JPH05114850A - 近接スイツチ - Google Patents

近接スイツチ

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JPH05114850A
JPH05114850A JP27264091A JP27264091A JPH05114850A JP H05114850 A JPH05114850 A JP H05114850A JP 27264091 A JP27264091 A JP 27264091A JP 27264091 A JP27264091 A JP 27264091A JP H05114850 A JPH05114850 A JP H05114850A
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JP
Japan
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circuit
voltage
resistor
transistor
collector
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JP27264091A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】共振回路の電圧を増幅する増幅用トランジスタ
の出力電圧を電流に変換し共振回路に正帰還する帰還用
トランジスタの温度によるコレクタ電圧の変動を可及的
に小さくし、更に検出距離調整のために帰還用トランジ
スタのコレクタと負側電源端子との間の分圧回路の抵抗
値を変えた場合の発振電圧の動作点の移動を可及的に小
さくして検出精度および信頼性を向上する。 【構成】前記増幅用トランジスタ8のバイアス回路6を
抵抗4とこの増幅用トランジスタ8のベース・エミッタ
電圧をその順電圧降下で打ち消すダイオード3によって
構成し、帰還用トランジスタ12のコレクタ電圧に温度
で変動する電圧が含まれないようにする等とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波発振形の近接スイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の近接スイッチの一例を示す
回路図である。図5において、被検出体の接近によって
そのインピーダンスが低下する検出コイル1Aとこの検
出コイル1Aに並列に接続されたコンデンサ1Bとから
なる共振回路1と、そのベースがこの共振回路の一方の
端子aに、そのコレクタが抵抗11を介し正側電源端子
Pに接続された増幅用トランジスタ8と、そのエミッタ
が正側電源端子Pに、そのベースが前記増幅用トランジ
スタ8のコレクタに、そのコレクタが、同様被検出体の
接近によってそのインピーダンスが低下する検出コイル
2Aとこの検出コイル2Aに直列に接続されたコンデン
サ2Bとからなる共振回路2を介して共振回路1の一方
の端子aに接続された帰還用トランジスタ12と、前記
共振回路1の他方の端子bと負側電源端子Nとの間に接
続されたバイアス回路6と、前記共振回路1の他方の端
子bと正側電源端子Pとの間に接続された抵抗7と、前
記帰還用トランジスタ12のコレクタと負荷電源端子N
との間に直列に接続された第1および第2の抵抗9A,
9Bからなる分圧回路9と、前記帰還用トランジスタ1
2のコレクタに接続された発振振幅弁別回路13と、こ
の発振振幅弁別回路13に接続された出力回路14とか
らなり、前記増幅用トランジスタ8のエミッタは前記分
圧回路9の第1の抵抗9Aと第2の抵抗9Bの接続点に
接続されている。そして前記バイアス回路6は2個直列
に接続されたダイオード3A, 3Bとこれらダイオード
3A, 3Bに並列に接続されたバイパス用コンデンサ5
とからなっている。
【0003】バイアス回路6に抵抗7を介しほぼ一定の
電流が流入され、ダイオード3A,3Bの順電圧降下は
増幅用トランジスタ8のベースにバイアス電圧として印
加される。共振回路1の電圧は増幅用トランジスタ8に
より増幅され、この増幅用トランジスタ8の出力電圧は
