JP5185149B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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本発明は、BPSK方式に対応した無線通信装置に関する。
従来、複数の基地局から1つを選択して音声通話の通信を行う無線通信システムでは、各基地局から送信される電波の状況等に応じて、通信相手の基地局を切り替えるハンドオーバが実施される。通話中にこのハンドオーバ処理が実行されると、処理中に相手の音声が途切れる場合があるが、無線システムの種類に応じて、この途切れる時間を短縮するための方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
無線通信システムの1つであるPHS(Personal Handy phone System)においても、ハンドオーバ処理は行われている。さらに、高速ハンドオーバと呼ばれる方法では、TDMA(Time Division Multiple Access、時分割多元接続)で使用可能な4スロットのうち、切り替え元の基地局(旧基地局)と通信中のスロット以外の空きスロットを利用して、他の基地局をサーチし、通信に適した基地局を選択する。そして、選択された基地局(新基地局)との接続が確立してから音声パスを切り替えることにより、音声が途切れる時間を短縮することができる。
ところで、PHSにおける高度化対応端末では、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying、四位相偏移変調)方式の通信に加えて、BPSK(Binary Phase Shift Keying、二位相偏移変調)方式の通信が可能となっている。BPSK方式では、QPSK方式に比べて時間当たりの情報量は半分となるが、エラーの少ない位相偏移変調方式である。
ここで、上述の高速ハンドオーバで音声パスを切り替える条件は、(1)新基地局からCC(Call Control、呼制御)応答を受信したとき、(2)新基地局の有音を検知したとき、(3)新基地局とのFACCH(Fast Associated Controll Channel)が切断状態であり、かつ、旧基地局からのRT(Radio frequency Transmission management、無線管理)無線チャネル切断通知を受信したとき、と規定されている。
図7は、QPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理を示すシーケンス図である。ここでは、PHS端末と旧基地局とが通話中に、端末が移動した等の理由により通信品質が劣化し、新基地局へ高速ハンドオーバする処理の一例を示す。
端末は空きスロットで周辺の基地局(CS)をサーチし、新基地局を選択する。続いて、選択した新基地局へリンクチャネルの確立要求を送信することにより、QPSKでのリンクチャネルの割り当てが実行される。そして、端末と新基地局とは、割り当てられたリンクチャネルの確立フェーズにおいて、通信チャネル(Tch)を確立する。
次に、端末と新基地局とは、付随制御チャネル(FACCH、SACCH(Slow Associated Controll Channel))での接続を行い、ネゴシエーションを進める。具体的には、まず、端末がCC呼設定を送信すると、新基地局がCC呼設定受付を返送する。続いて、端末がRT機能要求を送信すると、新基地局がRT機能要求応答を返送する。さらに、端末がRT秘匿鍵設定を送信した後、FACCHが切断される。
ここで、旧基地局から、RT無線チャネルの切断通知を受信したとする。すると、上述の音声パス切り替え条件(3)を満たすので、端末は音声パスを旧基地局から新基地局へ切り替え、新基地局とのQPSK通話を開始する。その後、旧基地局とのRT無線チャネルの切断完了と、新基地局からのCC応答の受信を行ってハンドオーバが完了する。
なお、RT無線チャネルの切断通知を受信するタイミングは不明であり、図7のようにFACCHの切断後とは限らない。FACCHが切断される前に受信した場合には、音声パスの切り替えは、条件(1)または(2)を満たす別のタイミングとなる。
特開平11−146450号公報
一方、BPSK方式では、取り扱う音声データの形式や通信確立の処理手順が異なる。具体的には、上述のQPSK方式での音声パスの切り替え条件に関連する事項として、有音検知ができないことと、SACCHを使用しないためFACCHの切断処理を行わないことと、が挙げられる。
このため、QPSK方式での音声パスの切り替え条件をそのままBPSK方式へ当てはめると、切り替え条件は、(1)新基地局からCC応答を受信したとき、(3a)旧基地局からのRT無線チャネル切断通知を受信したとき、の2つとなる。
図8は、BPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理を示すシーケンス図である。ここでは、切り替え条件(3a)により音声パスを切り替える場合を示している。
図7のシーケンスと同様に、端末がリンクチャネルの確立要求を送信すると、新基地局からはBPSKが割り当てられる。そして、端末と新基地局とは、割り当てられたリンクチャネルの確立フェーズにおいて、通信チャネル(Tch)を確立する。
ここで、端末と新基地局との間の通信品質も劣化してしまった場合、この後のネゴシエーションの各段階で、送受信エラーにより再送制御が発生して処理が遅延することとなる。その結果、端末は、旧基地局からのRT無線チャネルの切断通知を、ネゴシエーションの完了よりも前に受信した場合、条件(3a)により新基地局へ音声パスを切り替え、BPSK方式での通話が開始される。
すると、新基地局では、まだ正しい音声データを送信する準備が整っていないため、ノイズが発生してしまう。また、新基地局との通信品質が改善されないと、この新基地局に音声パスを通すことによりノイズが発生してしまう。
