは、各通信端末に、元のソフトウェアであるソフトウェア001と、修正パッチやアップデート用のソフトウェア002以降の更新用ソフトウェアとのインストールが行われる場合を例にとって説明する。
図2に示すように、配信管理データベース23には、「ユーザA」、「ユーザB」のように、ユーザのID番号である識別情報毎に、ソフトウェア001、ソフトウェア002、…を表すソフト名「ソフト001」、「ソフト002」、「…」のように、ソフトウェア配信履歴情報が格納されている。例えば図2では、識別情報「ユーザA」を有するユーザが、自身が使用する通信端末1に対してソフトウェア001のインストールを行い、その後、サーバ装置2が修正パッチやアップデートのためのソフトウェア002という更新用ソフトウェアを通信端末1に対して配信したことを示している。同様に、識別情報「ユーザB」を有するユーザが、自身が使用する通信端末にソフトウェア001のインストールを行い、その後、サーバ装置2が、ソフトウェア003、ソフトウェア004を該通信端末に対して配信したことを示す。
なお、配信管理データベース23の登録情報は、上記に限らず、例えばソフトウェア名毎に識別情報を管理されていてもよい。
図3は、本実施の形態において、元のソフトウェアのインストールを行うときの動作を説明するためのフローチャートである。図3では、通信端末1とサーバ装置2との動作が分けられている。
元のソフトウェアのインストールには、ユーザが初めてインストール(初インストール)を行う場合と、以前に初インストールを行ったが再度インストール(再インストール)を行う場合とがあるが、まず、初インストールを行う場合について、図3を参照しながら説明する。
まず、通信端末1において、記録媒体読出部14は、記録媒体から元のソフトウェアを読み出し、該元のソフトウェアをインストーラ123へ送る。インストーラ123は、該元のソフトウェアのインストールを実行する(ステップS11)。インストーラ123は、ステップS11において、元のソフトウェアのインストールを行う旨の通知を元ソフトウェア情報送出部125に送る。
次に、元ソフトウェア情報送出部125は、元ソフトウェア情報を識別情報送出部122へ送る。識別情報送出部122は、通信部11およびネットワーク3を介してサーバ装置2に、識別情報および元ソフトウェア情報を自動的に送信する(ステップS12)。
ここで、上述のように、識別情報であるユーザのID番号は、識別情報送出部122によりステップS11もしくはステップS11以前のステップで取得されている。ステップS11以前のステップで取得されている場合、識別情報送出部122は、記憶部13から識別情報を読み出す。
サーバ装置2側では、情報取得部221が、通信端末1からネットワーク3および通信部21を経由して送信された識別情報および元ソフトウェア情報を受信する(ステップS21)。
情報取得部221は、受信した識別情報および元ソフトウェア情報を通信履歴情報読出部222に送る。通信履歴情報読出部222は、受信した識別情報が配信管理データベース23に存在するか否かを検索する(ステップS22)。
初インストールの場合、配信管理データベース23に該識別情報が存在しないので(ステップS22でNO)、通信履歴情報読出部222は、識別情報および元ソフトウェア情報を新規情報書込部225に送る。新規情報書込部225は、受け取った識別情報および元ソフトウェア情報を新規登録する(ステップS24)。次に、新規情報書込部225は、配信管理データベースに登録を行ったという結果情報を通信端末1に送信する(ステップS26)。
通信端末1の通信部11は、データベースに登録を行ったという結果情報をサーバ装置2から受信する(ステップS13)。その後、インストーラ123は、継続して元のソフトウェアのインストールを行う(ステップS14)。
例えば、識別情報「ユーザB」を有するユーザが、記録媒体から元のソフトウェアであるソフト名「ソフト001」を有するソフトウェア001の初インストールを行う場合を想定する。初インストールされる通信端末が通信端末1であるとする。
ステップS12において、識別情報送出部122からサーバ装置2に対して、識別情報「ユーザB」と「ソフト001」をインストールする旨の通知情報とが送信される。
ステップS21において、情報取得部221はこれらの情報を取得する。ステップS22およびS24において、配信管理データベースに「ユーザB」の識別情報が存在しないと通信履歴情報読出部222が判断し、新規情報書込部225は、「ユーザB」と「ソフト001」との対応関係を示す情報を配信管理データベース23に新規に登録する。
その後、ステップS26、S13,S14を経て、通信端末1にソフトウェア001のインストールが完了する。
次に、通信端末1に元のソフトウェアがインストールされた後に、ユーザが、サーバ装置2に対して、まだ配信されていない追加ソフトウェアを含む更新用ソフトウェアの送信を要求した場合の動作について、図4に基づいて説明する。図4においては、通信端末1とサーバ装置2との動作に分けられている。
まず、通信端末1の送信要求情報送出部124は、ユーザ所望の更新用ソフトウェアの送信を要求する送信要求情報を識別情報送出部122に送る。識別情報送出部122は、該送信要求情報を取得すると、識別情報を取得し、もしくは、記憶部13に記憶されている識別情報を読み出す。そして、識別情報送出部122は、該送信要求情報および識別情報を、通信部11およびネットワーク3を介してサーバ装置2へ送信する(ステップS31)。
サーバ装置2側では、情報取得部221が、ネットワーク3および通信部21を経由して送信された識別情報および送信要求情報を受信し、受信した該情報を通信履歴情報読出部222へ送る(ステップS41)。
次に、通信履歴情報読出部222は、受信した識別情報が配信管理データベース23に存在するか否かを検索する(ステップS42)。
配信管理データベース23に、受信した識別情報が存在しない場合(ステップS42でNO)、元のソフトウェアの初インストール時に識別情報の登録が行われていないこととなる。通信履歴情報読出部222は、通信部21を介して通信端末1にエラーを送信する(ステップS44)。このとき、通信端末1の通信部11は、該エラーを受信し(ステップ32)、通信端末1は、処理を終了する。
一方、既に受信した識別情報が配信管理データベース23に登録されている場合(ステップS42でYES)、通信履歴情報読出部222は、識別情報および受信した送信要求情報を配信対象決定部224に送る。配信対象決定部224は、送信要求情報を参照し、通信端末1から送信要求のあった更新用ソフトウェアを配信対象ソフトウェアとして決定し、該配信対象ソフトウェアをソフトウェア格納部24の中から読み出す(ステップS45)。
ここで、通信端末1から送信要求のあった更新用ソフトウェア以外にも、サーバ装置2側で新たにアップデートが必要と判断された修正パッチやアップデート用の更新用ソフトウェアを、配信対象ソフトウェアとして決定してもよい。
次に、配信対象決定部224は、決定した配信対象ソフトウェアを表す情報および識別情報を更新情報書込部223へ送る。更新情報書込部223は、前記配信対象ソフトウェアを表す情報と、配信管理データベース23に登録されている前記識別情報に対応するソフトウェア配信履歴情報とを比較する。このとき、前記配信対象ソフトウェアを表す情報の中に、前記ソフトウェア配信履歴情報にない情報がある場合には、その情報を新たに配信された追加ソフトウェアとして、ソフトウェア配信履歴情報に追加する。つまり、ソフトウェア配信履歴情報を更新する(ステップS46)。
