JP4696587B2 - 表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4696587B2
JP4696587B2 JP2005042592A JP2005042592A JP4696587B2 JP 4696587 B2 JP4696587 B2 JP 4696587B2 JP 2005042592 A JP2005042592 A JP 2005042592A JP 2005042592 A JP2005042592 A JP 2005042592A JP 4696587 B2 JP4696587 B2 JP 4696587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
display device
pixel
forming
dot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005042592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006227406A (ja
Inventor
弘綱 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005042592A priority Critical patent/JP4696587B2/ja
Publication of JP2006227406A publication Critical patent/JP2006227406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4696587B2 publication Critical patent/JP4696587B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は、表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法に関する。
従来、液晶ディスプレイ装置や有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ装置(有機ELディスプレイ装置)等の表示装置は、基板上に形成された複数の電気光学素子を備えている。一般に、この種の基板には、品質管理・製品管理の目的で、製造番号等をコード化したバーコード等のパターンが描画されている。このパターンは、専用のコード・リーダによって読み取られ、解読される。
一方、パターンを描画した基板は、電気光学素子の各製造工程を経るため、耐擦性、耐薬品性、耐熱性等が要求される。このような課題に対し、レーザ照射による基板への直接描画方法や、パターンを描画した耐熱性の粘着シールを基板に貼着する方法等が提案されている。また、特許文献1では、研磨剤を含んだ水を基板等に噴射し、基板に番号等を刻印するウォータジェット方法が提案されている。さらに、特許文献2では、レーザ光を照射して、クロム被膜を基板に転写させてパターンを描画する方法が提案されている。
特開2003−127537号公報 特開平11−77340号公報
しかしながら、前記した各方法では、パターンを、基板がディスプレイに実装された際に画像表示に悪影響を与えず、しかも外部から視認しずらい箇所に形成しなければならない。このため、パターンの描画だけのために、基板の隅部にスペースを確保していた。しかし、最近では、基板に各素子が形成されて高密度化する傾向があるため、コード描画領域は確保しずらいことが多い。
また、ウォータジェット方法等では、特殊な装置が必要となり、コスト低減、設備の小型化等の点で不利であるため、電気光学素子の製造工程に採用するのは難しい。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性が高く、省スペース化を図ることができるパターンが形成された表示装置、その製造装置及び表示装置の製造方法を提供することにある。
本発明は、複数の画素を備えた表示装置において、該表示装置に関わる識別情報を変換することにより生成されたパターンを構成するパターン構成要素をパターン形成領域に含まれる画素内にそれぞれ備える
これによれば、パターン構成要素を有する画素を備え、このパターン構成要素によりパターンが構成されている。このため、画素を使用してパターンを形成することができるので、表示基板等にパターンを形成するためだけのパターン形成領域を確保する必要がない。また、パターン構成要素は画素に設けられているので、パターンの耐久性を向上できる。さらに、画素が設けられた表示装置の表示面から、パターンを読み取ることができるので、電子機器等に実装される前だけでなく、実装後も、パターンを製品管理等の各種情報管理に利用することができる。
この表示装置において、前記パターン構成要素は、前記画素内に突状に形成されたドットであって、前記パターン形成領域の前記画素内に設けられた前記ドットと、前記ドットが設けられていない前記画素とによって、ドットパターンが構成されている。
これによれば、パターン構成要素は、画素内に突状に形成されたドットである。そして、このドットの有無によって、パターンが構成される。このため、比較的簡単にパターン構成要素を画素内に形成できる。また、例えば、ドットの有無を、光照射した各画素からの反射光の位相差・反射率等から検出することができる。
この表示装置において、前記ドットは、前記パターンに光を照射した際に、該ドットが無い画素と該ドットを有する画素との光の反射率の差により該ドットの有無を検出可能な金属からなる
これによれば、パターン構成要素は、画素内に形成された金属ドットである。このため、比較的簡単に画素内にパターン構成要素を形成することができる。また、例えば、金属ドットと、金属ドットの無い画素との光の反射率との差により、金属ドットの有無を検出できるので、検出方法も比較的簡単な方法にすることができる。
この表示装置において、前記ドットは、前記各画素のうち、低明度の画素内に形成されている。
