JP4695118B2 - 光学アッシーと光学モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、光ファイバから出射する発散光を平行光に変換するコリメータと光機能部品とから成る光学部品(以下、「光学アッシー」と称する)と、その光学アッシーをモジュール化した光学モジュールに関する。
従来のコリメータと光機能部品とを機能的にまとめた光学モジュール500を図13に示す(特許文献1)。図13は、光伝送方向と平行な面で切断した断面を示す模式的な図である。光学モジュール500は、多重化された波長の光を分波する分波フィルタとして機能する。
光学モジュール500は、光学アッシー95の一端に接続された光ファイバ11と13、他端に接続された光ファイバ12、キャピラリ31と32などで構成されている。そして樹脂90で固定されている。
光学アッシー95は、分波フィルタ52を有する第1コリメータ91、第2コリメータ93、スリーブ60から構成されている。また、各構成部は接着剤92によって固定されている。光ファイバ11と13の位置は、光ファイバ11から出射した波長λの光が分波フィルタ52で反射されて光ファイバ13に入射するように決める。そして、接着剤92によって固定される。光ファイバ12の位置は、光ファイバ11から出射した波長λの光がファイバ12に入射するように決める。そして接着剤によって固定される。この従来の光学モジュール500は、1個のスリーブ60によって各構成部の光軸をそろえられるので光軸の角度の調整を不要にしている。
一方、従来から光学モジュール500の製造工程で多用される接着剤の場合、接着剤硬化時の硬化収縮量の偏りや、温度による膨張量の差によって、光軸ずれや偏波面の乱れ等の光学的な問題が生じ易い。例えばキャピラリ31とレンズ21を接着するときに、光軸廻りに接着剤92の偏りがあると、硬化収縮量の偏りによる光軸ずれや、熱膨張による光損失の温度依存性の増大などの問題が生じる。また、レンズと光ファイバとの間に接着剤92が介在すると、ハイパワーの光によって接着剤が損傷してしまうことも問題となっていた。
これらの問題を解決する方法として、レンズと光ファイバとをアーク放電によって溶融結合させて接続する技術が知られている(特許文献2)。特許文献2の技術を図14を参照して簡単に説明する。
図14は、図示しないアーク放電器を備えた調芯装置において、レンズ26と光ファイバ25を調芯接着させる工程を模式的に示した図である。光ファイバ25とレンズ26とが1本の光軸を形成するように直線的に配置され、光ファイバ25と反対側に反射面をレンズ26側に向けた高反射ミラー23が配置されている。
最初に光ファイバ25の光軸調整を行う(図14(a))。図示しない光源から光を光ファイバ25に入射する。入射した光は、レンズ26によってコリメート(collimate)されて高反射ミラー23に出射される。光は高反射ミラー23で反射され再びレンズ26に戻って光ファイバ25に入射する。この戻り光は、図示しない調芯装置に組み込まれた光検出器でその強度が測定される。その強度が最大になるように光ファイバ25の先端面25aの位置Pが決定される。
次にレンズ26と光ファイバ25の接合点を挟んで対向して配置されるプラスとマイナスの一対のアーク電極121にアーク放電を開始させることにより、放電プラズマ3を生成する。放電プラズマ3によってレンズ26の端面26aと光ファイバ25の先端部25aは、変形しない程度に加熱される(図14(b))。
アーク放電を開始してから所定時間後に光ファイバ25の先端部25aをレンズ26に押し込む。これにより光ファイバ25とレンズ26とが、その境界面において互いに溶け合って結合する(図14(c))。
次に光ファイバ25を光軸方向に引き戻すことで、最初の工程で決定された戻り光の強度が最大になる位置Pで、光ファイバ25とレンズ26とが強固に溶融結合される(図14(d))。
特開2003−121689号 特開2006−209085号
特許文献2に示された溶融結合技術で、レンズと光ファイバとの接着部分での接着剤介在による性能低下を防ぐことができる。
しかし、スリーブ60に第1コリメータ91と第2コリメータ93を接着剤92で接着する工程が残っている。特許文献1の6頁右欄最上行に記載されているように、スリーブ60の内径はレンズ21,22の外径よりも約10μm大きく設計される。このような構造では、レンズ21と22に塗布された接着剤92に偏りがある場合にも、硬化収縮や熱膨張による光学特性の低下が生じる。また、接着剤92の偏りは、光軸のずれの原因にもなっていた。
図15は、接着剤92の偏りによって、レンズの光軸の平行度が変化する様子を模式的に示した断面図である。例えば、レンズ21を固定する接着剤92が、スリーブ60の一端の上部に偏って塗布された場合、接着剤92はレンズ21の外側端面側を押し下げる。その結果、光軸とスリーブ60の中心軸との平行度が低くなってしまう。
そもそも特許文献1に開示された発明は、光軸とスリーブ60の中心軸との平行度が高いことを前提としている。しかし、スリーブ60とレンズ21,22の隙間部分に接着剤92が介在することで平行度が低下し、製造歩留まりの低下や、温度依存性の増大を生じていた。
また、光学モジュール500は、分波フィルタ52をレンズ21の端面に直接成膜する形態である。しかし、光機能部品は、部品の互換性や誘電体多層膜の膜厚制御の困難性から基板上に誘電体多層膜を成膜し、それを比較的小面積のチップ形状にダイス(dice)したものが望ましい。しかし、光機能部品をチップ部品にすると、上記した接着剤の問題が、光機能部品とレンズとの間の接触面でも発生することになる。
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、光学モジュールを構成する諸部品の位置決めが容易で、比較的小面積のチップ形状の光機能部品が使用可能で、接着剤を使用しない光学アッシーと、接着剤の使用を可能な限り廃した光学モジュールを提供することを目的とする。
この発明による光学アッシーは、あらかじめ定めた平行度の範囲にある第1端面と第2端面を有する光機能部品と、円柱形の第1レンズと、内径が前記第1レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、端面の垂直度があらかじめ定めた範囲にある第1垂直端面を有し、前記第1垂直端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第1レンズを保持する第1インナー割りスリーブと、円柱形の第2レンズと、内径が前記第2レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、端面の垂直度があらかじめ定めた範囲にある第2垂直端面を有し、前記第2垂直端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第2レンズを保持する第2インナー割りスリーブと、円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成されたアウター割りスリーブとを備える。
前記アウター割りスリーブの内径は、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブの外径以下である。前記光機能部品は、第1端面の法線方向と前記アウター割りスリーブの中心軸の方向とを一致させた状態で、前記アウター割りスリーブの内に配置できる大きさである。前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割スリーブの内径は、中心軸の方向と前記光機能部品の第1端面の法線方向とを一致させた状態では、前記光機能部品を内部に配置できない大きさである。
以上の各部品が、前記光機能部品の第1端面と前記第1インナー割りスリーブの第1垂直端面とが接触し、前記光機能部品の第2端面と前記第2インナー割りスリーブの第2垂直端面とが接触する状態で、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブが前記アウター割りスリーブの内側面に保持される構造である。
また、この発明による光学モジュールは、筺体内に収容された上記光学アッシーを、その両端から光ファイバを保持した第1と第2のファイバフォルダで挟持し、第1と第2ファイバフォルダが上記第1と第2インナー割りスリーブの端面に接する構造である。
この発明によれば、円柱状のレンズを、円筒状のインナー割りスリーブの内側面でレンズのほぼ全円周を囲繞(まとわりつくように保持)するので光軸が傾き難いコリメータを形成できる。更に一対のコリメータを、1個のアウター割りスリーブの共通する内側面で囲繞するので光機能部品およびコリメータの光軸を容易に一致させることが出来る。また、光機能部品を、光軸に垂直な端面を持つ一対のコリメータが挟持するので、比較的小面積の平面形状を持つ光機能部品を使用することができる。したがって、コストダウンが可能である。更に、一切接着剤を用いずに組み立てることが出来るので、製造歩留まりや、温度依存性の課題を解決する効果も奏する。
また、この発明による光学モジュールは、上記した光学アッシーを、その第1と第2インナー割りスリーブの端面に接触する一対のファイバフォルダで挟持する構造であり、接着剤の使用を可能な限り廃している。したがって、温度依存性の低い光学モジュールにすることが出来る。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。複数の図面中同一のものには同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
この発明の光学アッシー100の実施例1を、部分的に透視した斜視図として図1に示す。図1において二点鎖線で示す形状は、光学アッシー100をモジュール化した場合を示すものであり、この部分については後述する。光学アッシー100は、全体として円柱状の外観を持ち、例えば波長λの光は反射し、波長λの光は透過する光部品である。
光学アッシー100は、アウター割りスリーブ45の内部に、光機能部品46を中央にして両端から第1コリメータ47と第2コリメータ48とが挿入されて構成される。アウター割りスリーブ45は、円筒状であって、中心軸と平行な方向にスリット45sが形成される。つまり、断面はC型である。
第1コリメータ47は、円柱状の第1レンズ41と、第1インナー割りスリーブ43とから成る。第2コリメータ48も、円柱状の第2レンズ42と円筒状の第2インナー割りスリーブ44とから成る。第1,第2レンズ41,42は、例えば光軸に垂直な円形断面の半径方向に屈折率が分布している屈折率分布型ロッドレンズである。第1,第2インナー割りスリーブ43,44は、内径が第1,第2レンズ41,42の外径以下で、円筒の中心軸と平行な方向にスリット43s,44sが形成されている。つまり、断面はC型である。
図1のII−II線を含む方位で第1、第2インナー割りスリーブ43、44の中心軸沿いに光学アッシー100を切断した断面を図2に示す。第1インナー割りスリーブ43は、端面の垂直度が予め定めた範囲にある第1垂直端面43aを有し、第1垂直端面43aの反対側の端面側の円筒の内側面で第1レンズ41を保持する。第1レンズ41の一部は、第1インナー割りスリーブ43から突出させる。
第2コリメータ48も、第1コリメータ47と同じ構成である。第2インナー割りスリーブ44は、垂直度があらかじめ定めた範囲にある第2垂直端面44aを有している。
アウター割りスリーブ45は、光機能部品46と第1,第2インナー割りスリーブ43,44を内径内に保持する。アウター割りスリーブ45は、円筒状であって、円筒と平行な方向にスリット45s(図面2では省略)が形成され、その内径は第1及び第2インナー割りスリーブ43,44の外径以下である。
光機能部品46は、例えば板状であり、予め定めた平行度の範囲にある第1端面46aと第2端面46bを有する。第1端面46aには、例えば薄膜の反射防止膜が成膜され、第2端面46bには波長λの光を反射し、波長λの光を透過するフィルタ膜が成膜されている。光機能部品46は、第1端面46aの法線方向とアウター割りスリーブ45の中心軸の方向とを一致させた状態で、アウター割りスリーブ45の内径内に配置できる大きさであり、かつ、第1インナー割りスリーブ43の内部には配置できない大きさである。
例えば、第1レンズ41の外径をφ=1.25mmで下の寸法許容差を0とし、第1インナー割りスリーブ43の内径をφ=1.25mmで上の寸法許容差を0とする。したがって、第1インナー割りスリーブ43の内径は、第1レンズ41の外径以下である。第1インナー割りスリーブ43は、スリット43sを有するので、弾性変形して第1レンズ41を保持する。
つまり、第1インナー割りスリーブ43は第1レンズ41のほぼ全ての円周表面と接触しながら、第1レンズ41を保持する。したがって、第1レンズ41の光軸とインナー割りスリーブ43の中心軸とが高精度に平行な第1コリメータ47を容易に組み立てられる。
例えば、第1インナー割りスリーブ43の外径をφ=2.50mmで下の寸法許容差を0とする。アウター割りスリーブ45の内径をφ=2.50mmで上の寸法許容差を0とする。このようにすると、アウター割りスリーブ45は、第1インナー割りスリーブ43のほぼ全ての円周表面と接触しながら、第1インナー割りスリーブ43を保持する。したがって、アウター割りスリーブ45の中心軸と第1インナー割りスリーブ43の中心軸とを、高精度にかつ容易に平行にできる。第2インナー割りスリーブ44の場合も同じである。このような構造なので、第1レンズ41の光軸と第2レンズ42の光軸とは高精度に平行である。したがって、光学アッシー100に光ファイバを接続するときの調芯が容易になる。
以上、具体的な寸法を示して説明したが、第1レンズ41と第2レンズ42の外径が、第1と第2インナー割りスリーブ43と44の内径以上で、かつ、第1と第2インナー割りスリーブ43と44の外径がアウター割りスリーブ45の内径以上であり、弾性力によって保持されることが重要である。また、弾性変形によって中心軸が傾かないように設計すれば、平行度を高くできる。
また、第1,第2インナー割りスリーブ43,44、及びアウター割りスリーブ45の材質は、例えばジルコニアが好適である。ジルコニアは、熱膨張係数が比較的小さいので温度に対して安定である。また、レンズと光ファイバを上記したアーク放電で溶融結合させる場合でも、両スリーブに対してアーク放電のスパークが飛ばない点でも好ましい。
また、光機能部品46を、その両端面に、第1インナー割りスリーブ43の第1垂直端面43aと第2インナー割りスリーブ44の第2垂直端面44aを接触させて挟持する構造なので、比較的小面積の光機能部品46を用いることが出来る。
例えば光機能部品46の第1,第2端面46a,46bを1.4mm角(面積=1.96mm)とし、第1,第2インナー割りスリーブの形状を上記した条件とした場合、第1,第2端面46a,46bの約37%に相当する0.73mmの面積で、光機能部品46を両側から挟持することが出来る。第1端面46aと第2端面46bとの平行度はあらかじめ定めた範囲にあり、第1,第2インナー割りスリーブ43,44の第1垂直端面43aと第2垂直端面44aの垂直度もあらかじめ定めた範囲内にある。したがって、光機能部品46は、高精度に光軸に垂直に保持される。あらかじめ定めた範囲の平行度と垂直度は、光学アッシー100が求められる光学特性から設計される誤差の範囲である。なお、第1端面46aと第2端面46bを持つ光機能部品46は、通常、ガラス基板の表面に誘電体薄膜を多層に成膜して光学フィルタを形成した後に、ガラス基板を比較的小面積の単位にダイスしたチップ部品である。したがって、高い平行度を得やすい。また、第1垂直端面43aは、円筒の端面である。製造上、中心軸は明確なので、垂直度の制御も容易である。
以上述べた実施例1の光学アッシー100は、従来の光学アッシーと異なり、一切接着剤を使用しないで組み立てが可能である。したがって、従来、接着剤を使用することで発生した課題を完全に解決できる優れた効果も奏する。
〔光学アッシー100の組み立て〕
光学アッシー100の組み立て工程を、フロー図を図3に、各工程における光学アッシー100の模式図を図4に示して説明する。
最初に第1インナー割りスリーブ43に、第1垂直端面43aと反対側から第1レンズ41を圧入して第1コリメータ47を組み立てる(ステップS1、図4(a))。このとき、第1垂直端面43aと、第1レンズ41の端面41aとの距離は、第1レンズ41のワーキングディスタンスと一致させる。また、第1レンズ41の反対側の端面は、第1インナー割りスリーブ43の端面より例えば0.6mm程度突出させる。なお、第1インナー割りスリーブ43の長さは、このような構成になるように設計しておけばよい。第2コリメータ48も同様に組み立てられる。
次にアウター割りスリーブ45の一方から、アウター割りスリーブ45のスリット45sの反対側に第2インナー割りスリーブ44のスリット44sを位置させ、かつ第2垂直端面44aを内側にした向きで、第2コリメータ48を挿入する。(ステップS2、図4(b))。
次に光機能部品46を、第2端面46bと第2インナー割りスリーブ44の第2垂直端面44aとが接触するように配置する(ステップS3、図4(c))。
最後にステップS1で組み立てた第1コリメータ47を、第1垂直端面43aを内側でかつ、第1インナー割りスリーブ43のスリットと第2インナー割りスリーブ44のスリットとを合わせた向きで、アウター割りスリーブ45の他方の端から圧入する(ステップS4、図4(d))。なお、図4では第2コリメータ48を先に圧入したが、第1コリメータ47が先でもよい。
このようにこの発明による光学アッシー100は、接着剤を一切使用しないで容易に組み立てられる。また、2つのレンズの光軸を高い精度で平行にできる。したがって、製造歩留まり、温度依存性の課題を解決できる。さらに、光学アッシーに光ファイバを接続する際の調芯も容易になる。
〔変形例〕
実施例1の第1インナー割りスリーブ43は、中心軸に平行にスリット43sが形成された円筒形である。しかし、第1インナー割りスリーブ43の円筒の肉厚が厚いと弾性変形量が小さく、第1レンズ41を圧入し難いという問題がある。一方、第1インナー割りスリーブ43の肉厚は、光機能部品46を垂直に保持する必要性からなるべく厚い方が好ましいという事情もある。そこで、円筒の肉厚を十分確保しながら、適切な弾性変形量を得る工夫として、第1インナー割りスリーブ43の形状を図5に示すようにしてもよい。図5に示す第1インナー割りスリーブ43は、スリット43sと対向する円筒外側が面状に切り欠かれ薄肉部43aが形成されている。この薄肉部43aの厚さを調整すれば、第1インナー割りスリーブ43の肉厚が厚くても弾性変形量を適切にすることが出来る。第2インナー割りスリーブ44側も同様である。
〔光学モジュール〕
実施例1で説明した光学アッシー100に光を入出力する光ファイバを接続し、更に、筺体内に光ファイバと光学アッシー100とを収容して一体化させた光学モジュール200について説明する。
図6は、光学モジュール200を、光軸と平行な方向で切断した断面図である。光学モジュール200は、例えば金属性のパイプである筺体60の中央部分に配置される光学アッシー100を、その両端から外形が略円柱状の第1ファイバフォルダ62と第2ファイバフォルダ64とで挟持する構造である。
第1ファイバフォルダ62の光学アッシー100と反対側の端面は、筺体60の端部と略一致した端面62aで切り落とされた形状である。端面62aの中央部分に2本の光ファイバ70、71の被覆部分を収容できる比較的大きな孔62bが形成され、孔62bの先は、径の小さな孔62cにつながっている。孔62bと孔62cには、光学モジュール200の組み立て後に接着剤74が充填される。孔62bと孔62cは、接着剤74が流れ易いようにテーパ面62dでつながっている。孔62cの先は、光ファイバ70と71の芯線部分のみが挿入されるファイバ挿通孔62eと62fが設けられ、座グリ部62gにつながっている。座グリ部62gは、第1レンズ41の直径よりも大きな直径である。
第1ファイバフォルダ62の光学アッシー100側の端面62hと外径との間にはテーパ面62iが形成されている。端面62hは、第1インナー割りスリーブ43の端面にのみ接し、アウター割りスリーブ45の端面には接触しない。
光ファイバ70と71の芯線は、調芯した後に溶融結合によって、第1レンズ41の端面41bと接合される。この調芯工程は、光学アッシー100の光軸の平行度が高精度に組み立てられているので容易に行える。
光ファイバ70、71と第1レンズ41の融着部周囲には接着剤74を塗布してもよい。接着剤74は、硬化後も柔軟性を有するシリコン系のものが好ましい。第1ファイバフォルダ62の端面62aと筺体60とは、その外周側面において例えば紫外線硬化型樹脂75で接着固定される。
第2ファイバフォルダ64は、第1ファイバフォルダ62と光ファイバの本数が異なるだけなので、その説明は省略する。
以上説明したように光学モジュール200は、光学アッシー100を、第1と第2インナー割りスリーブ43と44の端面のみを挟持し、かつ、接着剤をほとんど使用していない構造である。したがって、温度変化に対して安定な特性となる。
光学モジュール200を構成する諸部品には、コストの関係から汎用的な部品を使用すればよい。例えば筺体60は精密SUSパイプ、第1ファイバフォルダ62と64には比較的安価に製作できるABS材による射出成型部品を用いる。これらの材料の熱膨張係数は、表1に示すように光学アッシー100の材料であるジルコニアよりも大きい。
Figure 0004695118
特に熱膨張係数の大きなABS材で成型される第1,第2ファイバフォルダ62,64を、光学アッシー100のアウター割りスリーブ45と、第1,第2インナー割りスリーブ43,44の両者の端面に接触させてしまうと、第1,第2ファイバフォルダ62,64の熱膨張による変形が、光学アッシー100の特性を変えてしまう恐れがある。そこで、第1,第2ファイバフォルダ62,64の端面62hと64hは、第1,第2インナー割りスリーブ43,44の両端面にのみに接触する構造がよい。この構造により、第1,第2ファイバフォルダ62,64の熱膨張による力は、第1,第2インナー割りスリーブ43,44に対して均等に作用する。
第1,第2インナー割りスリーブ43,44は、光機能部品46と、それぞれ面で接しているので、均等に作用する力で各部品の位置がずれることがない。その均等に作用する力は、第1,第2ファイバフォルダ62,64の外側端面の変形として開放される。
図6中のVII−VII線で、光学アッシー100を切断した断面を図7に示す。光機能部品46は高価なので、比較的小面積のチップ形状にして用いる。その結果、アウター割りスリーブ45との間に隙間を持つ場合もある。
例えば、アウター割りスリーブ45の内径をφ=2.5mm、光機能部品46を1.4mm角とする。このとき、アウター割りスリーブ45の内径と光機能部品46の対角線の長さとの差は約0.5mmである。この隙間が在っても、光学アッシー100や光学モジュール200がスタティックな状態で使用されるのであれば何の問題もない。しかし、例えば激しい振動がある環境下で使用され、中心軸と直交する方向に大きな加速度が加わると、光機能部品46の位置がずれて、光機能部品として使用不能になってしまうことがある。そこで、光機能部品46とアウター割りスリーブ45の内面との間に新たな部品としてチップカラー80を設ける。図8は、チップカラー80を備えたときの様子を示すVII−VII線(図6参照)での断面図である。チップカラー80の斜視図を図9に示す。
チップカラー80は、断面がC型の円筒状であり、例えばSUS304をプレス加工したものである。チップカラー80の外径は、アウター割りスリーブ45の内径よりも小さく、内径は光機能部品46の対角線よりも大である。またチップカラー80の幅(光軸方向の長さ)は、光機能部品46の厚み(第1端面46aと第2端面46bとの間隔)よりも短い。
図10は、チップカラー80を組み込んだ光学アッシー120の光軸と平行な断面図である。チップカラー80の外径とアウター割りスリーブ45の内径面との間、チップカラー80の内径と光機能部品46との間に隙間がある。チップカラー80の厚みを調整すれば隙間を小さくできる。隙間を調整することで、中心軸と直交する向きの加速度が加わっても、光機能部品46が大きく動かないようにすることができる。
また、チップカラー80の幅が光機能部品46の第1端面46aと第2端面46b間の幅よりも小さい。したがって、光機能部品46の垂直度は、第1垂直端面43aと第1端面46a、第2垂直端面44aと第2端面46bによって確保される。
ここまでは、光機能部品46の第1端面46aを光学アッシー100の光軸に対して垂直にした実施例を示した。第1端面46aを光軸に対して垂直にすると、その第1端面46aでの反射光が、入射した方向に戻ってしまい、光学アッシー100の反射減衰量が低下してしまう。そこで、上記した実施例では、第1端面46aに反射防止膜を成膜していた。
図11は実施例3の光学アッシーの光軸と平行な断面である。光学アッシー130では、光機能部品46における反射減衰量を大きくする目的で、光機能部品46の第1端面46aと接する第1インナー割りスリーブ101の端面を、中心軸に対してあらかじめ定めた角度の範囲で傾斜させ、第1傾斜面101cとする。
第1傾斜面101cと第1端面46aとが接することで、第1端面46aを光軸に対して垂直でない状態にできる。この結果、第1端面46aでは、入射した方向と異なる方向に光を反射させることができる。光機能部品46を第1傾斜面101cに沿わせて保持するために、第2端面46bと接する第2インナー割りスリーブ103の端面も、同じ角度だけ傾斜させた第2傾斜端面103cとする。ここでも、光機能部品46の光軸と直交する方向の大きさは、アウター割りスリーブ45の内径よりも小さく、かつ、第1傾斜面101cに沿わせた場合でも第1,第2インナー割りスリーブ101,103の内部に配置できない大きさである。
実施例3の場合、第1インナー割りスリーブ101の第1傾斜面101cと第2インナー割りスリーブ103の第2傾斜面103cの傾斜をそろえなければならない。したがって、組み立てが難しくなる。そこで実施例4では、光機能部品46と第2インナー割りスリーブ44との間に傾斜アダプター110を設ける。図12は、実施例4の光学アッシーの光軸と平行な断面図である。傾斜アダプター110は、外径がアウター割りスリーブ45の内径よりも小さく、内径が第2インナー割りスリーブ44と同じ内径の円筒形である。傾斜アダプター110の第3傾斜端面110aは、第1傾斜面101cと同じ傾斜角である。かつ、傾斜アダプター110の第2インナー割りスリーブ44の第2垂直端面44aと接する面は、中心軸に対して垂直な第3垂直端面110bである。
傾斜アダプター110の外径は、アウター割りスリーブ45の内径よりも小さいので、傾斜アダプター110は、アウター割りスリーブ45の内部で自由に回転可能である。アウター割りスリーブ45に、第1インナー割りスリーブ101と第1レンズ41とから成る第1コリメータ104を圧入した後に、傾斜アダプター110を挿入する。その後に第2コリメータ48を圧入すれば、傾斜アダプター110は、第3傾斜端面110aが第2端面46bと一致するように回転する。
このような構造にすることで、反射減衰量を確保するために光機能部品46を傾斜させても容易に光学アッシーを組み立てることができる。
なお、上記した説明では、第1,第2レンズ41,42として円柱形の屈折率分布型ロッドレンズを用いた例を示したが、一方の端面に曲面を有する集束性レンズを用いてもよい。
また、光機能部品46の第1端面46aは、円形でも多角形でも構わない。また、変形例で説明したインナー割りスリーブは、薄肉部を1箇所で説明したが、面状に切り欠き部を2箇所以上に設けてもよい。また、切り欠き部の断面を矩形状として軸方向に複数形成するようにしてもよい。また、一方のインナー割スリーブだけに薄肉部を形成してもよい。
この発明の光学アッシー100の実施例1を示す図。 図1のII−II線で切断した光学アッシー100の断面を示す図。 光学アッシー100の組み立て工程のフロー図。 図3の各工程の光学アッシー100を模式的に示す図、(a)はステップS1の工程を示す図、(b)はステップS2の工程を示す図、(c)はステップS3の工程を示す図、(d)はステップS4の工程を示す図である。 薄肉部を形成したインナー割りスリーブの変形例を示す図。 この発明の光学モジュール200の断面を示す図。 図6に示すVII−VII線で、光学アッシー100を切断した断面を示す図。 チップカラー80を用いた場合のVII−VII線で光学アッシー100を切断した断面図。 チップカラー80を示す斜視図。 この発明の実施例2の光学アッシー120を示す図。 この発明の実施例3の光学アッシー130を示す図。 この発明の実施例4の光学アッシー140を示す図。 特許文献1に開示された従来の光学モジュール500を示す図。 特許文献2に開示されたレンズと光ファイバの接続技術を示す図、(a)は光ファイバ25の光軸調整の工程を示す図、(b)はレンズ26と光ファイバ25を加熱する工程を示す図、(c)はレンズ26と光ファイバ25とを結合する工程を示す図、(d)は調芯された位置で光ファイバ25とレンズ26とが溶融結合される工程を示す図である。 接着剤の偏りによって光軸が変化する従来の光学アッシーを模式的に示す図。

Claims (7)

  1. あらかじめ定めた平行度の範囲にある第1端面と第2端面を有する光機能部品と、
    円柱形の第1レンズと、
    内径が前記第1レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、端面の垂直度があらかじめ定めた範囲にある第1垂直端面を有し、前記第1垂直端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第1レンズを保持する第1インナー割りスリーブと、
    円柱形の第2レンズと、
    内径が前記第2レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、端面の垂直度があらかじめ定めた範囲にある第2垂直端面を有し、前記第2垂直端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第2レンズを保持する第2インナー割りスリーブと、
    円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成されたアウター割りスリーブと
    を備え、
    前記アウター割りスリーブの内径は、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブの外径以下であり、
    前記光機能部品は、第1端面の法線方向と前記アウター割りスリーブの中心軸の方向とを一致させた状態で、前記アウター割りスリーブの内に配置できる大きさであり、
    前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割スリーブの内径は、中心軸の方向と前記光機能部品の第1端面の法線方向とを一致させた状態では、前記光機能部品を内部に配置できない大きさであり、
    前記光機能部品の第1端面と前記第1インナー割りスリーブの第1垂直端面とが接触し、前記光機能部品の第2端面と前記第2インナー割りスリーブの第2垂直端面とが接触する状態で、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブが前記アウター割りスリーブの内側面に保持されている
    ことを特徴とする光学アッシー。
  2. あらかじめ定めた平行度の範囲にある第1端面と第2端面を有する光機能部品と、
    円柱形の第1レンズと、
    内径が前記第1レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、当該円筒の端面が当該円筒の中心軸に対してあらかじめ定めた角度の範囲で傾斜する第1傾斜端面を有し、前記第1傾斜端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第1レンズを保持する第1インナー割りスリーブと、
    円柱形の第2レンズと、
    内径が前記第2レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、当該円筒の端面の当該円筒の中心軸に対する角度が、前記第1傾斜端面と同一の角度で傾斜する第2傾斜端面を有し、前記第2傾斜端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第2レンズを保持する第2インナー割りスリーブと、
    円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成されたアウター割りスリーブと
    を備え、
    前記アウター割りスリーブの内径は、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブの外径以下であり、
    前記光機能部品は、第1端面の法線方向と前記アウター割りスリーブの中心軸の方向とを一致させた状態で、前記アウター割りスリーブの内に配置できる大きさであり、
    前記第1インナー割りスリーブの内径は、第1傾斜端面の法線方向と前記光機能部品の第1端面の法線方向とを一致させた状態では、前記光機能部品を前記第1インナー割りスリーブの内部に配置できない大きさであり、
    前記第2インナー割りスリーブの内径は、第2傾斜端面の法線方向と前記光機能部品の第2端面の法線方向とを一致させた状態では、前記光機能部品を前記第2インナー割りスリーブの内部に配置できない大きさであり、
    前記光機能部品の第1端面と前記第1インナー割りスリーブの第1傾斜端面とが沿いかつ、前記光機能部品の第2端面と前記第2インナー割りスリーブの第2傾斜端面とが沿う状態で、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブが前記アウター割りスリーブの内側面に保持されている
    ことを特徴とする光学アッシー。
  3. あらかじめ定めた平行度の範囲にある第1端面と第2端面を有する光機能部品と、
    円柱形の第1レンズと、
    内径が前記第1レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、当該円筒の端面が当該円筒の中心軸に対してあらかじめ定めた角度の範囲で傾斜する第1傾斜端面を有し、前記第1傾斜端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第1レンズを保持する第1インナー割りスリーブと、
    円筒状であって、端面の当該円筒の中心軸に対する角度が前記第1傾斜端面と同一の角度で傾斜する第3傾斜端面と、前記第3傾斜端面と反対側の端面があらかじめ定めた垂直度の範囲にある第3垂直端面を有する傾斜アダプターと、
    円柱形の第2レンズと、
    内径が前記第2レンズの外径以下である円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成され、端面の垂直度があらかじめ定めた範囲にある第2垂直端面を有し、前記第2垂直端面の反対の端面側の当該円筒の内側面で前記第2レンズを保持する第2インナー割りスリーブと、
    円筒状であって、当該円筒の中心軸と平行な方向にスリットが形成されたアウター割りスリーブと
    を備え、
    前記アウター割りスリーブの内径は、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブの外径以下であり、
    前記光機能部品は、第1端面の法線方向と前記アウター割りスリーブの中心軸の方向とを一致させた状態で、前記アウター割りスリーブの内に配置できる大きさであり、
    前記傾斜アダプターの外径は、前記アウター割りスリーブの内径よりも小さく、前記第2インナー割りスリーブの内径よりも大きく、
    前記第1インナー割りスリーブの内径は、第1傾斜端面の法線方向と前記光機能部品の第1端面の法線方向とを一致させた状態では、前記光機能部品を内部に配置できない大きさであり、
    前記傾斜アダプターの内径は、第2傾斜端面の法線方向と前記光機能部品の第2端面の法線方向とを一致させた状態では、前記光機能部品を内部に配置できない大きさであり、
    前記光機能部品の第1端面と前記第1インナー割りスリーブの第1傾斜端面とが接触し、前記光機能部品の第2端面と前記傾斜アダプターの第3傾斜端面とが接触し、前記傾斜アダプターの第3垂直端面と前記第2インナー割りスリーブの第2垂直端面とが接触する状態で、前記第1インナー割りスリーブおよび前記第2インナー割りスリーブが前記アウター割りスリーブの内側面に保持されている
    ことを特徴とする光学アッシー。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の光学アッシーであって、
    前記第1インナー割りスリーブまたは前記第2インナー割りスリーブは、前記スリットと反対側の側面に薄肉部を有する
    ことを特徴とする光学アッシー。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の光学アッシーであって、
    円筒状のチップカラーも備え、
    前記チップカラーの内径は、当該円筒の中心軸の方向と前記光機能部品の第1端面の法線方向とを一致させて、前記光機能部品を当該チップカラーの内に配置できる大きさであり、
    前記チップカラーの外径は、当該円筒の中心軸の方向と前記光機能部品の第1端面の法線方向とを一致させて、当該チップカラーを当該アウター割りスリーブの内に配置できる大きさであり、
    当該チップカラーの円筒の長さが前記光機能部品の第1端面と第2端面との距離よりも短い
    ことを特徴とする光学アッシー。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の光学アッシーと、
    前記第1レンズに融着された1本以上の第1光ファイバと、
    前記第2レンズに融着された1本以上の第2光ファイバと、
    前記第1光ファイバを保持し、前記第1インナー割りスリーブの端面に接する第1ファイバホルダと、
    前記第2光ファイバを保持し、前記第2インナー割りスリーブの端面に接する第2ファイバホルダと、
    前記光学アッシー、前記第1ファイバホルダ、前記第2ファイバホルダを保持する筐体と、
    を備える光学モジュール。
  7. 請求項6記載の光学モジュールであって、
    前記第1レンズと前記第1光ファイバとの融着部分、および前記第2レンズと前記第2光ファイバとの融着部分が、接着剤により補強されている
    ことを特徴とする光学モジュール。
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