JP4752356B2 - 履歴提供装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子文書の受け渡し履歴を提供する履歴提供装置に関する。
この分野の従来技術として、特許文献1に示される技術がある。この技術では、文書サーバが電子メールに添付した文書の送信履歴をユーザに提供する。これにより、ユーザは、実際に電子メールに添付されて送信された文書の送信履歴を把握することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、ユーザは、実際に送信された文書に対する送信経路が適切な経路であったかどうかを、送信履歴を見るだけでは把握することができない。例えば、予め定められた受け渡しフローに従えばユーザAからユーザBに提供されるべき文書Fが、ユーザXからユーザBに提供されたとする。その場合、特許文献1の技術では、ユーザは、ユーザXからユーザBに文書Fが提供されたという送信経路を把握することはできるが、文書Fが本来ユーザAからユーザBに提供されるべき文書であったことを、送信履歴を見るだけでは、把握することができない。また、特許文献1では、電子メールで送信された文書に対する送信履歴を把握することはできるが、電子メール以外で受け渡された文書に対する受け渡し履歴を把握することはできない。
また、特許文献2に示されたシステムでは、ワークフローや非定型業務における文書の配送履歴を管理している。しかし、特許文献2に示されたシステムは、単に文書の配送経路を示すだけであり、ユーザは、例えば、非定型業務において実際に配送された文書の配送経路が適切な経路であったかどうかを、配送履歴を見るだけでは把握することができない。
特開2001−125841号公報 特開平10−63747号公報
本発明は、文書の実際の受け渡しが、予め定められた受け渡しフローに従って行われているかどうかをユーザが容易に把握することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る履歴提供装置は、文書の識別情報を含む文書閲覧要求をクライアントから受信した場合に、当該文書に対して新たな識別情報を付与して、当該新たな識別情報および当該文書の内容を当該クライアントに返送し、かつ、当該新たな識別情報を新識別情報とし、前記文書閲覧要求に含まれる前記識別情報を旧識別情報とし、前記文書閲覧要求を行った利用者を表す情報と当該新識別情報と当該旧識別情報とを互いに対応づけた履歴情報を生成して管理する文書管理サーバに接続され、前記文書管理サーバから複数の前記履歴情報を取得し、取得した複数の前記履歴情報において、1つの前記履歴情報における前記新識別情報が他の前記履歴情報における前記旧識別情報である前記履歴情報の対を特定し、当該1つの前記履歴情報における前記利用者を文書の送信者とし、当該他の前記履歴情報における前記利用者を文書の受信者として、当該送信者と当該受信者とを対にした送受信ペアを含む送受信履歴を求める履歴取得部と、予め定められた文書の受け渡し順序に基づく送受信ペアが登録された受け渡しフローと前記送受信履歴とを照合して、前記送受信履歴に示された各送受信ペアを、前記受け渡しフローに登録されているか否かに基づいて登録送受信ペアと未登録送受信ペアとに分類する分類部と、前記登録送受信ペアと前記未登録送受信ペアとを区別して示した文書の受け渡し履歴を提供する履歴提供部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、履歴提供部が、文書の送信者と受信者とを対にした送受信ペアを、受け渡しフローに登録されているか否かに基づいて登録送受信ペアと未登録送受信ペアとに区別して示した文書の受け渡し履歴を提供する。よって、ユーザは、文書の実際の受け渡しが、予め定められた受け渡しフローに従って行われているかどうかを容易に把握することができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態とする)について、以下、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る文書流通システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、本システムは、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やインターネットなどのネットワーク50に接続された文書管理サーバ10とクライアント30と履歴提供装置70とから構成される。
