JP4693282B2 - 広告方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット(the internet)を介してユーザーのクライアントコンピュータと情報の送受を行うサーバーコンピュータを利用して広告を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、雑誌、新聞、ラジオ、テレビ等のマスメディアを利用して企業やその企業が扱う商品の宣伝広告が広く行われている。
【0003】
近年、インターネットへの人々の関心の高まり、一般家庭へのパーソナルコンピュータの普及などに伴い、インターネットを介して、企業や、その企業が扱う商品の宣伝広告も広く行われるようになっている。
【0004】
インターネットを利用した宣伝広告は、通常、HTML言語(hyper text markup language)で記載された文字及び(又は)画像を含むwebページ(ホームページ)にて行われている。webページデータ(webページを一般消費者のコンピュータ上において表示するためなどのデータ)は、そのwebページデータを蓄積するサーバーコンピュータから、一般消費者のコンピュータ(クライアントコンピュータ)にインターネットを介して送信される。
【0005】
一般消費者(ユーザー)は、ユーザーコンピュータ(クライアントコンピュータ)から、webページのURL(uniform resource locator)を指定することで、該webページデータを蓄積するサーバーコンピュータから、該webページデータをインターネットを介して受け取り、クライアントコンピュータシステム上において該webページを閲覧する。一般消費者のクライアントコンピュータにおいては、通常、ブラウザと呼ばれるHTML言語を理解するソフトウェアを利用してwebページは閲覧される。
【0006】
インターネットを利用すると、マスメディア(特にテレビ)を利用するときに比べて、それほど費用をかけなくても広告を行うことができる。そのため、小規模の企業、店舗でも、例えば、個人商店でも、インターネットを利用すると、一般消費者に向けて広く宣伝広告を行うことができる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、企業がwebページ(ホームページ)をわざわざ制作しても、そのwebページへのアクセスが少なければ、宣伝広告の効果が十分にあがらない。
【0008】
たとえ消費者が企業のwebページにアクセスしても、ユーザーの行動は該webページを見ることだけにとどまり、実際の店舗に行くというところまでには至らないこともある。この場合も、宣伝広告の効果は十分ではない。
【0009】
そこで、本発明は、インターネットを介して一般消費者のクライアントコンピュータと情報の送受を行うサーバーコンピュータを利用した広告方法であって、企業が情報内容を提供するwebページ(ホームページ)へ一般消費者(ユーザー)を有効に誘導できる広告方法を提供することを課題とする。換言すれば、本発明は、企業が情報内容を提供するwebページへの一般消費者のアクセス回数を増やすことができる広告方法を提供することを課題とする。
【0010】
また、本発明は、インターネットを介して一般消費者のクライアントコンピュータと情報の送受を行うサーバーコンピュータを利用した広告方法であって、企業が情報内容を提供するwebページへ一般消費者(ユーザー)を有効に誘導できるとともに、一般消費者を実店舗へも有効に誘導できる広告方法を提供することを課題とする。換言すれば、本発明は、企業が情報内容を提供するwebページへの一般消費者のアクセス回数を増やすことができるとともに、一般消費者の実店舗への来店回数も増やすことができる広告方法を提供することを課題とする。
【0011】
さらに言うと、本発明は、企業が情報内容を提供するwebページ(ホームページ)へ一般消費者(ユーザー)を有効に誘導できるとともに、一般消費者を実店舗へも有効に誘導できる広告システムを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
[1] 前記課題を解決するために本発明は、
広告システムの運営会社が情報内容を提供するサーバーコンピュータによってインターネットを介して広告を行う方法であって、
(1) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、広告システムに協賛するスポンサー企業の一覧情報を含むwebページデータを送信し、
(2) 前記サーバーコンピュータは、前記スポンサー企業の一覧の中からユーザーが選択したスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択したとき、又は、スポンサー企業が情報内容を提供するwebページにおいてそのスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択したときに、ユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを該ユーザーのクライアントコンピュータに送信し、
(3) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、広告システムに協賛するスポンサー企業がユーザーに提供する広告カードについてのカード登録を行うための情報を含むwebページデータを送信し、
(4) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、前記スポンサー企業のうちの1又は2以上のスポンサー企業が提供するwebページへのリンク情報を含むwebページデータを送信し、
(5) ユーザ登録を行うための情報を含む前記webページには、ユーザーの氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報を入力する欄と、該ユーザー識別情報入力欄に入力されたユーザー識別情報をサーバーコンピュータに送信することを承認するための送信承認ボタンを設け、
(6) カード登録を行うための情報を含む前記webページには、前記広告カードに記載されたカードナンバーを入力するための欄を設け、
(7) 該広告カードにはスポンサー企業の広告部分とデザイン部分を設け、該広告カードの広告部分及びデザイン部分のいずれにも前記カードナンバーを記載しておき、該カードナンバーにはこのカードナンバーが記載されている広告カードを提供したスポンサー企業の識別コード、該スポンサー企業の店舗の識別コード及びデザイン部分の絵柄の識別コードを含ませ、
(8) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータにおいて前記ユーザー識別情報が入力され、前記送信承認ボタンが押されることによって少なくとも氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報が送信されてきたときには、少なくとも氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報を相互に関連付けて記憶装置に記録するとともに該ユーザー識別情報をユーザー登録の対象となったスポンサー企業に関連付けて記憶装置に記録し、
(9) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータにおいて前記カードナンバーが入力され、該カードナンバーが送信されてきたときには、該カードナンバーを該カードナンバーを送信したユーザーの識別情報と、該カードナンバーに含まれるスポンサー企業の識別コードで特定されるスポンサー企業及び/又は該カードナンバーに含まれるスポンサー企業の店舗の識別コードで特定されるスポンサー企業の店舗とに関連付けて記憶装置に記録する広告方法を提供する。
【0013】
本発明に係る広告方法(宣伝広告方法)においては、本発明に係る広告システムの運営会社が情報内容を提供するコンピュータ(サーバーコンピュータ)によって、インターネット(the Internet)を介して、ユーザー(消費者)に対して宣伝広告を行う。なお、広告システム運営会社が情報内容を提供するサーバーコンピュータは、代表的には広告システム運営会社のサーバーコンピュータであるが、インターネットサービスプロバイダのサーバーコンピュータであってもよい。なお、以降の説明においては、広告システム運営会社が情報内容を提供するサーバーコンピュータのことを、単に広告システム運営会社のサーバーコンピュータと言うことがある。
【0014】
本発明に係る広告方法は、さらに言うと、ユーザーが使用するコンピュータ(クライアントコンピュータ)からの要求に応答して、サーバーコンピュータからクライアントコンピュータに所定のデータ(情報)を送信して、クライアントコンピュータ(クライアントコンピュータシステム)において該情報を表示させ、ユーザーに対して宣伝広告等を行うためのものである。なお、以降の説明においては、ユーザー(消費者)が使用するコンピュータ(クライアントコンピュータ)のことを、単にユーザー(消費者)のコンピュータ(クライアントコンピュータ)、或いは、単にクライアントコンピュータと言うことがある。
【0015】
サーバーコンピュータからクライアントコンピュータには、例えば、所定の情報を含むwebページデータを送信する。webページデータは、例えばHTML(hyper text markup language)言語によって記載されたものであり、所定のスクリプト(例えば、JavaScript(登録商標))などを含んでいてもよい。ユーザーのクライアントコンピュータ(クライアントコンピュータシステム)においては、例えばブラウザ(browser )と呼ばれるHTML言語を理解するソフトウェアを利用することで、所定の情報を含むwebページを見ることができる。webページデータに基づき、ユーザーのクライアントコンピュータ(クライアントコンピュータシステム)において表示することのできる文字及び(又は)画像を含む画面をwebページと呼ぶ。本発明に係る広告方法においては、簡単に述べると、インターネットにおけるWWW(world wide web) サービスを利用したwebページによって宣伝広告を行う。
【0016】
本発明に係る広告方法においては、例えば、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業が情報内容を提供するwebページ(スポンサー企業のwebページ)の宣伝広告を行う。なお、スポンサー企業は、一つだけとは限らない。ユーザーのクライアントコンピュータにスポンサー企業が情報内容を提供するwebページデータを送信するサーバーコンピュータと、ユーザーのクライアントコンピュータに本発明に係る広告システム運営会社が情報内容を提供するwebページデータを送信するサーバーコンピュータは、普通には異なるコンピュータであるが、同じコンピュータであってもよい。
【0017】
本発明に係る広告方法においては、この他、例えば、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業、該スポンサー企業の店舗、該スポンサー企業が販売する商品、サービスなどの宣伝広告を行う。
[1−2] 本発明に係る広告方法においては、広告システム運営会社のサーバーコンピュータは次の[1−3]において述べる動作を行うことができる。以降の説明において、単にサーバーコンピュータというときには、特に断りのないかぎりそのサーバーコンピュータは広告システム運営会社のサーバーコンピュータである。
【0018】
本発明に係る広告方法においては、サーバーコンピュータは次の[1−3]において述べるそれぞれが所定の情報を含む複数のwebページデータをクライアントコンピュータに送信することができる。各webページデータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して、該クライアントコンピュータに送信される。ユーザーのクライアントコンピュータからサーバーコンピュータに発せられる所定のwebページデータを送信せよという要求は、例えば、該webページ以外の他のwebページ(例えばトップwebページ)に該要求を発生させるためのボタン等を設けておき、該ボタン等がユーザーによってクリックされるなどしたときに該クライアントコンピュータから発生させればよい。なお、ユーザーが所定の行為(例えばユーザー登録)を行うことを選択などしたときに、サーバーコンピュータがクライアントコンピュータに所定のwebページデータを送信するというときも同様である。すなわち、該選択などを意味するボタン等をwebページに設けておき、そのボタン等がユーザーによってクリックされるなどしたときにその選択などに対応させて予め定めてある所定のwebページデータの送信要求をクライアントコンピュータからサーバーコンピュータに送り、これにより該所定のwebページデータをクライアントコンピュータに送信すればよい。
【0019】
サーバーコンピュータがクライアントコンピュータに、次の[1−3]において述べる所定の情報を含むwebページデータを送信するときにおいて、該所定情報を含むwebページは一つのwebページだけからなるものでもよく、複数のwebページからなるものでもよい。さらに言うと、該所定情報は、複数のwebページによってユーザーに示してもよい。該所定情報は、例えば、複数のwebページによって、且つ、これら複数のwebページに所定のリンク関係を持たせてユーザーに示してもよい。該所定情報の情報量が多いときなどにおいては、このように該所定情報を複数のwebページに分割してユーザーに示すことで、ユーザーに該所定情報を理解させやすい。
[1−3] 本発明に係る広告方法におけるサーバーコンピュータは、次のスポンサー企業一覧情報送信ステップと、ユーザー登録のための情報送信ステップと、カード登録のための情報送信ステップと、スポンサーwebページリンク情報送信ステップのいずれのステップも実行できる。
【0020】
いずれの送信ステップにおいても、ユーザー(消費者)のクライアントコンピュータからの要求に応じて、サーバーコンピュータが該クライアントコンピュータに所定の情報を含むwebページデータを送信する。
【0021】
なお、本発明に係る広告方法におけるサーバーコンピュータは、これらステップの他に、ユーザのクライアントコンピュータから情報が送信されてきたことに応答していくつかのステップも実行できるが、それらのステップについては後述する。以下、各ステップについて順に詳しく説明する。
(a)スポンサー企業一覧情報送信ステップ
スポンサー企業一覧情報送信ステップにおいては、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業の一覧情報を含むwebページデータを送信する。
(b)ユーザー登録のための情報送信ステップ
ユーザー登録のための情報送信ステップにおいては、ユーザー(消費者)が選択したスポンサー企業に対して、ユーザーがユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを送信する。
【0022】
なお、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業が複数ある場合には、ユーザーは各スポンサー企業に対してそれぞれユーザー登録を行うことができる。どのスポンサー企業に対してユーザー登録を行うかは、ユーザーの選択による。ユーザーが選択した複数のスポンサー企業に対して、一度にユーザー登録ができるようにしてもよい。ユーザーが選択したスポンサー企業に対してユーザー登録がなされたときには、本発明に係る広告システムの運営会社に対しても自動的にユーザー登録がなされるようにしてもよい。
【0023】
ユーザー登録のための情報送信ステップにおいては、さらに詳しく言うと、次の第1及び第2の二つの場合においてユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータをユーザーのクライアントコンピュータに送信する。第1、第2の各場合においてユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを送信するステップを、それぞれ第1、第2のユーザー登録のための情報送信ステップと呼ぶ。
【0024】
第1のユーザー登録のための情報送信ステップにおいては、スポンサー企業の一覧の中からユーザーが選択したスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択したとき、ユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを送信する。
【0025】
第1のユーザー登録のための情報送信ステップにおいては、スポンサー企業の一覧の中からユーザーが一つのスポンサー企業を選択したときに、例えば、まず、そのスポンサー企業や該企業が販売する商品、サービスの説明等の情報を含むwebページデータを送信し、その後、例えばそのwebページのなかに該企業に対してユーザー登録を行うための選択ボタンを設けておき、該選択ボタンがクリックされるなどしたときに、該企業に対してユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを送信してもよい。或いは、第1のユーザー登録のための情報送信ステップにおいては、スポンサー企業の一覧の中からユーザーが一つのスポンサー企業を選択したときに、そのスポンサー企業に対してユーザー登録を行うためのwebページデータを送信してもよい。
