JP4696721B2 - 文書管理サーバ、文書管理システム - Google Patents

文書管理サーバ、文書管理システム Download PDF

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Description

本発明は、電子文書を管理し、ユーザから要求された電子文書を提供する文書管理装置に関する。
ユーザにデータを提供するための技術として、例えば、特許文献1に示される技術がある。この技術では、提供対象となるファイルへアクセスするために必要な情報が示されたリファレンス情報を含む電子メールを、ユーザが受信し、その電子メールに含まれるリファレンス情報に基づいて、ユーザはファイルサーバから提供対象ファイルを取得する。
特許文献1に示される技術では、ファイルサーバは、どのユーザがリファレンス情報に基づいてファイル要求をしてきたかを管理することができる。また、同一のファイルに対するリファレンス情報を複数のユーザに提供しても、どのユーザにリファレンス情報を提供したのかを管理することはできる。しかし、リファレンス情報は、ファイルへアクセスするために必要な情報であり、提供対象ファイルが同一でその所在位置も同一であれば、そのファイルに対するリファレンス情報はすべて同一である。よって、ユーザが、提供されたリファレンス情報を他のユーザに配付し、他のユーザがそのリファレンス情報に基づいて、ファイル要求してきた場合、そのリファレンス情報が元々どのユーザに対して提供されたリファレンス情報なのかを特定することはできない。
特開平06−077994号公報
本発明は、たとえ提供対象ファイルが同一であったとしても、ファイル要求する際にユーザが利用したファイルへアクセスするために必要な情報の元々の提供先を特定することが可能なシステムを提供することを目的とする。
本発明は、文書とその文書を一意に特定する正本IDとを対応付けて管理する文書管理サーバであって、文書へアクセスするために必要な副本IDの取得要求を受信し、受信する前記取得要求ごとに異なる副本IDを生成し、生成した副本IDを前記取得要求の応答として送信する副本ID提供部と、前記取得要求に示される正本IDとその正本IDに対して前記副本ID提供部が生成した副本IDとの派生関係を示す派生関係情報を管理する派生関係情報管理部と、前記取得要求に示される取得要求元と前記副本IDとを関連づけて管理する履歴情報管理部と、文書へのアクセス要求を受信し、前記アクセス要求に示される副本IDと前記派生関係情報とを参照して、前記アクセス要求に対応する正本IDを特定し、特定した正本IDに対応する文書を前記アクセス要求に対する応答として送信する文書提供部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、文書へアクセスするために必要な副本IDが、取得要求ごとに異なるIDになるように生成されて要求元に提供される。そして、その取得要求元と副本IDとは、関連づけて履歴情報として管理される。よって、その履歴情報を参照することで、文書へアクセスする際に使用された副本IDの要求元を特定することができる。
本発明によれば、正本IDと副本IDとの派生関係が派生関係情報に示されているため、その派生関係情報を参照すれば、副本IDが指定されたアクセス要求に対してその副本IDに関連づけられた正本IDを一意に特定することができ、その正本IDに対応する文書をアクセス要求元に提供することができる。
本発明の1つの態様において、前記文書提供部は、前記アクセス要求に示される副本IDとは異なる新たな副本IDを生成し、前記特定した文書とともに前記新たな副本IDを前記アクセス要求に示された副本IDの更新用IDとして送信し、前記派生関係情報管理部は、前記アクセス要求に示される副本IDとその副本IDに対して前記文書提供部が生成した前記新たな副本IDとの派生関係を前記派生関係情報に追加することを特徴とする。
本発明によれば、前記文書提供部が、前記アクセス要求に示される副本IDとは異なる更新用の副本IDをアクセス要求の応答として送信し、前記派生関係情報管理部は、前記アクセス要求に示される副本IDとその更新用の副本IDとの派生関係を前記派生関係情報に追加する。よって、派生関係情報を参照することで、要求元に提供された副本IDにより、アクセス要求がなされたかどうかを確認することができる。また、アクセス要求元の副本IDをその更新用の副本IDに変更することで、例えば、アクセス要求元が保持する副本IDを第三者に配付した場合でも、その第三者に配付された副本IDが更新されているかどうかを確認することで、アクセス要求元が、提供された副本IDを用いて文書へのアクセス要求をしたかどうかを確認することができる。
本発明の1つの態様において、前記履歴情報管理部は、前記アクセス要求に示されるアクセス要求元と前記アクセス要求に示される副本IDとを関連づけて管理することを特徴とする。
本発明によれば、履歴情報管理部が前記アクセス要求に示されるアクセス要求元と前記アクセス要求に示される副本IDとを関連づけて管理するため、アクセス要求元と副本IDとの関連を示した履歴情報とともに派生関係情報を参照することで、アクセス要求元がどの要求元に提供された副本IDを用いて文書へのアクセスをしてきたのかを特定することができる。
本発明の1つの態様において、前記文書提供部は、副本IDごとに定めたアクセス条件が示されるアクセス条件情報を参照して、前記アクセス要求に示される副本IDが、前記アクセス条件を満たす場合に、前記アクセス要求に対する応答として文書を提供することを特徴とする。
本発明によれば、前記文書提供部が、アクセス条件情報を参照して、前記アクセス要求に示される副本IDが、前記アクセス条件を満たす場合に、前記アクセス要求に対する応答として文書を提供する。よって、前記アクセス要求に示される副本IDに応じて、所望のアクセス条件を定めて、文書へのアクセスを制限することができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態とする)について、以下、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る文書管理システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、本システムは、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やインターネットなどのネットワーク50に接続された文書管理サーバ10とクライアント30とから構成される。本システムでは、文書管理サーバ10が文書の正本を管理する。クライアント30は、文書管理サーバ10が管理する文書を閲覧する場合、閲覧対象の文書を特定する識別情報を文書管理サーバ10に送信する。文書管理サーバ10は、その識別情報に基づいて正本を特定し、その正本に含まれる文書を複製し、その複製文書を含むデータを副本としてクライアント30に提供する。ここで、文書とは、テキストファイル、画像ファイル、音声ファイル、動画ファイルなど、ネットワーク50上で流通可能なデータ全般を示す。
図2は、文書管理サーバ10の機能ブロックを示す図である。図2において、文書登録部12は、文書登録イベントを実行する。より具体的には、文書登録部12は、クライアント30から文書登録要求を受け取り、その文書登録要求に含まれる文書とその文書の属性とを組みにして、その組みを正本として文書管理部22に登録する。文書登録部12は、正本を登録する際に、正本を一意に特定する正本IDを生成して、正本と正本IDとを関連づけて文書管理部22に登録する。また、文書登録部12は、生成した正本IDを派生関係情報記憶部24が記憶する派生関係情報に登録する。派生関係情報については後述する。
ここで、文書の属性は、例えば、その文書のファイル名、その文書を作成したユーザ名、その文書の作成日時などを示す。
正本IDは、規則性を推測し難い文字列が好ましく、例えば、周知の乱数生成アルゴリズムに基づいて生成された乱数を用いることができる。また、正本IDは、正本固有のデータに対して演算された十分に大きいデータサイズのハッシュ値を用いてもよい。ハッシュ値の演算には、例えば、SHA−256アルゴリズム等の周知のメッセージダイジェストアルゴリズムを用いる。正本固有のデータとしては、文書の内容や文書の属性が挙げられる。また、文書の内容のハッシュ値および文書の属性のハッシュ値を記述したXML文書を正本固有のデータとして用いてもよい。さらに、そのXML文書には乱数を追加して記述してよい。