そして、配信対象決定部224は、識別情報に対応する通信端末1に、ソフトウェア格納部24の中から取り出した配信対象ソフトウェアを、通信部21およびネットワーク3を介して送信する(ステップS47)。
更新用ソフトウェア取得部121は、サーバ装置2から送信された配信対象ソフトウェアを、通信部11を介して受信し(ステップS33)、インストーラ123に送る。インストーラ123が、受信したソフトウェアのインストールを行う(ステップS34)。
この結果、ユーザが元のソフトウェアをインストールした後に、入手する修正パッチやアップデート用の更新用ソフトウェアの配信履歴がサ−バ装置2の配信管理データベース23に記録されていく。
この結果、配信管理データベースのソフトウェア配信履歴情報は最新の情報に確実に更新されていく。
次に、ユーザが以前に初インストールを行ったが再度インストール(再インストール)を行う場合におけるサーバ装置2と通信端末1との処理動作について、図3を参照しながら説明する。
なお、再インストールを行う場合とは、例えば、ユーザが、元のソフトウェアおよび更新用ソフトウェアを通信端末1にインストールして、該ソフトウェアを所望の環境設定で使用していたが、該ソフトウェアを構成しているプログラムを誤って削除してしまった等のトラブルが生じ、再インストールを行う場合である。他の例として、ユーザが、古い通信端末を買い換えて、新しい通信端末1に再インストールする場合も考えられる。
上述した初インストールの場合と同様のステップS11、S12、S21を経て、情報取得部221は、通信端末1からネットワーク3および通信部21を経由して送信された識別情報および元ソフトウェア情報を受信する。
情報取得部221は、受信した識別情報および元ソフトウェア情報を通信履歴情報読出部222に送る。通信履歴情報読出部222は、受信した識別情報が配信管理データベース23に存在するか否かを検索する(ステップS22)
再インストールの場合、以前の初インストール時のステップS24において識別情報が既に登録されているため(ステップS22でYES)、通信履歴情報読出部222は、配信管理データベース23より識別情報に対応するソフトウェア配信履歴情報を特定する(ステップS23)
次に、通信履歴情報読出部222は、識別情報および該識別情報に対応するソフトウェア配信履歴情報を配信対象決定部224へ送る。配信対象決定部224は、受信したソフトウェア配信履歴情報を基に、ユーザに既に配信した更新用ソフトウェア、つまり、配信済ソフトウェアを配信対象ソフトウェアとして決定し、該配信対象ソフトウェアをソフトウェア格納部24の中から読み出す(ステップS25)。
その後、配信対象決定部224は、決定した配信済ソフトウェアを、受信した識別情報を基に、識別情報を送信した通信端末1に通信部21およびネットワーク3を介して送信する(ステップS26)。
通信端末1の更新用ソフトウェア取得部121は、通信部11を介して配信済ソフトウェアを受信する(ステップS13)。更新用ソフトウェア取得部121は、受信した配信済ソフトウェアをインストーラ123に送り、インストーラ123は、元のソフトウェアおよび配信済ソフトウェアに所定の処理を施した後、これらのソフトウェアを記憶部13に記憶させることで、インストールを実行する(ステップS14)。
この結果、元のソフトウェアを再インストールする場合、再インストール前に配信された全てのソフトウェアをインストールしたソフトウェア環境と同じソフトウェア環境に、即座にもどすことができる。
例えば、識別情報「ユーザB」を有するユーザが、記録媒体から元のソフトウェアであるソフトウェア001の再インストールを行う場合を想定する。再インストールされる通信端末が通信端末1であるとする。また、ユーザは、再インストール前に、ソフトウェア001の初インストールを行っており、かつ、サーバ装置2から更新用ソフトウェアであるソフトウェア003およびソフトウェア004を受信しているとする。ソフトウェア003およびソフトウェア004は、例えば、上述したように、送信要求情報をサーバ装置2へ送信することで取得することができる。
この場合、サーバ装置2の配信管理データベース23には、図2に示すように、識別情報「ユーザB」と、ソフトウェア配信履歴情報「ソフト001」、「ソフト003」、および「ソフト004」とが関連付けられて記憶されている。
ステップS11において、記録媒体読出部14は、記録媒体に記録されたソフトウェア001を読み出し、インストーラ123へ送る。インストーラ123はソフトウェア001のインストールを実行する。そして、ステップS12およびステップS21において、通信端末1からサーバ装置2へ、識別情報「ユーザB」、「ソフト001」をインストールしている旨の通知情報が送信される。
次に、ステップ22およびステップ23を経て、通信履歴情報読出部222は、配信管理データベース23から、識別情報「ユーザB」に対応するソフトウェア配信履歴情報である「ソフト001」,「ソフト003」,および「ソフト004」を特定する。
さらに、ステップS25において、配信対象決定部224は、配信済ソフトウェアであるソフトウェア003、ソフトウェア004を配信対象ソフトウェアとして決定し、ソフトウェア003、ソフトウェア004をソフトウェア格納部24の中から取り出す。次に、ステップS26およびステップS13において、サーバ装置2から通信端末1へ、ソフトウェア003、ソフトウェア004が送信される。
そして、ステップS14において、通信端末1がソフト001、ソフト003、ソフト004のインストールを行う。
この結果、ユーザBが元のソフトウェア「ソフト001」の再インストールを行う場合、これまでに入手してきた修正パッチやアップデート用の更新用ソフトウェア「ソフト003」と「ソフト004」とを即座に自動で入手することができる。よって、ユーザは、再インストール前、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときと同じソフトウェア環境に即座に戻すことができる。
以上のように、本実施の形態のコンテンツ配信サーバは、ネットワーク3を介して1または複数台の通信端末にソフトウェアを配信するサーバ装置2であって、通信端末と通信を行う通信部21と、情報を記憶する記憶装置とを備えている。記憶装置は、ユーザを識別する識別情報と、該識別情報に対応する通信端末またはユーザに対して既に配信されたソフトウェアである配信済ソフトウェアとの対応関係を示す配信管理データベース23を記憶している。さらに、配信管理データベース23を記憶手段から読み出し、読み出した配信管理データベース23を基に、識別情報に対応する配信済ソフトウェアを特定する通信履歴情報読出部222と、通信履歴情報読出部222が特定した配信済ソフトウェアを、識別情報に対応するユーザが使用する通信端末に配信する配信対象決定部224とを備える。
上記の構成によれば、ユーザが使用する通信端末に対して配信済ソフトウェアを再配信する場合、配信対象決定部224は、通信履歴情報読出部222が読み出した配信管理データベース23を基に、識別情報に対応する配信済ソフトウェアを、通信部21およびネットワーク3を介して、識別情報に対応するユーザが使用する通信端末に配信する。
これにより、複数の通信端末がサーバ装置2に接続されていても、ユーザ毎に配信済ソフトウェアを特定することができ、ユーザは自身に対する配信済ソフトウェアをまとめて入手することができる。
