JP4693979B2 - 物品管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品管理システムに係り、更に詳しくは、梱包容器内に任意の物品を収容して管理を行う物品管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、梱包容器内に収容される複数の物品を管理する場合は、例えば、各物品毎に当該物品情報を表すバーコードラベルを貼付し、梱包容器内に物品を収容する際にバーコードリーダを使って1つ1つのラベル情報を読み取って、サーバー等を介してホストコンピュータで各梱包容器毎の物品情報を集中管理することが一般に行われていた。
また、近年では、電子機器や通信機器の発達により、多量の情報を瞬時に非接触でやり取りすることが可能なICカードが普及しつつある。このICカードを物品管理システムに応用する場合は、上記したバーコードラベルと同様に、個々の物品情報が書き込まれたICカードを物品に貼付し、ICカードリーダライタで読み取った物品情報をサーバー等を介してホストコンピュータで集中管理するものであった。
このような従来の物品管理システムは、流通過程の途中で開梱するおそれの無い物流管理下においては有効な管理システムであるが、上記したようにホストコンピュータやネットワークなどのインフラ整備が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の物品管理システムにあっては、流通過程の途中で梱包容器内から物品を出し入れする物流管理下にある場合、その都度ネットワークを介してホストコンピュータへアクセスし、梱包容器内の物品情報を更新する必要があるが、毎回通信料や通信時間がかかってしまうという問題があった。
また、上記した従来の物品管理システムを実施する場合は、ホストコンピュータやネットワークなどのインフラ整備がなされていることが前提となるが、そのようなインフラの無い状況下で新たな物品管理システムを構築しようとすると、膨大なコストがかかるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、梱包容器内の物品管理を通信料や通信時間をかけずに短時間で行える上、ホストコンピュータやネットワークなどのインフラ整備が不要であって、低コストで実施することができる物品管理システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、梱包容器内に任意の物品を収容して管理を行う物品管理システムにおいて、前記物品にそれぞれ取り付けられ、個々の物品情報が書き込まれている個別情報タグと、複数枚の非接触情報タグから成り、前記物品を出し入れする梱包容器の開閉扉の開閉状態に応じて前記非接触情報タグ同士が重なったり、分離するように配置されていて、該梱包容器内に収容する物品に関する情報が一括して書き込まれる一括情報タグと、前記梱包容器内に物品を収容して管理する場合に、個々の物品の個別情報タグから物品情報を読み取り、それら全ての物品情報を前記梱包容器の一括情報タグにまとめて書き込むようにするメモリ機能付きのリーダライタと、を備え、前記リーダライタは、前記個別情報タグに記録されている情報と前記一括情報タグに記録されている情報とを比較する情報比較手段と、該情報比較手段の比較結果を表示する表示手段と、を備え、前記各一括情報タグに書き込まれた情報の時間差に基づいて、前記開閉扉の開閉状態を認識することを特徴とする。
これによれば、物品情報が書き込まれた個別情報タグが個々の物品にそれぞれ取り付けられ、梱包容器内に収容する物品に関する情報を一括して書き込む一括情報タグが梱包容器側に取り付けられている。そして、梱包容器内に物品を収容する場合は、メモリ機能付きのリーダライタにより個々の物品の個別情報タグから物品情報を読み取って、それを一括情報タグにまとめて書き込み、梱包容器から物品を出し入れしたり、定期的に梱包容器内の物品をチェックする場合は、リーダライタで個々の物品の個別情報タグを読み取って、一括情報タグに書き込まれた物品情報と比較して物品管理を行うようにする。このように、梱包容器内の物品を出し入れしたり、定期的に物品をチェックする場合は、メモリ機能付きのリーダライタを用いて個別情報タグの物品情報を読み取って、一括情報タグに書かれた以前の物品情報と比較することにより、オフラインで正確な物品管理を短時間で行うことができ、低コスト化できる。
また、一括情報タグは、複数枚の非接触情報タグを物品を出し入れする梱包容器の開閉扉の開閉状態に応じて非接触情報タグ同士が重なったり、分離するように配置されているため、リーダライタによる非接触情報タグの情報の読み取り状況によって開閉扉の開閉状態を認識することができる。そして、その梱包容器の開閉扉の開閉状態と、その状態における内容物品情報とを履歴として持つことができる。
【0005】
請求項2に記載の発明は、前記物品を出し入れする梱包容器の開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知センサをさらに備え、前記リーダライタは、前記開閉検知センサに記録されている情報を読み取ることにより前記開閉扉の開閉状態を認識することを特徴とする。
これによれば、開閉検知センサによって梱包容器の開閉扉の開閉状態を検知することができるため、その開閉検知センサによって開閉扉の開閉状態を認識することができる。そして、その梱包容器の開閉扉の開閉状態と、その状態における内容物品情報とを履歴として持つことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2または3に記載の物品管理システムにおいて、前記一括情報タグには、前記リーダライタにより少なくとも前記梱包容器内に収容される物品情報と前記開閉扉の開閉状態とを時刻履歴と共に書き込むようにしたことを特徴とする。
これによれば、一括情報タグには、リーダライタによって少なくとも梱包容器内に収容される物品情報と開閉扉の開閉状態とを時刻履歴と共に書き込むようにしたため、一括情報タグの情報をリーダライタで読み取るというオフライン処理だけで、時系列による正確な物品管理を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、前記リーダライタは、前記一括情報タグに書き込まれた前記開閉扉の開閉状態と前記時刻履歴に基づいて作業履歴を作成することを特徴とする。
これによれば、一括情報タグに書き込まれた開閉扉の開閉状態と時刻とによって、梱包容器の扉を開いた状態か、閉じた状態の何れの作業中なのかを履歴として持つことができる。
請求項5に記載の発明は、前記リーダライタは、前記梱包容器の開梱時に、前記一括情報タグに書き込まれている物品情報と、内容物品の個別情報タグを読み取った物品情報とを前記情報比較手段により比較照合して、欠品状況を前記表示手段に表示することを特徴とする。
これによれば、梱包容器の開梱時に、一括情報タグに書き込まれている物品情報と、その時の内容物品の個別情報タグを読み取った物品情報とを比較照合するようにしたため、正式な開梱時以外のトラブルで生じた欠品、あるいは、意図的に梱包容器から抜いた物品等を容易に把握することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る物品管理システムの概略構成を説明する図である。ここでは、梱包容器内に任意の物品を収容して管理する物品管理システムの一例として、常備薬を一通り揃えた薬箱を各家庭に置いておき、係員が定期的に巡回して使用した薬を見つけると、使用した分の薬代を請求すると共に、その薬の補充を行う常備薬に関する物品管理システムを例にあげて説明することにする。
図1に示す物品管理システム10は、A〜Fまでの物品としての薬12a〜12fの各箱の上面に、非接触にて情報の書き込みや読み出しが可能なICカードなどによる個別情報タグ14a〜14fが貼付けられていて、予め個々の物品情報が書き込まれている。
一方、薬12a〜12fを収容する梱包容器としての薬箱18には、薬を出し入れするための4枚の開閉扉18a〜18dが設けられていて、その開閉扉18aと18bの所定位置に、薬箱18内に収容する物品に関する情報を一括して書き込んだり、読み出すことができる2枚の一括情報タグ20a,20bが貼付されている。この一括情報タグ20a,20bが貼付される開閉扉18a,18bの所定位置とは、開閉扉18aと18bとを図2のように閉じた状態で、2枚の一括情報タグ20a,20b同士が丁度重なり合う位置にあることである。このように、薬箱18の開閉扉18a,18b,・・・の開閉状態に応じて一括情報タグ20a,20b同士が重なったり、分離するように配置してあるため、開閉扉18a,18b,・・・が開いていると、図1に示すように、一括情報タグ20a,20bに対してハンディーターミナル型のリーダライタ16を個々に当てて、情報を読み書きしなければならないので時間差が生じる。また、開閉扉18a,18b,・・・が閉じていると、図2に示すように、一括情報タグ20(20a,20b)に対してハンディーターミナル型のリーダライタ16を1回当てるだけで、一括した情報の読み書きが行えるので時間差を生じない。このように、一括情報タグ20a,20bをリーダライタ16で読み書きする状況の違いによって、開閉扉18a,18bの開閉状態を認識することができる。
【0007】
また、図1および図2では、2枚の一括情報タグ20a,20bを開閉扉18a,18bにそれぞれ配置したが、図3に示すように、開閉扉以外の側面に一方の一括情報タグ22aを内蔵し、その一括情報タグ22aと同じ外側位置にもう一方の一括情報タグ22bが挿入可能なポケット24を設けるようにしても良い。そして、開閉扉が開いている場合は、ポケット24から一括情報タグ22bを取り出して、リーダライタ16を一括情報タグ22aと22bとに別々に当てて情報を読み書きするようにする。開閉扉が閉じている場合は、ポケット24に一括情報タグ22bを挿入して一括情報タグ22aと22bを重ね合わせ、その部分にリーダライタ16を当てることで、一括した情報の読み書き動作を行うようにする。
【0008】
さらに、図4は、梱包容器の開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知センサを具備した例を示す斜視図であり、図5は、図4の一括情報タグと開閉検知センサとを説明する詳細図である。
図4に示すように、薬(物品)を出し入れする薬箱(梱包容器)の開閉扉18bには、1枚の一括情報タグ26とライン27で接続され、開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知センサ28を設けることにより、一括情報タグ26を上記例のように複数枚(例えば、2枚)設ける必要がなくなる。また、図5に示すように、一括情報タグ26の内部には、タグ制御部26aとタグアンテナ26bなどが設けられており、そのタグ制御部26aと開閉検知センサ28とがライン27を介して接続されている。
そして、リーダライタ16を用いて一括情報タグ26の情報の読取り処理を行う場合は、▲1▼リーダライタ16からタグアンテナ26bを介して一括情報タグ26に電力が供給されると、▲2▼タグ制御部26aが開閉検知センサ28の状態をチェックし、▲3▼一括情報タグ26からリーダライタ16へタグのメモリデータを送信する際に、▲4▼チェックした開閉検知センサ28の状態のデータも併せて送信するようにする。
また、本実施の形態で使用しているハンディーターミナル型のリーダライタ16は、個々の薬12a〜12fの個別情報タグ14a〜14fから読み取った物品情報がタグ制御部26aの内蔵メモリに一旦格納され、薬箱18側の一括情報タグ20a,20bにまとめて書き込むことのできるメモリ機能付きのリーダライタである。
また、本実施の形態のリーダライタ16は、時刻を検知するタイマが内蔵されていて、個別情報タグ14a〜14fから読み取った物品情報や開閉扉18a,18b,・・・の開閉状態を、それぞれの時刻データと共に薬箱18の一括情報タグ20a,20bに書き込むことにより、時刻履歴を形成することができる。
さらに、この一括情報タグ20a,20bに書き込まれた開閉扉の開閉状態と時刻履歴とによって、何時に開閉扉を開いて薬(物品)の出し入れを行い、何時に閉じたかを作業履歴として残すことができる。
【0009】
以下、本実施の形態の動作について説明する。
まず、図1に示すように、薬箱18にA〜Fまでの6種類の薬12a〜12fを収容する前に、リーダライタ16を使って各薬12a〜12fの上面に貼付された個別情報タグ14a〜14fから物品情報を1つ1つ読み取った後、白抜き矢印X方向から薬箱18内へ薬12a〜12fを収容する。
次に、薬箱18の開閉扉18a,18bに貼付された一括情報タグ20a,20bに対してリーダライタ16を使って、上記A〜Fまでの6種類の薬12a〜12fの物品情報をそれぞれ書き込むようにする。これにより、開閉扉を開いた状態で物品情報の書き込みが行われたことが判ると共に、その時の時刻履歴も併せて書き込まれる。
次いで、図2に示すように、薬箱18の開閉扉を閉じた状態で、保存するなり、配送が行われる。ここで、図2に示すように、薬箱18の一括情報タグ20(20a,20bが重なり合っている)にリーダライタ16を近づけて読取り処理を行うことにより、図6に示すようなデータを読み出すことができる。
【0010】
図6は、一括情報タグに書き込まれた物品情報のデータ例を示す図である。図6に示すように、一括情報タグのメモリ30内には、薬12a〜12fが入っていることを示すA〜Fまでのデータが書き込まれている。このため、一括情報タグ20のデータを読み出すだけで、薬箱18を開梱せずに内容物であるA〜Fの薬12a〜12fが入っていることが判り、この時、開閉扉が閉じられた状態であることもわかる。
その後、家庭で薬箱18内の常備薬を使用する場合は、開閉扉を自由に開けて中から必要な薬を取り出して使用する。
一定期間毎に薬箱18が置いてある家を巡回する係員は、図7に示すように、リーダライタ16を持っており、薬箱18の開閉扉を開けて、中に収容されている薬12を取り出しては、その上面に貼付された個別情報タグ14の物品情報をそれぞれ読み取るようにする。
図8は、薬箱に残っている薬(残り分)と既に取り出して使用した薬(取り出し分)とを分けて示した図である。図8の白抜き矢印Y方向に示すように、A,B,C,Eの薬12a,12b,12c,12eは、使用していない薬であるので薬箱18内に残っており、リーダライタ16によって個別情報タグ14a,14b,14c,14eを読み取ることで、個々の物品情報を容易に取り込むことができる。
しかし、白抜き矢印Z方向に示したように、使用して無くなったDとFの薬12d,12fは、薬箱18内には無いため、リーダライタ16によって物品情報を取り込むことができない。
上記した読取り結果は、再度リーダライタ16を使って図8の薬箱18の開閉扉に貼付された一括情報タグ20a,20bにそれぞれ書き込むようにする。そして、係員は、一括情報タグ20a,20bに書き込まれていた最初の内容物情報(図6参照)と、今回の使用後の内容物情報(図9参照)とを比較することにより、元々入っていたDとFの薬12d,12fが無くなっていることが直ちに判るため、これらの薬に対して薬代を請求したり、該当する薬の補充を行うことができる。
なお、リーダライタ16側に表示画面を設けて、図9に示すようなデータの比較画面を表示し、ハッチングで示したようなDとFの薬のデータ領域の色を変えて表示するようにすれば、物品の管理をより容易に行うことができる。
【0011】
以上説明したように、本実施の形態によれば、常備薬等の薬箱に入っている各種薬の管理を行う場合に、ネットワークを介してホストコンピュータなどに接続する集中管理方式(オンライン方式)をとらなくても、安価な装置で通信料や通信時間をかけることなく、短時間で物品の管理を正確に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、ホストコンピュータやネットワークなどのインフラ整備が不要であるため、低コストで実施することができる。
なお、上記実施の形態では、物品管理システムを常備薬等の薬箱を例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、コンビニエンスストアのような小口配送の物流管理に用いたり、また、それ以外の種々の物品管理に応用することが可能である。
その場合、上記実施の形態の物品管理システムでは、物品管理データの中に時刻履歴を持たせているため、運送中のトラブルによる欠品や意図的に抜かれた物品が何かを容易に調べることができる。
また、上記実施の形態では、梱包容器の開閉扉に貼付した一括情報タグを2枚用いた例で説明したが、3枚以上用いて実施しても勿論良い。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、物品情報が書き込まれた個別情報タグが個々の物品にそれぞれ取り付けられ、梱包容器内に収容する物品に関する情報を一括して書き込む一括情報タグが梱包容器側に取り付けられ、梱包容器内に物品を収容する場合は、メモリ機能付きのリーダライタにより個々の物品の個別情報タグから物品情報を読み取って、それを一括情報タグにまとめて書き込み、梱包容器から物品を出し入れしたり、定期的に梱包容器内の物品をチェックする場合は、リーダライタで個々の物品の個別情報タグを読み取って、一括情報タグに書き込まれた物品情報と比較して物品管理を行うようにする。このため、梱包容器内の物品を出し入れしたり、定期的に物品をチェックする場合、メモリ機能付きのリーダライタを用いて個別情報タグの物品情報を読み取り、一括情報タグに書かれた以前の物品情報と比較するだけで、オフラインにより正確な物品管理を短時間で行うことが可能となり、低コスト化することができる。
また、一括情報タグは、複数枚の非接触情報タグを物品を出し入れする梱包容器の開閉扉の開閉状態に応じて非接触情報タグ同士が重なったり、分離するように配置されているので、リーダライタによる非接触情報タグの情報の読み取り状況によって開閉扉の開閉状態を認識することができる。そして、その梱包容器の開閉扉の開閉状態と、その状態における内容物品情報とを履歴として持つことができる。
請求項2に記載の発明によれば、開閉検知センサによって梱包容器の開閉扉の開閉状態を検知することができるので、その開閉検知センサによって開閉扉の開閉状態を認識することができる。そして、その梱包容器の開閉扉の開閉状態と、その状態における内容物品情報とを履歴として持つことができる。
請求項3に記載の発明によれば、一括情報タグには、リーダライタによって少なくとも梱包容器内に収容される物品情報と開閉扉の開閉状態とを時刻履歴と共に書き込むようにしたので、一括情報タグの情報をリーダライタで読み取るというオフライン処理だけで、時系列による正確な物品管理を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、一括情報タグに書き込まれた開閉扉の開閉状態と時刻とにより、梱包容器の扉を開いた状態か、閉じた状態の何れの作業状態かを履歴として持つことができる。
請求項5に記載の発明によれば、梱包容器の開梱時に、一括情報タグに書き込まれている物品情報と、その時の内容物品の個別情報タグを読み取った物品情報とを比較照合するようにしたので、正式な開梱時以外のトラブルで生じた欠品、あるいは、意図的に梱包容器から抜いた物品等を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る物品管理システムの概略構成を説明する図である。
【図2】図1の薬箱を閉じた状態を示す斜視図である。
【図3】一括情報タグを複数枚使って開閉扉の開閉状態を検出する別の構成を説明する薬箱の斜視図である。
【図4】梱包容器の開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知センサを具備した例を示す斜視図である。
【図5】図4の一括情報タグと開閉検知センサとを説明する詳細図である。
【図6】一括情報タグに書き込まれた物品情報のデータ例を示す図である。
【図7】薬箱の開閉扉を開けて中の薬の物品管理を行う場合の斜視図である。
【図8】薬箱から取り出した薬と既に使用した薬とを分けて示す図である。
【図9】薬箱に最初に入っていた内容物情報と使用後の内容物情報とを比較照合した結果を示す図である。
【符号の説明】
10 物品管理システム、
12a〜12f 薬、
14a〜14f 個別情報タグ、
16 リーダライタ、
18 薬箱、
18a〜18d 開閉扉、
20a,20b 一括情報タグ、
22a,22b 一括情報タグ、
24 ポケット、
26 一括情報タグ、
26a タグ制御部、
26b タグアンテナ、
27 ライン、
28 開閉検知センサ、
30 メモリ。
Claims (5)
- 梱包容器内に任意の物品を収容して管理を行う物品管理システムにおいて、
前記物品にそれぞれ取り付けられ、個々の物品情報が書き込まれている個別情報タグと、
複数枚の非接触情報タグから成り、前記物品を出し入れする梱包容器の開閉扉の開閉状態に応じて前記非接触情報タグ同士が重なったり、分離するように配置されていて、該梱包容器内に収容する物品に関する情報が一括して書き込まれる一括情報タグと、
前記梱包容器内に物品を収容して管理する場合に、個々の物品の個別情報タグから物品情報を読み取り、それら全ての物品情報を前記梱包容器の一括情報タグにまとめて書き込むようにするメモリ機能付きのリーダライタと、
を備え、
前記リーダライタは、前記個別情報タグに記録されている情報と前記一括情報タグに記録されている情報とを比較する情報比較手段と、該情報比較手段の比較結果を表示する表示手段と、を備え、前記各一括情報タグに書き込まれた情報の時間差に基づいて、前記開閉扉の開閉状態を認識することを特徴とする物品管理システム。 - 前記物品を出し入れする梱包容器の開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知センサをさらに備え、
前記リーダライタは、前記開閉検知センサに記録されている情報を読み取ることにより前記開閉扉の開閉状態を認識することを特徴とする請求項1に記載の物品管理システム。 - 前記一括情報タグには、前記リーダライタにより少なくとも前記梱包容器内に収容される物品情報と前記開閉扉の開閉状態とを時刻履歴と共に書き込むようにしたことを特徴とする請求項2に記載の物品管理システム。
- 前記リーダライタは、前記一括情報タグに書き込まれた前記開閉扉の開閉状態と前記時刻履歴に基づいて作業履歴を作成することを特徴とする請求項3に記載の物品管理システム。
- 前記リーダライタは、前記梱包容器の開梱時に、前記一括情報タグに書き込まれている物品情報と、内容物品の個別情報タグを読み取った物品情報とを前記情報比較手段により比較照合して、欠品状況を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載の物品管理システム。
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