これによれば、ドットは、低明度の画素内に形成されている。即ち、RGB方式の画素である場合には、例えば明度が比較的低い青色の画素内にドットを形成する。このため、ドットの視認性を低くして、画像表示に悪影響を与えないようにすることができる。
この表示装置において、前記パターン構成要素は、前記画素を構成する各色の機能層であって、前記画素の前記機能層の濃淡によって前記パターンが構成されている。
これによれば、パターン構成要素は、各色の機能層である。そして、画素の機能層の濃淡によってパターンが構成される。このため、比較的簡単な方法で、しかも画素形成材料以外の材料を用いずに画素内にパターン構成要素を形成することができる。
この表示装置において、青色の前記機能層の濃淡によって前記パターンを構成する。
これによれば、青色の機能層の濃淡によってパターンが構成される。このため、機能層の濃淡による色ムラを目立ちにくくすることができる。
この表示装置において、前記パターン構成要素は、前記各画素からなる各行及び各列のうち、最端の行又は列を構成する前記画素に設けられている。
これによれば、パターンは、各画素からなる各行及び各画素からなる各列のうち、最端の行又は列に設けられている。このため、パターン構成要素又はパターンを目立ちにくくすることができるので、画像表示に悪影響を与えないようにすることができる。
この表示装置において、前記表示装置は、液晶表示装置であって、前記パターン構成要素は、カラーフィルタを構成する前記画素に設けられている。
これによれば、表示装置は液晶表示装置であって、パターン構成要素はカラーフィルタを構成する画素に設けられている。このため、画像表示に悪影響を与えずに、比較的容易にパターン構成要素を形成することができる。
本発明は、複数の画素を備える表示装置の製造装置において、該表示装置に関わる識別情報を変換することにより生成されたパターンに基づいて該パターンを構成するパターン構成要素を形成するための形成条件を生成する手段と、前記形成条件に基づいて、画素形成領域に前記パターン構成要素を形成するための液滴を吐出する液滴吐出手段とを備える。
これによれば、パターンに基づいて、画素の形成条件を作成するので、画素を使用してパターンを形成することができる。このため、表示基板等にパターンを形成するためだけのパターン形成領域を確保する必要がなく、パターンの耐久性を向上できる。また、画素が設けられた表示装置の表示面から、パターンを読み取ることができるので、電子機器等に実装される前だけでなく、実装後も、パターンを製品管理等の各種情報管理に利用することができる。
この製造装置において、前記形成条件は、前記液滴吐出手段から前記画素形成領域内に液滴を吐出して形成される突状のドットの形成条件である。
これによれば、形成条件は、突状のドットの形成条件である。このため、画素内に、ドットのパターンを形成することができる。また、液滴吐出手段を使用してパターンを形成するので、比較的容易な方法で、微小なドットを形成することができる。
この製造装置において、前記液滴吐出手段は、金属粒子を含む前記液滴を吐出する。
これによれば、液滴吐出手段は、金属粒子を含む液滴を吐出する。このため、画素形成領域に金属ドットを形成できるので、耐久性が高く、検出しやすいドットを形成することができる。
この製造装置において、前記液滴吐出手段は、機能層を形成するための色材を含む液滴を前記画素形成領域に吐出するとともに、前記形成条件は、前記パターン構成要素を形成する前記画素形成領域に吐出する吐出量を示す
これによれば、形成条件は、液滴吐出手段から吐出する吐出量である。このため、吐出する吐出量の差異により、色濃度の異なる機能層が形成される。従って、色濃度の異なる機能層を構成要素としたパターンを形成することができる。
この製造装置において、前記液滴吐出手段から前記画素形成領域に吐出される前記吐出量は、前記液滴吐出手段から吐出される液滴数に基づく。
これによれば、製造装置は、液滴吐出手段からの吐出液滴数を変更することで、パターン構成要素を形成する。このため、容易にパターンを形成することができる。
本発明は、複数の画素を備える表示装置の製造方法において、該表示装置に関わる識別情報を変換することにより生成されたパターンに基づいて該パターンを構成するパターン構成要素を形成するためのパターン情報取得し、前記パターン情報に基づいて、液滴吐出手段により、パターン構成要素を形成するための液滴を画素形成領域に吐出する。
これによれば、液滴吐出手段により、パターン構成要素を形成するための液滴を画素形成領域に吐出する。このため、液滴吐出手段により微細なパターンを容易に形成することができる。また、表示基板等にパターンを形成するためだけのパターン形成領域を確保する必要がない。さらに、パターン構成要素は画素に設けられているので、パターンの耐久性を向上できる。また、画素が設けられた表示装置の表示面から、パターンを読み取ることができるので、電子機器等に実装される前だけでなく、実装後も、パターンを製品管理等の各種情報管理に利用することができる。
この表示装置の製造方法において、前記パターン構成要素は、前記画素内に突状に形成されたドットであって、前記パターン情報に基づいて前記液滴吐出手段により前記ドットを形成する対象となる前記各画素形成領域に前記ドットを形成するための液滴をそれぞれ吐出する。
これによれば、液滴吐出手段は、パターン構成要素を形成するための液滴を画素形成領域に吐出して突状のドットを形成する。このため、画素内にドットのパターンを形成することができる。また、液滴吐出手段を使用してパターンを形成するので、比較的容易な方法で、微小なドットを形成することができる。
この表示装置の製造方法において、前記液滴吐出手段は、色材を含む機能液の液滴を前記画素形成領域に吐出して機能層を形成するとともに、前記パターン情報に基づいて、前記パターン構成要素を形成する前記画素形成領域に対し、前記各パターン構成要素に応じた量の前記機能液を、前記各画素形成領域にそれぞれ吐出し、濃淡の異なる各機能層を形成して、前記各機能層の濃淡によるパターンを形成する。
これによれば、表示装置の製造装置は、色材を含む機能液の液滴を画素形成領域に吐出する液滴吐出手段を備える。また、液滴吐出手段は、パターン構成要素に応じた量の機能