したがって、ユーザが元のソフトウェアの再インストールを行うときに、以前に配信された配信済ソフトウェアをまとめて取得できるので、再インストール前であって、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときの環境と同じ環境に戻すことができる。
本実施の形態のサーバ装置2は、上記の構成に加えて、通信端末から識別情報を取得する情報取得部221を備えており、通信履歴情報読出部222は、情報取得部221が取得した識別情報に対応する配信済ソフトウェアを特定する。
上記の構成によれば、サーバ装置2は、識別情報を取得したときに、該識別情報に対応するユーザが使用する通信端末に対して、配信済ソフトウェアを配信することができる。よって、配信済ソフトウェアの配信を求めているユーザが使用する通信端末に対して、より一層効率よく配信済ソフトウェアを配信することができる。
したがって、ユーザが元のソフトウェアの再インストールを行う場合に、通信端末からコンテンツ配信サーバに識別情報を送信することにより、配信済ソフトウェアを直ちに取得することができるので、ユーザが元のソフトウェアの再インストールと同時に配信済コンテンツのインストールも行うことができる。よって、再インストール前であって、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときのソフトウェア環境と同じソフトウェア環境により一層即座に戻すことができる。
本実施の形態のサーバ装置2は、上記の構成に加えて、さらに、情報取得部221が取得した識別情報が配信管理データベース23に含まれていない新たな識別情報であるときに、新たな識別情報を配信管理データベース23に追加して記憶手段に書き込むことにより新規登録を行う新規情報書込部225を備える。
上記の構成によれば、新規情報書込部225により新たな識別情報が配信管理データベース23に追加される。これにより、以後、前記識別情報に対応するユーザが使用する通信端末にソフトウェアを配信すると、配信管理データベース23が更新されて、識別情報と配信済ソフトウェアとの対応関係を構築していくことができる。
本実施の形態のサーバ装置2は、上記の構成に加えて、配信対象決定部224が通信端末に対して配信済ソフトウェア以外の追加ソフトウェアを配信する。
上記の構成によれば、サーバ装置2は、ユーザが未だ取得していない最新のソフトウェアを配信することができる。これにより、ユーザは、最新のソフトウェアを利用することができる。
本実施の形態のサーバ装置2は、上記の構成に加えて、さらに、配信対象決定部224が追加ソフトウェアを配信した場合に、配信先に対応する識別情報に対応する配信済ソフトウェアの情報に、配信した追加ソフトウェアの情報を追加することにより配信管理データベース23を更新する更新情報書込部223を備える。
上記の構成によれば、配信管理データベース23に含まれる配信済ソフトウェアを表す情報が常に最新の情報に更新されていく。これにより、配信管理データベース23には、識別情報に対応する配信済ソフトウェアが漏れなく含まれることになる。したがって、サーバ装置2は、最後に配信した配信済ソフトウェアまで、漏れなく確実に再配信することができる。
本実施の形態のサーバ装置2は、上記の構成に加えて、配信するソフトウェアが元のソフトウェアに対し修正を行うための修正用ソフトウェアである。
上記の構成によれば、ユーザは、元のソフトウェアが有していた不具合を修正用ソフトウェアにより修正することができる。
本実施の形態の通信端末1は、サーバ装置2からネットワーク3を介してソフトウェアを受信し、サーバ装置2と通信を行う通信部11と、自身を使用するユーザを識別する情報である識別情報を取得し、該識別情報を通信部11およびネットワーク3を介してサーバ装置2に送り出す識別情報送出部122と、識別情報送出部122が識別情報をサーバ装置2に送り出すことにより、ユーザが既に受信したソフトウェアである配信済ソフトウェアをネットワーク3および通信部11を介して取得する更新用ソフトウェア取得部121とを備える。
上記の構成によれば、通信端末1は、識別情報をサーバ装置2に送信するだけで、ユーザが既に配信された配信済ソフトウェアをまとめて取得することができる。したがって、ユーザがソフトウェアの再インストールを行うときに、以前に配信された配信済ソフトウェアをまとめて取得できるので、再インストール前であって、最後に更新用ソフトウェアをインストールしたときの環境と同じ環境に戻すことができる。
本実施の形態の通信端末1は、上記の構成に加えて、さらに、サーバ装置2に対して、ソフトウェアの送信を要求する情報を通信部11およびネットワーク3を介して送出する送信要求情報送出部124を備えており、送信要求情報送出部124が前記情報を送出することにより、更新用ソフトウェア取得部121が、要求したソフトウェアを取得する。
上記の構成によれば、配信済ソフトウェア以外のソフトウェアの送信をサーバ装置2に対して要求することができ、該ソフトウェアを容易に取得することができる。これにより、ユーザは所望のソフトウェア環境で通信端末1を使用することができる。
本実施の形態の通信端末1は、上記の構成に加えて、記録媒体から或るソフトウェアを再生する記録媒体読出部14をさらに備えており、更新用ソフトウェア取得部121が取得する配信済ソフトウェアは、記録媒体読出部14が再生するソフトウェアに対し修正を行うための修正用ソフトウェアである。
上記の構成によれば、通信端末1は、記録媒体からソフトウェアを再度取得するときに、取得したソフトウェアに対する修正用ソフトウェアを再度取得することができる。これにより、データ量の多い元のソフトウェアを記録媒体から取得し、データ量の少ない修正用ソフトウェアを通信ネットワークを介して取得するので、通信負担が軽減され、元のソフトウェアおよび修正用ソフトウェアを一層容易に再度取得することができる。
本実施の形態の通信端末1は、識別情報は、ユーザのID番号である。この構成によれば、ユーザは、自身が使用する複数の通信端末に対して、すべて同じ識別情報を与えることができる。よって、このうち1台に対して配信した配信済ソフトウェアを、サーバ装置2から、他の通信端末にもインストールすることができる。これにより、ユーザが使用する全ての通信端末を同じソフトウェア環境に統一することができる。
なお、上記の実施の形態においては、ソフトウェア格納部24は、サーバ装置2の中にある構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、別のサーバ装置内にソフトウェア格納部が設けられていてもよい。この場合、配信対象決定部224は、該ソフトウェア格納部を有する別のサーバ装置に対して配信指令を送る。配信指令とは、識別情報に対応するユーザに決定した配信対象ソフトウェアを配信する旨の指令のことである。これにより、別のサーバ装置は、配信対象ソフトウェアをソフトウェア格納部から読み出して、ユーザが使用する通信端末に配信する。また、ソフトウェア格納部24は、ディスクのチェンジャー装置などの外部記憶装置であってもよい。
また、上記の実施の形態においては、記録媒体読出部14が記録媒体から元のソフトウェアを読み出す構成である。しかしながら、これに限定されるものではない。元のソフトウェアは、ネットワーク3を介して、サーバ装置2もしくは他のサーバ装置から配信される構成であってもよい。この場合、ソフトウェア格納部24の中に元のソフトウェアが格納されている。
さらに、上記の実施の形態では、ユーザの識別情報として、ユーザのID番号を使用する例を挙げているが、これに限定されるものではない。例えば、通信端末に個別に設定されたID番号、元のソフトウェアに個別に設定されたID番号、元のソフトウェアの記録された記録媒体に個別設定されたID番号の少なくとも1つ、あるいは、これらの複数を組み合わせたものを用いてもよい。
