JP4707880B2 - 通信装置および通信制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信中にモード切り替えを行う通信装置および通信制御方法に関する。特に、PDC(パーソナルディジタルセルラー)方式の携帯電話のハーフデュプレックスパケットなどにおいて高速モードと低速モードとの切り替えを行う通信装置および通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
PDC方式携帯電話のハーフデュプレックスパケットによる通信では、次のような方法により下り(網側から移動局側)のデータ伝送、および上り(移動局側から網側)のデータ伝送の通信速度の切り替えが行われる。このハーフデュプレックスモードでは、レイヤ1はマルチスロット構造のパケット通信用物理チャネルを使用するものであり、1サブフレーム中、最大3までのタイムスロットがパケット通信用物理チャネルに割当可能である。
【0003】
そして、高速モードにおいては、前記の1フレームあたり3のタイムスロットのすべてが下りスロットとして使われ、移動局側のレイヤ1は、これらすべてのタイムスロットに対して受信部をアクティブにする。また、高速モードにおいては移動局からの送信は行われない。
また、低速モードにおいては、1フレームあたり3のタイムスロットのうち、1が上りスロットとして、他の1が下りスロットとして使われる。また、残りの1のスロットはアイドル状態となる。
なお、1スロットあたりの通信速度は9.6kbps(キロビット毎秒)であるため、高速モードにおいては下り伝送速度は最大28.8kbps、低速モードにおいては上り下りそれぞれの伝送速度は9.6kbpsとなる。
【0004】
移動局側のレイヤ2は、高速アクティブ状態、高速アイドル状態、低速状態の3種類の状態を有する。そして、移動局側からの上りデータの送信は、レイヤ2の状態を低速状態に遷移させてから行われる。
レイヤ2にて送信フレームが発生したときには、レイヤ2がレイヤ1に対して低速モードを指示して、レイヤ1がこれに応じて低速モードへの切り替えを行う。また、送信フレームがなくなったときには、レイヤ2がレイヤ1に対して高速モードを指示して、レイヤ1がこれに応じて高速モードへの切り替えを行う。
【0005】
図9は、従来技術を用いて高速モードと低速モードを切り替えながら通信を行う際に移動局のレイヤ2とレイヤ1との間で行われる相互作用の第1の例を示すシーケンス図である。図9に示す初期においては、高速モードによる通信が行われている。つまり、HD(ハーフデュプレックス)状態を表わす変数の値は「高速状態」となっている。
【0006】
そのとき、レイヤ2において送信すべきデータ1が発生した場合(X1)、レイヤ2側では旧HD状態を表わす変数にHD状態を表わす変数の値すなわち「高速状態」を記憶させてから、HD状態を表わす変数の値を「低速状態」に置き換えることによって現在の状態を保存する(X2)。そして、レイヤ2からレイヤ1に対して低速モード切り替えコマンドが渡され(X3)、このコマンドに応じてレイヤ1では低速モードへの切り替えを行う(X4)。引き続き、レイヤ2からレイヤ1に対して、X1において発生したデータ1を網側に送信することを指示するデータ送信コマンドが渡される。そして、レイヤ1は、上りスロットを用いてデータを網側に送信する処理を行う(X6)。
【0007】
X6で示すデータ送信処理が完了すると、レイヤ1からレイヤ2に対して完了通知が送られる(X8)が、そのときレイヤ2側で新たに送信すべきデータ2が既に発生していた(X7)場合には、旧HD状態への復帰を行わずに、続けてデータ送信を行う。データ2についても、データ1の場合と同様に、データ送信コマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡され(X9)、レイヤ1側で上りスロットを用いてデータを網側に送信する処理を行い(X10)、その完了後にレイヤ1からレイヤ2に対して完了通知が送られる(X11)。
【0008】
今度は、送信すべきデータがないため、レイヤ2側では、HD状態を表わす変数に旧HD状態を表わす変数の値すなわち「高速状態」を記憶させて(X12)から、この状態つまり高速状態に切り替えるためのコマンドをレイヤ1に対して渡す(X13)。これを受けて、レイヤ1は高速モードへの切り替えを行い(X14)、以後高速モードでの通信が行われる。
【0009】
図10は、従来技術を用いた通信を行う際に移動局のレイヤ2とレイヤ1との間で行われる相互作用の第2の例を示すシーケンス図である。
