JP4700859B2 - 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム - Google Patents

有害物質処理方法、その装置および排水処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4700859B2
JP4700859B2 JP2001260726A JP2001260726A JP4700859B2 JP 4700859 B2 JP4700859 B2 JP 4700859B2 JP 2001260726 A JP2001260726 A JP 2001260726A JP 2001260726 A JP2001260726 A JP 2001260726A JP 4700859 B2 JP4700859 B2 JP 4700859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
salts
reaction tank
hazardous substance
partition plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001260726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003071477A (ja
Inventor
英信 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Environmental and Chemical Engineering Co Ltd
Priority to JP2001260726A priority Critical patent/JP4700859B2/ja
Publication of JP2003071477A publication Critical patent/JP2003071477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4700859B2 publication Critical patent/JP4700859B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有害物質処理方法、その装置および排水処理システムに関し、詳しくは、焼却炉や溶融炉などの洗煙排水等に含まれる高濃度の有害物質、例えば、ダイオキシン類や環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)などを分解除去するのに好適な有害物質処理方法、その装置および排水処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、埋立地の浸出水や焼却炉などの洗煙排水に含まれるダイオキシン類や環境ホルモンの処理としては、処理対象となる排水にオゾンを導入して溶解させるとともに、紫外線(UV)を照射することによって、ヒドロキシラジカルを発生させ、これによりダイオキシン類等を分解除去している。
しかし、埋立地の浸出水に比べて、焼却炉などの洗煙排水は、ダイオキシン類や環境ホルモンが高濃度で含有しているとともに、塩類(例えば、塩化物イオン、金属イオン等)なども高濃度で存在している。そのため、塩類などがオゾンと反応し、オゾンを消費してしまうので、ダイオキシン類や環境ホルモンなどの有害物質に対するオゾン・UV処理の反応効率や分解率が低下してしまうといった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を鑑み、処理対象となる排水に、ダイオキシン類や環境ホルモンなどの有害物質の分解を阻害する塩類などが高濃度で含まれていても、高い反応効率および高い分解率で有害物質を分解除去することができる有害物質処理方法、その装置および排水処理システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る有害物質処理方法は、高濃度の有害物質と塩類とを含む排水から該塩類を分離除去する工程と、該排水中にオゾンを導入するとともに紫外線(UV)を照射することによって該有害物質を分解除去する工程とを含むことを特徴とする。
このように、ダイオキシン類や環境ホルモン等の有害物質の分解を阻害する塩類、例えば、塩化物イオンや金属イオン等を排水中から予め分離除去しておくことによって、高い反応効率および高い分解率で有害物質をオゾン・UV処理することができる。また、排水中から有害物質を分離除去するのではなく、塩類を分離除去することにより、排水の原水に直接オゾン・UV処理を行うことができるため、工程の短縮化、設備装置のコンパクト化、処理の低エネルギー化が可能となる。
【0005】
上記分離除去としては、上記有害物質を含有する浮遊物質を通過させないが上記塩類は通過させる選択性膜を用いて、上記塩類を拡散により上記排水中から清水中へ分離除去させることが好ましい。これにより、排水中から連続的に塩類のみを分離除去することができる。また、塩類を拡散作用により分離するため、大量の排水に対しても低エネルギーで分離処理を行うことができる。
上記塩類の分離除去工程と、上記有害物質の分解除去工程は、同時に行うことができる。これにより、工程の短縮化、設備装置のコンパクト化が可能となる。
【0006】
また、本発明は、有害物質処理装置であり、仕切板により反応槽と清水槽とに分離された処理槽を備えており、該反応槽は、オゾンを導入するためのオゾン導入手段と、紫外線を照射するための紫外線照射ランプと、処理対象となる排水の供給口と、処理水の排出口とを備え、該清水槽は、清水の供給口と、塩類を含んだ清水の排出口とを備え、該仕切板は約1μm以上の粒子は通過できない選択性膜を用いたことを特徴とする。
ダイオキシン類や環境ホルモンなどの有害物質は、通常、1μm以上の粒子である浮遊物質(SS)成分に付着、含有されている。一方、塩類は、溶解固形物(TDS)ともいい、塩化物イオン、金属イオンなどとして排水中に溶解している。したがって、約1μm以上の粒子は通過できない選択性膜を用いることにより、イオンは反応槽と清水槽の濃度差により膜を通過して清水槽へ拡散するが、SS成分は膜を通過できないため反応槽内に残る。このように、有害物質と塩類を分離することができるので、塩類が除かれた排水をオゾン・UV処理することにより、オゾンが塩類により消費されないため、高い反応効率および分解率で有害物質を分解除去することができる。
【0007】
上記仕切板としては、精密ろ過(MF)膜、パンチングメタル、素焼き(セラミック)板、限外ろ過(UF)膜、ナノフィルトレーション(NF)膜、逆浸透(RO)膜などを用いることができる。MF膜は、一般に、懸濁物質や大きなコロイドを分離することができ、約0.1〜1μmの範囲の孔径を有する。UF膜は、一般に、分子量1000〜300000程度の高分子量物質を分離することができ、約0.001〜0.05μmの範囲の孔径を有する。また、NF膜は、一般に、分子量200〜400程度の粒子を分離することができ、RO膜は、一般に、水分子のみを透過させることができるものである。パンチングメタルを用いる場合、目の細かい、例えば、約1μm程度の孔径を有するものが好ましい。
【0008】
上記処理槽は、2枚の上記仕切板により3槽に分離させて、中央の槽を上記槽とし、該反応槽を挟んで両側の槽を上記清水槽とすることもできる。このように、反応槽の両側にそれぞれ清水槽を設けることで、清水槽への塩類の拡散作用の効率を向上させることができる。
上記反応槽は、上記仕切板に比べて孔径が大きい他の仕切板により、少なくとも2以上の槽に分離することができる。その場合には、例えば、他の仕切板によって反応槽内は、第1反応槽と第2反応槽とに分離される。排水の有害物質の濃度が高い場合、反応槽と清水槽とを分離する仕切板の孔が閉塞するおそれがあるので、他の仕切板を反応槽内に設けることにより、仕切板の閉塞を防止することができる。
【0009】
さらに、本発明は、排水処理システムであり、上記の有害物質処理装置を、排水処理設備の前段に設けることを特徴とする。排水処理設備としては、有機物や、窒素成分、重金属、SS成分、BOD、CODなどを除去するために、薬品混合槽、沈殿槽、砂ろ過塔、活性炭吸着塔などを備えたものが好ましい。これにより、焼却炉などの排水中の有害物質であるダイオキシン類、重金属、BODなどを規制値以下に低減し、処理水を放流することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る有害物質処理装置の一実施の形態を示す平面図であり、図2は、図1の正面図である。図1及び2に示すように、処理槽10は2枚の仕切板12により3槽に分離されており、中央の槽が反応槽20であり、両側の槽が清水槽14である。反応槽20は、紫外線(UV)を照射する少なくとも1の紫外線照射ランプ(UVランプ)22を垂直方向に備え、また、底部にオゾン(O3)を導入する散気板24を少なくとも1つ備えている。さらに、反応槽20は、処理対象となる排水2を導入する供給口26と、オゾン・UV処理を終えた処理水6を排出する排出口28を備えている。また、各清水槽30は、清水3を導入する供給口36と、塩類4を含んだ汚水7を排出する排出口38を備えている。
【0011】
仕切板12としては、ダイオキシン類や環境ホルモンなどの有害物質を含有する浮遊物質(SS)は通過しないが塩類は通過する選択性膜であれば、特に限定されないが、例えば、MF膜、パンチングメタル、素焼き板、UF膜、NF膜、RO膜などを用いることができる。特に、SS成分は、粒径約1μm以上の粒子であるので、約0.1〜1μmの範囲の孔径を有するMF膜が好ましい。
散気板24は、処理槽20の底部に複数設けられており、配管を介してオゾン発生装置(図示省略)とつながれている。
【0012】
紫外線照射ランプ(UVランプ)22としては、例えば、低圧水銀ランプ(出力10〜200W)を用いることができる。また、石英などでできた円筒形のランプ保護管を具備しているものが望ましい。約185及び254nmの波長の紫外線をオゾン(通常、オゾン濃度10g/m3以上、好ましくは10〜200g/m3)に照射することで、以下の式のようにヒドロキシラジカル(OHラジカル)を発生させることができる。
【0013】
3+UV→O2+O ・・・(1)
O+H2O→2・OH ・・・(2)
【0014】
このような構成によれば、先ず、高濃度の有害物質と塩類を含有した排水2を反応槽20の供給口26に導入し、清水3を各清水槽30の供給口36に導入する。ここで、清水3としては、例えば、水道水や、後述する排水処理設備で浄化された処理水を用いることができる。
【0015】