通信端末のID番号、記録媒体読出部14が再生したソフトウェアのID番号、およびソフトウェアが記録された記録媒体のID番号を使用する場合には、ユーザがID番号を入力する手間を省略することができる。
さらに、通信端末のID番号を使用する場合には、通信端末ごとに、ソフトウェア環境を変更することができる。また、ソフトウェアのID番号を使用する場合には、識別情報のなかに、ソフトウェアの情報を含むことになるから、サーバ装置は、該ソフトウェアに対応する配信すべきソフトウェアを検索しやすい。
上記の構成によれば、サーバ装置2は、ユーザまたは通信端末を間違えることなく確実に特定することができる。これにより、ユーザまたは通信端末に対して、配信済ソフトウェアを間違えることなく、より確実に再度配信することができる。
なお、元のソフトウェアの記録された記録媒体に個別設定されたID番号を識別情報として利用する場合には、記録媒体読出部14は、記録媒体から該ID番号が読み出して、該ID番号を識別情報送出部122へ送信する。
また、図4に示したフローチャートでは、ステップS46でソフトウェア配信履歴情報の更新を行った後に、ステップS47で配信対象ソフトウェアの送信を行っているが、この順序に限らず、逆であってもよい。
また、元のソフトウェアを再インストールするとき、識別情報送出部122は、識別情報とともに元ソフトウェア情報を送出していたが、識別情報のみを送出してもよい。
〔実施の形態2〕
本発明のソフトウェア配信システムに関する他の実施の形態について図5および図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、上記の実施の形態にて説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、サーバ装置側からの定期的な配信情報により、所定の期間ごとに通信端末側で配信済ソフトウェアを通信端末側の記録部に保存(バックアップ)を行う。
図5は、本実施の形態のソフトウェア配信システムの構成を示す機能ブロック図である。
図5で示されるように、本実施の形態のソフトウェア配信システム5′は、ソフトウェアの定期配信の対象となる通信端末1′と、通信端末1′に対してソフトウェアを配信するサーバ装置(コンテンツ配信サーバ)2′と、ネットワーク(通信ネットワーク)3とを有している。通信端末1′およびサーバ装置2′はネットワーク3を介して接続されている。また、通常、ネットワーク3には他の通信端末(図示しない)が複数接続されている。さらに、別のサーバ装置(図示しない)が接続されていてもよい。
通信端末1′には、通信部11、制御部12′、記憶部13が備えられている。
制御部12′には、定期配信ソフトウェア取得部126とが備えられている。なお、図示しないが、上記実施の形態と同様の更新用ソフトウェア取得部121、識別情報送出部122、インストーラ123、および送信要求情報送出部124も備えていてもよい。
定期配信ソフトウェア取得部126は、サーバ装置2′から定期的に配信される配信済ソフトウェアを取得するためのものである。定期配信ソフトウェア取得部126は、取得した配信済ソフトウェアを記憶部13に記憶する。
サーバ装置2′は、通信部21と、複数の端末装置にソフトウェア等のコンテンツを配信する配信部22′と、配信管理データベース23′と、ソフトウェア格納部24とを有している。
また、配信部22′は、定期配信情報読出部227と、カレンダクロック226と、定期配信情報書込部228と、配信対象決定部224′とを備えている。なお、図示しないが、上記実施の形態と同様の情報取得部221と、通信履歴情報読出部222、更新情報書込部223、および新規情報書込部225を備えていてもよい。
定期配信情報読出部227は、配信管理データベース23′から情報を読み出すためのものである。情報には、ユーザが有する識別情報、該ユーザに対して配信したソフトウェア(配信済ソフトウェア)を表すソフトウェア配信履歴情報、および該ユーザに対して定期配信した最新の日時を表す定期配信情報が含まれる。定期配信情報読出部227は、カレンダクロック226から現在の日時を表す時間情報を常に、もしくは、決められた時間毎に受信する。さらに、定期配信情報読出部227は、配信管理データベース23′から読み出した情報およびカレンダクロック226から受信した時間情報を配信対象決定部224′に送る。
図6は、図5の配信管理データベース23′の登録情報例を示している。ここでは、元のソフトウェアであるソフトウェア001と、ソフトウェア002以降の更新用ソフトウェアとをユーザがインストールする場合を例にとって説明する。
配信管理データベース23′には、「ユーザA」、「ユーザB」のように、識別情報毎にソフトウェア配信履歴情報と、サーバ装置2が定期的な配信を行った日時を示す定期配信情報とが格納されている。図6では、識別情報「ユーザA」を有するユーザが、自身が使用する通信端末に対してソフト名「ソフト001」のソフトウェアのインストールを行い、その後、サーバ装置2がソフト名「ソフト002」という更新用ソフトウェアの配信を行ったことを示し、かつ、日時aに定期配信が行われたことを示す。同様に、識別情報「ユーザB」を有するユーザが、ソフト名「ソフト001」のソフトウェアのインストールを行い、その後、サーバ装置2が、ソフト名「ソフト003」および「ソフト004」という更新用ソフトウェアの配信を行ったことを示し、かつ、日時bに定期配信が行われたことを示す。
このように、配信管理データベース23′は、識別情報、ソフトウェア配信履歴情報、および定期配信情報を互いに関連付けて管理している。よって、定期配信情報読出部227は、定期配信情報を読み出すと同時に、該定期配信情報に対応する識別情報および該定期配信情報に対応するソフトウェア配信履歴情報についても読み出すことができる。定期配信情報読出部227は、カレンダクロック226から受信した現在の時間情報と配信管理データベース23′の定期配信情報とを比較し、その差が所定の期間以上である定期配信情報を読み出す。このとき、該定期配信情報に対応する識別情報およびソフトウェア配信履歴情報も同時に読み出す。定期配信情報読出部227は、識別情報、ソフトウェア配信履歴情報、および時間情報を配信対象決定部224′へ送る。
なお、配信管理データベース23′は、HDD等の周知の記憶装置(記憶手段)に記憶されている。
カレンダクロック226は、現在の日時(時間情報)を表すものであり、時間情報を定期配信情報読出部227に送る。
配信対象決定部224′は、定期配信情報読出部227から識別情報、ソフトウェア配信履歴情報、および時間情報を取得する。配信対象決定部224′は、識別情報を基に定期配信先である識別情報を有するユーザが使用する通信端末を決定し、さらに、ソフトウェア配信履歴情報を基に配信済ソフトウェアを配信対象ソフトウェアとして決定する。これにより、配信対象決定部224′は、決定した通信端末に配信済ソフトウェアを配信する。また、配信対象決定部224′は、取得した時間情報を識別情報毎に、定期配信情報書込部228へ送る。
定期配信情報書込部228は、配信管理データベース23に情報を書き込むためのものである。定期配信情報書込部228は、配信対象決定部224′から取得した時間情報を定期配信情報とし、該定期配信情報と識別情報との対応関係を示す情報を配信管理データベース23′に書き込む。つまり、配信管理データベース23′の定期配信情報の更新を行う。
