JP2003071477A - 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム - Google Patents

有害物質処理方法、その装置および排水処理システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理対象となる排水に、ダイオキシン類や環
境ホルモンなどの有害物質の分解を阻害する塩類などが
高濃度で含まれていても、高い反応効率および高い分解
率で有害物質を分解除去することができる有害物質処理
方法、その装置および排水処理システムを提供する。 【解決手段】 仕切板12により反応槽20と清水槽3
0とに分離された処理槽10を備えており、該反応槽2
0はオゾン1を導入するためのオゾン導入手段24と、
紫外線を照射するための紫外線照射ランプ22と、処理
対象となる排水2の供給口26と、処理水6の排出口2
8とを備え、該清水槽30は清水3の供給口36と、汚
水7の排出口38とを備え、該仕切板12は粒径1μm
以上の粒子は通過できない選択性膜を用いたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害物質処理方
法、その装置および排水処理システムに関し、詳しく
は、焼却炉や溶融炉などの洗煙排水等に含まれる高濃度
の有害物質、例えば、ダイオキシン類や環境ホルモン
(内分泌撹乱化学物質)などを分解除去するのに好適な
有害物質処理方法、その装置および排水処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、埋立地の浸出水や焼却炉などの洗
煙排水に含まれるダイオキシン類や環境ホルモンの処理
としては、処理対象となる排水にオゾンを導入して溶解
させるとともに、紫外線(UV)を照射することによっ
て、ヒドロキシラジカルを発生させ、これによりダイオ
キシン類等を分解除去している。しかし、埋立地の浸出
水に比べて、焼却炉などの洗煙排水は、ダイオキシン類
や環境ホルモンが高濃度で含有しているとともに、塩類
(例えば、塩化物イオン、金属イオン等)なども高濃度
で存在している。そのため、塩類などがオゾンと反応
し、オゾンを消費してしまうので、ダイオキシン類や環
境ホルモンなどの有害物質に対するオゾン・UV処理の
反応効率や分解率が低下してしまうといった問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を鑑み、処理対象となる排水に、ダイオキシン類や環
境ホルモンなどの有害物質の分解を阻害する塩類などが
高濃度で含まれていても、高い反応効率および高い分解
率で有害物質を分解除去することができる有害物質処理
方法、その装置および排水処理システムを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る有害物質処理方法は、高濃度の有害
物質と塩類とを含む排水から該塩類を分離除去する工程
と、該排水中にオゾンを導入するとともに紫外線(U
V)を照射することによって該有害物質を分解除去する
工程とを含むことを特徴とする。このように、ダイオキ
シン類や環境ホルモン等の有害物質の分解を阻害する塩
類、例えば、塩化物イオンや金属イオン等を排水中から
予め分離除去しておくことによって、高い反応効率およ
び高い分解率で有害物質をオゾン・UV処理することが
できる。また、排水中から有害物質を分離除去するので
はなく、塩類を分離除去することにより、排水の原水に
直接オゾン・UV処理を行うことができるため、工程の
短縮化、設備装置のコンパクト化、処理の低エネルギー
化が可能となる。
【0005】上記分離除去としては、上記有害物質を含
有する浮遊物質を通過させないが上記塩類は通過させる
選択性膜を用いて、上記塩類を拡散により上記排水中か
ら清水中へ分離除去させることが好ましい。これによ
り、排水中から連続的に塩類のみを分離除去することが
できる。また、塩類を拡散作用により分離するため、大
量の排水に対しても低エネルギーで分離処理を行うこと
ができる。上記塩類の分離除去工程と、上記有害物質の
分解除去工程は、同時に行うことができる。これによ
り、工程の短縮化、設備装置のコンパクト化が可能とな
る。
【0006】また、本発明は、有害物質処理装置であ
り、仕切板により反応槽と清水槽とに分離された処理槽
を備えており、該反応槽は、オゾンを導入するためのオ
ゾン導入手段と、紫外線を照射するための紫外線照射ラ
ンプと、処理対象となる排水の供給口と、処理水の排出
口とを備え、該清水槽は、清水の供給口と、塩類を含ん
だ清水の排出口とを備え、該仕切板は約1μm以上の粒
子は通過できない選択性膜を用いたことを特徴とする。
ダイオキシン類や環境ホルモンなどの有害物質は、通
常、1μm以上の粒子である浮遊物質(SS)成分に付
着、含有されている。一方、塩類は、溶解固形物(TD
S)ともいい、塩化物イオン、金属イオンなどとして排
水中に溶解している。したがって、約1μm以上の粒子
は通過できない選択性膜を用いることにより、イオンは
反応槽と清水槽の濃度差により膜を通過して清水槽へ拡
散するが、SS成分は膜を通過できないため反応槽内に
残る。このように、有害物質と塩類を分離することがで
きるので、塩類が除かれた排水をオゾン・UV処理する
ことにより、オゾンが塩類により消費されないため、高
い反応効率および分解率で有害物質を分解除去すること
ができる。
【0007】上記仕切板としては、精密ろ過(MF)
膜、パンチングメタル、素焼き(セラミック)板、限外
ろ過(UF)膜、ナノフィルトレーション(NF)膜、
逆浸透(RO)膜などを用いることができる。MF膜
は、一般に、懸濁物質や大きなコロイドを分離すること
ができ、約0.1〜1μmの範囲の孔径を有する。UF
膜は、一般に、分子量1000〜300000程度の高
分子量物質を分離することができ、約0.001〜0.
05μmの範囲の孔径を有する。また、NF膜は、一般
に、分子量200〜400程度の粒子を分離することが
でき、RO膜は、一般に、水分子のみを透過させること
ができるものである。パンチングメタルを用いる場合、
目の細かい、例えば、約1μm程度の孔径を有するもの
が好ましい。
【0008】上記処理槽は、2枚の上記仕切板により3
槽に分離させて、中央の槽を上記槽とし、該反応槽を挟
んで両側の槽を上記清水槽とすることもできる。このよ
うに、反応槽の両側にそれぞれ清水槽を設けることで、
清水槽への塩類の拡散作用の効率を向上させることがで
きる。上記反応槽は、上記仕切板に比べて孔径が大きい
他の仕切板により、少なくとも2以上の槽に分離するこ
とができる。その場合には、例えば、他の仕切板によっ
て反応槽内は、第1反応槽と第2反応槽とに分離され
る。排水の有害物質の濃度が高い場合、反応槽と清水槽
とを分離する仕切板の孔が閉塞するおそれがあるので、
他の仕切板を反応槽内に設けることにより、仕切板の閉
塞を防止することができる。
【0009】さらに、本発明は、排水処理システムであ
り、上記の有害物質処理装置を、排水処理設備の前段に
設けることを特徴とする。排水処理設備としては、有機
物や、窒素成分、重金属、SS成分、BOD、CODな
どを除去するために、薬品混合槽、沈殿槽、砂ろ過塔、
活性炭吸着塔などを備えたものが好ましい。これによ
り、焼却炉などの排水中の有害物質であるダイオキシン
類、重金属、BODなどを規制値以下に低減し、処理水
を放流することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る
有害物質処理装置の一実施の形態を示す平面図であり、
図2は、図1の正面図である。図1及び2に示すよう
に、処理槽10は2枚の仕切板12により3槽に分離さ
れており、中央の槽が反応槽20であり、両側の槽が清
水槽14である。反応槽20は、紫外線(UV)を照射
する少なくとも1の紫外線照射ランプ(UVランプ)2
2を垂直方向に備え、また、底部にオゾン(O3)を導
入する散気板24を少なくとも1つ備えている。さら
に、反応槽20は、処理対象となる排水2を導入する供
給口26と、オゾン・UV処理を終えた処理水6を排出
する排出口28を備えている。また、各清水槽30は、
清水3を導入する供給口36と、塩類4を含んだ汚水7
を排出する排出口38を備えている。
【0011】仕切板12としては、ダイオキシン類や環
境ホルモンなどの有害物質を含有する浮遊物質(SS)
は通過しないが塩類は通過する選択性膜であれば、特に
限定されないが、例えば、MF膜、パンチングメタル、
素焼き板、UF膜、NF膜、RO膜などを用いることが