液を画素形成領域にそれぞれ吐出して、濃淡の異なる各機能層を形成する。従って、濃淡の異なる機能層によるパターンを形成することができる。また、液滴吐出手段を使用してパターンを形成するので、色濃度の異なる機能層を容易に形成することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図14に従って説明する。図1は、表示装置及び液晶表示装置としての液晶ディスプレイ1の概略図、図2は液晶ディスプレイ1の要部断面図である。
図1及び図2に示すように、液晶ディスプレイ1は、素子基板2と対向基板3とを備えている。図2に示すように、素子基板2の図中上側には、信号生成回路4a、電圧制御回路4bが形成されている。また、素子基板2には、対向基板3を挟むように1対の走査線駆動回路4cが形成され、対向基板3の下側には、信号線駆動回路4dが形成されている。さらに、素子基板2及び対向基板3の外側には、図示しない1対の偏光板が設けられている。
図2に示すように、素子基板2には、画素電極5と、画素トランジスタ6とが形成されている。素子基板2と対向基板3との間には、図示しないスペーサを含むシール材7が介在することにより空間が形成され、この空間には、液晶8が封入されている。また、素子基板2側には、図示しないバックライトユニットが配設されている。
対向基板3と液晶4との間には、カラーフィルタ10が設けられている。このカラーフィルタ10について、図3及び図4に従って説明する。図3は、カラーフィルタ10の概略図、図4は要部断面図である。図3に示すように、カラーフィルタ10は、対向基板3上に形成され、矩形状に形成された、画素及び機能層としての赤色フィルタ層R、緑色フィルタ層G及び青色フィルタ層Bと、各フィルタ層R,G,Bの隙間にそれぞれ設けられたブラックマトリクスKとを備えている。また、各フィルタ層R,G,Bは、色ごとにX矢印方向に一列に配列され、各列は、Y方向に赤、緑、青の順番に並設されている。また、各フィルタ層R,G,Bは、Y矢印方向に並ぶ各フィルタ層R,G,Bで1つの画素Pを構成している。本実施形態では、各画素Pは対向基板3上に320行・240列形成されている。
図4に示すように、各フィルタ層R,G,B及びブラックマトリクスK上には、透過性を有する保護膜11と、対向電極12とが形成されている。そして、図3に示すように、このカラーフィルタ10の最下端行10aに設けられたフィルタ層R,G,Bのうち、所定のフィルタ層R,G,Bには、金属ドット15が形成されている。
図4に示すように、金属ドット15は、ブラックマトリクスK及び対向基板3とで区画された画素形成領域18において、対向基板3上に定着している。また、各金属ドット15の上には、光透過性を有する各色のフィルタ層R,G,Bが形成されている。これにより、カラーフィルタ10の最下端行10aにおいて、金属ドット15が形成された画素形成領域18と、金属ドット15の無い画素形成領域18とをパターン構成要素としたドットパターンが形成されている。このドットパターンは、液晶ディスプレイ1の識別番号等を変換処理して、パターン化したものである。
次に、このカラーフィルタ10の製造方法について説明する。まず、図5に示すように、光透過性を有する対向基板3に、格子状のブラックマトリクスKを形成する。具体的には、対向基板3上に、クロム等のスパッタリング膜を形成し、フォトリソグラフィー法によりパターニングする。このブラックマトリクスKと対向基板3とにより、図6に示すよ
うな矩形状の画素形成領域18がそれぞれ区画形成される。
次に、このカラーフィルタ10の最下端行10aであって、所定の各画素形成領域18に、パターン構成要素としての金属ドット15を形成する。金属ドット15は、製造装置、液滴吐出手段としての液滴吐出装置20を用いて、形成される。
図7に示すように、液滴吐出装置20は、略板状の搬送台21を備え、搬送台21は、基台22に設けられた搬送レール23に沿って、Y軸方向(Y矢印方向及び反Y矢印方向、図6参照)に往復移動可能になっている。搬送台21には、対向基板3が、ブラックマトリクスKの形成面を上方にして載置固定される。
また、液滴吐出装置20は、支持部24を備え、この支持部24は、X軸方向と平行に、搬送台21の移動経路の鉛直方向上方を横切るように設けられている。この支持部24には、走査レール25がX軸方向と平行に配設され、走査レール25には、キャリッジ26が摺動可能に設けられている。
キャリッジ26は、液滴吐出ヘッド27を搭載している。液滴吐出ヘッド27は、機能液を内部に一時貯留可能に形成され、その下面には、ノズル28が貫通形成されたノズルプレート29を備えている(図9参照)。また、液滴吐出ヘッド27は、ノズル28に対応した圧電素子27a(図8参照)を備え、圧電素子27aの変形により、内部に貯留した機能液をノズル28から押し出して、機能液の微小液滴Faを下方に向って飛ばすようになっている。そして、液滴吐出ヘッド27は、搬送台21に載置した対向基板3がY矢印方向に搬送されることにより、最下端行10a内の所定の画素形成領域18に微小液滴Faを吐出するようになっている。
また、機能液は、例えば、ニッケル等の金属粒子としての金属微粒子Mを分散媒Sに分散させた機能液Fであって、図7に示す貯留タンク30に貯留されている。貯留タンク30内の機能液は、図示しない供給機構を介して、キャリッジ26上の液滴吐出ヘッド27に供給される。
また、図9に示すように、キャリッジ26には、レーザヘッド31が搭載されている。レーザヘッド31は、図示しない半導体レーザを備え、液滴吐出ヘッド27よりもY矢印方向側の位置に配置されている。そして、レーザヘッド31は、液滴吐出ヘッド27から対向基板3に吐出され、対向基板3に付着した液滴Fbに向って、特定の波長のレーザ光を局所的に照射するようになっている。