配信管理データベース23′は、ユーザの識別情報と、ソフトウェア配信履歴情報と、定期配信情報とを管理するためのものであり、これら3つの情報がお互いに関連付けて記録(登録)されているデータベースである。
図7は本実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。図7においては、通信端末1′とサーバ装置2′との動作に分けている。
まず、サーバ装置2′上において、定期配信情報読出部227は、カレンダクロック226から現在の日時を表す時間情報を取得し、配信管理データベース23′より定期配信情報を基に検索を行い、以前に行われた定期配信の日時と該時間情報との差が所定時間以上である定期配信情報を特定する。S51の検索結果より、定期配信情報読出部227は、特定した定期配信情報に対応する識別情報およびソフトウェア配信履歴情報を配信管理データベース23′から読み出す(ステップS51)。以降のステップでは、ここで、通信端末1′が特定されたとして説明を続ける。
次に、定期配信情報読出部227は、読み出した識別情報およびソフトウェア配信履歴情報と時間情報とを配信対象決定部224′に送る。配信対象決定部224′は、ソフトウェア配信履歴情報を基に、配信対象ソフトウェアの決定を行う。さらに、配信対象決定部224′は、取得した識別情報より配信先となる通信端末を決定する(ステップS52)。ここで、配信対象ソフトウェアは、サーバ装置2′が通信端末1′に既に配信した配信済ソフトウェアである。
次に、配信対象決定部224′は、読み出した識別情報およびソフトウェア配信履歴情報と、時間情報とを定期配信情報書込部228に送る。定期配信情報書込部228は、配信管理データベース23′に登録されている定期配信情報の日時を更新する(ステップS53)。そして、配信対象決定部224′は、配信対象ソフトウェアをソフトウェア格納部24から読み出して、通信部21およびネットワーク3を介して、通信端末1′に対して送信する(ステップS54)。
定期配信ソフトウェア取得部126は、サーバ装置2′から送信された定期配信ソフトウェアを受信し(ステップS61)、定期配信ソフトウェア取得部126は、受信したソフトウェアを通信端末1′の記憶部13に保存する(ステップS62)。
以上のように、本実施の形態に係るサーバ装置2′の配信管理データベース23′は、識別情報と、ソフトウェア配信履歴情報と、配信済ソフトウェアの配信時を示す定期配信情報との対応関係を含んでおり、定期配信情報読出部227は、配信管理データベース23′を基に、配信時から所定期間を経過した識別情報と、該識別情報に対応する配信済ソフトウェアとを特定する。
上記の構成によれば、サーバ装置2′からの定期的な配信により、通信端末1′は、配信済ソフトウェアを取得することができ、前記定期的な配信に同期して自動バックアップを行うことにより、配信済コンテンツの定期的なバックアップを自動で容易に行うことができる。したがって、ユーザは、配信済ソフトウェアを再び取得したい場合には、バックアップした配信済ソフトウェアを読み出せばよく、サーバ装置2′に対して再配信を要求する必要が無くなる。
〔実施の形態3〕
本発明のソフトウェア配信システムに関するさらに他の実施の形態について図8〜図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、上記の実施の形態にて説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
ユーザが、古い通信端末を買い換えて、新しい通信端末1に対して、これまで古い通信端末に配信されていたソフトウェアのインストールを行う場合、端末の機種の違いにより、ソフトウェアが対応しない場合がある。例えば、通信端末が携帯電話機である場合、機種の新旧や、携帯電話事業者の変更などにより、ソフトウェアに互換性がないことがある。また、通信端末がパーソナルコンピュータである場合、機種のOS(Operating System)の違いや、同じOSでもバージョンの違いなどにより、ソフトウェアに互換性がないことがある。
そこで、本実施の形態では、通信端末が該通信端末を識別する識別情報と、前記通信端末を使用するユーザを識別する識別情報とを、ネットワークを介してサーバ装置側へ送信し、サーバ装置側は、前記通信端末と、該通信端末を使用するユーザとを識別する情報である識別情報に基づいて、配信管理データベースから配信済ソフトウェアを特定し、通信端末に対応するソフトウェアを決定し、ネットワークを介して前記通信端末に配信する。
ここで、例えば、ユーザを識別する情報としては、ユーザのアカウント名およびパスワードや、通信端末が携帯電話機である場合の電話番号、メールアドレスなどが用いられ、通信端末を識別する情報としては、製造番号や、MAC(Media Access Control)アドレス、機種のOSやバージョンをあらわす情報などが用いられる。
なお、本実施の形態のソフトウェア配信システムは、図1に示されるソフトウェア配信システム5に比べて、機能ブロックの構成は同様であるので、該構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8は、本実施の形態における配信管理データベース23の登録情報例を示している。ここでは、通信端末「X」に、ソフト名「ソフト001(X)」および「ソフト002(X)」のソフトウェアが配信されている場合を例にとって説明する。
図8に示すように、配信管理データベース23には、「M」のようにユーザを識別するためのユーザ情報と、「X」のように通信端末を識別するための通信端末情報とを識別情報として格納しており、該識別情報に対して、ソフト名「ソフト001(X)」、「ソフト002(X)」のように、ソフトウェア配信履歴情報が格納されている。例えば、図8では、ユーザ情報「M」を識別情報として有するユーザが使用する通信端末Xに対して、ソフト001(X)、ソフト002(X)というソフト名のソフトウェアを配信したことを示している。
図10は、本実施の形態における通信端末1とサーバ装置2との処理動作を説明するためのフローチャートである。図10では、通信端末1とサーバ装置2との動作が分けられている。
まず、通信端末1の送信要求情報送出部124は、ユーザ所望のソフトウェアの送信を要求する送信要求情報を識別情報送出部122に送る。識別情報送出部122は、該送信要求情報を取得すると、識別情報として、ユーザを識別するためのユーザ情報と通信端末を識別するための通信端末情報とを取得し、もしくは、記憶部13に記憶されている識別情報を読み出す。そして、識別情報送出部122は、該送信要求情報および識別情報を、通信部21およびネットワーク3を介してサーバ装置2へ送信する(ステップS71)。
サーバ装置2側では、情報取得部221が、ネットワーク3および通信部21を経由して送信された識別情報および送信要求情報を受信し、受信した識別情報を通信履歴情報読出部222へ送る(ステップS81)。
次に、通信履歴情報読出部222は、受信した識別情報が配信管理データベース23に存在するか否かを検索する(ステップS82)。
配信管理データベース23に、受信した識別情報が存在しない場合(ステップS82でNO)、通信履歴情報読出部222は、識別情報およびソフトウェア情報を新規情報書込部225に送る。新規情報書込部225は、受け取った識別情報およびソフトウェア情報を新規登録する(ステップS84)。