できる。特に、SS成分は、粒径約1μm以上の粒子で
あるので、約0.1〜1μmの範囲の孔径を有するMF
膜が好ましい。散気板24は、処理槽20の底部に複数
設けられており、配管を介してオゾン発生装置(図示省
略)とつながれている。
【0012】紫外線照射ランプ(UVランプ)22とし
ては、例えば、低圧水銀ランプ(出力10〜200W)
を用いることができる。また、石英などでできた円筒形
のランプ保護管を具備しているものが望ましい。約18
5及び254nmの波長の紫外線をオゾン(通常、オゾ
ン濃度10g/m3以上、好ましくは10〜200g/
3)に照射することで、以下の式のようにヒドロキシ
ラジカル(OHラジカル)を発生させることができる。
【0013】 O3+UV→O2+O ・・・(1) O+H2O→2・OH ・・・(2)
【0014】このような構成によれば、先ず、高濃度の
有害物質と塩類を含有した排水2を反応槽20の供給口
26に導入し、清水3を各清水槽30の供給口36に導
入する。ここで、清水3としては、例えば、水道水や、
後述する排水処理設備で浄化された処理水を用いること
ができる。
【0015】反応槽20では有害物質と塩類とが高濃度
で存在するが、清水槽30ではほぼ零であり、濃度差が
生じている。そのため、拡散作用により、有害物質と塩
類は、反応槽20から清水槽30へ移動しようとする
が、仕切板12により有害物質は反応槽20に残り、塩
類4のみが清水槽30へ移動する。排水2中には、塩類
4が数万ppmのオーダーで含有されているが、これに
より、数千ppmのオーダーまで塩類4の濃度を減少さ
せることができる。反応槽20の横幅を狭くすることに
より、処理槽20内の塩類の濃度をより低下させること
ができ、また、清水槽30への塩類の移動も速くさせる
ことができる。また、清水3の流速を速くすることで、
上記と同様に、塩類の濃度の低下や、塩類の移動速度を
速くさせることができる。塩類4を含んだ清水3は、汚
水7として排出口38から排出され、後述する排水処理
設備(図示省略)に送られる。
【0016】一方、反応槽20では、オゾン1が散気板
24により気泡5として導入され、下方から上方へ向か
って吹き出している。そして、UVランプ22により紫
外線を照射することで、上記したように、ヒドロキシラ
ジカルが発生する。ここで、排水2中の塩類の濃度は数
千ppmのオーダーまで減少されているため、オゾンの
消費を防止でき、排水2中の有害物質であるダイオキシ
ン類や環境ホルモンを、高い反応効率および高い分解率
で分解除去することができる。そして、有害物質を所定
の濃度まで減少された処理水6は、反応槽20の排出口
28から排出され、後述する排水処理設備(図示省略)
に送られる。
【0017】また、他の実施の形態として、図3は、本
発明に係る有害物質処理装置の一実施の形態を示す平面
図であり、図4は、図3の正面図である。図1及び2と
同じ構成については、同じ符号を付し、説明を省略す
る。図3及び4に示すように、処理槽10は、2枚の第
1仕切板14により中央に第1反応槽41を設け、第1
仕切板14とその外側の第2仕切板16との間に2つの
第2反応槽42を設け、第2仕切板のさらに外側に2つ
の清水槽31を設けてある。
【0018】第1反応槽41と第2反応槽42は、それ
ぞれ、紫外線(UV)を照射する少なくとも1つのUV
ランプ22を垂直方向に備え、また、底部にオゾンを導
入する散気板24を少なくとも1つ備えている。また、
第1反応槽41は、処理対象となる排水2を導入する供
給口26と、オゾン・UV処理を終えた処理水6を排出
する排出口28を備えている。一方、第2反応槽42
は、清水3を導入する供給口46と、オゾン・UV処理
を終えた処理水6を排出する排出口48を備えている。
【0019】第1仕切板14としては、塩類を通過さ
せ、有害物質を含有するSS成分もある程度通過させる
選択性膜であれば、特に限定されないが、例えば、パン
チングメタル、素焼き板などを用いることができ、約2
〜5μmの範囲の孔径を有するものが好ましい。また、
第2仕切板16としては、SS成分は通過しないが塩類
は通過する選択性膜であれば、特に限定されないが、例
えば、MF膜、パンチングメタル、素焼き板、UF膜、
NF膜、RO膜などを用いることができ、特に、約0.
1〜1μmの範囲の孔径を有するMF膜が好ましい。
【0020】このような構成によれば、先ず、高濃度の
有害物質と塩類を含有した排水2を第1反応槽41の供
給口26に導入し、清水3を第2反応槽の供給口46と
清水槽31の供給口36に導入する。第1反応槽41で
は有害物質と塩類とが高濃度で存在するが、第2反応槽
42ではほぼ零であり濃度差が生じている。そのため、
拡散作用により、有害物質と塩類は、第1反応槽41か
ら第2反応槽42へ移動しようとするが、第1仕切板1
4により比較的大きい粒径のSS成分は第1反応槽41
に残り、その他のSS成分と塩類は第2反応槽42へ移
動する。同様に、第2反応槽42にはSS成分が残留
し、塩類4は清水槽31へ移動する。これにより、排水
2中のSS成分が高濃度であっても、仕切板14、16
がSS成分で閉塞することを防止することができる。ま
た、第1反応槽41と第2反応槽42の塩類の濃度を数
千ppmのオーダーまで減少させることができる。塩類
4を含んだ清水3は、汚水7として排出口38から排出
され、後述する排水処理設備(図示省略)に送られる。
【0021】一方、第1反応槽41と第2反応槽42で
は、オゾン1が散気板24により気泡5として導入さ
れ、下方から上方へ向かって吹き出している。そして、
UVランプ22により紫外線を照射することで、上記し
たように、ヒドロキシラジカルが発生する。ここで、排
水2中の塩類の濃度は数千ppmのオーダーまで減少さ
れているため、オゾンの消費を防止でき、排水2中の有
害物質であるダイオキシン類や環境ホルモンを、高い反
応効率および高い分解率で分解除去することができる。
そして、有害物質を所定の濃度まで減少された処理水6
は、第1反応槽41の排出口28と、第2反応槽42の
排出口48から排出され、後述する排水処理設備(図示
省略)に送られる。
【0022】さらに、本発明に係る有害物質処理装置の
他の実施の形態を、以下に説明する。排水に、処理槽に
導入する前もしくは処理槽内で、過酸化水素(H22
を加えることもできる。このように、オゾンと過酸化水
素を併用することでも、ヒドロキシラジカルを発生さ
せ、ダイオキシン類を分解処理することができる。ま
た、図1〜4では反応槽と清水槽を1つの処理槽として
いるが、これに限定されず、仕切板により塩類を分離除
去する槽と、オゾン・UV処理により有害物質を分解除
去する槽との2つの処理槽を直列につなげることもでき
る。
【0023】本発明に係る有害物質処理装置は、図5に
示すように、排水処理設備の前段に設けることができ
る。排水処理設備としては、薬品混合槽53、沈殿槽5
4、砂ろ過塔55、及び活性炭吸着塔56を備えている
ものが好ましい。先ず、汚水槽51から、有害物質と塩
類を高濃度で含んだ排水を有害物質処理装置52に導入
し、塩類を分離処理するとともに、有害物質をオゾン・
UV処理により分解除去する。次に、有害物質処理装置
52から排出された塩類を含んだ汚水と、オゾン・UV
処理された処理水とを、これらを一括にして、薬品混合
槽53に導入し、凝集剤などを添加することができる。
なお、汚水と処理水はそれぞれ別々に後段の排水処理設
備に送ることもできる。次に、沈殿槽54により重金属
等をSS成分と共に汚泥58に分離除去して、さらに、
砂ろ過塔55と活性炭吸着塔56により残存SS成分を
除去する。このように排水処理された処理水は、処理水
槽57に一時貯留された後、放流される。また、この処
理水は、本発明に係る有害物質処理装置52の清水とし
て再利用することができる。このように排水処理設備の
処理水を再利用することにより、低コスト化できるとと
も、環境への負荷を減少させ、資源の有効利用を促進す
ることができる。
【0024】
【発明の効果】上記したところから明らかなように、本
発明によれば、処理対象となる排水に、ダイオキシン類
や環境ホルモンなどの有害物質の分解を阻害する塩類な
どが高濃度で含まれていても、高い反応効率および高い
分解率で有害物質を分解除去することができる有害物質