ショートカット提供部14は、副本ショートカット発行イベントを実行する。より具体的には、ショートカット提供部14は、副本ショートカット要求をクライアント30から受け取ると、その副本ショートカット要求に含まれる正本IDに対応する副本ショートカットを発行し、その副本ショートカットをクライアント30に提供する。副本ショートカットは、クライアント30が文書を閲覧する際に必要なリファレンス情報などを含むファイルである。具体的には、副本ショートカットは、文書管理サーバ10のホスト名や文書閲覧の際のリクエストURL(Uniform Resource Locator)などを示したアクセス先情報と、閲覧対象の文書の正本IDと関連付けられた副本IDと、副本ショートカットの属性とを含む。なお、副本ショートカットは、文書の実体を含まない。また、副本ショートカットのファイル形式は例えばPDF(Portable Document Format)である。
クライアント30は、副本ショートカットに含まれるリファレンス情報を参照して、そこに示されるリクエストURLに向けて、副本IDを示した文書閲覧要求を送信することで、閲覧対象である文書の複製文書を含む副本を取得することができる。
ここで、副本IDは、すでに生成された正本IDや他の副本IDとは重複しないユニークな値であり、上記と同様に、乱数や副本の属性に対するハッシュ値を用いればよい。なお、副本の属性としては、例えば、副本ショートカット要求に含まれる正本IDや、副本ショートカット要求の受信時刻、副本ショートカット要求元のクライアント30のユーザIDなどが挙げられる。図3は、副本ショートカットに含まれるデータの一例を示す。図3では、副本ショートカットに含まれるデータとして、副本ID102とホスト名104と副本ショートカットの作成日時106とが示されている。
さらにショートカット提供部14は、副本IDを生成すると、派生関係情報記憶部24が記憶する派生関係情報を更新する。派生関係情報は、正本IDと、その正本IDに対応する副本IDとの派生関係を示す情報であり、派生関係情報のデータ構造は、木構造で表される。文書管理サーバ10は、この派生関係情報を参照することで、副本IDがどの正本IDから派生して生成されたものかを判断することができる。図4Aは、派生関係情報に示される派生関係の一例を示す図である。図4Aでは、正本ID[0]に対して、ショートカット提供部14が副本ID[1−1]および副本ID[1−2]を生成した場合を示す。図4Aに示した派生関係を有する正本ID[0]に対して、さらにショートカット提供部14が新たな副本ID[1−3]を生成した場合、ショートカット提供部14は、図4Bに示すように、副本ID[1−3]が正本ID[0]の子となるように、派生関係情報を更新する。
図2に戻り、文書提供部16は、文書提供イベントを実行する。より具体的には、文書提供部16は、クライアント30からの文書閲覧要求を受け取ると、その文書閲覧要求から副本IDを読み出し、派生関係情報を参照することで、その副本IDの根(root)である正本IDを特定する。続いて、文書提供部16は、特定した正本IDに関連づけられた正本を文書管理部22から取り出し、その正本に含まれる文書を複製する。文書提供部16は、ショートカット提供部14と同様に新たな副本IDを生成し、文書閲覧要求に示される副本IDの子となるように、その副本IDを派生関係情報に登録する。さらに、文書提供部16は、複製文書と新たな副本IDとを含む副本をクライアント30に提供する。クライアント30は、副本に含まれる新たな副本IDを用いて、クライアント30上の副本ショートカットに含まれる副本IDを更新する。
なお、文書提供部16が生成する副本IDも、ショートカット提供部14が生成する副本IDと同様に、乱数や副本の属性に対するハッシュ値を用いればよい。図5Aは、文書提供部16が生成した副本IDが追加された派生関係一例を示す図である。図5Bは、文書閲覧要求に示された副本ID[1−1]に対して、文書提供部16が新たな副本IDとして副本ID[2−1]を生成した場合の派生関係を示す図である。
履歴情報管理部18は、文書登録部12、ショートカット提供部14、文書提供部16が行ったそれぞれのイベントの履歴情報を管理する。つまり、文書登録部12が文書登録のイベントを行った場合、履歴情報管理部18は、その文書登録を要求したユーザID、その時生成した正本ID、登録日時などを履歴として管理する。また、ショートカット提供部14が副本ショートカット発行のイベントを行った場合、履歴情報管理部18は、その副本ショーットカットを要求したユーザID、その時生成した副本ID、生成日時などを履歴として管理する。さらに、文書提供部16が副本提供のイベントを行った場合、履歴情報管理部18は、その副本を要求したユーザID(つまり文書閲覧要求をしたユーザID)、その時生成した更新用の新たな副本ID、副本提供日時などを履歴として管理する。図6は、履歴情報管理部18が管理する履歴情報の一例を示す。
以上のように、本システムでは、要求対象文書が同一であったとしても、ショートカット提供部14が副本ショートカット要求ごとに異なる副本IDを生成し、その副本IDを含む副本ショートカットをクライアント30に提供する。よって、履歴情報管理部18が上記のように履歴情報を管理することで、どのユーザに対してどの副本ショートカットを提供したかを管理することができる。
また、副本ショートカットには、文書の実体は含まないため、副本ショートカットを複製して第三者に提供しても、その第三者は、文書管理サーバ10にアクセスしなければ、文書の閲覧をすることができない。加えて、ユーザが副本ショートカットを複製して、他のユーザに提供した場合、どのユーザに対して提供した副本ショートカットを利用して、他のユーザが文書の閲覧を要求してきたかを把握することもできる。
図7は、クライアント30の機能ブロックを示す図である。図7において、文書登録要求部32は、新規の文書を文書管理サーバ10に登録する際に、その文書を含む文書登録要求を文書管理サーバ10に送信する。
ショートカット要求部34は、文書管理サーバ10に対して要求対象の副本ショートカットを要求し、その副本ショートカットを受け取る。より具体的には、まずショートカット要求部34は、文書管理サーバ10上から文書一覧テーブルを取得する。文書一覧テーブルは、図8に示すように、クライアント30に対して提供可能な文書のファイル名等の属性情報や正本IDが示されたテーブルである。次いで、ショートカット要求部34は、取得した文書一覧テーブルの中からユーザにより選択された文書の正本IDを含む副本ショートカット要求を文書管理サーバ10に送信する。その後、ショートカット要求部34は、副本ショートカット要求の応答として、文書管理サーバ10から副本ショートカットを受け取り、その副本ショートカットを副本ショートカット記憶部36に記憶する。
閲覧要求部38は、文書管理サーバ10に対して閲覧対象の文書の副本を要求する。より具体的には、閲覧要求部38は、副本ショートカット記憶部36の中からユーザにより指定された副本ショートカットを取り出す。閲覧要求部38は、取り出した副本ショートカットに含まれるリクエストURLに対して、その副本ショートカットに含まれる副本IDを示した文書閲覧要求を送信する。その後、閲覧要求部38は、文書閲覧要求の応答として、文書管理サーバ10から副本を受け取り、その副本に含まれる文書を画面等に表示する。また、閲覧要求部38は、先ほど取り出した副本ショートカットに含まれる副本IDを、受け取った副本に含まれる更新用の新たな副本IDに書き替える。
続いて、文書登録イベント実行時における文書管理サーバ10及びクライアント30の処理手順について、図9を用いて説明する。
まず、クライアント30が登録対象の文書と文書の内容に対するメタデータ(以下、文書メタデータと呼ぶ)とを含む文書登録要求を文書管理サーバ10に送信する(S100)。ここで、文書管理サーバ10とクライアント30とがHTTP(HyperText Transfer Protocol)により通信を行う場合、クライアント30はHTTPリクエストによって文書登録要求を文書管理サーバ10に送信する。
文書管理サーバ10は、受信した文書登録要求に応じて、その要求に含まれる文書に対する正本IDを生成する(S102)。文書管理サーバ10は、例えば、文書登録要求に含まれる文書メタデータのハッシュ値(以下、文書ハッシュ値と呼ぶ)を演算し、文書ハッシュ値を正本IDとする。なお、クライアント30側でも文書ハッシュ値を演算しておき、文書登録要求に含めておけば、文書管理サーバ10は、クライアント30側で演算した文書ハッシュ値と、自身が演算した文書ハッシュ値とが一致するかどうかを確認することで、受信した文書登録要求に含まれるデータに改ざん等が行われていないかどうかを確認することができる。