一方、受信した識別情報が既に配信管理データベース23に登録されている場合(ステップS82でYES)、通信履歴情報読出部222は、受信した識別情報および送信要求情報を配信対象決定部224に送る。配信対象決定部224は、送信要求情報を参照し、通信端末1から送信要求のあったソフトウェアと通信端末とを識別する情報の対応を調べ、通信端末に対応するソフトウェアを配信対象ソフトウェアとして決定し、該配信対象ソフトウェアをソフトウェア格納部24の中から読み出す(ステップS85)。
ここで、通信端末1から送信要求のあったソフトウェアには含まれず、サーバ装置2側で新たにアップデートが必要と判断された修正パッチやアップデート用の更新用ソフトウェアがある場合も、配信対象ソフトウェアとして決定してもよい。
次に、配信対象決定部224は、決定した配信対象ソフトウェアを表す情報および識別情報を更新情報書込部223へ送る。更新情報書込部223は、配信対象ソフトウェアを表す情報と、配信管理データベース23に登録されている受信した識別情報に対応するソフトウェア配信履歴情報とを比較する。ここで、新たな情報を追加する。つまり、ソフトウェア配信履歴情報を更新する(ステップS86)。
そして、配信対象決定部224は、個別情報に対応する通信端末1に、ソフトウェア格納部24の中から取り出した配信対象ソフトウェアを、通信部21およびネットワーク3を介して送信する(ステップS87)。
更新用ソフトウェア取得部121は、サーバ装置2から送信された配信対象ソフトウェアを受信し(ステップS72)、インストーラ123に送る。インストーラ123が、受信したソフトウェアのインストールを行う(ステップS73)。
例えば、識別情報「ユーザ情報M」を有するユーザが、買い替えなどにより「通信端末情報X」を持つ通信端末Xを、「通信端末情報Y」を持つ通信端末Yへ変更する場合を想定する。
まず、図10のステップS71において、通信端末Yからサーバ装置2へ、識別情報として、「ユーザ情報M」、「通信端末情報Y」を送信する。
次に、ステップS81およびステップS82を経て、通信履歴情報読出部222は、配信管理データベース23から、識別情報「ユーザ情報M」に対応するソフトウェア配信履歴情報である「ソフト001(X)」、「ソフト002(X)」を特定する。
さらに、ステップS85において、配信対象決定部224は、配信済ソフトウェアであるソフト001(X)、ソフト002(X)と、通信端末情報Yとの対応を調べる。ここで、ソフト001(X)、ソフト002(X)のソフトウェアは、通信端末Xに対応したソフトウェアである。したがって、通信端末Yに対応し、ソフト001(X)、ソフト002(X)のソフトウェアと同じ処理を行うことのできるソフトウェアとして、ソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアを配信対象ソフトウェアとして決定し、ソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアをソフトウェア格納部24の中から取り出す。
次に、ステップS86において、更新情報書込部223は、配信管理データベース23に対して更新情報を書き込む。図9は、図8に対応するものであり、更新後の配信管理データベース23の登録情報例を示している。図示のように、識別情報であるユーザ情報M、通信端末情報Yと、配信されるソフトウェアのソフト名であるソフト001(Y)、ソフト002(Y)とが配信管理データベース23に書き込まれる。
次に、ステップS87およびステップS72において、サーバ装置2から通信端末Yへ、ソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアが送信される。そして、ステップS73において、通信端末Yがソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアのインストールを行う。
この結果、ユーザが買い替えなどにより通信端末を変更した場合においても、新旧の通信端末間のソフトウェアの互換性を気にすることなく、即座にこれまでに入手してきたソフトウェアを入手することができる。よって、ユーザは、通信端末を変更しても、例えば、携帯電話機などで電話番号が同じで機種変更を行った場合でも、同じソフトウェア環境(例えば、ダウンロードしてきた着信の音声や、ゲームソフトなど)を再現することができる。また、パーソナルコンピュータなどで、異なるOSの機種に買い替えたり、バージョンアップしたOSの機種に買い換えたりした場合でも、同じソフトウェア環境を再現することができる。
また、ユーザが通信端末を変更し、元のソフトウェアとの互換性が取れない場合でも、通信端末を識別するための情報と、配信したソフトウェアの配信履歴情報とがサ−バ装置2の配信管理データベース23に記録される。この結果、配信管理データベース23のソフトウェア配信履歴情報は最新の情報に確実に更新されることができる。
ところで、識別情報「ユーザ情報M」を有するユーザが、買い替えなどにより「通信端末情報X」を持つ通信端末Xを、「通信端末情報Y」を持つ通信端末Yへ変更するとともに、ユーザ情報も「ユーザ情報N」に変更する場合が考えられる。例えば、通信端末を携帯電話機とし、ユーザ情報を電話番号とすると、機種の変更に伴い、電話番号も変更する場合が考えられる。また、通信端末をパーソナルコンピュータとし、ユーザ情報をメールアドレスとすると、機種の変更に伴い、メールアドレスも変更する場合が考えられる。
図11は、上記の場合に対応する配信管理データベース23の登録情報例を示している。図示のように、配信管理データベース23には、「A」のように本ソフトウェア配信システム5においてユーザを識別するためのユーザIDと、「M」のように他のシステムにおいてユーザを識別するために利用されているユーザ情報と、「X」のように通信端末を識別するための通信端末情報とを識別情報として格納しており、該識別情報に対して、ソフト名「ソフト001(X)」、「ソフト002(X)」のように、ソフトウェア配信履歴情報が格納されている。例えば、図11では、「ユーザID:A」、「ユーザ情報M」を識別情報として有するユーザが使用する通信端末Xに対して、ソフト001(X)とソフト002(X)というソフト名のソフトウェアを配信したことを示している。
ここで、「ユーザID:A」は、例えば、ユーザ名およびパスワードのようにユーザの個人認証を行うことができる情報であり、「ユーザ情報M」は、ユーザに割り当てられる情報、例えば、電話番号やメールアドレスなどである。
例えば、識別情報「ユーザ情報M」を有するユーザが、買い替えなどにより「通信端末情報X」を持つ通信端末Xを、「通信端末情報Y」を持つ通信端末Yへ変更するとともに、「ユーザ情報M」から「ユーザ情報N」に変更する場合を想定する。
まず、図10のステップS71において、通信端末Yからサーバ装置2へ、識別情報として、「ユーザID:A」、「ユーザ情報M」、「通信端末情報Y」を送信する。
次に、ステップS81およびステップS82を経て、通信履歴情報読出部222は、配信管理データベース23から、識別情報「ユーザID:A」に対応するソフトウェア配信履歴情報である「ソフト001(X)」,「ソフト002(X)」を特定する。
さらに、ステップS85において、配信対象決定部224は、配信済ソフトウェアであるソフト001(X)、ソフト002(X)と通信端末情報Yとの対応を調べる。ここで、ソフト001(X)、ソフト002(X)のソフトウェアは、通信端末Xに対応したソフトウェアである。したがって、通信端末Yに対応し、ソフト001(X)、ソフト002(X)のソフトウェアと同じ処理を行うことのできるソフトウェアとして、ソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアを配信対象ソフトウェアとして決定し、ソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアをソフトウェア格納部24の中から取り出す。