【0026】
第2のユーザー登録のための情報送信ステップにおいては、スポンサー企業が情報内容を提供するwebページ(スポンサー企業のwebページ)においてそのスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択したときに、そのスポンサー企業に対してユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを送信する。すなわち、第2のユーザー登録のための情報送信ステップにおいては、スポンサー企業のwebページに、本発明に係る広告システム運営会社が情報内容を提供するサーバーコンピュータ(サーバーコンピュータシステム)に記憶されたユーザー登録を行うための情報を含むwebページへのリンク情報を含むボタン等を設けておいてもらい、そのボタンがユーザーによってクリックされるなどして、ユーザー登録を行うことが選択されたときに、広告システム運営会社のサーバーコンピュータからクライアントコンピュータにユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを送信する。
【0027】
第1のユーザー登録のための情報送信ステップにおいて送信するwebページデータと、第2のユーザー登録のための情報送信ステップにおいて送信するwebページデータは、同じものであってもよく、異なるものであってもよい。
【0028】
いずれにしても、第1及び第2いずれのユーザー登録のための情報送信ステップにおいても、ユーザーのクライアントコンピュータ(クライアントコンピュータシステム)に送信され、表示されるwebページ(ユーザー登録webページ)には、次のユーザー情報を入力するための欄が設けられている。
【0029】
ユーザー登録webページには、少なくともユーザー(消費者)の氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報を入力する欄が設けられている。ユーザー登録webページには、この他、ユーザーの性別、電話番号、生年月日、e−mailアドレスのうちの1又は2以上の情報を入力する欄を設けてもよい。
【0030】
ユーザー登録webページには、ユーザーのクライアントコンピュータ(クライアントコンピュータシステム)においてユーザー識別情報入力欄に入力された情報を広告システム運営会社のサーバーコンピュータに送信することを承認するための送信承認ボタン、すなわち、ユーザー登録を行うことを承認するための登録承認ボタンが設けられている。該承認ボタンがクリックされるなどして、ユーザーによって送信が承認されたときには、入力された情報はサーバーコンピュータに送信される。ユーザー登録webページデータには、例えば、送信承認ボタンがクリックされるなどして、入力情報をサーバーコンピュータに送信することをユーザーが承認したときに、その入力情報をサーバーコンピュータに送信するためのデータ(例えばスクリプト)も含ませておけばよい。
【0031】
このようにユーザーのクライアントコンピュータにおいて少なくとも氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報が入力され、送信承認ボタンが押されることによって送信されてきたことに応答して、広告システム運営会社のサーバーコンピュータは少なくとも氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報を相互に関連付けて記憶装置に記憶する。サーバーコンピュータは、ユーザー識別情報が送信されてきたことに応答して、ユーザー登録を行うユーザーに対するユーザーID番号を生成して、そのユーザーID番号と、少なくとも氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報を関連付けて記憶装置に記録してもよい。
【0032】
氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報は、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業に関連付けて記憶装置に記録する。例えば、氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報をクライアントコンピュータからサーバーコンピュータに送信するときに、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業の情報も一緒に送信するようにすれば、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業も判別できる。
【0033】
ユーザー登録によって得られたユーザー識別情報(ユーザー個人情報)は、例えば広告システム運営会社から登録の対象となったスポンサー企業に対して提供すればよい。これにより、スポンサー企業は貴重なユーザー情報を得られる。登録されたユーザー情報の提供を受けたスポンサー企業は、少なくとも氏名及び住所を含むユーザー情報を基に、例えば、そのユーザーに対してダイレクトメールを送る等のアクションを起こすことができる。
【0034】
このような広告システム運営会社からユーザー登録の対象となったスポンサー企業へのユーザー識別情報(ユーザー個人情報)の提供に対して、広告システム運営会社はユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して課金してもよい。すなわち、広告システム運営会社はユーザー個人情報を有償でユーザー登録の対象となったスポンサー企業に提供してもよい。勿論、広告システム運営会社はユーザー個人情報を無償でユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して提供してもよい。
【0035】
ユーザー登録を行ったユーザーが、ユーザー登録webページにアクセスしたルートに応じて、広告システム運営会社はユーザー個人情報の提供に対してユーザー登録の対象となったスポンサー企業への課金を行うかどうかを判断してもよい。なお、前述のようにユーザーは、スポンサー企業の一覧情報を含むwebページ(広告システム運営会社が提供するwebページ)からユーザー登録webページへアクセスして(このルートを第1のルートと呼ぶ)、或いは、スポンサー企業のwebページからユーザー登録webページへアクセスして(このルートを第2のルートと呼ぶ)、ユーザー登録を行うことができる。広告システム運営会社は、第1のルートでユーザー登録がなされたときには(すなわち、広告システム運営会社のwebページを介してスポンサー企業へのユーザー登録がなされたときには)、ユーザー個人情報の提供に対してスポンサー企業に課金を行うようにし、第2のルートでユーザー登録がなされたときには(すなわち、スポンサー企業のwebページを介してそのスポンサー企業へのユーザ登録がなされたときには)、ユーザー個人情報の提供に対してスポンサー企業に課金しないようにしてもよい。
【0036】
このようなユーザー登録webページへのアクセスルートに応じた課金は、例えば広告システム運営会社のサーバーコンピュータによって次のように行えばよい。ユーザーのクライアントコンピュータ上のユーザー登録webページにおいてユーザー識別情報(ユーザー個人情報)が入力され、送信承認ボタンが押されることによってユーザー識別情報がサーバーコンピュータに送信されてきたときに、サーバーコンピュータはユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して課金を行うか否かを判断し、課金を行うときには該スポンサー企業に対して所定金額の課金を行う旨記憶装置に記録すればよい。サーバーコンピュータは、課金を行うか否かの判断を次のように行えばよい。サーバーコンピュータは、スポンサー企業の一覧の中からユーザーが選択したスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を選択することで送信されたユーザー登録を行うためのwebページからユーザー登録がなされたときには、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して課金を行う旨判断し、スポンサー企業が情報内容を提供するwebページにおいてそのスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択することで送信されたユーザー登録を行うためのwebページからユーザー登録がなされたときには、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して課金を行わない旨判断すればよい。
【0037】
なお、ユーザー登録を行ったユーザーに対しては、詳しくは後述するように、特典を得る権利や、ポイントを与えてもよい。このようにすれば、それだけユーザーにユーザー登録してもらいやすくなる。
(c)カード登録のための情報送信ステップ
カード登録のための情報送信ステップにおいては、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して、広告システムに協賛するスポンサー企業がユーザーに提供する広告カードについてのカード登録を行うための情報を含むwebページデータを送信する。なお、ユーザー登録を行うための情報及びカード登録を行うための情報を含むwebページデータを、例えばユーザー登録を行うことが選択されたときにクライアントコンピュータに送信してもよい。
【0038】
カード登録webページには、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業がユーザーに提供する広告カードに記載されているカードナンバーを入力するための欄が設けられている。
【0039】
広告カードは、本発明に係る広告システムにおけるキーアイテムの一つである。
【0040】
広告カードは、実際に物として流通させることができるものである。本発明に係る広告システムにおけるキーアイテムとして、広告カードの他に、後述するネット広告カードを採用してもよい。ネット広告カードはインターネットを介して電子データとして流通させるものである。ネット広告カードは、その電子データ(ネット広告カードファイル)をサーバーコンピュータからユーザーのクライアントコンピュータにダウンロードし、該ネット広告カードファイルをユーザーのプリンタで印刷することで、実際の物としてのカードとなる。なお、以降の説明で単に広告カードと言うときには、それは実際に物として流通させるものである。要するに、広告カードは現実世界で実際の物として流通させるものであり、ネット広告カードはインターネット(ネットワーク)上で電子データとして流通させるものである。
【0041】
広告カードは、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業がユーザー(消費者)に対して提供する。スポンサー企業は、代表的には、無償で広告カードをユーザーに提供すればよい。スポンサー企業は、例えば、該スポンサー企業の商品、サービスを販売する店舗(スポンサー企業の店舗)において、広告カードをユーザーに無償で配布すればよい。スポンサー企業は、街頭において広告カードをユーザー(消費者)に無償で配布してもよい。
【0042】
いずれにしても、スポンサー企業からユーザーへの広告カードの配布は、スポンサー企業のスタッフがユーザーに広告カードを配ることだけでなく、所定の場所(例えばスポンサー企業の店舗内)においてある広告カードがユーザー自身の選択により持ってゆかれることも含む。すなわち、スポンサー企業からの配布によって、ユーザーが広告カードを手に入れる態様には、所定の場所(例えばスポンサー企業の店舗内)においてある広告カードをユーザー自身がどの広告カードを取るかを選択して、ユーザーが広告カードを取ることで、ユーザーが広告カードを手に入れることも含む。
【0043】
スポンサー企業は、例えば、本発明に係る広告システムの運営会社から広告カードを有償又は無償で提供を受ければよい。すなわち、本発明に係る広告システムの運営会社は、スポンサー企業がユーザーに提供する広告カードを、有償又は無償でスポンサー企業に対して提供してもよい。
【0044】
広告カードには、該カードをユーザーに提供するスポンサー企業の広告部分と、デザイン部分が設けられている。
【0045】
広告部分には、例えば、スポンサー企業を対象とする宣伝広告、スポンサー企業の店舗を対象する宣伝広告、スポンサー企業が提供する商品、サービスを対象とする宣伝広告、スポンサー企業の店舗の住所、連絡先等を記載すればよい。
【0046】
デザイン部分には絵柄が描かれている。絵柄は、イラストだけでなく、写真等も含む。スポンサー企業は、代表的には絵柄が異なる複数の広告カードを準備しておいて、それらのなかから広告カードをユーザーに配布すればよい。
【0047】
このデザイン部分の絵柄の良し悪しが、ユーザー(消費者)が広告カードを手に入れたいと思うかどうかに大きく影響する。さらに言うと、このデザイン部分の絵柄は、広告カード自身の収集価値(コレクションの対象としての価値)、経済的価値等に大きく影響する。広告カード自身の収集価値等が高まるなどして、多くのユーザーがスポンサー企業から広告カードの提供を受けたり、広告カードが広くユーザー(消費者)の間で交換されるなどして流通すれば、詳しくは後述するように、本発明に係る広告システム、広告方法は効果的に機能する。すなわち、宣伝広告の効果が高くなる。したがって、例えば、広告カードがユーザー(消費者)の間でコレクションの対象となるように、デザイン部分の絵柄を選定すればよい。デザイン部分の絵柄は、広告カード自身の経済的価値や収集価値等を高めるものであることが好ましい。スポンサー企業がユーザーに提供する広告カードのデザイン部分の絵柄は、ユーザー(消費者)に飽きられないように例えば定期的に代えてもよい。
【0048】
広告カードには、広告部分とデザイン部分の境界線上に、これらの境界がわかりやすいように、切取り線を入れておいてもよい。広告カードには、広告部分とデザイン部分とを容易に分離できるように、これらの境界線上に切り目(例えばミシン目)をいれておいてもよい。広告部分とデザイン部分を分離した後に、デザイン部分を例えばギフトカード、メッセージカード、ポストカードなどとして利用できるようにしてもよい。デザイン部分をギフトカード、メッセージカード、ポストカードなどとして利用できるように、ユーザー(消費者)が自由に書き込める部分を該デザイン部分には残しておいてもよい。デザイン部分がギフトカード、メッセージカード、ポストカードとして利用できれば、それだけ広告カードの経済的価値、収集価値等が高まる。前述のようにデザイン部分の絵柄が良ければ、それだけさらに経済的価値、収集価値等が高まる。デザイン部分がギフトカード、メッセージカード、ポストカードとして利用できれば、そのデザイン部分を有する広告カードをスポンサー企業から直接手に入れたユーザー(第1のユーザー)だけでなく、ギフトカード、メッセージカード又はポストカードとしてのデザイン部分を第1のユーザーから受け取った第2のユーザーにも、デザイン部分に記載された情報を示すことができる。それだけ多くの人に宣伝広告を行うことができる。
【0049】
広告カードの広告部分及びデザイン部分のいずれにも、前記カードナンバーが記載されている。カードナンバーは、前述のように、カード登録を行うためのwebページにおいて入力するためのものである。
【0050】
カードナンバーは、このカードナンバーが記載されている広告カードを提供したスポンサー企業の識別コード、該広告カードを提供したスポンサー企業の店舗の識別コード及びデザイン部分の絵柄の識別コードを含んでいる。したがって、カードナンバーから、そのカードナンバーが記載されている広告カードを提供したスポンサー企業、店舗及びデザイン部分の絵柄がわかる。
【0051】
カード登録を行うためのwebページにおいて、広告カードに記載されているカードナンバーを入力して、その情報を送信したときには、サーバーコンピュータはカードナンバーを記憶装置に記録する。
【0052】
カードナンバーは、該カードナンバーを送信してきたユーザーのユーザー識別情報に関連付けて記憶装置に記録すればよい。カードナンバーを送信してきたユーザーは例えば次のようにして特定することができる。
【0053】
例えば、カード登録を行う前にユーザー登録によって記憶装置に記録されている例えば氏名及びパスワードに基づきユーザーの認証を行い、その認証に成功した後にユーザー識別情報(例えばユーザーID番号)及びカード登録を行うための情報を含むwebページデータをクライアントコンピュータに送信し、クライアントコンピュータにおいてカードナンバーが入力され、そのカードナンバーがサーバーコンピュータが送信されるときに、カードナンバーとともにユーザー識別情報も送信することで、そのカードナンバーを送信したユーザーを特定できる。
【0054】
或いは、カード登録を行うためのwebページに、カードナンバーの他に、既にユーザー登録された氏名及びパスワードを入力するための欄を設けておき、カードナンバーとともに、氏名及びパスワードをサーバーコンピュータに送信するようにすれば、そのカードナンバーを送信したユーザーを特定できる。
【0055】
