JP4698121B2 - 機械的ステアリング可能なアレイアンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、無線周波数(RF)アンテナ、より詳細には、機械的にステアリングする(指向させる)ことが可能なアレイアンテナに関する。
【0002】
発明の背景
当技術分野において知られているように、衛星通信システムは衛星を含み、衛星は、そこを通して衛星が他の通信プラットフォームに対して信号を送受信する、衛星送信機および衛星受信機を含む。衛星と通信する通信プラットフォームは、しばしば地表面に、または、機上プラットフォームの場合は、地表面からある距離のところにある。衛星が通信する通信プラットフォームは、たとえば、いわゆる地上局、機上ステーション(たとえば、航空機またはヘリコプター局)または移動可能な地上ステーション(モバイル通信システムと呼ばれることがある)として設けることができる。これらプラットフォームの全ては、本明細書では、地上プラットフォームと言う。
【0003】
衛星と地上プラットフォームの間での無線周波数(RF)信号の送信を可能にするために、地上プラットフォームは受信アンテナを利用し、受信アンテナは、たとえば衛星からの信号を受信し、受信信号を地上プラットフォームの受信機回路に結合する。地上プラットフォームはまた、送信アンテナに結合された送信機を含む。送信機はRF信号を発生し、RF信号は送信アンテナに供給され、その後、衛星通信システムに向けて放射される。したがって、地上プラットフォームで使用される送受信アンテナは、地上プラットフォームの送受信機と衛星の送受信機の間に通信経路を実現できなければならない。
【0004】
1つまたは複数の衛星と地上プラットフォームの間に通信を確立するために、地上プラットフォーム上のアンテナは、まず衛星を突き止め、その後、衛星に追随するようにアンテナビームを走査できなければならない。アンテナビームを走査可能なアンテナの1つのタイプは、電子的にステアリング可能なフェーズドアレイ(ESA:electronically steerable phased array)アンテナである。しかし、ESAアンテナに関する1つの問題は、EASアンテナが比較的大きく、費用がかかることである。したがって、ESAアンテナは、通常、頻繁に1つのロケーションから別のロケーションへ移動する、これら地上プラットフォームと共に使用するのに適していない。
【0005】
さらに、ESAアンテナは高速にアンテナビームの位置を変えられるが、こうしたアンテナは、やはり任意の瞬間に単一アンテナビームのみを供給する。したがって、ESAアンテナは、一度に1つの衛星との通信を可能にするだけである。換言すれば、ESAアンテナは衛星との順次的(シーケンシャル)通信を可能にするだけである。
【0006】
順次的動作は、いわゆる「ブレークビフォメーク(break-before-make)」機能を有する通信システムにおいて使用される。このタイプの通信システムでは、地上プラットフォームは、ある衛星との通信を「ブレーク(beak:遮断)」してから別の衛星との通信を確立する。こうした通信システムは、各衛星システムを順次捕捉できる単一ビームアンテナシステム(たとえば、ESAアンテナ)を利用することができる。
【0007】
しかし、通信システムのなかには、いわゆる「メークビフォブレーク(make-before-break)」機能を必要とするものもある。メークビフォブレーク通信システムでは、地上プラットフォームは、地上プラットフォームが別の衛星との通信を確立するまで、ある衛星との通信をブレークしない。複数の衛星と同時に通信するために、地上プラットフォームは、複数のアンテナビームを同時に供給するアンテナシステムを有さなければならない。ESAアンテナは単一ビームしか供給できないため、2つのビームを供給するためには、地上プラットフォームが2つのESAアンテナを利用することが必要である。したがって、ESAアンテナを利用し、かつメークビフォブレーク機能を有する通信システムは、非常に費用がかかる可能性がある。
【0008】
従来技術の地上プラットフォームのなかには、周波数走査アンテナを利用するものもある。周波数走査アンテナでは、アンテナビーム位置(アンテナ走査角度とも呼ばれる)は、アンテナの動作周波数が変化するにつれて変わる。任意の単一衛星の位置は比較的一定であるため、衛星アンテナと地上プラットフォームアンテナの間でいったん通信が確立すると、地上プラットフォームアンテナの走査角度を変えることによって、確立された通信経路が失われる可能性がある。したがって、一般的には、いったん通信経路が確立すれば、走査角度が変わることは望ましくない。
【0009】