次に、ステップS86において、更新情報書込部223は、配信管理データベース23に対して更新情報を書き込む。図12は、図11に対応するものであり、更新後の配信管理データベース23の登録情報例を示している。図示のように、識別情報である「ユーザID:A」、「ユーザ情報N」、「通信端末情報Y」と、配信されるソフトウェアのソフト名であるソフト001(Y)、ソフト002(Y)とが配信管理データベース23に書き込まれる。
次に、ステップS87およびステップS72において、サーバ装置2から通信端末Yへ、ソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアが送信される。そして、ステップS73において、通信端末Yがソフト001(Y)、ソフト002(Y)のソフトウェアのインストールを行う。
この結果、ユーザが買い替えなどにより、通信端末とともに電話番号も変更した場合においても、通信端末間のソフトウェアの互換性を気にすることなく、即座にこれまでに入手してきたソフトウェアを入手することができる。また、配信管理データベース23上でのユーザ情報、つまり、電話番号やメールアドレスの情報も変更されるため、ユーザはこれ以降の処理に対して、識別情報として新たな電話番号やメールアドレスを使用することができる。
以上のように、本実施の形態のコンテンツ配信サーバは、ネットワーク3を介して1または複数台の通信端末にソフトウェアを配信するサーバ装置2であって、通信端末と通信を行う通信部21と、情報を記憶する記憶装置とを備えている。記憶装置は、ユーザと通信端末を識別する識別情報と、該識別情報に対応するユーザに対して既に配信されたソフトウェアである配信済ソフトウェアとの対応関係を示す配信管理データベース23を記憶している。さらに、配信管理データベース23を記憶手段から読み出し、読み出した配信管理データベース23を基に、識別情報に対応する配信済ソフトウェアを特定する通信履歴情報読出部222と、通信履歴情報読出部222が特定した配信済ソフトウェアと、識別情報に対応するユーザが使用する通信端末の対応を調べ、配信対象のソフトウェアを決定し、通信端末に配信する配信対象決定部224とを備える。
上記の構成によれば、ユーザに対して配信済ソフトウェアを再配信する場合、配信対象決定部224は、通信履歴情報読出部222が読み出した配信管理データベース23を基に、識別情報に対応する配信ソフトウェアを、通信部21およびネットワーク3を介して、識別情報に対応するユーザが使用する通信端末に配信する。
これにより、複数の通信端末がサーバ装置2に接続されていても、ユーザ毎に配信済ソフトウェアを特定することができ、ユーザは通信端末を変更した場合でも、自身に対する配信ソフトウェアをまとめて入手することができる。
したがって、ユーザが通信端末を変更した場合でも、以前に配信された配信済ソフトウェアに対応するソフトウェアをまとめて取得できるので、通信端末を変更する前と同じ環境にすることができる。
なお、上記実施の形態における通信端末1・1′の制御部12・12′、およびサーバ装置2・2′の配信部22・22′の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、上記実施形態のサーバ装置2およびサーバ装置2′の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、ユーザが通信端末の構成を変更したり、通信端末自体を変更した場合でも、以前に配信された配信済コンテンツをまとめて取得できるので、種々の通信ネットワーク上で、ノードの構成を変更する場合にも適用することができる。
本発明に係るソフトウェア配信システムの一実施の形態を示すブロック図である。 上記ソフトウェア配信システムが備えているユーザ管理データベースのデータの一登録例を示す図である。 上記ソフトウェア配信システムにおいて元のソフトウェアのインストール時の処理動作例を示すフローチャートである。 上記ソフトウェア配信システムにおいて追加ソフトウェアのインストール時の処理動作例を示すフローチャートである。 本発明に係るソフトウェア配信システムの他の実施の形態を示すブロック図である。 上記他の実施の形態に係るソフトウェア配信システムが備えているユーザ管理データベースのデータの一登録例を示す図である。 上記他の実施の形態に係るソフトウェア配信システムにおける定期配信の処理動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施の形態に係るソフトウェア配信システムが備えているユーザ管理データベースのデータの一登録例を示す図である。 上記ユーザ管理データベースの更新後のデータを示す図である。 上記ソフトウェア配信システムにおいて通信端末からの送信要求時の処理動作例を示すフローチャートである。 上記ユーザ管理データベースのデータの他の登録例を示す図である。 上記ユーザ管理データベースの更新後のデータを示す図である。
符号の説明
1・1′ 通信端末
2・2′ サーバ装置
3 ネットワーク(通信ネットワーク)
5・5′ ソフトウェア配信システム(コンテンツ配信システム)
11 通信部(通信手段)
12 制御部
13 記憶部(記憶手段)
14 記録媒体読出部(記録媒体再生手段)
21 通信部(通信手段)
22・22′ 制御部
23・23′ 配信管理データベース(配信管理情報)
24 ソフトウェア格納部
121 更新用ソフトウェア取得部(コンテンツ取得手段)
122 識別情報送出部(識別情報送出手段)
124 送信要求情報送出部(コンテンツ要求送出手段)
221 情報取得部(情報取得手段)
222 通信履歴情報読出部(特定手段)
223 更新情報書込部(更新手段)
224・224′ 配信対象決定部(配信手段)
225 新規情報書込部(新規登録手段)
227 定期配信情報読出部(特定手段)

Claims (15)

  1. 通信ネットワークを介して1または複数台の通信端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバであって、
    前記通信端末と通信を行う通信部と、
    情報を記憶する記憶部とを備えており、
    前記記憶部は、前記通信端末と分離可能に構成され、元のコンテンツが記録された記録媒体から、前記通信端末が再生する元のコンテンツの識別情報、および、前記元のコンテンツが記録された記録媒体の識別情報の何れか一方または両方と、前記通信端末を識別する識別情報と、元のコンテンツを更新するための更新用コンテンツであって、前記識別情報に対応する通信端末に対して既に配信された更新用コンテンツである配信済コンテンツとの対応関係を示す配信管理情報を記憶しており、
    前記通信端末から前記識別情報を取得する情報取得手段と、
    情報取得手段が取得した識別情報が前記記憶部に記憶されている配信管理情報に含まれていない新たな識別情報であるときに、新たな識別情報を前記配信管理情報に追加して前記記憶部に書き込むことにより前記配信管理情報への新規登録を行う新規登録手段と、
    前記配信管理情報を前記記憶部から読み出し、読み出した配信管理情報を基に、前記情報取得手段が取得した前記識別情報に対応する配信済コンテンツを特定する特定手段と、