図10におけるY1からY6までに示す動作等は、図9におけるX1からX6までと同様である。図10に示す場合は、レイヤ2側で、データ1のデータ送信コマンドを発行して(Y5)から完了通知を受ける(Y7)までの間に送信すべき新たなデータが発生していない点が、図9に示す場合と異なる。
【0010】
このため、Y7の完了通知を受けると、レイヤ2側では、HD状態を表わす変数に旧HD状態を表わす変数の値すなわち「高速状態」を記憶させて(Y8)から、この状態つまり高速状態に切り替えるためのコマンドをレイヤ1に対して渡す(Y9)。これを受けて、レイヤ1は高速モードへの切り替えを行う(Y10)。 ここで、レイヤ2側で新たに送信すべきデータ2が発生する(Y11)と、データ1の送信の場合と同様に、旧HD状態の保存が行われ(Y12)、レイヤ2からレイヤ1に低速モード切り替えコマンドが渡され(Y13)、低速モードへの切り替えが行われ(Y14)、データ2を送信するためのコマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡され(Y15)、以下の処理が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来技術では、次のような問題があった。
図9に示したように、移動局のレイヤ2側では、データ送信コマンドをレイヤ1側に渡して(X5、X9)から完了通知を受け取る(X8、X11)までの間待機している必要があり、送信すべきデータ2が発生して(X7)もそれをレイヤ1に渡すことができなかった。つまり、レイヤ1において送信中かどうかを、レイヤ2において意識しそれに基づいた制御を行う必要があった。これにより、処理が複雑になり、処理のための時間がかかるという問題があった。
【0012】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、データが送信中か否かをレイヤ2側で意識する必要がなく、より簡単な手順により通信の制御、特にモード切り替えの制御を行うことのできる通信装置および通信制御方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明に係る通信装置は、低速モードと高速モードとを切り替えながらデータの送受信を行う通信装置であって、前記低速モードにおいてデータの送信を行う通信装置において、通信プロトコルの相対的に上位の層の制御を行う上位層処理部と、通信プロトコルの相対的に下位の層の制御を行う下位層処理部とを備え、前記上位層処理部は、複数の送信データがあるときには、前記下位層処理部に対して前記低速モードへの切り替えの指示を渡し、その後前記下位層処理部に対して複数の前記送信データの送信の指示をそれぞれの前記送信データの送信が完了済か否かに関わらず順次渡し、その後前記下位層処理部に対して元のモードへの切り替えの指示を渡すものであり、前記下位層処理部は、前記送信データの送信処理を行っている間以外に前記上位層処理部から前記低速モード又は前記高速モードへの切り替えの指示を受けた場合には該指示に応じたモードの切り替えを行い、前記送信データの送信処理を行っている間に前記上位層処理部から前記低速モード又は前記高速モードへの切り替えの指示を受けた場合には該指示の内容を記憶するとともに前記送信データの送信処理が完了した後に、記憶された最新の指示の内容に基づくモードの切り替えを行うことを特徴とする。
【0016】
また、ハーフデュプレックスパケット通信方式の通信制御を行うパーソナルディジタルセルラー携帯電話端末であることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る通信方法は、低速モードと高速モードとを切り替えながらデータの送受信を行い、かつ前記低速モードにおいてデータの送信を行う通信方式を用いる通信装置において、通信プロトコルの相対的に上位の層の制御を行う上位層処理部と、通信プロトコルの相対的に下位の層の制御を行う下位層処理部とによる通信制御方法であって、前記上位層処理部が前記下位層処理部に対して前記低速モードへの切り替えの指示を渡す第1の過程と、この指示に応じて、前記下位層処理部が低速モードへの切り替えを行う第2の過程と、前記第1の過程における指示の後、前記上位層処理部が前記下位層処理部に対して複数の送信データの送信の指示を各々それ以前の送信データの送信処理が完了しているか否かに関わらず順次渡す第3の過程と、これらの指示に応じて、前記下位層