JP4693529B2 - 超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具 - Google Patents

超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具 Download PDF

Info

Publication number
JP4693529B2
JP4693529B2 JP2005202248A JP2005202248A JP4693529B2 JP 4693529 B2 JP4693529 B2 JP 4693529B2 JP 2005202248 A JP2005202248 A JP 2005202248A JP 2005202248 A JP2005202248 A JP 2005202248A JP 4693529 B2 JP4693529 B2 JP 4693529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
cutting blade
ultrasonic vibration
cutting
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005202248A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007015095A (ja
Inventor
暁明 邱
成俊 小沢
壮祐 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2005202248A priority Critical patent/JP4693529B2/ja
Publication of JP2007015095A publication Critical patent/JP2007015095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4693529B2 publication Critical patent/JP4693529B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

この発明は、超音波振動によって被加工物を切削する超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具に関するものである。
従来から、被加工物としての半導体ウェハをチップ形状に分割する際、基台に取り付けられた切削砥石をもった切削ブレードを用いて半導体ウェハを切断する切削装置が知られている。この切削装置は、加工点における温度上昇を抑えることや、切削抵抗を増加させずにチッピングを減少させることなどの課題があり、この課題を解決する一つの方策として、切削ブレードを超音波振動させて被加工物を切削する超音波振動切削装置がある(特許文献1参照)。
ここで、この超音波切削装置は、超音波振動によって切削ブレードをその厚さ方向に撓ませ、この切削ブレード先端の超音波振動によって半導体ウェハを切断するが、超音波振動による力が切断溝を広げる方向に作用するため、結果的に切削抵抗が増大し、チッピングが発生し易いという問題があった。
そこで、切削ブレードが取り付けられたスピンドルの回転軸方向に伝達する超音波振動の方向を切削ブレードの外径方向に変換し、切削ブレードにおける超音波振動の方向を径方向にした超音波振動切削装置が提案されている(特許文献2参照)。これによれば、従来の切削ブレードによる切断装置に比して、切削抵抗を減少してチッピングを抑えることができる点、加工点に切削水が供給され易い点、超音波振動によって切削ブレードに付着したコンタミが振り落とされるので切削ブレードにコンタミが付着しない点、切削ブレードに対する負担が軽減され寿命が延びる点などの利点を有する。
ところで、上述した超音波振動切削装置では、切削ブレードとともに取り付けられた振動伝達方向変換部によって超音波振動の伝達方向が切削ブレードの径方向に変換されるため、切削ブレードの形状や大きさ、スピンドルの長さや径、超音波振動子の出力以外に、切削ブレードおよび超音波振動子が回転スピンドルに取り付けられる位置を一層正確に行う必要がある。この場合、超音波振動子から伝達される超音波振動の波形が最小振幅となる最小振動振幅点を振動伝達方向変換点とし、この振動伝達方向変換点と同一位置もしくはその近傍の位置に切削ブレードが配置される。この振動伝達方向変換点で、スピンドルの回転軸方向から伝達された超音波振動は、切削ブレードの径方向に変換される。ここで、切削ブレードの先端すなわち刃先位置において超音波振動の波形が最大振幅である最大振動振幅点となるように、この切削ブレードのブレード径や超音波周波数等が調整されることになる。
したがって、上述した最小振動振幅点や最大振動振幅点の位置が、設定した位置から少しでもずれると、切削ブレードの径方向における超音波振動が設定した振幅にならなかったり、極端な場合は超音波振動しない場合が生じる。このため、スピンドルと切削ブレードとは一体的に構成し、位置ずれをなくすことが好ましい。しかし、切削ブレードは消耗品であるため、スピンドルと一体構成とすると、スピンドル部分を含めて交換することになり、費用対効果が悪くなる。このため、砥石部と基台部とが一体構成された切削ブレード(ハブブレード)を用い、切削ブレードの基台部には、スピンドルと同一径をもつ円柱状凸部の接合面を設けてスピンドルの先端部の接合面に接合することによって、スピンドルと切削ブレードとが一体的に構成できるようにしている。さらに、切削ブレードの基台部の他方側にも、スピンドルと同一径をもつ円柱状凸部の接合面を設け、この接合面に、スピンドルと同一径をもつスペーサの接合面を合わせ、取付ボルトによってこれらスピンドル、切削ブレード、スペーサを密着接合することによってスピンドルに対して切削ブレードを一体的に構成している。なお、スペーサは、その先端部において、超音波振動子からスピンドルの軸方向に伝達する超音波振動の波形が最大振動振幅点となるように設定する調整部材としての機能をもつ。ここで、スペーサは、切削ブレードと一体的に形成してもよいが、切削ブレードの取り扱いが困難になるため、分離できる構成であることが好ましい。