反応槽20では有害物質と塩類とが高濃度で存在するが、清水槽30ではほぼ零であり、濃度差が生じている。そのため、拡散作用により、有害物質と塩類は、反応槽20から清水槽30へ移動しようとするが、仕切板12により有害物質は反応槽20に残り、塩類4のみが清水槽30へ移動する。排水2中には、塩類4が数万ppmのオーダーで含有されているが、これにより、数千ppmのオーダーまで塩類4の濃度を減少させることができる。
反応槽20の横幅を狭くすることにより、処理槽20内の塩類の濃度をより低下させることができ、また、清水槽30への塩類の移動も速くさせることができる。また、清水3の流速を速くすることで、上記と同様に、塩類の濃度の低下や、塩類の移動速度を速くさせることができる。塩類4を含んだ清水3は、汚水7として排出口38から排出され、後述する排水処理設備(図示省略)に送られる。
【0016】
一方、反応槽20では、オゾン1が散気板24により気泡5として導入され、下方から上方へ向かって吹き出している。そして、UVランプ22により紫外線を照射することで、上記したように、ヒドロキシラジカルが発生する。ここで、排水2中の塩類の濃度は数千ppmのオーダーまで減少されているため、オゾンの消費を防止でき、排水2中の有害物質であるダイオキシン類や環境ホルモンを、高い反応効率および高い分解率で分解除去することができる。そして、有害物質を所定の濃度まで減少された処理水6は、反応槽20の排出口28から排出され、後述する排水処理設備(図示省略)に送られる。
【0017】
また、他の実施の形態として、図3は、本発明に係る有害物質処理装置の一実施の形態を示す平面図であり、図4は、図3の正面図である。図1及び2と同じ構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。図3及び4に示すように、処理槽10は、2枚の第1仕切板14により中央に第1反応槽41を設け、第1仕切板14とその外側の第2仕切板16との間に2つの第2反応槽42を設け、第2仕切板のさらに外側に2つの清水槽31を設けてある。
【0018】
第1反応槽41と第2反応槽42は、それぞれ、紫外線(UV)を照射する少なくとも1つのUVランプ22を垂直方向に備え、また、底部にオゾンを導入する散気板24を少なくとも1つ備えている。また、第1反応槽41は、処理対象となる排水2を導入する供給口26と、オゾン・UV処理を終えた処理水6を排出する排出口28を備えている。一方、第2反応槽42は、清水3を導入する供給口46と、オゾン・UV処理を終えた処理水6を排出する排出口48を備えている。
【0019】
第1仕切板14としては、塩類を通過させ、有害物質を含有するSS成分もある程度通過させる選択性膜であれば、特に限定されないが、例えば、パンチングメタル、素焼き板などを用いることができ、約2〜5μmの範囲の孔径を有するものが好ましい。また、第2仕切板16としては、SS成分は通過しないが塩類は通過する選択性膜であれば、特に限定されないが、例えば、MF膜、パンチングメタル、素焼き板、UF膜、NF膜、RO膜などを用いることができ、特に、約0.1〜1μmの範囲の孔径を有するMF膜が好ましい。
【0020】
このような構成によれば、先ず、高濃度の有害物質と塩類を含有した排水2を第1反応槽41の供給口26に導入し、清水3を第2反応槽の供給口46と清水槽31の供給口36に導入する。
第1反応槽41では有害物質と塩類とが高濃度で存在するが、第2反応槽42ではほぼ零であり濃度差が生じている。そのため、拡散作用により、有害物質と塩類は、第1反応槽41から第2反応槽42へ移動しようとするが、第1仕切板14により比較的大きい粒径のSS成分は第1反応槽41に残り、その他のSS成分と塩類は第2反応槽42へ移動する。同様に、第2反応槽42にはSS成分が残留し、塩類4は清水槽31へ移動する。これにより、排水2中のSS成分が高濃度であっても、仕切板14、16がSS成分で閉塞することを防止することができる。また、第1反応槽41と第2反応槽42の塩類の濃度を数千ppmのオーダーまで減少させることができる。塩類4を含んだ清水3は、汚水7として排出口38から排出され、後述する排水処理設備(図示省略)に送られる。
【0021】
一方、第1反応槽41と第2反応槽42では、オゾン1が散気板24により気泡5として導入され、下方から上方へ向かって吹き出している。そして、UVランプ22により紫外線を照射することで、上記したように、ヒドロキシラジカルが発生する。ここで、排水2中の塩類の濃度は数千ppmのオーダーまで減少されているため、オゾンの消費を防止でき、排水2中の有害物質であるダイオキシン類や環境ホルモンを、高い反応効率および高い分解率で分解除去することができる。そして、有害物質を所定の濃度まで減少された処理水6は、第1反応槽41の排出口28と、第2反応槽42の排出口48から排出され、後述する排水処理設備(図示省略)に送られる。
【0022】
さらに、本発明に係る有害物質処理装置の他の実施の形態を、以下に説明する。
排水に、処理槽に導入する前もしくは処理槽内で、過酸化水素(H22)を加えることもできる。このように、オゾンと過酸化水素を併用することでも、ヒドロキシラジカルを発生させ、ダイオキシン類を分解処理することができる。
また、図1〜4では反応槽と清水槽を1つの処理槽としているが、これに限定されず、仕切板により塩類を分離除去する槽と、オゾン・UV処理により有害物質を分解除去する槽との2つの処理槽を直列につなげることもできる。
【0023】