処理部が前記送信データの送信処理を行う第4の過程と、前記第3の過程における指示の後、それらの指示による送信処理が完了しているか否かに関わらず、前記上位層処理部が元のモードへの切り替えの指示を前記下位層処理部に対して渡す第5の過程と、前記下位層処理部が、前記第5の過程の指示の内容に応じてモード切り替えを行う第6の過程とを有し、前記第6の過程において前記下位層処理部は、前記第4の過程の送信処理をまだ完了してない時点で前記第5の過程の指示を受けた場合には、当該指示の内容を記憶するとともに、前記第4の過程の送信処理の完了後にモード切り替えの指示の内容であって記憶されている最新の指示の内容に応じてモード切り替えを行うことを特徴とする。
【0020】
また、前記上位層処理部はデータリンク層の制御を行うレイヤ2処理部であり、前記下位層処理部は物理層の制御を行うレイヤ1処理部であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の複数の実施形態について、各図を参照して説明する。図1は、本発明にかかる携帯端末20の一実施の形態を示す構成ブロック図である。携帯端末20は、全体を制御する制御部2、液晶画面等からなる表示部6、各種データを記憶する記憶部8、無線(RF)アンテナ10aを介して信号を送受信する無線送受信部10、その信号を処理する信号処理部12、レイヤ1(物理層)の伝送制御を行うレイヤ1処理部13−1(下位層処理部)、レイヤ2(データリンク層)の伝送制御を行うレイヤ2処理部13−2(上位層処理部)、入力キー14、コーデック16、音声信号を出力するスピーカ16aおよび音声信号を入力するマイクロフォン16bを備えている。
【0022】
ここで、無線アンテナ10aは、基地局2000との間で無線信号を送受信するようになっている。また、携帯端末20は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。このCPUは所定の制御プログラムに従った演算処理を行い、ROMには制御プログラムや制御データが格納され、RAMには演算処理に必要な各種データが一時的に読み書きされる。前記の制御部2、レイヤ2処理部13−2、およびレイヤ1処理部13−1の機能は、CPUが所定の制御プログラムに従った処理を行うことにより実現される。
【0023】
次に、この携帯端末における処理手順について説明する。図2〜図5はそれぞれ、レイヤ2処理部(13−2)の処理手順を示すSDL(the Specification and Description Language)図である。これらのSDL図は、PDCハーフデュプレックスパケット通信方式の規格である『RCR std−27H』にレイヤ2の動作として規定されている。
【0024】
図2は、レイヤ2からレイヤ1にデータ送信コマンド(UIコマンド)を送信するときの処理手順を示すSDL図である。図2に示すように、レイヤ2は、まずHD(ハーフデュプレックス)状態を保存し(S2)、低速状態に遷移(低速モードに切り替え)してから(S4)、データ送信コマンドをレイヤ1に送信し(S6)、そしてS2において保存されたHD状態に復帰する(S8)。
【0025】
図3は、図2のS2に示したHD状態の保存の詳細な処理手順を示すSDL図である。図3に示すように、HD状態の保存においては、旧HD状態を表わす変数にHD状態を表わす変数の値を保存する(S21)。
【0026】
図4は、図2のS4に示したモードの切り替えの詳細な処理手順を示すSDL図である。なお、図4のSDL図は一般化された「XX状態」への遷移のための処理手順を表わすものであり、ここで「XX状態」とは「低速状態」、「高速アイドル状態」、「高速アクティブ状態」のいずれかである。ここで具体的には、図2のS4では「低速状態」への遷移を行っているので、その文脈において「XX状態」は「低速状態」であり、以下の図4の説明に関して同様である。図4に示すように、まずHD状態を表わす変数の値が「XX状態」(すなわち「低速状態」)に等しいかどうかを判別する(S41)。S41における判別結果が「YES」ならば、改めて状態遷移を行ってモードを切り替える必要がないため、そのまま図4に示す処理を終了する。S41における判別結果が「NO」ならば、次に、HD状態を表わす変数に「XX状態」(すなわち「低速状態」)を保存する(S42)。
【0027】