処理方法、その装置および排水処理システムを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有害物質処理装置の一実施の形態
を示す平面図である。
【図2】図1の有害物質処理装置の正面図である。
【図3】本発明に係る有害物質処理装置の一実施の形態
を示す平面図である。
【図4】図3の有害物質処理装置の正面図である。
【図5】本発明に係る排水処理システムの一例を示す概
要図である。
【符号の説明】
1 オゾン 2 有害物質と塩類を高濃度で含んだ排水 3 清水(再利用水) 4 塩類(TDS) 5 気泡 6 処理水 7 塩類を含んだ汚水 10、11 処理槽 12 仕切板 14 第1仕切板 16 第2仕切板 20 反応槽 22 紫外線照射ランプ(UVランプ) 24 散気板 26 排水の供給口 28 処理水の排出口 30、31 清水槽 36 清水の供給口 38 汚水の排出口 41 第1反応槽 42 第2反応槽 51 汚水槽 52 有害物質処理装置 53 薬品混合槽 54 沈殿槽 55 砂ろ過塔 56 活性炭吸着塔 57 処理水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA03 GA06 GA07 KA31 KA72 KB04 MA03 PA01 PB08 PB70 PC80 4D037 AA11 AB14 BA18 CA03 CA12 4D050 AA12 AB19 BB02 BC09 BD03 BD06 CA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高濃度の有害物質と塩類とを含む排水か
    ら該塩類を分離除去する工程と、該排水中にオゾンを導
    入するとともに紫外線を照射することによって該有害物
    質を分解除去する工程と、を含むことを特徴とする有害
    物質処理方法。
  2. 【請求項2】 上記分離除去は、上記有害物質を含有す
    る浮遊物質を通過させないが上記塩類は通過させる選択
    性膜を用いて、上記塩類を拡散により上記排水中から清
    水中に分離除去させることを特徴とする請求項1記載の
    有害物質処理方法。
  3. 【請求項3】 上記塩類の分離除去工程と、上記有害物
    質の分解除去工程とを同時に行うことを特徴とする請求
    項1又は2記載の有害物質処理方法。
  4. 【請求項4】 仕切板により反応槽と清水槽とに分離さ
    れた処理槽を備えており、該反応槽は、オゾンを導入す
    るためのオゾン導入手段と、紫外線を照射するための紫
    外線照射ランプと、処理対象となる排水の供給口と、処
    理水の排出口とを備え、該清水槽は、清水の供給口と、
    汚水の排出口とを備え、該仕切板は粒径1μm以上の粒
    子は通過できない選択性膜を用いたことを特徴とする有
    害物質処理装置。
  5. 【請求項5】 上記仕切板は、精密ろ過膜、パンチング
    メタル、素焼き板、限外ろ過膜、ナノフィルトレーショ
    ン膜、逆浸透膜を用いたことを特徴とする請求項4記載
    の有害物質処理装置。
  6. 【請求項6】 上記処理槽は2枚の上記仕切板により3
    槽に分離されており、中央の槽が上記反応槽で、該反応
    槽を挟んで両側の槽が上記清水槽であることを特徴とす
    る請求項4又は5記載の有害物質処理装置。
  7. 【請求項7】 上記反応槽は、上記仕切板に比べて孔径
    が大きい他の仕切板により、少なくとも2以上の槽に分
    離されていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか
    記載の有害物質処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか記載の有害物質
    処理装置を、排水処理設備の前段に設けることを特徴と
    する排水処理システム。
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