本発明に係る有害物質処理装置は、図5に示すように、排水処理設備の前段に設けることができる。排水処理設備としては、薬品混合槽53、沈殿槽54、砂ろ過塔55、及び活性炭吸着塔56を備えているものが好ましい。先ず、汚水槽51から、有害物質と塩類を高濃度で含んだ排水を有害物質処理装置52に導入し、塩類を分離処理するとともに、有害物質をオゾン・UV処理により分解除去する。次に、有害物質処理装置52から排出された塩類を含んだ汚水と、オゾン・UV処理された処理水とを、これらを一括にして、薬品混合槽53に導入し、凝集剤などを添加することができる。なお、汚水と処理水はそれぞれ別々に後段の排水処理設備に送ることもできる。
次に、沈殿槽54により重金属等をSS成分と共に汚泥58に分離除去して、さらに、砂ろ過塔55と活性炭吸着塔56により残存SS成分を除去する。このように排水処理された処理水は、処理水槽57に一時貯留された後、放流される。また、この処理水は、本発明に係る有害物質処理装置52の清水として再利用することができる。このように排水処理設備の処理水を再利用することにより、低コスト化できるととも、環境への負荷を減少させ、資源の有効利用を促進することができる。
【0024】
【発明の効果】
上記したところから明らかなように、本発明によれば、処理対象となる排水に、ダイオキシン類や環境ホルモンなどの有害物質の分解を阻害する塩類などが高濃度で含まれていても、高い反応効率および高い分解率で有害物質を分解除去することができる有害物質処理方法、その装置および排水処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有害物質処理装置の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1の有害物質処理装置の正面図である。
【図3】本発明に係る有害物質処理装置の一実施の形態を示す平面図である。
【図4】図3の有害物質処理装置の正面図である。
【図5】本発明に係る排水処理システムの一例を示す概要図である。
【符号の説明】
1 オゾン
2 有害物質と塩類を高濃度で含んだ排水
3 清水(再利用水)
4 塩類(TDS)
5 気泡
6 処理水
7 塩類を含んだ汚水
10、11 処理槽
12 仕切板
14 第1仕切板
16 第2仕切板
20 反応槽
22 紫外線照射ランプ(UVランプ)
24 散気板
26 排水の供給口
28 処理水の排出口
30、31 清水槽
36 清水の供給口
38 汚水の排出口
41 第1反応槽
42 第2反応槽
51 汚水槽
52 有害物質処理装置
53 薬品混合槽
54 沈殿槽
55 砂ろ過塔
56 活性炭吸着塔
57 処理水槽

Claims (7)

  1. 高濃度の有害物質と塩類とを含む排水から該塩類を分離除去する工程と、該排水中にオゾンを導入するとともに紫外線を照射することによって該有害物質を分解除去する工程と、を含み、上記分離除去は、上記有害物質を含有する浮遊物質を通過させないが上記塩類は通過させる選択性膜を用いて、上記塩類を拡散により上記排水中から清水中に分離除去させることを特徴とする有害物質処理方法。
  2. 上記塩類の分離除去工程と、上記有害物質の分解除去工程とを同時に行うことを特徴とする請求項記載の有害物質処理方法。
  3. 仕切板により反応槽と清水槽とに分離された処理槽を備えており、該反応槽は、オゾンを導入するためのオゾン導入手段と、紫外線を照射するための紫外線照射ランプと、処理対象となる排水の供給口と、処理水の排出口とを備え、該清水槽は、清水の供給口と、汚水の排出口とを備え、該仕切板は粒径1μm以上の粒子は通過できない選択性膜を用いたことを特徴とする有害物質処理装置。
  4. 上記仕切板は、精密ろ過膜、パンチングメタル、素焼き板、限外ろ過膜、ナノフィルトレーション膜、逆浸透膜を用いたことを特徴とする請求項記載の有害物質処理装置。
  5. 上記処理槽は2枚の上記仕切板により3槽に分離されており、中央の槽が上記反応槽で、該反応槽を挟んで両側の槽が上記清水槽であることを特徴とする請求項3又は4記載の有害物質処理装置。
  6. 上記反応槽は、上記仕切板に比べて孔径が大きい他の仕切板により、少なくとも2以上の槽に分離されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項記載の有害物質処理装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか一項記載の有害物質処理装置を、排水処理設備の前段に設けることを特徴とする排水処理システム。
JP2001260726A 2001-08-30 2001-08-30 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム Expired - Fee Related JP4700859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001260726A JP4700859B2 (ja) 2001-08-30 2001-08-30 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001260726A JP4700859B2 (ja) 2001-08-30 2001-08-30 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003071477A JP2003071477A (ja) 2003-03-11
JP4700859B2 true JP4700859B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=19087886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001260726A Expired - Fee Related JP4700859B2 (ja) 2001-08-30 2001-08-30 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4700859B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105731587B (zh) * 2015-12-18 2018-05-29 南京大学 一种利用小分子双酮-紫外光还原处理六价铬的方法
CN111943230A (zh) * 2020-06-29 2020-11-17 杭州天创环境科技股份有限公司 一种工业废水副产盐资源化处理方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000202466A (ja) * 1999-01-11 2000-07-25 Ebara Corp 内分泌撹乱物質または発ガン性物質を含有する汚水の処理方法及び処理装置
JP2001047044A (ja) * 1999-08-11 2001-02-20 Kurita Water Ind Ltd 内分泌撹乱性物質含有水の処理方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11347591A (ja) * 1998-06-09 1999-12-21 Ebara Corp 生物難分解性有機物含有汚水の処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000202466A (ja) * 1999-01-11 2000-07-25 Ebara Corp 内分泌撹乱物質または発ガン性物質を含有する汚水の処理方法及び処理装置
JP2001047044A (ja) * 1999-08-11 2001-02-20 Kurita Water Ind Ltd 内分泌撹乱性物質含有水の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003071477A (ja) 2003-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005070833A1 (ja) 難分解性物質含有水の処理方法
US20050121398A1 (en) System and method for removing organic compounds from waste water by oxidation
JP2007203292A (ja) 水処理技術
JP2003236584A (ja) 汚水処理装置
EP0671363B1 (en) Method and system for treating polluted water
JP2009262122A (ja) 水処理装置
JP2002011498A (ja) 浸出水の処理装置
JP2005058854A (ja) 廃水処理方法及び装置
JP4700859B2 (ja) 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム
JP2004243162A (ja) 難分解性有機物含有液の処理方法および処理装置
JP4166881B2 (ja) 排水処理方法及び装置
JP5004313B2 (ja) 難分解性物質含有排水の処理方法及びその装置
KR20010068850A (ko) 막 분리 활성오니법과 고도 산화법을 활용한 오,폐수 처리시스템
JP2003080274A (ja) 汚水の処理方法および装置
JP4150975B2 (ja) 排水処理装置
JP4903323B2 (ja) 有害物質処理装置および排水処理システム
JP2652493B2 (ja) ごみ埋立地浸出汚水のcod除去方法
JP2003266090A (ja) 排水処理方法
JP3392298B2 (ja) 汚水の処理方法
JP3941293B2 (ja) 汚水中の有害物質の処理方法および処理装置
EP1914014A1 (en) Method of detoxification treatment for filter with persistent substance adhering thereto
KR101587410B1 (ko) 슬러지 감량을 위한 수처리 장치
KR101189554B1 (ko) 배출수의 고도 정수장치 및 방법
KR20030087801A (ko) 초음파와 광촉매를 이용한 수처리장치 및 수처리방법
JP2000350988A (ja) し尿系汚水の処理方法および処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4700859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees