JP4706057B2 - 細胞分離用吸着材、細胞分離用吸着材モジュールおよび細胞分離方法 - Google Patents
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Description
の吸着材を用いる方法は、閉鎖的な系の作製が容易であるため、簡便に無菌的な細胞吸着を実現できるという利点がある。ところが、この方法は吸着した対象細胞を脱離させることが困難であるため、吸着材に細胞懸濁液を流した後に洗浄液を導入する必要があること、細胞の回収率が不十分になり易いこと、脱離操作に時間を要すること等の問題を有している。さらに、吸着材の形態としては、ビーズまたは繊維が一般的であるが、ビーズを用いた細胞吸着モジュールでは細胞懸濁液を流通する際の圧力損失が大きいため、細胞への損傷が大きいこと、繊維を用いる場合には繊維径を厳密に決める必要があること等の問題点もあった。従って、対象細胞の除去を目的とする治療(いわゆるアフェレーシス)には非常に有効な手段であるが、吸着した対象細胞を回収して利用することは困難である。
きると、対象細胞のみならず非対象細胞も基材表面に吸着するので、回収した対象細胞に非対象細胞が混入してしまう。
(1)対象細胞を特異的に吸着する物質が導入された領域と刺激応答性高分子が結合した
領域とを基材表面上に有する細胞分離用吸着材であって、対象細胞を特異的に吸着する物質が、該物質および基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子を介して基材に導入されている、前記細胞分離用吸着材。
基材表面に、刺激応答性高分子を結合すること、ならびに
基材表面に、対象細胞を特異的に吸着する物質および基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子を吸着させ、続いて対象細胞を特異的に吸着する物質を導入することを含む、前記方法。
本発明において刺激応答性高分子とは、温度、光、pH、電気または磁気等の何らかの刺激に応答して高次構造が変化する高分子を意味する。刺激応答性高分子としては、例えば、温度応答性高分子、光応答性高分子、pH応答性高分子、電気応答性高分子および磁気応答性高分子が挙げられる。
本発明の細胞分離用吸着材は、対象細胞を特異的に吸着する物質(以下、「細胞吸着物質」と称する場合もある)が導入された領域を有する。対象細胞を特異的に吸着する物質には、対象細胞または対象細胞表面の物質と特異的に相互作用してこれを吸着または結合する物質が包含される。対象細胞を非対象細胞から選択して吸着するという観点から、対象細胞と非対象細胞の表面性状の相違を利用するものが好適である。特異的相互作用とし
ては、例えば、抗原と抗体の反応、レクチンと糖鎖の反応、酵素とその基質の反応、ビオチンとアビジンの反応、ビオチンとストレプトアビジンの反応、リボフラビンとリボフラビン結合タンパク質の反応等が挙げられる。従って、対象細胞を特異的に吸着する物質は、対象細胞または対象細胞表面の物質に応じて、適宜選択することができる。本発明においては、抗原と抗体の反応を利用し、対象細胞を特異的に吸着する物質として抗体を用いるのが好ましい。抗体の具体例としては、細胞の表面に発現している抗原(例えば、血液細胞の表面に発現している抗原、具体的には、CD2抗原、CD34抗原、CD80抗原、CD86抗原、CD90抗原、CD133抗原、CD243抗原など)と特異的に相互作用してこれを吸着する抗体が挙げられる。
本発明の細胞分離用吸着材において、上記細胞吸着物質は、該物質および基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子(以下、「ブロッキング性結合剤」と称する場合もある)を介して基材表面に導入されている。対象細胞を特異的に吸着する物質とブロッキング性結合剤との結合および/または吸着は、物理的であっても化学的であってもよい。