走査角度が変わるのを防ぐために、周波数走査アンテナは、比較的狭い周波数帯にわたって動作しなければならない。しかし、異なる通信システムは比較的広い周波数範囲(たとえば、KバンドおよびKaバンド周波数範囲)にわたって広がる異なる周波数で動作する。周波数走査アンテナは、比較的狭い周波数帯にわたってしか動作しないため、こうしたアンテナは、通常、単一衛星通信システム(すなわち、比較的狭い周波数帯にわたって動作する単一システム)だけと適合する。したがって、通常、異なる衛星通信システムとともに動作する、それぞれ異なる地上プラットフォームに、異なるアンテナを設けることが必要である。
【0010】
したがって、ESAアンテナのコストおよび大きさと比較して、比較的低コストで小型である信頼性のあるアンテナを提供することが望ましいであろう。さらに、地上局で、航空機またはヘリコプターなどの機上ステーションで、HUMVなどのモバイル地上車両上で使用することができるアンテナを提供することが望ましいであろう。またさらに、比較的広い周波数範囲にわたって動作する一方、全周波数範囲にわたってステアリング可能なアンテナビームを提供することが望ましいであろう。この提供によって、アンテナは、それぞれがアンテナの動作周波数範囲内の異なる周波数で動作する、多くの異なる衛星通信システムと適合する。
発明の概要
本発明によれば、アンテナは、下方(部)プレートアセンブリのアンテナポートに供給される入力信号に応答して、下方プレートアセンブリの第1の表面上にフィード(給電)信号を供給する下方プレートアセンブリと、放射アパーチャ(開口)を画定する複数の放射素子(エレメント)に結合される給電回路を有する上方(部)プレートアセンブリとを含む。上方プレートアセンブリは、下方プレートアセンブリの第1の表面上に回転可能に配置されて、給電回路が下方プレートアセンブリと複数の放射素子の間でエネルギーを結合するようにする。下方プレートアセンブリに対する上方プレートアセンブリ上の給電回路の位置がアンテナの走査角度を決定する。この特定の装置構成によって、上方プレートアセンブリ上の給電回路と下方プレートアセンブリの間の角度を変えることによりそのアンテナビームの走査を可能にするアンテナが実現できる。下方および上方プレートアセンブリを平行プレート導波路から設けることができる。下方および上方プレートアセンブリのそれぞれの導波路は整列し、上方プレートアセンブリの給電回路はラインカプラ(たとえば、スロット)として設けることができ、ラインカプラは、平行プレート導波路伝送ライン(線路)とコーポレート給電(corporate feed)の間でエネルギーを結合する。ラインカプラが下方プレートアセンブリ上の給電信号をインターセプト(捕捉)する角度は、仰角(elevation)平面におけるアンテナ走査角を決定する。したがって、ラインカプラが下方プレートアセンブリ上の給電信号をインターセプトする角度を変えることによって、仰角平面におけるアンテナ走査角度が変わる。
【0011】
上述の本発明の特徴ならびに本発明自体は、図面と関連する以下の説明からより完全に理解されるであろう。
【0012】
ここで図1を参照すると、アンテナ10は、表面12aおよび一対のアンテナポート14a、14bを有する下方プレートアセンブリ12を含む。特定の一実施形態において、アンテナポート14a、14bのそれぞれは、2つの直交無線周波数(RF)信号(たとえば指向された電界Ex、Ey)の1つに対する給電ポートに対応する。
【0013】
下方プレートアセンブリ12は、一対の導電プレート16、18によって設けられ、一対の導電プレート16、18は、図7〜9に関して以下で述べるように、一対の平行プレート導波路伝送経路を形成する。下方プレートアセンブリ12の表面12aから突き出る部材20は、その中に導波路遷移回路が設けられる。一実施形態において、導波路遷移回路は、図9に関して以下で説明するように、90°屈曲部として設けられる。本明細書では、導波路遷移回路は、プレート16、18内に形成された導波路伝送経路から、部材20を通って、また部材20内に設けられた導波路開口22a、24aに至る導波路伝送経路内へ信号を結合するということを述べるだけに留めておく。したがって、ポート14a、14bに供給される信号は給電信号を生成し、この給電信号は、プレート16、18に設けられた伝送経路を通って、また部材20内の遷移回路を通って伝搬し、開口22、24を通って下方アセンブリ12の励起(励振)領域25内に送られる。こうして供給された給電信号は、給電領域25において一様な励振をもたらす。
【0014】
