JP4702909B2 - メダル遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技用のメダルを貯留可能なホッパータンクと、投入されたメダルをホッパータンクに誘導するメダル誘導路とを備えるメダル遊技機に係るものであり、詳しくは、メダルの衝突によって物理的な音を発するベルを備えることにより、電子機器では実現し得ない演出ができるようにした技術に関するものである。
メダルを用いて遊技を行うメダル遊技機、例えばスロットマシンは、遊技者がメダル投入口にメダルを投入し、スタートスイッチのレバー操作を行うことによって各リールを回転させ、その後、ストップスイッチを押すことによって各リールの回転を停止させる。そして、停止した各リールの図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致したときに当選となり、役に応じたメダルの払出しが行われる。そのため、スロットマシンには、メダルを貯留可能なホッパータンクと、投入されたメダルをホッパータンクに誘導するメダル誘導路と、ホッパータンクに貯留されたメダルを払い出すメダル払出し装置とが備えられている。
また、スロットマシンには、役の当選可能性の告知演出時を含む各種の演出時に点灯する様々なランプ(例えばバックランプ、上部ランプ、サイドランプ等)や、演出時にサウンドを出力するスピーカも設けられている。
さらにまた、各リールの上方部に、液晶表示器からなる画像表示装置が設けられているスロットマシンもあり、各種の演出時に、各ランプの点灯、スピーカからのサウンドの出力、画像表示装置への画像表示を行うようにすることで、遊技者の注意を演出に向かわせて、効果的な演出ができるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−58021号公報
このような演出は、その演出の内容によって役の抽選結果等を報知するものであり、遊技の進行における補助的役割を果たすものとして、極めて重要な要素となっている。そのため、多種多様な演出を実現すべく、特許文献1に記載のスロットマシンには、各種の電子機器で構成された演出出力機器が備えられており、例えば、画像表示装置には各種のカラー画像が表示され、スピーカからは、各種の電子的なサウンドが出力されるようになっている。
しかし、特許文献1の技術による演出は、ランプの点灯、スピーカからのサウンドの出力、及び画像表示装置への画像表示だけであり、これらは全て、電子的なものである。すなわち、スピーカから出力されるサウンドは、電子音であり、今となっては没個性的で面白みに欠けるので、遊技者の注意を引きつけることは、逆に難しくなっていた。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、従来のメダル遊技機に備えられた電子機器では実現し得ない演出ができるようにして、メダル遊技機の演出に対する遊技者の注意を効果的かつ持続的に喚起できるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、遊技用のメダルを貯留可能なホッパータンクと、投入されたメダルを前記ホッパータンクに誘導するメダル誘導路と、役の抽選を行う役抽選手段と、遊技中における演出の内容を定めた演出パターンを複数種類記憶した演出パターン記憶手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記演出パターン記憶手段に記憶されたいずれかの演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、前記演出パターン選択手段で選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する演出制御手段とを備えるメダル遊技機であって、前記ホッパータンクは、メダルの衝突によって物理的な音を発するベルを備え、前記メダル誘導路は、投入されたメダルを前記ベルに衝突する方向と、前記ベルに衝突しない方向とに振り分けるメダル振分け装置を備えており、前記メダル振分け装置は、前記演出制御手段によって作動することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のメダル遊技機において、前記ホッパータンクに貯留されたメダルを払い出すメダル払出し装置を備え、前記ホッパータンクは、底面を有する箱状であり、前記底面の端部側に前記メダル払出し装置との接続口が設けられ、前記ベルは、前記ホッパータンクの前記接続口と反対の端部側に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のメダル遊技機において、前記メダル振分け装置は、複数の分岐路と、いずれかの前記分岐路にメダルを導く開閉手段とからなることを特徴とする。
さらにまた、請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のメダル遊技機において、前記メダル振分け装置は、前記メダル誘導路を所定の角度内で曲折可能な曲折手段であることを特徴とする。
さらに、請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のメダル遊技機において、前記演出パターン記憶手段に記憶された演出パターンは、少なくとも、前記メダル振分け装置により、投入されたメダルを前記ベルに衝突する方向に振り分ける演出パターンを有することを特徴とする。
(作用)
上記発明においては、メダルを貯留するホッパータンクに、メダルの衝突によって物理的な音を発するベルを備えている。そして、メダルをホッパータンクに誘導するメダル誘導路は、投入されたメダルをベルに衝突する方向と、ベルに衝突しない方向とに振り分けるメダル振分け装置を備えている。
