JPH09223056A - 電子文書管理装置 - Google Patents

電子文書管理装置

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JPH09223056A
JPH09223056A JP8030266A JP3026696A JPH09223056A JP H09223056 A JPH09223056 A JP H09223056A JP 8030266 A JP8030266 A JP 8030266A JP 3026696 A JP3026696 A JP 3026696A JP H09223056 A JPH09223056 A JP H09223056A
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JP
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Application number
JP8030266A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Maezawa
浩明 前澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の利用者によって共有利用されている電
子文書ファイルの情報を利用者の指定した形式で表示さ
せ、かつ変化を指定した形態で通知させる。 【解決手段】 ファイル検査手段1aとその条件を設定
する監視形式設定手段1gとで二次記憶装置2における
複数の利用者による追加・削除・更新の電子文書ファイ
ルの変化を検査し、電子文書ファイルの指定属性値を取
得する属性情報取得手段1bと、その属性値の絞り込み
を行う絞り込み処理手段1cと、絞り込み条件を設定す
る表示制限条件設定手段1fとで標準の属性情報や自己
都合で自由に設定できる固有の属性情報を絞り込み条件
として設定できるようにし、一覧の情報を作成する表示
情報作成手段1dとその表示形式を設定管理する表示形
式設定手段1eとで変更のあった部分のみ他と異なった
形式で表示させ、変更の内容を設定された形態で通知さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子文書管理装置に
関し、特に、保管された複数の電子文書ファイル群から
所望のテーマについての全体的傾向に関する情報を分析
把握する支援や、複数の利用者によって共有利用されて
いる電子文書ファイル群の変化の様子を知るための支援
を行う電子文書管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイリングシステムのよ
うに大量に保存しておいた変更のない電子文書ファイル
に対して、あらかじめ設定しておいたキーワードとなる
属性情報を検索し、それを一覧表示させることが行われ
ている。その一覧表示も、定型的な表示方法だけでな
く、利用者の指定した見方で内容情報の一覧を作成表示
することも行われている。
【0003】たとえば、特開平7−200597号公報
に記載の文書管理装置によれば、同じテンプレート文書
を用いて作成された文書に対し、文書の見たい部分(表
示対象領域)を、テンプレートを使って指定し、その表
示対象領域をテンプレート文書から抜き出して表示する
ようにしている。また、表示対象文字列を対象にして検
索絞り込み条件を指定することにより、該当する情報の
ファイルのみを表示させたり、表示対象文字列を対象に
して、ソート条件を指定することが行われている。
【0004】また、複数の文書のタイトルを表示する際
に、利用者が操作したい文書の行を反転表示することで
利用者の使いやすさを向上させたり(特開平5−067
111号公報)、文書番号付き文書のタイトルと文書番
号を一覧表示する際に、文書番号を降順に並べること
で、最新の文書を一番上に表示させ、見易くしたものも
ある(特開平3−105562号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の装置は、
一度保存されると、その後データが変更されることのな
い静的な文書群に対するデータ一覧の作成であって、一
覧対象の文書のフォーマットが様々であったり、一覧の
形式を文書の内容属性に応じて柔軟に指定するには不十
分である。
【0006】また、従来の装置では、記憶装置が複数の
利用者により共有され、貯えられた文書や文書の内容が
刻々と変化する場合には、一度表示させた一覧を利用者
が明示的に再表示させなけばその変化を一覧表に反映さ
せることができず、新しい一覧表が作成されても、利用
者はどの文書が変化したのか、文書の変化したデータが
どれであるかを一目ではよく分からなかった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、大量に保管された電子文書を集約して、利用
者の指定した見方で内容情報の一覧を作成表示させ、文
書内容が刻々と変化する場合にはその変化を利用者の指
定した形態で通知させ、かつ、文書の内容の変更が利用
者に一目で分かるようにすることで、複数の利用者によ
って共有利用されている電子文書群の変化の様子をリア
ルタイムに反映させつつ、所望のテーマについての全体
的傾向に関する情報を分析把握する支援を行うことがで
きる電子文書管理装置を提供すること目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による電子
文書管理装置の原理構成図である。この図において、電
子文書管理装置1は、一覧対象の電子文書ファイルの変
化を検査するファイル検査手段1aと、一覧対象の電子
文書ファイルから指定属性値を取得する属性情報取得手
段1bと、表示対象の情報を絞り込む絞り込み処理手段
1cと、表示対象を利用者があらかじめ指定した形式で
表示させるための情報を作成する表示情報作成手段1d
と、一覧表の表示形式を設定する表示形式設定手段1e
と、絞り込み条件を設定する表示制限条件設定手段1f
と、ファイル検査の条件を設定する監視形式設定手段1
gとから構成されている。電子文書管理装置1には、複
数の利用者によって共有利用されている電子文書ファイ
ル2aおよび各種設定情報2bが保存されている記憶装
置2が接続され、さらに、表示情報作成手段1dの表示
情報を表示させる表示手段3および各種設定情報を入力
するための入力手段4が接続されている。
【0009】上記構成の電子文書管理装置1によれば、
ファイル検査手段1aは、記憶装置2に保存され複数の
利用者によって共有利用されている電子文書ファイル2
aを、監視形式設定手段1gにて設定された監視条件に
従って監視する。記憶装置2内の表示対象となる電子文
書ファイルの情報は表示情報作成手段1dに渡され、利
用者の指定した表示形式で一覧表が作成され、表示手段
3にて表示される。表示情報作成手段1dに渡される電
子文書ファイルの情報は、必要なら、絞り込み処理手段
1cにおいて、表示制限条件設定手段1fにて利用者が
設定した条件に従って絞り込み処理が行われる。ここ
で、電子文書ファイルが追加・削除されたり、文書内容
が変更されたりした場合、ファイル検査手段1aは、そ
の変化情報を表示情報作成手段1dに渡し、表示内容の
更新を行う。
【0010】これにより、複数の利用者により共有され
ている記憶装置2上の一覧対象の電子文書ファイルが複
数の利用者により追加・削除・更新されるたびに、一覧
の表示内容を動的に変更させるようにしたことで、その
電子文書ファイルの情報を閲覧している利用者が逐一再
表示要求を出さなくても最新の状態を表示させることが
できる。しかも、その表示形式は、利用者が自由に設定
することができ、いつでも柔軟に変更することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概略について図面
を参照して説明する。図1は本発明による電子文書管理
装置の原理構成図である。
【0012】この図において、電子文書管理装置1は、
複数の利用者によって共有利用されている電子文書ファ
イル2aおよび各種設定情報2bが保存されている記憶
装置2と、この記憶装置2に保存されている電子文書フ
ァイル1aに関する情報を利用者が指定した見方で表示
させる表示手段3と、利用者が希望する表示形式をあら
かじめ設定するために使用される入力手段4とが接続さ
れている。
【0013】電子文書管理装置1は、記憶装置2の中で
一覧対象となっている電子文書ファイルの変化を監視す
るファイル検査手段1aと、一覧対象の電子文書ファイ
ルから利用者指定の属性値を取得する属性情報取得手段
1bと、監視されている電子文書ファイルの情報や取得
された属性情報など、表示対象の情報を利用者指定の条
件で絞り込む絞り込み処理手段1cと、表示対象を利用
者があらかじめ指定した形式で表示手段3に表示させる
ための情報を作成する表示情報作成手段1dと、入力手
段4を通じて一覧表の表示形式を設定する表示形式設定
手段1eと、入力手段4を通じて絞り込み条件を設定す
る表示制限条件設定手段1fと、入力手段4を通じてフ
ァイル検査の監視条件を設定する監視形式設定手段1g
とから構成されている。
【0014】上記構成の電子文書管理装置1によれば、
表示形式設定手段1e、表示制限条件設定手段1fおよ
び監視形式設定手段1gは、入力手段4により利用者か
らの設定変更要求があると、記憶装置2の設定情報2b
に対して設定値の変更および更新処理を行う。
【0015】ファイル検査手段1aは、記憶装置2に保
存され複数の利用者によって共有利用されている電子文
書ファイル2aを、監視形式設定手段1gにて設定され
た監視条件に従って検査する。検査の結果、記憶装置2
内の表示対象となる電子文書ファイル2aの情報は表示
情報作成手段1dに渡されて利用者の指定した表示形式
で一覧表が作成される。作成された一覧表は表示手段3
において表示される。なお、表示情報作成手段1dに渡
される電子文書ファイルの情報は、必要ならば、絞り込
み処理手段1cにおいて、表示制限条件設定手段1fに
て利用者が設定した条件に従って絞り込み処理が行われ
る。絞り込みの条件としては、あらかじめ規定されてい
る共通の属性情報だけではなく、電子文書を作成したア
プリケーションソフトウェア固有の属性情報や、その様
な文書内容に関連した属性情報に加えて、利用者による
電子文書の操作に関する情報を設定することができる。
ここで、電子文書ファイルが追加・削除されたり、文書
内容が変更されたりした場合、ファイル検査手段1a
は、その変化情報を絞り込み処理手段1cの機能を使用
してまたはパスして表示情報作成手段1dに渡し、表示
内容の更新を行う。
【0016】したがって、複数の利用者により共有され
ている記憶装置2上の一覧対象の電子文書ファイルが複
数の利用者により追加・削除・更新されるたびに、一覧
の表示内容を動的に変更させるようにしたことで、その
電子文書ファイルの情報を閲覧している利用者が逐一再
表示要求を出さなくても最新の状態を表示させることが
できる。しかも、その表示形式は、あらかじめ規定され
ている属性値に限らず、利用者が自由に設定することが
でき、また、設定値はいつでも柔軟に変更することがで
きる。
【0017】次に、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図2は文書管理装置の構成例を示すブロッ
ク図である。文書管理装置10は、二次記憶装置21の
指定したディレクトリにおける電子文書ファイルの変化
を検査するファイル検査部11と、二次記憶装置21の
電子文書ファイルから指定属性値を取得する属性情報取
得部12と、表示対象の電子文書ファイルを利用者指定
の条件によって限定する絞り込み部13と、二次記憶装
置21の指定ディレクトリの電子文書ファイルから取り
出したデータを表形式にして表示装置22に表示させる
情報を作成する表示情報作成部14と、表の形式や表示
する属性の順序を設定管理する一覧表形式・表示順設定
部15と、絞り込みの条件を設定する絞り込み設定部1
6と、ファイル検査の条件を設定する監視形式設定部1
7と、入力装置23を通じて利用者からの一覧表形式・
表示順設定部15、絞り込み設定部16および監視形式
設定部17の設定処理を行う入力処理部18とで構成さ
れている。
【0018】ファイル検査部11は、二次記憶装置21
からの電子文書ファイルの読み込み、監視形式設定部1
7からの監視対象ディレクトリなどの設定値読み込み、
属性情報取得部12から変更のあった電子文書ファイル
の属性値取得を行い、結果を絞り込み部13または表示
情報作成部14に渡す。属性情報取得部12は、二次記
憶装置21からの電子文書ファイルの指定された属性値
を読み込み、その属性値を絞り込み部13に渡す。絞り
込み部13は絞り込みのための表示制限条件を絞り込み
設定部16から読み込み、その条件にて入力された属性
値の絞り込みを行い、絞り込まれた属性値を表示情報作
成部14に渡す。この絞り込み部13は、また、ファイ
ル検査部11にて検査された電子文書ファイルの絞り込
みも行う。表示情報作成部14は、一覧表形式・表示順
設定部15から一覧表形式および表示順の設定値を読み
込んで、ファイル検査部11、属性情報取得部12また
は絞り込み部13からの情報をその読み込んだ一覧表形
式で、かつ表示順に従ったデータに加工し、表示装置2
2に出力する。
【0019】一覧表形式・表示順設定部15、絞り込み
設定部16および監視形式設定部17は、入力処理部1
8に入力装置23を通じて利用者からの設定変更要求が
あった場合に、それぞれ該当する設定処理を行う。設定
処理による各種設定情報は二次記憶装置21に表設定フ
ァイルとして永続的に保存される。一覧表の表示実行の
際には、二次記憶装置21から保存されていた表設定フ
ァイルを読み込んで各設定部に設定される。
【0020】ここで、二次記憶装置21に保存されてい
る電子文書およびその電子文書の情報を取り出して一覧
を表示する例を以下に示す。図3は電子文書の一例を示
す図である。
【0021】図示の例によれば、電子文書30は報告書
として作成され、たとえば3つのフィールド31,3
2,33を文書構成要素として持つ複合文書である。こ
のような報告書は、たとえばアンケート用紙などのよう
に、フィールドが必要な情報を複合文書に属性として付
加するように特定の形式で特定用途の文書版を作成して
おいたものである。複数の利用者は、その版をコピーし
て、指定されたフィールドに所定事項を記入して二次記
憶装置21に格納しておく。ここでは、例として、作成
された電子文書は報告書とし、その複数の報告書は二次
記憶装置21のディレクトリ「J:¥報告書¥」に配置
しているとする。ある利用者が、そのようにして作成さ
れた個々の報告書に付加された情報をまとめて一覧表示
結果を以下に示す。
【0022】図4は指定された形式で表示された一覧表
の一例を示す図である。この図において、一覧表40は
表の表示列名として、ファイル名、更新者、項目1、お
よび項目2の属性値があり、これらの属性値は一覧表形
式・表示順設定部15にて設定される。図示の例では、
電子文書30を版元とした3つの電子文書ファイルにつ
いて、各属性の値が表示されている。
【0023】この実施例では、通常は黒色で表示してお
き、新しく追加された文書は青を基調とした色で表示
し、以前からあったが表形式に指定して表示されている
情報が変化した場合は赤を基調とした色で表示し、以前
からあり表形式には表示はされていないが、その文書フ
ァイルの何かの属性が変化した場合は緑を基調とした色
で表示することとする。
【0024】次に、文書管理装置10の各構成要素の詳
細について説明する。まず、入力処理部18は、利用者
より入力装置23を通じて各種要求が入力される。入力
処理部18は、入力要求の種別に応じて、「設定読み込
み」、「設定保存」、「監視機能設定」、「一覧表形式
設定」、「表示順序設定」、「文書属性による絞り込
み」、「操作属性による絞り込み」のいずれかを実行す
る。これらの処理は以下のウィンドウメニューを操作す
ることによって開始される。