本システムでは、文書管理サーバ10が文書の正本を管理する。クライアント30は、文書管理サーバ10が管理する文書を閲覧する場合、閲覧対象の文書を特定する識別情報を示した文書閲覧要求を文書管理サーバ10に送信する。文書管理サーバ10は、その文書閲覧要求に応じて、その要求に示された識別情報に基づいて正本を特定し、その正本に含まれる文書を複製し、その複製文書を含むデータを副本としてクライアント30に提供する。さらに、文書管理サーバ10は、クライアント30からの文書閲覧要求に関する履歴情報を管理する。閲覧提供装置70は、文書管理サーバ10から履歴情報を取得して、その履歴情報を用いて文書の受け渡し履歴を生成し、ユーザに提供する。なお、文書とは、テキストファイル、画像ファイル、音声ファイル、動画ファイルなど、ネットワーク50上で流通可能なデータ全般を示す。
ここで、文書管理サーバ10についてさらに説明する。文書管理サーバ10は、文書を閲覧するために必要なリファレンス情報を含むファイル(以下、このファイルを副本ショートカットと呼ぶ)を、クライアント30に提供する。この副本ショートカットには文書の実体は含まない。クライアント30は、副本ショートカットを開くと、その中に含まれるリファレンス情報(上記において「識別情報」として示したもの)に基づいて、文書管理サーバ10にアクセスして、文書の実体を取得することができる。クライアント30が取得した文書の実体は、文書を閲覧するためのアプリケーションが使用するワークメモリ上でのみ処理され、クライアント30のディスク上にファイルとして保存されないようにする。そのため、クライアント30は、ユーザからの文書の閲覧要求に応じて、副本ショートカットに対応する文書を取得する場合には、文書管理サーバ10に必ずアクセスすることになる。よって、文書管理サーバ10は、自身が管理する文書に対する履歴情報を管理することができる。
図2は、文書管理サーバ10の機能ブロックを示す図である。図2において、文書登録部12は、文書登録処理を実行する。より具体的には、文書登録部12は、クライアント30から文書登録要求を受け取り、その文書登録要求に含まれる文書とその文書の属性とを組みにして、その組みを正本として文書管理部22に登録する。文書登録部12は、正本を登録する際に、正本を一意に特定する正本ID(上記の文書IDに相当する)を生成して、正本と正本IDとを関連づけて文書管理部22に登録する。また、文書登録部12は、生成した正本IDを派生関係情報記憶部24が記憶する派生関係情報に登録する。派生関係情報については後述する。ここで、文書の属性は、例えば、その文書のファイル名、その文書を作成したユーザ名、その文書の作成日時などを示す。
ショートカット提供部14は、副本ショートカット発行処理を実行する。より具体的には、ショートカット提供部14は、副本ショートカット要求をクライアント30から受け取ると、その副本ショートカット要求に含まれる正本IDに対応する副本ショートカットを発行し、その副本ショートカットをクライアント30に提供する。副本ショートカットは、副本IDを含む。副本IDは文書IDとそこから作られた副本を全世界で一意に特定するものである(この場合サーバのリファレンス情報が論理的に副本IDに含まれる。副本IDが決まればサーバを特定することができる)が、別の実装も可能である。例えば、副本サブIDを文書管理サーバ10内で一意に決まるものとして、文書管理サーバ10のホスト名や文書閲覧の際のリクエストURL(Uniform Resource Locator)などを示したアクセス先情報と、閲覧対象の文書の正本IDと関連付けられた副本サブIDを含むようにしてもよい。また、副本ショートカットの属性を含むようにしてもよい。なお、副本ショートカットのファイル形式は例えばPDF(Portable Document Format)である。
