JP4700801B2 - 曲げ加工方法 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板状のワークに対して曲げ加工を行う曲げ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な曲げ加工機は、上部テーブルと下部テーブルを上下に対向して備えており、上部テーブルの下側には上部金型としてのパンチが備えてあって、下部テーブルの上側には下部金型としてのダイが備えてある。ここで、一方のテーブル、例えば下部テーブルは、左右に離隔した一対の油圧シリンダの作動により接近離反する上下方向(接近方向、離反方向))へ移動するものであり、下部テーブルの移動速度は、フットペダルの踏み加減又はNC装置等の制御装置に入力された速度データによって設定される。
【0003】
従って、板状のワークをダイに支持せしめて、一対の油圧シリンダの作動により下部テーブルを上下方向へ移動させる。これによって、パンチとダイを協働させて、ワークに対して曲げ加工を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上部金型がワークに接触して下部金型に最接近するまでの曲げ行程中において、一方のテーブルの前記接近方向の移動速度が適切でないと、以下の問題が生じる。即ち、ワークの材質が柔らかかったり、又はワークの厚さが薄かった場合に、曲げ行程中の一方のテーブルの前記接近方向の移動速度が速すぎると、ワークに腰折れが生じ、曲げ加工精度が悪化する。また、曲げフランジの長さが長い場合に、曲げ行程中の一方のテーブルの移動速度が速すぎると、曲げフランジの跳ね返り速度が速くなり、作業の安全性において好ましくない。更に、曲げ行程中の一方のテーブルの移動速度が遅すぎると、作業時間が必要以上に長くなり、生産性が悪化するという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
請求項に記載の発明にあっては、下側に上部金型を備えた上部テーブルと、上側に下部金型を備えた下部テーブルのうちの一方のテーブルを、他方のテーブルに対して接近離反する接近方向及び離反方向へ移動させることにより、板状のワークに対して曲げ加工を行う曲げ加工方法において、
曲げ行程中の一方のテーブルの上記接近方向の移動速度が、一方のテーブルの固有の最高機械速度と、ワークが硬い場合には係数が大きくかつワークが柔らかい場合には係数が小さくなるようなワークの材質による係数とワークの硬度との関係(図3に明確に示されている関係)から求めたワークの材質による係数と、ワークの厚さが厚い場合には係数が大きくかつワークの厚さが薄い場合には係数が小さくなるようなワークの厚さによる係数とワークの厚さとの関係(図4に明確に示されている関係)から求めたワークの厚さによる係数と、曲げフランジが短い場合には係数が大きくかつ曲げフランジが長い場合には係数が小さくなる製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係(図5に明確に示されている関係)から求めた製品形状による係数と、V幅及び肩Rが大きい場合には係数が大きくかつV幅及び肩Rが小さい場合には係数(図6に明確に示されている関係)が小さくなるような金型による係数とV幅及び肩Rとの関係から求めた金型による係数との積によって決定される曲げ行程用最適速度になるようにし、
戻り行程中の前記一方のテーブルの前記離反方向の移動速度が、一方のテーブルの最高機械速度と、前記製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、前記金型による係数とV幅及び肩Rとの関係から求めた金型による係数との積によって決定される戻り行程用最適速度になるようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項に記載の発明にあっては、下側に上部金型を備えた上部テーブルと、上側に下部金型を備えた下部テーブルのうちの一方のテーブルを、他方のテーブルに対して接近離反する接近方向及び離反方向へ複数回移動させることにより、曲げ順に従って板状のワークの複数の被加工部対して連続して曲げ加工を行う曲げ加工方法において、
各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける曲げ行程中の一方のテーブルの上記接近方向の移動速度が、一方のテーブルの固有の最高機械速度と、ワークが硬い場合には係数が大きくかつワークが柔らかい場合には係数が小さくなるようなワークの材質による係数とワークの硬度との関係(図3に明確に示されている関係)から求めたワークの材質による係数と、ワークの厚さが厚い場合には係数が大きくかつワークの厚さが薄い場合には係数が小さくなるようなワークの厚さによる係数とワークの厚さとの関係(図4に明確に示されている関係)から求めたワークの厚さによる係数と、曲げフランジが短い場合には係数が大きくかつ曲げフランジが長い場合には係数が小さくなる製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係(図5に明確に示されている関係)から求めた製品形状による係数と、V幅及び肩Rが大きい場合には係数が大きくかつV幅及び肩Rが小さい場合には係数が小さくなるような金型による係数とV幅及び肩Rとの関係(図6に明確に示されている関係)から求めた金型による係数との積によって決定される曲げ行程用最適速度になるようにし、
各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける戻り行程中の前記一方のテーブルの前記離反方向の移動速度が、一方のテーブルの最高機械速度と、前記製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、前記金型による係数とV幅及び肩Rとの関係から求めた金型による係数との積によって決定される戻り行程用最適速度になるようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項に記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、接近行程中の前記一方のテーブルの前記接近方向の移動速度が、一方のテーブルの最高機械速度と、前記製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、前記製品形状による係数との積によってによって決定される接近行程用最適速度になるようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図8に示すように、本発明の実施の形態に係わる曲げ加工機1は、左右(図1において左右)に離隔した一対のサイドフレーム3L,3Rをベースにしており、一対のサイドフレーム3L,3Rは上部連結部材5及び下部連結部材7等を介して連結してある。一対のサイドフレーム3L,3Rの上部(図8において上部)には上部テーブル9が左右方向へ延伸して設けてあり、一対のサイドフレーム3L,3Rの下部にはこの上部テーブル9に上下に対向した下部テーブル11が左右方向へ延伸して設けてある。
【0015】
上部テーブル9の下側には着脱可能な上部金型としてのパンチPが左右方向へ適宜間隔に複数備えてあり、下部テーブル11の上側には着脱可能な下部金型としてのダイDが左右方向へ適宜間隔に複数備えてある。ここで、パンチP及びダイDを複数備えることにより、ワークWの複数の被加工部に対して曲げ順に従って順次曲げ加工を行うことができる。なお、上部テーブル9の下側に上部金型としてのダイDを備え、かつ下部テーブル11の上側に下部金型としてのパンチPを備えても差し支えない。
【0016】
また、上部テーブル9は一対のサイドフレーム3L,3Rに対してガイド部材(図示省略)を介して上下方向へ移動自在であって、一対のサイドフレーム3L,3Rには下部テーブル11を上下方向へ移動させる油圧シリンダ13L,13Rがそれぞれ設けてある。なお、下部テーブル11を上下方向へ移動させる代わりに、上部テーブル9を上下方向へ移動させるようにしても差し支えない。
【0017】
本発明の実施の形態に係わる曲げ加工機は、図2に示すようなNC制御システム15を備えており、このNC制御システム15は上位NC制御システム17に電気的に接続してある。上記NC制御システム15は、CPU19と、キーボード等の入力部21と、曲げ順設定部23と、金型選択部25と、速度演算部27と、記憶部29と、シリンダ制御部31を有してあって、シリンダ制御部31には油圧シリンダ(作動油の流量を調節する流量調節弁を含む)13L,13Rが電気的に接続してある。なお、上記曲げ順記憶部23、上記金型選択部25、上記測度演算部27は、上位NC制御システム17に格納されてもよい。
【0018】
上記NC制御システム15は、上位NC制御システム17から機械データ、ワークデータ、製品データからなる曲げ加工条件を受け取れるようになっている。ここで、上記機械データには、下部テーブル11の固有の最高機械速度Vmax、図7に示すようなダイDのV幅及び肩R等が含まれる。また、上記ワークデータには、ワークWの材質、ワークWの厚さ等が含まれる。更に、上記製品データには、曲げフランジWa(図1参照)の長さ、製品展開図、製品立体姿勢図等が含まれる。なお、曲げフランジWaとは、曲げ加工によって形成される曲げ片であって、金型P,Dよりも作業者側或いはこの反対側(作業者側の反対側)に位置する曲げ片のことをいう。
【0019】
上記入力部21は、適宜のデータを入力するものである。なお、上位NC制御システム17から曲げ加工条件を受け取る代わりに、入力部21に曲げ加工条件を直接入力するようにしても差し支えない。
【0020】
上記曲げ順設定部23は、曲げ加工条件に基づいて曲げ順設定プログラムを実行することにより、板状のワークWの複数の被加工部に対して行う曲げ加工を行う場合における曲げ順を設定するものである。上記金型選択部25は、曲げ加工条件に基づいて金型選択プログラム実行することにより、各被加工部に曲げ加工を行うときに使用するパンチP及びダイDをそれぞれ選択するものである。
【0021】
上記速度演算部27は、ワークWにおける各被加工部に対して曲げ加工を行う場合における曲げ行程中の曲げ行程用最適速度Vaを演算するものである。ここで、曲げ行程とは、パンチPの先端がワークWに接触してからパンチPとダイDが最接近するまでの行程のことをいい、曲げ行程用最適速度Vaは被加工部の数だけ演算される。上記曲げ行程用最適速度Vaを示すと、次のようになる。
【0022】
即ち、Va=Vmax×F1×F2×F3×F4
ここで、F1は、ワークWの材質による係数であって、図3に示すように、ワークWの材質が硬い場合には大きくかつワークWの材質が柔らかい場合には小さくなるものである。F2は、ワークWの厚さによる係数であって、図4に示すように、ワークWの厚さが厚い場合には大きくかつワークWの厚さが薄い場合には小さくなるものである。F3は、製品形状による係数であって、図5に示すように、曲げフランジWaが短い場合には大きくかつ曲げフランジWaが長い場合には小さくなるものである。F4は、金型P,Dによる係数であって、図7に示すように、ダイDのV幅及び肩Rが大きい場合には大きくかつダイDのV幅及び肩Rが小さい場合には小さくなるものである。
【0023】
なお、F3、F4については、ワークWの曲げフランジWaの先端部(或いは曲げフランジWaの重心部)の速度が所定のしきい値を越えないように適宜の係数に設定することもできる。また、F3については、例えば、曲げフランジWaの重心が先端側にある場合には、補正することが望ましい。
【0024】
また、上記速度演算部27は、曲げ加工行程用最適速度Vaの他に、ワークWにおける各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける接近行程中の接近行程用最適速度Vbを演算するものである。ここで、接近行程とは、下部テーブル11が上方向の移動を開始してからパンチPの先端がワークWに接触するまでの行程のことをいい、接近行程用最適速度Vbは被加工部の数だけ演算される。上記接近行程用最適速度Vbを示すと、次のようになる。
【0025】
即ち、Vb=K×Vmax×F3
ここで、Kは、接近行程用最適速度を演算するときの所定の係数であって、F3は、上述と同様に、製品形状による係数であるが、曲げフランジWaの長さは考慮されず、例えば、短辺曲げ加工を行った後に長辺曲げ加工を行う場合等に考慮される適宜の係数のことをいう。
【0026】
更に、上記速度演算部27は、曲げ行程用最適速度Va及び接近行程用最適速度Vbの他に、ワークWにおける各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける戻り行程中の戻り行程用最適速度Vcを演算するものである。ここで、戻り行程とは、パンチPがダイDに最接近してから下部テーブル11が下方向へ移動するときの行程のことをいい、戻り行程用最適速度Vcは被加工部の数だけ演算される。上記戻り行程用最適速度Vcを示すと、次のようになる。
【0027】
即ち、Vc=L×Vmax×F3×F4
ここで、Lは、戻り行程用最適速度Vcを演算するときの所定の係数であって、F3、F4は、曲げ行程用最適速度を演算する場合における製品形状による係数、金型による係数と同様である。
【0028】
前記記憶部29は、上位NC制御システム17から受け取った曲げ加工条件、曲げ順設定部23により設定された曲げ順、金型選択部25により選択された金型P,D、速度演算部27により演算された最適速度Va、Vb、Vcの他、種々のデータを記憶するものである。
【0029】
前記シリンダ制御部31は、下部テーブル11の上方向の移動速度が接近行程中にあっては接近行程用最適速度Vaになり、曲げ行程中にあって曲げ行程用最適速度Vbになるよう一対の油圧シリンダ13L,13Rを制御するものである。また、シリンダ制御部31は、下部テーブル11の下方向の移動速度(戻り速度)が戻り行程用最適速度Vcになるように一対の油圧シリンダ13L,13Rを制御するものである。
【0030】
次に、本発明の実施の形態に係わる曲げ加工方法について、作用を含めて説明する。
【0031】
NC制御システム15は、上位NC制御システム17から曲げ加工条件を受け取って、曲げ順設定部23により曲げ加工条件に基づいて曲げ順プログラムを実行することにより、図4に示すように、ワークWにおける複数(例え3つ)の被加工部に対して曲げ加工を行う場合における曲げ順を設定する。更に、次に、金型選択部25により曲げ条件に基づいて金型選択プログラムを実行することにより、曲げ順に従って3つの被加工部を曲げるときに使用する金型(P1,D1)、(P1,D1)、(P3,D3)をそれぞれ選択する。
【0032】
曲げ順の設定及び金型P,Dの選択が終了した後に、速度演算部27により曲げ順に従って3つの被加工部を曲げるときの下部テーブル11の最適移動速度Va、Vb、Vcをそれぞれ演算する。ここで、ワークWの材質による係数がF1m、ワークWの厚さによる係数がF2t 、曲げ順に従って3つの被加工部を曲げるときに使用する金型P,Dによる係数がそれぞれF3d、F3d、F3g、曲げ順に従って3つの被加工部を曲げるときの製品形状による係数がそれぞれF4S、F4S 、F4uである場合には、次のようになる。
【0033】
即ち、1回目の曲げ加工を行うときの下部テーブル11の最適移動速度Va、Vb、Vcは、
曲げ行程用最適移動速度 Va=Vmax×F1m×F2t×F3d×F4 s
接近行程用最適移動速度 Vb=K×Vmax×F3d
離反行程用最適移動速度 Vc=L×Vmax×F3d×F4s
になり、
2回目の曲げ加工を行うときの下部テーブル11の最適移動速度Va、Vb、Vcは、
曲げ行程用最適移動速度 Va=Vmax×F1m×F2t×F3d×F4 s
接近行程用最適移動速度 Vb=K×Vmax×F3d
離反行程用最適移動速度 Vc=L×Vmax×F3d×F4s
になり、
3回目の曲げ加工を行うときの下部テーブル11の最適移動速度Va、Vb、Vcは、
曲げ行程用最適移動速度 Va=Vmax×F1m×F2t×F3g×F4 u
接近行程用最適移動速度 Vb=K×Vmax×F3g
離反行程用最適移動速度 Vc=L×Vmax×F3g×F4u
になる。
【0034】
速度演算部27により最適移動速度Va、Vb、Vcを演算した後に、金型P,Dに対するワークWの位置決めを適宜に行いつつ、一対の油圧シリンダ13L,13Rの作動により下部テーブル11を上部テーブル9に接近離反する上下方向へ3回往復移動させる。これによって、曲げ順に従ってワークWの3つの被加工部に対して連続して曲げ加工を行うことができる。ここで、各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける接近行程中、曲げ行程中の下部テーブル11の上方向の移動速度が接近行程用最適移動速度Vb、曲げ行程用最適移動速度Vaになるようにし、戻り行程中の下部テーブル11の下方向の移動速度が戻り行程用最適移動速度Vcになるようにする。
【0035】
以上のごとき、本発明の実施の形態によれば、各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける接近行程中、曲げ行程中の下部テーブル11の上方向の移動速度が接近行程用最適移動速度Vb、曲げ行程用最適移動速度Vaになるようにし、戻り行程中の下部テーブル11の下方向の移動速度が戻り行程用最適移動速度Vcになるようしているため、下部テーブル11の移動速度を極力速くして生産性の向上を図りつつ、ワークWの腰折れをなくして曲げ加工精度の向上を図ると共に、曲げフランジWaの跳ね返り速度が速くなることを抑制して作業の安全性を確保することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1から請求項のいずれかの請求項に記載の発明によれば、曲げ行程中の前記一方のテーブルの移動速度が、一方のテーブルの固有の最高機械速度と、ワークの材質による係数と、ワークの厚さによる係数と、製品形状による係数と、金型による係数との積によって決定される曲げ行程用最適速度になるようにしているため、一方のテーブルの移動速度を極力速くして生産性の向上を図りつつ、ワークの腰折れをなくして曲げ加工精度の向上を図ると共に、曲げフランジの跳ね返り速度が速くなることを抑制して作業の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 曲げ順、選択された金型、最適速度の説明図である。
【図2】 NC制御システムを示す図である。
【図3】 ワークの材質による係数とワークの硬度との関係を示す図である。
【図4】 ワークの厚さによる係数とワークの厚さとの関係を示す図である。
【図5】 製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係を示す図である。
【図6】 金型による係数とV幅、Rとの関係を示す図である。
【図7】 ダイを示す図である。
【図8】 曲げ加工機の正面図である。
【符号の説明】
1 曲げ加工機
9 上部テーブル
11 下部テーブル
13L,13R 油圧シリンダ
15 NC制御システム
23 曲げ順設定部
25 金型選択部
27 測度演算部
31 シリンダ制御部

Claims (3)

  1. 下側に上部金型を備えた上部テーブルと、上側に下部金型を備えた下部テーブルのうちの一方のテーブルを、他方のテーブルに対して接近離反する接近方向及び離反方向へ移動させることにより、板状のワークに対して曲げ加工を行う曲げ加工方法において、
    曲げ行程中の一方のテーブルの上記接近方向の移動速度が、一方のテーブルの固有の最高機械速度と、ワークが硬い場合には係数が大きくかつワークが柔らかい場合には係数が小さくなるようなワークの材質による係数とワークの硬度との関係から求めたワークの材質による係数と、ワークの厚さが厚い場合には係数が大きくかつワークの厚さが薄い場合には係数が小さくなるようなワークの厚さによる係数とワークの厚さとの関係から求めたワークの厚さによる係数と、曲げフランジが短い場合には係数が大きくかつ曲げフランジが長い場合には係数が小さくなる製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、V幅及び肩Rが大きい場合には係数が大きくかつV幅及び肩Rが小さい場合には係数が小さくなるような金型による係数とV幅及び肩Rとの関係から求めた金型による係数との積によって決定される曲げ行程用最適速度になるようにし、
    戻り行程中の前記一方のテーブルの前記離反方向の移動速度が、一方のテーブルの最高機械速度と、前記製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、前記金型による係数とV幅及び肩Rとの関係から求めた金型による係数との積によって決定される戻り行程用最適速度になるようにしたことを特徴とする曲げ加工方法。
  2. 下側に上部金型を備えた上部テーブルと、上側に下部金型を備えた下部テーブルのうちの一方のテーブルを、他方のテーブルに対して接近離反する接近方向及び離反方向へ複数回移動させることにより、曲げ順に従って板状のワークの複数の被加工部対して連続して曲げ加工を行う曲げ加工方法において、
    各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける曲げ行程中の一方のテーブルの上記接近方向の移動速度が、一方のテーブルの固有の最高機械速度と、ワークが硬い場合には係数が大きくかつワークが柔らかい場合には係数が小さくなるようなワークの材質による係数とワークの硬度との関係から求めたワークの材質による係数と、ワークの厚さが厚い場合には係数が大きくかつワークの厚さが薄い場合には係数が小さくなるようなワークの厚さによる係数とワークの厚さとの関係から求めたワークの厚さによる係数と、曲げフランジが短い場合には係数が大きくかつ曲げフランジが長い場合には係数が小さくなる製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、V幅及び肩Rが大きい場合には係数が大きくかつV幅及び肩Rが小さい場合には係数が小さくなるような金型による係数とV幅及び肩Rとの関係から求めた金型による係数との積によって決定される曲げ行程用最適速度になるようにし、
    各被加工部に対して曲げ加工を行うときにおける戻り行程中の前記一方のテーブルの前記離反方向の移動速度が、一方のテーブルの最高機械速度と、前記製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、前記金型による係数とV幅及び肩Rとの関係から求めた金型による係数との積によって決定される戻り行程用最適速度になるようにしたことを特徴とする曲げ加工方法。
  3. 接近行程中の前記一方のテーブルの前記接近方向の移動速度が、一方のテーブルの最高機械速度と、前記製品形状による係数と曲げフランジの長さとの関係から求めた製品形状による係数と、前記製品形状による係数との積によってによって決定される接近行程用最適速度になるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の曲げ加工方法。
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