JP4698441B2 - 発振型近接センサ、および電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサにおけるゲート電流の制御方法 - Google Patents

発振型近接センサ、および電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサにおけるゲート電流の制御方法 Download PDF

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本発明は、ミリ波帯若しくはマイクロ波帯の発振回路を備えて、外部変化に起因する発振状態の変化によって外部変化を検出する発振型近接センサに関し、より詳しくはそのようなセンサの検出感度を安定化させる技術に関する。
近年、自動車の防犯などを目的とする不審者検知センサに、ミリ波帯若しくはマイクロ波帯を用いた発振型近接センサが開発されている。ミリ波帯若しくはマイクロ波帯を用いた発振型近接センサの従来の構成例を図1に示す。
発振型近接センサ1は、発振素子として接合型電界効果トランジスタ(以下「FET」と記す)Qを備えている。トランジスタQのゲート端子は、マイクロストリップ線路2とこれに高周波的に結合する誘電体共振器3からなる共振回路4に接続され、ドレイン端子には定電位の電源電圧Vddが印加され、ソース端子は、発振周波数に応じて長さが定められるスタブ5を有する整合回路に接続される。
誘電体共振器3により生じた高周波信号は、マイクロストリップ線路2を介してトランジスタQのゲート端子に入力され、増幅された高周波信号がソース端子に出力される。
ここで、高周波周波数がマイクロ波帯又はミリ波帯の場合には、ソース端子に現れる高周波信号の一部がトランジスタQ内部で反射してゲート端子への反射利得が生じるため、上記回路は、誘電体共振器3の共振周波数で発振する反射型発振回路となる。
通常、FETを用いた図1に示すような発振回路では、ゲートソース間電圧Vgsがゲートソース間のpn接合の順方向電圧よりも低くなる領域でトランジスタQが動作するように、ゲート端子及びソース端子に逆方向バイアス電圧を印加する。
このため、従来の発振型近接センサ1では、ソース端子に現れる高周波信号を高周波阻止部6によって阻止した後に、その直流成分を抵抗R2及び可変抵抗VRに分圧し、線路8を介してトランジスタQのゲート端子にバイアス電圧として印加する自己バイアス回路を構成している。
図2に高周波阻止部6の等価回路の例を示す。図示するとおり高周波阻止部6は、入力の高周波成分を減衰させるチョークコイルとして働く誘導性素子と、高周波成分が減衰した信号を平滑化する容量性素子とを有し、ソース端子から入力した高周波信号を阻止し、その直流、低周波成分を抵抗R2及び可変抵抗VRに出力する。ゲート端子と線路8との間にもゲート端子に加えられた高周波成分をカットするために同様の高周波阻止部7が設けられる。
以下、図1に示す発振型近接センサ1の動作原理を図3の(A)及び(B)を参照して説明する。図3の(A)及び(B)は、ゲートソース間電圧Vgsの時間変化を示す図である。
図3の(A)に示すとおりゲートソース間には逆方向バイアス電圧Vbが印加されるため、回路が発振状態にある場合には、ゲートソース間電圧Vgsの波形は、ゲート端子に印加される高周波信号に逆方向バイアス電圧Vbを加えた交流波形となる。
ここで、図においてハッチングで示す範囲では、ゲートソース間電圧Vgsがゲートソース間の順方向電圧Vfを超え、この間ゲートソース間にはゲート電流が流れる。このゲート電流は、ソース端子から流れ出して高周波阻止部6によって平滑化され、直流電流igとして上記の線路8を通ってゲート端子に帰還する。
そこで、マイクロストリップ線路2にアンテナ9を接続して、外部状態の変化(例えばアンテナ9への物体の接近)によって、共振回路4の内部インピーダンスが変化させる。
すると外部変化に応じて発振回路の発振状態が変化し、この発振状態の変化によってゲートソース間電圧Vgsの振幅値が変化する。外部変化によってゲートソース間電圧Vgsの振幅が大きくなった場合を図3の(B)に示す。
図3の(B)から明らかなように、ゲートソース間電圧Vgsの振幅の増大によって、ゲートソース間電圧Vgsがゲートソース間の順方向電圧Vfを超える時間及び電圧値が増大し、これに伴っての線路8を流れるゲート電流igも増加する。
したがって、図1に示すようにゲート電流igが流れる線路8に抵抗R1を設けて、抵抗R1の端子間電圧(Vg−Vs)の変化を検出することによって、発振回路の発振状態の変化を検出し、発振状態を変化させる原因となった外部変化を検出することが可能となる。
ここに、ゲート電流igを抵抗R1の端子間電圧として検出するゲート電流検出部10は、抵抗R1の両端の電位Vs及びVgの値を入力するバッファ11及び12と、所定の基準定電位VREFを基準として、抵抗R1の両端の電位差信号(Vg−Vs)+VREFを演算するオペアンプ13と、信号(Vg−Vs)+VREFの交流成分のみを取り出して電位差信号Vsig=Vg−Vsを得るキャパシタ14を備えて構成される。
特開平4−70120号公報 特開平4−18804号公報
しかしながらゲート電流検出部10が検出するゲート電流igは、温度変化や電源変動の影響を受けその値が変動する。そしてゲート電流igが過小又は過大な状態ではセンサ感度が低下する。図4の(A)及び(B)を参照してその理由を説明する。
図4の(A)はゲート電流igが過小な場合を示す。ゲート電流igが過小である場合とは、ゲートソース間電圧Vgsの振幅が過大であるか逆方向バイアスVbが低すぎる場合であり、ゲートソース間電圧Vgsがゲートソース間の順方向電圧Vfを殆ど超えることがない。このため外部変化によって発振回路の発振状態が変化してもその変化を検出できない状態である。
図4の(B)はゲート電流igが過大な場合を示す。ゲート電流igが過大である場合とは、ゲートソース間電圧Vgsの振幅が過大であるか逆方向バイアスVbが高すぎる場合であり、こうなると発振回路の発振状態が変化してもゲート電流igが殆どその変化しない。
そこで本発明は、電界効果トランジスタQを発振素子として有する発振回路4を備え、ソース端子又はドレイン端子の一方とゲート端子との間を接続して、ゲート電流をゲート端子へと帰還させる帰還路8を流れる電流igの変化に応じて外部変化を検出する発振型近接センサ1において、温度変化や電源変動があってもゲート電流igの値を維持して安定性の高いセンサを実現する。
上記目的を達成するために、本発明では、電界効果トランジスタの2つの出力端子であるソース端子とドレイン端子との間に印加する電圧を変えることによって、上記帰還路を流れるゲート電流の直流成分を所定値に維持する。
すなわち、上述の通り帰還路を流れるゲート電流igは、ゲートソース間に印加されたバイアス電圧とゲート端子に現れる発振信号の振幅値とによって定まる。ここで、電界効果トランジスタを発振素子とする発振回路では、この電界効果トランジスタにより増幅されて出力された発振信号が制御電極であるゲート端子に反射してくるため、ゲート端子に現れる発振信号の振幅値は、出力信号の振幅値すなわちソース端子とドレイン端子との間に印加される電圧に応じて変動する。そこで本発明では、ソース端子とドレイン端子との間に印加する電圧を変えることによってゲート電流の直流成分を所定値に維持する。
このため、本発明の第1形態である発振型近接センサは、ゲート端子とソース端子及びドレイン端子からなる2つの出力端子とを備え発振素子として用いられる電界効果トランジスタと、電界効果トランジスタを発振させる共振回路と、共振回路に接続され外部変化によって共振回路の発振状態を変化させるアンテナと、2つの出力端子の一方とゲート端子との間を接続してゲート電流をゲート端子へと帰還させる帰還路と、帰還路を流れるゲート電流の変化を検出するゲート電流検出部と、を備えて構成して、帰還路を流れるゲート電流の直流成分の変化によって外部変化を検出し、更に、2つの出力端子間に印加する電圧を変えることによって帰還路を流れるゲート電流の直流成分を所定値に維持する電圧制御部を備えて構成する。
ここに、上記の電圧制御部は、ゲート電流検出部により検出されたゲート電流の値に従って、2つの出力端子間への印加電圧を制御する制御信号を生成する制御信号生成回路と、生成された制御信号を低域濾過するローパスフィルタと、を備えて構成してもよい。
電圧制御部が速い応答速度でゲート電流を修正してしまうと、常にゲート電流が平定されてしまい外部変化を検出できなくなってしまう。電圧制御部の応答速度を遅らせることによってこのような不都合を回避する。
さらに、電圧制御部により制御される2つの出力端子間の電位差の変化を外部変化の検出に使用してもよい。
2つの出力端子間は、ゲート電流の直流成分を所定値に維持するように、ゲート電流の変化を打ち消すように制御されるため、この電位差の変化を使用しても外部変化を検出できる。この場合には、外部変化に起因する(温度変化等に起因するゲート電流の変化に比べて)比較的速いゲート電流の変化を、電圧制御部による2つの出力端子間の電圧の制御量から直接検出することができるため、上記のようなローパスフィルタを設ける必要はない。
電圧制御部は、電界効果トランジスタの2つの出力端子間への印加電圧の制御量を定めるために、ダイオードの順方向電圧を使用してもよい。すなわちダイオードの順方向電圧の温度特性を利用して、温度変化に起因するゲート電流の変化を打ち消すように、1つ又は複数の直列接続したダイオードの順方向電圧に応じて電界効果トランジスタの2つの出力端子間への印加電圧の制御量を定めてもよい。
そして、必要とする温度補償量に応じて直列接続するダイオードの段数をスイッチで変更することとしてよい。例えば電界効果トランジスタの2つの出力端子間に印加する電圧に応じて温度補償量を定めてもよい。
また、本発明の第2形態に係る電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサにおけるゲート電流の制御方法は、ゲート端子とソース端子及びドレイン端子からなる2つの出力端子とを備え発振素子として用いられる電界効果トランジスタと、電界効果トランジスタを発振させる共振回路と、共振回路に接続され外部変化によって共振回路の発振状態を変化させるアンテナと、ゲート端子からのゲート電流を再びゲート端子へと帰還させるべく2つの出力端子の一方とゲート端子との間を接続する帰還路と、帰還路を流れるゲート電流の変化を検出するゲート電流検出部と、を有し、帰還路を流れるゲート電流の直流成分の変化によって外部変化を検出する、電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサにおいて使用され、2つの出力端子間に印加する電圧を変えることによって帰還路を流れるゲート電流の直流成分を所定値に維持する。
本発明によって、温度変化や電源変動があっても安定性の高いセンサが実現する。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図5は、本発明の第1実施例による、ミリ波帯若しくはマイクロ波帯を用いた発振型近接センサの構成図である。図1に示す発振型近接センサと同じ構成要素については同じ参照番号を付して示し、説明を省略する。
図5において、ゲート端子からトランジスタQへと流れ込んだゲート電流Igは、ソース端子から流れ出して高周波阻止部6では直流成分が通過するため直流電流igとして上記の線路8を通ってゲート端子に帰還する。ゲート電流検出部10は、線路8に設けられた抵抗R1に直流電流igが通ることによって生じた電位差を示す電位差信号(Vg−Vs)+VREFを生じる。
なお、本実施例ではトランジスタQの2つの出力端子(ソース端子及びドレイン端子)のうち、ドレイン端子を定電位部(電源Vdd)に接続してソース端子を発振信号の出力端としているが、反対にソース端子を定電位部に接続してドレイン端子を発振信号の出力端として構成してもよい。
また上述の通り、線路8はトランジスタQの2つの出力端子の一方であるソース端子とゲート端子との間を接続してゲート電流をゲート端子へと帰還させる線路であるため、本発明の係る帰還路を成す。
ここで発振型近接センサ1はさらにトランジスタQのソースドレイン間に印加する電圧を制御するための電圧制御部20を備える。電圧制御部20は、例えば、能動素子Tr1と、この能動素子Tr1の制御端子へ入力する制御信号を生成する制御信号生成回路30とを備えて構成される。
電圧制御部20の構成例として、例えば図5に示すように、能動素子Tr1をエミッタフォロワ接続されたトランジスタとし、トランジスタTr1のコレクタ端子を定電位部(図5の例では接地)に接続して、エミッタ端子を抵抗R2を介してトランジスタQのソース端子に接続する。
このように構成することにより、電圧制御部20は、制御信号生成回路30にて生成する制御信号の電流値に応じてソース端子と接地部との間に接続された抵抗R2に流れる電流を制御し、これによってソース端子の電位を制御することが可能である。
制御信号生成回路30は、ゲート電流検出部10が生成した電位差信号(Vg−Vs)+VREFをディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路31と、基準電位VREFをディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路32と、これらディジタル信号に応じて能動素子Tr1への制御信号を演算するディジタル演算部33と、この制御信号をアナログ信号に変換して能動素子Tr1の制御端子に入力するディジタルアナログ変換回路34と、を備えたディジタル演算回路として構成される。
ディジタル演算部33は、入力した電位差信号(Vg−Vs)+VREFから基準電位VREFを引いて抵抗R1の端子間に生じた電位差(Vg−Vs)を算出する。そして、電位差(Vg−Vs)と所定の基準値V1との差分を求めて、その差が少なくなるように能動素子Tr1への制御信号の値を変更する。
例えば、図5の構成例では、電位差(Vg−Vs)−V1<0、すなわちゲート電流igが過大である場合には大きな値の制御信号を生成し、トランジスタTr1のエミッタコレクタ間電流を大きくしてソース端子の電位を上げ、ソースドレイン間電圧を低減する。この制御によってゲート電流igが低減する。
反対に、電位差(Vg−Vs)−V1>0、すなわちゲート電流igが過小である場合には、小さな値の制御信号を生成することによりエミッタコレクタ間電流を小さくしてソース端子の電位を下げ、ソースドレイン間電圧を増大する。この制御によってゲート電流igを増大させる。
このように電圧制御部20は、ゲート電流検出部10が生成した電位差信号(Vg−Vs)+VREFに応じて、能動素子Tr1への制御信号の値を逐次更新することによって、ゲート電流igの変動に応答してソースゲート間電圧を制御して、ゲート電流igの値を一定値(V1/R1)に維持することができる。
ここで、本センサ1では、ゲート電流igの変化、ゲート電流検出部10が生成した信号Vsig=(Vg−Vs)の変化を検出することによって、外部状態の変化を検出する。したがって、電圧制御部20がソースドレイン間電圧を制御する応答速度があまり速いと、外部変化を検出する前にゲート電流の変動が平定され外部変化の検出ができなくなってしまう。したがってディジタル演算部33は、本センサ1が外部変化の検出に使用するゲート電流igの周波数よりも遅い周期で制御信号を生成する。例えば、本センサ1が10〜400Hzの範囲のゲート電流変化を検出する場合には、ディジタル演算部33は1秒に5回(5Hz)の周期で制御信号を生成することとしてよい。
ただし、本センサ1の使用開始時において、発振回路の発振が安定状態に至っておらずゲート電流igがまだ定常状態に至っていない場合には、できるだけ速やかにゲート電流igを定常状態にするために、ディジタル演算部33は、制御信号の生成周期を通常使用時と比べて短くしてもよい。
図6は、本発明の第2実施例による発振型近接センサの構成図である。図6に示す構成では、制御信号生成回路30がアナログ演算回路として構成される。
制御信号生成回路30は、ゲート電流検出部10から入力した電位差信号(Vg−Vs)+VREFと、第2の基準電圧VREF2とに応じて制御信号を演算するオペアンプ41と、オペアンプ41の出力端と能動素子Tr1の入力端の間に介在するバッファ43とを備えて構成される。
オペアンプ41から出力される制御信号により、電位差信号(Vg−Vs)+VREFが基準信号VREF2と等しくなるようにソースドレイン間電圧が制御され、これによってゲート電流igは、一定値((VREF−VREF2)/R1)に維持される。
本実施例においても、制御信号生成回路30は、オペアンプ41が演算した制御信号を低域濾過するローパスフィルタ42を備え、ソースドレイン間電圧を応答速度が速い場合に外部変化の検出ができなくなってしまうという不都合を回避する。
ローパスフィルタ42によって、ソースドレイン間電圧を制御する応答速度が制限されて、本センサ1が外部変化の検出に使用するゲート電流igの周波数よりも、遅い応答速度でソースドレイン間電圧を制御する。このようなローパスフィルタ42を、制御信号が伝搬される信号線の経路に直列接続される抵抗44と、この信号線と定電位部(本例では接地部)との間を接続するキャパシタ45で構成することとしてよい。
図7は、図6に示すローパスフィルタ42の構成例を示す図である。上記の通り、本センサ1の使用開始時においてゲート電流igがまだ定常状態に至っていない場合にはできるだけ速やかにゲート電流igを定常状態にする必要がある。このためローパスフィルタ42は本センサ1の使用開始時において制御信号の応答速度を速めるためにカットオフ周波数を上げる。
例えば図7に示す例では、使用開始時においてセンサ1の制御部(図示せず)により生成される測定開始信号が入力された場合に、ローパスフィルタ42の時定数を定める抵抗46を短絡するスイッチ53を備えてよい。
またローパスフィルタ42は、本センサ1の不使用時におけるキャパシタ45の放電を防止するために、使用停止時においてセンサ1の制御部(図示せず)により生成されるインターバル信号が入力された場合に、キャパシタ45を信号線から切断するスイッチ51及び52を備えてもよい。
図8は、本発明の第3実施例による発振型近接センサの構成図である。電圧制御部20によって、ソースドレイン間電圧は、ゲート電流の直流成分を所定値に維持するように、すなわちゲート電流の変化を打ち消すように制御される。したがって電圧制御部20によって外部変化に追従するように制御されるソースドレイン間電圧を、外部変化の検出に使用することが可能である。図8の例では、ソース端子の電位を外部変化の検出信号Vsigとして出力する。
このように、ソースドレイン間電圧の変化を外部変化の検出信号として出力する場合には、外部変化に起因する(温度変化等に起因するゲート電流の変化に比べて)比較的速いゲート電流の変化を、電圧制御部20によるソースドレイン間電圧の制御量から直接検出することができるため、これまで説明した実施例のようなローパスフィルタを設ける必要はない。
図9は、本発明の第4実施例による発振型近接センサの構成図である。本実施例においては、図8に示した実施例と同様にソース端子の電位を外部変化の検出信号Vsigとして出力するとともに、制御信号生成回路30を図5の実施例と同様のディジタル演算回路により構成した。ここでも、ゲート電流の変化が電圧制御部20によるソースドレイン間電圧の制御量から直接検出されるので、ディジタル演算部33は、制御信号を生成する応答速度を、図5の実施例のように遅らせる必要はない。
図10は、本発明の第5実施例による発振型近接センサの構成図である。上記実施例では、ゲート電流検出部10と電圧制御部20とによるフィードバック制御によって、ゲート電流igを一定値に維持していた。しかし、精度を必要としない場合には、図10に示すオープンループ制御を行う簡易な構成でも足りる。
ここで図10に示す例では、電圧制御部20において、能動素子Tr1として使用されるトランジスタのベース端子(制御端子)を、ダイオードD1〜D3を介して定電位部と接続する。この構成によって電圧制御部20は、ダイオードD1〜D3の順方向電圧に応じて制御信号を生成することにより、ダイオードD1〜D3の順方向電圧の温度特性を利用して、温度変化に起因するゲート電流の変化を打ち消すように温度補償する。
例えば図10に示す構成において温度が上昇してゲート電流igが低下した場合を考えると、ダイオードD1〜D3の順方向電圧が−2.3mV/°C程度の温度特性を持っているため、温度上昇にしたがってベース端子への制御信号の値が低くなり、抵抗R2を流れる電流が小さくなってトランジスタQのソース端子の電位が下がり、ソースドレイン間電圧が増大する。その結果ゲート電流igが増大されダイオードの温度特性によって温度補償がなされる。
また同時にトランジスタTrのベースエミッタ間接合の順方向電圧の温度特性もまた、ゲート電流igの温度補償に供される。
ここで、ゲート電流igの温度変化量は、発振回路のソースドレイン間に生じさせる発振信号の振幅に比例する関係にあるため、各製品に使用される発振回路のソースドレイン間電圧に応じて補償するべき温度変化量が異なる。したがって、必要とされる温度補償量に応じて、温度変化に対する制御信号の変化量を変更する必要がある。
このため、電圧制御部20は複数のダイオードD1〜D3と、当該センサ1において必要とされる温度補償量に応じて、トランジスタTr1のベース端子と定電位部との間に直列接続されるダイオードD1〜D3の段数を変えるためのスイッチ61及び62を備える。
例えば、スイッチ61及び62の両方がONの場合には、ダイオードD1〜D3は全て短絡され、トランジスタTr1のベースエミッタ間接合の順方向電圧の温度特性のみを利用した温度補償が行われる。
またスイッチ62のみがONの場合には、ダイオードD2及びD3が短絡され、トランジスタTr1のベースエミッタ間接合とダイオードD1の順方向電圧の温度特性のみを利用した温度補償が行われる。
さらにスイッチ61のみがONの場合には、ダイオードD1が短絡され、トランジスタTr1のベースエミッタ間接合とダイオードD2及びD3の順方向電圧の温度特性のみを利用した温度補償が行われる。
最後にスイッチが全てOFFの場合には、トランジスタTr1のベースエミッタ間接合とダイオードD1〜D3の順方向電圧の温度特性を利用した温度補償が行われる。
例えばセンサ1を出荷後に温度補償量の設定を変更することがない場合には、スイッチ61及び62にジャンパーチップを使用してダイオードの段数を固定して使用してもよい。したがって本出願において、ダイオードの段数を切り替えるために使用されるスイッチ61及び62は、このようなジャンパーチップをも含む意味で使用される。
また、ソースドレイン間に生じさせる発振信号の振幅、すなわちソースドレイン間に印加される電圧を検出して、その検出値に応じてスイッチ61及び62を切り替えて接続するダイオードの段数を切り替えるダイオード段数変更部63を設けることによって、ソースドレイン間に生じる発振信号の振幅に応じて、自動的に温度補償量を設定してもよい。
図11は、本発明の第6実施例による発振型近接センサの構成図である。センサ1は、図10に示す実施例と同様の構成によって、ダイオードD1〜D3の順方向電圧の温度特性を利用して、温度変化に起因するゲート電流の変化を打ち消すように温度補償するが、トランジスタTr1のベース端子と定電位部との間に直列接続されるダイオードD1〜D3の段数を定めるためのスイッチ61及び62の設定を、温度試験によって求められた温度補償量に応じて定める。
このためセンサ1は、温度試験によって求められた温度補償量に応じてスイッチ61及び62の設定を行う温度補償量決定部70と、電圧制御部20に使用される能動素子Tr1と同等の能動素子Tr2と、温度センサ76とを備える。
温度補償量決定部70は、図5に示した制御信号生成回路30と同様の構成を有しており、ゲート電流検出部10が生成した電位差信号(Vg−Vs)+VREFをディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路71と、基準電位VREFをディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路72と、これらディジタル信号に応じて能動素子Tr2への制御信号を演算するディジタル演算部73と、この制御信号をアナログ信号に変換して能動素子Tr2の制御端子に入力するディジタルアナログ変換回路74と、を備える。
スイッチ61及び62の設定を行う際には、まずスイッチ64により、トランジスタQのソース端子から電圧制御部20を切り離し、温度試験用に設けられた能動素子Tr2に接続する。この状態で温度補償量決定部70は、所定の温度試験期間中の間、図5に示した電圧制御部20と同様にトランジスタQのソースドレイン電圧の制御動作を行う。
ここで、ディジタル演算部73は温度試験期間中に温度センサ76によって検出された温度変化量と、この間に発生させた能動素子Tr2への制御信号の最大値及び最小値を記憶する。
そして温度試験が終了したときに、ディジタル演算部73は、温度試験期間中に生じた温度変化量と制御信号の最大値及び最小値から、本センサ1に必要な温度補償量を算出する。そして電圧制御部20による温度補償量が、算出した温度補償量に最も近くなるスイッチ61及び62の設定を選択して、スイッチ61及び62を設定する。その後、スイッチ64等により、トランジスタQのソース端子を電圧制御部20に接続する。
ここでセンサ1は、温度補償量決定部70と、温度試験用の能動素子Tr2と、温度センサ76を備えて構成してもよいが、これらの構成要素は温度試験中のみセンサ1に接続して試験終了後は取り外してもよい。この場合は温度試験によって決定されたスイッチ61及び62の設定を保持する手段(図示せず)を別途設ける。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明したが、本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1)
ゲート端子と、ソース端子及びドレイン端子からなる2つの出力端子とを備え、発振素子として用いられる電界効果トランジスタと、
前記電界効果トランジスタを発振させる共振回路と、
前記共振回路に接続され、外部変化によって前記共振回路の発振状態を変化させるアンテナと、
前記2つの出力端子の一方と前記ゲート端子との間を接続して、ゲート電流を前記ゲート端子へと帰還させる帰還路と、
前記帰還路を流れる前記ゲート電流の変化を検出するゲート電流検出部と、を有し、
前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分の変化によって前記外部変化を検出する発振型近接センサにおいて、
前記2つの出力端子間に印加する電圧を変えることによって、前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分を所定値に維持する電圧制御部を備えることを特徴とする発振型近接センサ。(1)
(付記2)
前記電圧制御部は、
前記ゲート電流検出部により検出された前記ゲート電流の値に従って、前記2つの出力端子間への印加電圧を制御する制御信号を生成する制御信号生成回路と、
生成された前記制御信号を低域濾過するローパスフィルタと、
を備えることを特徴とする付記1に記載の発振型近接センサ。(2)
(付記3)
前記ローパスフィルタは、前記制御信号を伝搬する信号線と定電位箇所との間に設けるキャパシタを有し、
前記発振型近接センサは、不使用時に前記キャパシタを前記信号線から切断するスイッチを、さらに備えることを特徴とする付記2に記載の発振型近接センサ。
(付記4)
前記ローパスフィルタは、前記制御信号を伝搬する信号線の経路上に設けられる時定数回路を有し、
前記発振型近接センサは、使用開始時に、前記時定数回路の抵抗素子を短絡するスイッチを、さらに備えることを特徴とする付記2に記載の発振型近接センサ。
(付記5)
前記電圧制御部により制御される前記2つの出力端子間の電位差の変化によって、前記外部変化を検出することを特徴とする付記1に記載の発振型近接センサ。(3)
(付記6)
前記電圧制御部は、
順方向電圧の温度変化によって、前記2つの出力端子間への印加電圧の制御量を定めるダイオードと、
必要な温度補償量に応じて前記ダイオードの段数を変更するためのスイッチを備える、
ことを特徴とする付記1に記載の発振型近接センサ。(4)
(付記7)
前記電圧制御部は、前記2つの出力端子間への印加電圧に応じて前記ダイオードの段数を変更するダイオード段数変更部を備えることを特徴とする付記6に記載の発振型近接センサ。
(付記8)
前記温度補償量が、温度試験時に前記ゲート電流検出部により検出された前記ゲート電流の測定値の変化に従って定められることを特徴とする付記6に記載の発振型近接センサ。
(付記9)
ゲート端子と、ソース端子及びドレイン端子からなる2つの出力端子とを備え、発振素子として用いられる電界効果トランジスタと、
前記電界効果トランジスタを発振させる共振回路と、
前記共振回路に接続され、外部変化によって前記共振回路の発振状態を変化させるアンテナと、
前記ゲート端子からのゲート電流を再び前記ゲート端子へと帰還させるべく、前記2つの出力端子の一方と前記ゲート端子との間を接続する帰還路と、
前記帰還路を流れる前記ゲート電流の変化を検出するゲート電流検出部と、を有し、
前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分の変化によって前記外部変化を検出する、電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサの前記ゲート電流の制御方法であって、
前記2つの出力端子間に印加する電圧を変えることによって、前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分を所定値に維持することを特徴とする、電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサにおけるゲート電流の制御方法。(5)
本発明は、ミリ波帯若しくはマイクロ波帯の発振回路を備えて、外部変化に起因する発振状態の変化によって外部変化を検出する発振型近接センサに利用可能である。
ミリ波帯若しくはマイクロ波帯を用いた発振型近接センサの従来の構成図である。 図1に示した高周波阻止部の等価回路図である。 ゲートソース間電圧の波形図である。 (A)はゲート電流が過小となるゲートソース間電圧の波形図であり、(B)はゲート電流が過大となるゲートソース間電圧の波形図である。 本発明の第1実施例によるミリ波帯若しくはマイクロ波帯を用いた発振型近接センサ構成図である。 本発明の第2実施例による発振型近接センサ構成図である。 図6に示すローパスフィルタの構成例を示す図である。 本発明の第3実施例による発振型近接センサ構成図である。 本発明の第4実施例による発振型近接センサ構成図である。 本発明の第5実施例による発振型近接センサ構成図である。 本発明の第6実施例による発振型近接センサ構成図である。
符号の説明
1 発振型近接センサ
2 マイクロストリップ線路
3 誘電体共振器
4 共振回路
5 スタブ
8 帰還路
9 アンテナ
10 ゲート電流検出部
20 電圧制御部
30 制御信号生成回路
Q 電界効果トランジスタ

Claims (5)

  1. ゲート端子と、ソース端子及びドレイン端子からなる2つの出力端子とを備え、発振素子として用いられる電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタを発振させる共振回路と、
    前記共振回路に接続され、外部変化によって前記共振回路の発振状態を変化させるアンテナと、
    前記2つの出力端子の一方と前記ゲート端子との間を接続して、ゲート電流を前記ゲート端子へと帰還させる帰還路と、
    前記帰還路を流れる前記ゲート電流の変化を検出するゲート電流検出部と、を有し、
    前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分の変化によって前記外部変化を検出する発振型近接センサにおいて、
    前記2つの出力端子間に印加する電圧を変えることによって、前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分を所定値に維持する電圧制御部を備えることを特徴とする発振型近接センサ。
  2. 前記電圧制御部は、
    前記ゲート電流検出部により検出された前記ゲート電流の値に従って、前記2つの出力端子間への印加電圧を制御する制御信号を生成する制御信号生成回路と、
    生成された前記制御信号を低域濾過するローパスフィルタと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の発振型近接センサ。
  3. 前記電圧制御部により制御される前記2つの出力端子間の電位差の変化によって、前記外部変化を検出することを特徴とする請求項1に記載の発振型近接センサ。
  4. 前記電圧制御部は、
    順方向電圧の温度変化によって、前記2つの出力端子間への印加電圧の制御量を定めるダイオードと、
    必要な温度補償量に応じて前記ダイオードの段数を変更するためのスイッチを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の発振型近接センサ。
  5. ゲート端子と、ソース端子及びドレイン端子からなる2つの出力端子とを備え、発振素子として用いられる電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタを発振させる共振回路と、
    前記共振回路に接続され、外部変化によって前記共振回路の発振状態を変化させるアンテナと、
    前記ゲート端子からのゲート電流を再び前記ゲート端子へと帰還させるべく、前記2つの出力端子の一方と前記ゲート端子との間を接続する帰還路と、
    前記帰還路を流れる前記ゲート電流の変化を検出するゲート電流検出部と、を有し、
    前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分の変化によって前記外部変化を検出する、電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサの前記ゲート電流の制御方法であって、
    前記2つの出力端子間に印加する電圧を変えることによって、前記帰還路を流れる前記ゲート電流の直流成分を所定値に維持することを特徴とする、電界効果トランジスタを用いた発振型近接センサにおけるゲート電流の制御方法。
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