引き続き、HD状態を表わす変数が「低速状態」に等しいかどうかを判別する(S43)。S43における判別結果が「YES」ならば、レイヤ1を低速モードに切り替え(S44)、図4の処理を終了する。S43における判別結果が「NO」ならば、レイヤ1を高速モードに切り替え(S45)、図4の処理を終了する。ここでは、S42においてHD状態を表わす変数に「低速状態」が保存されているため、S44の側が実行される。
【0028】
図5は、図2のS8に示したHD状態の復帰の詳細な処理手順を示すSDL図である。図5に示すように、HD状態の復帰を行うために、まず、HD状態を表わす変数と旧HD状態を表わす変数との比較を行い両者が等しいかどうかを判別する(S81)。S81における判別結果が「YES」ならば、復帰のための変数の値の変更やモードの切り替えは必要ないため、そのまま図5の処理を終了する。S81における判別結果が「NO」ならば、次に、HD状態を表わす変数に旧HD状態を表わす変数の値を保存する(S82)。そして、HD状態を表わす変数が「低速状態」に等しいかどうかを判別する(S83)。S83における判別結果が「YES」ならば、レイヤ1を低速モードに切り替え(S84)、図5の処理を終了する。S83における判別結果が「NO」ならば、レイヤ1を高速モードに切り替え(S85)、図5の処理を終了する。
【0029】
次に、携帯端末における実際の通信制御の例について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態により高速モードと低速モードを切り替えながら通信を行う際に移動局のレイヤ2とレイヤ1との間で行われる相互作用の第1の例を示すシーケンス図である。
【0030】
図6に示す初期においては、高速モードによる通信が行われており、HD状態を表わす変数の値は「高速状態」となっている。
そして、A1において、レイヤ2において送信すべきデータ1が発生する。
これに応じて、A2において、レイヤ2側ではまずHD状態の保存を行うために、旧HD状態を表わす変数にHD状態を表わす変数の値、すなわち「高速状態」を保存する(図3のS21)。また、データ1を送信するための上りスロットを確保するために、低速状態への遷移を行う。つまり、HD状態を表わす変数に「低速状態」を保存(図4のS42)してから、A3においてレイヤ2側からレイヤ1側に低速モード切り替えコマンドが渡される。これに応じて、A4においてレイヤ1側での低速モードへの切り替えが行われる。引き続きA6において、レイヤ2側からレイヤ1側にデータ1に関するデータ送信コマンドが渡されると、これに応じて、A7においてレイヤ1でのデータ送信処理が行われる。
【0031】
図6に示す例では、前記A6の時点までに、レイヤ2において送信すべき新たなデータ2が発生している。レイヤ1側は、データ1の送信完了の通知を待つことなく、A8において、データ2に関するデータ送信コマンドをレイヤ2側に渡す。
【0032】
この時点でレイヤ2側にはさらに送信すべきデータが残っていないため、データ2の送信完了の通知を待つことなく、レイヤ2はHD状態の復帰の処理を行う。つまり、A9において、HD状態を表わす変数に旧HD状態を表わす変数の値、すなわち「高速状態」を保存し(図5のS82)、さらにA10において、レイヤ1を高速モードに切り替える(図5のS85)ために、レイヤ2からレイヤ1に高速モード切り替えコマンドが渡される。
【0033】
一方、レイヤ1側では、データ1に関するデータ送信処理(A7)が完了する前にデータ2に関するデータ送信コマンドが渡される(A8)ため、データ1の送信完了後引き続き、A11においてデータ2に関するデータ送信処理が行われる。
また、データ送信処理(A7)の途中で高速モード切り替えコマンド(A10)がレイヤ1側に渡されているが、このモード切り替えコマンドは一時的に記憶されるだけで、実際のモード切り替えの処理は後に延期される。そして、すべてのデータの送信処理が完了すると、すなわちA11が完了すると、A12において、レイヤ1が最後に受けたモード切り替えコマンドに従いモードの切り替えを行う。ここでは、最後に受けたモード切り替えコマンドは高速モード切り替えコマンド(A10)であるので、高速モードへの切り替えが行われる。
【0034】
図7は、本実施形態により通信を行う際に移動局のレイヤ2とレイヤ1との間で行われる相互作用の第2の例を示すシーケンス図である。図7におけるB1からB4までの処理は、図6に示したA1からA4までの処理と同様である。そして、B5においてデータ1に関してデータ送信コマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡され、これに応じてB6においてレイヤ1側でデータ1を送信する処理が行われる。