或いは、カード登録を行うためのwebページと、ユーザー登録を行うためのwebページを同じwebページとし、そのwebページに少なくともカードナンバー、氏名、パスワード及び住所を入力するための欄を設けておく。そして、初めてカード登録するときにはこれら全ての入力欄に入力してもらうようにして、カードナンバーとともに、氏名、パスワード及び住所をサーバーコンピュータに送信することで、そのカードナンバーを送信したユーザーを特定できる。このとき、同時に前述のようにユーザー登録も行えばよい。また、既にユーザー登録した後、カード登録するときには、カードナンバーとともに、氏名及びパスワードだけを入力してもらうようにし、カードナンバーとともに氏名及びパスワードをサーバーコンピュータに送信するようにすれば、カードナンバーを送信したユーザーを特定できる。
【0056】
いずれにせよ、カードナンバーは、そのカードナンバーが記載されていた広告カードを提供したスポンサー企業及び/又は店舗に関連付けて記憶装置に記録すればよい。広告カードを提供したスポンサー企業、店舗は、該スポンサー企業、店舗の識別コードを含むカードナンバーから特定できる。
【0057】
カードナンバーは、カード登録をした日付(カード登録日)と関連付けて記憶装置に記録してもよい。このカード登録日は、例えば、後述するカード登録をしたユーザーに特典を得る権利を与える場合であり、その特典を得る権利にカード登録日からの有効期限を設けるときなどにおいて利用できる。
【0058】
なお、ユーザー登録及び(又は)カード登録したユーザには、詳しくは後述するように、特典を得る権利や、ポイントを与えてもよい。このようにすれば、ユーザーにユーザー登録や、カード登録してもらいやすくなる。
【0059】
ユーザーが選択したスポンサー企業が提供する広告カードを持っていないユーザーでも、該スポンサー企業が提供する広告カードのカードナンバーを使ってカード登録をしたときと同等の利点(例えば後述する特典を得る権利)が得られるように、ユーザーが次の行為を行うことで、カード登録を行ったことにしてもよい。
【0060】
例えば、ユーザーのクライアントコンピュータ上のカード登録を行うための情報を含むwebページにおいて、ユーザーが選択したスポンサー企業が提供する広告カードのデザイン部分において採用されている1又は2以上の絵柄のなかから好みの絵柄をユーザーが選択し、その選択した絵柄の情報を広告システム運営会社のサーバーコンピュータに送信することで、カード登録を行ったことにしてもよい。
【0061】
この場合には、カード登録を行うための情報を含むwebページに、ユーザーが選択したスポンサー企業がユーザーに提供する広告カードのデザイン部分において採用されている1又は2以上の絵柄のなかから好みの絵柄を選択するための情報を含ませておけばよい。そして、サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータにおいて該好みの絵柄が選択され、該クライアントコンピュータから該好みの絵柄を示す情報が送信されてきたときには、例えば、該好みの絵柄を示す情報等に基づきカードナンバーを生成して、その生成したカードナンバーを記憶装置に記録すればよい。
【0062】
カードナンバーは、例えば、好みの絵柄を示す情報、好みの絵柄を提供するユーザーが選択したスポンサー企業の識別コード及びインターネット上の店舗である旨を示す所定の店舗識別コードを用いて生成すればよい。このようにすれば、生成したカードナンバーと、広告カードに実際に記載されているカードナンバーとを同等に扱うことができる。さらに言うと、広告カードに記載されているカードナンバーから、そのカードナンバーが記載されていた広告カードを提供したスポンサー企業、店舗及びデザイン部分の絵柄がわかるのと同様に、生成されたカードナンバーからも、そのカードナンバーを提供したスポンサー企業、そのカードナンバーを提供した店舗(すなわちインターネット上の店舗)及び絵柄がわかる。さらに言うと、カードナンバーの店舗の識別コードから、そのカードナンバーが広告カードに実際に記載されていたものであるのか、或いは、そのカードナンバーが生成されたものであるのかもわかる。
【0063】
このように生成したカードナンバーは、広告カードに記載されていたカードナンバーを使ったカード登録のときと同様に、例えば、このカードナンバーの生成に利用した絵柄の情報を送信してきたユーザーの識別情報に関連付けて記憶装置に記録すればよい。生成したカードナンバーは、このカードナンバーの生成に利用した絵柄を提供したスポンサー企業と関連付けて記憶装置に記録してもよい。そして、生成したカードナンバーを記憶装置に記録することを、広告カードに記載されていたカードナンバーを記憶装置に記録することと同等にカード登録がなされたこととして扱えばよい。
【0064】
なお、上記のようにカード登録のためのwebページにおいてユーザーが好みの絵柄を選択し、その選択した絵柄の情報をサーバーコンピュータに送信することで、カード登録をなしたこととみなす場合には、以降の説明においてカード登録というときにはこのようなみなしカード登録も含んでいる。また、カード登録の対象となったスポンサー企業というときには、カードナンバーが記載されていた広告カードをユーザーに提供したスポンサー企業のことを指し、上記の場合にはそのカードナンバーの生成に利用した絵柄を提供したスポンサー企業のことを指す。
【0065】
いずれにしてもカード登録は、既にユーザー登録を行ったスポンサー企業に対してしかできないようにしてもよい。この場合、カード登録とユーザー登録を同時に行えるようにしてもよい。
(d)スポンサーwebページリンク情報送信ステップ
スポンサーwebページリンク情報送信ステップにおいては、ユーザーのクライアントコンピュータに、スポンサー企業のうちの1又は2以上のスポンサー企業が提供する各webページへのリンク情報を含むwebページデータを送信する。
[1−4] なお、上記スポンサー企業一覧情報を含むwebページ、ユーザー登録のための情報を含むwebページ、カード登録のための情報を含むwebページ及びスポンサー企業のwebページへのリンク情報を含むwebページのうちの2又は3以上は一つのwebページであってもよい。これらのwebページは、直接的又は間接的に相互にリンクさせてもよい。これらwebページうちの1又は2以上のwebページへのリンク情報を含むトップwebページのURLを広告カードに記載しておき、ユーザーが最初にアクセスするwebページがこのトップwebページになるようにしてもよい。
[1−5] 本発明に係る広告方法によると、ユーザー(消費者)を例えば次のようにしてスポンサー企業のwebページに誘導することができる。
【0066】
まず、例えば、ユーザーにスポンサー企業から広告カードを手に入れてもらう。
(a) 広告カードにスポンサー企業のwebページのURLが記載されている場合には、そのURLを頼りにユーザー(消費者)に、スポンサー企業のwebページにアクセスしてもらう。広告カードにそのwebページを介してユーザー登録、カード登録すれば各種特典が得られる旨等を記載しておけば、ユーザーにスポンサー企業のwebページにアクセスする動機を与えることができる。勿論、本発明に係る広告システム等がユーザー(消費者)に広く、十分に認知されれば、上記のように各種特典が得られる旨等を広告カードに記載しておかなくても、ユーザーにスポンサー企業のwebページにアクセスする動機を与えることができる。
(b) 広告カードに本発明に係る広告システム運営会社が情報内容を提供するwebページのURLが記載されている場合には、そのURLを頼りにユーザー(消費者)に該広告システム運営会社のwebページにアクセスしてもらう。この場合にも、広告カードに該webページにおいてユーザー登録、カード登録すれば各種特典が得られる旨等を記載しておけば、ユーザーに該webページにアクセスする動機を与えることができる。
【0067】
広告カードに記載しておく広告システム運営会社のwebページのURLは、例えば、前記説明した複数のwebページへのリンク情報を含むwebページ(いわゆるトップwebページ)とすればよい。該トップwebページには、例えば、スポンサー企業の一覧情報を含む前記webページへのリンク情報(該webページのURL)、スポンサー企業が情報内容を提供するwebページへのリンク情報等を含ませておけばよい。該トップwebページには、広告カード自身の説明情報、広告システム自身の説明情報、ユーザー登録を行ったときのユーザーのメリットの説明情報、カード登録を行ったときのユーザーのメリットの説明情報、これらのうちの1又は2以上の情報を含むwebページへのリンク情報などを含ませておいてもよい。
【0068】
このようなトップwebページを介するなどして、スポンサー企業のwebページ(例えば、ユーザー登録を行うスポンサー企業としてユーザーが選択したスポンサー企業のwebページ)へのリンク情報を含むwebページに、ユーザーにアクセスしてもらい、そのスポンサー企業のリンク情報を含むwebページからスポンサー企業のwebページにアクセスしてもらうことができる。
【0069】
スポンサー企業のwebページへのリンク情報を含むwebページにユーザーを誘導できるように、このwebページと他のwebページをリンクさせておけばよい。例えば、ユーザー登録又は(及び)カード登録を行うことで、詳しくは後述するような特典を得る権利やポイントをユーザーに与えるようにしておき、そのユーザー登録のためのwebページや、カード登録のためのwebページに、スポンサー企業のwebページへのリンク情報、スポンサー企業のwebページへのリンク情報を含むwebページへのリンク情報を含ませておけばよい。また、ユーザー登録を行ったとき(例えば、ユーザー登録のための前記承認ボタンがクリックされたとき)に、そのユーザー登録の対象となったスポンサー企業のwebページへ自動的(強制的)に、ユーザーを導いてもよい。カード登録を行ったときに、そのカード登録の対象となったスポンサー企業のwebページへ自動的(強制的)に、ユーザーを導いてもよい。また、スポンサー企業の一覧情報を含むwebページに、スポンサー企業のwebページへのリンク情報も含ませておき、ユーザーが興味のあるスポンサー企業を選択したときに、その選択したスポンサー企業のwebページへ飛ぶようにしてもよい。
【0070】
いずれにしても、本発明に係る広告方法によると、広告システム運営会社が提供するwebページにはスポンサー企業のwebページへのリンク情報を含むものがあるので、広告システム運営会社のwebページへのアクセス回数が増えれば、それだけスポンサー企業のwebページにユーザーがアクセスする可能性が高くなり、それだけ実際にスポンサー企業のwebページへのアクセス回数が多くなる。前述のようにスポンサー企業が提供する広告カードに広告システム運営会社が提供するwebページのURLを記載しておくことで、広告システム運営会社が提供するwebページへのアクセス回数が増え、それだけスポンサー企業のwebページへのアクセス回数も増やすことができる。また、後述するようにユーザー登録又は(及び)カード登録を行ったユーザーに対して、特典を得る権利又は(及び)ポイントを与えることにすれば、広告システム運営会社が提供するwebページへのアクセス回数が増え、それだけスポンサー企業のwebページへのアクセス回数も増やすこともできる。また、詳しくは後述するように、広告システム運営会社が提供するwebページから、スポンサー企業の実店舗において利用できるクーポン券等を含むネット広告カード(の電子データ)を配布するようにすれば、それだけ広告システム運営会社のwebページへのアクセス回数が増え、それだけスポンサー企業のwebページへのアクセス回数も増やすことができる。また、詳しくは後述するように広告システム運営会社のwebページにおいて、1又は2以上のネットショップからなるバーチャルマーケット(仮想商店街)や、イベントを開催すれば、広告システム運営会社のwebページへのアクセス回数を増やすことができ、それだけスポンサー企業のwebページへのアクセス回数も増やすことができる。
[2]ネット広告カード
広告システム運営会社のサーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、ユーザーが選択したスポンサー企業が提供するネット広告カードの電子データを送信してもよい。
【0071】
ネット広告カードは、その電子データ(電子ファイル)に基づき、ユーザーのプリンタを用いて印刷することで、実際の物としてのカードとなるものである。ネット広告カード(の電子データ)は、広告システム運営会社のサーバーコンピュータからインターネットを介してユーザーに配布されるものである。ネット広告カードの電子データは、例えば、広告システム運営会社のwebページ(例えば、上記述べたwebページのうちの1又は2以上webページ)から、ダウンロードできるようにすればよい。ネット広告カードは、広告カードと同様に、本発明に係る広告システムのキーアイテムの一つとなる。
【0072】
ネット広告カード(の電子データ)は、スポンサー企業がユーザーに対して提供するものである。ただし、ネット広告カード(の電子データ)は、直接的には、広告システム運営会社のサーバーコンピュータがユーザーに配布する。すなわち、広告システム運営会社は、ネット広告カード(の電子データ)のユーザーへの配布をスポンサー企業に代わって行う。広告システム運営会社は、例えば、ユーザーに対しては無償でネット広告カード(の電子データ)を配布すればよい。そして、広告システム運営会社は、例えば、ネット広告カード(の電子データ)の配布の費用等をスポンサー企業に対して請求すればよい。
【0073】
ネット広告カードにはデザイン部分が設けられている。ネット広告カードのデザイン部分は、広告カードのデザイン部分と同様に、絵柄が描かれている。広告カードのデザイン部分に関して述べたことは、ネット広告カードのデザイン部分についても同様のことが言える。例えば、ネット広告カードのデザイン部分も、ポストカード、ギフトカード又はメッセージカードとして利用できるようにしてもよい。ネット広告カードのデザイン部分にも、広告システム運営会社のwebページのURL又は(及び)スポンサー企業のwebページのURLを記載してもよい。ネット広告カードにも、そのネット広告カードを提供したスポンサー企業の識別コード、そのネット広告カードを提供したスポンサー企業の店舗の識別コード及び広告部分の絵柄の識別コードを含むカードナンバーを記載しておいてもよい。ネット広告カードを提供したスポンサー企業の店舗の識別コードは、例えば、インターネット上の店舗を示すコードとすればよい。
【0074】
上記のように例えばポストカード、ギフトカード又はメッセージカードとして利用できるデザイン部分を有するネット広告カード(の電子データ)を広告システム運営会社のサーバーコンピュータによってインターネットを介してユーザーに配布することで、当初はネット広告カードを手に入れる目的としたアクセスであるにしても広告システム運営会社のwebページへのアクセス回数を増やすことができ、それだけスポンサー企業のwebページへのアクセス回数も増やすことができる。また、ポストカード、ギフトカード又はメッセージカードとしてのデザイン部分を有するネット広告カードを手に入れたユーザー(第1のユーザー)だけでなく、ポストカード、ギフトカード又はメッセージカードとしてのデザイン部分を第1のユーザーから受け取った第2のユーザーにも、デザイン部分に記載された情報を示すことができる。それだけ多くの人に宣伝広告を行うことができる。
【0075】
サーバーコンピュータは、ユーザー登録を既に行っているユーザーに対してだけ、そのユーザー登録の対象となったスポンサー企業が提供するネット広告カード電子データのユーザーのクライアントコンピュータへの送信を許可するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザーにユーザー登録してもらいやすくなる。
【0076】
ネット広告カードには、そのネット広告カードをユーザーに提供するスポンサー企業の広告部分をさらに設けてもよい。
【0077】
ネット広告カードの広告部分にも、広告カードの広告部分と同様に、例えば、スポンサー企業を対象とする宣伝広告、スポンサー企業の店舗を対象する宣伝広告、スポンサー企業が提供する商品、サービスを対象とする宣伝広告、スポンサー企業の店舗の住所、連絡先等を記載すればよい。このような広告部分をネット広告カードに設けておくことで、このネット広告カードをユーザーに提供するスポンサー企業にも宣伝広告を行える利点がある。
【0078】
ネット広告カードの広告部分は、そのネット広告カードを提供するスポンサー企業の実店舗において利用できるクーポン券、割引券等を含むものとしてもよい。このようにネット広告カードにクーポン券や割引券を設けておけば、広告システム運営会社のwebページにアクセスしたユーザー又は(及び)スポンサー企業のwebページにアクセスしたユーザーを、スポンサー企業の実店舗にも誘導することができる。ネット広告カードに設けるクーポン券や割引券には、それが使用できる限定(例えば使用可能期限、使用可能店舗)を記載しておいてもよい。
【0079】
広告システム運営会社は、ユーザーによってネット広告カード(の電子データ)がダウンロードされたときに、そのネット広告カードをユーザに提供するスポンサー企業に対して、ネット広告カード(の電子ファイル)の配布の代行などの対価として、課金するようにしてもよい。この場合、広告システム運営会社のサーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータにネット広告カードの電子データを送信したときに、該ネット広告カードを提供するスポンサー企業に対して所定金額の課金を行う旨記憶装置に記録すればよい。そして、広告システム運営会社は記憶装置に記録された課金情報に基づき、スポンサー企業に対して費用の請求を行えばよい。
[3]特典の抽選
ユーザーによる広告システム運営会社のwebページへのアクセスや、ユーザーによるスポンサー企業のwebページへのアクセスを増やすために、又は(及び)、ユーザーが選択したスポンサー企業に対するユーザー登録や、カード登録の機会を増やすために、次のように抽選によってユーザーに特典を与えてもよい。
(a) 例えば、ユーザー登録を行ったユーザーに対して、特典(景品等)が得られる権利を与えてもよい。この特典を得る権利は、広告システム運営会社又は(及び)ユーザー登録の対象となったスポンサー企業が、ユーザーに与えればよい。すなわち、景品等の特典は、広告システム運営会社又は(及び)ユーザー登録の対象となったスポンサー企業がユーザーに与えればよい。
【0080】
実際に特典を与えるユーザは、例えば抽選によってランダムに選べばよい。この場合、サーバーコンピュータは、ユーザ登録によって記憶装置に記録されたユーザーの中から、抽選によって所定人数のユーザーを選び、選ばれたユーザーに特典を与える旨記憶装置に記憶すればよい。サーバーコンピュータは、月末ごとなどの所定時期に、このような抽選を行えばよい。
【0081】
スポンサー企業がユーザーに特典を与える場合には、そのスポンサー企業に対してユーザー登録を行っているユーザーを抽選の対象とすればよい。また、広告システム運営会社がユーザーに特典を与える場合には、広告システムに協賛するいずれかのスポンサー企業に対してユーザー登録をしているユーザーを抽選の対象とすればよい、すなわち、ユーザー登録を行っているユーザー全員を抽選の対象とすればよい。
【0082】
景品等の特典は、特典を与えるユーザーとして記憶装置に記憶されているユーザーに例えば郵送によって送ればよい。
(b) 同じスポンサー企業に対してユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーに特典を得る権利を与えてもよい。この特典を得る権利は、広告システム運営会社又は(及び)ユーザー登録及びカード登録の対象となったスポンサー企業がユーザーに与えればよい。
【0083】
一つのスポンサー企業に対して複数のカード登録を行ったユーザーに対しては、そのカード登録を行った数に応じた数の特典を得る権利を与えてもよい。この場合、一つのカードナンバーによって複数のカード登録ができないようにすることが好ましい。このようにすれば特典を得る権利をたくさん得るためには(特典が当たる確率を高めるためには)、ユーザーは例えば広告カードをたくさん得なければならず、それだけスポンサー企業の実店舗などにユーザーが行く可能性が高くなる。
【0084】
一つのスポンサー企業に対して複数のカード登録を行ったユーザーに対しては、一つの特典を得る権利だけを与えるようにしてもよい。一つのスポンサー企業に対して複数のカード登録を行ったユーザーに対しては、所定最大数までの特典を与える権利を与えてもよい。
【0085】
ユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーに対して与える特典を得る権利は、カード登録を行った日時から所定期間(例えば3ヶ月)だけ有効としてもよい。このようにすれば特典を得る権利はカード登録を行った日時から所定期間経過後は消滅するので、一回カード登録を行っただけで半永久的に特典を得る権利が得られることにはならず、特典を得る権利をユーザーが例えば維持し続けるには少なくとも所定期間毎にカード登録を行わなければならない。そのためには、スポンサー企業のwebページ又は広告システム運営会社のwebページにアクセスしなければならず、それだけ広告システム運営会社のwebページやスポンサー企業のwebページへのアクセス回数が増える。一回カード登録に使用したカードナンバーは、そのカードナンバーを使ったカード登録の有効期限が切れた後にも、同じユーザーによるカード登録には使用できないようにしてもよい。このようにすれば、ユーザーは以前にカード登録に使用していないカードナンバーを準備しなければカード登録できず、そのためには新たなカードナンバーを有する広告カードを手に入れる必要があり、それだけユーザーがスポンサー企業の店舗等に行く回数が増える。
【0086】
カードナンバー自身に有効期限を設けておき、有効期限が切れたカードナンバーではカード登録自体ができないようにしてもよい。この場合、カード登録後にそのカードナンバーの有効期限が切れたときには、有効期限後にそのカード登録自体を無効とすればよい。このようにすれば、例えば遠い昔に手に入れた広告カードに記載されているカードナンバーをつかったカード登録ができなくなる。また、一回カード登録を行っただけで半永久的な特典を得る権利をユーザーは得られなくなる。したがって、上記と同様に、広告システム運営会社のwebページ、スポンサー企業のwebページ、スポンサー企業の実店舗へのアクセスを増やすことができる。
【0087】
いずれにしても、上記のようにユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーに対して特典を得る権利を与えるときには、実際に特典を与えるユーザーは例えば抽選によってランダムに選べばよい。この場合、サーバーコンピュータは、スポンサー企業にユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーのなかから所定数のユーザーを抽選で選び、選ばれたユーザーに特典を与える旨記憶装置に記録すればよい。サーバーコンピュータは、月末などの所定時期に、このような抽選を行えばよい。
【0088】
広告システム運営会社がユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーに対して特典を得る権利を与えるときには、少なくとも一つのスポンサー企業にユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーを、抽選の対象とすればよい。また、スポンサー企業がユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーに対して特典を得る権利を与えるときには、そのスポンサー企業にユーザー登録及びカード登録したユーザーを抽選の対象とすればよい。
[4]ポイント制度
ユーザーによる広告システム運営会社のwebページへのアクセスや、ユーザーによるスポンサー企業のwebページへのアクセスを増やすために、又は(及び)、ユーザーが選択したスポンサー企業に対するユーザー登録や、カード登録の機会を増やすために、次のようにポイントをユーザー与え、ユーザーが獲得したポイント数に応じた特典をユーザーに与えてもよい。
【0089】
例えば、ユーザーが行った所定の行為の対価としてその行為に応じたポイントを該ユーザーに与え、ユーザーが獲得したポイントに応じた特典(景品等)をユーザーに与えてもよい。ポイントは、例えば、ユーザーがそのクライアントコンピュータから行った所定の行為の対価として、該ユーザーに与えればよい。
【0090】
ポイントは、例えば、広告システム運営会社がユーザーに対して与えればよい。広告システム運営会社がユーザーに対して与えるポイントをシステムポイントと呼ぶ。例えば、広告システム運営会社に対してメリットとなる所定の行為の対価としてユーザーにシステムポイントを与えればよい。例えば、ユーザー登録を行ったユーザーに対してポイントを与えればよい。ユーザーが獲得したシステムポイントに応じた特典は、システム運営会社がユーザーに与えればよい。
【0091】
ポイントは、スポンサー企業がユーザーに与えてもよい。スポンサー企業がユーザーに与えるポイントをスポンサーポイントと呼ぶ。この場合には、ユーザーが獲得したスポンサーポイントに応じた特典は、そのスポンサー企業がユーザーに与えればよい。
【0092】
システムポイント及びスポンサーポイントのいずれもユーザーに与えるようにしてもよい。
【0093】
ユーザーがクライアントコンピュータから行った所定行為の対価としてユーザーにポイントを与えるポイント制度を採用するときには、サーバーコンピュータは例えば次のようにポイント管理を行えばよい。
【0094】
サーバーコンピュータは、ユーザーが行った所定の行為に対してその行為に応じたポイントを与えるために、ユーザーがそのクライアントコンピュータから所定の行為を行ったときには、その行為に応じたポイントを該ユーザーの識別情報に対応させて記憶装置に記録すればよい。さらに詳しく言うと、サーバーコンピュータは、ユーザーがクライアントコンピュータを介してサーバーコンピュータに対して行為(例えば、ユーザー登録のための情報送信等)を行ったときであって、その行為がポイントを与えるべき所定の行為であるときには、記憶装置におけるそのユーザーのポイント記録領域にそのポイントを記録すればよい。そのポイント記録領域に既にポイントが記録されているときには、既に記録されているポイントに、新たに行った行為に応じて与えるポイントを加算して、その加算後のポイントをポイント記録領域に記録すればよい。
【0095】
システムポイントとスポンサーポイントのいずれもユーザーに与える場合には、サーバーコンピュータはシステムポイントとスポンサーポイントを区別できるように記憶装置に記録すればよい。また、複数のスポンサー企業がそれぞれユーザーにスポンサーポイントを与えるときには、どのスポンサーによって与えられたスポンサーポイントであるかが区別できるように、スポンサーポイントは記憶装置に記録すればよい。したがって、サーバーコンピュータは、ユーザーがクライアントコンピュータを介して所定の行為を行ったときであって、その行為がシステムポイントを与えるべき行為であるときには、記憶装置における該ユーザーのシステムポイント記憶領域に既に記録されているシステムポイントに、その行為に応じたシステムポイントを加算して該システムポイント記憶領域に記録すればよい。また、サーバーコンピュータは、ユーザーがクライアントコンピュータを介して所定の行為を行ったときであって、その行為が所定のスポンサーによるスポンサーポイントを与えるべき行為であるときには、記憶装置における該ユーザーの該スポンサー企業によるスポンサーポイント記憶領域に既に記録されているスポンサーポイントに、その行為に応じたスポンサーポイントを加算して該記憶領域にスポンサーポイントを記録すればよい。
【0096】
ユーザーのクライアントコンピュータにおいて該ユーザーに与えられたポイントが閲覧できるように、サーバーコンピュータはクライアントコンピュータからの獲得ポイントの閲覧要求があったときには、その要求に応答してそのユーザーがその時点で獲得しているポイントを記憶装置から読み出し、該ポイント情報を含むwebページデータをクライアントコンピュータに送信してもよい。システムポイントとスポンサーポイントのいずれもユーザーに与える場合には、例えば、サーバーコンピュータはシステムポイント情報及びスポンサーポイント情報を含むwebページデータをクライアントコンピュータに送信してもよい。
【0097】
このようなポイント制度を設けることで、ユーザー登録を行うことなどへの動機をユーザーに与えることができる。
[5]バーチャルマーケット
広告システム運営会社は、広告システム運営会社のwebページへのアクセス回数を増やすなどのために、広告システム運営会社のwebページ上において1又は2以上のネットショップからなるバーチャルマーケット(仮想商店街)を開催してもよい。
【0098】
バーチャルマーケットへのネットショップの出店は、例えば、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業だけに許可するようにすればよい。換言すれば、本発明に係る広告システムに協賛していない企業は、バーチャルマーケットにネットショップを出店できないようにしてもよい。このように出店に制限を設ける場合でも、勿論、本発明に係る広告システムに協賛する全てのスポンサー企業が、バーチャルマーケットに出店する必要はない。
【0099】
このようにバーチャルマーケットをwebページ上において開催するときには、広告システム運営会社のサーバーコンピュータによって、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、バーチャルマーケットに出店された、スポンサー企業の商品の電子商取引を行うためのネットショップに関する情報を含むwebページデータを送信できるようにすればよい。電子商取引の手法については、例えば、従来より知られたものを採用すればよい。
【0100】
広告システム運営会社は、スポンサー企業がバーチャルマーケットにネットショップを出店するのにあたり、次のような家賃制度を採用してもよい。例えば、基本家賃と、スポンサー企業のネットショップにおける電子商取引によって売り上げた売上高に応じた所定の対売上高家賃とを合計したものを家賃としてもよい。
【0101】
基本家賃は、例えば、スポンサー企業がバーチャルマーケットにおいて開くネットショップのwebページ容量に応じた金額とすればよい。例えば、ネットショップのwebページ容量が所定第1容量(例えば1Mbyte)までは一律所定第1金額とし、該webページ容量がその所定第1容量を超えるときには以降所定第2容量当たり所定第2金額を第1金額に加えた金額を、基本家賃としてもよい。
【0102】
対売上高家賃は、例えば、次のように売上高に応じたものとすればよい。例えば、売上高のランクと、各売上高ランクに対してそれぞれ所定の料率を予め決めておき、実際の売上高がどのランクに属しているかを判定し、そのランクに対応する料率を売上高に乗じたものを対売上高家賃とすればよい。
【0103】
或いは、売上高のランクと、各売上高ランクに対してそれぞれ所定の料率を予め決めておき、各売上高ランク分の売上高に対して、その売上高ランクに対応する所定の料率を乗じた金額(対売上高小計)を合計したものを対売上高家賃としてもよい。
【0104】
いずれにしても、このような家賃制度を採用するときには、サーバーコンピュータは、バーチャルマーケットにネットショップを出店するスポンサー企業に、所定の基本家賃と、該スポンサー企業のネットショップにおける電子商取引によって売り上げた売上高に応じた所定の対売上高家賃を課金する旨記憶装置に記録すればよい。サーバーコンピュータは、月末ごと等の所定時期に、このような家賃をスポンサー企業に対して課金する旨記憶装置に記録すればよい。
【0105】
【発明の実施の形態】
[6] 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0106】
本発明の一実施形態に係る広告方法において利用されるコンピュータ(コンピュータシステム)の概略構成を図1に示す。
【0107】
この広告方法においては、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cからインターネットを介して一般消費者(ユーザー)のクライアントコンピュータCUcに広告情報等を含むwebページデータを送信するなどして、宣伝広告を行う。
【0108】
広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cは、広告システム運営会社のサーバーコンピュータシステムに含まれるものである。このサーバーコンピュータシステムは、本例では、ユーザーのクライアントコンピュータCUcから送信されてくる情報などを記憶するための記憶装置C0sも含んでいる。
【0109】
ユーザーのクライアントコンピュータCUcは、ユーザーのクライアントコンピュータシステムに含まれるものである。このクライアントコンピュータシステムは、本例では、ディスプレイCUd、入力装置としてのキーボードCUk、入力装置としてのマウスCUm及びプリンタCUpも含んでいる。
【0110】
この広告方法においては、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業が情報内容を提供するwebページ(スポンサー企業のwebページ)の宣伝広告を行う。全ての協賛スポンサー企業がwebサイトを持っていなくてもよいが、本例では、広告システムに協賛するスポンサー企業は、1又は2以上のwebページからなるwebサイトを持っている。スポンサー企業A社、B社、C社のwebページデータは、それぞれサーバーコンピュータCAc、CBc、CCcから、インターネットを介してユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信される。
【0111】
本発明に係るこの実施形態の広告方法は、スポンサー企業のwebページ、webサイトの宣伝広告を行い、そのwebページにユーザーを誘導すること、すなわち、そのwebページにユーザーにアクセスしてもらい、そのwebページに記載されている情報をユーザーに見てもらうことを一つの目的としている。スポンサー企業は、自社のwebページ等を広告システム運営会社(広告会社)に依頼して宣伝してもらう。
【0112】
広告システム運営会社も、宣伝情報等の所定の情報を含む複数のwebページからなるwebサイトを持っている。広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cは、これらwebページのデータをインターネットを介してユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信することで、宣伝広告を行う。サーバーコンピュータC0cは、ユーザーのクライアントコンピュータCUcからのwebページデータ送信要求に応答して、クライアントコンピュータCUcへwebページデータを送信する。
【0113】
れには限定されないが例えばスターカード(System of Total Ad Relation Card)とか、スターランドカードと呼ぶ、広告カードを宣伝広告のキーアイテムの一つして利用する。以降の説明では、広告システムをスターカードシステムということがある。また、広告カードをスターカードと呼ぶことがある。なお、スターカードシステムは例えばスターランドシステムと、スターカードは例えばスターランドカードと呼び代えてもよい。
【0114】
スターカードは、スポンサー企業がユーザーに提供する。スターカードは、例えば、スポンサー企業のスタッフが街頭などでユーザーに配布する。スターカードは、スポンサー企業の店舗においておき、ユーザーの選択によって持っていってもらってもよい。
【0115】
スターカードは、各スポンサー企業がそれぞれユーザーに無償で提供する。各スポンサー企業には、広告システム運営会社が有償でスターカードを提供する。すなわち、広告システム運営会社は、各スポンサー企業にスターカードを販売する。
【0116】
図2にスターカードの一例を示す。図2中、(A)、(B)はそれぞれスターカードを表側、裏側から見た図である。
【0117】
図2に示すスターカード1は、デザイン部分11と、このスターカードをユーザーに提供するスポンサー企業の広告部分12を有している。デザイン部分11と広告部分12の境界線上には、ミシン目13が入っている。ミシン目13によって、デザイン部分11と広告部分12を容易に分離できる。
【0118】
デザイン部分11の表側には、絵柄111が描かれている。絵柄111は本例では写真である。また、デザイン部分11の裏側には、郵便番号記入枠などが描かれている。したがって、デザイン部分11と広告部分12を分離すると、デザイン部分11はポストカード、さらに言うと絵葉書として利用できる。
【0119】
デザイン部分11の表側には、このスターカード1をユーザーに提供するスポンサー企業のwebページ、webサイトのURL112も記載されている。
【0120】
デザイン部分11の表側には、さらにカードナンバー113が記載されている。
【0121】
カードナンバーは、本例では、○○○○−○○○−○○○という10桁の数字列からなる。最初の4桁の数字列、真ん中の3桁の数字列、最後の3桁の数字列は、それぞれスターカード1をユーザーに提供するスポンサー企業の識別コード、スターカード1をユーザーに提供するスポンサー企業の店舗の識別コード、デザイン部分11の絵柄111の識別コードである。したがって、カードナンバーから、スターカードをユーザーに提供したスポンサー企業、店舗及びデザイン部分11の絵柄がわかる。
【0122】
一方、広告部分12の表側には、このスターカード1をユーザーに提供するスポンサー企業の広告が記載されている。また、広告部分12の裏側には、このスターカード1をユーザーに提供するスポンサー企業のwebページ、webサイトのURL121、並びに、カードナンバー122が記載されている。
【0123】
なお、カードナンバーは、勿論、デザイン部分11、広告部分12の表側、裏側のいずれに記載してもよい。また、本例ではスポンサー企業のwebページのURLをスターカード1に記載してあるが、これに代えて、或いは、これとともに、広告システム会社のwebページ、webサイトのURLを記載してもよい。
【0124】
スターカードの他の例を図3に示す。
【0125】
図3に示すスターカード2も、図2のスターカード1と同様に、デザイン部分21とスポンサー企業の広告部分22を有しており、これらはミシン目23によって容易に分離することができる。スターカード2のデザイン部分21は、ギフトカード、メッセージカードとして利用するものである。そのため、デザイン部分21の裏側には、ユーザーがメッセージ等を記載できるようになっている。スターカード2においても、デザイン部分21と広告部分22のいずれにも、スポンサー企業のwebページのURL及びカードナンバーが記載されている。
【0126】
以下、ユーザーのクライアントコンピュータシステム上において表示されるwebページの画面や、サーバーコンピュータシステム及びクライアントコンピュータシステムが行う動作を示す図18〜図21のフローチャートを参照しながら、本発明の実施形態に係る広告方法について説明する。なお、図18〜図21のフローチャートにおいては、サーバコンピュータやクライアントコンピュータが行う動作の一部は図示が省略されている。
【0127】
図4に、広告システム運営会社のwebサイト及びスポンサー企業のwebサイトの概略webサイトマップを示す。図4においては、広告システム運営会社のwebサイトにおける複数のwebページのリンク関係が示されている。なお、図4においては、広告システム運営会社の一部のwebページについては図示が省略されている。また、図4はwebページの相互のリンク関係の全ては示してはいない。
【0128】
広告システム運営会社のwebサイトを構成する複数のwebページは、直接的又は間接的に相互にリンクしており、これらwebページのうちのいくつかの主要なwebページへのリンク情報を含む、図5に示すトップwebページP1により、ユーザーは目的とするwebページへアクセスしやすくなっている。
【0129】
なお、webページを示す図面においては、他のwebページにリンクするボタン等には中抜き文字でリンク先のwebページのタイトル等が記載されている。また、そのリンク先のwebページの参照符号(例えばP2等)も、そのボタンからの引出し線で示してある。
【0130】
ユーザーはクライアントコンピュータシステム上において例えばwebブラウザと呼ばれるソフトウェアを利用してwebページを表示装置CUdに表示させることができる。例えば、図5のトップwebページP1には次のようにしてアクセスすることができる。クライアントコンピュータシステム上においてユーザーがwebページのURLを入力するなどしたり、webページP1にリンクしたボタンをクリックするなどして、webページP1の送信要求がサーバコンピュータに送信されると(図18のステップ#101)、サーバーコンピュータはそれに応答して、webページP1のデータをクライアントコンピュータに送信する(#102)。このwebページデータに基づき、クライアントコンピュータは表示装置にwebページP1を表示する(#103)。
【0131】
図5のトップwebページP1には、広告システム(スターカードシステム)の説明情報を含むwebページP2(図6参照)にリンクするボタンb11、広告システムに協賛するスポンサー企業の一覧情報を含むwebページP3(図7参照)にリンクするボタンb12、バーチャルマーケットに関する情報を含むwebページP11(図17参照)にリンクするボタンb13、ユーザーが獲得したポイント情報に関する情報を含むwebページP9(図15参照)にリンクするボタンb14、抽選情報を含むwebページ(図示省略)にリンクするボタンb15が設けられている。すなわち、トップwebページP1は、これらwebページへのリンク情報を含んでいる。
【0132】
広告システム(スターカードシステム)をよく知らない、或いは、詳しく知りたいユーザーが、例えば、広告システムの説明情報を含むwebページP2にリンクするボタンb11をクリックすると、webページP2のデータがユーザーのクライアントコンピュータCUcにサーバーコンピュータC0cから送信される。さらに詳しく言うと、ボタンb11をユーザーがマウスCUm等を使ってクリックすると、広告システムの説明情報を含むwebページP2のデータを送信せよという要求が、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cに送信される。サーバーコンピュータC0cは、その要求に応答して、webページP2のデータをクライアントコンピュータCUcに送信する。これにより、ユーザーはクライアントコンピュータシステムのディスプレイCUd上においてwebページP2を見ることができる。
【0133】
図6のwebページP2は、スターカードシステム(広告システム)の説明の他、ユーザー登録の説明(例えばユーザー登録の方法、ユーザー登録したときのメリット等)、カード登録の説明(例えばカード登録の方法、カード登録したときのメリット等)、抽選の説明、ポイント制度の説明の情報を含んでいる。ユーザーは、webページP2を見ることで、これら情報を得ることができる。ユーザー登録や、カード登録の説明には、これら登録を行うと抽選により特典が当たる旨や、これら登録を行うとポイントが与えられる旨等が記載されている。また、ユーザー登録やカード登録は、スポンサー企業の一覧のwebページP3から行うことができる旨記載されている。
【0134】
これらの情報を読んだユーザーがユーザー登録やカード登録をしたいと思うなどして、スポンサー企業の一覧情報を含むwebページP3にリンクするボタンをクリックすると、図7に示すwebページP3がクライアントコンピュータCUcに送信される。なお、webページP3にはトップwebページP1からアクセスすることもできる。
【0135】
webページP3は、上記のようにスポンサー企業の一覧情報を含んでおり、ユーザーのクライアントコンピュータシステムにおいてはスポンサー企業の一覧が表示される。webページP3においては、スポンサー企業の一覧の中から興味のある企業を選択して、その企業に対応するボタンをクリックすると、その企業の詳しい説明のあるwebページを送信する旨、また、その選択したwebページからユーザー登録や、カード登録を行うことができる旨記載されている。webページP3には、スポンサー企業A社、B社、C社を紹介するwebページにそれぞれリンクするボタンb31、b32、b33が設けられている。
【0136】
興味のあるスポンサー企業として、例えば、スポンサー企業のA社をユーザーが選択し、A社のボタンb31をクリックすると、図8に示すwebページP4がユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信される。
【0137】
webページP4においては、ユーザーが選択したスポンサー企業A社の紹介がなされる。例えば、スポンサー企業A社自身や、その取扱い商品、サービスなどの紹介などがなされる。
【0138】
スポンサー企業A社の紹介webページP4においては、この他、A社に対してユーザー登録や、カード登録をしたときのメリット等が説明される。webページP4には、ユーザー登録及びカード登録の仕方が記載されており、スポンサー企業A社に対してユーザー登録及びカード登録を行うための情報を含むwebページにリンクするボタンb41が設けられている。
【0139】
なお、スポンサー企業一覧webページP3(図7参照)において、スポンサー企業B社や、C社を選択したときにも、上記A社の紹介webページと同様の情報を含むwebページが、ユーザーのクライアントコンピュータCUcには送信される。
【0140】
スポンサー企業A社の紹介webページP4において、ボタンb41がクリックされると、スポンサー企業A社に対してユーザー登録又は(及び)カード登録を行うための図9に示すwebページP5のデータがユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信される。
【0141】
ユーザー登録及びカード登録のためのwebページP5においては、これら登録の方法などが説明される。
【0142】
ユーザー登録は、上記のようにスポンサー企業の一覧からユーザーが選択したスポンサー企業に対して行われる。すなわち、上記のようにスポンサー企業一覧からスポンサー企業A社を選択して、ユーザー登録及びカード登録のためのwebページP5にユーザーがきたときには、スポンサー企業A社に対してユーザー登録が行われることになる。カード登録についても同様である。
【0143】
選択したスポンサー企業に対してユーザー登録及びカード登録すると、詳しくは後述するように、その登録を行ったユーザーには抽選により特典を得る権利が与えられるとともに、ポイントが与えられる。
【0144】
ユーザー登録には、本例では、少なくともユーザーの氏名、パスワード及び住所をサーバーコンピュータC0cに送信してもらうことが必要であり、この他ユーザーが許すのであれば電話番号、生年月日、E−mailアドレスも送信してもらう。なお、パスワードは例えばカード登録時や、ポイント情報の確認時などにおいて、ユーザーを特定するため、ユーザーの認証するためなどに氏名とともに用いられる。
【0145】
カード登録には、スターカードに記載されているカードナンバー、ユーザーの氏名及びパスワードが必要である。カード登録は、詳しくは後述するように、カードナンバーを有していなくても、すなわち、カード登録の対象となるスポンサー企業が提供するスターカードを有していなくても行うことができる。スターカード(カードナンバー)をユーザーが有していないときのカード登録の方法については後述する。
【0146】
webページP5には、ユーザー登録、カード登録のためにユーザーに入力してもらう情報欄として、氏名入力欄r52、パスワード入力欄r53、住所入力欄r54、電話番号入力欄r55、生年月日入力欄r56、E−mailアドレス入力欄r57が設けられている。また、カード登録のためにスターカードに記載されているカードナンバーの入力欄r51も設けられている。
【0147】
webページP5には、入力欄に入力した情報をユーザーのクライアントコンピュータCUcから、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cに送信するためのボタンb51も設けられている。ボタンb51がクリックされると、入力情報をサーバーコンピュータC0cに送信することが承認されたとみなされ、該入力情報はサーバーコンピュータC0cに送信される。
【0148】
なお、入力欄r52〜r57に情報が全て入力されなくても、ユーザー登録のために最低限入力が必要な所定の入力欄(例えば、氏名、パスワード、住所入力欄r52〜r54)に入力すべき情報が入力されていれば、ユーザー登録ができるようにしてもよい。また、最低限入力が必要な所定の入力欄に情報が入力されていないときには、送信ボタンb51がクリックされても、最低限必要な情報が入力されていない旨表示して、ユーザーのクライアントコンピュータCUcからサーバーコンピュータC0cへの送信を行わないようにしてもよい。
【0149】
ユーザーのクライアントコンピュータシステムにおいて、ユーザー登録のために入力欄r52〜r57へそれぞれ所定情報が入力され(図19の#202)、送信ボタンb51がクリックされると(#203:YES)、これら入力欄r52〜r57に入力された氏名、パスワード及び住所を含むユーザー個人情報は、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cに送信される(#204)。さらに詳しく言うと、例えば、ユーザー登録する旨を示すデータ、対象スポンサー企業を示すデータ、並びに、入力された情報が、クライアントコンピュータからサーバコンピュータに送信される。サーバーコンピュータC0cは、送信されてきた氏名、パスワード及び住所を含む情報を相互に関連付けて、また、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業に関連付けて記憶装置C0s(図1参照)に記録する(#205)。
【0150】
ユーザーが選択したスポンサー企業に対して、ユーザー登録をしていない段階でカード登録を行うときには、スターカードに記載されているカードナンバーを入力欄r51に入力してもらうとともに、そのカード登録を行うユーザーを特定するためにユーザー登録のための入力欄r52〜r57にもそれぞれ所定情報を入力してもらう。これら入力欄r51〜r57にそれぞれ所定情報が入力され、送信ボタンb51がクリックされると(#203:YES)、それら情報はサーバーコンピュータC0cに送信される(#204)。さらに詳しく言うと、例えば、ユーザー登録及びカード登録をする旨を示すデータ、対象スポンサー企業を示すデータ、並びに、入力された情報が、クライアントコンピュータからサーバーコンピュータに送信される。サーバーコンピュータC0cは、送信されてきた氏名、パスワード及び住所を含むユーザー個人情報を相互に関連付けて、且つ、登録の対象となったスポンサー企業に関連付けて記憶装置C0sに記録する。また、カードナンバーをそのユーザーの個人情報及び登録対象となったスポンサー企業に関連付けて記憶装置C0sに記録する(#205)。
【0151】
既にユーザー登録を行ったスポンサー企業に対してカード登録を行うときには、スターカードに記載されているカードナンバーを入力欄r51に入力してもらうとともに、カード登録を行うユーザーを特定するために既にユーザー登録してある氏名及びパスワードをそれぞれ入力欄r52、r53に入力してもらう。これら入力r51〜r53にそれぞれ所定情報が入力され、送信ボタンb51がクリックされると(#203:YES)、それら情報はサーバーコンピュータC0cに送信される(#204)。さらに詳しく言うと、例えば、カード登録する旨を示すデータ、対象スポンサー企業を示すデータ、並びに、入力情報が、クライアントコンピュータからサーバコンピュータに送信される。サーバーコンピュータC0cは、カードナンバーとともに送信されてきた氏名及びパスワードからユーザーを特定し、送信されてきたカードナンバーをそのユーザー及び登録の対象となったスポンサー企業に関連付けて記憶装置C0sに記録する(#205)。
【0152】
webページP5には、カードナンバーを持っていないユーザーがカード登録を行うためのwebページにリンクするボタンb52が設けられており、このボタンb52がクリックされると、図10に示すwebページP6のデータがユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信される。
【0153】
webページP6には、カードナンバーを持っていないユーザーがカード登録を行う方法が記載されている。カードナンバーを持っていないユーザーは、次に述べることを除き、上記のスターカードに記載されたカードナンバーを使ったカード登録と同様にして、カード登録を行うことができる。カードナンバーを持っていないユーザーは、カードナンバーの入力の代わりに、webページP6に表示されている複数(本例では六つ)の絵柄から好みの絵柄を選択し、その絵柄の番号を入力欄r61に入力することで、カード登録を行うことができる。webページP6においても、入力欄に絵柄番号を含む所定情報が入力され(図20の#302)、送信ボタンb61がクリックされると(#303:YES)、入力情報はサーバーコンピュータC0cに送信される(#304)。さらに詳しく言うと、例えば、カード登録を行う旨又は(及び)ユーザー登録を行う旨を示すデータ、対象スポンサー企業を示すデータ、並びに、入力情報が、クライアントコンピュータからサーバーコンピュータに送信される。
【0154】
サーバーコンピュータC0cは、送信されてきた情報から、次のようにカードナンバーを生成し、その生成したカードナンバーをユーザーの個人情報(氏名、パスワード等)と関連付けて、記憶装置C0sに記録する(#305)。
【0155】
サーバーコンピュータC0cは、登録の対象となったスポンサー企業の識別コード、そのスポンサー企業のインターネット上の店舗である旨示す所定の識別コード、並びに、絵柄情報の識別コードから、スターカードに記載されているのと同様の10桁のカードナンバーを生成する。サーバーコンピュータC0cは、この生成したカードナンバーをユーザーの個人情報と関連付けて、記憶装置C0sに記録する。
【0156】
ユーザーが選択したスポンサー企業に対するユーザー登録、カード登録のためのwebページP5(図9参照)には、上記のようにそのスポンサー企業を紹介するwebページP4(図8参照)からアクセスできる他、そのスポンサー企業のwebサイト中のwebページからもアクセスすることができる。
【0157】
例えばスポンサー企業A社のwebサイト(図4参照)には、スポンサー企業A社に対してユーザー登録、カード登録を行ったときのメリットや、その登録を行う方法が記載された、図11に示すwebページPA1が設けられている。なお、このwebページPA1のデータは、スポンサー企業A社のサーバーコンピュータCAcからユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信されるものである。
【0158】
スポンサー企業A社のwebサイト中のwebページPA1(図11参照)には、広告システム運営会社のwebサイト中の前記webページP5(図9参照)にリンクするボタンb1が設けられている。このwebページPA1のボタンb1をクリックしても、スポンサー企業A社に対してユーザー登録及びカード登録するための情報を含んだwebページP5にアクセスして、上記と同様にユーザー登録、カード登録を行うことができる。
【0159】
すなわち、ユーザーがスポンサ企業のwebページPA1から、ユーザー登録、カード登録を行うことを選択しても、実際には、その登録は広告システム運営会社のwebページP5等から行う。そのため、その登録のためのwebページP5へのリンク情報をスポンサー企業のwebページPA1に含ませておいてもらう。
【0160】
このようにスポンサー企業のwebページPA1から、広告システム運営会社のwebページP5へアクセスして、ユーザー登録、カード登録がなされるときにも、ユーザーが選択したスポンサー企業に対してユーザー登録、カード登録がなされることになる。
【0161】
ユーザー登録によって広告システム運営会社の記憶装置C0sに記録された個人情報は、そのユーザー登録の対象となったスポンサー企業に送られる。例えば、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cによって、ユーザー登録によって得た氏名及び住所を含むユーザー個人情報の電子データを、そのユーザー登録の対象となったスポンサー企業のサーバーコンピュータに送信すればよい。
【0162】
広告システム運営会社は、このようなユーザー登録により得たユーザー個人情報のスポンサー企業への提供に対して、次の場合には課金を行う。ユーザー登録のためのwebページ(例えばwebページP5、P6)に、広告システム運営会社のwebサイト中のwebページ(例えば図8のwebページP4)からアクセスして、ユーザー登録がなされたときには課金を行う。広告システム運営会社は、このような課金の管理もサーバーコンピュータC0cで行い、上記のように広告システム運営会社のwebページから、ユーザー登録のためのwebページP5、P6にアクセスがなされ、ユーザー登録がなされたときには、そのユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して所定金額の課金を行う旨記憶装置C0sに記録する(#207、#307)。広告システム運営会社は、記憶装置C0sに記録された課金情報に基づき、スポンサー企業に対して請求を行う。
【0163】
なお、ユーザー登録のためのwebページ(例えばwebページP5、P6)に、そのユーザー登録の対象となるスポンサー企業のwebサイト中のwebページ(例えば図11のスポンサー企業A社のwebページPA1)からアクセスして、ユーザー登録がなされたときには課金は行わない。要するに、ユーザー登録のためのwebページP5、P6に、広告システム運営会社のwebページからアクセスがなされたか、スポンサー企業のwebページからアクセスがなされたかによって、課金するかどうかを決める。サーバコンピュータはwebページP5、P6へのアクセスルートを例えばクッキー(Cookie)を利用して判別すればよい。
【0164】
スターカードに記載されているカードナンバーを使ってwebページP5から登録を行うとき、並びに、カードナンバーを持たないユーザーがwebページP6から登録を行うときのいずれのときにも、webページP5、P6において送信ボタンb51、b61がクリックされ、入力情報がサーバーコンピュータC0cに送信されてきたときには、サーバーコンピュータC0cは前述のように送信されてきた情報を記憶装置C0sに記録するとともに、登録が完了した旨を知らせる図12に示すwebページP7のデータをユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信する(#209、#309)。送信されてきたデータに基づき、クライアントコンピュータはwebページP7を表示する(#210、#310)。
【0165】
このwebページP7には、登録の対象となったスポンサー企業(本例では、スポンサー企業A社)のwebサイト、webページにリンクするボタンb72が設けられている。このボタンb72がクリックされると、スポンサー企業A社のサーバーコンピュータCAcからユーザーのクライアントコンピュータCUcに、スポンサー企業A社のwebページ(例えばスポンサー企業A社のwebサイトのトップwebページ)のデータが送信される。
【0166】
webページP7には、ネットスターカードと呼ぶネット広告カードの電子データがダウンロードできるwebページにリンクするボタンb71が設けられている。ボタンb71がクリックされると、ネットスターカードの電子データのダウンロードのための図13に示すwebページP8のデータが、ユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信される。
【0167】
ネットスターカードの電子データ(電子ファイル)は、スポンサー企業(図12、図13のwebページにおいては、スポンサー企業A社)がユーザーにインターネットを介して提供するものである。いずれのスポンサー企業が提供するネットスターカードの電子データも、スポンサー企業に代わり、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cがユーザーに送信する。
【0168】
webページP8においては、ユーザーによるネットスターカードの電子ファイルのダウンロードの方法などが記載されている。webページP8には、複数の絵柄が表示されており、各絵柄の部分がその絵柄を使ったネットスターカードの電子ファイルのダウンロードの開始ボタンとなっている。好みを絵柄を選択して、ユーザーがその絵柄に対応するボタンをクリックすると(図21の#402:YES)、クライアントコンピュータはクリックされたボタンに対応するネットスターカードの電子ファイルの送信要求を広告システム運営会社のサーバコンピュータに送信する(#403)。それに応答して、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cは、ユーザーのクライアントコンピュータCUcへネットスターカードの電子データ(電子ファイル)を送信する(#404)。これにより、ユーザーのクライアントコンピュータシステムにおいてネットスターカードの電子データのダウンロードがなされる。ダウンロードしたネットスターカードの電子データは、所定のソフトウェア(例えばブラウザ)を使って、ユーザーのクライアントコンピュータシステムにおいて表示でき、ユーザーのプリンタCUpで印刷することで、例えば、図14に示すネットスターカード3をユーザーは手に入れることができる。
【0169】
図14に示すネットスターカード3は、図2及び図3のスターカード1、2と同様に、デザイン部分31と、広告部分32を有している。
【0170】
デザイン部分31の表側には、webページP8においてユーザーが選択した絵柄が描かれている。デザイン部分と広告部分32の境界線上には切取り線が描かれており、両者を切り離すことでデザイン部分31は本例ではギフトカード又はメッセージカードとして利用できる。そのため、デザイン部分31の裏側(図示省略)には、ユーザーがメッセージ等を書き込むための部分が設けられている。デザイン部分31の表側には、このネットスターカードをユーザーに提供するスポンサー企業のwebサイト、webページのURLが記載されている。
【0171】
また、広告部分32には、このネットスターカード3をユーザーに提供するスポンサー企業の広告が記載されている。本例では、広告部分32には、スポンサー企業A社の広告として、A社の店舗にて利用できる割引クーポン券が記載されている。
【0172】
なお、ネットスターカードのダウンロードのためのwebページP8にリンクするボタンは、ユーザー登録・カード登録の完了確認のための前記webページP7に代えて、或いはwebページP7とともに、例えば、スポンサー企業の紹介webページP4、ユーザー登録・カード登録のためのwebページP5、P6にも設けておいてもよい。ネットスターカードのダウンロードは、ユーザー登録したユーザーだけが行えるようにしてもよく、ユーザー登録を行ったかどうかに関係なくだれでも行えるようにしてもよい。
【0173】
広告システム運営会社は、このようにネットスターカードのダウンロードが行われたときには、そのネットスターカードをユーザーに提供するスポンサー企業に対して課金を行う。ユーザーのクライアントコンピュータCUcへネットスターカードの電子ファイルを送信するのは、前述のように、スポンサー企業のサーバーコンピュータではなく、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cであるので、その送信等の対価として広告システム運営会社はスポンサー企業に対して課金を行う。このような課金の管理も広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cが行う。広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cは、ユーザーのクライアントコンピュータCUcにネットスターカードの電子データを送信したときには、そのネットスターカードの電子ファイルをユーザーに提供するスポンサー企業に対して、所定金額の課金を行う旨記憶装置C0sに記録する(#405)。広告システム運営会社は、記憶装置C0sに記録された課金情報に基づき、スポンサー企業に対して費用の請求を行う。
[7]抽選
広告システムにおいては、前述のようにして、カード登録を行ったユーザーに対しては、広告システム運営会社から特典を得る権利が与えられる。また、カード登録の対象となったスポンサー企業が、カード登録を行ったユーザーに対して特典を得る権利を与えることとしている場合には、そのスポンサー企業からもカード登録を行ったユーザーに対して特典を得る権利が与えられる。なお、前述のように、カード登録を行ったユーザーは、その登録の対象となったスポンサー企業に対してユーザー登録も行っている。
【0174】
広告システム運営会社は、いずれかのスポンサー企業に対してカード登録を行ったユーザーから、実際に特典を与えるユーザーを抽選でランダムに選択する。この抽選は、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0sにおいて行う。
【0175】
サーバーコンピュータC0sは、前述のようにして記憶装置C0sに記録されている、いずれかのスポンサー企業に対してカード登録を行ったユーザーのなかから、ランダムに所定数のユーザーを選ぶ。そして、その選んだユーザーに特典を与える旨記録装置C0sに記録する。例えば、その選んだユーザーを実際に特典を与えるユーザーとして記憶装置C0sの当選ユーザーのデータベースに記録する。サーバーコンピュータC0sは、このような抽選を例えば月末ごと等の所定期間ごとに行えばよい。特典(例えば景品)は、例えば、郵便で当選ユーザーに送ればよい。
【0176】
カード登録を行ったユーザーに対して特典を得る権利を与えるスポンサー企業も、広告システム運営会社と同様に、そのスポンサー企業に対してカード登録を行ったユーザーから、実際に特典を与えるユーザーを抽選でランダムに選択する。この抽選は、スポンサー企業に代わって、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0sが行う。
【0177】
サーバーコンピュータC0sは、前述のようにして記憶装置C0sに記録されている、所定のスポンサー企業に対してカード登録を行ったユーザーのなかから、ランダムに所定数のユーザーを選ぶ。そして、その選んだユーザーにそのスポンサー企業から特典を与える旨記録装置C0sに記録する。サーバーコンピュータC0sは、このような抽選を例えば所定期間ごとに行えばよい。特典(例えば景品)は、例えば、郵便で当選ユーザーに送ればよい。
【0178】
カード登録を行ったユーザーに対して与える特典を得る権利には、そのカード登録を行った日時を基準にした有効期限を設けてもよい。例えば、カード登録が行われた日から3カ月間だけ、特典を得る権利をそのカード登録を行ったユーザーに対して与えてもよい。このように特典を得る権利に有効期限を設けることで、特典を得る権利を例えば維持し続けたいと考えるユーザーは少なくとも有効期限ごとにカード登録をしなければならず、それだけ広告システム運営会社のwebページへのアクセス回数が増える。この場合、カード登録のためにカードナンバーを記憶装置C0sに記録するとき、そのカードナンバーとカード登録日、或いは、有効期限日を関連付けて記憶装置C0sに記録すればよい。
【0179】
カード登録を行った一人のユーザーに対して広告システム運営会社が与える特典を得る権利の数は、本例では、スポンサー企業ごとに一つだけである。すなわち、一つのスポンサー企業に対して一人のユーザーが複数のカード登録を行っても、広告システム運営会社がその複数のカード登録に対して与える特典を得る権利は一つだけである。また、一人のユーザーが例えば三つの異なるスポンサー企業に対してそれぞれカード登録を行ったときには、広告システム運営会社はそのユーザーには三つの特典を与える権利を与える。
【0180】
カード登録を行った一人のユーザーに対してスポンサー企業が与える特典を得る権利の数は、例えばそのユーザーによるそのスポンサー企業に対するカード登録の数にかかわらず一つだけとすればよい。スポンサー企業が一人のユーザーに与える特典を得る権利の数は、そのユーザーがそのスポンサー企業に対してカード登録を行った数に応じた数としてもよい。
【0181】
いずれにしても、広告システム運営会社又はスポンサー企業がユーザーに与える特典を得る権利の数の情報は、例えば、カード登録を行ったときのメリット等が記載されているwebページ等に記載しておいてもよい。
【0182】
抽選による特典の当選者の情報は、広告システム運営会社のwebページにおいて見ることができる。図5のトップwebページP1には、抽選による当選者の情報を含むwebページにリンクするボタンb15が設けられており、このボタンb15がクリックされると、当選者情報を含むwebページ(図示省略)のデータがクライアントコンピュータに送信される。
[8]ポイント制度
次の所定の行為を行ったユーザーに対しては、その行為に応じたポイントが与えられる。
【0183】
ポイントは、広告システム運営会社がユーザーに与える。広告システム運営会社がユーザーに与えるポイントをシステムポイントと呼ぶ。広告システム運営会社は、ユーザーが獲得したシステムポイントに応じて、特典(例えば、景品)を与える。
【0184】
スポンサー企業も、そのスポンサー企業が許可するならば、ユーザーに対してポイントを与える。スポンサー企業がユーザーに与えるポイントをスポンサーポイントと呼ぶ。ポイントを与えるスポンサー企業が複数あるときには、各スポンサー企業がそれぞれスポンサーポイントをユーザーに与える。スポンサー企業は、そのスポンサー企業がユーザーに与えたスポンサーポイントに応じた特典をユーザーに与える。
【0185】
システムポイントは、次の行為に対して広告システム運営会社からユーザーに与えられる。ユーザーが、いずれかのスポンサー企業に対してユーザー登録を行ったときにシステムポイントが与えられる。また、前述のネットスターカードの電子データのダウンロードをユーザーが行ったときにも、そのユーザーにはシステムポイントが与えられる。広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cは、このようにユーザーのクライアントコンピュータCUcから所定の行為が行われたときには、記憶装置C0sのそのユーザーのシステムポイント記憶領域に既に記録されているポイント数にその行為に応じたポイント数を加算して記録する(#208、#308、#406)。
【0186】
スポンサーポイントは、次の行為に対してスポンサー企業からユーザーに与えられる。後述するバーチャルマーケットにそのスポンサー企業が出店するネットショップにおいて、ユーザーが電子商取引によって買物をしたときには、その購入金額に応じたスポンサーポイントがそのスポンサー企業から与えられる。なお、スポンサーポイントの管理も、システムポイントと同様に、広告システム運営会社が行う。そのため、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cは、このようにユーザーのクライアントコンピュータCUcから所定の行為が行われたときには、記憶装置C0sのそのユーザーのそのスポンサー企業から与えられるスポンサーポイントの記憶領域に既に記録されているポイント数に、その行為に応じたポイント数を加算して記録する。
【0187】
ユーザーに与えられたシステムポイント及びスポンサーポイントは、広告システム運営会社のwebページにおいて確認することができる。図5のトップwebページP1には、ポイント情報を確認するためのwebページにリンクするボタンb14が設けられており、このボタンb14がクリックされると、ユーザーの認証を行うための図15に示すwebページP9のデータがユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信される。
【0188】
webページP9には、ユーザーの氏名及びパスワードを入力するための欄r91、r92が設けられており、これら入力欄にそれぞれ所定情報が入力され、送信ボタンb91がクリックされると、入力情報が広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cに送信される。サーバーコンピュータC0cは、送信されてきた氏名とパスワードが正しい組み合わせであるかどうかによってユーザーの認証を行う。氏名とパスワードの組み合わせが正しければ、そのユーザーのポイント情報を含んだ図16に示すwebページP10のデータをそのユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信する。
【0189】
webページP10には、ユーザーがその時点で獲得しているシステムポイント及び各スポンサー企業のスポンサーポイントが記載されている。なお、これらシステムポイント及びスポンサーポイントは、広告システム運営会社のサーバーコンピュータC0cが、ユーザーの認証を行った後であってwebページP10データの送信を行う前に、そのユーザーのポイント情報が記録されている記憶装置C0sの領域から読みだして、webページP10のデータの中に含ませたものである。
[9]バーチャルマーケット(仮想商店街)
広告システム運営会社のwebサイトにおいては、バーチャルマーケット(仮想商店街)が開催されており、このバーチャルマーケットのwebページには図5のトップwebページP1に設けられたボタンb13をクリックすることでアクセスすることができる。ボタンb13をクリックすると、図17に示すwebページP11のデータがユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信される。
【0190】
webページP11には、バーチャルマーケットに出店するスポンサー企業のネットショップの一覧情報が記載されているとともに、各ネットショップで販売する商品が記載されている。選択したネットショップに対応するボタンをクリックすると、そのネットショップで電子商取引を行うための情報を含むwebページ(図示省略)のデータがユーザーのクライアントコンピュータCUcに送信され、ユーザーはそのwebページからネット上で商品を購入することができる。
【0191】
このようなバーチャルマーケットには、本発明に係る広告システムに協賛するスポンサー企業がネットショップを出店することができる。
【0192】
広告システム運営会社は、バーチャルマーケットにネットショップを出店するスポンサー企業に対しては、次のような月極めの家賃を課す。
【0193】
家賃は、基本家賃と、対売上高家賃とからなる。
【0194】
基本家賃は、スポンサー企業が商品を電子商取引により販売するネットショップのwebページの記憶容量に応じた金額のものである。なお、スポンサー企業のネットショップのwebページは、図17のwebページP11のボタンのリンク先のwebページである。基本家賃は、本例では、ネットショップのwebページの容量が1Mb以下であるときには10000円である。基本家賃は、ネットショップのwebページの容量が1Mbを超えるときには、その超えた分1Mb当たり1000円を10000円に足した金額とする。したがって、ネットショップのwebページの容量が例えば3Mbであるときには、10000円+(3−1)×1000円=12000円が基本家賃となる。
【0195】
対売上高家賃は、スポンサー企業がそのネットショップにおいて売り上げた額に応じた金額のものである。対売上高家賃は、本例では、次表1に示すように、売上高のランクに応じてそのランク分の売上高に対して所定の比率を乗じた金額(対売上高家賃小計)を合計したものである。なお、表1においては、売上高が80万円である場合の対売上高家賃小計と、これら対売上高家賃小計を合計した対売上高家賃の計算例も示している。なお、表1の料率や、売上高のランク分けはあくまでも一つの例である。
【0196】
【表1】
Figure 0004693282
【0197】
広告システム運営会社は、スポンサー企業が広告システム運営会社に支払う金銭的負担を軽減するために、バーチャルマーケットにネットショップを出店するスポンサー企業(すなわち、上記家賃を広告システム運営会社に支払うスポンサー企業)に対して、次のような減額措置をとってもよい。
【0198】
本例では、次の費用に対する支払いは次のように減額される。ユーザー登録によってスポンサー企業に対して課金される金額に所定の料率を乗じた金額が減額される。なお、料率は、0%よりも大きく、100%以下である。また、ネットスターカードのダウンロードに対して課金される金額に所定の料率を乗じた金額が減額される。さらに、スターカードの購入金額に所定の料率を乗じた金額も減額される。
[10] 以上説明した広告システム、広告方法によると、次のようにしてユーザー(消費者)をスポンサー企業のwebページに誘導することができるとともに、スポンサー企業の実店舗にも誘導することができる。
【0199】
ユーザー(消費者)には、例えば、まず、スターカードを手に入れてもらう。スターカードは、スポンサー企業の店舗などにおいて無償で手に入る。また、スポンサー企業のスタッフが街頭で配布しているのをもらうことで、スターカードを手に入れることもできる。
【0200】
スターカードには例えばポストカード、ギフトカード、メッセージカードなどとして利用できるデザイン部分がある。これは、ユーザーがスターカードを手に入れたいと思うような動機となる。ポストカード等として利用できるデザイン部分がスターカードにはあるので、それだけスターカードの経済的価値が高まり、しかもスターカードは無償で手に入れることができるので、それだけユーザーがスポンサー企業の実店舗に足を運ぶ可能性が高くなる。デザイン部分の絵柄を複数準備しておけば、スターカードはコレクションの対象となる可能性があり、スターカードの収集価値が高まればそれだけスターカードを手に入れたいというユーザーの願望が高まる。それだけユーザーがスポンサー企業の実店舗に足をはこぶ可能性が高くなる。デザイン部分の絵柄がユーザーに飽きられないように、また、収集価値を高めるために、スポンサー企業はデザイン部分の絵柄を定期的に代えて、スターカードをユーザーに配布してもよい。
【0201】
ユーザーが入手したスターカードについてのカード登録がなされたときには、そのスターカードの絵柄の識別コードを含むカードナンバーから、その絵柄がわかる。広告システム運営会社は、カード登録情報に基づき、ユーザー全体の絵柄の好み等を分析することができ、それに基づき次のスターカードの絵柄の選定等を行うことができる。ユーザーの欲するような絵柄のスターカードを作成することで、それだけスターカードの経済的価値、収集価値が高まり、それだけユーザーがスポンサー企業の実店舗に足をはこぶ可能性も高くなる。
【0202】
スターカードには、そのスターカードをユーザーに提供するスポンサー企業のwebページのURL又は(及び)広告システム運営会社のwebページのURLが記載されている。また、スターカードには、記載されたURLのwebページにアクセスして、そこからユーザー登録等をすると特典が得られる旨記載されている。
【0203】
したがって、スターカードにそのスターカードをユーザーに提供するスポンサー企業のwebページのURLが記載されているときには、ユーザーをスポンサー企業のwebページに誘導できる。同様に、スターカードに広告システム運営会社のwebページのURLが記載されているときには、ユーザーを広告システム運営会社のwebページに誘導できる。
【0204】
スターカードのデザイン部分をユーザー(第1のユーザー)がポストカード等として利用して、そのデザイン部分を第2のユーザーに送った場合には、第2のユーザーが受け取ったデザイン部分にもスポンサー企業のwebページのURL又は(及び)広告システム運営会社のwebページのURLが記載されているので、それだけスポンサー企業のwebページ又は(及び)広告システム運営会社のwebページにユーザーがアクセスする可能性は高くなる。このように、スターカードを用いると、スポンサー企業から直接スターカードを手に入れたユーザーだけでなく、この直接スターカードを手に入れたユーザーからスターカード自身又はスターカードのデザイン部分を受け取ったユーザーに対してもスポンサー企業のwebページ又は(及び)広告システム運営会社のwebページの宣伝広告も行うことができる。それだけ、宣伝広告の効果は大きくなる。
【0205】
スターカードの経済的価値、収集価値等が高まるなどすれば、スポンサー企業からユーザーへの流通だけでなく、ユーザーの間でスターカードが流通する。そうなると、それだけ多くの人の目にスターカードがふれることとなる。それだけスターカードによる宣伝広告の効果は高くなる。
【0206】
広告システム運営会社のwebサイトにユーザーがアクセスしたときには、そのwebサイトにはスポンサー企業のwebページへのリンク情報を含むwebページ(例えば図12のwebページP7)が用意されているので、ユーザーをスポンサー企業のwebページへ誘導できる。スポンサー企業のwebページへのリンク情報は、ユーザー登録等を行った後見られるwebページに含まれているので、そのスポンサー企業に対してユーザーが興味がある可能性が高く、それだけユーザーをスポンサー企業のwebページへ誘導できる可能性が高くなる。ユーザー登録又はカード登録を行った後には、強制的にスポンサー企業のwebページに飛ぶようにしてもよい。この場合は、ユーザー登録又はカード登録を行ったユーザーを、その登録の対象となったスポンサー企業のwebページに確実に誘導できる。
【0207】
ユーザー登録及びカード登録を行ったユーザーには、抽選により特典が与えられるので、また、ポイントも与えられるので、それだけ登録を行ってもらいやすく、それだけスポンサー企業のwebページへ有効にユーザーを誘導できる。また、ユーザー登録によって、スポンサー企業及び広告システム運営会社は、貴重なユーザー個人情報が得られる。スポンサー企業は、氏名及び住所を含むユーザー個人情報を基に、例えば、そのユーザーに対してダイレクトメールを送ることができる。そのダイレクトメールに、例えば、スポンサー企業の実店舗において利用できるクーポン券等をつけておけば、スポンサー企業の実店舗へもユーザーを誘導できる。
【0208】
広告システム運営会社のwebサイト中のいずれかのwebページにユーザーにアクセスしてもらえれば、そのwebページはスポンサー企業のwebページへのリンク情報を含むwebページに直接的又は間接的にリンクしているので、また、ユーザー登録等を行ったときのメリット等の情報がユーザーの目に触れる可能性が高くなるので、それだけスポンサー企業のwebページにユーザーがアクセスする可能性は高くなる。
【0209】
広告システム運営会社のwebサイトにおいては、バーチャルマーケットが開催されているので、それを目当てにユーザーは広告システム運営会社のwebサイトにアクセスしてくることもある。当初はどのような目的でも、広告システム運営会社のwebページにアクセスしてもらえれば、結果としてスポンサー企業のwebページへのアクセス可能性も高くなる。広告システム運営会社のwebページには、イベント情報を含むものを設けてもよい。イベント情報は、例えば、スターカードのデザイン部分の絵柄を募集するもの、応募のあった絵柄を見せる展覧会などの情報とすればよい。このようなイベント情報を含むwebページを設けても、そのイベント目当てに広告システム運営会社のwebサイトにユーザーをアクセスさせることができる。それにより、スポンサー企業のwebページへのアクセスの可能性も高くなる。
【0210】
広告システム運営会社のwebサイトにおいては、ポストカード、ギフトカード、メッセージカード等として利用できるネットスターカードの電子データがダウンロードできる。このネットスターカードのダウンロード目当てに広告システム運営会社のwebページにアクセスしてもらうこともでき、それだけスポンサー企業のwebページにユーザーがアクセスする可能性も高くなる。ネットスターカードには、それをユーザーに提供するスポンサー企業によっては、そのスポンサー企業の実店舗において利用できるクーポン券等が含まれている。この場合には、そのクーポン券等によって、ユーザーをスポンサー企業の実店舗へも誘導できる。
【0211】
以上説明した広告システム、広告方法においては、スポンサー企業、ユーザー(消費者)及び広告システム運営会社のいずれにも次のような利益、利点がある。
【0212】
ユーザー(消費者)については、ポストカード、メッセージカード、ギフトカードなどとして利用できるデザイン部分を有するスターカードを無償で手に入れることができる。広告システム運営会社のwebページ又はスポンサー企業のwebページにアクセスして、ユーザー登録及びカード登録を行えば、抽選により特典がもらえる。また、ユーザー登録等を行えばスポンサーポイントがもらえ、広告システム運営会社から獲得したポイント数に応じた特典ももらえる。また、スポンサー企業のネットショップにて商品を購入すれば、そのスポンサー企業からスポンサーポイントがもらえ、獲得したポイント数に応じた特典がもらえる。
【0213】
スポンサー企業については、そのスポンサー企業のwebページにおいてそのスポンサー企業が販売する商品や、スポンサー企業自身の宣伝広告を行うことで、テレビ等を用いて宣伝広告するときに比べて、それほど費用をかけなくても宣伝広告を行うことができる。個人商店等の小規模の企業でも、多くの消費者に対して宣伝広告を行うことができる。そのような宣伝広告を行うwebページに、上記のように、本発明に係る広告システム、広告方法によって多くのユーザーにアクセスしてもらうことができる。それだけスポンサー企業のwebページによる宣伝広告の効果も高くなる。また、スターカードをユーザーに配布することで、ユーザーにスポンサー企業の実店舗にも足を運んでもらえる。クーポン券等を含んだネットスターカードをインターネットを介して配布することで、webページにアクセスしたユーザーにもスポンサー企業の実店舗に足を運んでもらえる。
【0214】
広告システム運営会社については、スターカードをスポンサー企業に販売することで利益を上げることができる。スターカードの収集価値等が高まり、多くのユーザーがスターカードを手に入れたいと思い、実際に多くのユーザーがスターカードを手にいれれば、スターカードのスポンサー企業への販売量も多くなり、それだけ利益もあがる。スポンサー企業のwebページを介さずに、広告システム運営会社のwebページからユーザー登録がなされれば、それによって得たユーザー個人情報のスポンサー企業への提供に対して課金を行うので、これにより収入が得られる。また、ネットスターカードの電子データがユーザーによってダウンロードされれば、そのネットスターカードをユーザに提供するスポンサー企業に対して課金を行うので、これにより収入が得られる。広告システム運営会社のwebページに多くのユーザーにアクセスしてもらえば、それだけスポンサー企業に対して課金できる機会も多くなり、それだけ収入も増える。前述のように、広告システム運営会社のwebページへのユーザーのアクセス回数が増えれば、それはスポンサー企業のwebページへのユーザーのアクセスの可能性を高めることにもなり、スポンサー企業の利益にもなる。広告システム運営会社は、バーチャルマーケットにネットショップを出店するスポンサー企業から、家賃収入も得ることができる。広告システム運営会社のwebページへのユーザーのアクセス回数が増えれば、それだけバーチャルマーケットのネットショップのwebページにユーザーがアクセスする可能性が高くなり、それだけユーザーがネットショップで商品を購入する可能性も高くなる。広告システム運営会社の家賃収入は、スポンサー企業のネットショップでの売上高に応じて高くなるので、広告システム運営会社のwebページへのユーザーのアクセス回数が増えれば、それだけ家賃収入も増える可能性が高くなる。
【0215】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、インターネットを介して一般消費者のクライアントコンピュータと情報の送受を行うサーバーコンピュータを利用した広告方法であって、企業が情報内容を提供するwebページ(ホームページ)へ一般消費者(ユーザー)を有効に誘導できる広告方法を提供することができる。
【0216】
また、本発明は、インターネットを介して一般消費者のクライアントコンピュータと情報の送受を行うサーバーコンピュータを利用した広告方法であって、企業が情報内容を提供するwebページへ一般消費者(ユーザー)を有効に誘導できるとともに、一般消費者を実店舗へも有効に誘導できる広告方法を提供することができる。換言すれば、本発明は、企業が情報内容を提供するwebページへの一般消費者のアクセス回数を増やすことができるとともに、一般消費者の実店舗への来店回数も増やすことができる広告方法を提供することができる。
【0217】
本発明は、企業が情報内容を提供するwebページ(ホームページ)へ一般消費者(ユーザー)を有効に誘導できるとともに、一般消費者を実店舗へも有効に誘導できる広告システムを提供することができる。
【0218】
さらに言うと、広告システム運営会社、スポンサー企業、ユーザー(消費者)のいずれにも、利益のある広告システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る広告方法において利用するコンピュータの接続関係等を示す概略構成図である。
【図2】 広告カード(スターカード)の一例を示す図であり、(A)は広告カード(スターカード)の該一例を表側から見た図であり、(B)は該広告カードを裏側から見た図である。
【図3】 広告カード(スターカード)の他の例を示す図であり、(A)は広告カード(スターカード)の該他の例を表側から見た図であり、(B)は該広告カードを裏側から見た図である。
【図4】広告システム運営会社のwebサイト中のwebページのリンク関係や、スポンサー企業のwebサイト中のwebページのリンク関係の一例を示す図である。
【図5】広告システム運営会社のwebサイト中のトップwebページの一例を示す図である。
【図6】広告システム運営会社のwebサイト中の広告システム(スターカードシステム)を説明するwebページの一例を示す図である。
【図7】広告システム運営会社のwebサイト中のスポンサー企業の一覧情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図8】広告システム運営会社のwebサイト中のスポンサー企業の紹介情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図9】広告システム運営会社のwebサイト中のユーザー登録及びカード登録を行うための情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図10】広告システム運営会社のwebサイト中の、カードナンバーを持たないユーザーがカード登録を行うための情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図11】広告システム運営会社のwebサイト中のユーザー登録又は(及び)カード登録の完了を知らせる旨の情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図12】スポンサー企業のwebサイト中のユーザー登録又は(及び)カード登録を行うためのwebページへのリンク情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図13】広告システム運営会社のwebサイト中のネット広告カード(ネットスターカード)をダウンロードするためのwebページの一例を示す図である。
【図14】ネット広告カード(ネットスターカード)の一例を示す図である。
【図15】広告システム運営会社のwebサイト中の、ユーザーが獲得したポイント情報を含むwebページへアクセスするためのユーザー認証のためのwebページの一例を示す図である。
【図16】広告システム運営会社のwebサイト中の、ユーザーが獲得したポイント情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図17】広告システム運営会社のwebサイト中の、バーチャルマーケットに出店するネットショップの一覧情報を含むwebページの一例を示す図である。
【図18】広告システム運営会社のサーバーコンピュータ及びユーザーのクライアントコンピュータが行う動作の一部のフローチャートである。
【図19】広告システム運営会社のサーバーコンピュータ及びユーザーのクライアントコンピュータが行う動作のさらに一部のフローチャートである。
【図20】広告システム運営会社のサーバーコンピュータ及びユーザーのクライアントコンピュータが行う動作のさらに一部のフローチャートである。
【図21】広告システム運営会社のサーバーコンピュータ及びユーザーのクライアントコンピュータが行う動作のさらに一部のフローチャートである。
【符号の説明】
C0c 広告システム運営会社のサーバーコンピュータ
C0s 広告システム運営会社のサーバーコンピュータシステムの記憶装置
CAc、CBc、CCc スポンサー企業のサーバーコンピュータ
CUc ユーザー(消費者)のクライアントコンピュータシステムのクライアントコンピュータ
CUd ユーザーのクライアントコンピュータシステムのディスプレイ
CUk ユーザーのクライアントコンピュータシステムのキーボード(入力装置)
CUm ユーザーのクライアントコンピュータシステムのマウス(入力装置)
P1〜P11 広告システム運営会社のwebサイト中のwebページ
PA1 スポンサー企業A社のwebサイト中のwebページ

Claims (18)

  1. 広告システムの運営会社が情報内容を提供するサーバーコンピュータによってインターネットを介して広告を行う方法であって、
    (1) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、広告システムに協賛するスポンサー企業の一覧情報を含むwebページデータを送信し、
    (2) 前記サーバーコンピュータは、前記スポンサー企業の一覧の中からユーザーが選択したスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択したとき、又は、スポンサー企業が情報内容を提供するwebページにおいてそのスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択したときに、ユーザー登録を行うための情報を含むwebページデータを該ユーザーのクライアントコンピュータに送信し、
    (3) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、広告システムに協賛するスポンサー企業がユーザーに提供する広告カードについてのカード登録を行うための情報を含むwebページデータを送信し、
    (4) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、前記スポンサー企業のうちの1又は2以上のスポンサー企業が提供するwebページへのリンク情報を含むwebページデータを送信し、
    (5) ユーザ登録を行うための情報を含む前記webページには、ユーザーの氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報を入力する欄と、該ユーザー識別情報入力欄に入力されたユーザー識別情報をサーバーコンピュータに送信することを承認するための送信承認ボタンを設け、
    (6) カード登録を行うための情報を含む前記webページには、前記広告カードに記載されたカードナンバーを入力するための欄を設け、
    (7) 該広告カードにはスポンサー企業の広告部分とデザイン部分を設け、該広告カードの広告部分及びデザイン部分のいずれにも前記カードナンバーを記載しておき、該カードナンバーにはこのカードナンバーが記載されている広告カードを提供したスポンサー企業の識別コード、該スポンサー企業の店舗の識別コード及びデザイン部分の絵柄の識別コードを含ませ、
    (8) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータにおいて前記ユーザー識別情報が入力され、前記送信承認ボタンが押されることによって少なくとも氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報が送信されてきたときには、少なくとも氏名、住所及びパスワードを含むユーザー識別情報を相互に関連付けて記憶装置に記録するとともに該ユーザー識別情報をユーザー登録の対象となったスポンサー企業に関連付けて記憶装置に記録し、
    (9) 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータにおいて前記カードナンバーが入力され、該カードナンバーが送信されてきたときには、該カードナンバーを該カードナンバーを送信したユーザーの識別情報と、該カードナンバーに含まれるスポンサー企業の識別コードで特定されるスポンサー企業及び/又は該カードナンバーに含まれるスポンサー企業の店舗の識別コードで特定されるスポンサー企業の店舗とに関連付けて記憶装置に記録する広告方法。
  2. 前記広告カードのデザイン部分は、ポストカード、ギフトカード又はメッセージカードである請求項1記載の広告方法。
  3. 前記広告カードには、広告システム運営会社が情報内容を提供する前記webページのURL及び/又は広告システムに協賛するスポンサー企業が提供するwebページのURLが記載されている請求項1又は2記載の広告方法。
  4. 前記広告カードには、該広告カードの広告部分とデザイン部分を分離できるように、該広告部分と該デザイン部分の境界線上に切り目がはいっている請求項1から3のいずれかに記載の広告方法。
  5. カード登録を行うための情報を含む前記webページは、ユーザーが選択したスポンサー企業がユーザーに提供する前記広告カードのデザイン部分において採用されている1又は2以上の絵柄のなかから好みの絵柄を選択するための情報を含んでおり、
    前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータにおいて該好みの絵柄が選択され、該好みの絵柄を示す情報が送信されてきたときには、該好みの絵柄を示す情報、該好みの絵柄を提供するユーザーが選択したスポンサー企業の識別コード及びインターネット上の店舗である旨を示す所定の識別コードを用いて、カードナンバーを生成し、該カードナンバーを該好みの絵柄を選択したユーザーの識別情報と関連付けて記憶装置に記録する請求項1から4のいずれかに記載の広告方法。
  6. 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、該ユーザーが選択したスポンサー企業が提供するネット広告カードの電子データであって、ユーザーのプリンタを用いて印刷することでカードとなるネット広告カードの電子データを送信し、
    前記ネット広告カードには、デザイン部分を設ける請求項1から5のいずれかに記載の広告方法。
  7. 前記ネット広告カードのデザイン部分は、ポストカード、ギフトカード又はメッセージカードである請求項6記載の広告方法。
  8. 前記ネット広告カードには、該ネット広告カードをユーザーに提供するスポンサー企業の広告部分をさらに設ける請求項6又は7記載の広告方法。
  9. 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータに前記ネット広告カードの電子データを送信したときに、該ネット広告カードをユーザーに提供するスポンサー企業に対して所定金額の課金を行う旨記憶装置に記録する請求項6から8のいずれかに記載の広告方法。
  10. ユーザーのクライアントコンピュータ上のユーザー登録を行うための情報を含む前記webページにおいて前記ユーザー識別情報が入力され、前記送信承認ボタンが押されることによってユーザー識別情報が送信されてきたときに、前記サーバーコンピュータはユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して課金を行うか否かを判断し、課金を行うときには該スポンサー企業に対して所定金額の課金を行う旨記憶装置に記録する請求項1から9のいずれかに記載の広告方法。
  11. 前記サーバーコンピュータは、前記スポンサー企業の一覧の中からユーザーが選択したスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を選択することで送信された、ユーザー登録を行うための前記webページからユーザー登録がなされたときには、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して課金を行う旨判断し、
    スポンサー企業が情報内容を提供するwebページにおいてそのスポンサー企業に対してユーザーがユーザー登録を行うことを選択することで送信された、ユーザー登録を行うための前記webページからユーザー登録がなされたときには、ユーザー登録の対象となったスポンサー企業に対して課金を行わない旨判断する請求項10記載の広告方法。
  12. ユーザーが行った所定の行為に対してその行為に応じたポイントを与えるために、ユーザーがクライアントコンピュータから所定の行為を行ったときには、前記サーバーコンピュータはその行為に応じたポイントを該ユーザーの識別情報に対応させて記憶装置に記録し、前記所定の行為には、少なくとも前記ユーザ登録を行うための情報を含む前記webページにおけるユーザー登録行為を含める請求項1から11のいずれかに記載の広告方法。
  13. 前記ポイントは、広告システム運営会社及び/又はスポンサー企業がユーザーに与える請求項12記載の広告方法。
  14. 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、広告システム運営会社がユーザーに与えるポイントの情報及び/又はスポンサー企業がユーザーに与えるポイントの情報を含むwebページデータを送信する請求項12又は13記載の広告方法。
  15. 前記サーバーコンピュータは、所定の時期に、前記ユーザー登録を行ったユーザーのなかから所定数のユーザーを抽選で選び、選ばれたユーザーに特典を与える旨記憶装置に記録する請求項1から14のいずれかに記載の広告方法。
  16. 前記サーバーコンピュータは、所定の時期に、前記ユーザー登録及び前記カード登録を行ったユーザーのなかから所定数のユーザーを抽選で選び、選ばれたユーザーに特典を与える旨記憶装置に記録する請求項1から14のいずれかに記載の広告方法。
  17. 前記サーバーコンピュータは、ユーザーのクライアントコンピュータからの要求に応答して該クライアントコンピュータに、バーチャルマーケットに出店された、スポンサー企業の商品の電子商取引を行うためのネットショップに関する情報を含むwebページデータを送信する請求項1から16のいずれかに記載の広告方法。
  18. 前記サーバーコンピュータは、所定の時期に、前記バーチャルマーケットにネットショップを出店するスポンサー企業に、所定の基本家賃と、該スポンサー企業のネットショップにおける電子商取引によって売り上げた売上高に応じた所定の対売上高家賃を課金する旨、記憶装置に記録する請求項17記載の広告方法。
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