正本IDを生成した後、文書管理サーバ10は、登録対象の文書とその属性とを正本として、その正本をS102で生成した正本IDと関連づけて文書管理部22に登録する(S104)。ここで、文書管理サーバ10は、例えば、文書ハッシュ値をその文書のファイル名として、その文書を正本として文書管理部22に登録する。正本の登録完了後、文書管理サーバ10は、派生関係情報および履歴情報を更新する(S106)。つまり、文書管理サーバ10は、派生関係情報に正本IDを追加登録するとともに、履歴情報に今回のイベントの内容を追加する。その後、文書管理サーバ10は、クライアント30に向けて、登録成功通知を送信する(S108)。一方、要求された文書の登録に失敗した場合、文書管理サーバ10は、クライアント30に向けて、登録エラー通知を送信する(S108−2)。なお、文書管理サーバ10とクライアント30とがHTTPにより通信を行う場合には、例えば、文書管理サーバ10は、HTTPステータス200を送信することで登録成功通知を行い、HTTPステータス500を送信することで、登録エラー通知を行う。
以上の処理手順に基づいて、文書管理サーバ10とクライアント30とは文書登録イベントを実行する。
続いて、副本ショートカット発行イベント実行時における文書管理サーバ10及びクライアント30の処理手順について、図10を用いて説明する。
まず、クライアント30が文書管理サーバ10に文書一覧テーブル要求を送信し(S200)、文書管理サーバ10は、その要求に応じて、クライアント30に対して提供可能な正本を検索し、検索した正本に含まれる文書の属性に基づいて、図8に示すような文書一覧テーブルを生成する(S202)。その後、文書管理サーバ10は、その文書一覧テーブルをクライアント30に提供する(S204)。
クライアント30は、提供された文書一覧テーブルを画面等に表示して、ユーザから要求対象の文書の選択を待つ。クライアント30は、ユーザからの文書選択を受け付けると(S206)、選択された文書の正本IDを含む副本ショートカット要求を文書管理サーバ10に送信する(S208)。
文書管理サーバ10は、副本ショートカット要求を受け取ると、その要求に含まれる正本IDに応じた副本IDを生成し(S210)、その副本IDや、アクセス先情報、副本ショートカットの属性を含む副本ショートカットを発行する(S212)。文書管理サーバ10は、さらに、派生関係情報及び履歴情報を更新し(S214)、文書管理サーバ10は、発行した副本ショートカットをクライアント30に提供する(S216)。なお、文書管理サーバ10は、副本ショートカットの発行に失敗した場合、クライアント30に副本ショートカット発行エラー通知を行う(S216−2)
クライアント30は、副本ショートカットを受け取ると、その副本ショートカットを副本ショートカット記憶部36に登録する(S218)。
以上の処理手順に基づいて、文書管理サーバ10とクライアント30とは副本ショートカット発行イベントを実行する。
次に、文書提供イベント実行時における文書管理サーバ10及びクライアント30の処理手順について、図11を用いて説明する。
まず、クライアント30が文書管理サーバ10に文書閲覧要求を送信する(S300)。つまり、クライアント30は、閲覧対象の副本ショートカットに含まれるアクセス先情報と副本IDを取り出し、そのアクセス先に向けて、その副本IDを含む文書閲覧要求を送信する。
副本ショートカットがPDF文書である場合には、ユーザが閲覧対象の副本ショートカットを開くと、副本ショートカットを解釈する所定のPDFプラグインが起動し、PDFプラグインがその副本ショートカットからリクエストURLと副本IDとを読み出す。PDFプラグインは、そのリクエストURLを指定して、その副本IDを記したHTTPリクエストを文書管理サーバ10に送信する。
文書管理サーバ10は、受信した文書閲覧要求に含まれる副本IDを読み出し、その副本IDと派生関係情報とを参照することで、その副本IDの元となる正本IDを特定する(S302)。例えば、文書管理サーバ10が文書閲覧要求から副本ID[3−1]を読み出したとする。すると、文書管理サーバ10は、派生関係情報の中から副本ID[3−1]を含む派生関係を検索する。その結果、文書管理サーバ10が例えば、図12に示す派生関係を検索したとすると、文書管理サーバ10は、正本ID[0]が副本ID[3−1]の根となる正本IDであると特定することができる。
次いで、文書管理サーバ10は、その正本IDに対応する正本を取り出し、更新用の新たな副本IDを生成する(S304)。さらに、文書管理サーバ10は、正本に含まれる文書の複製文書と更新用の新たな副本IDとを含む副本を生成する(S306)。また、文書管理サーバ10は、派生関係情報及び履歴情報の更新を行う(S308)。その後、文書管理サーバ10は、クライアント30に副本を提供する(S310)。
クライアント30は、副本を受け取ると、その副本に含まれる複製文書を画面等に表示し(S312)、さらに文書閲覧要求を行った副本ショートカットの副本IDを副本に含まれる更新用の副本IDに書き替える(S314)。このように、文書閲覧ごとに副本ショートカットの副本IDを書き替えれば、文書管理サーバ10は、派生関係情報と履歴情報とを参照することで、どのユーザがどの副本をいつ閲覧したのかや何回閲覧したのかを管理することができる。
なお、文書管理サーバ10とクライアント30とがHTTPにより通信を行う場合には、文書管理サーバ10からS310において、HTTPステータス200(OK)が返信され、クライアント30は、HTTPレスポンスのボディとして送信されるPDF文書を画面等に表示する。また、本システムでは、表示されるPDF文書は、クライアント30のメモリ上でのみ処理され、一時的にせよファイルに書き出されることはない。また、表示された文書をクライアント30は、印刷することはできるが、クライアント30のファイル上に保存したり、編集することはできない。
続いて、クライアント30が文書閲覧要求に応じて副本を文書管理サーバ10から取得できない場合を説明する。
まず、クライアント30が、文書管理サーバ10に対して文書閲覧要求を送信したものの、ネットワーク障害等が原因で、文書管理サーバ10まで文書閲覧要求が到達しなかったとする(S300−2)。すると、クライアント30は、文書閲覧要求を行った副本ショートカットに含まれる表示データを画面等に表示する(S316)。さらに、文書閲覧ができない旨を示すエラーメッセージをダイアログ等を用いて画面上に表示してもよい。なお、表示データは、文書管理サーバ10が副本ショートカットを発行する際に、副本ID等とともに生成して、副本ショートカットに含めておけばよい。
次に、クライアント30が送信した文書閲覧要求は文書管理サーバ10に到達したものの(S300−3)、文書管理サーバ10がその要求に対する副本の生成に失敗したとする(S318)。ここで、副本の生成に失敗する原因としては、例えば、クライアント30のユーザ認証の失敗、正本が文書管理サーバ10上にすでに存在していない場合などが挙げられる。
文書管理サーバ10は、上記のような何らかの原因により副本の作成に失敗した場合には、クライアント30に対して副本生成エラーを通知する(S320)。なお、HTTP通信の場合には、文書管理サーバ10は、HTTPステータス304(Not Modified)や、HTTPステータス4xxもしくはHTTPステータス5xxを送信する。クライアント30は、この場合にも、文書閲覧要求を行った副本ショートカットに含まれる表示データを画面等に表示する(S322)。
以上のように、本実施形態によれば、文書管理サーバ10は、クライアント30からの副本ショートカット要求ごとに、たとえ要求対象の正本が同一であったとしても、異なる一意な副本IDを生成し、その副本IDを含む副本ショートカットをクライアント30に提供する。また、文書管理サーバ10は、副本IDを生成するごとに派生関係情報や履歴情報を更新する。
文書管理サーバ10は、派生関係情報を参照することで、副本IDに対応する正本IDを特定することができるため、クライアント30からの文書閲覧要求に示される副本IDに基づいて、閲覧対象の正本を特定して、その正本に含まれる文書の複製をクライアント30に提供することができる。
また、文書管理サーバ10は、派生関係情報および履歴情報を参照することで、どのユーザにどの正本に対する副本ショートカットを提供したかを把握することができる。また、ユーザが、提供された副本ショートカットを複製して他のユーザに電子メール等で配付した場合でも、他のユーザがその副本ショートカットを使用して、文書管理サーバ10に文書閲覧要求をすれば、その要求に含まれる副本IDを元に、その副本IDに対応する副本ショートカットを提供したユーザを特定することができる。つまり、どのユーザが副本ショートカットを複製して、他のユーザに配付したのかを特定することができる。
より具体的に、図12に示す派生関係及び図13に示す履歴情報を参照して説明する。
まず、図12において、第1階層レベル122には、正本ID[0]の子となる副本IDが3つ存在する。これにより、正本ID[0]から副本ショートカットが3つ生成されたことがわかる。また、図13により、副本ID[1−1]の副本ショートカットを提供したのは、ユーザID[abc02]であることがわかる。
加えて、第2階層レベル124には、副本ID[1−1]の子となる副本IDが2つ存在する。この場合、副本ID[1−1]の副本ショートカットを用いて1回閲覧すると、副本IDは更新されるのにも拘わらず、副本ID[1−1]の副本ショートカットを用いて、2回文書閲覧されていることがわかる。つまり、副本ID[1−1]の副本ショートカットは、少なくとも1回は複製されたことがわかる。
さらに、図13の履歴情報を参照することで、第2階層の副本ID[2−1]および副本ID[2−2]に対応するユーザIDが、それぞれユーザID[abc14]、ユーザID[abc15]であることがわかる。よって、ユーザID[abc02]に対して提供した副本ショートカットが複製されて、少なくともユーザID[abc14]、ユーザID[abc15]に配付され、正本ID[0]の複製文書が閲覧されたことがわかる。
加えて、図12において、第3階層レベル126には、副本ID[2−1]の子となる副本ID[3−1]が存在することがわかる。これにより、ユーザID[abc14]によって閲覧されたことにより副本IDが更新された副本ショートカットを利用して、さらに閲覧が行われたことがわかる。この時、履歴情報を参照し、副本ID[2−1]の副本ショートカットを用いて閲覧したユーザIDがユーザID[abc14]以外であることが判明すれば、ユーザID[abc14]がさらに副本ショートカットを複製して第3者に配付して、その第三者が配付された副本ショートカットを利用して正本ID[0]の複製文書を閲覧したことがわかる。
このように、本実施形態によれば、派生関係情報を参照することで、文書管理サーバ10が正本に対していくつの副本ショートカットを発行したかを把握することができる。また、発行した副本ショートカットを用いて何回文書閲覧されたかを把握することができる。さらに、派生関係情報と併せて履歴情報を参照することで、どのユーザに提供した副本ショートカットを用いて、どのユーザが文書閲覧したかを把握することができる。また、副本ショートカットを用いてユーザが閲覧した場合、その副本ショートカットの副本IDは更新される。よって、ユーザが他のユーザに副本ショートカットを提供した場合、その副本ショートカットの副本IDが更新されているかどうかを確認すれば、そのユーザが他のユーザに副本ショートカットを提供する前にその副本ショートカットを用いて文書閲覧をしたかどうかを把握することができる。
さらに、文書管理サーバ10が管理する派生関係情報および履歴情報を参照することで、文書管理サーバ10が管理する正本に対して、以下のようなアクセス制限をすることができる。
すなわち、本システムによれば、作成した副本ショートカットに応じて、その副本ショートカットを利用して文書閲覧できるユーザを制限することができる。例えば、文書管理サーバ10は、副本ショートカット要求をクライアント30から受け付けると、その副本ショートカットを利用して閲覧させるユーザIDの指定をクライアント30に対して要求する。文書管理サーバ10は、クライアント30から指定された閲覧対象ユーザIDを副本IDと関連づけて記憶しておく。そして、文書管理サーバ10は、クライアント30から文書閲覧要求を受信すると、そのクライアント30のユーザIDが、文書閲覧要求に示される副本IDと対応付けられた閲覧対象ユーザIDと一致するかどうかを判定して、そのクライアント30に対して副本を提供するかどうか判断する。これにより、たとえ副本ショートカットが不正にコピーされ、第三者に配付されたとしても、事前に登録された閲覧対象ユーザ以外には副本は提供されないため、文書の内容を保護することができる。また、文書管理サーバ10は、閲覧対象ユーザの閲覧状況を管理して、閲覧対象ユーザがすべてその文書を閲覧した段階で、その文書を読み出し禁止にすることもできる。
また、文書管理サーバ10が、副本ショートカット要求時などに、副本ショートカットの閲覧期間の指定をクライアント30から受け付けて、副本IDとともにその閲覧期間を記憶しておけば、その副本ショートカットを利用して文書閲覧できる期間を制限することができる。
さらに、文書管理サーバ10は、副本ショートカットごとに閲覧できる回数を制限することができる。例えば、文書管理サーバ10は、副本ショートカット要求をクライアント30から受け付けると、その副本ショートカットを利用して閲覧できる閾回数をクライアント30に要求する。文書管理サーバ10は、クライアント30から指定された閾回数を副本IDと関連づけて記憶しておく。文書管理サーバ10は、文書閲覧要求ごとに、その要求に示される副本IDの出現回数をカウントする。そして、カウント数がその副本IDに対して割り当てられた閾回数に達した段階で、文書管理サーバ10は、その副本IDが示された文書閲覧要求に対してはその後副本提供を許可しない。これにより、文書管理サーバ10は、副本ショートカットごとに閲覧できる回数を制限することができる。
また、本システムにおいて、文書管理サーバ10は、各イベント実行時において、その都度、ユーザ認証を行うように構成してもよいし、副本ショートカット発行イベント実行時以外はユーザ認証を行わないように構成してもよい。
さらに、本システムにおいて、クライアント30が、文書管理サーバ10から提供された副本の複製文書を印刷する場合、文書の内容と共に、所定の場所(例えば、ヘッダ部分)に、その副本に含まれる副本IDを印刷してもよい。なお、副本IDは、可視状態で印刷してもよいし、隠し文字列として文書の背景に印刷し、その印刷物をコピーした場合に、副本IDが可視状態となるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、文書管理サーバ10は、アクセス先情報を含む副本ショートカットを発行して、クライアント30に提供する例について説明した。しかし、アクセス先情報を予めクライアント30に登録しておけば、文書管理サーバ10は、アクセス先情報を含まない副本ショートカットを発行して、クライアント30に提供してもよい。例えば、副本ショートカットがPDF文書の場合には、クライアント30が保有するPDFプラグインの設定ファイルに予めアクセス先情報を記述しておき、PDFプラグインが起動した際に、PDFプラグインがその設定ファイルからアクセス先情報を読み出せばよい。
さらに、上記実施形態では、文書管理サーバ10側で、各イベント実行時において正本IDや副本IDを生成する例について説明した。しかし、クライアント30側で各イベント実行時において正本IDや副本IDを生成しても構わない。なお、クライアント30側で正本IDや副本IDを生成する場合にも、文書管理サーバ10で生成する場合と同様に乱数やハッシュ演算により生成すればよい。また、クライアント30で生成する正本IDや副本IDに重複が生じた場合でも、文書管理サーバ10がクライアント30に対して再度正本IDや副本IDの生成を要求すれば、正本IDや副本IDの重複登録を防ぐことができる。なお、クライアント30側で生成した正本IDや副本IDは、文書登録要求や副本ショートカット要求や文書閲覧要求に含めて文書管理サーバ10に提供する。文書管理サーバ10は、提供された正本IDや副本IDを用いて、派生関係情報を更新する。
また、上記実施形態では、文書管理サーバ10は、文書の実体を含まない副本ショートカットをクライアント30に提供して、クライアント30が閲覧要求するごとに、複製文書を提供する例について説明した。しかし、文書管理サーバ10は、クライアント30から副本ショートカット要求の代わりに、副本要求を受け付けて、その副本要求ごとに、異なる副本IDを生成して、その副本IDと複製文書とを含む副本をクライアント30に提供してもよい。これにより、クライアント30は、文書管理サーバ10と通信できないオフラインの状態でも、複製文書を閲覧することができる。なお、この場合には、クライアント30側で、副本を閲覧するごとに、副本IDを生成して更新することが望ましい。また、この場合、クライアント30は、派生関係情報もそれぞれ独自に管理しておき、文書管理サーバ10と通信できるオンラインの状態になった際に、派生関係情報を文書管理サーバ10に提供する。文書管理サーバ10は、クライアント30に提供された派生関係情報に基づいて、自身が保持する派生関係情報を更新する。これにより、文書管理サーバ10は、文書の閲覧管理をすることができる。
この実施形態においては、副本ショートカットは、文書の実体を含まないPDF文書である、とした。しかし、副本ショートカットは、正本実体と異なっていれば、いかなる副次的なデータを含んでいても良い。例えば正本文書の一部である目次や表紙ページを含んでいても、上記に説明した本発明の効果としては、なんら変わりがない効果が得られる。正本文書の一部に限らず、正本を加工して得られるデータを含んでいても良い。そのようなデータには、例えばサムネール画像や、正本の要約文がある。このような副次的データを副本ショートカットに含ませておけば、クライアント30は、文書管理サーバ10との通信が失敗した場合に、副次的データを表示するように構成することができる。また副本ショートカットを解釈するプラグインがない場合でも、副次的データを表示することができる。クライアント30では副次的データを閲覧し次善の動作をとることができる。
続いて、実施形態の第1の変形例について、以下、図面を用いて説明する。
図14は、第1の変形例に係る文書管理システムにおける概略構成を示す図である。第1の変形例では、ファイルサーバ70が追加されている点で、上記実施形態とは異なる。第1の変形例に係るシステムでは、ファイルサーバ70が管理していた文書を、クライアント30からの指示に基づいて、文書管理サーバ10がファイルサーバ70に代わって管理する。ファイルサーバ70は、文書の代わりに、その文書に対する副本ショートカットを管理する。
図15は、ファイルサーバ70の機能ブロックを示す図である。文書記憶部72は、文書とその文書の属性とを関連づけて記憶する。文書置換部74は、文書記憶部72が記憶する文書群の中からクライアント30が選択した文書を、文書管理サーバ10に正本として登録する。また、文書置換部74は、文書管理サーバ10から登録した正本に対する副本ショートカットを受け取り、副本ショートカット記憶部76に登録する。副本ショートカット記憶部76は、文書管理サーバ10から提供された副本ショートカットを記憶する。
ここで、文書置換部74における文書置換の処理手順について、図16に示すフローチャートを用いて説明する。
文書置換部74は、クライアント30が選択した文書と文書の属性とを文書記憶部72から取り出す(S400)。具体的には、文書置換部74は、クライアント30に図17に示すような文書選択画面を提供する。つまり、文書置換部74は、文書記憶部72に記憶された文書群の中から文書管理サーバ10へ登録可能な文書の一覧を提供する。ユーザは、文書選択画面から置換対象の文書に対応する登録ボタン140を押下するか、置換対象の文書に対応するチェックボックス142にチェックを入れて、一括登録ボタン144を押下する。クライアント30は、登録ボタン140もしくは一括登録ボタン144の押下に応じて、文書のファイル名等の識別情報を文書置換部74に送信する。文書置換部74は、受信した識別情報に基づいて、文書記憶部72からクライアント30が選択した文書と文書の属性を取り出す。
次いで、文書置換部74は、文書と文書の属性とを含む文書登録要求を文書管理サーバ10に送信する(S402)。文書管理サーバ10は、文書登録要求を受けて、上記の実施形態と同様に、副本ショートカットを発行し、ファイルサーバ70に送信する。その後、文書置換部74は、文書管理サーバ10から副本ショートカットを受信し(S404)、その副本ショートカットを副本ショートカット記憶部76に登録する(S406)。
これにより、ファイルサーバ70が管理していた文書は、文書管理サーバ10が代わりに正本として管理する。また、ファイルサーバ70は、管理していた文書の代わりにその文書の副本ショートカットを管理する。クライアント30は、ファイルサーバ70が管理する副本ショートカットをダウンロードすれば、その副本ショートカットを用いて、上記の実施形態と同様に文書閲覧をすることができる。
第1の変形例によれば、クライアント30は、ファイルサーバ70が管理するファイルが副本ショートカットかどうかを意識することなくそのファイルをファイルサーバ70からダウンロードする。クライアント30は、そのダウロードしたファイルを開くと、自動的に文書管理サーバ10にアクセスしてその副本ショートカットに応じた文書を画面に表示する。
また、ファイルサーバ70が管理する副本ショートカットについても、文書管理サーバ10は、どのユーザがファイルサーバ70に提供した副本ショートカットを用いて、文書閲覧を行ったかを管理することができる。
ファイルサーバ70は、クライアント30から副本ショートカットを取得するための取得要求を受け取った際に、管理する副本ショートカットをダウンロードさせるのではなく、その副本ショートカットに含まれる副本IDを取り出し、上記実施形態に示した方法で、新しい第2の副本IDを含む第2の副本ショートカットを生成し、クライアント30に取得させるように構成することができる。このように構成することで、クライアント30は、副本ショートカットの取得の度に、異なる副本IDを含む副本ショートカットを取得することになるため、より詳細な派生関係を記録することができる。より詳細な派生関係を記録するために、新しい副本ショートカットの生成は、副本ショートカット取得時に行う方法を示したが、取得後にファイルサーバ70のショートカットを新しい第2のショートカットに置き換えても良い。また、副本ショートカットは所定回数のダウンロードが行われたら、新しい副本ショートカットに置き換えてもよく、また、一定時間経過後に、すなわち定期的に副本ショートカットを置き換えても良い。
なお、上記では、ファイルサーバ70が管理していた文書を対象として、文書管理サーバ10に正本を登録する例について説明した。しかし、クライアント30からファイルサーバ70に対して新規の文書の登録要求があった場合にも、同様にその文書を正本として文書管理サーバ10が管理し、ファイルサーバ70は、その正本に対する副本ショートカットを管理してもよい。
続いて、実施形態の第2の変形例について、以下、図面を用いて説明する。
図18Aは、第2の変形例に係る文書管理システムの概略構成を示す図である。第2の変形例に係る文書管理システムは、いわゆるピュアP2P(Peer-to-Peer)型のネットワークで構成される。このように構成された各ノード80−1,80−2,80−3,・・・(以下では、区別の必要のない場合は「ノード80」と総称する。)は、文書管理サーバ10、クライアント30といった明確な区別がなく両方の役割を担い、分散して文書等のオブジェクトを管理する。
なお、上記の実施形態では、クライアント30は、文書管理サーバ10に予め登録された正本の中から要求元ユーザにより指定を受けた正本に対する副本ショートカットを文書管理サーバ10に要求していた。しかし、第2の変形例では、ノード80は、新規の文書を登録する際に、要求元ユーザから閲覧対象ユーザの指定も受けて、新規文書の登録時に閲覧対象ユーザごとに副本ショートカットを発行して、閲覧対象ユーザにそれらの副本ショートカットを提供する。つまり、第2の変形例では、各ノード80は、予め登録された文書の中から副本ショートカットを発行する文書を検索するのではない。さらに言えば、第2の変形例では、ユーザは副本ショートカットを発行して文書を閲覧させたいユーザがいる場合に、その閲覧対象の文書をノードに登録すると同時に、副本ショートカットの発行を要求して、各閲覧対象ユーザに発行された副本ショートカットを配付する。
本システムでは、いわゆる分散ハッシュテーブルの1つであるChordアルゴリズムを用いて、各ノードは、オブジェクトをそのハッシュ値に応じたノードに登録し、ノード間でオブジェクトのやり取りを行う(参考文献:Ion Stoica, Robert Morris, David Karger, M. Frans Kaashoek, and Hari Balakrishnan, Chord: A Scalable Peer-to-peer Lookup Service for Internet Applications, ACM SIGCOMM 2001, San Diego, CA, August 2001, pp. 149-160.)。
ノード80には、ノード固有のデータ(本システムでは、IPアドレスを用いる)に対して、周知のハッシュ関数(本システムでは、SHA−256を用いる。以下、他のデータに対するハッシュ値の演算にもSHA−256を用いるものとする)を用いて演算して得られたハッシュ値がノードIDとして割り当てられている。さらに、各オブジェクトにも、それらのハッシュ値がユニークIDとして割り当てられる。そして、Chordで構成された本システムでは、図18Bに示すようにネットワーク全体がIDサークル(Identifier Circle)という円上の仮想空間として定義され、すべてのノード80とすべてのオブジェクトがそのIDサークル上に配置される。
ノード80は、ノードIDに応じたハッシュ空間が割り当てられ、そのハッシュ空間に含まれるハッシュ値を持つオブジェクトを保持する。また、ノード80は、自分が保持するオブジェクトのユニークIDのリスト、ルーティング情報(いわゆるフィンガーテーブル)、前後に位置するノード情報を保持している。ルーティング情報には、オブジェクトを検索して、その検索対象のオブジェクトが当該ノードに存在しない場合に、次にその問合わせをフォワード(送信)すべきノードの情報を含む。
本システムにおいて、オブジェクトを登録したい場合、ノードは自身に割り当てられたハッシュ空間に登録対象のオブジェクトのユニークIDを含まない場合には、ノードはルーティング情報を参照することによって、次にフォワードすべきノードを決定し、そのノードへ登録対象のオブジェクトを送信する。この一連の判定処理を繰り返すことによって、オブジェクトを各ノードに登録することができる。また、オブジェクトを取得したい場合にも、同様に、ノードは、上記リストに取得対象のオブジェクトのユニークIDが登録されていなければ、次にフォワードすべきノードを決定し、そのノードへ問合わせを送る。この一連の判定処理を繰り返すことによって、ノードは、取得対象のオブジェクトを保持するノードを検索し、検索したノードからそのオブジェクトを取得することができる。
本システムにおいて、ノード80が保持するオブジェクトとしては、図19に示すように、文書160と、正本メタ情報180と、副本メタ情報184とがある。
文書160は、バイト列のデータであり、文書160に対してハッシュ演算して得られたハッシュ値が、文書のユニークID162となる。
正本メタ情報180は、文書の属性を示すXML文書であり、文書のユニークID162などが記述される。ノード80は、正本メタ情報に示されるユニークID、つまり文書のハッシュ値を参照することで、その正本メタ情報に対応する文書を保持するノードを特定することができる。また、正本メタ情報180に対してハッシュ演算して得られたハッシュ値が、正本メタ情報のユニークID182となる。
副本メタ情報184は、ノード80が副本ショートカット190を発行する毎に生成されるXML文書である。さらに、副本メタ情報は、副本ショートカット190を用いて文書の複製を閲覧する毎にも生成される。副本メタ情報のユニークID186は、副本IDに相当する。また、副本メタ情報に対してハッシュ演算して得られたハッシュ値が、副本メタ情報のユニークID186となる。
ノード80は、発行する副本ショートカット190−1の副本IDや、閲覧の際に用いた副本ショートカット190−2の更新用の副本IDに、副本メタ情報のユニークID186−1,186−2を用いる。
図20Aに正本メタ情報のデータ構造の一例を示す。図20Aにおいて、タグ200は、このXML文書が正本メタ情報であることを示す。タグ202に示される要素には、正本メタ情報に関連づけられた文書のファイル名が記述される。タグ204に示される要素には、その文書のファイル形式が記述される。タグ206に示される要素には、その文書を作成したユーザ名(ユーザID)が記述される。さらに、タグ208に示される要素には、その文書の作成日時が記述される。また、タグ210に示される要素には、その文書のハッシュ値(ユニークID)が記述される。
図20Bに副本メタ情報のデータ構造の一例を示す。図20Bにおいて、タグ300は、このXML文書が副本メタ情報であることを示す。タグ302に示される要素には、副本ショートカットを発行したユーザ名もしくは副本ショートカットを用いて閲覧したユーザ名が記述される。タグ304に示される要素には、副本ショートカットを発行した日時もしくは副本ショートカットを用いて複製文書を閲覧した日時が記述される。また、タグ306に示される要素には、副本ショートカット発行時に生成される副本メタ情報の場合には、正本メタ情報のユニークIDが記述される。一方、副本ショートカットを用いて複製文書を閲覧した際に生成される副本メタ情報の場合には、その副本ショートカットに含まれるユニークID(副本ID)が記述される。
ノード80は、自分が保持する正本メタ情報に対する派生関係を示す派生関係情報およびその正本メタ情報に対する履歴情報を保持し、管理する。図21Aは、本システムで構築される派生関係を示す図である。また、図21Bは、ノード80が管理する履歴情報のデータ構成の一例を示す。図21Bに示すように、ノード80は、自分が保持する正本メタ情報に対して発行された副本ショートカットの副本ID、つまり副本メタ情報のユニークIDと、その副本ショートカットの提供先のユーザID(例えば、メールアドレス)とを関連づけて履歴情報として管理する。これにより、ユーザが閲覧の際に使用した副本ショートカットがどのユーザに提供された副本ショートカットなのかを特定することができる。
さて、本システムでは、ノード80は、新規の文書を本システムに登録する際に、ユーザからその文書の閲覧対象ユーザの指定を受け付ける。そして、ノード80は、指定されたユーザ分の副本ショートカットを発行し、各閲覧対象ユーザに電子メール等で副本ショートカットを送信する。
以下、ノード80が新規文書を登録するとともに、その文書に対応する副本ショートカットを閲覧対象ユーザに提供する際の処理手順について、図22に示すフローチャートを用いて説明する。
ノード80は、ユーザから新規文書の登録要求を受けると、その文書の正本メタ情報を生成し(S500)、さらに、登録要求の際にユーザから指定された閲覧対象ユーザごとに副本メタ情報を生成する(S502)。次いで、ノード80は、文書と正本メタ情報と各副本メタ情報(以下、区別する必要がない場合は、正本メタ情報と副本メタ情報とを「メタ情報」と総称する)のハッシュ値、つまりユニークIDを求める。ノード80は、求めた各ユニークIDに基づいて、文書や各メタ情報を保持するノードを検索し、検索されたノードに文書や各メタ情報をそれぞれ送信する(S504)。なお、ユニークIDの値によってはノード80自身が文書もしくはいずれかのメタ情報を保持する場合もありうる。
ノード80は、さらに、閲覧対象ユーザごとに、登録対象の文書に対応する副本ショートカットをそれぞれ発行する(S506)。ここで発行される副本ショートカットの副本IDには、閲覧対象ユーザごとに生成された副本メタ情報のユニークID(ハッシュ値)が割り当てられる。続いて、ノード80は、発行した各副本ショートカットを各閲覧対象ユーザに提供する(S508)。ノード80は、さらに、正本メタ情報を保持するノードに派生関係情報と履歴情報との更新を指示する(S510)。更新指示を受けたノードは、正本メタ情報のユニークIDを親、各副本メタ情報のユニークIDを子とする木構造のデータを派生関係情報に登録する。また、そのノードは、副本メタ情報のユニークIDと閲覧対象ユーザIDとを関連づけて履歴情報に登録する。
以上の処理手順により、新規の文書とその文書に対する正本メタ情報が、いずれかのノードに登録される。さらに、登録要求ユーザにより指定された閲覧対象ユーザごとにその文書の副本メタ情報が生成され、それらもいずれかのノードに登録される。そして、生成された副本メタ情報のユニークIDを副本IDとする副本ショートカットが、閲覧対象ユーザごとに発行され、各閲覧対象ユーザに提供される。
続いて、副本ショートカットを用いて、ノード80が文書を閲覧する処理手順について、図23に示すフローチャートを用いて説明する。
ノード80は、ユーザから閲覧対象として選択された副本ショートカットに含まれるユニークID[i]を取得し(S600)、そのユニークID[i]に対応するメタ情報を保持するノードを検索し、検索されたノードからメタ情報を取得する(S602)。次いで、ノード80は、取得したメタ情報が正本メタ情報か副本メタ情報かの種別判定をする(S604)。判定の結果、そのメタ情報が正本メタ情報である場合(S606の判定結果が、肯定「Y」)、ノード80は、正本メタ情報に含まれるユニークIDに基づいて、その正本メタ情報に対応する文書を正本として保持するノードを検索し、検索したノードから閲覧対象の文書の複製を取得する(S608)。ノード80は、取得したその複製文書を画面等に表示する。
次いで、ノード80は、文書の閲覧に伴い、ハッシュ値を記述するタグにユニークID[i]が記述された新たな副本メタ情報を生成する(S610)。さらに、ノード80は、その新たな副本メタ情報のハッシュ値を求めて、そのハッシュ値をその新たな副本メタ情報のユニークID[i+1]として、その新たな副本メタ情報の保持を担当するノードを検索し、検索したノードにその新たな副本メタ情報を送信する(S612)。また、ノード80は、文書閲覧に用いた副本ショートカットの副本IDを上記ユニークID[i+1]を用いて更新する(S614)。つまり、副本ショートカットの副本IDをユニークID[i+1]に変更する。加えて、ノード80は、ユニークID[i+1]とユニークID[i]とを関連づけて、閲覧対象の正本メタ情報を保持するノード80にそれらのユニークIDを通知する(S616)。ユニークIDの通知を受けたノードは、自身が保持する派生関係情報を更新する。つまりユニークID[i]の子として、ユニークID[i+1]を追加する。
一方、S604でのメタ情報の種別判定により、取得したメタ情報が副本メタ情報である場合(S606での判定結果が、否定「N」)、取得したそのメタ情報に記述されたユニークIDに対応するメタ情報を保持するノードを検索し、検索したノードから新たなメタ情報を取得し(S618)、S606での種別判定を行う。この処理を繰り返すことで、最終的にノード80は、正本メタ情報を取得することができる。
以上、第2の変形例によれば、各ノード80が、文書管理サーバ10、クライアント30といった明確な区別がなく両方の役割を担い、分散して文書等のオブジェクトを管理する。そして、派生関係情報と副本メタ情報を参照することで、どのユーザがいつ副本ショートカットを発行したかや、どのユーザがいつ文書を閲覧したかを把握することができる。派生関係情報、副本メタ情報の他に履歴情報も参照することで、どのユーザにいつ副本ショートカットを発行したかを把握することができる。加えて、各ノードが管理する派生関係情報を参照することで、文書に対していくつの副本ショートカットが発行されたのか、どの副本ショートカットを用いて、何回閲覧されたのかを把握することができる。
また、より簡易な構成としては、ノードに正本メタ情報に対する派生関係情報および履歴情報を保持させず、副本メタ情報生成時に正本メタ情報を保持するノードへの通知を省略することも可能である。この簡易な構成においても、与えられた副本ショートカットからメタ情報を再帰的に参照することで、該副本ショートカットが伝播した履歴情報を復元することができる。
本実施形態に係る文書管理システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る文書管理サーバの機能ブロックを示す図である。 副本ショートカットに含まれるデータの一例を示す図である。 正本IDと副本IDとの派生関係を示す木構造のデータの一例を示す図である。 正本IDと副本IDとの派生関係を示す木構造のデータの一例を示す図である。 正本IDと副本IDとの派生関係を示す木構造のデータの一例を示す図である。 正本IDと副本IDとの派生関係を示す木構造のデータの一例を示す図である。 履歴情報管理部が管理する履歴情報の一例を示す図である。 本実施形態に係るクライアントの機能ブロックを示す図である。 文書管理サーバがクライアントに提供する文書一覧テーブルの一例を示す図である。 文書登録イベント実行時における文書管理サーバ及びクライアントの処理手順を示す図である。 副本ショートカット発行イベント実行時における文書管理サーバ及びクライアントの処理手順を示す図である。 文書提供イベント実行時における文書管理サーバ及びクライアントの処理手順を示す図である。 正本IDと副本IDとの派生関係を示す木構造のデータの一例を示す図である。 履歴情報管理部が管理する履歴情報の一例を示す図である。 第1の変形例に係る文書管理システムの概略構成を示す図である。 第1の変形例に係るファイルサーバの機能ブロックを示す図である。 文書置換部における文書置換の処理手順を示すフローチャートである。 ファイルサーバからクライアントに対して提供される文書選択画面の一例を示す図である。 実施形態の第2の変形例に係る文書管理システムの概略構成を示す図である。 ハッシュテーブルの1つであるChordで構成されたネットワークについて説明するための図である。 第2の変形例に係る各ノードが保持するオブジェクト等を説明するための図である。 正本メタ情報のXML文書のタグ構成の一例を示す図である。 副本メタ情報のXML文書のタグ構成の一例を示す図である。 正本メタ情報と副本メタ情報との派生関係を示す木構造のデータの一例を示す図である。 ノードが管理する履歴情報のデータ構成の一例を示す図である。 第2の変形例に係るノードが、新規文書を登録するとともに、その文書に対応する副本ショートカットを閲覧対象ユーザに提供する際の処理手順を示すフローチャートである。 第2の変形例に係るノードが、副本ショートカットを用いて文書を閲覧する際の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 文書管理サーバ、12 文書登録部、14 ショートカット提供部、16 文書提供部、18 履歴情報管理部、22 文書管理部、24 派生関係情報記憶部、30 クライアント、32 文書登録要求部、34 ショートカット要求部、36 副本ショートカット記憶部、38 閲覧要求部、50 ネットワーク、70 ファイルサーバ、72 文書記憶部、74 文書置換部、76 副本ショートカット記憶部、80 ノード。

Claims (17)

  1. 文書とその文書を一意に特定する正本IDとを対応付けて管理する文書管理サーバであって、
    文書へアクセスするために必要な副本IDの取得要求を受信し、受信する前記取得要求ごとに異なる副本IDを生成し、生成した副本IDを前記取得要求の応答として送信する副本ID提供部と、
    前記取得要求に示される正本IDとその正本IDに対して前記副本ID提供部が生成した副本IDとの派生関係を示す派生関係情報を管理する派生関係情報管理部と、
    前記取得要求に示される取得要求元と前記副本IDとを関連づけて管理する履歴情報管理部と、
    文書へのアクセス要求を受信し、前記アクセス要求に示される副本IDと前記派生関係情報とを参照して、前記アクセス要求に対応する正本IDを特定し、特定した正本IDに対応する文書を前記アクセス要求に対する応答として送信する文書提供部と、
    を備えることを特徴とする文書管理サーバ。
  2. 請求項に記載の文書管理サーバにおいて、
    前記文書提供部は、
    前記アクセス要求に示される副本IDとは異なる新たな副本IDを生成し、前記特定した文書とともに前記新たな副本IDを前記アクセス要求に示された副本IDの更新用IDとして送信し、
    前記派生関係情報管理部は、
    前記アクセス要求に示される副本IDとその副本IDに対して前記文書提供部が生成した前記新たな副本IDとの派生関係を前記派生関係情報に追加することを特徴とする文書管理サーバ。
  3. 請求項またはに係る文書管理サーバにおいて、
    前記履歴情報管理部は、
    前記アクセス要求に示されるアクセス要求元と前記アクセス要求に示される副本IDとを関連づけて管理することを特徴とする文書管理サーバ。
  4. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の文書管理サーバにおいて、
    前記副本ID提供部は、
    前記取得要求の応答として、前記取得要求に示される正本IDに対応する文書へのアクセス先を示したアクセス先情報を副本IDとともに送信することを特徴とする文書管理サーバ。
  5. 請求項乃至のいずれか1つに記載の文書管理サーバにおいて、
    前記文書提供部は、
    副本IDごとに定めたアクセス条件が示されるアクセス条件情報を参照して、前記アクセス要求に示される副本IDが、前記アクセス条件を満たすか否かを判定して、前記アクセス条件を満たす場合に、前記アクセス要求に対する応答として文書を提供することを特徴とする文書管理サーバ。
  6. 請求項に記載の文書管理サーバにおいて、
    前記アクセス条件情報には、文書へのアクセスを許可するアクセス要求元が副本IDごとに登録されており、
    前記文書提供部は、
    前記アクセス条件情報を参照して、前記アクセス条件情報に、前記アクセス要求に示される副本IDに関連づけて前記アクセス要求に示されるアクセス要求元が登録されている場合に、前記アクセス要求に対する応答として文書を提供することを特徴とする文書管理サーバ。
  7. 請求項に記載の文書管理サーバにおいて、
    前記文書提供部は、
    前記アクセス条件情報に登録された副本IDのうち、すべてのアクセス要求元に対して文書を提供した副本IDについては、その後、その副本IDを示したアクセス要求に対する応答として文書を提供しないことを特徴とする文書管理サーバ。
  8. 請求項に記載の文書管理サーバにおいて、
    前記アクセス条件情報には、文書へのアクセス可能期間が副本IDごとに登録されており、
    前記文書提供部は、
    前記アクセス条件情報を参照して、前記アクセス要求に示される副本IDに対するアクセス可能期間に前記アクセス要求を受信した場合に、前記アクセス要求に対する応答として文書を提供することを特徴とする文書管理サーバ。
  9. 請求項に記載の文書管理サーバにおいて、
    前記アクセス条件情報には、文書へのアクセス可能回数が副本IDごとに登録されており、
    前記文書提供部は、
    前記アクセス要求に示される副本IDによる文書へのアクセス回数が前記アクセス可能回数以内の場合に、前記アクセス要求に対する応答として文書を提供することを特徴とする文書管理サーバ。
  10. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の文書管理サーバにおいて、
    文書の登録要求を受信し、前記登録要求に含まれる文書を一意に特定する正本IDと、その正本IDと関連づけた副本IDとを生成し、その文書を正本としてその正本IDと関連づけて記憶装置に登録し、前記登録要求に対する応答として、生成した副本IDを送信する文書登録部を備えることを特徴とする文書管理サーバ。
  11. 文書を管理するファイルサーバにおいて、
    文書の登録指示要求を受信し、前記登録指示要求により指定された登録対象文書を含む登録要求を、請求項10に記載の文書管理サーバに送信し、前記登録要求の応答して受信した副本IDを前記登録対象文書の代わりに管理する登録指示応答部と、
    文書の取得要求を受信し、前記取得要求により指定された文書に対する副本IDを前記取得要求の応答として送信する取得要求応答部と、
    を備えることを特徴とするファイルサーバ。
  12. 文書とその文書を一意に特定する正本IDとを対応付けて管理する文書管理サーバと、前記文書管理サーバとネットワークを介して接続されるクライアントとを含む文書管理システムにおいて、
    前記文書管理サーバは、
    文書へアクセスするために必要な副本IDの取得要求を前記クライアントから受信し、受信する前記取得要求ごとに異なる副本IDを生成し、生成した副本IDを前記取得要求の応答として前記クライアントに送信する副本ID提供部と、
    前記取得要求に示される正本IDとその正本IDに対して前記副本ID提供部が生成した副本IDとの派生関係を示す派生関係情報を管理する派生関係情報管理部と、
    前記取得要求に示される取得要求元と前記副本IDとを関連づけて管理する履歴情報管理部と、
    を備え
    前記クライアントは、
    前記取得要求を前記文書管理サーバに送信し、前記取得要求の応答として副本IDを取得する副本ID取得部と、
    取得した副本IDを示した文書へのアクセス要求を前記文書管理サーバに送信し、前記アクセス要求の応答として、前記文書管理サーバから前記副本IDに関連づけられた文書を取得する文書取得部と、
    を備え、
    前記文書管理サーバは、更に、
    前記アクセス要求を前記クライアントから受信し、前記アクセス要求に示される副本IDと前記派生関係情報とを参照して、前記アクセス要求に対応する正本IDを特定し、特定した正本IDに対応する文書を前記アクセス要求に対する応答として前記クライアントに送信する文書提供部を備えることを特徴とする文書管理システム。
  13. 請求項12に記載の文書管理システムにおいて、
    前記文書提供部は、
    前記アクセス要求に示される副本IDとは異なる新たな副本IDを生成し、前記特定した文書とともに前記新たな副本IDを前記アクセス要求に示された副本IDの更新用IDとして前記クライアントに送信し、
    前記派生関係情報管理部は、
    前記アクセス要求に示される副本IDとその副本IDに対して前記文書提供部が生成した前記新たな副本IDとの派生関係を前記派生関係情報に追加し、
    前記クライアントは、
    前記アクセス要求に示した副本IDを、前記アクセス要求の応答として受信した更新用の副本IDに変更する副本ID変更部を備えることを特徴とする文書管理システム。
  14. 文書とその文書を一意に特定する正本IDとを対応付けて管理する文書管理サーバとして、コンピュータシステムを動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータシステムを、
    文書へアクセスするために必要な副本IDの取得要求を受信し、受信する前記取得要求ごとに異なる副本IDを生成し、生成した副本IDを前記取得要求の応答として送信する副本ID提供部、
    前記取得要求に示される正本IDとその正本IDに対して前記副本ID提供部が生成した副本IDとの派生関係を示す派生関係情報を管理する派生関係情報管理部、
    前記取得要求に示される取得要求元と前記副本IDとを関連づけて管理する履歴情報管理部、
    文書へのアクセス要求を受信し、前記アクセス要求に示される副本IDと前記派生関係情報とを参照して、前記アクセス要求に対応する正本IDを特定し、特定した正本IDに対応する文書を前記アクセス要求に対する応答として送信する文書提供部、
    として機能させるためのプログラム。
  15. ネットワークを介して文書を取得するクライアントとして、コンピュータシステムを動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータシステムを、
    取得対象の文書を一意に特定する正本IDを示した取得要求を送信し、前記取得要求の応答として前記正本IDに関連づけられた副本IDを取得する副本ID取得部、
    取得した副本IDを示した文書へのアクセス要求を送信し、前記アクセス要求の応答として、前記副本IDに関連づけられた文書と更新用の副本IDとを取得する文書取得部、
    前記アクセス要求に示した副本IDを、前記更新用の副本IDに変更する副本ID変更部、
    として機能させるためのプログラム。
  16. 分散ハッシュテーブルを用いたP2P型ネットワークに接続され、他のノードと文書を共有するノードにおいて、
    文書の登録要求を受けて、登録対象の文書のハッシュ値を含む正本メタ情報を生成し、前記登録対象の文書と前記正本メタ情報とを、保持担当のノードに送信する文書登録部と、
    文書を閲覧するために必要な副本ショートカットの発行要求を受けて、その発行要求により指定された閲覧対象の文書に対応する正本メタ情報を取得して、その正本メタ情報のハッシュ値を含む副本メタ情報を生成し、その副本メタ情報のハッシュ値を副本IDとして含む副本ショートカットを発行し、前記発行要求により指定された提供先へ提供する副本ショートカット発行部と、
    正本メタ情報と副本メタ情報との派生関係を示す派生関係情報を管理する派生関係情報管理部と、
    前記副本ショートカットの提供先IDと前記副本ショートカットに含まれる副本メタ情報のハッシュ値とを関連づけて管理する履歴情報管理部と、
    を備えるノード。
  17. 請求項16に記載のノードにおいて、
    副本ショートカットに含まれる副本IDとしてのハッシュ値のメタ情報を取得し、取得するメタ情報が正本メタ情報になるまで、取得したメタ情報に含まれるハッシュ値のメタ情報の取得を繰り返し、正本メタ情報を取得すると、その正本メタ情報に含まれるハッシュ値の文書を取得し、前記副本ショートカットに含まれるハッシュ値を含む新たな副本メタ情報を生成し、前記副本ショートカットの副本IDを前記新たな副本メタ情報のハッシュ値に書き替える文書取得部と、
    を備え、
    前記派生関係情報管理部は、副本ショートカットに含まれる副本IDに対応する副本メタ情報と、前記新たな副本メタ情報との派生関係を前記派生関係情報に追加することを特徴とするノード。
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