したがって、スピーカから出力される電子的なサウンドではなく、メダルがベルに衝突することによって発せられる物理的な音を演出に加えることが可能になる。
本発明によれば、メダルがベルに衝突することによって発せられる物理的な音を演出に加えることができるので、従来のメダル遊技機に備えられた電子機器では実現し得ない演出が可能となり、メダル遊技機の演出に対する遊技者の注意を効果的かつ持続的に喚起できる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明のメダル遊技機として、図柄を表示したリールを有するスロットマシンを例に挙げて説明する。
図1は、本発明のメダル遊技機に相当する実施形態のスロットマシン10を示す前面側の斜視図である。また、図2は、図1中、スロットマシン10のフロントマスク部12を取り外し、基体部11の内部が見えるように図示した斜視図である。さらにまた、図3は、図1中、スロットマシン10のフロントマスク部12を開放し、基体部11の内部が見えるように図示した正面図である。
図1〜図3に示すように、スロットマシン10の筐体は、基体部11と、基体部11の前面に取り付けられた開閉自在のフロントマスク部12とから構成されている。
ここで、基体部11は、木材等を組み立てて、前面を開口した箱形に形成したものであり、基体部11の内部であって、その下方部には、電源ユニット101と、メダルを貯留しておくホッパータンク110と、ホッパータンク110から溢れ出たメダルを収容するための補助タンク111と、ホッパータンク110に貯留されたメダルを払い出すメダル払出し装置102とが設けられている。そして、ホッパータンク110の上方部に支持板103が設けられ、この支持板103上に図柄変動表示装置30が搭載されている。
図柄変動表示装置30は、リング状のリール31を含むリールユニットを3つ並設したものである。すなわち、各リール31の回転中心部には、それぞれステッピングモータからなるリール駆動モータ32(図示せず)が連結されており、このリール駆動モータ32の駆動制御によって各リール31が個別に回転するようになっている。なお、各リール31の内周内側には、図2に示すように、バックランプ21aが取り付けられている。
一方、フロントマスク部12は、基体部11の前面を覆うようにして、基体部11に開閉可能に取り付けられたものである。そして、このフロントマスク部12には、図1に示すように、その前面側(遊技者側)に、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42や、メダル投入口43、メダル受け皿44等が配置されている。
また、スタートスイッチ41等よりも上方部には、遊技に伴う演出のため、上部ランプ21b及びサイドランプ21c、スピーカ22、大型の液晶表示器からなる画像表示装置23が設けられている。
さらにまた、フロントマスク部12の中央部には、透明窓13が設けられている。そして、この透明窓13から、基体部11の内部の各リール31(図2参照)が透視できるようになっている。
ここで、各リール31の外周面には、複数の図柄(役を構成する図柄)を印刷したリールテープがそれぞれ貼り付けられている(図示せず)。すなわち、各リール31には、リールテープによって21個の図柄が表示されており、図1に示すフロントマスク部12の透明窓13からは、個々のリール31において上下に連続する3つの図柄が見えるようになっている。そのため、透明窓13からは、各リール31の合計9個の図柄が透視できることとなる。
そして、リール31の停止時における図柄の組合せラインとなる有効ラインは、従来の5ラインのスロットマシンと同様に、水平方向上段、中段及び下段と、右下がり及び右上がりの斜め方向の各ラインの合計5本となっている。
また、基体部11の内部において、図柄変動表示装置30の上方部には、図3に示すように、透明なケース105内に収容されたメイン制御基板104が配置されている。このメイン制御基板104は、遊技の進行等の全体を統括制御する制御基板であり、図示しないが、演算等を行うCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技用等のデータを一時的に記憶するRAM等を備えたものである。なお、メイン制御基板104は、不正を防止するため、ケース105内に収容された後にかしめされ、封印されている。
一方、フロントマスク部12の裏面側の上方部には、サブ制御基板106が設けられている。サブ制御基板106は、遊技中における演出を制御する基板であって、バックランプ21a、上部ランプ21b、及びサイドランプ21cの点灯、スピーカー22からのサウンド出力、画像表示装置23による画像表示等の各種の制御を行うものであり、演算等を行うCPU、演出プログラム及び演出用のデータを記憶したROM、各種のデータを一時的に記憶するRAM等を備えている。なお、サブ制御基板106は、メイン制御基板104の下位に属する基板であり、メイン制御基板104とは、図示しないハーネスによって電気的に接続されている。そして、メイン制御基板104からサブ制御基板106に対して演出実行指令等が送信されるようになっている。
また、フロントマスク部12の裏面側の下方部には、メダル投入口43(図1参照)に対応して、メダルセレクター107が配置されている。このメダルセレクター107は、投入されたメダルが遊技状態等に応じて受付け可能であるか否かを選別する装置であり、メダルの受付けができない場合には、投入されたメダルは、メダル返却路108を介してメダル受け皿44(図1参照)に誘導され、返却される。逆に、受付けできる場合には、投入されたメダルは、メダル誘導路109を介してホッパータンク110に誘導され、貯留される。
図4は、本実施形態のスロットマシン10におけるメダル誘導路109とホッパータンク110との関係を示す正面図である。
また、図5は、本実施形態のスロットマシン10におけるメダル誘導路109とホッパータンク110との関係を示す平面図である。
図4及び図5に示すように、メダル誘導路109は、メダルセレクター107の側面からホッパータンク110の上方に向かって曲がって伸びる断面U字形のものである。そして、メダル誘導路109は、2つの分岐路(第1分岐路109a、第2分岐路109b)と、第1分岐路109a又は第2分岐路109bのいずれかにメダルを導く開閉手段109cとからなるメダル振分け装置を備えている。
このメダル振分け装置における開閉手段109cは、引き戸式のシャッターであり、モータや電磁石等の動力によって開閉する。そして、閉じた状態で第1分岐路109aにメダルを導き、開けた状態で第2分岐路109bにメダルを導くようになっている。なお、図4では、開閉手段109cを閉じた状態を図示し、図5では、開閉手段109cを開けた状態を図示している。
また、ホッパータンク110は、傾斜した底面110aを有する箱状のものであり、底面110aの端部側(深部側)に、メダル払出し装置102(図3参照)との接続口110bが設けられ、接続口110bと反対の端部側(浅部側)には、遊技に伴う演出のために、金属製のベル112が取り付けられている。そして、第1分岐路109aを通るメダルは、ベル112に衝突しない方向になり、第2分岐路109bを通るメダルは、ベル112に衝突する方向になっている。
ここで、遊技者がメダル投入口43(図1参照)にメダルを投入し、それが受付け可能なメダルである場合には、上記したように、メダル誘導路109を介してホッパータンク110に誘導されるが、メダル振分け装置の開閉手段109cにより、第1分岐路109a側にメダルが導かれれば、そのメダルは、ベル112に衝突しないでそのままホッパータンク110に貯留される。
一方、メダル振分け装置の開閉手段109cにより、第2分岐路109b側にメダルが導かれれば、そのメダルがベル112に衝突して物理的な金属音を発するので、それが演出の一種になる。その後、メダルは、ホッパータンク110の底面110aを滑り落ち、深部側(接続口110b側)から徐々に貯留されるようになる。貯留されたメダルは、接続口110bを通り、遊技結果に応じて、メダル払出し装置102によってメダル受け皿44(図1参照)に払い出される。
次に、このような本実施形態のスロットマシン10における遊技について説明する。
図6は、本実施形態のスロットマシン10による制御の概略を示すブロック図である。図6において、遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10の全体を統括制御する手段である。そして、この遊技制御手段60は、役の抽選、各リール31の駆動制御、入賞時の払出し等といった遊技の進行を制御するメイン制御手段60aと、ランプ21(図1又は図2に示すバックランプ21a、上部ランプ21b、及びサイドランプ21c)、スピーカー22、及び画像表示装置23に対する演出の出力を制御するとともに、メダル振分け装置の開閉手段109cを制御するサブ制御手段60bとを備えている。なお、本実施形態における各手段は例示であり、メイン制御手段60aやサブ制御手段60b等は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
メイン制御手段60aは、上述のメイン制御基板104(図3参照)上に実装されているCPU、ROM及びRAM等から構成されたものである。
また、サブ制御手段60bは、上述のサブ制御基板106(図3参照)上に実装されているCPU、ROM及びRAM等から構成されたものである。
そして、メイン制御手段60aの入力側(図6中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及び3つのストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ここで、ベットスイッチ40は、メダル投入口43(図1参照)からのメダルの投入と同様に、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチである。
また、スタートスイッチ41は、図柄変動表示装置30(図2参照)の各リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応する各リール31を個別に停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
また、メイン制御手段60aの出力側(図6中、右側)には、各リール31をそれぞれ駆動する3つのリール駆動モータ32が電気的に接続されている。そして、遊技者は、図1に示すメダル投入口43からメダルを投入するか、又はベットスイッチ40を操作することによってメダルを投入し、有効ラインを有効化する。次に、スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段60aに入力され、メイン制御手段60aは、この信号に基づいてリール駆動モータ32を駆動することで、全てのリール31が回転するように制御する。これにより、スタートスイッチ41の操作によって各リール31が回転し、透明窓13(図1参照)内において、各リール31の図柄が所定の速度で上下方向に移動表示されることとなる。
さらに、メイン制御手段60aは、スタートスイッチ41が操作されたときは、スタートスイッチ41が操作された旨の信号をサブ制御手段60bに送信する。これにより、サブ制御手段60bは、この信号を受信し、サブ制御手段60bの出力側(図6中、右側)に電気的に接続された各演出出力機器の制御(ランプ21の点灯、スピーカ22からのサウンド出力、画像表示装置23の画像表示、開閉手段109cによるベル112の振鈴)を行う。
また、ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段60aに入力され、メイン制御手段60aは、リール駆動モータ32を駆動して、操作されたストップスイッチ42に対応するリール31を停止させるように制御する。さらにまた、メイン制御手段60aは、ストップスイッチ42が操作された旨の信号を受信すると、その旨の信号をサブ制御手段60bに送信する。サブ制御手段60bは、この受信した信号に基づいて、演出の出力を制御する。
そして、全てのリール31の停止時に、各リール31における有効ライン上の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときに、成立役に応じたメダルの払出し等が行われることとなる。
また、サブ制御手段60bの出力側(図6中、右側)には、上記したように、サブ制御手段60bによって作動するランプ21、スピーカ22、画像表示装置23、開閉手段109c及びベル112からなる演出出力機器を備えている。
このランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、前方側に位置する図柄を後ろから照らすためのバックランプ21a(図2参照)や、図1に示すスロットマシン10の前面側に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ21b及びサイドランプ21cが含まれる。
また、スピーカ22は、フロントマスク部12(図1参照)の上部に設けられ、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶表示器であり、各種の図柄を画像表示して、遊技中に図柄による様々な演出を表示するものである。
さらに、開閉手段109cは、投入されたメダルをベル112に衝突する方向と、ベル112に衝突しない方向とに振り分けて、ベル112を鳴らしたり鳴らさなかったりするものである。
次に、メイン制御手段60aについて詳細に説明する。メイン制御手段60aは、図6に示すように、以下の役抽選手段61〜情報送信手段69を備える。
役抽選手段61は、役の抽選を行うものである。ここで、本実施形態における役の種類としては、特別役(BB及びRB)、小役、リプレイ及び所定役が設けられている。
BB(ビックボーナス)は、特別役に相当する役の1つであって、特別遊技の1つに相当するBB遊技に移行させる役である。また、RB(レギュラーボーナス)もBBと同様に特別役に相当する役の1つであって、特別遊技の1つに相当するRB遊技に移行させる役である。なお、これらのBB遊技及びRB遊技については後述する。
さらにまた、小役とは、予め定められた数の遊技媒体(本実施形態ではメダル)が払い出される役である。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、メダルが自動投入され、次遊技(再遊技)が行える役である。なお、当該遊技で投入したメダル枚数と同じメダル枚数が投入されて再遊技が行える場合と、当該遊技で投入したメダル枚数と異なるメダル枚数が投入されて再遊技が行える場合との双方が挙げられる。
また、所定役とは、特別遊技(BB遊技及びRB遊技)で抽選される(通常遊技では抽選されない)役であり、小役と同様に、予め定められた数の遊技媒体が払い出される役である。
さらにまた、以上の各役に対応する図柄の組合せがそれぞれ定められている。そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、その役の入賞となり、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
役抽選手段61は、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数又はソフトウェア乱数)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に対応する値を、後述の役抽選テーブル62と照合し、その値が属する範囲に対応する当選役(非当選を含む)を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオン(操作)された時に抽出する。そして、判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値が属する範囲に対応する役を当選役に決定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技の非内部中、通常遊技の内部中、特別遊技中)ごとに、特有の役抽選テーブル62が設けられている。
各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
なお、図示しないが、各役の当選領域及び非当選領域は、出玉率の設定値(設定1〜設定6の6段階)ごとに定められている。
抽選結果記憶手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果を記憶するためのものである。抽選結果記憶手段63は、全ての役ごとに当選役フラグを備えており、いずれかの役に当選した場合には、その役に対応する当選役フラグをオンにすることで、各役の当選/非当選を記憶する。
ここで、役には、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
そして、持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、特別役の入賞となるまでの遊技において、特別役フラグがオンにされ、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。そして、特別役フラグのオンの状態は、特別役が入賞するまで維持され、特別役が入賞した時点で、オンからオフに戻される。
なお、通常遊技には、非内部中及び内部中と称する概念が設けられている。非内部中とは、特別役に当選していない遊技状態、すなわち特別役フラグがオフの状態をいう。これに対し、内部中とは、当該遊技又はそれ以前の遊技において特別役に当選し、特別役フラグがオンになっているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技状態をいう。
また、役抽選手段61による役の抽選において、特別役以外の役(小役、リプレイ及び所定役)に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり(当該遊技でのみ当選役フラグがオンとされ)、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役が当選した遊技では、その当選した役が入賞可能にリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する(その当選役のフラグがオフにされる)。
リール停止制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、抽選結果記憶手段63に記憶されている当選役フラグの状態(役抽選手段61による役の抽選結果)と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、リール駆動モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール停止制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の停止制御時における最大移動図柄数(最大回転量)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内に設定されている。また、いいかえれば、「リール31の停止制御の範囲内」とは、リール31の停止制御時間の範囲内、すなわちストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間から190ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄数(5図柄)先までの図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
いいかえれば、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
停止位置決定テーブル65は、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に基づいて、リール31の停止位置(リール31の停止時における有効ライン上の図柄)を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、BBの当選時に用いられるBBテーブル、RBの当選時に用いられるRBテーブル、小役の当選時に用いられる小役テーブル、リプレイの当選時に用いられるリプレイテーブル、非内部中において非当選時に用いられる非当選テーブル、及び所定役の当選時に用いられる所定役テーブルを備える。
そして、リール停止制御手段64は、いずれかの停止位置決定テーブル65を用いて、リール31の停止制御の範囲内において、いずれかの図柄を有効ラインに停止させるように制御する。
停止図柄判別手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。停止図柄判別手段65は、例えばリール駆動モータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別する。
なお、停止図柄判別手段66は、リール31が実際に停止してから図柄の組合せを判別するのではなく、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置から、停止位置決定テーブル64によってリール31の停止位置が定められた時点で、有効ライン上の図柄の組合せを判別することも可能である。
払出し手段67は、停止図柄判別手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じた所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、メダルを自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段68は、特別遊技(BB遊技又はRB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
特別遊技制御手段68は、BBに対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、通常遊技からBB遊技に移行させる。また、RBに対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、通常遊技からRB遊技に移行させる。
さらにまた、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態フラグ68aを備える。特別遊技状態フラグ68aは、BB遊技中において、遊技状態が特別遊技状態に設定されたときにオンとなり、特別遊技状態が終了したときにオフとなるフラグである。
先ず、通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、次遊技からBB遊技が開始される。
このとき、特別遊技制御手段68は、BB遊技の最初の遊技の開始直前(遊技者からのメダルの受付けを開始する直前)に、特別遊技状態フラグ68aをオンにする。これにより、BB遊技の最初の遊技から、特別遊技状態に設定される。
また、特別遊技状態では、特別遊技制御手段68は、遊技を開始するときは、1枚のみメダルを受け付ける。そして、1枚のメダルが投入されると、水平方向中段の1本を有効ラインに設定する。
さらにまた、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。本実施形態において、特別遊技状態の終了条件は、役(所定役)の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことの少なくとも一方を満たしたときである。
そして、役の入賞回数が8回に到達したとき、又は特別遊技状態での遊技回数が12回に到達したときは、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態を終了させるため、その遊技の終了時に、特別遊技状態フラグ68aをオフにする。
さらに、特別遊技制御手段68は、その遊技の次遊技の開始直前(遊技者からのメダルの受付けを開始する直前)に、特別遊技状態フラグ68aをオンにする。これにより、特別遊技状態の終了条件を満たした遊技では、その遊技の終了時に特別遊技状態が終了するが、その次の遊技の開始直前に、再度、遊技状態が特別遊技状態に設定される。
なお、本実施形態のBB遊技は、上述した通りであるが、従来より周知のBB遊技であっても良い。
すなわち、BB遊技に移行すると、先ず、通常遊技と同様に所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行う一般遊技を行い、この一般遊技でボーナスゲームに移行するための移行役の抽選を行う。一般遊技中に移行役が当選、入賞したときは、次遊技からボーナスゲームに移行させる。
そして、ボーナスゲームでは、1枚のメダルを投入するとともに、水平方向中段の1本を有効ラインに設定した遊技を行う。ボーナスゲームでは、所定役の抽選が行われ、所定役の入賞回数又はボーナスゲームの遊技回数が規定回数に到達すると、ボーナスゲームを終了して一般遊技に戻る。このようにして、BB遊技の終了条件(例えば、後述するように、メダルの枚数が上限値を超えたとき)を満たすまで、一般遊技とボーナスゲームとの間の行き来を繰り返すものである。
また、本実施形態では、BB遊技の終了条件として、BB遊技中に払い出されたメダル枚数が上限値を超えたことに設定されている。ここで、本実施形態の上限値は、465枚に設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が上限値を超えた(465枚を超えた)と判別したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判別する。
また、RB遊技は、上記のBB遊技での特別遊技状態の遊技を1セット、すなわち役(所定役)の入賞回数が8回に到達するまで、又は遊技回数が12回に到達するまで行うものである。RB遊技においては、特別遊技制御手段68は、遊技回数又は役の入賞回数をカウントし続ける。
情報送信手段69は、毎遊技ごと、メダルの投入枚数の情報、スタートスイッチ41が操作された旨の操作情報、役抽選手段61による役の抽選結果情報(当選役の情報)、ストップスイッチ42が操作された旨の操作情報、各リール31の停止位置の情報、及び払い出されたメダル枚数の情報等を、サブ制御手段60b側に送信するものである。
次に、サブ制御手段60bについて詳細に説明する。サブ制御手段60bは、図6に示すように、情報受信手段81、演出パターン記憶手段82、演出パターン選択手段83、及び演出制御手段84とを備える。
情報受信手段81は、情報送信手段69により送信されてくる、払出し情報、スタートスイッチ41及びストップスイッチ42が操作された旨の操作情報、役の抽選結果情報、各リール31の停止位置の情報、及び払い出されたメダル枚数の情報等を受信するものである。
サブ制御手段60b側では、受信した情報に基づいて、ランプ21の点灯、スピーカ22の出力、画像表示装置23の画像表示、開閉手段109cを介したベル112の振鈴を制御する。
演出パターン記憶手段82は、複数種類の演出パターンを記憶しているものである。この演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、BB当選時、小役当選時(非内部中又は内部中)、及び非当選時(非内部中又は内部中)等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、画像表示装置23にどのような画像を表示するか、ベル112を鳴らすか鳴らさないか)を定めたものである。
演出パターン選択手段83は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果(受信した情報)に基づいて、遊技が開始されたときに、演出パターンを選択するものである。演出パターンの選択は、本実施形態では、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役ごとに複数設けられており、当選役に対応する複数の演出パターンの中から、いずれか1つを選択する。
さらにまた、演出制御手段84は、選択された演出パターンに従い、所定のタイミングで、演出の出力を制御するものである。
次に、このような本実施形態のスロットマシン10における演出について説明する。
演出に際し、演出制御手段84(図6参照)は、遊技中の各種の情報(貯留メダル数、払出し枚数等の情報)を画像表示装置23(図1参照)に表示する制御を行うが、画像表示装置23は、図1に示すように、透明窓13の上方(図2に示すリール31の視認領域と重複しない領域)に設けられているので、画像表示装置23の画像表示により、リール31の視認性が妨げられることはない。そのため、選択された演出パターンに基づいて演出を行っても、遊技の支障にはならない。
ここで、演出パターンには、投入されたメダルをベル112(図4及び図5参照)に衝突する方向に振り分ける特定演出パターンが設けられている。なお、通常の演出パターンでは、投入されたメダルがベル112に衝突しない方向に振り分けられるようになっている。
そして、役抽選手段61(図6参照)によって役抽選が行われ、その抽選結果に基づいて、演出パターン選択手段83(図6参照)によって特定演出パターンが選択されると、演出制御手段84は、演出のための画像を画像表示装置23に表示させる。
また、演出制御手段84は、図4及び図5に示すメダル振分け装置(第1分岐路109a、第2分岐路109b、及び開閉手段109c)の開閉手段109cを制御し、メダル投入口43(図1参照)に投入されたメダルをベル112に衝突する方向(第2分岐路109bを通る方向)に振り分ける。すなわち、役抽選手段61による役抽選の結果、ボーナス役が当選している場合には、特定演出パターンに基づいて、開閉手段109cにより、第2分岐路109b側にメダルが導かれる。そのため、次遊技以降、メダル投入口43からメダルが投入されるごとに、そのメダルがベル112に衝突して物理的な金属音を発する。したがって、電子音とは異なる新鮮な音が発せられ、それが従来にない演出となって、演出に対する遊技者の注意を効果的かつ持続的に喚起できることとなる。
一方、ボーナス役が当選していない場合には、通常の演出パターンに基づいて、開閉手段109cにより、第1分岐路109a側にメダルが導かれる。そのため、メダルが投入されても、そのメダルはベル112に衝突せず、音が発せられないので、遊技者に対し、ボーナス役に当選していないことが報知されることとなる。
なお、ある所定の回数の遊技を消化したときは、演出制御手段84は、開閉手段109cを制御し、投入されたメダルを常に第1分岐路109a側に導いてベル112に衝突しないようにすることで、特定演出パターンによる演出前の状態に戻す。そして、次遊技に備えるようにする。
以上の特定演出パターンは、役抽選手段61による役の抽選結果に対応して選択されるが、本実施形態では、特定演出パターンは、特別役に当選したときは、高確率で(例えば、50%の確率で)選択されるとともに、特別役に当選していないときでも、わずかな確率で(例えば、2%程度の確率で)選択される。
したがって、特定演出パターンに基づく上記演出を行うことで、遊技者に対し、特別役に当選したかも知れないという期待感を与えることができる。
次に、メダル振分け装置の他の形態について説明する。
図7は、他の実施形態のスロットマシン10’におけるメダル誘導路109’とホッパータンク110との関係を示す正面図である。
また、図8は、他の実施形態のスロットマシン10’におけるメダル誘導路109’とホッパータンク110との関係を示す平面図である。
図7及び図8に示すように、メダル誘導路109’は、メダルセレクター107の側面からホッパータンク110の上方に向かって曲がって伸びる断面U字形のものである。そして、メダル誘導路109’には、メダル誘導路109’を所定の角度内で曲折可能な曲折手段109dが設けられており、この曲折手段109dがメダル振分け装置となっている。
このメダル振分け装置における曲折手段109dは、メダル誘導路109’に形成された5つの曲折部をモータや電磁石等の動力によって所定の角度内で曲折するものである。そのため、演出制御手段84(図6参照)によって曲折手段109dを制御することで、メダル誘導路109’が所定の角度内で曲折され、メダルがベル112に衝突する方向(図7及び図8の実線で示す方向)と、ベル112に衝突しない方向(図7及び図8の点線で示す方向)とに振り分けられる。
ここで、遊技者がメダル投入口43(図1参照)にメダルを投入し、それが受付け可能なメダルである場合には、そのメダルは、メダル誘導路109’を介してホッパータンク110に誘導されるが、メダル振分け装置の曲折手段109dにより、メダル誘導路109’が図7及び図8の点線で示す状態になっていれば、そのメダルは、ベル112に衝突しないでそのままホッパータンク110に貯留される。
一方、メダル振分け装置の曲折手段109dにより、メダル誘導路109’が図7及び図8の実線で示す状態になっていれば、そのメダルがベル112に衝突して物理的な金属音を発するので、それが演出の一種になる。その後、メダルは、ホッパータンク110の底面110aを滑り落ち、深部側(接続口110b側)から徐々に貯留されるようになる。貯留されたメダルは、接続口110bを通り、遊技結果に応じて、メダル払出し装置102によってメダル受け皿44(図1参照)に払い出される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形が可能である。
(1)実施形態では、メダルの衝突によって物理的な音を発するベル112を1つだけ備えたが、例えば、異なる音色の複数のベル112を備えるようにしても良い。なお、この場合、メダル振分け装置が分岐路を有する形態のものであれば、ベル112の数に合せて、第1分岐路109a及び第2分岐路109bの他にも、別の分岐路を有するようにしておく。
(2)実施形態では、ホッパータンク110の底面110aにベル112を取り付けたが、メダルが衝突する位置であれば、底面110aに限らず、どこにベル112を配置しても良い。
本発明のメダル遊技機に相当する実施形態のスロットマシンを示す前面側の斜視図である。 図1中、スロットマシンのフロントマスク部を取り外し、基体部の内部が見えるように図示した斜視図である。 図1中、スロットマシンのフロントマスク部を開放し、基体部の内部が見えるように図示した正面図である。 本実施形態のスロットマシンにおけるメダル誘導路とホッパータンクとの関係を示す正面図である。 本実施形態のスロットマシンにおけるメダル誘導路とホッパータンクとの関係を示す平面図である。 本実施形態のスロットマシンによる制御の概略を示すブロック図である。 他の実施形態のスロットマシンにおけるメダル誘導路とホッパータンクとの関係を示す正面図である。 他の実施形態のスロットマシンにおけるメダル誘導路とホッパータンクとの関係を示す平面図である。
符号の説明
10,10’ スロットマシン
11 基体部
12 フロントマスク部
13 透明窓
21 ランプ
21a バックランプ
21b 上部ランプ
21c サイドランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
30 図柄変動表示装置
31 リール
32 リール駆動モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
44 メダル受け皿
60 遊技制御手段
60a メイン制御手段
60b サブ制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 抽選結果記憶手段
64 リール停止制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判別手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
68a 特別遊技状態フラグ
69 情報送信手段
81 情報受信手段
82 演出パターン記憶手段
83 演出パターン選択手段
84 演出制御手段
101 電源ユニット
102 メダル払出し装置
103 支持板
104 メイン制御基板
105 ケース
106 サブ制御基板
107 メダルセレクター
108 メダル返却路
109,109’ メダル誘導路
109a 第1分岐路
109b 第2分岐路
109c 開閉手段
109d 曲折手段
110 ホッパータンク
110a 底面
110b 接続口
111 補助タンク
112 ベル

Claims (5)

  1. 遊技用のメダルを貯留可能なホッパータンクと、
    投入されたメダルを前記ホッパータンクに誘導するメダル誘導路と、
    役の抽選を行う役抽選手段と、
    遊技中における演出の内容を定めた演出パターンを複数種類記憶した演出パターン記憶手段と、
    前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記演出パターン記憶手段に記憶されたいずれかの演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、
    前記演出パターン選択手段で選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する演出制御手段と
    を備えるメダル遊技機であって、
    前記ホッパータンクは、メダルの衝突によって物理的な音を発するベルを備え、
    前記メダル誘導路は、投入されたメダルを前記ベルに衝突する方向と、前記ベルに衝突しない方向とに振り分けるメダル振分け装置を備えており、
    前記メダル振分け装置は、前記演出制御手段によって作動する
    ことを特徴とするメダル遊技機。
  2. 請求項1に記載のメダル遊技機において、
    前記ホッパータンクに貯留されたメダルを払い出すメダル払出し装置を備え、
    前記ホッパータンクは、底面を有する箱状であり、前記底面の端部側に前記メダル払出し装置との接続口が設けられ、
    前記ベルは、前記ホッパータンクの前記接続口と反対の端部側に配置されている
    ことを特徴とするメダル遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のメダル遊技機において、
    前記メダル振分け装置は、複数の分岐路と、いずれかの前記分岐路にメダルを導く開閉手段とからなる
    ことを特徴とするメダル遊技機。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のメダル遊技機において、
    前記メダル振分け装置は、前記メダル誘導路を所定の角度内で曲折可能な曲折手段である
    ことを特徴とするメダル遊技機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のメダル遊技機において、
    前記演出パターン記憶手段に記憶された演出パターンは、少なくとも、前記メダル振分け装置により、投入されたメダルを前記ベルに衝突する方向に振り分ける演出パターンを有する
    ことを特徴とするメダル遊技機。
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