さらに、液滴吐出装置20は、制御装置32を備えている。図8に示すように、制御装置32は、形成条件を作成する手段としての制御部33を備えている。この制御部33は、CPU、ROM、RAM等を備え、ROM等に格納された制御プログラム、パターン作成プログラムに従って、搬送台21の搬送及び液滴吐出動作を行う。また、制御部33は、液晶ディスプレイ1に対して付与された識別番号等を、公知の方法でパターン化し、このパターン情報を、液滴吐出ヘッド27を駆動するためのビットマップデータに変換する。形成条件としてのビットマップデータは、液滴吐出ヘッド27から吐出される液滴数や液滴の大きさ等を示すデータである。そして、そのビットマップデータは、ROMに格納されている。
また、制御部33は、ノズル駆動回路34と接続し、ノズル駆動回路34にノズル駆動信号を出力する。ノズル駆動回路34は、制御部33からのノズル駆動信号に基づいて、液滴吐出ヘッド27に設けた各圧電素子27aのうち、対応する圧電素子27aを通電して、駆動させる。
さらに、制御部33は、X軸モータ駆動回路35と接続し、X軸モータ駆動回路35にX軸モータ駆動信号を出力するようになっている。X軸モータ駆動回路35は、制御部33からのX軸駆動信号に応答して、X軸モータMXを正転又は逆転させるようになっている。例えば、X軸モータMXが正転すると、キャリッジ26はX矢印方向に移動し、X軸モータMXが逆転すると、キャリッジ26は反X矢印方向に移動する。
また、制御部33は、Y軸モータ駆動回路36と接続し、Y軸モータ駆動回路36にY軸モータ駆動信号を出力するようになっている。Y軸モータ駆動回路36は、制御部33からのY軸駆動信号に応答して、Y軸モータMYを正転又は逆転させるようになっている。例えば、Y軸モータMYが正転すると、搬送台21はY矢印方向に移動し、Y軸モータMYが逆転すると、搬送台21が反Y矢印方向に移動する。
また、制御部33は、レーザヘッド31に、予め定めたタイミングで駆動信号を出力するようになっている。レーザヘッド31は、駆動信号を受信すると、鉛直方向下側に向って半導体レーザからレーザ光を出射する。
液滴吐出動作を行う際には、図6に示すように、対向基板3を、各画素形成領域18からなる各行がY軸方向と平行になるように搬送台21に載置固定する。そして、制御部33は、対向基板3の画素形成領域18の最下端行10aが、液滴吐出ヘッド27の直下を通過可能である位置まで、キャリッジ26をX軸方向に移動して静止させる。
そして、対向基板3を所定の位置まで搬送すると、制御部33は、搬送台21をY矢印方向に移動させながら、ビットマップデータに基づいて、液滴吐出ヘッド27の圧電素子27aを駆動する。すると、図9に示すように、吐出対象の画素形成領域18に対しては、液滴吐出ヘッド27から、約1〜2plの微小液滴Fa(液滴)が吐出される。反対に、吐出対象でない画素形成領域18には液滴が吐出されない。これにより、図10に示すように、微小液滴Faが吐出された画素形成領域18には、その微小液滴Faが着弾して形成された半球状の液滴Fbが付着する。
半球状の液滴Fbが付着した画素形成領域18が、レーザヘッド31の直下を通過する時、制御部33は、レーザヘッド31を駆動して、対向基板3上に付着した液滴Fbに向って、特定の波長のレーザ光を所定の条件で照射する。レーザ光が照射されることにより、液滴Fb内の分散媒Sがレーザ光を吸収し、加熱されて蒸発する。その結果、各金属微粒子Mが固化して対向基板3に定着し、図11に示すような金属ドット15が形成される。金属ドット15は、液滴吐出ヘッド27から吐出された微小液滴Faにより形成されるため、略円形状の金属ドット15の径は、画素形成領域18の幅及び長さに比べ小さく、画素形成領域18を隠蔽することはない。また、金属ドット15は、カラーフィルタ10のうち、最下端行10aに形成されているので、中央部に形成されるよりも目立ちにくくなっている。
液滴吐出ヘッド27が、最下端行10aの全ての画素形成領域18を走査し終わると、図12に示すように、最下端行10aには、金属ドット15が形成された画素形成領域18と、金属ドット15が形成されていない画素形成領域18とが形成される。
次に、製造装置及び液滴吐出手段としての液滴吐出装置を使用して、各画素形成領域18に各フィルタ層R,G,Bを形成する。この液滴吐出装置は、図7に示す液滴吐出装置20とほぼ同様の構成であるので、その詳細な説明を省略する。図13に示すように、フィルタ層R,G,Bを形成するための液滴吐出手段を構成する液滴吐出ヘッド37は、赤色フィルタ層Rを形成するための機能液、緑色フィルタ層Gを形成するための機能液、青
色フィルタ層Bを形成するための機能液の微小液滴Fcをそれぞれ吐出する。これらの機能液は、各色材、色材を溶解する溶媒等から構成される。そして、各吐出工程後、画素形成領域18に吐出されて画素形成領域18に付着した機能液の液滴Fdを乾燥装置で乾燥し、溶媒を蒸発させる。その結果、対向基板3に、赤色フィルタ層R、緑色フィルタ層、青色フィルタ層Bがそれぞれ形成される。
次に、各フィルタ層R,G,Bが形成された対向基板3に、保護膜11を形成する。さらに、保護膜11上に、ITO膜からなる対向電極12をスパッタ法等の公知の方法により形成し、カラーフィルタ10を作成する。そして、画素電極5、シール材7、画素トランジスタ6等が形成された素子基板2と、カラーフィルタ10が形成された対向基板3とを向かい合わせて接合し、その間に液晶4を封入させ、前記各偏光板を配設することにより液晶ディスプレイ1が形成される。
このカラーフィルタ10を備えた液晶ディスプレイ1は、最下端行10aの画素Pが、最下端になるように携帯電話40(図14参照)に実装される。金属ドット15からなるパターンを読み取る際は液晶ディスプレイ1の画像表示面40a側から、専用のリーダ41を使用して読み取る。このリーダ41は、例えば、図示しない発光素子と受光素子とを備えている。そして、発光素子から液晶ディスプレイ1のうち最下端部に向って照射した光を受光素子が受光して、その反射率等を検出するようになっている。即ち、金属ドット15の反射率と、金属ドット15が形成されていない画素形成領域18の反射率との差異により、金属ドット15の有無を検出する。また、リーダ41は、最下端行10aの全ての画素形成領域18を走査することにより、金属ドット15からなるドットパターンを検出し、このドットパターンから、識別番号等を復元する。