このように、QPSK方式での音声パスの切り替え条件をBPSK方式にも適用した場合には、通話の音声にノイズが発生してしまうことがあった。
本発明は、BPSK方式の通信においても、ハンドオーバ時のノイズ発生を抑制できる無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信装置は、複数の基地局から1つを選択して、当該選択した基地局との間で音声通話に係る接続を確立する無線通信装置であって、第1の基地局から第2の基地局へ接続先を切り替える際に、音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替える制御部を備え、前記制御部は、前記第2の基地局との通信方式にBPSK方式が選択されている場合に、前記第2の基地局から呼制御の応答を受信する前に前記第1の基地局から無線チャネルの切断通知を受信したときには、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替えず、前記第2の基地局から呼制御の応答を受信したときに、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替えることを特徴とする。
また、前記制御部は、前記第2の基地局から呼制御の応答を受信する前に前記第1の基地局から無線チャネルの切断通知を受信したとき、既に秘匿鍵設定を完了している場合には、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替えることが好ましい。
また、本発明に係る無線通信装置は、基地局との通信方式として、BPSK方式またはQPSK方式のいずれかを選択する選択部を備え、前記制御部は、前記選択部により選択された通信方式を判別し、当該判別された通信方式に応じて、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替える条件を決定することが好ましい。
本発明によれば、BPSK方式の通信においても、ハンドオーバ時のノイズ発生を抑制できる。
本発明の実施形態に係るPHS端末の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るPHS端末の機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るBPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理例Aを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るBPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理例Bを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るCPUにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るCPUにおける図5から続く処理の流れを示すフローチャートである。 QPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理を示すシーケンス図である。 BPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理を示すシーケンス図である。
以下、本発明の好適な実施形態の一例について説明する。なお、無線通信装置の一例としてPHS端末1を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、PHS以外の携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機等、無線通信機能を有する様々な通信装置に適用可能である。
図1は、本実施形態に係るPHS端末1の外観斜視図である。なお、図1は、いわゆる折り畳み型の端末の形態を示しているが、本発明に係る端末の形態はこれに限られない。例えば、両筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部と表示部とが1つの筐体に配置され、連結部を有さない形式(ストレートタイプ)でもよい。
PHS端末1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備えて構成される。操作部側筐体2は、表面部10に、操作部11と、PHS端末1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作部11は、各種設定機能や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメールの文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
また、表示部側筐体3は、表面部20に、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、PHS端末1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
図2は、本実施形態に係るPHS端末1の機能を示すブロック図である。PHS端末1は、操作部11と、表示部21と、CPU30(制御部、選択部)と、通信部31と、アンテナ32と、音声制御部33と、メモリ34と、を備える。
CPU30は、PHS端末1の全体を制御しており、例えば、表示部21、通信部31、音声制御部33等に対して所定の制御を行う。また、CPU30は、操作部11から入力を受け付けて、各種処理を実行する。そして、CPU30は、処理実行の際には、メモリ34を制御し、各種プログラムおよびデータの読み出し、およびデータの書き込みを行う。
