JP4701778B2 - 無線対応型インターホンシステム - Google Patents
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Description
したがって、テレビインターホン無線増設親機は、呼出待機時における無線通信でも電力を消費するため、特に、電池で駆動する場合の多いテレビインターホン無線増設親機においては、十分な呼出待機時間が得られない場合が多かった。
上記無線増設親機通信制御手段は、上記無線アダプタから上記親機からの呼出信号に基づく通話呼出信号を受けるまでの期間は、上記第2の無線通信部のみを駆動して、上記無線アダプタとの間で間欠通信を行なう一方、上記無線アダプタから上記通話呼出信号を受けた後は、上記第2の無線通信部の駆動を停止して、上記第1の無線通信部の駆動を開始させて、上記無線アダプタとの間で、上記無線増設親機が上記親機を通じて上記ドアホン子器、または該親機との間での通話を可能とする通信処理を行う構成とされ、上記間欠通信では、上記無線アダプタが上記親機に通知すべき無線増設親機の不在情報を更新記憶させていることを特徴とする。
請求項3は、第1、第2の本発明をテレビインターホンシステムに適用したものを提案しており、上記ドアホン子器は、テレビカメラを備え、かつ上記インターホン親機、上記無線増設親機は、モニタテレビを備えているテレビインターホンシステムであることを特徴とする。
(実施例1)
そして、テレビインターホン無線増設親機4を設けて、無線アダプタ3との間で、制御信号、音声信号、映像信号の送受を無線信号で行うようになっている。
テレビインターホン親機2は、信号処理部20、スピーカSPに出力される音声信号のレベルを増幅するスピーカアンプA1、マイクMICを通じて入力された音声信号のレベルを増幅するマイクアンプA2、モニタ21、操作釦22を備える。
無線アダプタ3は、無線アダプタ通信制御手段30Aを有する信号処理部30、アンテナANT1を有する第1無線通信部31、アンテナANT2を有し、第1無線通信部より電力消費が少ない第2無線通信部を備えている。
第1無線通信部31は、テレビインターホン無線増設親機4との間で、音声信号、映像信号の送受を行って、テレビインターホン無線増設親機4とカメラ付ドアホン子器1との通話を可能にする。
第2無線通信部32は、テレビインターホン親機1からの呼出信号の受信を待機する呼出待機時において、テレビインターホン無線増設親機4に対して、間欠的に確認要求信号を送出し、これに対する返信信号を受信する。
無線アダプタ通信制御手段30Aは、呼出待機時には、第1無線通信部31を駆動させずに第2無線通信部32のみを駆動させ、テレビインターホン無線増設親機4に間欠的に確認要求信号を送出し、返信信号を受信すれば、都度、返信フラグを更新する。
また、無線アダプタ通信制御手段30Aは、テレビインターホン親機2から呼出信号を受信したときには、第2無線通信部32より通話呼出信号を送出してから、第2無線通信部32の駆動を停止して第1無線通信部31を駆動させ、少なくとも、通話に必要な信号の送受をさせる。
テレビインターホン無線増設親機4は、無線増設親機通信制御手段40Aを有する信号処理部40、アンテナANT1を有する第1無線通信部41、アンテナANT2を有する第2無線通信部42、スピーカSPに出力される音声信号のレベルを増幅するスピーカアンプA1、マイクMICより入力された音声信号のレベルを増幅するマイクアンプA2、モニタ43、操作釦44を備えている。
第1無線通信部41は、無線アダプタ3との間で、音声信号、音声信号の送受を行って、テレビインターホン無線増設親機4とカメラ付ドアホン子器1との通話を可能にする。
第2無線通信部42は、無線アダプタ3からのテレビインターホン親機1からの呼出信号の受信を待機する呼出待機時において、テレビインターホン無線増設親機4から間欠的に送出される確認要求信号を受信し、これに対して返信信号を送出する。
無線増設親機通信制御手段40Aは、呼出待機時には、第1無線通信部41を駆動させずに第2無線通信部42のみを駆動させ、無線アダプタ3から間欠的に送出される確認要求信号を受信する毎に、返信信号を送出する。
また、無線増設親機通信制御手段40Aは、無線アダプタ3から通話呼出信号を受信したときには、第2無線通信部42の駆動を停止して第1無線通信部41を駆動させ、少なくとも、通話に必要な信号の送受をさせる。
このような構成の基本動作を、以下説明する。図3のフローチャートは、第1の本発明における無線アダプタの基本動作を示しており、図4のフローチャートは、第1の本発明におけるテレビインターホン無線増設親機の基本動作を示している。
無線アダプタ3は、図3に示すように、電源投入をすれば(100)、呼出待機の状態となり、第1無線通信部31の駆動を停止させたまま、第2無線通信部32を駆動させる(101,102)。
テレビインターホン親機2から呼出信号を受信しない間は(103)、テレビインターホン無線増設親機4と、先述したような無線信号の間欠通信を行い、返信信号を受ける毎に返信フラグの更新をする(104,105)。
このような状態において、テレビインターホン親機2から呼出信号を受信したときには(103)、返信フラグが立っていなければ(106)、テレビインターホン親機2に対して、テレビインターホン無線増設親機4が不在の旨を返信する(107)。
一方、テレビインターホン親機2から呼出信号を受信したときに、返信フラグが立っていれば(106)、第2無線通信部32より、通話呼出信号を送出してから(108)、第1無線通信部31を駆動させ第2無線通信部の駆動を停止させる(109,110)。
ついで、テレビインターホン親機2から一定時間、映像信号や音声信号を受信しなかった場合には(111のN、112)、ステップ101に移行して、呼出待機状態に戻るが、一定時間内にテレビインターホン親機2から映像信号や音声信号を受信すると、テレビインターホン無線増設親機4とで第1無線通信部31を介した信号の相互通信を行い(113)、テレビインターホン無線増設親機4とカメラ付ドアホン子器1とで通話可能とする。
通話が終了すれば(114)、ステップ101に移行し、呼出待機状態に戻る。
一方のテレビインターホン無線増設親機4は、図4に示すように、電源投入をすれば(200)、呼出待機の状態となり、第1無線通信部41の駆動を停止させたまま、第2無線通信部42を駆動させ(201,202)、無線アダプタ3から通話呼出信号を受信するまでは、先述した間欠通信を行って、要求確認信号に応答して返信信号を送出する(203)。
このような状態で、無線アダプタ3から通話呼出信号を受信したときには(204)、第1無線通信部41を駆動させ第2無線通信部42の駆動を停止させる(205,206)。
ついで、呼出音出力をして住人を呼び出す(207)。所定時間の間で応答がなければ(208,209)、ステップ200に移行して呼出待機状態となるが、所定時間の間で応答があれば、無線アダプタ3との間で、第1無線通信部41を介した信号の相互通信を行い(210)、テレビインターホン無線増設親機4とカメラ付ドアホン子器1とで通話可能とする。
通話が終了すれば(211)、ステップ200に移行し、呼出待機状態に戻る。
(参考例)
(実施例2)
2 テレビインターホン親機
3,3A、3B 無線アダプタ
4 テレビインターホン無線増設親機
20A インターホン親機無線通信制御手段
30A,30B 無線アダプタ通信制御手段
31,41 第1無線通信部
32,42 第2無線通信部
40A 無線増設親機通信制御手段
L 信号線
Claims (3)
- ドアホン子器とインターホン親機とを信号線で接続し、更に該インターホン親機に無線アダプタを接続して、無線増設親機を付加して構成された、無線対応型インターホンシステムであって、
上記無線アダプタは、上記ドアホン子器とは接続せずに、上記親機に有線接続され、無線通信部と、無線アダプタ通信制御手段とを備えるとともに、上記無線増設親機は、第1の無線通信部と、それよりも消費電力の少ない間欠通信のための第2の無線通信部と、無線増設親機通信制御手段とを備えており、
上記無線増設親機通信制御手段は、上記無線アダプタから上記親機からの呼出信号に基づく通話呼出信号を受けるまでの期間は、上記第2の無線通信部のみを駆動して、上記無線アダプタとの間で間欠通信を行なう一方、上記無線アダプタから上記通話呼出信号を受けた後は、上記第2の無線通信部の駆動を停止して、上記第1の無線通信部の駆動を開始させて、上記無線アダプタとの間で、上記無線増設親機が上記親機を通じて上記ドアホン子器、または該親機との間での通話を可能とする通信処理を行う構成とされ、
上記間欠通信では、上記無線アダプタが上記親機に通知すべき無線増設親機の不在情報を更新記憶させている、無線対応型インターホンシステム。 - ドアホン子器とインターホン親機とを信号線で接続し、更に該インターホン親機に無線アダプタを接続して、無線増設親機を付加して構成された、無線対応型インターホンシステムであって、
上記無線アダプタは、いずれもが、上記ドアホン子器とは接続せずに上記親機に有線接続された、第1の無線通信部、第1の無線アダプタ通信制御手段とを有した第1の無線アダプタと、第1の無線通信部よりも消費電力の少ない間欠通信のための第2の無線通信部、第2の無線アダプタ通信制御手段を有した第2の無線アダプタとで構成され、さらに、上記無線増設親機は、第1の無線通信部と、それよりも消費電力の少ない間欠通信のための第2の無線通信部と、無線増設親機通信制御手段とを備えており、
上記無線増設親機通信制御手段は、上記第2の無線アダプタが上記親機からの呼出信号に基づく通話呼出信号を受けるまでの期間は、上記第2の無線通信部のみを駆動して、上記無線増設親機の上記第2の無線通信部との間で間欠通信を行なう一方、上記第2の無線アダプタから上記親機からの呼出信号に基づく通話呼出信号を受けた後は、上記第2の無線通信部の駆動を停止して、上記第1の無線通信部の駆動を開始させて、上記無線増設親機が上記第1の無線アダプタを通じて、上記無線増設親機が上記ドアホン子器、または上記親機との間での通話を可能とする通信処理を行う構成とされ、
上記間欠通信では、上記無線アダプタが上記親機に通知すべき無線増設親機の不在情報を更新記憶させている、無線対応型インターホンシステム。 - 請求項1または2のいずれか1項において、
上記ドアホン子器は、テレビカメラを備え、かつ上記インターホン親機、上記無線増設親機は、モニタテレビを備えているテレビインターホンシステムであることを特徴とする無線対応型インターホンシステム。
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