本発明の細胞分離用吸着材における基材としては、上記刺激応答性高分子を結合させることができ、かつ上記ブロッキング性結合剤を吸着させることができるものであれば特に制限されない。基材は、刺激応答性高分子の不溶化を主な目的として用いられるが、さらに細胞分離用吸着材の力学的な強度を補完したり、細胞分離用吸着材を取扱い易い形状に保持する役割も有する。
、パラジウム、ロジウム、銀、水銀、タングステンおよびそれらの化合物などが挙げられ、炭素材料としては、グラファイト、カ−ボンファイバーなどが挙げられ、半導体材料およびその複合材料としては、単結晶シリコン、アモルファスシリコン、炭化ケイ素、酸化ケイ素、窒化ケイ素、SOI(シリコン・オン・インシュレータ)などが挙げられ、無機材料としては、ガラス、石英ガラス、アルミナ、サファイア、セラミクス、フォルステライト、感光性ガラスなどが挙げられ、有機材料としては高分子材料などが挙げられる。
本発明はまた、上記の細胞分離用吸着材を製造する方法に関する。本発明の細胞分離用吸着材の製造方法は、基材表面に、刺激応答性高分子を結合すること、ならびに基材表面に、対象細胞を特異的に吸着する物質および基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子を吸着させ、続いて対象細胞を特異的に吸着する物質を導入することを含む。
り、高分子基材と刺激応答性高分子で構成されるグラフト共重合体が得られる。グラフト共重合体とは、幹となる単量体単位のところどころに他種の単量体単位が側鎖として配列した構造を持つ共重合体をいう(化学辞典、東京化学同人、p378)。
(グラフト済基材の重量−グラフト前基材の重量)/グラフト前基材の重量×100
本発明において細胞分離の対象とする細胞集団とは、2種以上の細胞を含む細胞集団を意味し、細胞集団を含む試料としては、例えば、末梢血、臍帯血、骨髄液、尿、腹水、ならびに対象細胞を含む細胞懸濁液等が挙げられる。対象細胞を含む細胞懸濁液には、他の方法によって粗精製されたものも含まれる。細胞集団を含む試料の性状は、目的に合致する限りにおいてどのようなものでもよいが、細胞分離の速さ、作業の容易性等を考慮すると、液体であることが望ましい。また、対象細胞とは、細胞集団に含まれる細胞であって、分離および回収の目的となる特定の細胞をいう。例えば、動物(ヒトを含む)もしくは植物、または微生物由来の細胞、これらの細胞を細胞融合して得た雑種細胞、ならびにこれらの細胞に遺伝子を導入した細胞等が挙げられる。例えば、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球(T細胞、NK細胞、B細胞等)等の白血球や、血小板、赤血球、血管内皮細胞、造血幹細胞、骨髄系幹細胞、リンパ系幹細胞、赤芽球、骨髄芽球、単芽球、巨核芽球および巨核球等の血液細胞、内皮系細胞、上皮系細胞、肝実質細胞、膵ラ島細胞等が含まれる。さらに具体的な例としては、CD2抗原、CD34抗原、CD80抗原、CD86抗原、CD90抗原、CD133抗原、CD243抗原等を表面に発現した雑種細胞等が挙げられる。
本発明はまた、上記細胞分離用吸着材が充填されてなる細胞分離用吸着材モジュールに関する。細胞分離用吸着材モジュールとは、細胞集団を導入できる入口部および非対象細胞を排出できる出口部を設けた容器に、上記の細胞分離用吸着材を充填したものを意味する。細胞分離用吸着材モジュールの容器の材質は、その内部に細胞分離用吸着材を充填できるものであれば如何なるものであってもよく、その材質としては、金属、高分子(天然および合成)、ガラスまたはこれらの複合材料等が挙げられ、具体的には、ステンレス、アルミニウム、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6などのポリアミド類、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリテトラフルオロエチレン等が挙げられる。また、容
器は硬質である必要はなく、これらの材質からなる積層フィルムのような軟質のものも使用可能である。
本発明はまた、本発明の細胞分離用吸着材または細胞分離用吸着材モジュールを用いて、細胞を分離する方法に関する。本発明の細胞分離方法は、細胞集団を含む試料を細胞分離用吸着材または細胞分離用吸着材モジュールと接触させること、および細胞分離用吸着材に刺激を与えることにより吸着している対象細胞を細胞分離用吸着材から脱離することを含む。本発明の方法においては、好ましくは、試料を接触させた後、細胞分離用吸着材に吸着していない非対象細胞を除去するため、細胞分離用吸着材を洗浄する。洗浄は、当技術分野で慣用の方法で実施することができ、例えば37℃のリン酸緩衝化食塩水(PBS)で洗浄する。
対象細胞の選択性=脱離工程を経た後の対象細胞の数/脱離工程を経た後の全細胞数
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
細胞集団を含む試料として、別々に成育させた2種の細胞を一定の細胞数比で懸濁した細胞懸濁液を用いた。刺激応答性高分子には、温度応答性高分子であるポリN−イソプロピルアクリルアミドを使用した。なお、ポリN−イソプロピルアクリルアミドの相転移温度は32℃であり、32℃より高い温度では、側鎖のアクリルアミド部分が脱水和するためにポリマー鎖が収縮して疎水性を示し、また32℃より低い温度では、側鎖のアクリルアミド部分が水和してポリマー鎖が伸長して親水性を示す。
基材には、ポリプロピレン製の不織布(PP不織布)を用いた。まず、平均孔径10μmのPP不織布(ミリポア社製)に、アルゴン雰囲気下でプラズマを照射した後、これを脱気した3%N−イソプロピルアクリルアミド水溶液中に浸漬し、60℃の水浴中で重合反応(グラフト重合)を行った。系内に大気を導入した後、反応容器からグラフト済PP不織布を取り出し、水−メタノール(1:1)混合溶媒で洗浄した。その後、グラフト済PP不織布を真空乾燥させ、下式によりグラフト量を算出した。
の重量×100
は1.9%であった。
グラフト済PP不織布を直径20mmの円形に切り出して容器内に入れ、室温に保ったプロテインG溶液(100μg/ml)を2ml添加した。これを、約5分間室温に置いて、グラフト済PP不織布とプロテインG溶液がなじむようにした。その後、容器ごと37℃雰囲気下に2時間置き、グラフト済PP不織布表面にプロテインGを吸着させた。その後、37℃のダルベッコリン酸緩衝液(PBS)で洗浄して、余剰のプロテインGを除去した。なお、2)の工程において、プロテインG溶液の溶媒には、PBSを用いた。また、室温は、32℃以下の温度とした。
次に、2)で得られた不織布(ポリN−イソプロピルアクリルアミドをグラフト結合し、かつ、プロテインGを吸着させたPP不織布)が入った容器に、室温に保ったマウス抗ヒトCD34モノクローナル抗体溶液(10μg/ml、溶媒:PBS)を2ml添加した。これを、容器ごと37℃雰囲気下に1.5時間保持した後、不織布を37℃のPBSで洗浄して余剰の抗体を除去し、細胞分離用吸着材を得た。
対象細胞として、CD34陽性細胞であるKG−1a細胞株(急性骨髄性白血病細胞)を用い、非対象細胞として、CD34陰性細胞であるJurkat細胞株(白血病性T細胞株)を使用した。これらを別々に継代し培養した両細胞株の数を各々計測し、その細胞数比が1:1であり、かつ細胞濃度が5×105個/mlとなるように混合して細胞懸濁液を調製した。この細胞懸濁液を試料として用いた。
容器内に3)で作成した細胞分離用吸着材を入れた。その上に、4)で調製した細胞懸濁液を2ml添加し、37℃にて45分間接触させた。その後、37℃のPBSにて細胞分離用吸着材を洗浄し、吸着していない細胞を除去した。
5)で用いたものとは別の容器に、5)で得られた細胞吸着済の細胞分離用吸着材を入れ、RPMI1640培地1.5mlを加えて15分間10℃に保ち、吸着していた細胞を脱離させた。