表示部21は、CPU30の制御に従って、所定の画像処理を行う。そして、処理後の画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングで画面出力する。
通信部31は、所定の使用周波数帯(例えば、1.9GHz帯)で外部装置と通信を行う。そして、通信部31は、アンテナ32より受信した信号を復調処理し、処理後の信号をCPU30に供給し、また、CPU30から供給された信号を変調処理し、アンテナ32から外部装置に送信する。このときの変調方式として、基地局からの割り当て、およびCPU30の指示に従って、上述のQPSK方式またはBPSK方式が選択される。
音声制御部33は、CPU30の制御に従って、通信部31から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をレシーバ22に出力する。レシーバ22は、音声制御部33から供給された信号を外部に出力する。なお、この信号は、レシーバ22に代えて、または、レシーバ22と共に、スピーカ(図示せず)から出力されるとしてもよい。
また、音声制御部33は、CPU30の制御に従って、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号を通信部31に出力する。通信部31は、音声制御部33から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をアンテナ32より出力する。
メモリ34は、例えば、ワーキングメモリを含み、CPU30による演算処理に利用される。また、本実施形態に係る処理を実行するためのプログラムや、各種制御用条件データ等を記憶する。なお、メモリ34は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
以下、BPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバにおけるCPU30の処理内容を説明する。CPU30は、BPSK方式の新基地局へ高速ハンドオーバする場合、音声パスの切り替え条件として、(3a)に替えて(3b)RT秘匿鍵設定送信済みであり、かつ、旧基地局からのRT無線チャネル切断通知を受信したとき、とする。すなわち、CPU30は、(1)および(3b)の2つの条件により、音声パスを新基地局へと切り替える。
図3は、本実施形態に係るBPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理例Aを示すシーケンス図である。
この例では、リンクチャネル確立フェーズの後、ハンドオーバ先である新基地局との通信品質が劣化し、FACCH接続からRT秘匿鍵設定までのネゴシエーションの各段階で、送受信エラーにより再送制御が発生して処理が遅延している。その結果、RT無線チャネルの切断通知を受信するタイミングが早くなり、PHS端末1は、RT機能要求とRT機能要求応答の間にRT無線チャネルの切断通知を受信している。
RT無線チャネルの切断通知は受信したものの、RT秘匿鍵設定が送信されていないので、上述の(3b)の条件は満たさない。したがって、CPU30は、RT無線チャネルの切断通知に応じて、RT無線チャネルの切断完了通知を送信するに留め、音声パスの切り替えを条件(1)のCC応答を受信するまで待ち、その後にBPSK通話を開始する。
このCPU30の制御により、新基地局において正しい音声データを送信する準備が整った後に音声パスの切り替えが行われるので、ノイズの発生を抑制することができる。
図4は、本実施形態に係るBPSK方式の新基地局への高速ハンドオーバの処理例Bを示すシーケンス図である。
この例では、PHS端末1は、RT秘匿鍵設定が送信された後に、RT無線チャネルの切断通知を受信している。すると、上述の(3b)の条件を満たすので、CPU30は、このRT無線チャネルの切断通知を受信したタイミングで、音声パスの切り替えを実行する。
RT秘匿鍵設定が完了していれば、新基地局において正しい音声データを送信する準備が整っている。したがって、このタイミングでPHS端末1と新基地局との間でBPSK通話を開始しても、ノイズが発生しない。
図5および図6は、本実施形態に係るCPU30における処理の流れを示すフローチャートである。図5にて新基地局との通信チャネルを確立するまでの、図6にて通信チャネルを確立した後の処理を示す。
まず図5において、ステップS1では、CPU30は、周辺の基地局をサーチし、ハンドオーバ先である新基地局を選択する。このとき、CPU30は、基地局それぞれの電界強度を測定し、所定以上の強度、あるいは最大強度の基地局を、ハンドオーバ先の新基地局として選択する。
ステップS2では、CPU30は、新基地局へリンクチャネル(LCH)の確立要求を送信する。PHS端末1は、QPSKおよびBPSKの双方に対応しているため、いずれの方式を採用するかは、新基地局の応答に従う。
ステップS3では、CPU30は、ステップS2の要求に応じて新基地局から割り当てられたリンクチャネルがBPSK方式であるか否かを判定する。この判定がYESの場合、すなわちBPSK方式である場合は、ステップS4に移り、判定がNOの場合、すなわちQPSK方式である場合は、ステップS5に移る。
ステップS4では、CPU30は、新基地局との通信に用いる変調方式を、ステップS3にて割り当てられたBPSKに設定する。
ステップS5では、CPU30は、新基地局との通信に用いる変調方式を、ステップS3にて割り当てられたQPSKに設定する。
ステップS6では、CPU30は、リンクチャネル確立フェーズを実行し、新基地局との通信チャネル(TCH)を確立する。
図6に移って、ステップS11では、CPU30は、新基地局との間で、プロトコルレイヤ2の制御チャネルであるFACCHの接続を行う。
ステップS12では、CPU30は、ステップS4またはステップS5にて設定された変調方式がQPSK方式であるか否かを判定する。この判定がYESの場合、すなわちQPSK方式である場合は、ステップS13に移り、判定がNOの場合、すなわちBPSK方式である場合は、ステップS14に移る。
