JP2001314562A - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

Info

Publication number
JP2001314562A
JP2001314562A JP2000134511A JP2000134511A JP2001314562A JP 2001314562 A JP2001314562 A JP 2001314562A JP 2000134511 A JP2000134511 A JP 2000134511A JP 2000134511 A JP2000134511 A JP 2000134511A JP 2001314562 A JP2001314562 A JP 2001314562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
board
ball
game ball
game device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000134511A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takeda
建一 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Namco Ltd filed Critical Namco Ltd
Priority to JP2000134511A priority Critical patent/JP2001314562A/ja
Publication of JP2001314562A publication Critical patent/JP2001314562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜した盤面上に遊技球を転がすものであっ
ても、プレーヤを飽きさせることなく充分に楽しませる
ことができるゲーム装置を提供する。 【解決手段】 一方側が高くなるように傾斜した盤面3
0aを有するゲーム盤3と、このゲーム盤3とは逆向き
に、他方側が高くなるように傾斜した盤面30aを有す
るゲーム盤3とを、上方側から下方側のゲーム盤3に向
かって遊技球5が転がるように、複数段重ね合わせるよ
うな状態で設けた。遊技球5は複数のゲーム盤3中を転
がるため、これらのゲーム盤3に遊技球5の進路を変え
る種々の仕掛けを多数設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、傾斜した盤面上
に遊技球を転がして楽しむゲーム装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、スマートボールゲーム機やコリ
ントゲーム機のように、一定の角度で傾斜させた盤面上
に、遊技球を下るように転がして、その移動方向(進
路)を盤面上の案内突起(釘)等により変えつつ、この
遊技球を景品孔等に落とし込んで楽しむゲーム装置は知
られている。
【0003】このようなゲーム装置では、パチンコゲー
ム機等と違って、ボールが大きく、かつ、このボールが
比較的ゆっくり盤面上を転がるため、年配者やゲームに
不慣れなものであっても、遊技球の動きを目で追いつつ
ゲームを楽しめるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなゲーム装置では、遊技球が1つの盤面の上部
側から下部側まで、定められた案内突起等により進路を
変えつつ転がるのみであるため、ゲームが単純なものと
なってしまい、プレーヤがすぐにゲームに飽きてしまう
という問題があった。
【0005】この発明は、以上の点に鑑み、傾斜した盤
面上に遊技球を転がすものであっても、プレーヤを飽き
させることなく充分に楽しませることができるゲーム装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
のゲーム装置の発明は、傾斜する盤面上に転がされた遊
技球が、この盤面上で進路を変えつつ転がっていくゲー
ム装置において、一方側が高くなるように傾斜した盤面
を有するゲーム盤と、このゲーム盤とは逆向きに、他方
側が高くなるように傾斜した盤面を有するゲーム盤と
を、上方側から下方側のゲーム盤に向かって遊技球が転
がるように、複数段重ね合わせるような状態で設けてい
ることである。
【0007】この発明では、遊技球が上方側のゲーム盤
から下方側のゲーム盤まで、複数のゲーム盤の盤面上を
転がっていくので、これら複数の盤面上に、遊技球の進
路を変える種々の仕掛けを多数設けることができる。ま
た、この発明では、遊技球の移動距離が長くなるため、
プレーヤは、比較的長い間、遊技球の動きを目で追いつ
つ、ゲームを楽しむことができる。なお、この発明で
は、最上段のゲーム盤に球発射装置を設けて、遊技球を
強制的に発射させてもよいし、球発射装置を設けず、遊
技球を、最上段のゲーム盤の最も高い盤面上において、
この遊技球を自重によって転がすようにしてもよい。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、最上段のゲーム盤の盤面
は、プレーヤがいる前方側が高くなるように傾斜してい
ることである。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明の場合において、最下段のゲーム盤
の盤面は、プレーヤがいる前方側が低くなるように傾斜
していることである。
【0010】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1乃至3の何れかに記載の発明の場合において、ゲーム
盤は盤面が透視できる透明材料にて形成されていること
である。
【0011】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
1乃至4の何れかに記載の発明の場合において、ゲーム
盤の盤面には、この盤面上を転がる遊技球を下方のゲー
ム盤上に落下させる近道孔が設けられていることであ
る。
【0012】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
1乃至5の何れかに記載の発明の場合において、ゲーム
盤の盤面から遊技球が不必要に落下するのを防止する落
下防止囲いを、遊技球の進路変更用に設けられた盤面上
の球案内突起に引っかけるようにして取り付けられる、
伸縮自在な弾性体により形成していることである。
【0013】この発明の請求項7記載の発明は、請求項
1乃至6の何れかに記載の発明の場合において、盤面上
で遊技球の移動方向を規制するガイドを、遊技球の進路
変更用に設けられた盤面上の球案内突起に引っかけるよ
うにして取り付けられる、伸縮自在な弾性体により形成
していることである。
【0014】この発明の請求項8記載の発明は、請求項
1乃至7の何れかに記載の発明の場合において、遊技球
は、複数個のものが、互いに区別できるように形成され
ていることである。
【0015】この発明の請求項9記載の発明は、傾斜す
る盤面上に転がされた遊技球が、この盤面上で進路を変
えつつ転がっていくゲーム装置において、盤面から遊技
球が落下するのを防止するゲーム盤の落下防止囲いを、
遊技球の進路変更用に設けられた盤面上の球案内突起に
引っかけるようにして取り付けられる、伸縮自在な弾性
体により形成していることである。
【0016】この発明では、落下防止囲いを伸縮させ
て、この落下防止囲いを盤面上のどの球案内突起に引っ
掛けるかにより、遊技球が転がり得る盤面上の大きさや
形を簡単に変えることができる。例えば、落下防止囲い
の一部を盤面の内方にある球案内突起に引っかけること
により、遊技球を盤面の端部側や中央部側に導いたり、
遊技球の盤面上の移動範囲を小さくすることができると
ともに、落下防止囲いの一部を盤面の端部側にある案内
突起に引っかけることにより、遊技球の盤面上の移動範
囲を大きくすることができる。
【0017】また、この発明では、遊技球が落下防止囲
いに当たると、この落下防止囲いは遊技球を弾性力で弾
き返すので、遊技球の移動方向等に変化を与えることが
できる。なお、この発明では、ゲーム盤は1つしかなく
てもよいとともに、ゲーム盤には球発射装置を設けても
よいし、設けなくてもよい。
【0018】この発明の請求項10記載の発明は、傾斜
する盤面上に転がされた遊技球が、この盤面上で進路を
変えつつ転がっていくゲーム装置において、盤面上で遊
技球の移動方向を規制するガイドを、遊技球の進路変更