クライアント30は、副本ショートカットに含まれるリファレンス情報を参照(または副本IDから計算)して、そこに示されるリクエストURLに向けて、副本IDを示した文書閲覧要求を送信することで、閲覧対象である文書の複製文書を含む副本を取得することができる。ここで、副本IDは、すでに生成された正本IDや他の副本IDとは重複しないユニークな値である。
さらにショートカット提供部14は、副本IDを生成すると、派生関係情報記憶部24が記憶する派生関係情報を更新する。派生関係情報は、正本IDと、その正本IDに対応する副本IDとの派生関係、または副本IDが生成される生成元副本IDと生成された副本IDとの対応を示す情報であり、派生関係情報のデータ構造は、木構造で表される。文書管理サーバ10は、この派生関係情報を参照することで、副本IDがどの正本IDから派生して生成されたものかを判断することができる。図3は、派生関係情報に示される派生関係の一例を示す図である。
文書提供部16は、文書提供処理を実行する。より具体的には、文書提供部16は、クライアント30からの文書閲覧要求を受け取ると、その文書閲覧要求から副本IDを読み出し、派生関係情報を参照することで、その副本IDの根(root)である正本IDを特定する。続いて、文書提供部16は、特定した正本IDに関連づけられた正本を文書管理部22から取り出し、その正本に含まれる文書を複製する。文書提供部16は、ショートカット提供部14と同様に新たな副本IDを生成し、文書閲覧要求に示される副本IDの子となるように、その副本IDを派生関係情報に登録する。さらに、文書提供部16は、複製文書と新たな副本IDとを含む副本をクライアント30に提供する。クライアント30は、副本に含まれる新たな副本IDを用いて、クライアント30上の副本ショートカットに含まれる副本IDを更新する。
履歴情報管理部18は、ショートカット提供部14や文書提供部16が行ったそれぞれの処理の履歴情報を管理する。ショートカット提供部14が副本ショートカット発行処理を行った場合、履歴情報管理部18は、その副本ショーットカットを要求したユーザID、その時生成した副本ID、生成日時などを履歴として管理する。さらに、文書提供部16が副本提供処理を行った場合、履歴情報管理部18は、その副本を要求したユーザID(つまり文書閲覧要求をしたユーザID)、その時生成した更新用の新たな副本ID、文書閲覧要求に示された副本ID、副本提供日時などを履歴として管理する。
図4は、履歴情報管理部18が管理する履歴情報の一例を示す。図4において、イベントフィールド102には、ショートカット提供部14や文書提供部16が行ったそれぞれの処理の種別が示される。種別としては、「SC生成」、「副本閲覧」がある。「SC生成」は、ショートカット提供部14が副本ショートカット発行処理を行ったことを示す。さらに、「副本閲覧」は、文書提供部16が文書提供処理を行ったことを示す。ユーザIDフィールド104には、文書管理サーバ10に対して副本ショートカット要求や文書閲覧要求を行った要求元のユーザIDが示される。新IDフィールド106には、文書管理サーバ10がクライアント30からの要求に応じて生成した新たな副本IDが示される。旧IDフィールド108には、クライアント30から送信された文書閲覧要求に示された副本IDが示される。つまり、旧IDフィールドには、派生関係において、生成した新たな副本IDの親となる副本IDが示される。なお、イベント種別が「SC生成」の場合には、親となる副本IDは存在しないため、旧IDフィールド108には、「−」が示される。また、日付フィールド110には、文書管理サーバ10がクライアント30から文書閲覧等の要求を受け付けた日付が示される。
このように履歴情報管理部18が管理する履歴情報の旧IDフィールド108を参照することで、ユーザが、どの副本IDを用いて閲覧要求してきたかがわかる。また、旧IDフィールド108の副本IDと同じ副本IDが新IDフィールド108に示された行を特定することで、ユーザが閲覧要求の際に用いた副本IDがどのユーザから提供された副本IDなのかを特定することができる。つまり、この履歴情報を参照することで、どのユーザがどのユーザから提供された副本ショートカットを用いて、いつ文書の閲覧を行ったのかを把握することができる。
