JP4692957B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは、遊技盤に遊技球を打ち出して遊技する遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤上に打ち出された後、遊技盤面上の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入賞した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等からなる画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
特開2003−236210号公報
ところで、上記特許文献1に記載されるようなパチンコ機では、遊技球が打ち出されるべき遊技盤が遊技者に対し直立する形で対面しているのが常であり、遊技球の落下状況が単調になって遊技性が画一化することは否めなかった。従って、遊技球の落下状況に更に多彩な変化をもたらして、より変化に富んだ高い遊技性を有する遊技機を提供することが望まれる。
そこで本発明は、高い遊技性を有する遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は、後方から前方へ傾斜する傾斜遊技面と、前記傾斜遊技面の前方に鉛直方向に起立したと共に、前記傾斜遊技面上の遊技球を視認可能とする透明部材と遊技球が入賞する入賞口とを有した直立遊技面と、を有した遊技盤を備えた遊技機にある。
請求項1に係る本発明によると、高い遊技性を有する遊技機を提供することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図1ないし図4に沿って説明する。
図1は本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図、図2は遊技盤を図1のII-II線に沿って切断した側面断面図、図3は本パチンコ機の制御系を示すブロック図、図4は本パチンコ機による作動を説明するためのフローチャートである。なお、図2において、遊技盤表面に位置すべき入賞口やアタッカー等は図示を省略している。
本パチンコ機1は、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤Gに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー40に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり)とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本実施形態におけるパチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体2と、この筐体2に開閉可能に装着された前扉3とを有しており、前扉3の前面には、透明ガラス(図示せず)を有するガラス枠5が開閉可能に取り付けられている。透明ガラスの奥側には、遊技盤Gが配置されている。前扉3における遊技盤Gの左右及び上部には、演出用照明装置23が配置されており、ガラス枠5における中央部右方には、前扉3を筐体2側に施錠又は解放するための施錠装置4が配置されている。なお、筐体2及び前扉3等から遊技機本体が構成されている。
前扉3におけるガラス枠5の下方には、上受け皿13が設けられている。この上受け皿13の左上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口18が形成されている。上受け皿13の右上部壁面には、球貸ボタン14a及びプリペイドカード返却ボタン14bが設けられている。上受け皿13の下方には、下受け皿15と、下受け皿15の内方において当該下受け皿15内に遊技球を排出する払い出し口19とが設けられている。この払い出し口19は、上受け皿13でオーバーフローした遊技球(賞球)、上受け皿13から発射装置(図示せず)によって発射された後に遊技盤Gに到達できずに戻る遊技球(ファール球)、或いは、上受け皿13に設けられた球抜きレバー(図示せず)の操作によって上受け皿13から送り出される遊技球を下受け皿15内に排出する。
下受け皿15の前部壁面には、下受け皿15内に滞留する遊技球を排出するための開放レバー20が設けられている。また、上受け皿13の左方には、内部にスピーカ(図示せず)を有する放音装置8が配設されている。前扉3における右側下方には、遊技球を遊技盤Gに向けて打ち出す発射装置(図示せず)を操作するための発射ハンドル9が設けられている。なお、図中の符号22は発射ハンドル9の操作で発射された遊技球を遊技盤Gに導くガイドレールであり、符号46は、遊技中に遊技盤Gにて入賞することなく落下した遊技球をパチンコ機背面側に排出するアウト口である。
ここで、本発明の特徴である遊技盤Gの詳細について図1及び図2を参照して説明する。すなわち、パチンコ機1に備えた遊技盤Gは、筐体2及び前扉3等からなる遊技機本体の後側から前側(つまり、図1紙面の奥側から手前側)に向かって下降するように傾斜する傾斜遊技面7と、傾斜遊技面7の前側にて鉛直方向(図1及び図2の上下方向)に沿って直立する直立遊技面6とを有している。
図2に示すように、遊技盤Gの下方には、直立遊技面6及び傾斜遊技面7を支持する支持部材52が配設されており、遊技盤Gの上方には、支持部材52の最後部から立ち上がる支持部材53によって支持された天井部材50が配設されている。また、遊技盤Gの上方にあって天井部材50の前部下方には、遊技盤Gに打ち出された遊技球Baを傾斜遊技面7と直立遊技面6とに振り分けるための振り分け装置48が配置されている。
振り分け装置48は、遊技盤Gの左右方向に延びる軸48aを中心として回転可能な軸部材48bと、該軸部材48bから放射状に突出する4枚の羽根部材48cとを有している。これら羽根部材48cは、軸部材48bに支持された形で自由回転するように構成されている。そして、天井部材50の前部には、下方に垂れて振り分け装置48の上方及び前方を覆って遊技球の飛散を制限する制限パネル51が配設されている。
傾斜遊技面7は、支持部材52の前端部に下部を支持された形で後方に傾斜して配置されており、支持部材52の上面とでなす傾斜角度αが、例えば40〜60°の範囲内に設定されている。傾斜遊技面7の中央部裏側には、該傾斜遊技面7の面に沿うように、液晶等からなる画像表示装置47が配設されている。この画像表示装置47の周囲には、不図示の多数の障害釘が打ち込まれていて、この画像表示装置47への遊技球の当接を防いでいる。
直立遊技面6は、遊技機本体の前方から傾斜遊技面7を視認可能にする透明部材から構成されている。本実施形態では、透明部材として合成樹脂製パネルを使用しているが、これに代えて、後方を視認可能に透過し得る液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)パネルを採用すれば、傾斜遊技面7側を透過させて遊技を進行させつつ、適宜のタイミングで所要の演出表示を行うことができるようになる。
また、直立遊技面6の上端部には、直立遊技面6に対して傾斜角度βをなす形で傾斜遊技面7側に延在する傾斜転動面49が固定されている。傾斜角度βは、例えば50〜75°の範囲内に設定されている。直立遊技面6の上端部と傾斜転動面49の前端部との接合部の略上方に上記振り分け装置48が位置するため、遊技盤Gに打ち出された遊技球Baは、振り分け装置48に落下する際の羽根部材48cの位置や自由回転の状態に応じて、直立遊技面6の前側と傾斜転動面49側とに適時振り分けられる。
また、図1に示すように、パチンコ機1の前方から同時に視認し得る直立遊技面6及び傾斜遊技面7(即ち、遊技盤G)には、中央部に上記画像表示装置47が配置され、該画像表示装置47の左右にスルーゲート28a,28bが配置されている。これらスルーゲート28a,28bは、始動チャッカー27を開放動作させるか否かを決める主基板30での抽選の契機となる遊技球通過が行われる通過口である。更に、画像表示装置47の下方に始動チャッカー27が配置され、該始動チャッカー27の左右に一般入賞口29a,29bが配置され、始動チャッカー27の下方にアタッカー40が配置されている。そして、アタッカー40の下方に、上記アウト口46が配置されている。アタッカー40は、大当たり中、1回の開放で所定数の入球(例えば10個)を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を所定回数(例えば15回)繰り返すように構成される。
上述したスルーゲート28a,28b、始動チャッカー27、一般入賞口29a,29b、及びアタッカー40は夫々、設計に応じて直立遊技面6側又は傾斜遊技面7側に適宜設置することができるものであり、その配置状況に応じて遊技性に変化を与えることができる。また、アウト口46は、直立遊技面6側及び傾斜遊技面7側から夫々落下する遊技球Baを共通に受け得る部位に設けられる。なお、直立遊技面6及び傾斜遊技面7には、図示しない多数の障害釘が打ち込まれている。
上記構成により、振り分け装置48によって直立遊技面6側に落下する遊技球Baは、上記スルーゲート28a,28b等のうちの直立遊技面6に配置されたものに入球若しくは入賞し、また傾斜転動面49を介して傾斜遊技面7側に落下する遊技球Baは、上記スルーゲート28a,28b等のうちの傾斜遊技面7に配置されたものに入球若しくは入賞することとなる。或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技盤Gの最下部にあるアウト口46から排出される。なお、上記「入球」とは、賞球を得ることなく単に遊技球が進入することを意味し、上記「入賞」とは、遊技球の進入に応じて所定数の賞球を得ることができることを意味する概念である。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図3に沿って説明する。すなわち、本制御系は、主基板30と、この主基板30に接続されたサブ基板42とを備えている。主基板30は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行するマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。
主基板30は、入賞判定手段31、入賞信号出力手段32、第1抽選手段33、第2抽選手段34、遊技制御手段35、保留手段36、作動制御手段37、作動判定手段38、及び作動決定手段39を備えている。また主基板30には、始動チャッカー開閉ソレノイド45、及びアタッカー開閉ソレノイド41が接続されている。
入賞判定手段31は、発射ハンドル9の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技盤Gに打ち出された遊技球が一般入賞口29a,29b、始動チャッカー27、アタッカー40の何れかに入賞したとき、その入賞を判定する。
入賞信号出力手段32は、入賞判定手段31によって入賞が判定されたとき、入賞した旨の入賞信号を出力する。
第1抽選手段33は、入賞信号出力手段32からの入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での始動チャッカー27への入球を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
第2抽選手段34は、第1抽選手段33での大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「333」や「777」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターンコマンドを出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。第2抽選手段34はまた、第1抽選手段33での大当たり抽選で通常当たりが当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「444」や「888」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、この変動パターンコマンドを出力する。第2抽選手段34はまた、第1抽選手段33での大当たり抽選で外れた場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「464」や「838」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、この変動パターンコマンドを出力する。
遊技制御手段35は、予め設定された演出データや第2抽選手段34での抽選結果に応じて、画像表示装置47に表示すべき演出内容に関する信号を、制御コマンドと共にサブ基板42の表示制御手段44に送信する。
保留手段36は、第2抽選手段34から出力された変動パターンコマンドを入力し、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、遊技盤Gに備えた保留球表示部(図示せず)に、例えば最大4個の保留球として点灯表示される。保留手段36は、例えば保留球数Hが0<H<5であるか否かを常時判定し、保留球数Hが4個表示されている間は、始動入賞口26a又は26bへの入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段36は、保留(記憶)している変動パターンコマンドを順次表示制御手段44に送信し、この送信した変動パターンコマンドに基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターンコマンドを送信しないようにするための図柄変動禁止フラグをオンすると共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段36は、保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、第1抽選手段33で行われる始動チャッカー27への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段37は、後述する作動決定手段39の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド45に対して所定のタイミングで駆動信号を送り、始動チャッカー開閉ソレノイド45を、主基板30での抽選に当選した際に始動チャッカー27を開放させるように制御する。また作動制御手段37は、後述する作動決定手段39の作動開始決定の旨の信号に基づき、アタッカー開閉ソレノイド41に対して所定のタイミングで駆動信号を送り、アタッカー開閉ソレノイド41を、第1抽選手段33での抽選による大当たり発生時にアタッカー40を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉止する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段38は、始動チャッカー開閉ソレノイド45やアタッカー開閉ソレノイド41を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。当該「条件を満たす」場合とは、始動チャッカー開閉ソレノイド45にあっては、主基板30での抽選に当選した場合を意味し、またアタッカー開閉ソレノイド41にあっては、例えば、スーパーリーチにより3つの「3」図柄が大当たり有効ラインで揃った場合を意味する。
作動決定手段39は、作動判定手段38からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド45やアタッカー開閉ソレノイド41の作動開始を決定する。
始動チャッカー開閉ソレノイド45は、主基板30での抽選に当選した際、作動制御手段37の制御に応答して始動チャッカー27を開放させる。
アタッカー開閉ソレノイド41は、第1抽選手段33での抽選による大当たり発生時に、作動制御手段37の制御に応答してアタッカー40を開閉動作させる。
一方、サブ基板42は、演出制御手段43及び表示制御手段44を有しており、サブ基板42には、放音装置8、演出用照明装置23及び画像表示装置47が接続されている。
演出制御手段43は、主基板30中の上記マイクロプロセッサから供給される信号に従って、放音装置8、演出用照明装置23を適時駆動して、遊技者の視覚及び聴覚に訴える演出表示を行う。
表示制御手段44は、遊技制御手段35から送信された演出内容に関する信号に従って画像表示装置47を適時駆動し、大当たり抽選の結果等を遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。
放音装置8、演出用照明装置23及び画像表示装置47は、上述したように各制御に応答して音、光等の発生により、通常時の演出や大当たり時における特別な演出等を行う。
次に、本パチンコ機1による作用について、図4のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル9を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置(図示せず)の作動によって遊技球が所定の時間間隔で遊技盤Gに向けて連続的に発射される。すると、遊技盤Gに打ち出された遊技球Baは、振り分け装置48に落下する際の羽根部材48cの位置や自由回転の状態に応じて、直立遊技面6の前側と傾斜転動面49側とに適時振り分けられる。そして、直立遊技面6側に落下する遊技球Baは、スルーゲート28a,28b等のうちの直立遊技面6に配置されたものに入球若しくは入賞し、或いは、何れにも入球や入賞せずにアウト口46から排出される。また、傾斜転動面49を介して傾斜遊技面7側に落下する遊技球Baは、スルーゲート28a,28b等のうちの傾斜遊技面7に配置されたものに入球若しくは入賞し、或いは、何れにも入球や入賞せずにアウト口46から排出される。
そして、一般入賞口29a,29b、始動チャッカー27やアタッカー40の何れかに入賞した場合、入賞判定手段31が当該入賞を判定し、かつ入賞信号出力手段32が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段36は、保留球Hが0<H<5であるか否かを常時判定しており、0<H<5を満たすと判定したときには、保留している変動パターンコマンドを、遊技制御手段35を介して表示制御手段44に順次送信し、図柄変動禁止フラグをオンすると共に、図柄変動タイマをセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段36は、当該保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、第1抽選手段33で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする
そして、大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)、第1抽選手段33が当たりフラグをオンすると、第2抽選手段34が、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンを決定する。
これにより、ステップS4において、画像表示装置47に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第2抽選手段34は、その旨の変動パターンコマンドを出力すると共に、当該変動パターンコマンドに基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターンコマンドを送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置47に表示される外れ図柄がセットされ、第2抽選手段34は、その旨の変動パターンコマンドを出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段35が、画像表示装置47に表示すべき演出内容に関する信号を制御コマンドと共にサブ基板42の表示制御手段44に送信することに基づき、表示制御手段44が、画像表示装置47を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、第1抽選手段33での抽選結果が画像表示装置47の画面上に表れると、作動制御手段37が、作動決定手段39の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド41に駆動信号を送り、このソレノイド41を作動させてアタッカー40を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー40に入球した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口18から上受け皿13に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明した本パチンコ機1によると、遊技盤Gが、遊技機本体の後側から前側に向かって下降するように傾斜する傾斜遊技面7を備えるので、遊技盤Gに打ち出される遊技球Baを傾斜遊技面7で受けて流下させることができ、遊技球Baの落下状況に多彩な変化をもたらし、より変化に富んだ高い遊技性を提供することができる。また、傾斜遊技面7を用いることで遊技球Baの落下速度を、直立遊技面6側に比して遅くすることができるので、遊技球Baの傾斜遊技面7上での動きを遊技者にとって分かり易くし、興趣を高めることができる。
また遊技盤Gが、傾斜遊技面7の前側に、鉛直方向に沿って直立する直立遊技面6を備えるので、遊技に際して遊技盤Gに打ち出された遊技球Baが、傾斜遊技面7とその前側の直立遊技面6の夫々で転動流下して一般入賞口29a,29b等に入賞するなど、従来型式では想到し得なかった遊技球の流れを実現でき、興趣を高め、遊技性を向上させることができる。更に、遊技盤Gの上方に、該遊技盤Gに打ち出された遊技球Baを傾斜遊技面7と直立遊技面6とに振り分ける振り分け装置48を備えるので、遊技盤Gに打ち出された遊技球Baを、振り分け装置48によって直立遊技面6と傾斜遊技面7とに適宜振り分け、直立遊技面6ならではの遊技性及び傾斜遊技面7ならではの遊技性を夫々に醸し出すことができる。
そして、振り分け装置48が、遊技盤Gの左右方向に延びる軸48aを中心として回転可能な軸部材48bと、該軸部材48bから放射状に突出する複数の羽根部材48cとを備えるので、簡単な構成からなるものでありながら、遊技盤Gに打ち出しされた遊技球Baを直立遊技面6側と傾斜遊技面7側とに適宜振り分け得る機能を実現することができる。また、直立遊技面6が、遊技機本体の前方から傾斜遊技面7を視認可能にする透明部材からなるので、傾斜遊技面7に対して直立遊技面6を重ね合わせた形で、両遊技面6,7を転動流下する遊技球Baを同時進行的に視認しつつ、興趣の高い弾球遊技を行うことができる。
また、直立遊技面6を、パチンコ機1前方から傾斜遊技面7を視認可能に透過し得る液晶パネル又は有機ELパネルから構成すると、傾斜遊技面7と直立遊技面6を重ね合わせて視認できる遊技盤構造を比較的簡素な構成で実現することとなる。
なお、傾斜遊技面7の傾斜角度αや直立遊技面6の傾斜角度βを適宜変更し得るように構成することにより、2つの遊技面6,7での遊技球の落下速度に変化をもたらして、遊技性をより高めることもできる。また、振り分け装置48の軸部材48bを電気的に回転させるように構成すれば、回転方向の切り換えで羽根部材48cの動きに変化を与え、遊技球Baに流れを変化させて遊技性をより高めることも可能になる。更に、直立遊技面6と傾斜遊技面7との間に所謂ワープゾーン(ワープ通路)を設け、両遊技面6,7間で遊技球を行き来させるように構成することも可能である。
また本実施の形態では、図2中の二点鎖線で示すように、直立遊技面6の裏側にセンター役物55を配設すると共に、直立遊技面6や傾斜転動面49の適宜の位置に、表裏貫通する遊技球導入口(図示せず)を形成し、この遊技球導入口からセンター役物55に向けて遊技球を適時送り得るようにし、当該センター役物55を介して、始動チャッカー27や一般入賞口29a,29b等に遊技球を導くように構成することもできる。その場合、傾斜遊技面7及び直立遊技面6だけでは想到し得ない、更に興趣の高い遊技球の流れを実現でき、遊技性をより向上させることができるようになる。なお、上記センター役物55は、後方の傾斜遊技面7の視認を妨げないように、合成樹脂等の透明部材で構成することが好ましい。
なお、本発明を変形した一実施形態として、遊技盤(G)の上方に、該遊技盤(G)に打ち出された遊技球(Ba)を傾斜遊技面(7)と直立遊技面(6)とに振り分ける振り分け装置(48)を備える構成、また、振り分け装置(48)が、遊技盤(G)の左右方向に延びる軸(48a)を中心として回転可能な軸部材(48b)と、該軸部材(48b)から放射状に突出する複数の羽根部材(48c)とを備える構成、また、直立遊技面(6)の裏側にセンター役物(55)を備え、かつ少なくとも直立遊技面(6)に、センター役物(55)に遊技球(Ba)を送り得る遊技球導入口を設ける構成、或いは、直立遊技面(6)が、遊技機本体の前方から傾斜遊技面(7)を視認可能に透過し得る液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)パネルからなる構成としても良い。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 遊技盤を図1のII-II線に沿って切断した側面断面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作動を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1:パチンコ機(遊技機)
6:直立遊技面
7:傾斜遊技面
48:振り分け装置
48a:軸
48b:軸部材
48c:羽根部材
55:センター役物
Ba:遊技球
G:遊技盤

Claims (1)

  1. 後方から前方へ傾斜する傾斜遊技面と、前記傾斜遊技面の前方に鉛直方向に起立したと共に、前記傾斜遊技面上の遊技球を視認可能とする透明部材と遊技球が入賞する入賞口とを有した直立遊技面と、を有した遊技盤を備えた遊技機。
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