JP4694744B2 - データ管理方法,データ管理サーバ,データ管理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

データ管理方法,データ管理サーバ,データ管理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ管理方法,データ管理サーバ,データ管理プログラム及び記録媒体に係り、特に容量の大きいデータを取り扱うデータ管理方法,データ管理サーバ,データ管理プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンピュータ上で地図データを取り扱うシステムの一例として、地図情報システム(Geographic Information System:以下、GISシステムと略称する)が知られている。近年、インターネットの発展に伴い、このGISシステムをインターネット上で利用する試みが進んでいる。
【0003】
図1は、GISシステムの一例の構成図を示す。図1のGISシステムは、インターネットに接続されたデータ管理サーバ100と1つ以上のクライアント110とを含むように構成されている。データ管理サーバ100は、クライアント110からのアクセス要求に応じてアプリケーションタスク102を起動し、必要な地図データを地図DB101から読み出す。
【0004】
例えば1つ以上のクライアント110からアクセス要求があると、データ管理サーバ100は夫々のクライアント110に対応させて1つ以上のアプリケーションタスク102を起動していた。なお、地図DB101は、地図データのデータ量の大きさに基づいてハードディスクなどの記憶容量の大きな補助記憶装置により構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、クライアント110からデータ管理サーバ100に要求される地図データは、類似した地図データであることが多い。例えばA市のユーザが操作する1つ以上のクライアント110から最初に要求される地図データは、A市に関係する地図データである場合が多い。
【0006】
したがって、データ管理サーバ100で起動される1つ以上のアプリケーションタスク102は、類似した地図データを地図DB101からメモリ上に読み出す為、データ管理サーバ100のメモリ容量を圧迫する。その結果、データ管理サーバ100の性能が低下するという問題があった。
【0007】
また、地図データがハードディスクなどの記憶容量の大きな補助記憶装置に格納されている為、地図データの読み出し等に時間が掛かり、データ管理サーバ100の処理時間が長くなるという問題があった。
【0008】
さらに、地図データの更新は、地図DB101に格納されている地図データを更新する必要がある。つまり、地図データの更新には、GISシステムを停止する必要があった。しかしながら、GISシステムをインターネット上で利用する場合、サービスを停止することは極力避ける必要があるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、安定性を保ちつつ性能を向上させることができ、データを容易に更新することが可能なデータ管理方法,データ管理サーバ,データ管理プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータによって実行されるデータ管理方法であって、ータが格納されている前記コンピュータが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記コンピュータが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納段階と、前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成段階と、ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給段階と、前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視段階とを有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、第1データ記憶手段及び第2データ記憶手段を備え、クライアントから要されたデータを前記クライアントに供給するデータ管理サーバであって、前記データが格納されている第1データ記憶手段から読み出された前記データの少なくとも一部を格納する前記第2データ記憶手段上に起動される1つ以上のメモリ展開タスクと、前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を記録する割当情報記録手段と、ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給手段と、前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視手段とを有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、1つ以上のクライアントと、前記クライアントにネットワークを介して接続されるデータ管理サーバとを用いて、前記クライアントから要されたデータを前記データ管理サーバからクライアントに供給するデータ管理システムが実行するデータ管理方法であって、前記データ管理サーバが、前記データが格納されている前記データ管理サーバが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記データ管理サーバが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納段階と、前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成段階と、ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給段階と、前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視段階とを有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、コンピュータに、ータが格納されている前記コンピュータが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記コンピュータが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納手順と、前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成手順と、ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給手順と、前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視手順とを実行させるためのデータ管理プログラムであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、コンピュータに、ータが格納されている前記コンピュータが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記コンピュータが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納手順と、前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成手順と、ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給手順と、前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視手順とを実行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0018】
なお、前述のデータ管理プログラムを記録した記録媒体は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(MO)等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、本実施例では、データ管理サーバが管理するデータの一例として地図データを取り扱う例について説明するが、如何なるデータでもよい。
【0020】
図2は、本発明によるデータ管理システムの一実施例の構成図を示す。例えばGISシステム等のデータ管理システム1は、データ管理サーバ10,管理用クライアント11,クライアント12a〜12nが、例えばインターネット等のネットワーク13を介して接続される。
【0021】
管理用クライアント11は、例えばデータ管理システム1のオペレータが使用する端末であって、データ管理サーバ10に対する各種管理を行う。クライアント12a〜12nは、ユーザが使用する端末であって、データ管理サーバ100に地図データを要求し、要求した地図データを受信して画面上に表示する。
【0022】
データ管理サーバ10は、クライアント12a〜12nに提供する可能性のある全ての地図データを管理しており、クライアント12a〜12nからの要求に応じた地図データをクライアント12a〜12nに送信する。データ管理サーバ10は、地図データを縮尺毎に異なる所定の地域(面積)で表した図郭と、行政界,交通施設,建物などの表示要素(レイヤ)とに基づき管理している。1つの図郭が表す地域は、例えば1/500の縮尺で0.12kmとなり、1/2500の縮尺で3.0kmとなる。
【0023】
また、クライアント12a〜12nが一画面上に表示する地図データは、1つ以上の図郭及びレイヤの一部分又は全部により構成される。例えば1つの市を表示するための地図データは、1/500の縮尺の場合、数百〜数千枚の図郭及びレイヤの一部又は全部により構成される。
【0024】
なお、本実施例では、クライアント12a〜12nのアプリケーションソフトが地図データを要求し、要求した地図データを受信して画面上に表示する例について説明しているが、データ管理サーバ10のアプリケーションソフトであっても同様に適用できる。
【0025】