続いて、文書管理サーバ10から、上記の履歴情報を取得して、文書の受け渡し履歴を生成する履歴提供装置70について説明する。
図5は、履歴提供装置70の機能ブロックを示す図である。図5において、受け渡しフロー記憶部72は、文書の回覧順序を示す受け渡しフローを記憶する。文書の受け渡しフローは、図6に示すように、ユーザID(ユーザ01,02,・・・)をノードとして、副本ショートカットの送り手を親、副本ショートカットの受け手を子とする木構造のデータである(以下、副本ショートカットの送り手と副本ショートカットの受け手との対を、「送受信ペア」と呼ぶ)。図6に示すフローに従って文書が回覧される場合、根(root)となるユーザ01が、副本ショートカットを用いて対象文書を閲覧した後に、その副本ショートカットをユーザ02およびユーザ04に提供する。また、ユーザ02は、提供された副本ショートカットを用いて対象文書を閲覧した後に、その副本ショートカットをユーザ06およびユーザ08に提供する。一方、ユーザ04は、提供された副本ショートカットを用いて対象文書を閲覧した後に、その副本ショートカットをユーザ10に提供する。ユーザ04,08,10は、それぞれ提供された副本ショートカットを用いて対象文書を閲覧する。なお、文書の受け渡しフローは、例えば、企業などにおいて、帳票、書類などの文書を回覧、決裁する際の順序により定めることができる。また、受け渡しフロー記憶部72に記憶する受け渡しフローは、例えば、文書ごとに用意してもよいし、根(root)となるユーザが文書の回覧を開始する際にその都度登録してもよい。
閲覧履歴取得部74は、文書管理サーバ10から上記の履歴情報を取得する。受け渡し履歴提供部76は、ユーザにより指定された正本IDに対する受け渡し履歴を生成し、提供する。受け渡し履歴は、指定された正本IDに対する受け渡しフローと履歴情報とを用いて生成されるテーブルである。図7は、受け渡し履歴のテーブルの一例を示す図である。図7において、提供先フィールド120には、副本ショートカットを用いて文書の閲覧を行ったユーザID、つまり副本ショートカットを提供された提供先(受信者)のユーザIDが示される。提供元フィールド122には、閲覧する際にユーザが用いた副本ショートカットを提供した提供元(送信者)のユーザIDが示される。さらに、状態フィールド124には、受け渡し履歴に登録された各送受信ペアに対する状態種別が示される。状態種別としては、「閲覧済み」、「未定義」、「未読」の3つがある。「閲覧済み」は、閲覧履歴に示された送受信ペアの中で、受け渡しフローに定義された送受信ペアに対して割り当てられる状態種別である。つまり、「閲覧済み」は、受け渡しフローに定義された正規の提供先ユーザ(文書を閲覧したユーザ)が、対となる正規の提供元ユーザ(文書を提供したユーザ)から提供された副本ショートカットを用いて文書を閲覧したことを示す。また、「未定義」は、閲覧履歴に示された送受信ペアの中で、受け渡しフローに定義されていない送受信ペアに対して割り当てられる状態種別である。よって、受け渡しフローに定義された提供先ユーザであっても、対になる提供元ユーザが、受け渡しフローに定義されていないユーザであれば、その送受信ペアは、「未定義」となる。つまり、「未定義」は、受け渡しフローからはずれた副本ショートカットの受け渡しが行われ、文書の閲覧が行われたことを示す。さらに、「未読」は、受け渡しフローに定義された送受信ペアの中で、閲覧履歴には示されていない送受信ペアに対して割り当てられる状態種別である。つまり、「未読」は、受け渡しフローに定義された正規の提供先ユーザが、対となる提供元ユーザから提供されるべき副本ショートカットを用いて文書をまだ閲覧していないことを示す。
図8Aは、受け渡し履歴提供部76から提供された受け渡し履歴をクライアント30等が備える表示装置に表示した場合の表示画面の一例を示す。表示画面は、各送受信ペアの状態種別をユーザが一目で把握できるように、例えば、色分けして表示される。また、文書の受け渡しフローをユーザが一目で把握できるように、送受信ペアごとに実行日時等をツリー形式で表示してもよい。
なお、文書管理サーバ10から提供される履歴情報に基づいて、履歴提供装置70は、文書管理サーバ10への文書登録や、副本ショートカットの発行イベントについても、図8Bに示すように受け渡し履歴に合わせて表示してもよい。これにより、閲覧対象の文書をだれが文書管理サーバ10に登録したのか(図8Bの状態フィールドの「新規登録」が該当する)、閲覧対象の文書に対する副本ショートカットをだれが文書管理サーバ10から取得したのか(図8Bの状態フィールドの「SC発行」が該当する)も合わせて把握することができる。
ここで、さらに、受け渡し履歴提供部76における受け渡し履歴の生成手順について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、受け渡し履歴提供部76は、文書管理サーバ10から取得した図4に示すような履歴情報を一行ずつ読み出して、図10の(A)に示すような、提供元ユーザごとに提供先ユーザをまとめた送受信ペア表を作成する(S100)。ここで、提供先ユーザは、履歴情報のユーザIDフィールドに示されたユーザIDを用いる。また、その提供先ユーザに対する提供元ユーザは、履歴情報の旧IDフィールドの副本IDと同一の副本IDが新IDフィールドに示された行のユーザIDフィールドのユーザIDを用いる。受け渡し履歴提供部76は、上記のように提供元ユーザと提供先ユーザとを特定して、提供元ユーザごとに提供先ユーザを、送受信ペア表の提供先リストフィールド132に追加して、提供先数フィールド134の値に1を加算する。なお、図示はしていないが、受け渡し履歴提供部76は、提供先ユーザごとに、履歴情報に示された日付情報も関連づけて送受信ペア表に登録しておく。
次いで、受け渡し履歴提供部76は、図6に示すような受け渡しフローを参照して、受け渡し履歴の土台となる図11の(A)に示すような送受信確認表を作成する(S102)。上述の通り、受け渡しフローは、ユーザID(ユーザ01,02,・・・)をノードとして、副本ショートカットの送り手を親、副本ショートカットの受け手を子とする木構造のデータである。よって、各ノードのユーザIDを提供先、その提供先ノードの親となるノードのユーザIDを提供元として、送受信確認表を作成する。なお、受け渡しフローの根となるノードを提供先とした場合、その提供先に対する親は存在しないため、根となるノードに対する提供元は、「−」として、送受信確認表を作成する。なお、この段階では、送受信確認表を構成する状態フィールドおよび日付フィールドは空欄のままである。
続いて、受け渡し履歴提供部76は、送受信確認表の各状態フィールドに「閲覧済み」もしくは「未読」のいずれか一方を設定する(S104)。より具体的には、受け渡し履歴提供部76は、送受信確認表を一行ずつ読み込み、提供元をキーとして、送受信ペア表を検索する。そして、送受信ペア表の提供先リストに、送受信確認表の提供先が含まれていれば、その提供先に対応する状態フィールドに「閲覧済み」を設定し、検索した提供先に対応する日付情報も送受信ペアから読み出し、日付フィールドに設定する。さらに、受け渡し履歴提供部76は、送受信ペア表の提供先リストから、該当する提供先を削除し、提供先数から1を減らす。一方、送受信ペア表の提供先リストに、送受信確認表の提供先が含まれていなければ、受け渡し履歴提供部76は、その提供先に対応する状態フィールドに、「未読」を設定する。この処理を、送受信確認表の各行に対して行うことで、送受信確認表の各状態フィールドに「閲覧済み」もしくは「未読」のいずれか一方が設定される。この処理により、例えば、図10の(A)に示した送受信ペア表は、図10の(B)のように更新される。さらに、図11の(A)に示した送受信確認表は、図11の(B)のように更新される。
次いで、受け渡し履歴提供部76は、送受信確認表に「未定義」の送受信ペアを追加する(S106)。より具体的には、受け渡し履歴提供部76は、「閲覧済み」の送受信ペアが削除された送受信ペア表を参照して、提供先数が0でない行を検索する。受け渡し履歴提供部76は、検索された提供先ごとに、提供先のユーザIDと提供元のユーザIDと日付情報とを組みにして、送受信確認表に追加登録し、追加された行の状態フィールドに「未定義」を設定する。なお、追加する行は、最終行でよいが、「未定義」の設定が終了した段階で、図11の(C)のように提供元ごとや日付順に行を並び替えても良い。
以上のようにして生成された送受信確認表が受け渡し履歴となる。なお、受け渡し履歴をツリー形式で表示する場合には、図12に示すように、送受信確認表に示される提供元を親、提供先を子とする木構造の配信ツリーを生成する。履歴提供装置70は、この配信ツリーに基づいて、図8Aに示すようなツリー形式の受け渡し履歴の画面をユーザに提供することができる。
以上、本実施形態によれば、ユーザは、履歴提供装置70が提供する受け渡し履歴を参照することで、受け渡しフローに定義された副本ショートカットの受け渡しと、定義されていない副本ショートカットの受け渡しとをそれぞれ区別して把握することができる。つまり、ユーザは、文書の受け渡しが、予め定められた受け渡しフローに従って行われているかどうかを容易に把握することができる。
また、本実施形態によれば、受け渡しフローに定義された副本ショートカットの受け渡しの中で、未だに実際に実行されていない副本ショートカットの受け渡しも合わせて把握することができる。よって、受け渡しフローに定義された副本ショートカットの受け渡しの進捗状況も容易に把握することができる。
さらに、本実施形態では、副本ショートカットの受け渡しにより、文書の回覧をしており、ユーザは文書の閲覧を行う場合には、必ず文書管理サーバ10にアクセスする必要がある。よって、電子メール等の通信手段を用いずに、例えば、フラッシュメモリやフロッピー(登録商標)ディスクに副本ショートカットを記憶させて回覧する場合でも、ユーザは文書の閲覧を行う場合には、必ず文書管理サーバ10にアクセスするため、文書(副本ショートカット)の受け渡しが、予め定められた受け渡しフローに従って行われているかどうかを容易に把握することができる。
なお、文書管理サーバ10は、履歴情報を提供可能な装置の一例である。よって、例えば、履歴提供装置70は、文書の送り手と受け手とを把握できる履歴情報を管理する他の装置から閲覧履歴を取得しても構わない。他の装置としては、例えば、クライアント間でやり取りされる電子メールを監視し、その電子メールのヘッダ情報を解析することで、文書の送り手と受け手とを特定し、履歴情報として管理する装置が挙げられる。
また、上記実施形態では、履歴提供装置70が、受け渡しフローを記憶する例について説明した。しかし、クライアント30が、いわゆるグループウェアなどの周知のワークフロー管理装置を介して、文書の閲覧や決裁を行う場合、履歴提供装置70は、ワークフロー管理装置から該当する受け渡しフローを取得しても構わない。ワークフロー管理装置を用いる場合にも、文書管理サーバ10が閲覧対象の文書を管理すれば、ワークフロー管理装置が管理する受け渡しフロー以外でやり取りされる文書の閲覧履歴に関しても、履歴提供装置70は、ユーザに提供することができる。
履歴提供装置70は、典型的には、上述の履歴提供装置70を構成する各部の機能を記述したプログラムを汎用のコンピュータに実行させることで実現することができる。また、上記実施形態では、履歴提供装置70を単独の装置として説明したが、履歴提供装置70は、例えば、文書管理サーバ10やワークフロー管理装置と同一のコンピュータで構成しても構わない。
本実施形態に係る文書流通システムの概略構成を示す図である。 文書管理サーバの機能ブロックを示す図である。 正本IDと副本IDとの派生関係を示す木構造のデータの一例を示す図である。 文書管理サーバから提供される履歴情報の一例を示す図である。 履歴提供装置の機能ブロックを示す図である。 文書の受け渡しフローの一例を示す図である。 履歴提供装置から提供される文書の受け渡し履歴の一例を示す図である。 受け渡し履歴の表示画面の一例を示す図である。 受け渡し履歴の表示画面の一例を示す図である。 受け渡し履歴提供部が行う受け渡し履歴の生成手順を示すフローチャートである。 受け渡し履歴提供部が受け渡し履歴を生成する際に用いる送受信ペア表の一例を示す図である。 受け渡し履歴提供部が受け渡し履歴を生成する際に用いる送受信確認表の一例を示す図である。 送受信確認表を元に生成される配信ツリーの一例を示す図である。
符号の説明
10 文書管理サーバ、12 文書登録部、14 ショートカット提供部、16 文書提供部、18 履歴情報管理部、22 文書管理部、24 派生関係情報記憶部、30 クライアント、50 ネットワーク、70 履歴提供装置、72 受け渡しフロー記憶部、74 閲覧履歴取得部、76 受け渡し履歴提供部。

Claims (3)

  1. 文書の識別情報を含む文書閲覧要求をクライアントから受信した場合に、当該文書に対して新たな識別情報を付与して、当該新たな識別情報および当該文書の内容を当該クライアントに返送し、かつ、当該新たな識別情報を新識別情報とし、前記文書閲覧要求に含まれる前記識別情報を旧識別情報とし、前記文書閲覧要求を行った利用者を表す情報と当該新識別情報と当該旧識別情報とを互いに対応づけた履歴情報を生成して管理する文書管理サーバに接続され、
    前記文書管理サーバから複数の前記履歴情報を取得し、取得した複数の前記履歴情報において、1つの前記履歴情報における前記新識別情報が他の前記履歴情報における前記旧識別情報である前記履歴情報の対を特定し、当該1つの前記履歴情報における前記利用者を文書の送信者とし、当該他の前記履歴情報における前記利用者を文書の受信者として、当該送信者と当該受信者とを対にした送受信ペアを含む送受信履歴を求める履歴取得部と、
    予め定められた文書の受け渡し順序に基づく送受信ペアが登録された受け渡しフローと前記送受信履歴とを照合して、前記送受信履歴に示された各送受信ペアを、前記受け渡しフローに登録されているか否かに基づいて登録送受信ペアと未登録送受信ペアとに分類する分類部と、
    前記登録送受信ペアと前記未登録送受信ペアとを区別して示した文書の受け渡し履歴を提供する履歴提供部と、
    を備えることを特徴とする履歴提供装置。
  2. 請求項1に記載の履歴提供装置は、
    前記受け渡しフローに登録された送受信ペアの中から、前記送受信履歴に示されていない送受信ペアを未実行送受信ペアとして特定する特定部を備え、
    前記履歴提供部は、
    前記未実行送受信ペアが、前記登録送受信ペア及び前記未登録送受信ペアと区別して示された文書の受け渡し履歴を提供することを特徴とする履歴提供装置。
  3. 文書の識別情報を含む文書閲覧要求をクライアントから受信した場合に、当該文書に対して新たな識別情報を付与して、当該新たな識別情報および当該文書の内容を当該クライアントに返送し、かつ、当該新たな識別情報を新識別情報とし、前記文書閲覧要求に含まれる前記識別情報を旧識別情報とし、前記文書閲覧要求を行った利用者を表す情報と当該新識別情報と当該旧識別情報とを互いに対応づけた履歴情報を生成して管理する文書管理サーバに接続されたコンピュータシステムを、
    前記文書管理サーバから複数の前記履歴情報を取得し、取得した複数の前記履歴情報において、1つの前記履歴情報における前記新識別情報が他の前記履歴情報における前記旧識別情報である前記履歴情報の対を特定し、当該1つの前記履歴情報における前記利用者を文書の送信者とし、当該他の前記履歴情報における前記利用者を文書の受信者として、当該送信者と当該受信者とを対にした送受信ペアを含む送受信履歴を求める履歴取得部と、
    予め定められた文書の受け渡し順序に基づく送受信ペアが登録された受け渡しフローと前記送受信履歴とを照合して、前記送受信履歴に示された各送受信ペアを、前記受け渡しフローに登録されているか否かに基づいて登録送受信ペアと未登録送受信ペアとに分類する分類部と、
    前記登録送受信ペアと前記未登録送受信ペアとを区別して示した文書の受け渡し履歴を提供する履歴提供部と、
    して機能させるためのプログラム。
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