上方プレートアセンブリ26は放射層28を有し、全体を30で示す複数の放射素子が放射層28上に配置される。放射素子30は、米国特許第5,483,248号および同第5,995,055号に記載されるタイプとして設けることができ、この米国特許の両方は本発明の譲受人に譲渡されており、この米国特許の両方の全文を参照により本明細書に援用する。上方プレートアセンブリ26は伝送経路31を含み、伝送経路31は、下方プレートアセンブリ12内の導波路開口22、24から伝搬する給電信号を受け入れる。
【0015】
伝送経路31は、本明細書では、一対の導波路伝送ライン32、33から設けられる。一実施形態において、導波路伝送ライン32、33は一対の導電プレートから設けられ、一対の導電プレートは平行プレート導波路を形成する。上方プレートアセンブリ26が下方プレートアセンブリ12の表面12a上に配置されると、開口32、33が、部材20内に設けられた開口22a、24aと整列する。
【0016】
下方プレートアセンブリ12に対する上方プレートアセンブリ26の位置は、仰角平面における主アンテナビーム31の走査角度(すなわち、図1のデカルト座標系で示される場合の角度θ)を決める。したがって、下方プレートアセンブリ12に対する上方プレートアセンブリ26の回転(たとえば、図1のデカルト座標系のx−y平面における上方プレートアセンブリ26の時計方向回転または反時計方向回転)は、仰角平面におけるアンテナビーム31を走査する。アンテナビーム31の位置は、アンテナ10の動作周波数の変化に応じて変わることがないことに留意すべきである。
【0017】
両方のプレートアセンブリ12、26の回転(すなわち、図1のデカルト座標系のx−y平面での回転)によって、方位方向(すなわち、図1の座標系に示されるΦ方向)におけるアンテナビームの移動が生ずる。仰角ビーム方向および方位ビーム方向は直交するため、アンテナは円錐体積を走査できる。特定の一実施形態において、アンテナ10は約50°の円錐体積を走査する。
【0018】
上方プレートアセンブリ26に形成される平行プレート導波路伝送ラインは、比較的広い導波路として現れ、したがって、比較的低い損失フィールドである擬似横方向電磁(TEM)給電フィールド(場)を励振することが可能である。理想的には、アンテナ10の全円形開口を励振することが望ましい。その理由は、全円形開口が励振されると、主ビームおよび一連のサイドローブを有する遠方界放射パターンを得ることが可能になるためであり、この時、第1のサイドローブのレベルは主ビームのおよそ17デシベル(db)下にある。給電信号の擬似TEM特性のために、ほぼ全ての放射素子30が励振される。
【0019】
走査機構は能動構成要素を使用せず、したがって、アンテナ10は、比較的低いコストのアンテナである。さらに、アンテナは比較的低い外形を有する比較的小型のアンテナとして設けることができる。一実施形態において、下方プレートアセンブリ12の底部表面から、放射アンテナ要素30がその上に配置される放射層28の表面までの距離は、約3インチである。
【0020】
アンテナ10が通信システムの一部として設けられると、アンテナ導波路ポート14a、14bを、1つまたは複数のマルチプレクサまたは1つまたは複数の受信機回路または1つまたは複数の送信機回路に結合することができる。一実施形態において、アンテナポート14a、14bの第1のポートは受信機回路に結合され、アンテナポート14a、14bの第2のポートは送信機回路に結合される。こうして、アンテナ10は、同時送受信走査ビームを供給できる(すなわち、アンテナ10は全二重通信方式アンテナとして設けることができる)。
【0021】
一用途において、アンテナ10は、ブレークビフォメークハンドオフ(hand-off)必要条件を有するインターネット通信用の地上局アンテナとして動作することができる。こうした用途において、2つのこうしたアンテナ10を利用することが望ましく、このアンテナのそれぞれは、全二重通信方式動作特性を有し、それぞれのアンテナが、衛星局に対して全二重通信方式信号ビーム機能を提供できるようになっている。アンテナのうちの第1のアンテナは衛星と通信し、アンテナのうちの第2のアンテナは同様のインターネット接続を介して他の地上局に結合される。それぞれのアンテナは異なる周波数で同時に送受信できるため、信号は同時に反対方向へ移動する。
【0022】
アンテナの走査角度は周波数に依存しないため、アンテナは、衛星または他の通信システムにおいて比較的広い範囲の周波数にわたって動作できる。一実施形態において、アンテナは、55%の動作帯域幅を有するように設けられる。
【0023】
アンテナポート14a、14bと放射素子30の間の伝送経路を平行プレート導波路から設けることによって、また比較的低い損失の遷移回路およびカプラ回路を利用することによって、アンテナ10は、比較的低い伝送損失および散乱損失を有するように設けられる。また、アンテナの能動開口は円形で、利用可能な領域は全て利用できる。低損失アンテナとしてアンテナを設け、利用可能なアンテナ開口を効率良く利用することによって、アンテナを利用する通信システムは、単一の送受信増幅器を使用でき、したがって、ESAアンテナに関連する複雑さおよびコストが避けられる。
【0024】
アンテナポート14a、14bのそれぞれは、放射層上の放射素子30に個別に結合されることを理解すべきである。したがって、二重偏波を供給し、また個別に結合することができる。
【0025】
たとえば、第1の偏波を有する第1の信号、たとえば、x指向性電界を有する信号Exはポート14aに供給することができる。同様に、第2の偏波を有する第2の信号、たとえば、y指向性電界を有する信号Eyはポート14bに供給することができる。第1の信号および第2の信号は、ポート14a、14bから開口28までの間ずっと、アンテナ10において個別に扱われる。したがって、第1の信号および第2の信号を組み合わせることが可能である(たとえば、ポート14a、14bで)。第1の信号および第2の信号が、直交指向性信号(たとえば、Ex、Ey)である場合、信号を組み合わせて、円偏波を含む任意の偏波を有する信号を供給することができる。
【0026】
ここで図2を参照すると(図2では、図1のアンテナシステム10の同じ要素は同じ参照番号を有するようにしている)、上方アセンブリ26は放射層28を含む(見やすくするために放射器30を省略)。放射層28は、たとえば誘電体基板から提供することができ、誘電体基板は、複数の放射素子30が、組み込まれるか、その他の方法でその上に配置されるか、またはその中に設けられる、第1の表面を有する。図5Aに関して以下で説明する一実施形態において、放射層28は、その上にカプトン(Kapton)層が配置されている発泡体(フォーム:foam)層(たとえば、連続気泡発泡体または独立気泡発泡体)から設けられる。その後、放射器30がカプトン層上に配置される。
【0027】
特定の一実施形態において、放射器30は、放射器層28に接合されるか、またはその他の方法で結合される導電ブロックとして設けられる。導電ブロックは、機械加工処理によって、あるいは、金属デポジション(蒸着)技法などの付加工程によるか、あるいはパターニング処理またはサブトラクティブエッチング処理などのサブトラクティブ処理により誘電体層28上に放射器30を設けることによって、提供することができる。
【0028】
放射層28はグランドプレーン(接地面)層36の第1の表面上に配置される。グランドプレーン層36は、第1および第2の反対向きの導電面36a、36bを有するように設けられる。グランドプレーン層36は、たとえば、導電プレートから、またはメタライゼーション(金属化)された表面36a、36bを有する誘電体部材から設けることができる。グランドプレーン層は、上方給電回路37上に配置され、上方給電回路37は、その中にライン給電部48が配置される回転式ラインカプラ回路46の第1の表面上に配置される。上方給電回路37は、回転式ラインカプラ回路46内に設けられるライン給電部48と組み合わさって、放射層28上の放射素子30に給電信号を供給する。
【0029】
この特定の実施形態において、上方給電回路37は、一対のコラム(列)ビームフォーマ層38、42から設けられる。層38、42はそれぞれ、ライン給電部48から所定の偏波を有する給電信号を結合し、給電信号を放射器30に供給する。こうして、異なる偏波を有するRF信号が送られ、放射素子30に個別に結合する。したがって、アンテナ10は所定の異なる偏波を有する信号に応答できる。
【0030】
図2に示すように、層38、42はそれぞれ、ライン給電部48から給電信号を結合し、層38、42のそれぞれに設けられた個々のコラム40、44を通して、給電信号を放射器に供給する。したがって、層38、42のそれぞれは、複数の個別のコラム40、44をそれぞれ有するように設けられており、それらコラムは、給電層34上の放射素子30のうち所定の素子に給電信号を供給する。コラム40、44のうちのいくつかだけがここに示されており、残りのコラムは見やすくするために省かれている。図3〜図5Aに関して以下で述べるように、層38、42は、2方向(binomial)給電回路を形成する導電材料から設けることができる。別法として、層は、金属化した誘電体層(たとえば、メタライズドプラスチック層)として設けることができる。
【0031】
上方給電回路37は、ここでは一対の層38、42から設けるものとして示されているが、実施形態によっては、複数層よりもむしろ単一層から給電回路37を設けることが望ましい場合があることを理解すべきである。さらに別法として、実施形態によっては、3層以上から上方給電回路37を設けることが望ましいか、またはその必要がある場合がある。給電回路37が、回転式ラインカプラアセンブリ46から、給電層34上の放射素子28へ給電信号を結合できる限り、給電回路は、任意の数の層を有するように設けることができる。
【0032】
重要であるのは、回転式ラインカプラアセンリ46は下方給電アセンブリ12に対して回転可能であることである。ここでは下方プレートアセンブリ12の領域25の表面12aから突き出るピンまたは他の部材として示される、整列機構49は、回転式ラインカプラアセンブリ46を下方給電アセンブリと整列させる。一実施形態において、層28、36、38、42および46は組み合わされて、上方プレートアセンブリ26を設け、上方プレートアセンブリ26は、下方プレートアセンブリ12の給電領域25に回転可能に配置される、
したがって、本発明のアンテナは、比較的単純なライン源−平行プレート導波路結合機構を単一スロットに対して利用し、単一スロットは、給電信号をそれぞれのアンテナ要素に供給する同じ経路長を有するコーポレート給電部に給電することを理解すべきである。また、アンテナは、真の(true)遅延時間結合機構を利用するため、アンテナの動作周波数が変わる時、アンテナビームの位置は同じところに留まる。すなわち、アンテナビーム31(図1)は、所与の機械的走査位置について、全てのアンテナ動作周波数で同じ空間的位置にある。
【0033】
図1および2に関して述べた手法によると、放射素子の行(row:ロー)に沿って線形な位相分布を確立することができ、上方アセンブリコラムビームフォーマは等位相分布を提供する。等しい経路長(図5に関して以下で述べる)によって比較的広い帯域を有するアンテナが得られる。
【0034】
ここで図3〜図4A(図1および2の同じ要素は同じ参照番号を有するようにしている)を参照すると、図2に関して上述したタイプとすることができるビームフォーミング層38’は複数の導電層を含む。ここでは12個の導電層50〜68があり、その導電層において、チャネルすなわち開口69が、ビームフォーミング回路を形成するように設けられるか、またはその他の方法で設けられる。給電信号はチャネル69を通って放射素子30(図1)に伝搬する。12個の導電層50〜68がここでは示されているが、12個より少なくても多くてもよいことが当業者には理解されるであろう。任意の特定の用途で使用する層の特定の数は、限定はしないが、アンテナの放射素子の大きさ、形および数を含む種々の要因によって選択される。考えるべき他の要因は、ビームフォーミング層38および42を設けるのに使用できる製造技法のコストおよび複雑さである。
【0035】
層50〜68は導電材料(たとえば、銅のような金属または他の適当な導電材料)から作ることができ、この導電材料は、比較的低い伝送損失でRF信号がそこを通って伝搬できる伝送ライン(たとえば、チャネル69などのチャネル)の導電壁を形成するのに適しているであろう。別法として、層50〜68は、チャネル69がその内部に形成されている非導電材料(たとえば、PTFEまたはプラスチックまたは構造発泡体(ストラクチュアルフォーム:structural foam)などの誘電体材料)から作ることができ、この非導電材料は、その後、適当な導電材料を用いて金属化される。その導電材料は、信号経路69の導電壁を設けるのに適しているため、RF信号は比較的低い伝送損失で導電壁69を通って伝搬できる。
【0036】
特定の一実施形態において、層50〜68にはコラムカプラ、コラムビームフォーマおよびユニットセルカプラが設けられる。コラムカプラはコラムビームフォーマへの遷移を提供する。コラムビームフォーマはcos(Pd/4)振幅分布を有する、真の時間遅延の等位相分布を提供する。ユニットセルカプラは、垂直発射器(launches)として設けられており、ユニットセル放射器30への遷移を可能にする。放射器30は二重直交CTS放射器として設けられ、自由空間へのフェーズドアレイインタフェースを形成する。
【0037】
ここで図5を参照すると、複数のコーポレート給電回路70a〜70Nから設けられるコーポレート給電構造70はアンテナ10のそれぞれの象限に配置されており、アンテナの1つの象限だけが図5に示されている。コーポレート給電構造70は、図3〜図4Aに関して上述したビームフォーミング層内に設けられるタイプであってよい。コーポレート給電回路70a〜70Nのそれぞれは、複数の給電ポイント72a〜72Nの対応するポイントから供給される。コーポレート給電回路70のそれぞれは、全体を71で示す、複数の電力分割器回路から設けられる。電力分割器回路71aを電力分割器回路71の全てを表すものと考えると、ポート71bに送られた信号に応答して、回路71は等位相、等振幅信号をポート71c、71dに供給する。
【0038】
位相ライン77はコーポレート給電回路70内に適切に挿入されるため、給電ポイント72aに供給される信号に応答して、コーポレート給電回路70aは等位相、等振幅信号をポート74a〜74lに供給する。こうした信号は、次に、ユニットセルカプラにおいて、放射素子30(図1)のそれぞれの素子に結合する。したがって、コーポレート給電回路70Nは、ポート78a〜78dの等位相、等振幅信号を放射素子30に供給する。コーポレート給電部70は比較的長い経路長77を含み、その経路長がポート78a〜78dの位相をポート74a〜74lの位相に等しくなるように保つことに留意すべきである。
【0039】
ここで、図5A(図1〜5に関して上述したアンテナ10と同じであってよい)を参照すると、アンテナ10’の一部は、放射層82の一部として設けられる複数の放射素子30’を含む。放射層82は一対の誘電体層83、84から設けられる。
【0040】
一実施形態において、誘電体層83は、そこに導電ブロック30’が結合(ボンド)されるカプトン層として設けられる。導電ブロックは、機械加工処理によって、あるいは、付加工程(たとえば、金属蒸着)またはサブトラクティブ処理(たとえば、パターニング処理またはサブトラクティブエッチング処理)により誘電体上に放射器を設けることによって、設けることができる。層84は、連続気泡発泡体、独立気泡発泡体または構造発泡体から作られる。
【0041】
放射層82はグラウンドプレーン層86の上に配置され、グラウンドプレーン層86はコラムビームフォーマ層87の上に配置される。複数のラインカプラ90は、グラウンドプレーン層を通して(たとえば、グラウンドプレーン層86内に配置された開口を通して)、層88、89内に配置されたコラムビームフォーマ回路と放射器30’の間でエネルギーを結合する。
【0042】
ここで図6および図6A(図1〜図4Aの同じ要素は同じ参照番号を有するようにしている)を参照すると、下方プレートアセンブリ12は、その上に配置された平行プレート導波路から設けられる回転式ラインカプラアセンブリ46を有するように示される。ポート14a、14b(図1)の1つに送られる信号は、下方プレートアセンブリ12を通して、給電ラインの長いラインアレイ48に結合する。
【0043】
図1〜図4Aに関して上述したように、アンテナポート14a、14bの1つに送られる信号は、平行プレート導波路および遷移回路を通して結合し、一様な位相面(phase front)98を有する給電信号として回転式ラインカプラアセンブリ46に供給される。ラインカプラ給電部48によって供給される給電信号の角度は、式1、すなわち、
【0044】
【数1】
sinθ=sqrt(εr)sinθ’ (式1)
で示すように計算することができる。ここで、
θはアンテナ仰角走査角度に相当し、
εr1は下方プレートアセンブリ12内の伝送媒体の比誘電率に相当し、
εr2はラインカプラアセンブリ46内の伝送媒体の比誘電率に相当し、
θ’は同位相の給電信号98に対するラインカプラ48の角度に相当する。
【0045】
したがって、回転式ラインカプラアセンブリ46は、走査用の真の遅延時間の線形な位相分布を導入し、その分布によって、アンテナビームの向きが特定の方向にステアリングされることになる。
【0046】
一実施形態において、下方プレートアセンブリ12は、一様な給電信号をラインカプラ48に供給するコーポレート給電回路を含む。図10に関して以下で述べる好ましい実施形態において、下方アセンブリ12は、いわゆるピルボックス給電部(TBR)から設けられる一次元ビームフォーマに対応する。
【0047】
回転式ラインカプラアセンブリ46を下方プレートアセンブリ12上に配置した後、アセンブリ46は下方プレートアセンブリ12に対して移動可能である。特に、ラインカプラ48が給電信号を下方アセンブリ12からインターセプトする角度を変えることができる。さらに、ラインカプラ48が給電信号を下方プレートアセンブリからインターセプトする角度は、仰角方向におけるアンテナビーム31(図1)の走査角度を決定する。
【0048】
一実施形態において、リング軸受けを利用して、下方プレートアセンブリ12に対するアセンブリ46の回転が容易になり、それによって、ラインカプラ48が下方アセンブリ12によって供給される給電信号をインターセプトする角度を変える。アセンブリ46が下方プレートアセンブリ12に対して回転する実施形態において、整列ピン49は回転軸の役目を果たすことができる。
【0049】
アンテナRFインタフェースを提供するアンテナ導波路ポート14a、14bは、たとえば、剛性導波路として設けることができる。
ここで図6Bを参照すると、距離に対する電界振幅(大きさ)の図が示される。曲線100は下方給電アセンブリ(たとえば、図1に関して上述した下方給電アセンブリ12)によって供給される振幅分布に対応し、一方、曲線102は上方給電アセンブリ(たとえば、図1に関して上述した上方給電アセンブリ26)によって提供される振幅分布に対応する。理想的には、振幅分布100、102の組み合わせが直線103に対応する。上方または下方プレートアセンブリのいずれかによって提供される振幅100、102のテーパー部(taper)のいずれかを変えて、アンテナの振幅歪みを統制することが可能であることに留意すべきである。
【0050】
ここで図7〜図9(図1および2の同じ要素は同じ参照番号を有するようにしている)を参照すると、下方プレートアセンブリ12は一対の平行プレート導波路を含み、その導波路は、そこを通って、理想的に一様なTEMフィールドを伝搬させる導波路伝送ライン22、24を形成する。図8および9に見られるように、導波路は、平行プレート導波路内に2つの90°屈曲部104、105を設けられており、その屈曲部は、TEMのフィールド方向および物理的レベルを変える。下方プレートアセンブリから供給されて得られる信号は、上方プレートアセンブリ26(図7〜図9に示さず)に理想的に一様なTEMフィールドを伝搬させて、上述したように放射素子に結合させるようにする。
【0051】
下方プレートアセンブリ12は、ここでは2つの平行プレート導波路から設けられるが、用途によっては、1つの平行プレート導波路のみを使用することが望ましいか、またはその必要がある場合があり、その場合には、アンテナはアンテナポート14a、14bのうちの単一のポートのみを有するように設けられることを理解すべきである。さらに別法として、ある用途においては、3個以上の平行プレート導波路から下方プレートアセンブリを設けることが望ましいか、またはその必要がある場合がある。この場合、それぞれの導波路伝送ラインはそれ自体のポートを有するように設けることができる。
【0052】
下方プレートアセンブリ12が1個または3個以上の平行プレート導波路を有するように設けれらる場合、相応して、下方プレートアセンブリ12から供給される信号を受け取るように、上方プレートアセンブリ26を変更しなければならない。
【0053】
ここで図10を参照すると、下方プレートアセンブリ12はピルボックス給電部から設けられる一次元ビームフォーマを有するように設けられ、ピルボックス給電部において、導波路給電部14の角度110が平面P1でもたらされる振幅のテーパー部を統制する。一実施形態において、ピルボックス給電部は、下方プレートアセンブリ12の平行プレートを、cos-1(Pd/4)の振幅歪みを有するTEMフィールドで照射する。ピルボックス給電部は、平行プレート導波路内の2つの90°屈曲部104、105(図9)を通して信号を供給し、屈曲部はTEMフィールドの方向およびレベルを変える。その後、フィールドは、ラインカプラアセンブリ46内に設けられる第2の平行プレート導波路伝送ラインを通して、ラインカプラ48に送られる。
【0054】
本発明の好ましい実施形態について述べたが、本発明の概念を取り入れた他の実施形態を用いることができることは当業者には明らかであろう。したがって、本発明の実施形態は、開示された実施形態に限定されるべきでなく、特許請求の範囲の精神およびその範囲によってのみ限定されるべきであると考える。
【0055】
本明細書で引用した全ての出版物および参考文献の全文を、参照により本明細書で明示的に援用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 機械的にステアリング可能であり、周波数に依存しないアレイアンテナの部分分解斜視図である。
【図2】 図1の、機械的にステアリング可能であり、周波数に依存しないアレイアンテナの分解斜視図である。
【図3】 ビームフォーマ層の平面図である。
【図4】 図3のライン4−4で切り取った図3のビームフォーマ層の断面図である。
図4Aは、図4のライン5−5で切り取った図3および図4のビームフォーマ層の一部の詳細を示す図である。
【図5】 図1のアンテナで使用することができるタイプのコーポレート給電構造の略図である。
図5Aは、機械的にステアリング可能であり、周波数に依存しないアレイアンテナの断面略図である。
【図6】 下方プレートアセンブリおよびラインカプラアセンブリの分解斜視図である。 図6Aは、ラインカプラアセンブリがその上に配置されている下方プレートアセンブリの平面図である。
図6Bは、図6Aの下方プレートアセンブリおよびラインカプラアセンブリの間の距離に対する下方プレートアセンブリおよびラインカプラアセンブリの電界振幅分布を示す図である。
【図7】 下方プレートアセンブリの平面図である。
【図8】 図7のライン8−8で切り取った下方プレートアセンブリの断面図である。
【図9】 図8のライン9−9で切り取った下方プレートアセンブリの詳細図である。
【図10】 ピルボックス給電回路の線図である。

Claims (11)

  1. 少なくとも1つのアンテナポートを有する下方プレートアセンブリであって、前記少なくとも1つのアンテナポートに供給される入力信号に応答して、前記下方プレートアセンブリの第1の表面上に給電信号を供給する下方プレートアセンブリと、
    放射開口を画定する複数の放射素子に結合される給電回路を有する上方プレートアセンブリであって、前記上方プレートアセンブリは、前記下方プレートアセンブリの前記第1の表面上に回転可能に配置されて、前記給電回路が前記下方プレートアセンブリと前記複数の放射素子の間でエネルギーを結合するようにし、前記下方プレートアセンブリに対する前記上方プレートアセンブリ上の前記給電回路の位置がアンテナの走査角度を決定する、上方プレートアセンブリと、
    を備えたアンテナ。
  2. 前記上方プレートアセンブリは、
    前記下方プレートアセンブリの前記第1の表面上を伝搬するRFエネルギーを結合するように配置される回転ラインカプラと、
    前記回転ラインカプラからRFエネルギーを結合するように配置されるコラムカプラと、
    前記コラムカプラからRFエネルギーを結合するように配置されるコラムビームフォーマ回路と、
    前記コラムビームフォーマ回路と前記複数の放射素子との間でRFエネルギーを結合するように配置される素子カプラとを備え、前記下方プレートアセンブリに対する前記回転ラインカプラの位置が前記アンテナの走査角度を決定する、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記下方プレートアセンブリは、
    前記アンテナポートに結合される第1の部分および第2の部分を有する少なくとも1つの平行プレート導波路伝送ラインと、
    前記平行プレート導波路伝送ラインの前記第2の部分に結合される第1の部分および前記上方プレートアセンブリに結合される第2の部分を有する遷移回路と、
    を備える請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記遷移回路は、少なくとも1つの90°の屈曲部を有する導波路伝送ラインを備える、請求項3に記載のアンテナ。
  5. 前記下方プレートアセンブリは、第1のアンテナポートおよび第2のアンテナポートを有するように設けられ、前記下方プレートアセンブリは、一対の平行プレート導波路から設けられるビームフォーマをさらに備え、前記アンテナポートの各々は、前記平行プレート導波路の所定の1つに個別に結合され、前記ビームフォーマは、前記第1および第2のアンテナポートならびに前記複数の放射素子の間でエネルギーを結合するように適応される、請求項1に記載のアンテナ。
  6. 給電領域を有する下方プレートアセンブリと、
    ラインカプラを含むラインカプラアセンブリであって、前記下方プレートアセンブリの前記給電領域に移動可能に配置されて、前記下方プレートアセンブリの前記給電領域と前記ラインカプラとの間で信号を結合する、ラインカプラアセンブリと、
    前記ラインカプラアセンブリ上に配置され、前記ラインカプラと給電回路内に設けられた複数の放射素子給電ポートとの間で信号を結合する給電回路と、
    複数の放射素子を有する放射層であって、前記給電回路上に配置されて、前記給電回路内に設けられた前記複数の放射素子給電ポートが前記複数の放射素子の対応するものと電気的に結合されるようにする、放射層と、
    を備えたアンテナ。
  7. 前記アンテナによって供給されるアンテナビームの空間的位置は、前記給電領域における前記ラインカプラの相対位置によって決定される、請求項6に記載のアンテナ。
  8. 前記給電回路はコーポレート給電構造を備える、請求項6に記載のアンテナ。
  9. 前記下方プレートアセンブリはピルボックス給電回路を備える、請求項6に記載のアンテナ。
  10. 前記下方プレートアセンブリはコーポレート給電回路を備える、請求項6に記載のアンテナ。
  11. 前記ラインカプラアセンブリは一対のラインカプラを備え、該ラインカプラの各々は、前記下方プレートアセンブリの前記給電領域内に移動可能に配置されて、前記下方プレートアセンブリの前記給電領域内で信号を結合する、請求項6に記載のアンテナ。
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