6)の溶液部分(脱離した細胞が浮遊するRPMI1640培地)を均一にし、微量をサンプリングした。血球計算盤にて、これに含まれる細胞濃度(個/ml)を計測した。
6)の溶液部分にFITC標識マウス抗ヒトCD34モノクローナル抗体を添加し、37℃で30分間撹拌した。遠心分離によって細胞を沈降させ、上澄液を廃棄して、一定量のPBSを加え、再度細胞を浮遊および懸濁させた。この細胞懸濁液を血球計算盤に移し、全ての細胞数(A)と、蛍光染色されている細胞数(F)を計測した。
その結果、選択性は0.78であった。
グラフト量1.9%のグラフト済PP不織布に代えて、グラフト量1.1%のグラフト済PP不織布を用い、かつ、プロテインG溶液(100μg/ml)に代えて、プロテインA溶液(50μg/ml)を使用した以外は、全て実施例1と同様にして対象細胞の選択性を求めた。その結果、選択性は0.92であった。
プロテインGを用いないこと以外は全て実施例1と同様にして、対象細胞の選択性を求めた。その結果、選択性は0.68であった。
プロテインAを用いないこと以外は全て実施例2と同様にして、対象細胞の選択性を求めた。その結果、選択性は0.81であった。
Claims (6)
- 対象細胞を特異的に吸着する物質が導入された領域と温度応答性高分子が結合した領域とを基材表面上に有し、対象細胞を特異的に吸着する物質が、該物質及び基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子を介して基材に導入されている細胞分離用吸着剤であって、a)対象細胞を特異的に吸着する物質が抗体であり、b)温度応答性高分子が、炭素数1〜6の直鎖又は分岐アルキル基により置換されている、ポリ(N-アルキル置換アクリルアミド)、ポリ(N-アルキル置換メタクリルアミド)、ポリ(N,N−ジアルキル置換アクリルアミド)又はポリ(N,N−ジアルキル置換メタクリルアミド)であり、c)対象細胞を特異的に吸着する物質および基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子が、抗体のFcフラグメントと親和性を有するタンパク質であることを特徴とする、前記細胞分離用吸着材。
- 温度応答性高分子がポリN−イソプロピルアクリルアミドである請求項1記載の細胞分離用吸着材。
- 抗体のFcフラグメントと親和性を有するタンパク質が、プロテインA、プロテインG、プロテインLおよびプロテインMからなる群から選択される、請求項1又は2記載の細胞分離用吸着材。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の細胞分離用吸着材が充填されてなる細胞分離用吸着材モジュール。
- 細胞集団を含む試料を、請求項1〜3のいずれか1項記載の細胞分離用吸着材または請求項4記載の細胞分離用吸着材モジュールと接触させること、および細胞分離用吸着材に刺激を与えることにより吸着している対象細胞を細胞分離用吸着材から脱離することを含む、細胞分離方法。
- 基材表面に、温度応答性高分子を結合すること、ならびに
基材表面に、対象細胞を特異的に吸着する物質および基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子を吸着させ、続いて対象細胞を特異的に吸着する物質を導入することを含む、細胞分離用吸着材の製造方法であって、a)対象細胞を特異的に吸着する物質が抗体であり、b)温度応答性高分子が、炭素数1〜6の直鎖又は分岐アルキル基により置換されている、ポリ(N-アルキル置換アクリルアミド)、ポリ(N-アルキル置換メタクリルアミド)、ポリ(N,N−ジアルキル置換アクリルアミド)又はポリ(N,N−ジアルキル置換メタクリルアミド)であり、c)対象細胞を特異的に吸着する物質および基材の双方に親和性を有するが細胞には親和性を有しない高分子が、抗体のFcフラグメントと親和性を有するタンパク質であることを特徴とする、前記方法。
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