【0035】
図7の例では、データ1に関してデータ送信コマンドが渡された(B5)時点で、レイヤ2側に新たに送信すべきデータが発生していないため、レイヤ2側ではHD状態の復帰を行うために、B7において、HD状態を表わす変数に旧HD状態を表わす変数の値、すなわち「高速状態」が保存される(図5のS82)。そして引き続き、B8において、高速モード切り替えコマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡される(図5のS82)。レイヤ1側は、この高速モード切り替えコマンドを受け取るが、まだデータ1の送信処理(B6)が完了していないために、即座にモード切り替えを行うことなく、このコマンドを一時的に記憶する。
【0036】
その後、B9において、レイヤ2側に新たに送信すべきデータ2が発生すると、レイヤ2側ではB10において、HD状態を保存するために旧HD状態を表わす変数にHD状態を表わす変数の値、すなわち「高速状態」を保存してから、低速状態に遷移するためにHD状態を表わす変数に「低速状態」を保存する。そして引き続き、B11において、低速モード切り替えコマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡される。この低速モード切り替えコマンドは、レイヤ1側で記憶されるが、まだデータ1の送信処理中(B6)であるため実際のモード切り替えは延期される。引き続き、B12において、データ2に関するデータ送信コマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡される。データ1の送信処理(B6)が完了した時点で、既に、レイヤ1側にはデータ2のデータ送信コマンド(B12)が受け取られているため、レイヤ1側は、まだモードの切り替えを行わずに、引き続きB13に示すデータ2の送信処理を開始する。
【0037】
一方、レイヤ2側では、データ2のデータ送信コマンドを渡した(B12)後は、もう送信すべきデータが残っていないため、再びHD状態の復帰を行うために、B14において、HD状態を表わす変数に旧HD状態を表わす変数の値、すなわち「高速状態」保存する(図5のB82)。また、B15において、高速モード切り替えコマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡される。この高速モード切り替えコマンドはレイヤ1側で受け取られ、一時的に記憶されるが、まだデータ2の送信処理(B13)が完了していないために、実際のモード切り替えの処理は延期される。そして、データ2の送信処理(B13)の完了後に、B16において、レイヤ1が最後に受けたモード切り替えコマンド、つまり高速モード切り替えコマンド(B15)に従って高速モードへの切り替えが行われ、以後、高速モードでの通信が行われる。
【0038】
つまり、上述した第1の実施形態の技術的特徴は、次の通りである。レイヤ2処理部は、図2〜図5に示したSDL図の規定通りに、データ送信あるいはモード切り替えのコマンドをレイヤ1処理部に渡す。また、レイヤ2処理部は、データの送信をレイヤ1処理部に指示したときに、レイヤ1処理部からの送信処理の完了通知を待たずに、つまりデータが実際に無線区間に送出されたかどうかを意識せずに、次の処理に移る。また、レイヤ1処理部は、レイヤ2処理部から高速モード切り替えコマンドあるいは低速モード切り替えコマンドを受けても、データ送信の処理中あるいはまだ送信すべきデータが残っている状態においてはそのモード切り替えをすぐには行わず、要求された状態を保存しておき、すべてのデータ送信の処理が完了してから最後の要求に応じたモードの切り替えを行う。
【0039】
つまり、レイヤ2処理部は、複数の送信データがあるときには、レイヤ1処理部に対して低速モードへの切り替えの指示を渡し、その後レイヤ1処理部に対して複数の送信データの送信の指示をそれぞれの送信データの送信が完了済か否かに関わらず順次渡し、その後レイヤ1処理部に対して元のモードへの切り替えの指示を渡すものである。
また、レイヤ1処理部は、送信データの送信処理を行っている間以外に低速モード又は高速モードへの切り替えの指示を受けた場合には該指示に応じたモードの切り替えを行い、送信データの送信処理を行っている間にモードの切り替えの指示を受けた場合には該指示の内容を記憶するとともに送信データの送信処理が完了した後に記憶された最新の指示の内容に基づくモードの切り替えを行う。
【0040】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態の特徴は、レイヤ2からレイヤ1に対してモード切り替えコマンドを送られなくても、レイヤ1側で自律的にモードの切り替えを行うことである。
図8は、同実施形態により通信を行う際に移動局のレイヤ2とレイヤ1との間で行われる相互作用の例を示すシーケンス図である。図8に示す初期においては、高速モードでの通信が行われている。そして、C1においてレイヤ2側で送信すべきデータ1が発生したとき、レイヤ2からレイヤ1へは、低速モード切り替えコマンドが送られることなく、C2においてデータ1に関するデータ送信コマンドが送られる。このデータ送信コマンドに応じて、レイヤ1側では、データを送信するための上りスロットを確保するために、C3において自律的に、低速モードへの切り替えを行う。その後、C4においてデータ1の送信処理が行われる。
【0041】
一方、データ1の送信処理(C4)の完了前に、レイヤ2側で、C5において送信すべき新たなデータ2が発生し、C6においてデータ2に関するデータ送信コマンドがレイヤ2からレイヤ1に渡される。これに応じて、レイヤ1側は、データ1の送信処理(C4)の完了後引き続き、C7においてデータ2の送信処理を行う。そして、これが完了し、送信すべきデータが残ってない状態になると、C8において、レイヤ1は元のモード(高速モード)への切り替えを行い、これ以後、高速モードでの通信が再開される。
【0042】
つまり、上述した第2の実施形態の技術的特徴は、次の通りである。レイヤ2処理部は、レイヤ1処理部に対してデータの送信を要求するに際して予めモード切り替えコマンドを渡さず、レイヤ1処理部はデータ送信コマンドを受けたときに自律的に低速モードへの切り替えを行う。また、レイヤ1処理部は、送信すべき全てのデータの送信処理が完了すると、自律的に元のモードへの切り替えを行う。
【0043】
つまり、レイヤ2処理部は、送信データがあるときには、それより以前のデータの送信が完了済か否かに関わらず、レイヤ1処理部に対して送信データの送信の指示を渡すものである。
また、レイヤ1処理部は、送信データの送信の指示を受けた場合には低速モードへの切り替えを行った後に送信データの送信処理を行うとともに、レイヤ2処理部から指示された送信処理の完了後には元のモードへの切り替えを行う。
【0044】
なお、この第2の実施形態において、レイヤ2からレイヤ1に対して明示的なモード切り替えコマンドが渡される場合があっても良い。そのような場合には、レイヤ1側で必要なモードの切り替えを行う。但し、データ送信処理中あるいは送信すべきデータがまだ残っている状態で、モード切り替えコマンドを受けた場合には、それらのデータ送信処理が完了してから、最後に受けたモード切り替えコマンドに応じたモードの切り替えを行う。
【0045】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、上位層処理部は、それ以前の送信データの送信処理が下位層処理部において完了しているか否かに関わらず、新たな送信データの送信の指示あるいは高速あるいは低速モードへの切り替えの指示を下位層処理部に渡すことができるため、その処理を簡単化することができるとともに、処理に要する時間が短くなる。
また、この発明によれば、下位層処理部は、送信データの送信処理中に上位層処理部から高速あるいは低速モードへのモード切り替えの指示を受けた場合、すぐにその指示に基づく切り替えを実行せずに、指示の内容を記憶しておき、送信処理の完了後に記憶された最新の指示内容に基づくモード切り替えを行うため、前記のように非同期的に上位層処理部からモード切り替えの指示が渡された場合にも、その指示内容を失うことなく、上層から要求されたモードに最後に正しく切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態による携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態による携帯端末に設けられたレイヤ2処理部が、ハーフデュプレックスパケットのモード切り替えおよびデータ送信を行う処理手順を示すSDL図である。
【図3】 図2に示したSDL図におけるHD状態の保存(S2)の詳細な処理手順を示すSDL図である。
【図4】 図2に示したSDL図における低速状態への遷移(S4)の詳細な処理手順を示すSDL図である。
【図5】 図2に示したSDL図におけるHD状態の復帰(S8)の詳細な処理手順を示すSDL図である。
【図6】 同実施形態によるレイヤ2とレイヤ1との間での相互作用の第1の例を示すシーケンス図である。
【図7】 同実施形態によるレイヤ2とレイヤ1との間での相互作用の第2の例を示すシーケンス図である。
【図8】 この発明の第2の実施形態によるレイヤ2とレイヤ1との間での相互作用の例を示すシーケンス図である。
【図9】 従来技術によるレイヤ2とレイヤ1との間での相互作用の第1の例を示すシーケンス図である。
【図10】 従来技術によるレイヤ2とレイヤ1との間での相互作用の第2の例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
2 制御部
6 表示部
8 記憶部
10 無線送受信部
10a 無線アンテナ
12 信号処理部
13−1 レイヤ1処理部
13−2 レイヤ2処理部
14 入力キー
16 コーデック
16a スピーカ
16b マイクロフォン
20 携帯端末
2000 基地局

Claims (4)

  1. 低速モードと高速モードとを切り替えながらデータの送受信を行う通信装置であって、前記低速モードにおいてデータの送信を行う通信装置において、
    通信プロトコルの相対的に上位の層の制御を行う上位層処理部と、
    通信プロトコルの相対的に下位の層の制御を行う下位層処理部とを備え、
    前記上位層処理部は、複数の送信データがあるときには、前記下位層処理部に対して前記低速モードへの切り替えの指示を渡し、その後前記下位層処理部に対して複数の前記送信データの送信の指示をそれぞれの前記送信データの送信が完了済か否かに関わらず順次渡し、その後前記下位層処理部に対して元のモードへの切り替えの指示を渡すものであり、
    前記下位層処理部は、前記送信データの送信処理を行っている間以外に前記上位層処理部から前記低速モード又は前記高速モードへの切り替えの指示を受けた場合には該指示に応じたモードの切り替えを行い、前記送信データの送信処理を行っている間に前記上位層処理部から前記低速モード又は前記高速モードへの切り替えの指示を受けた場合には該指示の内容を記憶するとともに前記送信データの送信処理が完了した後に、記憶された最新の指示の内容に基づくモードの切り替えを行う
    ことを特徴とする通信装置。
  2. ハーフデュプレックスパケット通信方式の通信制御を行うパーソナルディジタルセルラー携帯電話端末であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 低速モードと高速モードとを切り替えながらデータの送受信を行い、かつ前記低速モードにおいてデータの送信を行う通信方式を用いる通信装置において、通信プロトコルの相対的に上位の層の制御を行う上位層処理部と、通信プロトコルの相対的に下位の層の制御を行う下位層処理部とによる通信制御方法であって、
    前記上位層処理部が前記下位層処理部に対して前記低速モードへの切り替えの指示を渡す第1の過程と、
    この指示に応じて、前記下位層処理部が低速モードへの切り替えを行う第2の過程と、
    前記第1の過程における指示の後、前記上位層処理部が前記下位層処理部に対して複数の送信データの送信の指示を各々それ以前の送信データの送信処理が完了しているか否かに関わらず順次渡す第3の過程と、
    これらの指示に応じて、前記下位層処理部が前記送信データの送信処理を行う第4の過程と、
    前記第3の過程における指示の後、それらの指示による送信処理が完了しているか否かに関わらず、前記上位層処理部が元のモードへの切り替えの指示を前記下位層処理部に対して渡す第5の過程と、
    前記下位層処理部が、前記第5の過程の指示の内容に応じてモード切り替えを行う第6の過程とを有し、
    前記第6の過程において前記下位層処理部は、前記第4の過程の送信処理をまだ完了してない時点で前記第5の過程の指示を受けた場合には、当該指示の内容を記憶するとともに、前記第4の過程の送信処理の完了後にモード切り替えの指示の内容であって記憶されている最新の指示の内容に応じてモード切り替えを行う
    ことを特徴とする通信制御方法。
  4. 前記上位層処理部はデータリンク層の制御を行うレイヤ2処理部であり、前記下位層処理部は物理層の制御を行うレイヤ1処理部である
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信制御方法。
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