用に設けられた盤面上の球案内突起に引っかけるように
して取り付けられる、伸縮自在な弾性体により形成して
いることである。
【0019】この発明では、ガイドをどの球案内突起に
引っ掛けるかにより、ガイドの位置やガイドの取り付け
形状を変更でき、ゲームの難易度等を簡単に変更するこ
とができる。また、この発明では、遊技球がガイドに当
たると、このガイドは遊技球を弾性力で弾き返すので、
遊技球の移動方向等に変化を与えることができる。な
お、この発明では、ゲーム盤は1つしかなくてもよいと
ともに、ゲーム盤には球発射装置を設けてもよいし、設
けなくてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係るゲーム装置を示している。
【0021】ゲーム装置1は、図1で示されるように、
支持架台2と、この支持架台2に盤面30aを一方向に
傾斜させた状態で、上下方向にに重ね合わせるように取
り付けられる4つのゲーム盤3、すなわち、上から順
に、ゲーム盤3A、ゲーム盤3B、ゲーム盤3C、ゲー
ム盤3Dと、支持架台2の後部側上端に取り付けられる
サインボード4と、ゲーム盤3の盤面30a上を転がる
複数個の遊技球5とから構成されている。
【0022】支持架台2は、図1で示されるように、矩
形の4隅に立てるように配置された4本の支柱20の、
前後の2本ずつの上端側と下端側とを、支持バー21で
連結するとともに、前側どうしの支柱20、及び後側ど
うしの支柱20を、2本ずつの連結バー22で連結し、
かつ、支柱20の内側に、ゲーム盤3の支持部材23が
取り付けられたものである。後方側の連結バー22A,
22Bは、後方側の支柱20間の上端側と中間部側の位
置に水平な状態で設けられているとともに、前方側の連
結バー22C,22Dは、前方側の支柱20間の、上部
側と下部側とに水平な状態で設けられている。なお、こ
の支持架台2は、高さが大人のプレーヤの腰の位置より
やや高くなるように形成されている。
【0023】ゲーム盤3は、図1で示されるように、上
面側が盤面30aを形成し、例えば、左右幅が約600
mmで前後の長さが約900mmの薄いボード30と、
ボード30の盤面30a側に突出するように、このボー
ド30に取り付けられ、遊技球5が当たって進路を変え
る球案内突起としての多数のピン31と、ボード30の
端部側に取り付けられ、盤面30aから遊技球5が不必
要に落下するのを防止する落下防止囲い32と、複数の
ピン31に引っ掛けられ、これらのピン31側に移動し
た遊技球5の転がり方向を規制するガイド33とから構
成されている。
【0024】ボード30は、ゲーム盤3Dに用いられる
ものを除いて、下方が透視できる透明材料、例えば、ア
クリル板やガラス板から形成されており、所定位置にピ
ン31取り付け用の多数の孔が形成されている。最下段
のゲーム盤3Dに用いられるボード30は、例えば不透
明なプラスチック板(木製板や金属板であってもよい)
から形成されている。
【0025】ピン31は、ボード30の孔に差し込まれ
て固定されており、図3乃至図6で示されるように、各
ゲーム盤3A,3B,3C,3Dの盤面30a毎に、位
置が定められている。このピン31は、例えば、直径5
mm程度の金属棒から形成されている。
【0026】落下防止囲い32は、伸縮自在な帯状の弾
性体であるゴムバンドから形成されていて、複数のピン
31に引っかけるようにして取り付けられる。なお、落
下防止囲い32として、ゲーム盤3Aには、両端側にピ
ン31の差し込み部32aが形成された2つの細長いゴ
ムバンドが用いられ、ゲーム盤3B,3Cには、両端側
にピン31の差し込み部32aが形成された1つの細長
いゴムバンドが用いられ、ゲーム盤3Dには、無端状に
形成された1つのゴムバンドが用いられる。ガイド33
は、伸縮可能な紐状弾性体であるゴム紐を無端状に連結
したものから形成されている。
【0027】ゲーム盤3Aには、図3で示されるよう
に、ボード30の前端側に遊技球5のスタートエリアS
が設けられているとともに、ボード30の左右の両サイ
ドに落下防止囲い32A,32Bが設けられている。ま
た、ボード30の前部側と後端側とに、左右対称な状態
で、ピン31間に複数のガイド33が設けられていると
ともに、ボード30のほぼ中央部に、遊技球5を下方の
ゲーム盤3B側にショートカットするように落下させる
近道孔30bが設けられている。
【0028】ゲーム盤3Bは、図4で示されるように、
ボード30の後端側と左右の両サイドに、落下防止囲い
32Cが設けられているとともに、左右対称な状態でピ
ン31間に複数のガイド33が設けられている。なお、
落下防止囲い32Cの前部側の端部(差し込み部32a
側)は、ボード30の中央向きに延びていて、遊技球5
を盤面30aの中央に集めるようになっている。
【0029】ゲーム盤3Cは、図5で示されるように、
ボード30の前端側と左右の両サイドに落下防止囲い3
2Dが設けられているとともに、左右対称な状態でピン
31間に複数のガイド33が設けられている。
【0030】ゲーム盤3Dは、図6で示されるように、
ボード30の端部側全体に亘って落下防止囲い32Eが
設けられているとともに、ボード30の中央のピン31
間に、左右対称な状態で複数のガイド33が設けられて
いる。また、ボード30の前部側に、左右方向に5つの
ゴールGが設けられており、中央のゴールG1が大当た
りであり、これの両側のゴールG2が中当たりであり、
ゴールG2の外方のゴールG3が小当たりである。
【0031】各ゴールGは、ボード30にその旨の表示
Hが記載されているとともに、仕切部に設けられたピン
31にガイド33が取り付けられていて、ゴールGに入
った遊技球5が他のゴールGに移動しないようになって
いる。
【0032】これらのゲーム盤3A,3B,3C,3D
は、遊技球5が上方のゲーム盤3Aから下方のゲーム盤
3Dに向かって転がりつつ移動できるように、支持架台
2に取り付けられている。すなわち、図2で示されるよ
うに、ゲーム盤3A,3Cは盤面30aが前方から後方
に向かって下るように支持架台2に支持され、ゲーム盤
3B,3Dは、盤面30aが後方から前方に向かって下
るように支持架台2に支持されているとともに、ゲーム
盤3B,3Dは、ゲーム盤3A,3Cから遊技球5を受
け取れるように、ゲーム盤3A,3Cよりやや後方に突
き出した状態で支持架台2に支持され、ゲーム盤3C
は、ゲーム盤3Bから遊技球5W受け取れるように、や
や前方に突き出した状態で支持架台2に支持されてい
る。
【0033】サインボード4は、ゲームのやり方や料金
等を表示したものであり、支持架台2の後部側上端に取
り付けられている。
【0034】遊技球5は、例えば、ゴルフボールと同程
度のサイズと重さとを有したものであり、複数個のもの
が使用できるようになっている。各遊技球5は、互いを
区別できるように、複数色に色分けされている。
【0035】つぎに、このゲーム装置1による遊び方に
ついて説明する。なお、このゲーム装置1は、例えば、
ゲームセンターに設置され、このゲーム装置1の近くに
係員がいるものとする。また、このゲーム装置1の横に
は、遊技球5が入ったゴールGの種類、すなわち、大当
たり、中当たり、小当たり毎に与えられる景品が、景品
台上に陳列されている。
【0036】プレーヤは、係員に所定の料金を払って、
例えば、遊技球5を1個受けとり、これを、図7で示さ
れるように、ゲーム盤3AのスタートエリアSの所望の
位置に置く。そして、プレーヤが遊技球5から手を放す
と、この遊技球5は、ゲーム盤3Aの盤面30aの傾斜
に伴って、後方へ転がり、ピン31に当たって弾かれた
り、ガイド33に当たって、進路方向が規制されたり、
または、落下防止囲い32に当たって弾かれたりしつ
つ、盤面30aの後端まで進んだ後、ゲーム盤3B側に
落下するか、または、近道孔30bを通って、ゲーム盤
3B側に落下する。
【0037】ゲーム盤3B側に落下した遊技球5は、図
1で示されるように、盤面30aの傾斜に伴い、後方か
ら前方に向かって、ゲーム盤3Aの場合と同様に移動
し、盤面30aの前端からゲーム盤3C側に落下する。
この場合、ゲーム盤3Aのボード30が透明材料にて形
成されているため、プレーヤは、ゲーム盤3Aを通し
て、ゲーム盤3B中の遊技球5の動きをくまなく観察で
きる。
【0038】ゲーム盤3Cに落下した遊技球5は、同様
に、ゲーム盤3C中を前方から後方に進んだ後、ゲーム
盤3D上に落下し、このゲーム盤3D中を前方側に進ん
で、いずれかのゴールGに入る。この場合においても、
3つのゲーム盤3A,3B,3Cのボード30が透明材
料にて形成されているため、プレーヤは、遊技球5が転