    該特定手段が特定した配信済コンテンツを、前記識別情報に対応する通信端末に配信する配信手段とをさらに備えることを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
  2. 前記配信管理情報は、前記識別情報と、配信済コンテンツの配信時を示す配信時情報との対応関係をさらに含んでおり、
    前記特定手段は、前記配信管理情報を基に、前記配信時から所定期間を経過した前記識別情報と、該識別情報に対応する配信済コンテンツとを特定することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信サーバ。
  3. 前記配信手段は、さらに前記通信端末に対して配信済コンテンツ以外の追加コンテンツを配信することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信サーバ。
  4. 前記配信手段が前記追加コンテンツを配信した場合に、配信先に対応する識別情報に対応する配信済コンテンツの情報に、配信した追加コンテンツの情報を追加することにより配信管理情報を更新する更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツ配信サーバ。
  5. 前記配信管理情報は、前記配信済コンテンツと、前記通信端末を識別する通信端末情報、および前記通信端末を使用するユーザを識別するユーザ情報との対応関係を示しており、
    前記情報取得手段は、前記通信端末情報および前記ユーザ情報を前記通信端末から取得しており、
    前記特定手段は、前記情報取得手段が取得した前記ユーザ情報に対応する前記配信管理情報を前記記憶部から読み出し、読み出した配信管理情報を基に、前記情報取得手段が取得した前記通信端末情報に対応するコンテンツを配信済コンテンツとして特定することを特徴とする請求項に記載のコンテンツ配信サーバ。
  6. 前記記憶部が記憶する配信管理情報であって、前記ユーザ情報に対応する前記配信管理情報における通信端末情報を、前記情報取得手段が取得した前記通信端末情報に更新する端末情報更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツ配信サーバ。
  7. 前記ユーザ情報は、前記コンテンツ配信サーバが特定したユーザ情報であるユーザ内部情報と、他の装置が特定したユーザ情報であるユーザ外部情報とを含んでおり、
    前記記憶部が記憶する配信管理情報であって、前記ユーザ内部情報に対応する前記配信管理情報におけるユーザ外部情報を、前記情報取得手段が取得した前記ユーザ外部情報に更新するユーザ情報更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツ配信サーバ。
  8. コンテンツ配信サーバから通信ネットワークを介してコンテンツを受信する通信端末であって、
    前記コンテンツ配信サーバと通信を行う通信部と、
    前記通信端末と分離可能に構成され、コンテンツが記録された記録媒体から、前記通信端末が再生する元のコンテンツの識別情報、および、前記元のコンテンツが記録された記録媒体の識別情報の何れか一方または両方と、前記通信端末を識別する識別情報とを取得し、該識別情報を前記通信部および前記通信ネットワークを介して前記コンテンツ配信サーバに送り出す識別情報送出手段と、
    該識別情報送出手段が前記識別情報を前記コンテンツ配信サーバに送り出すことにより、前記元のコンテンツを更新するための更新用コンテンツであって、前記通信端末が既に受信した更新用コンテンツである配信済コンテンツを前記通信ネットワークおよび前記通信部を介して取得するコンテンツ取得手段とを備えることを特徴とする通信端末。
  9. 前記識別情報送出手段は、前記配信済コンテンツの送信を要求する情報を前記識別情報とともに前記通信部および前記通信ネットワークを介して前記コンテンツ配信サーバに送出するコンテンツ要求送出手段を備えており、
    前記コンテンツ要求送出手段が前記情報を送出することにより、前記コンテンツ取得手段が、要求した前記配信済コンテンツを取得することを特徴とする請求項に記載の通信端末。
  10. 前記識別情報送出手段は、前記通信端末を識別する通信端末情報と、前記通信端末を使用するユーザを識別するユーザ情報とを、前記通信部および前記通信ネットワークを介して前記コンテンツ配信サーバに送り出しており、
    前記コンテンツ取得手段は、前記識別情報送出手段が送り出した前記ユーザ情報のユーザが別の端末で既に取得した配信済コンテンツに関して、前記識別情報送出手段が送り出した前記通信端末情報に対応するコンテンツを取得することを特徴とする請求項に記載の通信端末。
  11. 請求項1ないしの何れか1項に記載のコンテンツ配信サーバと、請求項ないし10の何れか1項に記載の通信端末とが、通信ネットワークを介して接続されていることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  12. コンテンツ配信サーバから通信端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、
    前記通信端末が、前記通信端末と分離可能に構成され、コンテンツが記録された記録媒体から、前記通信端末が再生する元のコンテンツの識別情報、および、前記元のコンテンツが記録された記録媒体の識別情報の何れか一方または両方と、前記通信端末を識別する識別情報とを取得するステップと、
    前記通信端末が、取得された識別情報を前記コンテンツ配信サーバに送信するステップと、
    前記コンテンツ配信サーバが、前記識別情報と、前記元のコンテンツを更新するための更新用コンテンツであって、前記通信端末に対して既に配信された更新用コンテンツである配信済コンテンツとの対応関係を示す配信管理情報を記憶部から読み出すステップと
    前記コンテンツ配信サーバが、前記通信端末から送信された識別情報が、前記読み出すステップにて読み出された前記配信管理情報に含まれていない新たな識別情報であるときに、新たな識別情報を前記配信管理情報に追加して前記記憶部に書き込むことにより前記配信管理情報への新規登録を行うステップと、
    前記コンテンツ配信サーバが、前記読み出すステップにて読み出された配信管理情報を基に、前記通信端末から送信された識別情報に対応する配信済コンテンツを特定するステップと、
    前記コンテンツ配信サーバが、特定した配信済コンテンツを、前記識別情報を送信した通信端末に配信する配信ステップとを含むことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  13. 請求項1ないしの何れか1項に記載のコンテンツ配信サーバを動作させるためのコンテンツ配信プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのコンテンツ配信プログラム。
  14. 請求項ないし10の何れか1項に記載の通信端末を動作させるための端末制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための端末制御プログラム。
  15. 請求項13に記載のコンテンツ配信プログラム、および/または、請求項14に記載の端末制御プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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