第1の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1の実施形態では、カラーフィルタ10の所定の各フィルタ層R,G,Bに、金属ドット15を形成して、識別番号等を示す金属ドット15のパターンを形成した。即ち、フィルタ層R,G,Bを使用してパターンを形成したので、素子基板2等にパターン形成領域を確保する必要がない。また、パターン構成要素である金属ドット15は、フィルタ層R,G,Bの中に形成されるので、パターンの耐久性が向上し、パターンを消去しにくくすることができる。さらに、液晶ディスプレイ1が搭載された携帯電話40の画像表示面40aから、金属ドット15からなるパターンを読み取ることができるので、携帯電話40への実装前だけでなく、実装後も、パターンを製品管理等の各種情報管理に有効利用することができる。また、パターン構成要素を金属ドット15にしたので、反射率の差により比較的容易に検出することができる。
(2)第1の実施形態では、金属ドット15を、各フィルタ層R,G,Bからなる各行及び各列のうち、最端に設けられた最下端行10aに形成するようにした。このため、金属ドット15を目立ちにくくすることができるので、画像表示に悪影響を与えないようにすることができる。
(3)第1の実施形態では、パターンを構成する金属ドット15を、液晶ディスプレイ1のカラーフィルタ10が備える各フィルタ層R,G,B内に形成するようにした。このため、各画素のショート等の悪影響を与えることなく、金属ドット15を形成することができる。
(4)第1の実施形態では、液滴吐出装置20を使用して、金属微粒子Mを含む機能液の液滴を吐出して、金属ドット15を形成するようにした。このため、比較的容易な方法で、微小な金属ドット15を形成することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図15に従って説明する。尚、第2の実施形態は、第1の実施形態の金属ドット15を形成する対象の画素形成領域18を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態では、液滴吐出装置20の制御装置32は、Y矢印方向に並ぶ各列のうち、最右端列10bに設けられた青色フィルタ層Bを形成するための画素形成領域18を機能液の吐出対象とする。
制御装置32の制御部33は、ROMに格納したビットマップデータに基づいて、液滴吐出ヘッド27及びレーザヘッド31を駆動して、最右端列10bの所定の画素形成領域18に機能液Fの微小液滴Faを吐出する。そして、最右端列10bに、金属ドット15が固着した画素形成領域18と、金属ドット15のない画素形成領域18とを形成する。
さらに、第1の実施形態と同様に、その他の各画素形成領域18に、各フィルタ層R,G,Bを形成するための機能液を吐出して、各フィルタ層R,G,Bを形成する。その結果、図15に模式的に示すように、最右端列10bの、明度が比較的低い青色フィルタ層Bの下に金属ドット15が形成される。このため、液晶ディスプレイ1の画像表示面から見ても、金属ドット15が視認されにくくなっている。また、リーダ41は、最右端列10bの青色フィルタ層Bのみを走査し、金属ドット15の有無を検出する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の(1)〜(4)の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(5)第2の実施形態では、金属ドット15を、低明度の青色フィルタ層Bに形成するようにした。このため、赤色フィルタ層R及び緑色フィルタ層G内に金属ドット15を形成する場合に比べて、金属ドット15を比較的目立ちにくくして、画像表示に悪影響を与えないようにすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化した第3の実施形態を図16に従って説明する。尚、第3の実施形態は、第1の実施形態のパターンの形成方法を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
本実施形態では、金属ドット15を形成せず、最右端列10bに設けられた各青色フィルタ層Bをパターン構成要素とする。そして、制御装置32の制御部33は、識別番号等をパターン化したパターン情報を、そのパターンに応じた微小液滴Fcの液滴数を示す、形成条件としてのビットマップデータに変換する。即ち、例えば、パターンが、2種類のパターン構成要素a,bから構成されている場合には、パターン構成要素aに対しては、第1の吐出液滴数、パターン構成要素bに対しては第2の吐出液滴数を吐出するためのビットマップデータを作成する。また、最右端列10b以外の画素形成領域18に対しては、通常の吐出液滴数を設定したビットマップデータを作成する。尚、第1の吐出液滴数は、第2の吐出液滴数よりも多く設定されている。
制御装置32の制御部33は、キャリッジ26及び搬送台21の移動により、最右端列10bが液滴吐出ヘッド27の下方位置に位置するように配置すると、搬送台21をY矢印方向に移動させながら、ビットマップデータに基づいて、所定の画素形成領域18に、青色の色材を含有した機能液を吐出する。このとき、第1の吐出液滴数が設定された画素形成領域18には、第1の吐出液滴数の微小液滴Fcを吐出し、第2の吐出液滴数が設定された画素形成領域18には、第2の吐出液滴数の微小液滴Fcを吐出する。同様に、制御装置32は、液滴吐出ヘッド27を駆動して、他の列の画素形成領域18に通常量の各
機能液をそれぞれ吐出する。
各フィルタ層R,G,Bを形成するための機能液が注入された対向基板3を乾燥処理すると、図16に示すように、最右端列10bには、青濃度の大きい青色フィルタ層B1と、青濃度の小さい青色フィルタ層B2とが形成される。即ち、最右端列10bの各青色フィルタ層Bの濃淡が、第1の実施形態のドットパターンに相当するパターンとなっている。尚、他の列の青色フィルタ層Bは、全て同じ濃度になっている。
携帯電話40等の電子機器に実装された液晶ディスプレイ1は、画像表示面40a側から、専用のリーダ42(図14参照)によってパターンが読み取られるようになっている。リーダ42は、最右端列10bに設けられた、青色用の画素形成領域18を全て走査して、濃度分布パターンを読み取り、識別番号等を復元する。
従って、第3の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(6)第3の実施形態では、カラーフィルタ10に、濃淡の異なる青色フィルタ層Bを形成するようにした。そして、これらの各青色フィルタ層Bにより、液晶ディスプレイ1の識別番号を示すパターンを構成するようにした。従って、素子基板2等にパターン形成領域を設ける必要がない。また、パターン構成要素は、青色フィルタ層Bであって、保護膜11等によって保護されるので、パターンの耐久性を向上し、パターンを消去しにくくすることができる。さらに、液晶ディスプレイ1が搭載された携帯電話40の画像表示面40aから、青色の濃淡からなるパターンを読み取ることができるので、実装前だけでなく、実装後も、パターンを製品管理等の各種情報管理に有効利用することができる。また、カラーフィルタ10の形成材料のみを使用して、パターンを形成することができるとともに、吐出液滴数を変更するだけでパターンを形成できるので、工程数の増加を抑制できる。
(7)第3の実施形態では、濃淡の異なる青色フィルタ層Bを、各フィルタ層R,G,Bからなる各行及び各列のうち、最端に設けられた最右端列10bに形成するようにした。このため、青色フィルタ層Bの濃淡による色ムラを目立ちにくくすることができるので、画像表示に悪影響を与えないようにすることができる。
(8)第3の実施形態では、濃淡の差を設けるフィルタ層を、青色のフィルタ層Bにした。このため、濃淡による色ムラを目立ちにくくすることができる。
(9)第3の実施形態では、パターン情報を、液滴数を示すビットマップデータに変換し、このビットマップデータに基づいて液滴吐出ヘッド37から、画素形成領域18に微小液滴Fcを吐出するようにした。このため、色濃度の異なる青色フィルタ層Bを容易に形成でき、工程数の増加、設備の拡大等が必要ない。
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、パターンを、液晶ディスプレイ1の識別番号をパターン化したものとした。これ以外に、携帯電話40等の電子機器の固有識別子、又は、電子機器を所有するユーザ識別子をパターン化してもよい。
・第1の実施形態では、画素形成領域18に、金属ドット15を形成することにより、パターンを形成したが、他の材料からなるドットを形成してもよい。例えば、ポリイミド等の透明材料を含有した機能液等でもよく、要は、突状のドットが形成されたフィルタ層R,G,Bと、ドットが形成されていないフィルタ層R,G,Bを、専用のリーダによって検出可能であればよい。
・第1及び第2の実施形態では、機能液に含有される金属微粒子Mは、マンガン、銀、
金、銅等のその他の金属でもよい。
・第1及び第2の実施形態では、対向基板3に、機能液Fの微小液滴Faを吐出した後、レーザヘッド31を用いて、金属微粒子Mを対向基板3に固着させるようにしたが、ヒータ等の加熱手段、温風炉等の乾燥手段を用いて、対向基板3に付着した液滴Fbの分散媒Sを蒸発させるようにしてもよい。
・第1及び第2の実施形態では、各フィルタ層R,G,Bを、液滴吐出方法により形成したが、顔料分散法、染色法等の他の方法により形成してもよい。
・第3の実施形態では、青色フィルタ層Bの濃度差を2段階に設定したが、3段階以上にしてもよい。このようにすると、限られた数の青色フィルタ層Bを使用して、より多くの情報をパターン化することができる。
・第3の実施形態では、赤色フィルタ層R又は緑色フィルタ層Gの濃淡によってパターンを表してもよい。又は、各フィルタ層R,G,Bの全ての濃淡によりパターンを構成してもよい。
・上記各実施形態では、カラーフィルタ10を、各フィルタ層R,G,Bを色ごとの列に配置するストライプ配列型のカラーフィルタとしたが、いわゆるモザイク配列型、又はデルタ配列型のカラーフィルタにしてもよい。
・上記各実施形態では、パターンを、カラーフィルタ10の最下端行10a又は最右端列10bに形成したが、最左端の列、最上端の行に形成してもよい。或いは、それ以外の行又は列に形成してもよい。さらに、例えば、対向基板3の隅部に配置された16行×16列の画素群に形成してもよい。
・上記各実施形態では、RGB方式のカラーフィルタ10内に、パターン構成要素を形成したが、CMY方式のカラーフィルタに形成されてもよい。
・上記各実施形態では、液晶ディスプレイ1以外の表示装置又はその他の製品にパターン構成要素を形成してもよい。例えば、有機ELディスプレイ、平面状の電子放出素子を備え、同素子から放出された電子による蛍光物質の発光を利用した電界効果型ディスプレイ(FEDやSED等)等の表示装置内に形成してもよい。
本実施形態の液晶ディスプレイの概略図。 同液晶ディスプレイの要部断面図。 同液晶ディスプレイに備えられるカラーフィルタの概略図。 同カラーフィルタの要部断面図。 製造過程の同カラーフィルタの要部断面図。 製造過程の同カラーフィルタの要部平面図。 同カラーフィルタを製造するための液滴吐出装置の概略図。 同液滴吐出装置の制御装置の電気的構成を示すブロック図。 同カラーフィルタの製造工程の説明図。 同カラーフィルタの製造工程の説明図。 金属ドットが形成された同カラーフィルタの要部断面図。 金属ドットが形成された同カラーフィルタの要部平面図。 同カラーフィルタの製造工程の説明図。 同液晶ディスプレイが実装された電気機器の斜視図。 第2の実施形態のカラーフィルタの要部平面図。 第3の実施形態のカラーフィルタの要部平面図。
符号の説明
1…表示装置及び液晶表示装置としての液晶ディスプレイ、10…カラーフィルタ、15…パターン構成要素としての金属ドット、18…画素形成領域、20…製造装置、液滴吐出手段としての液滴吐出装置、37…液滴吐出手段としての液滴吐出ヘッド、32…パターン情報生成部、演算部及び記憶部としての制御装置、a,b…パターン構成要素、R…画素及び機能層としての赤色フィルタ層、G…画素及び機能層としての緑色フィルタ層、B…画素及びパターン構成要素及び機能層としての青色フィルタ層、F…機能液、Fa…液滴としての微小液滴、Fb,Fd…液滴、M…金属粒子としての金属微粒子、P…画素。

Claims (16)

  1. 複数の画素を備えた表示装置において、
    該表示装置に関わる識別情報を変換することにより生成されたパターンを構成する複数のパターン構成要素をパターン形成領域に含まれる画素内にそれぞれ備えることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記パターン構成要素は、前記画素内に突状に形成されたドットであって、
    前記パターン形成領域の前記画素内に設けられた前記ドットと、前記ドットが設けられていない前記画素とによって、ドットパターンが構成されていることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記ドットは、前記各画素のうち、低明度の画素内に形成されていることを特徴とする表示装置
  4. 請求項2又は3に記載の表示装置において、
    前記ドットは、前記パターンに光を照射した際に、該ドットが無い画素と該ドットとの光の反射率の差により該ドットの有無を検出可能な金属からなることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記パターン構成要素は、前記画素を構成する各色の機能層であって、
    前記画素の前記機能層の濃淡によって前記パターンが構成されていることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5に記載の表示装置において、
    青色の前記機能層の濃淡によって前記パターンを構成することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記パターン構成要素は、前記各画素からなる各行及び各列のうち、最端の行又は列を構成する前記画素に設けられていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記表示装置は、液晶表示装置であって、
    前記パターン構成要素は、カラーフィルタを構成する前記画素に設けられていることを特徴とする表示装置。
  9. 複数の画素を備える表示装置の製造装置において、
    該表示装置に関わる識別情報を変換することにより生成されたパターンに基づいて該パターンを構成するパターン構成要素を形成するための形成条件を生成する手段と、
    前記形成条件に基づいて、画素形成領域に、前記パターンを構成するパターン構成要素を形成するための液滴を吐出する液滴吐出手段とを備えることを特徴とする製造装置。
  10. 請求項9の製造装置において、
    前記形成条件は、前記液滴吐出手段から前記画素形成領域内に液滴を吐出して形成される突状のドットの形成条件であることを特徴とする製造装置。
  11. 請求項10に記載の製造装置において、
    前記液滴吐出手段は、金属粒子を含む前記液滴を吐出することを特徴とする製造装置。
  12. 請求項9に記載の製造装置において、
    前記液滴吐出手段は、機能層を形成するための色材を含む液滴を前記画素形成領域に吐出するとともに
    前記形成条件は、前記パターン構成要素を形成する前記画素形成領域に対する液滴の吐出量を示すことを特徴とする製造装置。
  13. 請求項12に記載の製造装置において、
    前記液滴吐出手段から前記画素形成領域に吐出される前記吐出量は、前記液滴吐出手段から吐出される液滴数に基づくことを特徴とする製造装置。
  14. 複数の画素を備える表示装置の製造方法において、
    該表示装置に関わる識別情報を変換することにより生成されたパターンに基づいて、該パターンを構成するパターン構成要素を形成するためのパターン情報を取得し、前記パターン情報に基づいて、液滴吐出手段により、前記パターンを構成する複数のパターン構成要素を形成するための液滴を画素形成領域に吐出することを特徴とする表示装置の製造方法。
  15. 請求項14に記載の表示装置の製造方法において、
    前記パターン構成要素は、前記画素内に突条に形成されたドットであって、前記パターン情報に基づいて前記液滴吐出手段により前記ドットを形成する対象となる前記各画素形成領域に前記ドットを形成するための液滴をそれぞれ吐出することを特徴とする表示装置の製造方法。
  16. 請求項1に記載の表示装置の製造方法において、
    前記液滴吐出手段は、色材を含む機能液の液滴を前記画素形成領域に吐出して機能層を形成するとともに、
    前記パターン情報に基づいて、前記パターン構成要素を形成する前記各画素形成領域に対し、前記パターン構成要素に応じた量の機能液をそれぞれ吐出し、濃淡の異なる各機能層を形成して、前記各機能層の濃淡によるパターンを形成することを特徴とする表示装置の製造方法。
JP2005042592A 2005-02-18 2005-02-18 表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4696587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042592A JP4696587B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042592A JP4696587B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006227406A JP2006227406A (ja) 2006-08-31
JP4696587B2 true JP4696587B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=36988817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005042592A Expired - Fee Related JP4696587B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4696587B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1184121A (ja) * 1997-09-05 1999-03-26 Canon Inc カラーフィルタ基板とその製造方法、該基板を用いた液晶素子
JP2001147316A (ja) * 1999-11-22 2001-05-29 Canon Inc カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP2001235613A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Canon Inc カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP2004219723A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Dainippon Printing Co Ltd カラーフィルタの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1184121A (ja) * 1997-09-05 1999-03-26 Canon Inc カラーフィルタ基板とその製造方法、該基板を用いた液晶素子
JP2001147316A (ja) * 1999-11-22 2001-05-29 Canon Inc カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP2001235613A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Canon Inc カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP2004219723A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Dainippon Printing Co Ltd カラーフィルタの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006227406A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102653181A (zh) 打印装置及打印方法
JP4151652B2 (ja) 識別コード描画方法
JP2010506752A (ja) 回転面上への印刷
US20060119768A1 (en) Color filter substrate, method for manufacturing color filter substrate, color liquid crystal display device, and method for manufacturing color liquid crystal display device
JP2006239899A (ja) パターン形成方法、識別コード形成方法、液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法及び電気光学装置
TWI475308B (zh) 電子紙及其製造方法
JP4696587B2 (ja) 表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法
JP4100354B2 (ja) 材料塗布方法、カラーフィルタの製造方法、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、およびプラズマ表示装置の製造方法。
JP2006192320A (ja) 識別コード描画方法、基板及び表示モジュール
JP2002323615A (ja) インクジェット着色装置及び方法、カラーフィルタ、エレクトロルミネッセンス素子、表示装置の製造方法、表示装置用パネルの製造装置及び製造方法
JP4784121B2 (ja) 表示装置、製造装置及び表示装置の製造方法
JP4232748B2 (ja) 識別コード、識別コード形成方法、及び液滴吐出装置
JP2003275650A (ja) 描画システム、およびこれを用いた液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法
US8783812B2 (en) Printing apparatus and printing method
JP2006192323A (ja) 基板、識別コード描画方法及び表示モジュール
JP6221242B2 (ja) カラーフィルタの製造方法
JP2006212577A (ja) パターンの描画方法及び液滴吐出装置
JP2007029786A (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置並びに画像形成装置
JPH0943424A (ja) カラーフィルタの製造方法及び製造装置
JP4940854B2 (ja) 液状材料の配置方法、及びカラーフィルタ基板の製造方法
JP2011136273A (ja) 記録方法
JP2006221273A (ja) パターン
JPWO2007132727A1 (ja) カラーフィルタ製造方法およびその装置
JP2006213019A (ja) パターン、パターン形成方法、基板、表示モジュール、電子機器及びパターン読取方法
JP5025588B2 (ja) スペーサ形成検査裝置、表示用パネル製造裝置及び表示用パネル製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110214

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees