JPH07162239A - 検波回路 - Google Patents
検波回路Info
- Publication number
- JPH07162239A JPH07162239A JP5305253A JP30525393A JPH07162239A JP H07162239 A JPH07162239 A JP H07162239A JP 5305253 A JP5305253 A JP 5305253A JP 30525393 A JP30525393 A JP 30525393A JP H07162239 A JPH07162239 A JP H07162239A
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- JP
- Japan
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- diode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイオードを用いた検波回路において、ダイ
オードの温度特性による検波誤差を改善すること。 【構成】 本発明の検波回路においては、検波出力端子
7から検波ダイオード4を介して電源6までのインピー
ダンスと、検波出力端子7から負荷ダイオード8を介し
てグランドまでのインピーダンスとが、直流的にも高周
波信号的にも等しく、かつ温度変化に対する電気的特性
が等しい検波ダイオード4、負荷ダイオード8を用いて
構成されている。そのため、周囲温度が変化したとして
も、それぞれのダイオードおよび回路素子が同じように
変化するため、電源6に基づく出力端子のバイアス電圧
は常に一定となり、Rf入力端子2から入力された高周
波信号に基づく出力電圧も正確に取り出すことができ
る。
オードの温度特性による検波誤差を改善すること。 【構成】 本発明の検波回路においては、検波出力端子
7から検波ダイオード4を介して電源6までのインピー
ダンスと、検波出力端子7から負荷ダイオード8を介し
てグランドまでのインピーダンスとが、直流的にも高周
波信号的にも等しく、かつ温度変化に対する電気的特性
が等しい検波ダイオード4、負荷ダイオード8を用いて
構成されている。そのため、周囲温度が変化したとして
も、それぞれのダイオードおよび回路素子が同じように
変化するため、電源6に基づく出力端子のバイアス電圧
は常に一定となり、Rf入力端子2から入力された高周
波信号に基づく出力電圧も正確に取り出すことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイオードで構成され
た検波回路の温度補償に関するものであり、例えば、無
線送信機等の高周波電力検出器に用いられるものであ
る。
た検波回路の温度補償に関するものであり、例えば、無
線送信機等の高周波電力検出器に用いられるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車電話用無線機の送信機
は、その出力信号の電力レベルが厳格に規定されている
ため、この電力レベルを検出し、電力レベルが規定内に
入るようにフィードバック制御を行っている。そして、
この出力信号の電力レベルを検出する検出回路として、
図4(a)に示すような、包絡線検波器が一般に使用さ
れている。また、検出すべく出力信号のダイナミックレ
ンジが広く、小さな出力信号の電力レベルを検出する検
波回路には、図4(b)に示すような、ダイオードにバ
イアスをかけたものが使用されている。
は、その出力信号の電力レベルが厳格に規定されている
ため、この電力レベルを検出し、電力レベルが規定内に
入るようにフィードバック制御を行っている。そして、
この出力信号の電力レベルを検出する検出回路として、
図4(a)に示すような、包絡線検波器が一般に使用さ
れている。また、検出すべく出力信号のダイナミックレ
ンジが広く、小さな出力信号の電力レベルを検出する検
波回路には、図4(b)に示すような、ダイオードにバ
イアスをかけたものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のものでは、例えば、図4(a)の検出回路において
は、周囲温度が上昇すると、ダイオードの温度特性等に
より出力電圧が変化してしまい、正確な検出ができない
という不具合が生じる。また、図4(b)の検出回路に
おいても、図4(a)の不具合に加えてダイオードの温
度特性により、バイアス電圧が変化してしまい、結果と
して検波出力の誤差を増大させてしまう。
のものでは、例えば、図4(a)の検出回路において
は、周囲温度が上昇すると、ダイオードの温度特性等に
より出力電圧が変化してしまい、正確な検出ができない
という不具合が生じる。また、図4(b)の検出回路に
おいても、図4(a)の不具合に加えてダイオードの温
度特性により、バイアス電圧が変化してしまい、結果と
して検波出力の誤差を増大させてしまう。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、ダイオードの温度特性による検波誤差を
改善し、温度補償を行った検波回路を提供することを目
的とするものである。
たものであり、ダイオードの温度特性による検波誤差を
改善し、温度補償を行った検波回路を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、ダイ
オードを用いた検波回路において、検波入力端子から検
波出力端子までのライン上に設けられた検波ダイオード
と、前記検波ダイオードの前記検波出力端子側に接続さ
れ、且つ温度変化に対する電気的特性が前記検波ダイオ
ードと比較して等しくなるように設けられた温度補償ダ
イオードと、前記検波ダイオードの前記検波入力端子側
に接続された電源と、前記検波ダイオードと前記電源と
の間に設けられた第1の抵抗と、前記検波出力端子から
前記温度補償ダイオードを介してグランドまでのインピ
ーダンスが、前記検波出力端子から前記検波ダイオード
を介して電源までのインピーダンスと比較して等しくな
るように設けられた第2の抵抗と、前記検波ダイオード
と前記検波入力端子との間に設けられた第1のコンデン
サと、前記検波出力端子から前記温度補償ダイオード及
び、第1の抵抗を介して前記グランドまでのインピーダ
ンスが、前記検波出力端子から前記検波ダイオード及
び、第1の抵抗を介して前記検波入力端子までのインピ
ーダンスと比較して等しくなるように設けられた第2の
コンデンサと、を採用するものである。
オードを用いた検波回路において、検波入力端子から検
波出力端子までのライン上に設けられた検波ダイオード
と、前記検波ダイオードの前記検波出力端子側に接続さ
れ、且つ温度変化に対する電気的特性が前記検波ダイオ
ードと比較して等しくなるように設けられた温度補償ダ
イオードと、前記検波ダイオードの前記検波入力端子側
に接続された電源と、前記検波ダイオードと前記電源と
の間に設けられた第1の抵抗と、前記検波出力端子から
前記温度補償ダイオードを介してグランドまでのインピ
ーダンスが、前記検波出力端子から前記検波ダイオード
を介して電源までのインピーダンスと比較して等しくな
るように設けられた第2の抵抗と、前記検波ダイオード
と前記検波入力端子との間に設けられた第1のコンデン
サと、前記検波出力端子から前記温度補償ダイオード及
び、第1の抵抗を介して前記グランドまでのインピーダ
ンスが、前記検波出力端子から前記検波ダイオード及
び、第1の抵抗を介して前記検波入力端子までのインピ
ーダンスと比較して等しくなるように設けられた第2の
コンデンサと、を採用するものである。
【0006】
【作用】上記構成により、電源から検波ダイオードを介
して検波出力端子までのインピーダンスと、グランドか
ら温度補償ダイオードを介して検波出力端子までのイン
ピーダンスとが、第1及び第2の抵抗によって等しく構
成されており、かつ検波ダイオードと温度補償ダイオー
ドとは温度変化に対する電気的特性が等しい。そのた
め、温度変化に伴うインピーダンスの変化は同じように
変化し、周囲温度が変化したとしても、電源電圧に基づ
く検波出力端子の電圧は常に一定となる。
して検波出力端子までのインピーダンスと、グランドか
ら温度補償ダイオードを介して検波出力端子までのイン
ピーダンスとが、第1及び第2の抵抗によって等しく構
成されており、かつ検波ダイオードと温度補償ダイオー
ドとは温度変化に対する電気的特性が等しい。そのた
め、温度変化に伴うインピーダンスの変化は同じように
変化し、周囲温度が変化したとしても、電源電圧に基づ
く検波出力端子の電圧は常に一定となる。
【0007】また、検波入力端子に信号が入力された場
合、この信号入力に伴う等価回路においても、電源から
検波ダイオード及び、第1の抵抗を介して検波出力端子
までのインピーダンスと、グランドから温度補償ダイオ
ード及び、第2の抵抗を介して検波出力端子までのイン
ピーダンスとが、第1及び第2のコンデンサによって等
しく構成されており、かつ検波ダイオードと温度補償ダ
イオードとは温度変化に対する電気的特性が共に等し
い。そのため、本発明の検波回路は、周囲温度変化によ
る影響を受けることなく、入力された信号に基づく正確
な出力電圧を取り出すことができる。
合、この信号入力に伴う等価回路においても、電源から
検波ダイオード及び、第1の抵抗を介して検波出力端子
までのインピーダンスと、グランドから温度補償ダイオ
ード及び、第2の抵抗を介して検波出力端子までのイン
ピーダンスとが、第1及び第2のコンデンサによって等
しく構成されており、かつ検波ダイオードと温度補償ダ
イオードとは温度変化に対する電気的特性が共に等し
い。そのため、本発明の検波回路は、周囲温度変化によ
る影響を受けることなく、入力された信号に基づく正確
な出力電圧を取り出すことができる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、ダ
イオードの温度特性による検波誤差を改善することがで
きるという優れた効果がある。
イオードの温度特性による検波誤差を改善することがで
きるという優れた効果がある。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。まず、本発明の検波回路は、具体的用途として
図5に示される自動車電話用無線機の送信機内部に構成
されている。図5において、この自動車電話用無線機の
送信機20内部は、図示されていない変調部から高周波
信号を入力し、この入力した高周波信号を増幅して出力
する高周波増幅器21と、この高周波増幅器21から出
力された高周波信号の信号レベルを検出し、この検出し
た信号レベルに応じた電圧値を出力する検波回路1と、
この検波回路1から出力された電圧値に基づいて、高周
波増幅器21の増幅率を制御する制御部22とから構成
されている。つまり、上記自動車電話用無線機の送信機
においては、アンテナ23から出力される信号レベルを
厳格に規定するため、信号レベルを検出回路1にて検出
し、この検出した信号レベルに基づいて、制御部22が
規定内に入るように高周波増幅器21を制御するフィー
ドバック制御を行う構成となっている。そして、本発明
は、この送信機内部に設けられた検波回路1の回路構成
に関するものである。
明する。まず、本発明の検波回路は、具体的用途として
図5に示される自動車電話用無線機の送信機内部に構成
されている。図5において、この自動車電話用無線機の
送信機20内部は、図示されていない変調部から高周波
信号を入力し、この入力した高周波信号を増幅して出力
する高周波増幅器21と、この高周波増幅器21から出
力された高周波信号の信号レベルを検出し、この検出し
た信号レベルに応じた電圧値を出力する検波回路1と、
この検波回路1から出力された電圧値に基づいて、高周
波増幅器21の増幅率を制御する制御部22とから構成
されている。つまり、上記自動車電話用無線機の送信機
においては、アンテナ23から出力される信号レベルを
厳格に規定するため、信号レベルを検出回路1にて検出
し、この検出した信号レベルに基づいて、制御部22が
規定内に入るように高周波増幅器21を制御するフィー
ドバック制御を行う構成となっている。そして、本発明
は、この送信機内部に設けられた検波回路1の回路構成
に関するものである。
【0010】図1は本発明の第1実施例を示す検波回路
の構成図である。図1において、Rf入力端子2は、高
周波信号を取り入れる入力端子であり、直流カット用コ
ンデンサ3を介して、検波用ダイオード4のアノード4
aに接続されている。また、コンデンサ3と検波用ダイ
オード4との間には分岐点があり、この分岐点は抵抗5
を介して電源6に接続されており、また、抵抗5と電源
6との間の分岐点は、コンデンサ11を介して接地され
ている。一方、検波用ダイオード4のカソード4bは、
検波出力端子7に接続されており、図1に示される様
に、検波用ダイオード4と検波出力端子7との間には2
つの分岐点があり、一方は負荷ダイオード8及び抵抗1
0を介してグランドに接地されており、もう一方は負荷
コンデンサ9を介してグランドに接地されている。ま
た、検波用ダイオード4は、抵抗5、負荷ダイオード
8、及び負荷抵抗10を介して直流的にバイアスされて
いる。
の構成図である。図1において、Rf入力端子2は、高
周波信号を取り入れる入力端子であり、直流カット用コ
ンデンサ3を介して、検波用ダイオード4のアノード4
aに接続されている。また、コンデンサ3と検波用ダイ
オード4との間には分岐点があり、この分岐点は抵抗5
を介して電源6に接続されており、また、抵抗5と電源
6との間の分岐点は、コンデンサ11を介して接地され
ている。一方、検波用ダイオード4のカソード4bは、
検波出力端子7に接続されており、図1に示される様
に、検波用ダイオード4と検波出力端子7との間には2
つの分岐点があり、一方は負荷ダイオード8及び抵抗1
0を介してグランドに接地されており、もう一方は負荷
コンデンサ9を介してグランドに接地されている。ま
た、検波用ダイオード4は、抵抗5、負荷ダイオード
8、及び負荷抵抗10を介して直流的にバイアスされて
いる。
【0011】ここで、抵抗5と抵抗10とを同一抵抗値
とし、検波用ダイオード4と負荷ダイオード8を電気
的、温度的に同一特性のものを使用すれば、直流的に、
検波出力端子7から電源6までのインピーダンスと、検
波出力端子7からグランドまでのインピーダンスが等し
くなる。したがって、検波用ダイオード4、負荷ダイオ
ード8の順方向電圧ドロップVF4,VF8が温度によって
変化しても、両者が温度的に等しくなる様に配置してお
けばVF4=VF8となり、検波出力端子7には、直流的に
電源電圧6の1/2の電位を常に示すことになって、検
波出力の直流的な温度特性による出力電圧の変化をなく
すことができる。つまり、直流的な温度特性による出力
電圧の変化をなくすことができることによって、バイア
スさせた場合の検波出力のオフセット電圧(バイアス電
圧)がほとんど変化しなくなる。以上により、検波用ダ
イオード4にバイアスをかけているため小さい信号を検
波する事が可能であり、しかも、検波出力のオフセット
電圧の変動による検波出力への影響をなくす事ができ
る。
とし、検波用ダイオード4と負荷ダイオード8を電気
的、温度的に同一特性のものを使用すれば、直流的に、
検波出力端子7から電源6までのインピーダンスと、検
波出力端子7からグランドまでのインピーダンスが等し
くなる。したがって、検波用ダイオード4、負荷ダイオ
ード8の順方向電圧ドロップVF4,VF8が温度によって
変化しても、両者が温度的に等しくなる様に配置してお
けばVF4=VF8となり、検波出力端子7には、直流的に
電源電圧6の1/2の電位を常に示すことになって、検
波出力の直流的な温度特性による出力電圧の変化をなく
すことができる。つまり、直流的な温度特性による出力
電圧の変化をなくすことができることによって、バイア
スさせた場合の検波出力のオフセット電圧(バイアス電
圧)がほとんど変化しなくなる。以上により、検波用ダ
イオード4にバイアスをかけているため小さい信号を検
波する事が可能であり、しかも、検波出力のオフセット
電圧の変動による検波出力への影響をなくす事ができ
る。
【0012】次に、上記構成の検波回路に対して、高周
波信号が入力された場合について説明する。まず、Rf
入力端子1に、高周波信号における負の半波が印加され
ると、コンデンサ3が抵抗5を介して充電される。次
に、正の半波が印加されると、充電されたコンデンサ3
の電荷は、検波ダイオード4を介してコンデンサ9に充
電される。そして、次の負の半サイクルで負荷ダイオー
ド8、抵抗10を介して放電される。そこで、この高周
波信号が入力された時の一周期分の等価回路を図2に示
す。ここで、コンデンサ3とコンデンサ9の容量を同一
値とすれば、高周波信号が入力された場合において、検
波出力端子7からRf入力端子2までのインピーダンス
と検波出力端子7からグランドまでのインピーダンスが
等しくなる。
波信号が入力された場合について説明する。まず、Rf
入力端子1に、高周波信号における負の半波が印加され
ると、コンデンサ3が抵抗5を介して充電される。次
に、正の半波が印加されると、充電されたコンデンサ3
の電荷は、検波ダイオード4を介してコンデンサ9に充
電される。そして、次の負の半サイクルで負荷ダイオー
ド8、抵抗10を介して放電される。そこで、この高周
波信号が入力された時の一周期分の等価回路を図2に示
す。ここで、コンデンサ3とコンデンサ9の容量を同一
値とすれば、高周波信号が入力された場合において、検
波出力端子7からRf入力端子2までのインピーダンス
と検波出力端子7からグランドまでのインピーダンスが
等しくなる。
【0013】つまり、検波ダイオード4、負荷ダイオー
ド8の特性が温度によって変化したとしても、両者が温
度的に等しくなる様に配置しておけば、前述した直流の
時と同じ効果が期待でき、入力される高周波信号に基づ
く出力電圧が温度によって変化することはない。以上の
ように、本発明の検波回路は、温度の変化に対して非常
に安定した電圧を出力することができる回路となってい
る。
ド8の特性が温度によって変化したとしても、両者が温
度的に等しくなる様に配置しておけば、前述した直流の
時と同じ効果が期待でき、入力される高周波信号に基づ
く出力電圧が温度によって変化することはない。以上の
ように、本発明の検波回路は、温度の変化に対して非常
に安定した電圧を出力することができる回路となってい
る。
【0014】次に、本発明の第2実施例を図3に基づき
説明する。第2実施例においては、前述した第1実施例
と比較して、図3に示される様に、コンデンサ3と検波
用ダイオード4との分岐点に接続された抵抗5が、抵抗
12と抵抗13とで分圧した点に接続されているという
点で異なっている。そこで、抵抗12と抵抗13とを任
意に変更すれば、検波用ダイオード4に入力されるオフ
セット電圧を所望の値にすることができ、結局、検波出
力のオフセット電圧を所望の値とする事ができる。
説明する。第2実施例においては、前述した第1実施例
と比較して、図3に示される様に、コンデンサ3と検波
用ダイオード4との分岐点に接続された抵抗5が、抵抗
12と抵抗13とで分圧した点に接続されているという
点で異なっている。そこで、抵抗12と抵抗13とを任
意に変更すれば、検波用ダイオード4に入力されるオフ
セット電圧を所望の値にすることができ、結局、検波出
力のオフセット電圧を所望の値とする事ができる。
【0015】なお、この第2実施例においても、前述し
た第1実施例と同様に、温度変化に対して非常に安定し
た電圧を出力することができるという優れた効果があ
る。したがって以上のことから、直流的に、検波出力端
子7から電源6までのインピーダンスと、検波出力端子
7からグランドまでのインピーダンスとを等しくする抵
抗5、10を構成し、また、高周波信号的に、検波出力
端子7から信号源(Rf入力端子2)までのインピーダ
ンスと、検波出力端子7からグランドまでのインピーダ
ンスとを等しくするコンデンサ3、9とを構成すれば、
周囲温度が変化したとしても、ダイオードの温度特性に
よる出力電圧の変化が生じることはなく、正確な出力電
圧を検出することができる。
た第1実施例と同様に、温度変化に対して非常に安定し
た電圧を出力することができるという優れた効果があ
る。したがって以上のことから、直流的に、検波出力端
子7から電源6までのインピーダンスと、検波出力端子
7からグランドまでのインピーダンスとを等しくする抵
抗5、10を構成し、また、高周波信号的に、検波出力
端子7から信号源(Rf入力端子2)までのインピーダ
ンスと、検波出力端子7からグランドまでのインピーダ
ンスとを等しくするコンデンサ3、9とを構成すれば、
周囲温度が変化したとしても、ダイオードの温度特性に
よる出力電圧の変化が生じることはなく、正確な出力電
圧を検出することができる。
【0016】なお、前述した実施例においては、抵抗5
と抵抗10との抵抗値及びコンデンサ3とコンデンサ9
の容量は同一値としたが、電源6及び信号源インピーダ
ンスを考慮すれば必ずしも同一値に限定するものではな
く、検波出力端子7から見て、直流的にも、高周波信号
的にも、電源及びグランドまでのインピーダンスをほぼ
等しい値とすれば良い。
と抵抗10との抵抗値及びコンデンサ3とコンデンサ9
の容量は同一値としたが、電源6及び信号源インピーダ
ンスを考慮すれば必ずしも同一値に限定するものではな
く、検波出力端子7から見て、直流的にも、高周波信号
的にも、電源及びグランドまでのインピーダンスをほぼ
等しい値とすれば良い。
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】上記第1実施例における高周波信号入力時の等
価回路図である。
価回路図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図4】従来技術の検波回路を示す回路図である。
【図5】検波回路が設けられた送信機内部を示す構成図
である。
である。
3 コンデンサ 4 検波ダイオード 5 抵抗 6 電源 8 負荷ダイオード 9 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイオードを用いた検波回路において、 検波入力端子から検波出力端子までのライン上に設けら
れた検波ダイオードと、 前記検波ダイオードの前記検波出力端子側に接続され、
且つ温度変化に対する電気的特性を前記検波ダイオード
と比較して等しくなるように設けられた温度補償ダイオ
ードと、 前記検波ダイオードの前記検波入力端子側に接続された
電源と、 前記検波ダイオードと前記電源との間に設けられた第1
の抵抗と、 前記検波出力端子から前記温度補償ダイオードを介して
グランドまでのインピーダンスが、前記検波出力端子か
ら前記検波ダイオードを介して電源までのインピーダン
スと比較して等しくなるように設けられた第2の抵抗
と、 前記検波ダイオードと前記検波入力端子との間に設けら
れた第1のコンデンサと、 前記検波出力端子から前記温度補償ダイオード及び、第
2の抵抗を介して前記グランドまでのインピーダンス
が、前記検波出力端子から前記検波ダイオード及び、第
1の抵抗を介して前記検波入力端子までのインピーダン
スと比較して等しくなるように設けられた第2のコンデ
ンサと、 を備えたことを特徴とする検波回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30525393A JP3351067B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 検波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30525393A JP3351067B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 検波回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07162239A true JPH07162239A (ja) | 1995-06-23 |
JP3351067B2 JP3351067B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=17942882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30525393A Expired - Fee Related JP3351067B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 検波回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351067B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2318004A (en) * | 1996-10-01 | 1998-04-08 | Nokia Mobile Phones Ltd | A diode detector |
WO2000076062A1 (en) * | 1999-06-04 | 2000-12-14 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Improved diode detector |
EP1115199A2 (de) * | 1999-12-30 | 2001-07-11 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Temperaturkompensierte Diodengleichrichterschaltung für einen HF-Pegelregler |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP30525393A patent/JP3351067B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2318004A (en) * | 1996-10-01 | 1998-04-08 | Nokia Mobile Phones Ltd | A diode detector |
WO2000076062A1 (en) * | 1999-06-04 | 2000-12-14 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Improved diode detector |
US6262630B1 (en) | 1999-06-04 | 2001-07-17 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Rapidly-responding diode detector with temperature compensation |
EP1115199A2 (de) * | 1999-12-30 | 2001-07-11 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Temperaturkompensierte Diodengleichrichterschaltung für einen HF-Pegelregler |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3351067B2 (ja) | 2002-11-25 |
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