【0025】図5は利用者からの入力を処理するウィン
ドウメニューの一例を示す図である。この図において、
(A)は入力装置23のたとえばマウスを操作して、ウ
ィンドウメニュー50の「ファイル」メニューを指示し
たときの、ファイル操作に関するプルダウンメニュー5
1が表示された場合を示し、(B)はウィンドウメニュ
ー50の「表示」メニューを指示したときの表示に関す
るプルダウンメニュー52が表示された場合を示してい
る。プルダウンメニュー51には、「開く」および「閉
じる」コマンドが設定され、プルダウンメニュー52に
は、「一覧表の設定」、「表示順の設定」、「絞り込み
条件」、「操作絞り込み条件」、および「監視機能の設
定」コマンドが設定表示される。
【0026】図6は入力処理部の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。入力処理部18は、ウィンドウメニ
ュー50を通じて利用者から何らかの入力があると、設
定読み込み要求か否かを判定し(ステップS1)、設定
読み込み要求の場合は、設定読み込み処理を行う(ステ
ップS2)。次に、設定保存要求か否かを判別し(ステ
ップS3)、設定保存要求ならば、設定保存処理を行う
(ステップS4)。同様に、監視形式設定要求か否かを
判別して(ステップS5)、肯定ならば、監視形式設定
処理を行い(ステップS6)、一覧表形式設定処理か否
かを判別して(ステップS7)、肯定ならば、一覧表形
式設定処理を行い(ステップS8)、表示順序設定処理
か否かを判別して(ステップS9)、肯定ならば、表示
順序設定処理を行い(ステップS10)、文書属性絞り
込み設定要求か否かを判別して(ステップS11)、肯
定ならば、文書属性による絞り込み設定処理を行い(ス
テップS12)、そして、操作属性絞り込み設定要求か
否かを判別し(ステップS13)、肯定ならば、操作属
性による絞り込み設定処理を行う(ステップS14)。
【0027】次に、入力処理部18の設定読み込み処理
から順に説明する。入力処理部18の設定読み込み処理
は、利用者により設定ファイルの読み込みが指示される
ことによって開始される。具体的には、ウィンドウメニ
ュー50のファイルメニューの「開く」が選択指示され
ると、二次記憶装置21から設定情報が記述された設定
ファイルが読み込まれ、一覧表形式・表示順設定部1
5、絞り込み設定部16および監視形式設定部17の各
設定部が設定ファイルの内容で設定される。そして、設
定ファイルで指定されていた二次記憶装置21のディレ
クトリのファイルを一覧する表が表示される。
【0028】設定保存処理は、利用者により設定ファイ
ルへの保存が指示されると、具体的には、ウィンドウメ
ニュー50のファイルメニューの「閉じる」が選択指示
されると、各部の設定内容が二次記憶装置21の設定フ
ァイルに保存され、表示されている表が閉じる。
【0029】次に、図6のステップS6以降の各設定処
理では、共通した処理の流れがあり、以下、その流れに
ついて説明する。図7は各種設定処理の流れを一般的に
示したフローチャートである。
【0030】まず、利用者からの設定要求があると、指
示に応じた設定ダイアログが開く(ステップS21)。
次いで、その設定ダイアログの中で利用者が必要な入力
を完了すると、設定ダイアログを閉じ(ステップS2
2)、設定を文書管理装置の各部に反映させ(ステップ
S23)、表示を更新する(ステップS24)。その後
は、設定処理を終了するか次の設定処理に移る。
【0031】次に、図6のステップS6以降の各設定処
理を、ウィンドウメニュー50の表示メニューの下に現
れる各種設定のメニュー順に説明する。一覧表形式設定
処理では、利用者が入力装置23により一覧表形式の設
定を指示すると、具体的には、ウィンドウメニュー50
における表示メニューの「一覧表の設定」を選択指示す
ると、以下に示す、表の設定ダイアログが開く。
【0032】図8は表の設定ダイアログの例を示す図で
ある。図示の設定ダイアログ60には、指定ディレクト
リを入力するテキストボックス61および指定フォーム
を入力するテキストボックス62があり、表示対象とす
る二次記憶装置21の一部を特定するディレクトリおよ
びテンプレート文書となる指定フォーム文書を指定する
ことができる。図示の例では、指定ディレクトリに
「J:¥報告書¥」を指定し、指定フォームとして二次
記憶装置21のディレクトリ「J:¥版元」にあるテン
プレート文書「報告書.DOT」を指定している。指定
ディレクトリおよび指定フォームを入力して「表の構
成」ボタンを押すと、一覧表の構成のダイアログ65が
開く。
【0033】このダイアログ65には、タイトル行の各
セルに表示される「表示列名」、セルの幅を指定する
「列幅」および取得する属性値を指定する「属性キー」
とをそれぞれ設定するボックス66がある。ここで、表
の形式は、1列につき、取得する属性キー、その表示列
幅、および表示列名を指定するが、これは、「行追加」
ボタンを押すことによって属性キーの一覧が表示され、
その中から1つを選択指定することによって、設定す
る。
【0034】取得する属性キーは、対象としている複合
文書に共通に付加されているファイル名、最終更新者、
最終更新日、キーワード情報などの共通属性値の他に、
複合文書の構成要素が構成要素毎に付加する固有属性値
も指定できる。図示の例では、「ファイル名」と「最終
更新者」が共通属性であり、フィールドが設定する「項
目1」、「項目2」がフィールドの固有属性値である。
【0035】また、図8の例では、1列目に「50m
m」幅で「ファイル名」という表示列名で「ファイル
名」属性値を表示し、2列目に「30mm」幅で「更新
者」という表示列名で「最終更新者」属性を表示し、
3、4列目に「10mm」幅で「項目1」、「項目2」
という表示列名でフィールドの設定する「項目1の
値」、「項目2の値」属性を表示する指定である。
【0036】上記の指定で、この報告書を表示させる
と、図4のような表40ができる。表示順序の設定処理
では、利用者が入力装置23により「表示順序」の設定
を指示すると、具体的には、ウィンドウメニュー50の
表示メニューの「表示順の設定」を選択指示する。する
と、以下に示した設定ダイアログが開く。
【0037】図9は表示順序の設定用ダイアログの例を
示す図である。表示順序の設定用ダイアログ70は、一
覧表示の際に、どのフィールドを基準にして並べ変える
かを設定するもので、ソート対象を指定する複数のテキ
ストボックスと各テキストボックスに対応して昇順また
は降順を指示するチェックボタンとがある。ソート対象
は、たとえば、テンプレート文書に設定されているいろ
いろな情報のどれか1つを指定することができる。この
指定は、たとえば、マウスカーソルをソート対象のテキ
ストボックスの上に置くことにより一覧表示される候補
の中から任意の1つを選択することにより行うことがで
きる。
【0038】図示の例では、まず、「項目1」の値で昇
順に並べ、「項目1」が同じものについては「項目2」
の値を使って昇順に並べ、それでも同じものについては
「更新時間」について降順に並べる指定を行っている。
【0039】次に、文書属性による絞り込み設定処理で
は、利用者が入力装置23により「文書属性による絞り
込み」の設定を指示、具体的には、ウィンドウメニュー
50の表示メニューの「絞り込み条件」を選択指示す
る。すると、以下の表示制限条件の設定ダイアログが開
く。
【0040】図10は表示制限条件の設定ダイアログの
例を示す図である。図示の表示制限条件の設定ダイアロ
グ80では、絞り込みの対象とする属性、その条件、値
を指定し、追加する。属性は前述の、表形式の設定に利
用できるものすべてを指定することができる。
【0041】図示の例では、たとえば複合文書に「部
門」というフィールドがあったとして、その「部門」と
いう属性値に「東京営業」という文字列を含むものを表
示対象とし、さらに、更新日が94年9月10以降のも
ので、「項目1」の値が「5」である文書のみを表示対
象にする、という制限を付けている。
【0042】操作属性による絞り込み設定処理では、利
用者が入力装置23により「操作属性による絞り込み」
の設定を指示、具体的には、ウィンドウメニュー50の
表示メニューの「操作絞り込み条件」を選択指示する。
すると、以下の操作による表示制限条件の設定ダイアロ
グが開く。
【0043】図11は操作による表示制限条件の設定ダ
イアログの例を示す図である。図示の設定ダイアログ9
0では、絞り込みの対象とする利用者、限定する期間、
および限定する操作を指定し、追加する。
【0044】図示の例では、利用者「AB」が94年1
0月1日から94年11月30日の間に閲覧し、かつ9
4年9月30日迄に誰かが内容の編集を行った文書のみ
を表示対象にせよ、との制限を付けている。電子文書で
は、誰が、何時、どのような操作をしたかという操作履
歴をログにして取っているので、この操作履歴情報を表
示制限の条件に利用している。
【0045】これにより、文書の操作という観点から、
アプリケーションソフトウェアによらない観点で表示文
書を選択し、それらの内容を一覧させることができる。
たとえば、どんな形式の伝票であっても、それを作成し
た人、書き込んだ時間や利用者で一律に分類整理し、内
容の一覧をする場合などに利用することができる。
【0046】監視形式設定処理では、利用者が入力装置
23により「監視機能」の設定を指示、具体的には、ウ
ィンドウメニュー50の表示メニューの「監視機能の設
定」を選択指示する。すると、以下の監視機能の設定ダ
イアログが開く。
【0047】図12は監視機能の設定ダイアログを示す
図である。図示の監視機能の設定ダイアログ100で
は、監視機能の動作の有無、監視機能の動作間隔、通知
形態、および通知メッセージの文面を指定する。図示の
例では、10分毎に監視機能を動作させて、指定ディレ
クトリの内容を検査し、もし、内容に変化があれば、そ
の旨を通知する通知ダイアログ101が開いて、指定し
た通知メッセージの文字列「$DIR」および「$FI
LE」を該当するディレクトリ名およびファイル名に置
き換えた通知メッセージをその通知ダイアログ101に
表示する。図示の表示例では、10分の間に、ディレク
トリ「I:¥MPG¥」の中の3つのファイル「00
1.mp」、「005.mp」および「008.mp」
に変化があったことを通知している。
【0048】次に、ファイル検査部11およびファイル
検査部11により起動される処理について説明する。文
書管理装置10は、入力処理部18による利用者からの
要求の処理と並行して、ファイル検査部11により二次
記憶装置21の指定ディレクトリを監視形式設定部17
により設定された形式により監視している。
【0049】指定ディレクトリ中の一覧対象文書ファイ
ルに変化があった場合に、属性情報取得部12により各
ファイル属性値を取得し、表形式や絞り込みの設定部で
設定された様式により、表示情報作成部14で表示情報
を作成し、表示装置22に表形式で二次記憶中のファイ
ルを一覧表示する。
【0050】次に、監視機能設定条件により、一定時間
毎に行われるファイル検査部11、絞り込み部13およ
び表示情報作成部14にて行われる表示の自動更新処理
について説明する。
【0051】図13はファイル検査部から駆動される処
理の流れを示すフローチャートである。ある時刻におい
て、監視機能が動作されると、ファイル検査部11で
は、指定ディレクトリの削除・新規追加・更新された形
跡のあるファイルだけのファイルリストを作成する(ス
テップS31)。次いで、絞り込み部13において、新
規追加・更新された形跡のあるファイルのデータを取得
し、表示対象となるかを検査する(ステップS32)。
表示情報作成部14では、新規追加・更新されているフ
ァイルのデータの色を変え、表を再表示する(ステップ
S33)。そして、ファイル検査部11は、新規追加・
更新されているファイルがあることを利用者に通知する
(ステップS34)。その後、監視機能設定条件により
設定された一定時間の間、監視機能の動作を停止する
(ステップS35)。設定された一定時間が経過する
と、再度、ステップS31に戻り、上述のステップを繰
り返し、ファイルに変化があった場合は、一覧表でのフ
ァイル表示を自動更新する。
【0052】なお、変化したファイルの再表示処理を一
定時間毎に行っているが、この再表示処理は、ファイル
の削除・追加・更新を常時監視していて、何らかの変化
があった時点で、開始させて、再表示をリアルタイムに
行うように構成することもできる。
【0053】次に、上記のファイル検査部から駆動され
る各処理の詳細につい説明する。図14はファイル検査
部のファイルリスト作成処理を示すフローチャートであ
る。
【0054】ファイル検査部11のファイルリスト作成
処理は、図13のステップS31に相当する処理であ
る。この処理では、まず、ファイル検査部11は、表形
式で設定されている監視指定ディレクトリ中のファイル
を数え上げ、リストを作成する(ステップS41)。こ
れを新規ファイルリストと呼ぶ。これを1回前のファイ
ルリストである旧リストと比較する(ステップS4
2)。ここで、新・旧リストの各ファイルそれぞれにつ
いて、ファイル名および二次記憶装置上の修正時間に差
が無い場合には、今回の処理を終了し、次の処理開始時
間まで休止する。すなわち、図13の一定時間停止処理
のステップS35に進む。ステップS42の新・旧リス
トの比較において、差がある場合には、削除ファイルリ
ストを空にし、まず、今回削除されたファイルがあるか
確認する。削除されたファイルがある場合、そのファイ
ルが現在表示対象のファイルであったかを調べる(ステ
ップS43)。旧リスト中で現在表示対象のファイルが
今回削除されていた場合、そのファイルはすべてファイ
ル削除リストに追加される(ステップS44)。そし
て、図13のステップS32における絞り込み部13の
処理に移る。
【0055】図15は絞り込み部のファイル絞り込み処
理を示すフローチャートである。ファイル検査部11に
おけるファイルの検査が終了したら、ファイルの絞り込
み処理を行う。このファイル絞り込み処理は、新規ファ
イルリスト中のすべてのファイル一つ一つについて、設
定されている絞り込み(表示制限)条件に照らし合わ
せ、表示対象となるファイルを取捨選択する処理であ
る。
【0056】まず、追加・変更ファイルリストを空にす
る(ステップS51)。次に、Nに新規ファイルリスト
の要素数を代入し(ステップS52)、カウンタiを1
に設定する(ステップS53)。そして、カウンタiを
1から新規ファイルリストの要素数Nまで、1つずつ増
やしながら以下の処理を繰り返す。
【0057】まず、iがN以下か否かを判定し(ステッ
プS54)、新規ファイルリストからi番目の要素En
ewを取り出す(ステップS55)。この要素は二次記
憶装置中のファイル名と二次記憶での修正時間とを対に
して保持する。
【0058】次に、Enewと同じファイル名を持つ要
素が現在表示されているかどうか調べる(ステップS5
6)。この要素に該当する旧ファイルリストの要素をE
oldとする。ここで、表示がない場合、このファイル
は今回新規に追加されたファイルということになる。す
なわち、これは、新規に作成されたか、以前は絞り込み
条件に該当せず表示されていなかったが、表示内容のデ
ータに対応する属性値が変更され、絞り込み条件に該当
するようになった場合である。Enewについて、設定
されている絞り込み(表示制限)条件に照らし合わせ、
表示対象となるかどうかを調べる(ステップS57)。
次に、Enewが新規に表示の対象となるかどうかを調
べ(ステップS58)、Enewが新規に表示の対象と
なる場合には、データの取得が必要となり、このEne
wを追加ファイルリストに追加する(ステップS5
9)。Enewが表示対象とならない場合には、このフ
ァイルに関するデータの取得は必要なくなるので、この
ファイルは無視する。
【0059】ステップS56において、Enewと同じ
ファイル名を持つ要素がEoldにある場合、すなわ
ち、Enewが以前から表示されていたが、表示されて
いるデータのある属性値が変更されていた場合は、旧リ
ストからEoldを取り出し(ステップS60)、En
ewの保持する修正時間とEoldの修正時間とを比較
する(ステップS61)。ここで、時間が相違する場
合、そのファイルに何かしらの変更があったことになる
ので、Enewについて、設定されている絞り込み(表
示制限)条件に照らし合わせ、表示対象となるかどうか
を調べる(ステップS62)。次に、Enewが表示対
象となるかどうかを調べ(ステップS63)、Enew
が表示対象となる場合には、何かしら情報の変更がされ
ているので、このファイルについて属性情報取得部12
により、各列分の属性値を取得し、Enewを更新リス
トに加えて、表示用データを更新する(ステップS6
4)。Enewが表示対象とならない場合には、このフ
ァイルに関するデータの取得や更新は必要なくなるので
このファイルは無視される。また、ステップS61にお
いて、EnewとEoldとの修正時間が同じ場合もこ
のファイルはなんら変更がないことになるので、データ
の再取得修正は行われず、このファイルは無視される。
そして、カウンタiを1つ増やし(ステップS65)、
ステップS54に戻る。カウンタが順次増やされていっ
て、カウンタ値iが新規ファイルリストの要素数Nを越
えた場合には、このファイル絞り込み処理は終了し、再
表示処理に移る。
【0060】図16は表示情報作成部の再表示処理を示
すフローチャートである。この処理は図13のステップ
S33に相当する処理である。表示情報作成部14にお
ける再表示処理では、新規ファイルリストのうち、表示
対象のファイルのみについて、内容の変更に応じて表示
色を変えて属性を表示する。
【0061】まず、Nに新規ファイルリストの要素数を
代入し(ステップS71)、カウンタiを1に設定する
(ステップS72)。そして、カウンタiを1から新規
ファイルリストの要素数Nまで、1つずつ増やしながら
以下の処理を繰り返す。
【0062】まず、iがN以下か否かを判定し(ステッ
プS73)、新規ファイルリストからi番目の要素Eを
取り出す(ステップS74)。次に、要素Eのファイル
から属性値を取得し、各種絞り込み条件を検査する(ス
テップS75)。ここで、Eについて、設定されている
絞り込み(表示制限)条件に照らし合わせ、表示対象と
なるかどうかを調べる(ステップS76)。表示対象と
なる場合は、そのファイルが新規に追加されたファイル
かどうかを調べる(ステップS77)。具体的には、追
加リスト中にEがあるかどうかを調べる。新規に追加さ
れたファイルである場合には、表示色を「青」に設定す
る(ステップS78)。ステップS77にて、追加リス
ト中にEがなければ、データが更新されているかを調べ
る(ステップS79)。つまり、先ほど作成した更新リ
ストにEがあるかどうかを調べる。変更リストにある場
合には、表示されているすべての列について、表示列に
指定されている属性値を取り出し、今現在表示している
属性値と比較する(ステップS80)。ここで、何か1
つでも差があった場合、表示されている情報が変化して
いることを示すために、表示色を「赤」に設定する(ス
テップS81)。そうでない場合は、表示されていない
データが何か更新されていることになる。この非表示デ
ータが変更されていた場合には、表示色を「緑」に設定
してそのことを示す(ステップS82)。ステップS7
9にて、Eが更新リストにない場合は、データに変更が
ないことになり、この場合は、文書に変更がないことを
示すように表示色を「黒」に設定する(ステップS8
3)。そして、ファイルや、ファイル中の属性情報の変
化に応じて表示色を設定した後、1つの行について属性
情報取得部12により各列の属性値を取得し、順次描画
する(ステップS84)。ステップS76にて、表示対
象とならない場合は、何もせず、次の要素の処理のため
に、カウンタiを1つ増やし(ステップS85)、ステ
ップS73に戻る。カウンタが順次増やされていって、
カウンタ値iが新規ファイルリストの要素数Nを越えた
場合には、この再表示処理は終了し、通知処理に移る。
【0063】図17はファイル検査部での通知処理を示
すフローチャートである。この処理は図13のステップ
S34に相当する処理である。ファイル検査部11にお
ける通知処理では、削除・追加・更新されたファイルが
あるかどうかを調べる(ステップS91)。すなわち、
削除ファイルリスト、追加ファイルリスト、更新ファイ
ルリストに何か要素があるかどうかを調べる。いずれか
のファイルリストに要素があれば、通知指定があるかど
うかを調べる(ステップS92)。ここで、該当ファイ
ルがあって、通知をするように指定されている場合に
は、監視機能の設定に従って、通知ダイアログ101を
出し、利用者に変更通知メッセージを表示する。
【0064】これで、文書管理装置10の一連の処理が
終了する。そして、再び一定時間が経過すると、図13
のステップS31に戻り、ファイル検査部11の処理が
起動される。
【0065】上述の実施例では、文書ファイルの内容を
表示装置に表示するだけであったが、この表示内容をC
SV(Comma Separated Value)
形式にファイル保存するように構成することができる。
CSV形式とは、表を二次記憶装置21に保存する際に
広く使われるフォーマットの一つである。
【0066】図18はCSV形式の出力機能を備えた文
書管理装置の構成例を示すブロック図である。表示内容
をCSV形式で出力する場合、文書管理装置は、図2の
構成に加え、さらにCSV形式出力部19aを備える。
このCSV形式出力部19aは入力処理部18に接続さ
れ、入力装置23からのCSV形式の出力要求を受け
て、出力処理をする。この場合、入力処理部18の処理
を示した図6の流れは、その途中に、表出力要求かどう
かの判断があり、表出力処理であれば、CSV出力処理
をするよう分岐される形式になる。
【0067】この出力処理は、利用者により表出力要求
が指示されると、具体的にはウィンドウメニュー50の
ファイルメニューに新たに設定された「CSV形式で保
存」コマンドが選択指示されると、起動される。する
と、表示情報作成部14は、表示情報作成部14から一
覧表の表示情報を取得し、その表示情報をCSV形式に
加工して、二次記憶装置21に出力する。このCSV形
式の出力処理の結果、得られたファイルの内容例を以下
に示す。
【0068】図19はCSV形式の出力処理による出力
例を示す図である。この図において、(A)は表示装置
22において表示されている一覧表の表示例を示し、
(B)はその一覧表の表示内容をCSV形式で出力した
場合のファイル110の内容を示している。CSV形式
の出力処理では、一覧表の各行毎に各列(1セル毎)の
表示要素を出力し、これらの要素をセパレータ(コンマ
やタブ記号)で区切るようにしている。
【0069】これにより、各種グラフ作成・表計算のア
プリケーションソフトウェアにこのCSV形式のファイ
ルを読み込ませ、分析用などのデータ源として活用する
ことが可能になる。
【0070】また、別の実施例として、文書管理装置
は、文書ファイルの内容を表示装置22に表示すること
に加えて、表の任意の部分にマーク付けできるように構
成することもできる。そして、この付加されたマーク
を、文書ファイルの内容情報や文書の操作情報などに加
えて、絞り込み条件に指定できるように構成することが
できる。一覧表はデータファイルを編集するのではな
く、データファイルの一部を抜き出して表形式に集計し
ているだけであり、しかも、このマーク付けは、一覧表
に対して付加されているので、オリジナルの文書の内容
を変更することはない。
【0071】図20はマーク付け機能を備えた文書管理
装置の構成例を示すブロック図である。マーク付けとマ
ークによる絞り込みを行う場合、文書管理装置は、図2
の構成に加え、さらにマーク付け部19bを備える。こ
のマーク付け部19bは入力処理部18に接続され、入
力装置23からのマーク付け要求およびマークによる絞
り込み要求を受けて、それぞれの処理をする。この場
合、入力処理部18の処理を示した図6の流れは、その
途中に、マーク付け開始かどうかの判断と、マーク絞り
込み要求かどうかの判断とがあり、利用者からの入力要
求がマーク付け開始ならば、マーク付け処理に分岐し、
マーク絞り込み設定要求ならば、付加マークによる絞り
込み設定処理に分岐する形式となる。
【0072】ここで、入力処理部18におけるマーク付
け処理について説明する。図21はマーク付け処理の流
れを示すフローチャートである。このマーク付け処理
は、利用者によりマーク付け開始が指示されることによ
り、具体的にはウィンドウメニュー50の編集メニュー
に設定された「マーク付け開始」が選択指示されること
により、処理開始される。入力装置23としてマウスを
使用した場合、まず、マウスのボタンをダウンしたかど
うかが判断され(ステップS101)、マウスダウンの
場合は、利用者の入力待ちになる(ステップS10
2)。次いで、マウスボタンをアップしたかどうかが判
断され(ステップS103)、マウスアップでなけれ
ば、マウスをドラッグしたかどうかが判断される(ステ
ップS104)。ここで、マウスをドラッグしたのでは
なければ、ステップS102の入力待ちに戻り、ドラッ
グの場合は、そのドラッグに合わせて画面上のマークサ
イズを更新する(ステップS105)。その後、ステッ
プS102の入力待ちに戻り、ステップS103におい
てマウスアップが判断されると、マークサイズを現在位
置のマークサイズに決定し、マークを一覧表に付加する
(ステップS106)。
【0073】図22は利用者によるマーク付け操作の一
例を示す図である。この図によれば、表示装置22に、
表の一要素値として、「過去の資産の引き継ぎ」なる文
字列が表示されているものとする。ここで、マウスカー
ソル120をマーク付け開始位置121においてマウス
のボタンをダウンし、その位置からマウスをドラッグし
てマーク付け終了位置でマウスのボタンをアップする。
たとえば、図示のマウスカーソル120の位置でマウス
アップすると、矩形122によって示される領域にマー
ク付けされる。このように、マーク付け処理では、マウ
スダウンの位置を左上、マウスアップの位置を右下とす
る矩形をマークとして記憶する。
【0074】次に、マークによる絞り込みを行う場合に
ついて説明する。利用者が入力装置23により「付加マ
ークによる絞り込み」の設定を指示すると、具体的に
は、ウィンドウメニュー50の表示メニューに追加設定
された「マーク絞り込み条件」を選択指示すると、以下
に示すマークによる絞り込み条件の設定ダイアログが開
く。
【0075】図23はマークによる絞り込み条件の設定
ダイアログの例を示す図である。マークによる絞り込み
条件の設定ダイアログ130は、絞り込みの対象とする
マークと属性との組を指定するボックスがあり、そこに
条件を追加することにより絞り込み条件が設定される。
【0076】図示の例では、「項目1」の表示セルに何
かマークが付加されており、さらに「変更者」の表示セ
ルに赤マークが付加されている文書ファイルのみを表示
対象にせよ、という制限が設定されている場合を示して
いる。
【0077】このように、マーク付けおよびマークによ
る絞り込み条件の設定を可能にしたことにより、一覧表
を作成する時点であらかじめ決めた表示制限だけではな
く、表を見ながら利用者の気になる情報に後からマーク
付けができるので、データのさまざまな見方が柔軟にで
きるようになる。これにより、たとえば、数千枚の文書
を一覧表示し、一覧を見ながら、気になる情報別に、利
用者は数種類のマークを自由に付加していく。その後、
マークの種類を指定することにより、特定のマークが付
加されているファイルのみを表示の対象にすることがで
きる。この表示の絞り込みで、数百件になった一覧に対
して再びマーク付けをすることで、さらに絞り込みを変
更していくことができる。このマーク付けは、一覧表に
付加されているため、オリジナルの文書の内容を変更し
ない。そのため、複数の利用者が1つのファイル群を共
有しつつ自分の見方で自由にマーク付けを行うことがで
きる。
【0078】別の実施例として、一覧表示するデータは
文字列や数字に限らず、画像イメージ情報も混在できる
ように構成することができる。この画像イメージ情報を
含む一覧表の例を以下に示す。
【0079】図24は対象とする文書ファイルとその一
覧表の表示概念を示す図である。この図において、
(A)は画像イメージ情報を含む文書ファイルの例を示
し、(B)はその文書ファイルから取得した画像イメー
ジ情報を含む情報の一覧表示の例を示している。図示の
例では、「報告書1」なる文書ファイルの1つの「感
想」なるフィールドの部分が手書きのイメージ情報を含
んでいて、これを一覧表示させた場合に、表の対応する
セルにイメージ情報が表示されることになる。
【0080】このように、表示対象の属性値として画像
イメージを扱えるようにしたことにより、ファックス文
書や、スキャナーで取得した写真などの画像イメージの
ファイルに、従来のキーワードや検索条件などをコード
で入力しなくとも、そのまま指定ディレクトリにおくだ
けで内容一覧の対象となる。
【0081】さらに、別の実施例によれば、文書ファイ
ルの内容を表示装置に表示することに加え、さらに、そ
の表示内容の行を指定して、その行に対応する文書ファ
イルを取得し、表示装置に表示させるように構成するこ
とができる。この場合、入力処理部18の処理を示した
図6の流れの途中に、文書取得要求かどうかの判断と、
利用者からの要求が文書取得要求ならば、文書取得処理
に分岐する形式となる。
【0082】この文書取得処理は、利用者により、文書
ファイル取得が指示されると、具体的には、表の一部を
マウスでダブルクリック指示すると、処理開始される。
すなわち、ダブルクリックしたマウス位置のデータファ
イルのファイル名を調べ、そのファイルを開き、内容表
示を行う。
【0083】これにより、一覧を見ている利用者に二次
記憶装置のデータファイルのありかを意識させることな
く、データファイルを入手できるという利点がある。ま
た、利用者はデータファイルの更新を明示的に調べるこ
となく、表示の変化に着目していれば、内容が変化した
データファイルを知ることができる。表示の変化した部
分のデータを選んで指示すると、そのデータファイルそ
のものが簡単に入手できることになる。
【0084】さらに、指定したディレクトリ中で、削除
されたもの、追加されたもの、更新されたものがある場
合に通知ダイアログを表示して通知させることに加え
て、通知ダイアログによる通知だけでなく、CSV形式
のファイルに最新のデータを出力するように構成するこ
とができる。
【0085】図25は通知内容のファイル出力設定用の
ダイアログの例を示す図である。図示の例によれば、監
視機能の設定ダイアログの中に、CSVファイルに通知
する機能を設定するチェックボックスが追加されてい
る。この設定をチェックしておくことにより、ファイル
検査部11の通知処理は以下のようになる。
【0086】図26は通知・ファイル出力処理の流れを
示すフローチャートである。ファイル検査部11におけ
る通知処理では、まず、削除・追加・更新されたファイ
ルがあるかどうかを調べる(ステップS111)。すな
わち削除ファイルリスト、追加ファイルリスト、更新フ
ァイルリストに何か要素があるかどうかを調べる。次
に、いずれかのファイルリストに要素があれば、通知指
定があるかどうかを調べる(ステップS112)。ここ
で、該当ファイルがあり、通知をするように指定されて
いる場合、指定に従って利用者に変更通知メッセージを
表示する(ステップS113)。ここで、表CSVファ
イルへの出力指定がなされているかどうかを調べ(ステ
ップS114)、表CSVファイルへの出力による通知
が指定されている場合には、表示内容の表CSVファイ
ルへの出力処理を行う(ステップS115)。
【0087】これにより、CSV形式のファイルを読み
込んで、グラフを描画するようなグラフ描画アプリケー
ションソフトウェアを使用して、たとえば集計処理など
を行う場合に、グラフ描画アプリケーションソフトウェ
アが直接、文書ファイルを操作してデータを表示するわ
けでなく、何かしら文書に変更があった場合にグラフの
データとして用いるCSVファイルが更新されることに
なるので、常に最新データのグラフを自動で描画させる
ことが可能となる。
【0088】最後に、電子文書管理装置の実施の形態
を、電子稟議(回覧)システムへ適用した場合を例にし
て説明する。電子文書である複合文書の構成要素とし
て、回覧アプリケーションソフトウェアを用いる。この
回覧アプリケーションソフトウェアは、自分の構成要素
として承認アプリケーションソフトウェアを保持する。
回覧アプリケーションソフトウェアは停止状態と実行状
態とを持つ。
【0089】図27は回覧アプリケーションソフトウェ
アの説明図である。この図において、複合文書140に
は、回覧アプリケーションソフトウェア141が貼り込
まれており、この回覧アプリケーションソフトウェアに
よって(自己都合)属性値、すなわち、「回覧者」、
「終了日」、「状態」、「動作回覧」が設定されてい
る。
【0090】利用者の指示により、回覧アプリケーショ
ンソフトウェアが停止状態から実行状態に移行すると
き、最初の文書構成要素である承認アプリケーションソ
フトウェアの属性である、「承認者」という属性値(こ
の例だと「a」)を、この回覧アプリケーションソフト
ウェアを貼り込んでいる、親複合文書の「回覧者」とい
うアプリケーションソフトウェア固有の属性値に設定す
る。
【0091】それとともに、親複合文書の「動作回覧」
属性に自分の名前(この例だと「回覧A」)を設定し、
「状態」属性に現在の承認進行度(この例だと1/2)
を設定する。この処理は図27での「状態1」から「状
態2」に進行する操作に該当する。
【0092】回覧実行中で、電子承認印アプリケーショ
ンソフトウェアにより承認アプリケーションソフトウェ
アに押印がなされると、回覧アプリケーションソフトウ
ェアは次の文書構成要素である承認アプリケーションソ
フトウェアの「回覧者」という属性値(この例だと
「b」)を、この回覧アプリケーションソフトウェアを
貼り込んでいる、親複合文書の「回覧者」というアプリ
ケーションソフトウェア固有属性値に設定する。
【0093】それとともに、親複合文書の「状態」属性
に現在の承認進行度(この例だと2/2)を設定する。
この処理は図27において、「状態2」から「状態3」
に進行する操作に該当する。
【0094】こうして承認作業が進んでいって、最後の
承認アプリケーションソフトウェアが承認された場合、
回覧は終了となる。電子承認印アプリケーションソフト
ウェアにより最後の承認アプリケーションソフトウェア
に押印されると、回覧アプリケーションソフトウェアは
親複合文書の「回覧者」というアプリケーションソフト
ウェア固有属性値を削除し、親複合文書の「状態」属性
に現在の承認進行度(この例だと済2/2)を設定し、
「終了日」属性値に現在の日時(この例だと95/08
/10)を設定する。この処理は図27において、「状
態3」から「状態4」に進行する操作に該当する。
【0095】回覧対象者および事務管理者は、本電子文
書管理装置において以下のように一覧表を構成してお
く。図28は表形式設定の設定ダイアログの例を示す図
である。
【0096】図示の例によれば、回覧対象となる文書フ
ァイルがおかれるディレクトリを「J:¥稟議書¥」と
設定し、さらに、表の構成では、1列目に「回覧」とい
う表示列名で、属性値「ファイル名」を、2列目には
「回覧者」という表示列名で、属性値「回覧者」を、3
列目には「回覧状態」という表示列名で、属性値「状
態」を、そして4列目に「終了日」という表示名で、属
性値「終了日」を、それぞれ設定するようにしている。
【0097】事務管理者のように、回覧の内容や進行度
合によらず、指定ディレクトリにあるすべての回覧文書
を一覧しておきたい場合には、絞り込み条件(表示制限
条件)を何も設定しておかない。すると、表示装置22
には以下のような一覧表が表示される。
【0098】図29は回覧状況の一覧表を示す図であ
る。この図のように、表形式の設定ダイアログで設定さ
れた通り、タイトルを設定する1行目のセルには、「回
覧」、「回覧者」、「回覧状態」、「終了日」が順に表
示され、2行目以下に、指定ディレクトリ中の文書ファ
イルの回覧状況が表示される。
【0099】ここで、たとえば、回覧対象者である利用
者「a」が以下のように、表示制限条件と監視機能の条
件とを設定しておいたとする。図30は表示制限条件お
よび監視機能の条件の設定例を示す図である。
【0100】この図において、(A)に示したように、
表示制限条件として、属性「状態」に「済」が含まれて
いなく、かつ、属性値「回覧者」が「a」であることを
設定している。また、(B)に示したように、監視機能
の条件の設定として、通知メッセージに、「回覧$FI
LEを承認してください」と設定している。ここで、図
27の回覧文書の状態が「状態1」から「状態2」に移
行した時点で、以下のような通知ダイアログが表示さ
れ、一覧表が表示される。
【0101】図31は通知ダイアログおよび一覧表の表
示例を示す図である。表示制限条件および監視機能の条
件を図30のように設定して、回覧文書の状態が「状態
1」から「状態2」に移行した時点で、(A)に示した
ように、通知ダイアログには該当したファイルの名前を
埋め込んだ通知メッセージが表示され、また、それとと
もに、(B)に示したように、一覧表が表示される。
【0102】このときに、前述の「文書ファイルの取得
機能」を用いて、この表の1行目を指定し、文書ファイ
ルを取得・表示させることにより、認証作業を行うこと
ができる。
【0103】さらに、利用者「b」も、利用者「a」と
同様に、表示制限条件を設定しておくことにより、回覧
文書の状態が「状態2」から「状態3」に移行する時
に、自分に回覧の順番が来たことを、通知ダイアログに
よって知ることができる。
【0104】一方、何かの回覧が終ったときに処理をし
たいと思っている利用者、たとえば、回覧終了した文書
をファイリング保存したい事務官などは、以下のように
表示制限条件と監視機能の条件とを設定しておくとよ
い。
【0105】図32は表示制限条件および監視機能の条
件の設定例を示す図である。この図において、(A)に
示したように、表示制限条件として、属性「状態」に
「済」が含まれていることを設定している。また、
(B)に示したように、監視機能の条件の設定として
は、通知メッセージに、「回覧$FILEが終了しまし
た」と設定している。ここで、図27の回覧文書の状態
が「状態3」から「状態4」に移行した時点で、以下の
ような通知ダイアログが表示される。
【0106】図33は通知ダイアログの表示例を示す図
である。表示制限条件および監視機能の条件を図32の
ように設定して、回覧文書の状態が「状態3」から「状
態4」に移行した時点で、通知ダイアログが出力され、
該当ファイルの名前を埋め込んだ通知メッセージが表示
される。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、二次記
憶装置の電子文書ファイルの変化を検査するファイル検
査手段およびその検査の条件を利用者の指示によって設
定する監視形式設定手段を備えるように構成した。この
ため、二次記憶装置が複数の利用者により共有されその
二次記憶装置上の電子文書ファイルが複数の利用者によ
り追加・削除・更新されるたびに、その二次記憶装置を
一覧している電子文書管理装置の表示内容を利用者の指
定した見方で表示し、リアルタイムに変更させることが
できる。表示内容は利用者が逐一再表示要求を出さなく
ても最新の状態に更新されるので、利用者にとって簡便
である。
【0108】また、電子文書ファイルの指定属性値を取
得する属性情報取得手段、取得した属性値の絞り込みを
行う絞り込み手段および絞り込みの条件を設定する表示
制限条件設定手段を備えたことにより、あらかじめ設定
されている標準の属性情報だけではなく、電子文書を構
成している文書構成要素が自己都合により自由に設定で
きるような固有の属性情報も絞り込み条件として設定で
き、多様な表示結果を得ることができる。
【0109】さらに、一覧の情報を作成する表示情報作
成手段およびその表示形式などを設定管理する表示形式
設定手段を備えたことにより、多くの文書ファイルの内
容が一覧されていても、変更のあった部分のみ他と異な
った形式で表示させることができ、一目でデータが更新
されているファイルを他と識別し、変更の内容を知るこ
とを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子文書管理装置の原理構成図で
ある。
【図2】文書管理装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】電子文書の一例を示す図である。
【図4】指定された形式で表示された一覧表の一例を示
す図である。
【図5】利用者からの入力を処理するウィンドウメニュ
ーの一例を示す図である。
【図6】入力処理部の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図7】各種設定処理の流れを一般的に示したフローチ
ャートである。
【図8】表の設定ダイアログの例を示す図である。
【図9】表示順序の設定用ダイアログの例を示す図であ
る。
【図10】表示制限条件の設定ダイアログの例を示す図
である。
【図11】操作による表示制限条件の設定ダイアログの
例を示す図である。
【図12】監視機能の設定ダイアログを示す図である。
【図13】ファイル検査部から駆動される処理の流れを
示すフローチャートである。
【図14】ファイル検査部のファイルリスト作成処理を
示すフローチャートである。
【図15】絞り込み部のファイル絞り込み処理を示すフ
ローチャートである。
【図16】表示情報作成部の再表示処理を示すフローチ
ャートである。
【図17】ファイル検査部での通知処理を示すフローチ
ャートである。
【図18】CSV形式の出力機能を備えた文書管理装置
の構成例を示すブロック図である。
【図19】CSV形式の出力処理による出力例を示す図
である。
【図20】マーク付け機能を備えた文書管理装置の構成
例を示すブロック図である。
【図21】マーク付け処理の流れを示すフローチャート
である。
【図22】利用者によるマーク付け操作の一例を示す図
である。
【図23】マークによる絞り込み条件の設定ダイアログ
の例を示す図である。
【図24】対象とする文書ファイルとその一覧表の表示
概念を示す図である。
【図25】通知内容のファイル出力設定用のダイアログ
の例を示す図である。
【図26】通知・ファイル出力処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図27】回覧アプリケーションソフトウェアの説明図
である。
【図28】表形式設定の設定ダイアログの例を示す図で
ある。
【図29】回覧状況の一覧表を示す図である。
【図30】表示制限条件および監視機能の条件の設定例
を示す図である。
【図31】通知ダイアログおよび一覧表の表示例を示す
図である。
【図32】表示制限条件および監視機能の条件の設定例
を示す図である。
【図33】通知ダイアログの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子文書管理装置 1a ファイル検査手段 1b 属性情報取得手段 1c 絞り込み処理手段 1d 表示情報作成手段 1e 表示形式設定手段 1f 表示制限条件設定手段 1g 監視形式設定手段 2 記憶装置 2a 電子文書ファイル 2b 各種設定情報 3 表示手段 4 入力手段 10 文書管理装置 11 ファイル検査部 12 属性情報取得部 13 絞り込み部 14 表示情報作成部 15 一覧表形式・表示順設定部 16 絞り込み設定部 17 監視形式設定部 18 入力処理部 21 二次記憶装置 22 表示装置 23 入力装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置に保存され複数の利用者によっ
    て共有利用されている電子文書ファイルを監視して一覧
    対象の電子文書ファイルの情報およびその電子文書ファ
    イルの変化情報を検出するファイル検査手段と、 前記一覧対象の電子文書ファイルから指定属性値を取得
    する属性情報取得手段と、 前記ファイル検査手段にて検出された電子文書ファイル
    の情報および変化情報または前記属性情報取得手段にて
    取得した電子ファイルの指定属性値を表示手段において
    表形式に一覧表示させる情報を作成する表示情報作成手
    段と、 前記表示情報作成手段にて作成される表の形式および表
    示する属性を利用者の指定に従って設定管理する表示形
    式設定手段と、 前記ファイル検査手段における電子文書ファイルの検査
    の条件を利用者の指定に従って設定する監視形式設定手
    段と、 を備えていることを特徴とする電子文書管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ファイル検査手段にて変化が検出さ
    れた電子文書ファイルまたは前記属性情報取得手段にて
    取得した電子文書ファイルの指定属性値を表示対象とす
    るかどうかを判断する絞り込み処理手段と、前記絞り込
    み処理手段における絞り込みの条件を利用者の指定に従
    って設定する表示制限条件設定手段とをさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電子文書管理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制限条件設定手段は、文書内容
    に関連した属性情報であって、あらかじめ規定された共
    通の属性情報および電子文書ファイルを作成するアプリ
    ケーションソフトウェアに固有の属性情報を表示制限の
    条件として設定するように構成したことを特徴とする請
    求項2記載の電子文書管理装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制限条件設定手段は、電子文書
    ファイルの操作に関する属性情報を表示制限の条件とし
    てさらに設定するように構成したことを特徴とする請求
    項2記載の電子文書管理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示情報作成手段は、変化が検出さ
    れた電子文書ファイルを一覧表上で差別化して表示する
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の電子文
    書管理装置。
  6. 【請求項6】 前記ファイル検査手段は、前記監視形式
    設定手段によってあらかじめ設定された所定時間間隔で
    監視動作を実行するように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の電子文書管理装置。
  7. 【請求項7】 前記表示情報作成手段にて作成された表
    示情報をファイルに出力する表示情報出力手段をさらに
    備えていることを特徴とする請求項1記載の電子文書管
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記表示情報作成手段にて作成された表
    示情報に対してマーク付けを行うマーク付け手段をさら
    に備えていることを特徴とする請求項1記載の電子文書
    管理装置。
  9. 【請求項9】 前記マーク付け手段は、前記表示情報に
    付加されたマークを絞り込み条件の1つとして設定する
    ように構成したことを特徴とする請求項8記載の電子文
    書管理装置。
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