ステップS13では、CPU30は、QPSK方式での通信を確立させるため、BPSK方式では採用されていないSACCHの接続を行う。
ステップS14では、CPU30は、CC(呼制御)およびRT(無線管理)に関するネゴシエーションフェーズの実行を開始する。
ステップS15では、CPU30は、ステップS4またはステップS5にて設定された変調方式がQPSK方式であるか否かを判定する。この判定がYESの場合、すなわちQPSK方式である場合は、ステップS16に移り、判定がNOの場合、すなわちBPSK方式である場合は、ステップS17に移る。
ステップS16では、CPU30は、ステップS11にて接続されたFACCHを切断し、付随制御チャネルとしては、SACCHのみの接続に移行させる。
以下、CPU30は、設定された変調方式がQPSK方式であるかBPSK方式であるかを適宜判別し、対応する音声パスの切り替え条件を採用して、後続の処理を行う。
ステップS17では、CPU30は、ステップS4またはステップS5にて設定された変調方式がQPSK方式であるか否かを判定する。この判定がYESの場合、すなわちQPSK方式である場合は、ステップS18に移り、判定がNOの場合、すなわちBPSK方式である場合は、ステップS19に移る。
ステップS18では、CPU30は、新基地局の有音を検知したか否かを判定する。この判定がYESの場合は、QPSK方式における音声パス切り替えの条件(2)を満たすので、ステップS22に移る。一方、判定がNOの場合はステップS19に移る。
ステップS19では、CPU30は、旧基地局からRT無線チャネルの切断通知を受信したか否かを判定する。この判定がYESの場合はステップS20に移り、判定がNOの場合はステップS21に移る。
ステップS20では、CPU30は、変調方式がBPSK方式の場合に、RT秘匿鍵が設定済みか否かを判定する。この判定がYESの場合は、BPSK方式における音声パスの切り替え条件(3b)を満たすので、ステップS22に移る。一方、判定がNOの場合はステップS21に移る。なお、変調方式がQPSK方式の場合は、ステップS16にてFACCHが切断済みであり、音声パスの切り替え条件(3)を満たすので、ステップS22に移る。
ステップS21では、CPU30は、新基地局からCC応答を受信したか否かを判定する。この判定がYESの場合は、QPSK方式およびBPSK方式の双方における音声パスの切り替え条件(1)を満たすので、ステップS22に移る。一方、判定がNOの場合はステップS17に戻って音声パスの切り替え判定を継続する。
ステップS22では、CPU30は、新基地局との音声パスを開通させ、旧基地局から新基地局へ音声を切り替える。
以上のように、本実施形態によれば、変調方式がBPSKである場合に、旧基地局からRT無線チャネルの切断通知を受信したときに、即座に音声パスを切り替えないので、新基地局で正しい音声データの送信準備が整う前に音声通話を開始することによるノイズの発生を抑制することができる。さらに、CC応答の受信に応じて音声パスを切り替えるので、新基地局で正しい音声データの送信準備が整ってから音声通話を開始でき、ノイズ発生を抑制できる。
また、旧基地局からRT無線チャネルの切断通知を受信したとき、RT秘匿鍵設定が完了している場合には、このタイミングで音声パスを切り替える。このことにより、CC応答の受信まで待つことなく、新基地局で正しい音声データの送信準備が整ったことを判別し、より早く音声パスを切り替えることができる。
また、QPSKおよびBPSKの双方に対応可能なPHS端末1では、いずれの変調方式が選択されたのかを判別し、対応する音声パスの切り替え条件を採用する。これにより、いずれの変調方式であっても、ノイズの発生を抑制しつつ、適切なタイミングで音声パスを切り替えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 PHS端末(無線通信装置)
11 操作部
21 表示部
22 レシーバ
30 CPU(制御部、選択部)
31 通信部
32 アンテナ
33 音声制御部
34 メモリ

Claims (3)

  1. 複数の基地局から1つを選択して、当該選択した基地局との間で音声通話に係る接続を確立する無線通信装置であって、
    第1の基地局から第2の基地局へ接続先を切り替える際に、音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替える制御部を備え、
    前記制御部は、前記第2の基地局との通信方式にBPSK方式が選択されている場合に、前記第2の基地局から呼制御の応答を受信する前に前記第1の基地局から無線チャネルの切断通知を受信したときには、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替えず、前記第2の基地局から呼制御の応答を受信したときに、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の基地局から呼制御の応答を受信する前に前記第1の基地局から無線チャネルの切断通知を受信したとき、既に秘匿鍵設定を完了している場合には、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 基地局との通信方式として、BPSK方式またはQPSK方式のいずれかを選択する選択部を備え、
    前記制御部は、前記選択部により選択された通信方式を判別し、当該判別された通信方式に応じて、前記音声パスを前記第1の基地局から前記第2の基地局へ切り替える条件を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
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