帰還用トランジスタ12によって電流に変換されて共振
回路2を介して共振回路1に正帰還され発振を起こす。
このとき増幅用トランジスタ8のベースにはバイアス回
路6により与えられるバイアス電圧を中心に発振交流電
圧が重畳された電圧が印加される。
【0004】検出コイル1Aに被検出体が接近していな
いとき、検出コイル1Aのインピーダンスは高く共振回
路1の電圧は高い。従って増幅用トランジスタ8のベー
スに印加される電圧は高いのでその出力電圧は高く、帰
還用トランジスタ12の出力電圧も高い。この出力電圧
は発振振幅弁別回路13で設定電圧より高いことが弁別
され、このときは出力回路14から検出信号は出力され
ない。検出コイル1Aに被検出体が接近すると、検出コ
イル1のインピーダンスは低下し共振回路1の電圧は低
下する。従って増幅用トランジスタ8のベースに印加さ
れる電圧は低いのでその出力電圧は低く、帰還用トラン
ジスタ12の出力電圧も低い。この出力電圧は発振振幅
弁別回路13で設定電圧より低いことが弁別され、出力
回路14から被検出体の検出信号が出力される。
【0005】検出コイル2Aとコンデンサ2Bとが直列
に接続された共振回路2は共振回路1の検出コイル1A
の温度補償用で必要に応じて設けられる。共振回路1の
検出コイル1Aと共振回路2の検出コイル2Aとは同一
の材質、例えば銅からなる導線が同一のボビンに巻回さ
れ、温度によって同じインピーダンスの変化を生じるよ
うになっている。そして、例えば温度上昇により検出コ
イル1Aの抵抗値が増加し、共振回路1の発振電圧が低
下したとき、検出コイル1Bの抵抗値も同様増加し共振
回路2の発振電圧も低下するので帰還用トランジスタ1
2からの正帰還量は逆に増加して共振回路1の発振電圧
の低下が補償される。
【0006】また、分圧回路9の直列に接続された第1
および第2の抵抗9A, 9Bの抵抗値を変えることによ
り、その分圧点すなわち第1の抵抗9Aと第2の抵抗9
Bの接続点にそのエミッタが接続された増幅用トランジ
スタ8のベース電流の大きさを制御することができる。
これにより増幅用トランジスタ8のベース電流を制御し
て検出距離の調整を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の近接スイッチに
おいては、バイアス回路6は直列に接続されたダイオー
ド3A, 3Bとこれらダイオード3A, 3Bに並列に接
続されたバイパス用コンデンサ5とからなっているが、
この場合帰還用トランジスタ12のコレクタ電圧Vc
は、増幅用トランジスタ8のコレクタ電流をIc とする
と、負側電源端子Nの電圧を基準として次の(1) 式に示
される。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、Vd はバイアス回路6の各ダイオ
ード3A,3Bの順電圧降下であり、Vbeは増幅用トラ
ンジスタ8のベース・エミッタ電圧で (2Vd −Vbe)
は増幅用トランジスタ8のエミッタ電圧となる。また、
R9A, R9Bはそれぞれ分圧回路9の第1および第2
の抵抗9A, 9Bの抵抗値を示し、 (2Vd −Vbe)/
R9Bは第2の抵抗9Bに流れる電流値となる。 (2V
d −Vbe) /R9B−Ic は第1の抵抗9Aを流れる電
流値で、{ (2Vd −Vbe) /R9B−Ic }・R9A
は第1の抵抗9Aの電圧降下を示す。従って (2Vd −
Vbe) +{ (2Vd −Vbe) /R9B−Ic }・R9A
は帰還用トランジスタ12のコレクタ電圧となる。
【0010】バイアス回路6の各ダイオード3A、3B
の順電圧降下Vdと増幅用トランジスタ8のベース・エ
ミッタ電圧Vbeは0.6V程度でほぼ等しいので増幅用ト
ランジスタ8のエミッタ電圧 (2Vd −Vbe) はほぼV
d となり(1) 式は次に示す(2) 式のように簡単化され
る。
【0011】
【数2】
【0012】(2) 式から明らかなように、帰還用トラン
ジスタ12のコレクタ電圧にはバイアス回路6のダイオ
ードの順電圧降下Vd を含み、この順電圧降下Vd は温
度により変化するので、このコレクタ電圧は温度により
変動してしまう。コレクタ電圧が変動すると帰還用トラ
ンジスタ12の出力電圧が変化し、近接スイッチとして
の検出精度が低下するので、この変動を抑えるためには
電源電圧をこの前記ダイオードの順電圧降下Vd の温度
変化の影響を無視できる程度に高く設定する必要があ
り、このため装置が大形化する問題があった。
【0013】また、分圧回路の第1および第2の抵抗9
A, 9Bの抵抗値を変えることにより、増幅用トランジ
スタ8のベース電流を制御して検出距離の調整を行うよ
うにしているが、これら抵抗の抵抗値を変えると回路条
件が変わり発振交流電圧の動作点が移動して場合によっ
ては発振動作が不安定になる問題があった。
【0014】本発明の目的は前述の問題点を解決し、温
度により帰還用トランジスタのコレクタ電圧の変動を可
及的に小さくし、更に検出距離調整のために分圧回路の
抵抗値を変えた場合の発振交流電圧の動作点の移動を可
及的に小さくした近接スイッチを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明の近接スイッチは、被検出体の接近によって
そのインピーダンスが低下する検出コイルとこの検出コ
イルに並列に接続されたコンデンサとからなる共振回路
と、そのベースがこの共振回路の一方の端子にそのコレ
クタが抵抗を介し正側電源端子に接続され,前記共振回
路の電圧を増幅する増幅用トランジスタと、そのエミッ
タが前記正側電源端子にそのベースが前記増幅用トラン
ジスタのコレクタにそのコレクタが前記共振回路の一方
の端子に接続され,前記増幅用トランジスタの出力電圧
を電流に変換し前記共振回路に正帰還する帰還用トラン
ジスタと、前記共振回路の他方の端子と負側電源端子と
の間に接続され,直列に接続されたダイオードおよび抵
抗とこのダイオードおよび抵抗と並列に接続されたバイ
パス用コンデンサとからなり, 前記増幅用トランジスタ
のベースにバイアス電圧を印加するバイアス回路と、こ
のバイアス回路に定電流を流入する定電流回路と、前記
帰還用トランジスタのコレクタと前記負側電源端子間に
直列に接続された第1の抵抗および第2の抵抗からな
り,これら第1の抵抗と第2の抵抗の接続点に前記増幅
用トランジスタのエミッタが接続された分圧回路と、前
記帰還用トランジスタのコレクタに接続された発振振幅
弁別回路と、この発振振幅弁別回路に接続された出力回
路とからなるようにする。あるいは、被検出体の接近に
よってそのインピーダンスが低下する検出コイルとこの
検出コイルに並列に接続されたコンデンサとからなる共
振回路と、そのベースがこの共振回路の一方の端子にそ
のコレクタが抵抗を介し正側電源端子に接続され,前記
共振回路の電圧を増幅する増幅用トランジスタと、その
エミッタが前記正側電源端子にそのベースが前記増幅用
トランジスタのコレクタにそのコレクタが前記共振回路
の一方の端子に接続され,前記増幅用トランジスタの出
力電圧を電流に変換し前記共振回路に正帰還する帰還用
トランジスタと、前記共振回路の他方の端子と負側電源
端子との間に接続され,互いに並列に接続された抵抗お
よびバイパス用コンデンサとからなり, 前記増幅用トラ
ンジスタのベースにバイアス電圧を印加するバイアス回
路と、このバイアス回路に定電流を流入する定電流回路
と、前記増幅用トランジスタのエミッタと前記負側電源
端子との間に接続された定電流回路と、前記帰還用トラ
ンジスタのコレクタと前記曲げ側電源端子間に直列に接
続された第1の抵抗および第2の抵抗からなる分圧回路
と、そのエミッタが前記増幅用トランジスタのエミッタ
にそのコレクタが前記正側電源端子にそのベースが前記
分圧回路の第1の抵抗と第2の抵抗の接続点に接続さ
れ, そのベース・エミッタ電圧が前記増幅用トランジス
タのベース・エミッタ電圧を打ち消すように働く補償用
トランジスタと、前記帰還用トランジスタのコレクタに
接続された発振振幅弁別回路と、この発振振幅弁別回路
に接続された出力回路とからなるようにする。更にこれ
ら近接スイッチにおいて、分圧回路と負側電源端子との
間に、互いに並列に接続された抵抗とバイパス用コンデ
ンサとからなり、この抵抗の抵抗値を変えることにより
検出距離を調整する調整回路を設けるようにする。
【0016】
【作用】本発明の近接スイッチの第1の形態では、バイ
アス回路は直列に接続されたダイオードおよび抵抗と、
このダイオードおよび抵抗に並列に接続されたバイパス
用コンデンサとからなり、このバイアス回路の電圧は増
幅用トランジスタのベース・エミッタ間に印加され、前
記ダイオードの順電圧降下は増幅用トランジスタのベー
ス・エミッタ電圧を打ち消すように働き、前記抵抗の電
圧降下は増幅用トランジスタのエミッタ電圧を与える。
この抵抗には定電流回路から一定の電流が流入されてお
り、その電圧降下は一定であり、増幅用トランジスタの
エミッタ電圧は一定になる。帰還用トランジスタのコレ
クタ電圧はこの一定電圧の増幅用トランジスタのエミッ
タ電圧と分圧回路の第1の抵抗 (図1で9Aで示す) の
電圧降下の和であり、例えば温度で変化するダイオード
の順電圧降下のような温度で変化する電圧が含まれない
ので、帰還用トランジスタのコレクタ電圧の温度による
変動はなくなる。
【0017】また、第2の形態では、バイアス回路は抵
抗と、この抵抗に並列に接続されたバイパス用コンデン
サとからなり、増幅用トランジスタのエミッタは定電流
回路を介し、負側電源端子に接続され、かつそのエミッ
タが増幅用トランジスタのエミッタに、そのコレクタが
正側電源端子にそのベースは分圧回路の第1の抵抗と第
2の抵抗の接続点に接続された補償用トランジスタを設
けたので、補償用トランジスタのベース・エミッタ電圧
が増幅用トランジスタのベース・エミッタ電圧を打ち消
すように働き前記バイアス回路の抵抗の電圧降下は補償
用トランジスタのベース電圧を与える。この抵抗には定
電流回路から一定の電流が流入されており、その電圧降
下は一定であり、補償用トランジスタのベース電圧は一
定となる帰還用トランジスタのコレクタ電圧はこの一定
の補償用トランジスタのベース電圧と分圧回路の第1の
抵抗 (図2で9Aで示す) の電圧降下電の和であた、第
1の実施例と同様温度で変化する電圧が含まれないの
で、帰還用トランジスタのコレクタ電圧が温度による変
動はなくなる。
【0018】また、第1および第2の形態の近接スイッ
チにおいて分圧回路と負側電源端子との間に、互いに並
列に接続された抵抗とバイアス用コンデンサとなる調整
回路をそれぞれ設けた。検出距離を調整する場合、分圧
回路の抵抗値を変える代わりにこの調整回路の抵抗の抵
抗値を変える。この場合発振交流電流はこのバイパス用
コンデンサを通りバイパスされるので発振交流電圧の動
作点が移動することなく検出距離の設定が可能となる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の近接スイッチの第1の実施例
を示す回路図である。図1に示す本発明の近接スイッチ
が図5に示す従来の近接スイッチと異なるところはバイ
アス回路6が直列に接続されたダイオード3および抵抗
4とこれらダイオード3および抵抗4に並列に接続され
たバイパス用コンデンサ5とからなり、このバイアス回
路6に定電流回路16から一定の電流が流入される点に
ある。
【0020】このバイアス回路6の電圧は増幅用トラン
ジスタ8のベース・エミッタ間に印加され、ダイオード
3の順電圧降下Vd は増幅用トランジスタ8のベース・
エミッタ電圧Vbeを打ち消すように働くので抵抗4の電
圧降下が増幅用トランジスタ8のエミッタ電圧を与え
る。この抵抗4には定電流回路16から一定の電流Is
が流入されておりその電圧降下Is ・R4 (但しR4は
抵抗4の抵抗値) は一定であり、増幅用トランジスタ8
のエミッタ電圧は一定となる。従って、帰還用トランジ
スタ12のコレクタ電圧Vc は増幅用トランジスタ8の
コレクタ電流をIc とすると負側電源端子Nの電圧を基
準として次の(3) 式に示される。
【0021】
【数3】
【0022】ここでIs ・R4は増幅用トランジスタ8
のエミッタ電圧となる。また、R9A, R9Bはそれぞ
れ分圧回路9の第1および第2の抵抗9A, 9Bの抵抗
値を示し、Is ・R4/9Bは第2の抵抗9Bを流れる
電流値となる。Is ・R4/9B−Ic は第1の抵抗9
Aを流れる電源値で、 (Is ・R4/9B−Ic)・R9
Aは第1の抵抗9Aの電圧降下を示す。従ってIs ・R
4+ (Is・R4/R9B−Ic)・R9Aは帰還用トラ
ンジスタ12のコレクタ電圧となる。
【0023】(3) 式から明らかなように、帰還用トラン
ジスタ12のコレクタ電圧には、例えばダイオードの順
電圧降下のような温度で変化する電圧Vd が含まれない
ので、帰還用トランジスタ12のコレクタ電圧の温度に
よる変動はなくなる。
【0024】図2は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。図2に示す本発明の近接スイッチが図5に示す
従来の近接スイッチと異なるところは、バイアス回路6
は並列に接続された抵抗4とバイパスコンデンサ5とか
らなり、このバイアス回路6に定電流回路16から一定
の電流が入力され、増幅用トランジスタ8のエミッタは
定電流回路21を介し負側電源端子Nに接続され、かつ
そのエミッタが増幅用トランジスタ8のエミッタにその
コレクタが正側電源端子Pに、そのベースが分圧回路9
の第1の抵抗9Aと第2の抵抗9Bの接続点に接続され
た補償用トランジスタ20が設けられた点にある。
【0025】補償用トランジスタ20のベース・エミッ
タ電圧は増幅用トランジスタ8のベース・エミッタ電圧
を打ち消すように働き、バイアス回路6の抵抗4の電圧
降下Is ・R4が補償用トランジスタ20のベース電圧
を与える。従って、帰還用トランジスタ12のコレクタ
電圧Vc は、増幅用トランジスタ8のコレクタ電流をI
c とすると負側電源端子Nの電圧を基準として(3) 式と
同じ式となり、帰還用トランジスタ12のコレクタ電圧
の温度による変動はなくなる。
【0026】図3および図4はそれぞれ第3および第4
の実施例を示す回路図であり、図3に示す実施例の近接
スイッチが図1に示す実施例の近接スイッチ、図4に示
す実施例の近接スイッチが図2に示す実施例の近接スイ
ッチに対して異なる点はそれぞれ分圧回路9と負側電源
端子Nとの間に互いに並列に接続された抵抗18Bとバ
イパス用コンデンサ18Aからなる調整回路18が設け
られた点にある。
【0027】検出距離を調整する場合、分圧回路9の抵
抗値を変える代わりにこの調整回路18の抵抗18Bの
抵抗値を変える。この場合発振交流電流はこのバイパス
用コンデンサ18Aを通りバイパスされるので発振交流
電圧の動作点が移動することなく検出距離の調整が可能
となる。
【0028】
【発明の効果】本発明の近接スイッチにおいては、帰還
用トランジスタのコレクタ電圧に例えばダイオードの順
電圧降下など温度で変化する電圧が含まれないようにし
て帰還用トランジスタのコレクタ電圧の温度による変動
をなくしたので、被検出体の検出精度が向上し、かつ従
来は、帰還用トランジスタのコレクタ電圧の温度変動を
防ぐために電源電圧を高くしていたものが、必要最小限
の電源電圧まで下げることが可能となり、小型, 低コス
トとなる。また第3および第4の実施例では、更に分圧
回路と負側電源端子との間に互いに並列に接続された抵
抗とバイパス用コンデンサとからなる調整回路を設け、
この抵抗の抵抗値を変えることにより検出距離を調整す
るようにしたので、発振交流電流はこのバイパス用コン
デンサを通りバイパスされて発振交流電圧の動作点が移
動することはなくなり、検出距離の調整時における発振
動作が安定し、検出精度および信頼性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の近接スイッチの第1の実施例を示す回
路図
【図2】本発明の近接スイッチの第2の実施例を示す回
路図
【図3】本発明の近接スイッチの第3の実施例を示す回
路図
【図4】本発明の近接スイッチの第4の実施例を示す回
路図
【図5】従来の近接スイッチの1例を示す回路図
【符号の説明】
1 共振回路 1A 検出コイル 1B コンデンサ 3 ダイオード 4 抵抗 5 バイパス用コンデンサ 6 バイアス回路 8 増幅用トランジスタ 9 分圧回路 9A 第1の抵抗 9B 第2の抵抗 11 抵抗 12 帰還用トランジスタ 13 発振振幅弁別回路 14 出力回路 16 定電流回路 18 調整回路 18A バイパス用コンデンサ 18B 抵抗 20 補償用トランジスタ 21 定電流回路 P 正側電源端子 N 負側電源端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検出体の接近によってそのインピーダン
    スが低下する検出コイルとこの検出コイルに並列に接続
    されたコンデンサとからなる共振回路と、そのベースが
    この共振回路の一方の端子にそのコレクタが抵抗を介し
    正側電源端子に接続され,前記共振回路の電圧を増幅す
    る増幅用トランジスタと、そのエミッタが前記正側電源
    端子にそのベースが前記増幅用トランジスタのコレクタ
    にそのコレクタが前記共振回路の一方の端子に接続さ
    れ,前記増幅用トランジスタの出力電圧を電流に変換し
    前記共振回路に正帰還する帰還用トランジスタと、前記
    共振回路の他方の端子と負側電源端子との間に接続さ
    れ,直列に接続されたダイオードおよび抵抗とこのダイ
    オードおよび抵抗と並列に接続されたバイパス用コンデ
    ンサとからなり, 前記増幅用トランジスタのベースにバ
    イアス電圧を印加するバイアス回路と、このバイアス回
    路に定電流を流入する定電流回路と、前記帰還用トラン
    ジスタのコレクタと前記負側電源端子間に直列に接続さ
    れた第1の抵抗および第2の抵抗からなり,これら第1
    の抵抗と第2の抵抗の接続点に前記増幅用トランジスタ
    のエミッタが接続された分圧回路と、前記帰還用トラン
    ジスタのコレクタに接続された発振振幅弁別回路と、こ
    の発振振幅弁別回路に接続された出力回路とからなるこ
    とを特徴とする近接スイッチ。
  2. 【請求項2】被検出体の接近によってそのインピーダン
    スが低下する検出コイルとこの検出コイルに並列に接続
    されたコンデンサとからなる共振回路と、そのベースが
    この共振回路の一方の端子にそのコレクタが抵抗を介し
    正側電源端子に接続され,前記共振回路の電圧を増幅す
    る増幅用トランジスタと、そのエミッタが前記正側電源
    端子にそのベースが前記増幅用トランジスタのコレクタ
    にそのコレクタが前記共振回路の一方の端子に接続さ
    れ,前記増幅用トランジスタの出力電圧を電流に変換し
    前記共振回路に正帰還する帰還用トランジスタと、前記
    共振回路の他方の端子と負側電源端子との間に接続さ
    れ,互いに並列に接続された抵抗およびバイパス用コン
    デンサとからなり, 前記増幅用トランジスタのベースに
    バイアス電圧を印加するバイアス回路と、このバイアス
    回路に定電流を流入する定電流回路と、前記増幅用トラ
    ンジスタのエミッタと前記負側電源端子との間に接続さ
    れた定電流回路と、前記帰還用トランジスタのコレクタ
    と前記負側電源端子間に直列に接続された第1の抵抗お
    よび第2の抵抗からなる分圧回路と、そのエミッタが前
    記増幅用トランジスタのエミッタにそのコレクタが前記
    正側電源端子にそのベースが前記分圧回路の第1の抵抗
    と第2の抵抗の接続点に接続され, そのベース・エミッ
    タ電圧が前記増幅用トランジスタのベース・エミッタ電
    圧を打ち消すように働く補償用トランジスタと、前記帰
    還用トランジスタのコレクタに接続された発振振幅弁別
    回路と、この発振振幅弁別回路に接続された出力回路と
    からなることを特徴とする近接スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは2記載の近接スイッチに
    おいて、分圧回路と負側電源端子との間に、互いに並列
    に接続された抵抗とバイパス用コンデンサとからなり、
    この抵抗の抵抗値を変えることにより検出距離を調整す
    る調整回路を設けたことを特徴とする近接スイッチ。
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