図3は、本発明のデータ管理サーバを実現するコンピュータシステムの一実施例の構成図を示す。図3のコンピュ−タシステムは、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21と,表示装置22と,ドライブ装置23と,記録媒体24と,補助記憶装置25と,メモリ装置26と,演算処理装置27と,インターフェース装置28と,データベース(以下、DBという)29とを含むように構成される。
【0026】
入力装置21は、コンピュータシステムの利用者が操作するキーボード及びマウスなどで構成され、コンピュータシステムに各種操作信号を入力するために用いられる。表示装置22は、コンピュータシステムを操作するのに必要な各種ウインドウやデータ等を表示する。インターフェース装置28は、コンピュータシステムをネットワーク13に接続する為のインターフェースであり、例えばモデム等で構成される。DB29は、地図データを管理する為に必要な情報,例えば地図DB,ログDB等を格納している。なお、地図DB,ログDBの詳細については後述する。
【0027】
データ管理プログラムは、CD−ROM等の記録媒体24によって提供されている。データ管理プログラムを記録した記録媒体24は、ドライブ装置23にセットされ、データ管理プログラムが記録媒体24からドライブ装置23を介して補助記憶装置25にインストールされる。
【0028】
補助記憶装置25は、インストールされたデータ管理プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。メモリ装置26は、コンピュータシステムの起動時に補助記憶装置25からデータ管理プログラムを読み出して格納する。演算処理装置27は、メモリ装置26に読み出され格納されたデータ管理プログラムに従って、データ管理サーバ10に係る処理を実行する。
【0029】
データ管理サーバ10は、メモリ装置26に読み出され格納されたデータ管理プログラムに従って処理を実行することにより、図4のような機能を有するように構成される。
【0030】
図4は、データ管理サーバの一実施例の構成図を示す。図4のデータ管理サーバ10は、アプリケーションタスク(以下、アプリタスクという)30a〜30n,スタータ31,割当テーブル32,アクセスコンポーネントコントローラ33,アクセスコンポーネント34a〜34n,ログコレクタ35,パトローラ36,メモリ展開タスク37a〜37m,ログDB38,地図DB39を含むように構成される。
【0031】
なお、データ管理サーバ10は、アプリタスク30a〜30nを備えるサーバと、スタータ31,割当テーブル32,アクセスコンポーネントコントローラ33,アクセスコンポーネント34a〜34n,ログコレクタ35,パトローラ36,メモリ展開タスク37a〜37m,ログDB38,地図DB39を備えるサーバとで構成してもよい。
【0032】
アプリタスク30a〜30nは、クライアント12a〜12nに一対一に対応して起動し、クライアント12a〜12nから要求のあった地図データをアクセスコンポーネントコントローラ33に要求する。また、アプリタスク30a〜30nは、アクセスコンポーネントコントローラ33に要求した地図データをアクセスコンポーネントコントローラ33から受信し、受信した地図データをクライアント12a〜12nに表示させる。
【0033】
スタータ31は、地図DB39から必要な地図データを読み出させ、メモリ装置26上にメモリ展開タスク37a〜37mを起動させる。メモリ展開タスク37a〜37mの起動は、デフォルトパラメータ(割当テーブル32の初期値、或いはその簡略値)に応じてデータ管理サーバ10の起動時に行う場合と、必要に応じて保存しておきたい状態の割当テーブル(或いはその簡略値)を保存しておき、その保存した割当テーブルに応じて元のメモリ展開状況を再現する場合とがある。例えばメモリ展開タスク37a〜37mの起動を必要に応じて行う場合としては、アクセスコンポーネント34a〜34n,パトローラ36からの要求に応じて行う場合がある。
【0034】
スタータ31は、起動させたメモリ展開タスク37a〜37mの内容および状態を表した割当テーブル32を作成する。なお、メモリ展開タスク37a〜37mは、同一の地図データを1つ以上のメモリ展開タスク37a〜37mで起動することもできる。例えば、クライアント12a〜12nから要求される割合の高い地図データを1つ以上のメモリ展開タスク37a〜37mに起動させておくことにより、負荷分散を行うことができる。
【0035】
アクセスコンポーネントコントローラ33は、アプリタスク30a〜30nから要求を受信し、受信した要求をアクセスコンポーネント34a〜34nに振り分ける。なお、アクセスコンポーネントコントローラ33は、アプリタスク30a〜30nとアクセスコンポーネント34a〜34nとを対応付けている。アクセスコンポーネント34a〜34nは、アプリタスク30a〜30nから要求のあった地図データをメモリ展開タスク37a〜37mから受信し、受信した地図データをアプリタスク30a〜30nに振り分ける。
【0036】
また、アクセスコンポーネントコントローラ33は、アクセス負荷量に応じてアクセスコンポーネント34a〜34nの生成および削除を行う。アクセスコンポーネントコントローラ33は、単位時間当たりのアクセス量に応じてアクセス負荷量を判定し、アクセスコンポーネント34a〜34nの数がアクセス負荷量に応じた適正な数となるように調整する。
【0037】
アクセスコンポーネント34a〜34nは、アプリタスク30a〜30nからのアクセスを実際に処理するものである。アクセスコンポーネント34a〜34nは、アプリタスク30a〜30nからのアクセスがあった時点で、要求された地図データが展開されているメモリ展開タスク37a〜37mを判定し、判定したメモリ展開タスク37a〜37mに地図データを要求する。
【0038】
なお、複数のアクセスコンポーネント34a〜34nから同一のメモリ展開タスク37a〜37mに対してアクセスがあった場合、アクセスコンポーネント34a〜34nは同一の地図データを展開するメモリ展開タスク37a〜37mの有無を確認する。
【0039】
同一の地図データを展開するメモリ展開タスク37a〜37mがあれば、アクセスコンポーネント34a〜34nは、そのメモリ展開タスク37a〜37mにアクセスする。なお、同一の地図データを展開するメモリ展開タスク37a〜37mがなく、メモリ展開タスク37a〜37mが空いていなければ、アクセスコンポーネント34a〜34nは、アクセス中のメモリ展開タスク37a〜37mが空くまで待機する。
【0040】
アクセスコンポーネント34a〜34nは、要求された地図データが展開されているメモリ展開タスク37a〜37mが無いと判定すると、スタータ31に新たなメモリ展開タスク37a〜37mの起動を要求する。そして、新たなメモリ展開タスク37a〜37mの起動した後に、アクセスコンポーネント34a〜34nは新たなメモリ展開タスク37a〜37mにアクセスする。
【0041】
また、アクセスコンポーネント34a〜34nは、アクセスコンポーネント34a〜34nとメモリ展開タスク37a〜37mとのアクセス内容をログDB38に書き込む。
【0042】
メモリ展開タスク37a〜37mは、スタータ31からの指示により地図DB39から必要な地図データを読み出し、読み出した地図データをメモリ装置26上に展開する。なお、要求された地図データが図郭の範囲より小さい場合、メモリ展開タスク37a〜37mはクリッピング処理を行いながら地図データをアクセスコンポーネント34a〜34nに供給する。
【0043】
ログコレクタ35は、メモリ展開タスク37a〜37mからログを受信し、受信したログをログDB38に格納する。ログDB38に格納されたログを解析することにより、デフォルトパラメータの最適化やメモリ展開タスク37a〜37mを起動させる数の適正化が可能となる。
【0044】
パトローラ36は、メモリ展開タスク37a〜37mの稼動状態や地図データの保持状態を監視する。また、パトローラ36は、例えばログDB38を参照してメモリ展開タスク37a〜37mへのアクセス頻度を判定する。アクセス頻度が高いメモリ展開タスク37a〜37mがあり、メモリ装置26のメモリ容量に空きがある場合に、パトローラ36は新たなメモリ展開タスク37a〜37mを起動させる。
【0045】
また、同一の地図データを保持したメモリ展開タスク37a〜37mが複数あって、同一の地図データを保持したメモリ展開タスク37a〜37mへのアクセス頻度が低い場合に、パトローラ36は重複する地図データを保持したメモリ展開タスク37a〜37mの一部を削除する。なお、パトローラ36は、メモリ展開タスク37a〜37mからの要求に応じてメモリ展開タスク37a〜37mを停止させることができる。
【0046】
なお、データ管理サーバ10は、ネットワーク13を介して接続される管理用クライアント11により各種管理がなされる。管理用クライアント11は、システム管理ソフトウェア,地図データ修正ソフトウェアなどが実行される。システム管理ソフトウェアは、メモリ展開タスク37a〜37mへの地図データの割り当て状況や、メモリ展開タスク37a〜37mへのアクセス頻度の状況などを情報として取得し、取得した情報を管理用クライアント11に表示する。
【0047】
管理用クライアント11を操作するオペレータは、システム管理ソフトウェアを利用することで、表示された情報に基づきスタータ31やアクセスコンポーネントコントローラ33にメモリ展開タスク37a〜37mの起動および消去を要求できる。また、システム管理ソフトウェアは、スタータ31,アクセスコンポーネントコントローラ33,ログコレクタ35,パトローラ36を起動,停止および再起動させることができる。地図データ修正ソフトウェアは、地図DB39の修正を行うものである。
【0048】
データ管理サーバ10では、事前に地図DB39から地図データを読み出し、読み出した地図データによりメモリ展開タスク37a〜37mを起動しておく一方、管理用クライアント11の地図データ修正ソフトウェアを使い、地図DB39に直接或いはアクセスコンポーネントコントローラ33,メモリ展開タスク37a〜37m等を経由せずに接続する。そして、管理用クライアント11のメモリ上で修正したい地図データ部分を修正後、修正した地図データを地図DB39に書き出すことにより、データ管理サーバ10の処理を停止することなく地図DB39の修正を行うことが可能である。
【0049】
なお、図4では、地図DB39が1つのサーバに設けられている例を表しているが、地図DB39が複数のサーバに分散されて設けられていてもよい。この場合、地図DB39を維持管理する複数の分散地図DBサーバは、メモリ展開タスク37a〜37mと,地図DB39とを有するように構成される。
【0050】
データ管理サーバ10の割当テーブル32は、分散地図DBサーバのマシン名およびインデックスが格納される。スタータ31は、分散地図DBサーバのメモリ展開タスク37a〜37mを起動する。なお、データ管理サーバ10と分散地図DBサーバとは、互いに通信する為の通信手段を有している。
【0051】
図5は、割当テーブルおよびログの一例のイメージ図を示す。割当テーブルは各地図,図郭およびレイヤ単位に例えば▲1▼〜▲6▼の値と、対応するメモリ展開タスク37a〜37mの番号を持つ。▲1▼〜▲6▼の値は、例えば以下のような状態を管理するものである。
【0052】
▲1▼の値は、地図データそのものが元来存在しないことを表す。▲2▼の値は、地図データがあるがメモリ展開タスク37a〜37mに割り当てられていないことを表す。▲3▼の値は、地図データがメモリ展開タスク37a〜37mに割り当てられていることを表す。▲4▼の値は、地図データがメモリ展開タスク37a〜37mに割り当てられているが、まだアクセスされていないことを表す。▲5▼の値は、地図データがメモリ展開タスク37a〜37mに割り当てられており、且つn回アクセスされたことを表す。また、▲6▼の値は、地図データがアクセス中であることを表す。
【0053】
また、ログは各地図,図郭およびレイヤ単位に例えば▲1▼〜▲5▼の値を持つ。▲1▼〜▲5▼の値は、例えば以下のような状態を管理するものである。▲1▼の値は、アクセスしようとしたが他のアクセスコンポーネント34a〜34nがアクセス中であったことを表す。▲2▼の値は、最終アクセスが例えば「XXXX年XX月XX日XX時XX分XX.X秒」であったことを表す。▲3▼の値は、アクセスされたが元来地図データが無かったことを表す。▲4▼の値は、アクセスされたときにメモリ展開タスク37a〜37mに地図データが割り当てられていなかったので新たなメモリ展開タスク37a〜37mを起動したことを表す。▲5▼の値は、アクセスが無かったのでメモリ展開タスク37a〜37mの割り当てを削除したことを表す。
【0054】
また、割当テーブル32は、対応するメモリ展開タスクの番号を図6のような情報項目により表している。図6は、割当テーブルが持つ情報項目の詳細について説明する一例の図を示す。
【0055】
割当テーブルが持つ情報項目は、対応タスク番号,拡張タスクキー,拡張タスク数,状態フラグを含む。対応タスク番号は、対応するメモリ展開タスクの番号を表す。拡張タスクキーは、同一データに複数のタスクが割り当てられた場合の番号を表す。拡張タスク数は、同一の対応タスク番号と対応付けられた拡張タスクキーの数42を表す。状態フラグは、図5を用いて前述したような状態を表す。なお、拡張タスクキーは、拡張タスク割当テーブル41により対応タスク番号と対応付けられている。
【0056】
さらに、メモリ展開タスク37a〜37mの展開時には、図7のようなレイヤグループ定義と図郭グループ定義とを参照しつつ展開を行う。図7は、レイヤグループ定義および図郭グループ定義について説明する一例の図を示す。
【0057】
レイヤグループ定義は、同一のレイヤグループに含まれるレイヤを表すものである。また、図郭グループ定義は、同一の図郭グループに含まれる図郭を表すものである。
【0058】
以下、前述したデータ管理サーバ10の処理についてフローチャートを参照しつつ説明していく。図8は、アプリタスクとアクセスコンポーネントとの処理の一例のフローチャートを示す。
【0059】
ステップS1では、例えばアプリタスク30aからの地図区分参照要求がアクセスコンポーネントコントローラ33に供給される。アクセスコンポーネントコントローラ33は、使用されていない例えばアクセスコンポーネント34aにアプリタスク30aからの地図区分参照要求を供給する。
【0060】
ステップS1に続いてステップS2に進み、アクセスコンポーネント34aは使用可能な地図区分一覧表をアプリタスク30aに供給することでアプリタスク30aとの接続を確立する。
【0061】
ステップS2に続いてステップS3に進み、アプリタスク30aは地図情報参照要求をアクセスコンポーネント34aに供給する。ステップS3に続いてステップS4に進み、アクセスコンポーネント34aは使用可能な地図領域,保持レイヤなどの地図情報をアプリタスク30aに供給する。
【0062】
ステップS4に続いてステップS5に進み、アプリタスク30aは地図データの要求をアクセスコンポーネント34aに供給する。ステップS5に続いてステップS6に進み、アクセスコンポーネント34aは供給された地図データの要求を解析すると共に、割当テーブル32を参照することにより、その地図データが展開されている例えばメモリ展開タスク37aを選択する。アクセスコンポーネント34aは、選択したメモリ展開タスク37aから地図データを取得し、取得した地図データをアプリタスク30aに供給する。
【0063】
図9は、スタータの処理の一例のフローチャートを示す。図9中、ステップS11では、デフォルトパラメータを読み込む。デフォルトパラメータは、地図区分,図郭,レイヤなどが含まれる。
【0064】
ステップS11に続いてステップS12に進み、スタータ31はデフォルトパラメータに応じてメモリ展開タスク37a〜37mをメモリ装置26上に起動すると共に、割当テーブル32を生成する。ステップS12に続いてステップS13に進み、スタータ31はアクセスコンポーネント34,パトローラ36などからメモリ展開タスク37a〜37mの起動要求があるまで待機状態となる。
【0065】
アクセスコンポーネント34,パトローラ36などからメモリ展開タスク37a〜37mの起動要求があると、パトローラ36は例えばメモリ展開タスク37m+1をメモリ装置26上に起動すると共に、割当テーブル32を更新する。なお、データ管理サーバ10の終了時などにスタータ31は処理を終了する。
【0066】
図10は、メモリ展開タスクの処理の一例のフローチャートを示す。図10のフローチャートはスタータ31からの指示により起動し、ステップS21の処理を開始する。ステップS21では、メモリ展開タスクがデフォルトパラメータを読み込む。ステップS21に続いてステップS22に進み、メモリ展開タスクは読み込んだデフォルトパラメータに応じた地図データを地図DB39から読み込み、メモリ装置26上に起動する。そして、デフォルトパラメータに応じた地図データの読み込みが終了すると、スタータ31にその旨を通知する。
【0067】
ステップS22に続いてステップS23に進み、メモリ展開タスクはアプリタスクからの地図データ要求,言い換えればアクセスコンポーネント34からの地図データ要求があるまで待機状態となる。また、メモリ展開タスクはシステム管理ソフトウェアからの終了指示があるまでの待機状態となる。
【0068】
アクセスコンポーネント34からの地図データ要求があると、ステップS23に続いてステップS24に進み、その地図データ要求に対応する地図データをアクセスコンポーネント34に供給する。なお、地図データ要求が図郭の範囲より小さい場合、メモリ展開タスクはクリッピング処理を行いながら地図データをアクセスコンポーネント34に送信する。
【0069】
また、システム管理ソフトウェアからの終了指示があると、メモリ展開タスクは処理を終了する。なお、アクセスコンポーネント34に送信した地図データについての情報は、パトローラ36に通知される。
【0070】
図11は、パトローラの処理の一例のフローチャートを示す。図11中、ステップS31では、パトローラがデフォルトパラメータを読み込み、読み込んだデフォルトパラメータから監視時間間隔を取得する。
【0071】
ステップS31に続いてステップS32に進み、パトローラは取得した監視時間間隔の間、待機状態となる。また、パトローラは待機状態の間、メモリ展開タスク37a〜37mからの要求やシステム管理ソフトウェアからの終了指示に対する待機状態となる。
【0072】
監視時間間隔が経過すると、パトローラはステップS32に続いてステップS33に進む。パトローラは、メモリ展開タスク37a〜37mのアクセス頻度を割当テーブル32やログ38に応じて判定する一方、メモリ装置26上の空き容量を判定する。例えばアクセス頻度の高いメモリ展開タスク37a〜37mがあり、メモリ装置26のメモリ容量に空きがある場合に、パトローラ36は新たなメモリ展開タスク37m+1〜37m+2を起動させる。
【0073】
なお、メモリ展開タスク37a〜37mからの停止要求が供給されると、パトローラはステップS32に続いてステップS34に進む。パトローラは、停止要求に応じたメモリ展開タスク37a〜37mの何れかを停止させる。また、システム管理ソフトウェアからの終了指示があると、パトローラは処理を終了する。
【0074】
図12は、ログコレクタの処理の一例のフローチャートを示す。ステップS41では、ログコレクタがスタータ31,アクセスコンポーネント34,メモリ展開タスク37およびパトローラ36からメッセージが供給されるまで待機状態となる。また、ログコレクタはシステム管理ソフトウェアからの終了指示に対する待機状態となる。
【0075】
スタータ31,アクセスコンポーネント34,メモリ展開タスク37およびパトローラ36からメッセージが供給されると、ログコレクタはステップS42に進み、供給されたメッセージからログを解析し、解析したログをログDB38に格納する。また、システム管理ソフトウェアからの終了指示があると、ログコレクタは処理を終了する。
【0076】
以上、本発明によるデータ管理システム1では、地図DB39へのアクセスを最小限に抑えることにより、読み出し速度などの性能を向上させることが可能である。また、管理用クライアントの地図データ修正ソフトウェアを使用して地図DBを直接修正することにより、サービス運用中の地図データの更新が可能となる。さらに、パトローラ36がメモリ展開タスク37a〜37mの状態を監視することにより、局所的なビジー状態の緩和,不要なメモリ展開タスク37a〜37mの削除,地図データの欠落の防止などが可能となり、データ管理システム1の安定性を保ちつつ性能を向上させることができる。
【0077】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、安定性を保ちつつ性能を向上させることができ、データを容易に更新することが可能なデータ管理方法,データ管理サーバ,データ管理プログラム及び記録媒体が実現できる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】GISシステムの一例の構成図である。
【図2】本発明によるデータ管理システムの一実施例の構成図である。
【図3】本発明のデータ管理サーバを実現するコンピュータシステムの一実施例の構成図である。
【図4】データ管理サーバの一実施例の構成図である。
【図5】割当テーブルおよびログの一例のイメージ図である。
【図6】割当テーブルが持つ情報項目の詳細について説明する一例の図である。
【図7】レイヤグループ定義および図郭グループ定義について説明する一例の図である。
【図8】アプリタスクとアクセスコンポーネントとの処理の一例のフローチャートである。
【図9】スタータの処理の一例のフローチャートである。
【図10】メモリ展開タスクの処理の一例のフローチャートである。
【図11】パトローラの処理の一例のフローチャートである。
【図12】ログコレクタの処理の一例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ管理システム
10 データ管理サーバ
11 管理用クライアント
12a〜12n クライアント
13 ネットワーク
21 入力装置
22 表示装置
23 ドライブ装置
24 記録媒体
25 補助記憶装置
26 メモリ装置
27 演算処理装置
28 インターフェース装置
29 データベース(DB)
30a〜30n アプリケーションタスク
31 スタータ
32 割当テーブル
33 アクセスコンポーネントコントローラ
34a〜34n アクセスコンポーネント
35 ログコレクタ
36 パトローラ
37a〜37m メモリ展開タスク
38 ログDB
39 地図DB
B バス

Claims (9)

  1. コンピュータによって実行されるデータ管理方法であって、
    ータが格納されている前記コンピュータが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記コンピュータが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納段階と、
    前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成段階と、
    ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給段階と
    前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視段階と
    を有することを特徴とするデータ管理方法。
  2. 前記割当情報は、前記データと、該データを割り当てて格納する前記メモリ展開タスクとを対応付けると共に、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクとを対応付ける
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ管理方法。
  3. 前記割当情報は、前記データの状態として、前記データが存在しないこと、前記データが前記メモリ展開タスクに割り当てられていないこと、前記データが前記メモリ展開タスクに割り当てられていること、前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データへのアクセスの回数、及び、前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データがアクセス中であること、の何れかを表す情報を更に有する
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ管理方法。
  4. 前記データ格納段階は、前記コンピュータの起動時に前記第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部をパラメータに応じて読み出し、読み出したデータを前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納する
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載のデータ管理方法。
  5. 前記データ取得供給段階は、前記クライアントから要されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給する一方、
    前記クライアントから要されたデータの内容を記録情報として記録情報記憶手段に格納しておく
    ことを特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載のデータ管理方法。
  6. 第1データ記憶手段及び第2データ記憶手段を備え、クライアントから要されたデータを前記クライアントに供給するデータ管理サーバであって、
    前記データが格納されている第1データ記憶手段から読み出された前記データの少なくとも一部を格納する前記第2データ記憶手段上に起動される1つ以上のメモリ展開タスクと、
    前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を記録する割当情報記録手段と、
    ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給手段と
    前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視手段と
    を有することを特徴とするデータ管理サーバ。
  7. 1つ以上のクライアントと、前記クライアントにネットワークを介して接続されるデータ管理サーバとを用いて、前記クライアントから要されたデータを前記データ管理サーバからクライアントに供給するデータ管理システムが実行するデータ管理方法であって、
    前記データ管理サーバが、
    前記データが格納されている前記データ管理サーバが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記データ管理サーバが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納段階と、
    前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成段階と、
    ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給段階と
    前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視段階と
    を有することを特徴とするデータ管理方法。
  8. コンピュータに、
    ータが格納されている前記コンピュータが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記コンピュータが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納手順と、
    前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成手順と、
    ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給手順と
    前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視手順と
    を実行させるためのデータ管理プログラム。
  9. コンピュータに、
    ータが格納されている前記コンピュータが備える第1データ記憶手段から前記データの少なくとも一部を読みだし、読み出したデータを前記コンピュータが備える第2データ記憶手段上に起動された1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納するデータ格納手順と、
    前記1つ以上のメモリ展開タスクに割り当てて格納したデータの割当情報を作成して割当情報記憶手段に格納する割当情報作成手順と、
    ライアントから要されたデータが前記メモリ展開タスクに割り当てられていれば前記クライアントから供給されたデータを、前記割当情報に基づき前記1つ以上のメモリ展開タスクから取得して前記クライアントに供給し、前記メモリ展開タスクに割り当てられていなければ前記クライアントから要求されたデータを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させたあと、該起動させた前記メモリ展開タスクから前記クライアントから供給されたデータを取得して前記クライアントに供給するデータ取得供給手順と
    前記1つ以上のメモリ展開タスクへのアクセス頻度を判定し、アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクがあり、且つ、前記第2データ記憶手段の記憶容量に空きがある場合に前記アクセス頻度の高い前記メモリ展開タスクに割り当てられている前記データを割り当てた新たな前記メモリ展開タスクを起動させ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクが複数あり、且つ、同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクへのアクセス頻度が低い場合に同一の前記データを保持した前記メモリ展開タスクの一部を削除するメモリ展開タスク監視手順と
    を実行させるためのデータ管理プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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