特開2002−336775号公報 特開2000−210928号公報
しかしながら、上述した取付ボルトが挿入される、切削ブレードの基台の貫通孔に、取付ボルトを挿入して切削ブレードとスピンドルとを一体的に構成した場合、取付ボルトと、基台の貫通孔とが接触状態であるため、この接触部分において超音波振動による摩擦が生じ、この摩擦によって異常音が発生し、さらには基台の貫通孔に接触する取付ボルトの表面が削られてしまい取付ボルトの交換を余儀なくされ、寿命が短くなるという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異常音の発生を抑え、寿命を長くすることができる超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる超音波振動切削装置は、スピンドルと、該スピンドルを回転可能に支持するスピンドルハウジングと、前記スピンドルの先端部に装着され、切削砥石部と該切削砥石部を支持する基台部と該基台部の中心部に形成された基台部貫通孔とを有した切削ブレードと、前記スピンドルに設けられて超音波振動を発する振動子とを備え、前記振動子から発せられ前記スピンドルの軸方向に伝達される超音波振動の伝達方向を前記切削ブレードの径方向に変換し、該径方向に超音波振動する前記切削ブレードによって被加工物を切削する超音波振動切削装置において、前記切削ブレードの基台部に設けられた前記基台部貫通孔を介して前記スピンドルの先端部に形成されたねじ孔に螺合するボルト部材の締結によって前記切削ブレードと前記スピンドルの先端部とを固定するとともに、前記ボルト部材と前記基台部貫通孔の内壁とを非接触状態にすることを特徴とする。
また、この発明にかかる超音波振動切削装置は、上記の発明において、前記スピンドルの先端部が接合する前記切削ブレードの接合面と反対側の接合面で前記切削ブレードに接合し、少なくとも前記超音波振動の周波数に応じて前記超音波振動の振動状態を調整するスペーサをさらに備え、前記スペーサは、前記ボルト部材を通すスペーサ貫通孔が設けられ、前記ボルト部材が前記スペーサ貫通孔と前記基台部貫通孔とを介して前記スピンドルの先端部のねじ穴に螺合して前記スペーサと前記切削ブレードとを前記スピンドルの先端部に固定するとともに、前記ボルト部材と前記スペーサ貫通孔の内壁とを接触状態にすることを特徴とする。
また、この発明にかかる超音波振動切削装置は、上記の発明において、前記切削ブレードと前記スピンドルの先端部とが接合する面の間に密着部材を有し、前記密着部材は、導電性を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる超音波振動切削装置は、上記の発明において、前記切削ブレードと前記スピンドルの先端部とが接合する面の間と、前記スペーサと前記切削ブレードとが接合する面の間との間に密着部材を配置し、該密着部材のいずれか一方あるいは双方が導電性を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる超音波振動切削装置は、上記の発明において、前記密着部材は、体積抵抗が107Ω・m以下であることを特徴とする。
また、この発明にかかる超音波振動切削装置は、上記の発明において、前記密着部材は、樹脂に導電性材料を混合して形成した部材であることを特徴とする。
また、この発明にかかる超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具は、上記の発明において、前記スピンドルの先端部と中央部に前記スピンドルの径とほぼ同じ径となる円柱状凸部をもつ前記切削ブレードとを固定する際に、前記スピンドルの先端部外周に係合させて凹部を形成し、該凹部に前記切削ブレードの円柱状凸部を挿入して接合させる接合部を有するとともに、前記接合部は分割可能に構成され、前記スピンドルの外周に係合するときには、分割された前記接合部を前記スピンドルの外周上で合わせた後に、ねじ止めによって前記接合部を固定することを特徴とする。
この発明にかかる超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具では、スピンドルと、該スピンドルを回転可能に支持するスピンドルハウジングと、前記スピンドルの先端部に装着され、切削砥石部と該切削砥石部を支持する基台部と該基台部の中心部に形成された基台部貫通孔とを有した切削ブレードと、前記スピンドルに設けられて超音波振動を発する振動子とを備え、前記振動子から発せられ前記スピンドルの軸方向に伝達される超音波振動の伝達方向を前記切削ブレードの径方向に変換し、該径方向に超音波振動する前記切削ブレードによって被加工物を切削する際、前記切削ブレードの基台部に設けられた前記基台部貫通孔を介して前記スピンドルの先端部に形成されたねじ孔に螺合するボルト部材の締結によって前記切削ブレードと前記スピンドルの先端部とを固定するとともに、前記ボルト部材と前記基台部貫通孔の内壁とを非接触状態にするようにしているので、ボルト部材と基台部貫通孔の内壁とが接触することがなく、この接触による異常音の発生を抑え、この接触による摩擦による摩耗がなくなるので寿命を長くすることができるという効果を奏する。
以下、この発明を実施するための最良の形態である超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態である超音波振動切削装置が搭載された切削装置の概要構成を示す斜視図である。図1に示すように、この切削装置10は、略直方体状の装置ハウジング1を有し、この装置ハウジング1には、半導体ウェハなどの被加工物をストックするカセット機構2と、このカセット機構2に収納された被加工物を搬出するとともに切削作業終了後の被加工物をカセット機構2に搬入する被加工物搬出・搬入機構3と、この被加工物搬出・搬入機構3によって搬出された被加工物を保持するチャックテーブル機構4と、このチャックテーブル機構4によって保持された被加工物を、切削ブレード22の超音波振動によって切削する超音波振動切削装置20と、この超音波切削装置20によって切削された被加工物を洗浄する洗浄機構6と、チャックテーブル機構4と洗浄機構6との間で被加工物を搬送する被加工物搬送機構7とが配設される。さらに、装置ハウジング1には、モニタ8が配設される。なお、チャックテーブル機構4は、チャックテーブル15を有し、チャックテーブル15は、ウェハテープ13を介してフレーム14に支持された状態の被加工物12を真空吸着によって安定的に保持する。
図2は、図1に示した切削装置10の超音波振動切削装置20の概要構成を示す斜視図であり、図3は、超音波振動切削装置20の縦断面図である。図2に示すように、この超音波振動切削装置20は、スピンドル25を主として囲うスピンドルハウジング26およびスピンドル25の先端に装着される切削ブレード22を主としてカバーするブレードカバー28を有する。なお、切削ブレード22は、切削砥石部22aと基台部21とからなり、一体的に構成されている。また、切削ブレード22の近傍には切削水供給ノズル27が設けられる。
図3に示すように、スピンドルハウジング26内には、スピンドル25を回転可能に支持するラジアルエアベアリング30およびスラストエアベアリング31と、ロータ321およびステータ322を有するモータ32と、スピンドル25の後端部に設けられた超音波振動子33と、ラジアルエアベアリング30およびスラストエアベアリング31に高圧エアを供給する図示しないエア供給路と、ラジアルエアベアリング30およびスラストエアベアリング31によって噴出されたエアを排出する図示しない排気路とが設けられる。さらに、スピンドルハウジング26の後端部には、超音波振動子33に電力を供給する非接触式給電装置40が設けられる。
スピンドル25の後端部側は、モータ32の回転軸であるロータ321と連結され、ロータ321およびステータ322の相互作用によって発生する回転駆動力によって、スピンドル25が高速回転する。また、スピンドル25の先端部側には、スピンドル25の軸径よりも大きい径をもつスラストプレート251が設けられる。
ラジアルエアベアリング30およびスラストエアベアリング31は、図示しないエア供給路を介して、高圧ポンプなどによって構成された図示しないエア供給手段と連通している。これによって、図示しないエア供給手段が供給する高圧エアは、ラジアルエアベアリング30およびスラストエアベアリング31に供給される。
ラジアルエアベアリング30は、スピンドルハウジング26の内周面に略均等に設けられた図示しない複数の噴射口から、スピンドル25の外周に向けてエアを噴出する。これによって、ラジアルエアベアリング30は、スピンドル25が回転軸に対して垂直な径方向、すなわちラジアル方向(X軸およびZ軸方向)に移動することを制限し、高速回転するスピンドル25をラジアル方向に支持し、横ブレを防止する。
一方、スラストエアベアリング31は、スラストプレート251の左右両側に設けられた図示しない噴射口から、スラストプレート251を狭持するようにエアを噴出する。これによって、スラストエアベアリング31は、スピンドル25が回転軸方向、すなわちスラスト方向(Y軸方向)に移動することを制限し、高速回転するスピンドル25をスラスト方向に支持し、縦ブレを防止する。
このように、スピンドルハウジング26は、ラジアルエアベアリング30およびスラストエアベアリング31から噴出するエアによって、スピンドル25を高速回転可能に支持することができる。なお、エアベアリングの構成は、これに限らず、たとえば、スラストエアベアリング31およびスラストプレート251は、スピンドル25の切削ブレード22側に1組だけ設けられる構成でなくてもよく、スピンドル25の略中央部や基部側などの箇所に1組設けるようにしてもよいし、複数組設けるようにしてもよい。
また、ラジアルエアベアリング30およびスラストエアベアリング31から噴出されたエアの大部分は、図示しない排気路を通ってスピンドルハウジング26外部に排気されるが、一部のエアは、切削ブレード22側におけるスピンドル25とスピンドルハウジング26との隙間から排出され、エアシールとして機能する。なお、上述したように、スピンドルハウジング26内を流通するエアは、スピンドルハウジング26およびスピンドル25の温度を制御する温度制御媒体としても機能する。これによって、スピンドル25の温度を所定温度に維持して、スピンドル25に熱歪みが発生することを防止できる。
ここで、上述したスピンドル25、スピンドルハウジング26、ラジアルエアベアリング30、スラストエアベアリング31、モータ32、図示しないエア供給路、図示しない排気路、および図示しないエア供給手段などは、エアスピンドルを構成している。
さらに、この超音波振動切削装置20は、スピンドル25および切削ブレード22を超音波振動させるための振動発生手段として、図3に示すように、超音波振動子33と、この超音波振動子33に電力を供給する非接触式給電装置40とが設けられる。
超音波振動子33は、スピンドル25の後端部側、すなわち切削ブレード22の反対側において、ロータ321よりさらに後端部側に配設される。この超音波振動子33は、たとえば、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)などの圧電セラミックス材料からなる電歪振動子で構成される。この超音波振動子33は、非接触式給電装置40から供給された電力によって、所定周波数の縦波の超音波振動を発生する。なお、超音波振動子33は、上述した電歪振動子に限らず、超音波振動が発生できればよく、たとえば超磁歪振動子を含む磁歪振動子あるいは水晶振動子などによって構成してもよい。
非接触式給電装置40は、スピンドル25の後端部に設けられた2次トランス44と、この2次トランス44を取り囲むように所定間隔離隔して配設された1次トランス42とを有する。この非接触式給電装置40は、外部電源からの電力を、電磁誘導方式によって非接触でスピンドル25に伝達して、超音波振動子33に供給する。この電力によって、超音波振動子33は、超音波振動を発生してスピンドル25を超音波振動させる。
このように、スピンドル25に設けた電歪振動子である超音波振動子33に対し、非接触式給電装置40を用いて非接触で給電している。上述したエアスピンドル機構においてスピンドル25は、スピンドルハウジング26によって非接触で保持される。このエアスピンドル機構において、非接触式給電装置40によって給電することによって、スピンドル25に給電用の部材を接触させなくて済むので、スピンドル25が円滑に回転することができ、エアスピンドルの利点を生かすことができる。この観点から、給電装置として上述した非接触式給電装置40を用いることが好ましいが、これに限らず、接触式の給電装置を用いてもよい。なお、超音波振動子33として磁歪振動子を用いる場合、上述した給電装置は不要である。
上述した構成の非接触式給電装置40から電力が供給された超音波振動子33は、超音波振動を発生してスピンドル25を超音波振動させる。この超音波振動は、スピンドル25の軸方向(Y軸方向)に伝達され、スピンドル25の先端部に装着された切削ブレード22に向かう。
さらに、このスピンドル25の回転軸方向(Y軸方向)に伝達される超音波振動を切削ブレード22の径方向(XZ平面方向)に変換するときの振動伝達方向変換点のY軸位置が、スピンドル25に対する切削ブレード22の装着位置、すなわち切削ブレード22のY軸位置と同一となるように、スピンドル25の構造や超音波振動子33の周波数などが調整される。
このような構成によって、スピンドル25の回転軸方向に超音波振動を伝達させ、切削ブレード22と同一位置にある振動伝達方向変換点で、この伝達された超音波振動の振動方向を切削ブレード22の径方向に変換できる。これによって、切削ブレード22を径方向に超音波振動させる。すなわち、リング形状の切削砥石部22aが高周波で拡径、縮径を繰り返すように振動させながら、被加工物12を切削することができる。
ここで、切削ブレード22を径方向に超音波振動させることができる原理の概要について説明する。図4は、切削ブレード22の径方向に超音波振動を伝達する原理を説明する説明図である。図4では、スピンドル25の回転軸方向で超音波振動子33からの超音波振動に共振する振動波形W1と、伝達方向が径方向に変換された振動波形W2とが示されている。振動波形W1は、共振による超音波振動の瞬間的な変位(振動振幅)を示し、振動波形W2は、伝達方向が径方向に変換された超音波振動の瞬間的な変位(振動振幅)を示している。
図4に示すように、スピンドル25の回転軸上、すなわちY軸上には、振動波形W1の最大振動振幅点A,C,E,Gと、最小振動振幅点B,D,F,Hとが存在する。通常、最小振動振幅点B,D,F,Hは、スピンドル25の径方向の伸長が最大となる。したがって、スピンドル25とスピンドルハウジング26との間隔は、少なくとも最小振動振幅点B,D,F,Hにおけるスピンドル25の最大拡径量よりも大きくしなければならない。しかし、その他の点に関しては、エアスピンドル機構を採用しているため、メカスピンドル機構の場合のように最小振動振幅点B,D,F,H付近を構造的に補強する必要はない。
振動波形W1の最小振動振幅点Bは、振動伝達方向変換点であり、この振動伝達方向変換点の位置に、切削ブレード22が設けられる。振動伝達方向変換点Bにおいて、超音波振動の伝達方向が、スピンドル25の回転軸方向から、切削ブレード22の径方向に変換される。このように、伝達方向が径方向に変換された超音波振動の振動波形W2における最大振動振幅点α,βが、切削砥石部22aの刃先に位置するように、切削ブレード22のブレード径や超音波振動の周波数が調整される。なお、スペーサ23の軸方向の厚みは、スペーサ23の開放端側が、最大振動振幅点Aとなるように設定される。すなわち、最大振動振幅点Aと最小振動振幅点Bとの間が、振動する超音波波長の1/4波長あるいはこれに1/2波長の整数倍を加算した長さに設定する。
このようにして、スピンドル25を軸方向に伝達してきた超音波振動の伝達方向を径方向に変換することによって、切削ブレード22は拡径、縮径を繰り返し、切削ブレード22の刃先が図4に示した矢印方向に振動することになる。たとえば、切削ブレード22の径が3インチであって、電圧60Vで周波数55kHzの超音波振動をさせた場合、切削ブレード22の刃先は、5〜6μmの振幅が発生する。
ここで、切削ブレード22は、基台部21を有し、この基台部21に取り付けられている。この基台部21の軸方向の両端は、スピンドル25の円柱状の先端部24の径と同じ
円柱状の凸部21a,21bを有する。切削ブレード22は、先端部24の接合面と、凸部21aの接合面とで密着されるとともに、凸部21bの接合面と、凸部21bと同じ円柱状のスペーサ23の接合面とで密着される。なお、先端部24の接合面、凸部21a,21bの接合面、スペーサ23の接合面は、径方向すなわちX−Y平面に平行な面であり、かつ平坦な面であり、密着性が高まるように形成されている。このスピンドル25、切削ブレード22、スペーサ23は、取付ボルト29によって軸方向に相互に締め付けられるように構成される。すなわち、先端部24の切削ブレード22側には、取付ボルト29の先端と螺合できるように取付ボルト29先端側にタップが立てられた穴24cが形成されている。また、基台部21の回転軸を中心には、取付ボルト29が挿入される貫通孔21cが形成されている。さらに、スペーサ23の回転軸中心にも、取付ボルト29が挿入される貫通孔23cが形成されるとともに、接合面の反対側には、取付ボルト29の頭が配置される開口部が形成されている。
ここで、穴24cおよび貫通孔23cの径は、取付ボルト29の径と同じであり、穴24cおよび貫通孔23cの内壁と取付ボルト29の周面とは接触状態となる。一方、貫通孔21cの径は、取付ボルト29の径よりも大きく、貫通孔21cの内壁と取付ボルト29の周面とは非接触状態となる。この貫通孔21cの内壁と取付ボルト29の周面との間隙は、0.1〜0.4mm程度である。間隙の値を0.1〜0.4mmとしてのは、この間隙が0.4mmを超えると、スピンドル25と切削ブレード22の接合面とを密着させる面積が減少し、充分な固定ができない可能性が生じ、間隙が0.1mm未満にすると、取付ボルト29と貫通孔21cの内壁とが接触してしまう可能性が生じるからである。取付ボルト29と貫通孔21cの内壁が接触した状態で超音波振動させると、上述したように、異常音が発生し、また取付ボルト29が摩擦によって磨り減り、寿命が短くなってしまう。なお、取付ボルト29の径は、8mmである。
このスピンドル25、切削ブレード22、スペーサ23の各接合面の密着性が高ければそのまま接合してもよいが、この実施の形態では、この接合面間に、導電性の密着部材52,54を設けて密着させている。この密着部材52,54を設けると、接合面の平坦度が悪い場合であっても、この密着部材52,54が接合面の凹凸を吸収し、高い密着性を確実かつ容易に確保することができ、超音波振動の伝達を効率よく行うことができる。なお、この密着部材52,54は、後述するように導電性を有することが好ましいが、導電性を有しなくても、高い密着性を有する密着部材であればよい。
なお、切削ブレード22とスピンドル25との接合面に凹凸などを設けて位置決めを行うことができれば、切削ブレード22およびスピンドル25との一体的な構成を容易に行うことができるが、この接合面に凹凸などを設けると、超音波振動を加えた場合、接合面の密着性が低いなどの理由で、切削ブレード22の外径方向に対する超音波振動の振幅が小さくなってしまい、切削機能が低下してしまう。そのために、接合面を平坦な面としているが、この平坦性のために切削ブレード22の組立性を困難なものとしている。
特に、超音波振動を用いた切削装置では、切削ブレード22を回転させるため、切削ブレード22の径方向にほぼ均等の振幅で超音波振動させる必要があり、このためには、切削ブレード22とスピンドル25との中心軸を高い精度で位置合わせする必要がある。しかも、この実施の形態では、切削ブレード22の貫通孔21cと取付ボルト29との間に間隙を設けているが、この間隙は、小さいにもかかわらず、非接触状態とするために、高い精度が要求される。
そこで、この実施の形態では、スピンドル25と切削ブレード22との一体的な組立を確実かつ容易にするための取付補助治具を用いて組み立てている。図5は、取付補助治具の分解図であり、図6は、取付補助治具の左側面図であり、図7は、取付補助治具の正面図である。また、図8は、取付補助治具を用いてスピンドル25に切削ブレード22およびスペーサ23を取り付ける状態を示す図である。図5〜図8において、取付補助治具は、スピンドル25の先端部24の径よりもやや大きく、先端部24に内接する貫通孔64を形成する。この取付補助治具は、上下から組み合わせることによって貫通孔64を形成する上部本体60と下部本体61とを有するとともに、上部本体60と下部本体61とを固定する2つの固定ネジ62,63を有する。
まず、切削ブレード22をスピンドル25の先端部24に取り付ける場合、2つに分離された上部本体60と下部本体61とによって形成される貫通孔64が、先端部24に内接するように合わせ、この状態で、固定ネジ62,63によって固定する。この取付補助治具の固定位置は、一端が、スピンドルハウジング26の端部に接触した状態で定まる位置である。また、この取付補助治具の固定によって形成される貫通孔64の開口部から先端部24の接合面までの深さaは、切削ブレード22の凸部21aの高さbよりも小さくなるように固定される。この場合、深さaが高さbに比して小さすぎると、切削ブレード22が落下してしまうので、貫通孔64に凸部21aを挿入した場合に、手を離しても切削ブレード22が静止して保持される深さaに設定する必要がある。
切削ブレード22を貫通孔64に挿入することによって、スピンドル25の先端部24の接合面と切削ブレード22の凸部21aの接合面との位置合わせを正確に行うことができる。ここで、密着部材52を設ける場合には、図9に示すように中心が取付ボルト29の径と同一の径である貫通孔52aをもった円盤状の密着部材を予め接合面に挿入しておく。
ここで、スペーサ23を用いなくても、凸部21bの端部である接合面の位置が最大振動振幅点Aになっている場合にはスペーサ23を必要とせずに、そのまま取付ボルト29によって切削ブレード22とスピンドル25とを締結することができる。
スペーサ23をさらに取り付ける場合、図5〜図7に示した取付補助部材と同じ構成の他の取付補助部材を用いて、貫通孔64が切削ブレード22の凸部21bに内接するように固定する。この場合、貫通孔64の開口部から凸部21bの接合面までの深さcは、スペーサ23の高さdよりも小さくなるように固定される。この場合も、深さcが高さdに比して小さすぎると、スペーサ23が落下してしまうので、貫通孔64にスペーサ23を挿入した場合に、手を離してもスペーサ23が静止して保持される深さcに設定する必要がある。
スペーサ23を貫通孔64に挿入することによって、切削ブレード22の凸部21bの接合面とスペーサ23の接合面との位置合わせを正確に行うことができる。ここで、密着部材54を設ける場合には、図9に示すように中心が取付ボルト29の径と同一の径である貫通孔54aをもった円盤状の密着部材を予め接合面に挿入しておく。
その後、スペーサ23の貫通孔23c、切削ブレード22の貫通孔21c、およびスピンドル25の先端部24の穴24cの順に、取付ボルト29を挿入し、螺着することによって、スペーサ23および切削ブレード22をスピンドル25に締結することができる。その後、2つの取付補助部材を取り除くことによって、スピンドル25に切削ブレード22およびスペーサ23を取り付ける組立が終了する。
これによって、スピンドル25に対する切削ブレード22およびスペーサ23の位置決めを精度よく行うことができる。特に、切削ブレード22の貫通孔21cの径が、取付ボルト29の径よりも大きく設定されているにもかかわらず、貫通孔21cおよび取付ボルト29の中心軸合わせを容易かつ精度良く行うことができる。
ところで、この超音波振動切削装置20では、切削ブレード22の高さ方向(Z軸方向)の基準位置を算出するために、切削ブレード22をチャックテーブル14に接触させて基準位置を測定する接触セットアップ処理を行うようにしている。この接触セットアップ処理では、チャックテーブル14の少なくとも切削ブレード22が接触する部分は、導電性をもたせ、切削ブレード22がチャックテーブル14に電気的に接触した位置を基準位置として測定している。そのため、図10に示すように、電源72から印加される電流が、切削ブレード22、スピンドル25、スピンドル25の後端部に接触する接触端子70を介して流れたか否かの導通チェックを行う検出回路71を設けている。
この場合、切削ブレード22の基台部は、たとえばアルミで形成され、またスピンドル25は、たとえばステンレスなどで形成され、ともに導通部材によって形成されるとともに、切削ブレード22とスピンドル25とは接合面で、直接接合されているため、切削ブレード22の貫通孔21cと取付ボルト29との間に間隙が生じていても導通をとることができる。しかし、密着部材52,54を設ける場合、この間隙が存在するため、密着部材52,54のいずれか一方は、導通性を有する必要がある。
すなわち、密着部材52,54の双方とも導通性を持たせる必要はない。これは、密着部材52が絶縁性である場合、一般に導電部材で形成された取付ボルト49を介してスピンドル25側に導通するからであり、密着部材54が絶縁性である場合、導電部材52を介してスピンドル25に導通するからである。もちろん、導通部材52,54のいずれか一方を用いないで接合面を直接接続する場合にも同様に適用できる。
なお、導電部材52,54は、たとえば3〜100μm程度の厚さであり、材質としては、平坦面の凹凸を吸収することができる程度の軟質材料であることが好ましい。たとえば、樹脂に導電性物質を混合した材料を用いることができる。このような材料としては、透明導電性フィルム「エレクリスタ」、異方性導電性フィルム「Cupil」(日東電工製)、導電性フィルム「DF707FR」(ZIPPER Tubing製)、透明導電性フィルム「OTEC」(株式会社トービ製)、導電性薄膜フィルム「KZ−45」(鬼怒川工業製)などを適用することができる。なお、これらの導電性材料に限らず、導電性の密着部材であればよく、切削ブレード22をスピンドル25に取り付けるとき、取付ボルト29が締め付けるトルクTが、10(Nm)<T<30Nmの範囲である場合、密着部材52,54の硬度(ロックウェル硬さHRR)は、5〜70となる材質でよい。
また、ここでいう導電性とは、体積抵抗で107Ω・cm以下の物質であり、この体積抵抗は、JIS K 7194(導電性プラスチックの4探針法による抵抗率試験法)によって測定されたものとする。たとえば、導電性薄膜フィルム「KZ−45」(鬼怒川工業製)は、5×10-1Ω・cmである。
さらに、密着部材52,54は、一方の面を切削ブレード22側の接合面、あるいはスピンドル25側の接合面に予め貼り付けておくと、取付作業が一層容易になる。さらに、液体からなる密着部材を塗布し、乾燥させて各接合面を密着させるようにしてもよい。
導通 密着部材は設けなくてもよい。
この実施の形態では、切削ブレード22の貫通孔21cと取付ボルト29との間に間隙を設け、非接触状態としているので、超音波振動を加えたときに異常音が発生せず、しかも取付ボルト29の摩耗がなくなり、取付ボルト29の交換寿命を延ばすことができる。
また、この実施の形態では、スピンドル25と切削ブレード22との接合面間および切削ブレード22とスペーサ23との接合面間に導電性の密着部材52,54を設けているので、スピンドル25、切削ブレード22、およびスペーサ23との密着性を確実かつ容易に得ることができ、スピンドル25、切削ブレード22、およびスペーサ23の一体的な構成を確実かつ容易に行うことができる。
この発明の実施の形態である超音波振動切削装置が搭載された切削装置の概要構成を示す斜視図である。 図1に示した切削装置の超音波振動切削装置の概要構成を示す斜視図である。 超音波振動切削装置の縦断面図である。 切削ブレードの径方向に超音波振動を伝達する原理を説明する説明図である。 取付補助治具の分解図である。 図6は、取付補助治具の左側面図である。 取付補助治具の正面図である。 取付補助治具を用いてスピンドルに切削ブレードおよびスペーサを取り付ける状態を示す図である。 密着部材の構成を示す図である。 接触セットアップ処理に関する超音波振動切削装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 装置ハウジング
2 カセット機構
3 被加工物搬出・搬入機構
4 チャックテーブル機構
6 洗浄機構
7 被加工物搬送機構
8 モニタ
10 切削装置
12 被加工物
13 吸着チャック
14 チャックテーブル
15 吸着チャック支持台
20 超音波振動切削装置
21 基台部
21a,21b 凸部
21c,23c 貫通孔
22 切削ブレード
22a 切削砥石部
23 スペーサ
24 先端部
24c 穴
25 スピンドル
26 スピンドルハウジング
27 切削水供給ノズル
28 ブレードカバー
29 取付ボルト
30 ラジアルエアベアリング
31 スラストエアベアリング
32 モータ
33 超音波振動子
40 非接触式給電装置
42 1次トランス
44 2次トランス
52,54 密着部材
60 上部本体
61 下部本体
62,63 固定ネジ
251 スラストプレート
321 ロータ
322 ステータ

Claims (5)

  1. スピンドルと、該スピンドルを回転可能に支持するスピンドルハウジングと、前記スピンドルの先端部に装着され、切削砥石部と該切削砥石部を支持する基台部と該基台部の中心部に形成された基台部貫通孔とを有した切削ブレードと、前記スピンドルに設けられて超音波振動を発する振動子とを備え、前記振動子から発せられ前記スピンドルの軸方向に伝達される超音波振動の伝達方向を前記切削ブレードの径方向に変換し、該径方向に超音波振動する前記切削ブレードによって被加工物を切削する超音波振動切削装置において、
    前記スピンドルの先端部が接合する前記切削ブレードの接合面と反対側の接合面で前記切削ブレードに接合し、少なくとも前記超音波振動の周波数に応じて前記超音波振動の振動状態を調整し、中心部にスペーサ貫通孔が設けられたスペーサを備え、
    前記スペーサ貫通孔と前記基台部貫通孔とを介して前記スピンドルの先端部のねじ穴に螺合するボルト部材の締結によって前記スペーサと前記切削ブレードとを前記スピンドルの先端部に固定するとともに、前記ボルト部材と前記スペーサ貫通孔の内壁とを接触状態にし、前記ボルト部材と前記基台部貫通孔の内壁とを非接触状態にすることを特徴とする超音波振動切削装置。
  2. 前記切削ブレードと前記スピンドルの先端部とが接合する面の間に密着部材を有し、前記密着部材は、導電性を有することを特徴とする請求項に記載の超音波振動切削装置。
  3. 前記切削ブレードと前記スピンドルの先端部とが接合する面の間と、前記スペーサと前記切削ブレードとが接合する面の間との間に密着部材を配置し、該密着部材のいずれか一方あるいは双方が導電性を有することを特徴とする請求項に記載の超音波振動切削装置。
  4. 前記密着部材は、体積抵抗が107Ω・m以下であることを特徴とする請求項2または3に記載の超音波振動切削装置。
  5. 前記密着部材は、樹脂に導電性材料を混合して形成した部材であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の超音波振動切削装置。
JP2005202248A 2005-07-11 2005-07-11 超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具 Active JP4693529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005202248A JP4693529B2 (ja) 2005-07-11 2005-07-11 超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005202248A JP4693529B2 (ja) 2005-07-11 2005-07-11 超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007015095A JP2007015095A (ja) 2007-01-25
JP4693529B2 true JP4693529B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=37752680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005202248A Active JP4693529B2 (ja) 2005-07-11 2005-07-11 超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4693529B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4740697B2 (ja) * 2005-09-05 2011-08-03 株式会社ディスコ 超音波振動切削装置
JP2010207972A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Masahiko Jin スピンドル装置
JP5350872B2 (ja) * 2009-04-23 2013-11-27 株式会社ディスコ 工具マウントに切削工具を装着する装着方法及びこれに使用される装着治具
JP5461266B2 (ja) * 2010-03-25 2014-04-02 株式会社ディスコ スピンドルシャフト端面修正方法
JP2011218483A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Disco Corp 切削装置
CN105437067B (zh) * 2015-12-04 2018-07-17 北京中电科电子装备有限公司 一种超声波空气静压主轴装置及划片机
CN109318064B (zh) * 2018-11-09 2023-05-26 河南理工大学 法兰盘具有双减振和双密封的超声平面磨削方法及系统
JP7050206B1 (ja) 2021-09-03 2022-04-07 株式会社高田工業所 超音波共振体の締結構造及び超音波加工装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02100768U (ja) * 1989-01-27 1990-08-10
JPH07136928A (ja) * 1993-11-19 1995-05-30 Canon Inc リング状砥石の保持方法および装置
JPH08510187A (ja) * 1993-05-19 1996-10-29 アトラス・コプコ・ツールス・アクチボラグ 研削砥石の取付装置
JPH10156715A (ja) * 1996-11-27 1998-06-16 Okuma Mach Works Ltd 研削盤の砥石台及びこの研削盤を用いた研削加工方法
JP2000210928A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Arutekusu:Kk 超音波振動切断方法及びその装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02100768U (ja) * 1989-01-27 1990-08-10
JPH08510187A (ja) * 1993-05-19 1996-10-29 アトラス・コプコ・ツールス・アクチボラグ 研削砥石の取付装置
JPH07136928A (ja) * 1993-11-19 1995-05-30 Canon Inc リング状砥石の保持方法および装置
JPH10156715A (ja) * 1996-11-27 1998-06-16 Okuma Mach Works Ltd 研削盤の砥石台及びこの研削盤を用いた研削加工方法
JP2000210928A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Arutekusu:Kk 超音波振動切断方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007015095A (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4693529B2 (ja) 超音波振動切削装置および超音波振動切削装置に用いられる取付補助治具
US7347766B2 (en) Cutting method and cutting apparatus
WO2006126298A1 (ja) 円盤状の切断ブレードを備えた切断装置
JP6716082B2 (ja) ランジュバン型超音波振動子の縦・ねじり振動の励起方法
JP5280247B2 (ja) 研削装置
JP2006228831A (ja) 超音波振動切削装置
JP4549818B2 (ja) 振幅測定方法
JP2007111803A (ja) 超音波振動切削装置
JP4549822B2 (ja) 超音波振動切削装置
JP2006318981A (ja) 超音波振動切削装置
JP2006156481A (ja) 超音波振動切削装置
JP4740697B2 (ja) 超音波振動切削装置
JP4847093B2 (ja) 切削工具
JP5329264B2 (ja) 研削ホイール
JP4989213B2 (ja) 超音波振動子を備えた切削工具
JP5301321B2 (ja) 研削ホイール
JP4847069B2 (ja) 切削装置
JP4731247B2 (ja) 切削装置
JP4885680B2 (ja) 超音波振動切削装置
JP4754874B2 (ja) 超音波振動切削装置
JP5864882B2 (ja) 切削装置
JP2007130746A (ja) 切削工具および機械加工装置
JP4917399B2 (ja) 切削ブレードに付与する超音波振動の周波数設定方法および切削装置
JP4977428B2 (ja) 切削装置
JP2011110693A (ja) 研磨具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4693529

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250