JP6874619B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
〈遠隔監視システムの構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムを含む遠隔監視システムを示す図である。
図2は、図1における子機3の概略構成を示すブロック図である。
図示のように、子機3は、制御部31と、それぞれが制御部31に接続された記憶部32、無線部33、外部I/F(インタフェース)部34、表示部35、及び操作入力部36を備えている。無線部33にはアンテナ37が接続されている。
記憶部32は、ROMなど不揮発性メモリ、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリからなる。そして、ROMには子機3を動作させるために必要な制御プログラムが格納されている。また、RAMには制御部31が実行中の各プログラムや、それらの実行に必要な情報(端末番号、無線チャネル、電界強度、自端末の中継段数、各種テーブルなど)が格納される。また、書換え可能な不揮発性メモリには、各種設定データなどが格納される。ここでは、検針日時及び間欠動作パラメータを図示した。
特定小電力無線部331は、特定小電力無線により、他の子機3や親機2との間で無線通信を行う。より詳しくは、特定小電力無線部331は、検針日時以外は常時スリープモード(休止モード)となっており、電源電力が供給されていないが、検針日時になると、電源電力が供給され、間欠動作パラメータに基づく間欠受信動作を行うとともに、外部I/F部34に接続された外部機器の検針値を送信する。また、外部I/F部34に接続された外部機器が警報を生成した日時が検針日時である場合は警報を送信する。
表示部35は、LED等で構成されており、子機3の動作状態等を表示するユーザI/Fである。操作入力部36は、ボタンやスイッチ等からなり、子機3に対する所定の設定を入力するためのユーザI/Fである。アンテナ37は電波の送受信を行う。
図3は、図1における親機2の概略構成を示すブロック図である。
親機2は、制御部21と、それぞれが制御部21に接続された記憶部22、無線部23、網制御部24、表示部25、及び操作入力部26を備えている。無線部23にはアンテナ27が接続されている。
記憶部22は、ROMなど不揮発性メモリ、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリからなる。そして、ROMには親機2を動作させるために必要な制御プログラムなどが格納されている。また、RAMには制御部21が実行中の各プログラムや、それらの実行に必要な情報(端末番号、無線チャネル、電界強度、各種テーブルなど)が格納される。また、書換え可能な不揮発性メモリには、各種設定データなどが格納される。ここでは、検針日時及び間欠動作パラメータを図示した。
特定小電力無線部231は、特定小電力無線により、子機3との間で無線通信を行う。より詳しくは、特定小電力無線部231は、検針日時以外は常時スリープモードとなっており、電源電力が供給されていないが、検針日時になると、電源電力が供給され、間欠動作パラメータに基づく間欠受信動作を行い、子機3の特定小電力無線部331から送信された検針値を受信する。また、検針日時に子機3の特定小電力無線部331から警報が送信された場合にそれを受信する。
次に子機3の検針値の通知手順について説明する。
子機3の特定小電力無線部331は、記憶部32に保持されている検針日時以外は休止しており、電源電力が供給されていないが、検針日時になると、記憶部32に保持されている間欠動作パラメータに基づいて、例えば10秒間スリープモードとなった後に35ミリ秒間だけ動作モードとなる間欠動作を繰り返す。そして、外部I/F部34に接続されたガスメータや水道メータの検針値を送信する。
この通知手順では段数の少ない子機3から順に親機2に検針値を送信している。即ち、最初に1段目子機3−1の検針値の送信(手順S11)、次に2段目子機3−2の検針値の送信(手順S21,S22)、次に3段目子機3−3の検針値の送信(手順S31〜S33)、最後に4段目子機3−4の検針値の送信(手順S41〜S44)を行う。なお、実際の手順では検針値の通知に対する応答のやりとりを行うが、この応答のやりとりを含む上記の通知手順は公知であるため省略した。
上述したように、子機3の特定小電力無線部331は、検針日時以外は常時スリープモードとなっている。したがって、検針日時以外にはガス漏れ警報などを親機2に通知することができない。そこで、本実施形態に係る無線通信システムでは、検針日時以外の警報はLPWA無線により親機2に直接通知する。以下、詳しく説明する。
親機2の制御部21は、記憶部22に保持されている検針日時を読み込み、内蔵する時計(図示せず)から取得した時刻情報と比較することで、現時点が検針日時であるか否かを判断する(ステップST11)。
検針日時ではないと判断した場合(ステップST11:No)、及び検針日時であり、かつスリープモードであると判断した場合は(ステップST11:Yes→ステップST12:Yes)、LPWA無線部232による受信を行う(ステップST14)。
特定小電力無線部231による受信、LPWA無線部232による受信のそれぞれでデータが受信できた場合は(ステップST15:Yes、ステップST17:Yes)、それぞれの受信処理を行い(ステップST16、ステップST18)、ステップST11に戻る。一方、データが受信できなかった場合は(ステップST15:No、ステップST17:No)、そのままステップST11に戻る。
図7は、本発明の実施形態に係る無線通信システムにおける特定小電力無線による警報通知手順の一例を示す図であり、図8は、本発明の実施形態に係る無線通信システムにおけるLPWA無線による警報通知手順の一例を示す図である。換言すれば、図7は検針日時の警報通知手順であり、図8は検針日時以外の警報通知手順である。
本発明の実施形態に係る無線通信システムにおいては、検針日時でないときは子機3が常時スリープモードになっているため、子機3は親機2からの緊急通報(ガス機器停止指令等)を受信できない。そこで、親機2はLPWA無線部232により周期的にビーコンを送信し、子機3のLPWA無線部332は通常スリープモードで親機2のビーコン送信周期に合わせて間欠受信する。親機3はビーコン送信時に緊急通報データを乗せることで、子機3への緊急通報を可能とする。
図示のように、親機2は、キャリアセンス101を行い、キャリアビジーでない場合にビーコンデータ111を送信し、10秒間のスリープの後、2番目のキャリアセンス101及びビーコンデータ111の送信を行う。キャリアビジーの場合、キャリアセンスを繰り返し、キャリアビジーでなくなった時にビーコンデータ111を送信する。この図の場合、3番目のビーコンデータ111は、3回目のキャリアセンスの後に送信されている。3番目のビーコンデータの送信終了後、(10秒−2×キャリアセンス時間)の後、図示されていない4番目のビーコンデータを送信するためのキャリアセンスが行われる。この間欠動作は、記憶部22に保持されている間欠動作パラメータに基づいて行われる。
図10の場合、3番目のビーコンデータ111は3回目のキャリアセンスの後に送信されており、子機3はそのビーコンデータを受信できるまで受信モードを維持している。しかし、図11に示されているように、親機2は5回(5スロット)連続してキャリアビジーになった場合、ビーコンの送信を中止してスリープモードとなる。また、子機3も受信モードの開始から5スロット期間経過した時点でスリープモードとなる。
子機3は下記(i)、(ii)、(iii)のいずれかに該当する場合に直ちにスリープモードとなる。
(i)プリアンブルを検出できない場合。
(ii)SYNCを検出できない場合。
(iii)緊急通報有/無ビットが無の場合。
Claims (4)
- 親機及び間欠動作を行う子機からなり、前記子機で取得された監視情報を前記親機に通知する無線通信システムであって、
前記子機及び親機は、第1の無線部と、前記第1の無線部より低消費電力で通信距離の長い第2の無線部とを有し、
前記子機の第1の無線部は、所定の検針日時のみ間欠動作を行い、当該検針日時以外は休止し、
前記子機の第2の無線部は、前記子機が前記監視情報として警報を取得したときが前記検針日時でない場合に動作し、
前記親機の第1の無線部は、少なくとも前記検針日時に間欠動作を行い、
前記親機の第2の無線部は、常時間欠動作又は連続動作を行う、
無線通信システム。 - 請求項1に記載された無線通信システムにおいて、
前記第1の無線部は特定小電力無線部であり、前記第2の無線部はLPWA無線部である、無線通信システム。 - 請求項2に記載された無線通信システムにおいて、
前記第2の無線部はLoRa方式の無線部である、無線通信システム。 - 請求項1に記載された無線通信システムにおいて、
前記親機の第2の無線部は、所定の周期でビーコンを送信し、前記子機の第2の無線部は、前記ビーコンに同期して所定の周期で受信モードとスリープモードを繰り返す間欠動作を行い、前記ビーコンのプリアンブルとSYNCの直後に配置された緊急通報有/無ビットが緊急通報無しの場合はすぐにスリープモードに入り、緊急通報有りの場合は緊急通報データの受信処理を行う、無線通信システム。
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