がるゲーム板3C,3D側に向かって姿勢を変えること
なく、上方から、各ゲーム盤3A,3B,3Cを通し
て、各ゲーム盤3C,3D中の遊技球5の動きをくまな
く観察できる。そして、プレーヤは、遊技球5が入った
ゴールGの種類に応じて、係員から景品を受けとる。
【0039】以上ように、このゲーム装置1では、一方
側が高くなるように傾斜した盤面30aを有するゲーム
盤3と、このゲーム盤3とは逆向きに、他方側が高くな
るように傾斜した盤面30aを有するゲーム盤3とを、
上方側から下方側のゲーム盤3に向かって遊技球5が転
がるように、複数段(4段)設けているので、これらの
盤面30a上に、遊技球5の進路を変える種々の仕掛け
(ピン31、ガイド33、近道孔30b)を多数設ける
ことができるようになり、プレーヤに、飽きさせること
なく、ゲームを充分に楽しませることができる。また、
このゲーム装置1では、遊技球5が複数(4つ)のゲー
ム盤3中を移動することとなり、遊技球5の移動距離が
大きくなるため、盤面30aの傾斜をある程度大きくし
ても、プレーヤは、比較的長い間ゲームを楽しむことが
できる。すなわち、このゲーム装置1では、プレーヤ
は、遊技球5の動きを目で追いつつ、変化に富んだバラ
エティ度の大きいゲームを充分に楽しむことができる。
【0040】また、このゲーム装置1では、複数のゲー
ム盤3を上下に重ねるように配置しているため、小さな
設置場所でも、これを設置することができるとともに、
装置の輸送や設置に当たっても、大きなもの(ゲーム
盤)を取り扱う必要がなく、工数やコストを大幅に増加
させることもない。この場合、上方側のゲーム盤3A,
3B,3Cのボード30を透明材料にて形成しているた
め、遊技球5が2段目以降のゲーム盤3B,3C,3D
側に移動しても、各ゲーム盤3A,3B,3Cを通し
て、上方から遊技球5の動きを観察でき、プレーヤは、
腰をかがめて前方からゲーム盤3B,3C,3D側を覗
き込むように見る必要がなく、楽な姿勢でゲームをする
ことができる。
【0041】さらに、このゲーム装置1では、最上段の
ゲーム盤3Aの盤面30aが、プレーヤ側の前方側が高
くなるように傾斜しているため、遊技球5のスタートエ
リアSをプレーヤ側に設けることができ、プレーヤは、
手を伸ばした無理な姿勢をとらなくても、遊技球5をス
タートエリアSから転がすことができる。もちろん、こ
のゲーム装置1では、球発射装置を必要としないため、
遊技球5のスタートが単純になり、ゲームに不慣れな初
心者や子供でも違和感なく遊ぶことができるとともに、
装置の小型化や低コスト化をも達成できる。
【0042】また、このゲーム装置1では、最下段のゲ
ーム盤3Dの盤面30aが、プレーヤ側の前方側が低く
なるように傾斜しているため、遊技球5のゴールGをプ
レーヤ側に設けることができ、プレーヤは、直ちに、遊
技球5がどのゴールGに入ったかを認識できる。
【0043】さらに、このゲーム装置1では、ゲーム盤
3のボード30に、近道孔30bを設けて、ゲーム盤3
の端部に達しなくても、遊技球5を下方のゲーム盤3側
に移動できるようにしているので、遊技球5の移動ルー
トが大きく変わって、ゲームをより面白くできるととも
に、ゲーム時間を短くすることもできる。また、近道孔
30bの後に、ゲームを途中終了させる仕掛け等を設け
た場合に、この近道孔30bによって、ゲームの途中終
了を回避できるようになる。
【0044】なお、スタートエリアSを出てからゴール
Gに到着するまでの時間を競うようにした場合、近道孔
30bを通過することにより、より早くゴールGに到着
できるようになる。
【0045】また、このゲーム装置1では、遊技球5が
盤面30aから落下するのを防止する落下防止囲い32
を、伸縮自在な弾性体(ゴムバンド)から形成している
ので、この落下防止囲い32を引っ掛けるピン31の位
置によって、盤面30a上の遊技球5が転がる範囲(プ
レーゾーン)の大きさや形を簡単に変えることができ、
ゲームの内容を容易に変更できる。このため、プレーヤ
が、いつも同じ内容の盤面30aに向かってゲームを行
わねばならないという事態を無くすことができ、プレー
ヤに、飽きさせることなく、ゲームを充分に楽しませる
ことができる。また、遊技球5が落下防止囲い32に当
たると、この落下防止囲い32自身が弾性力で遊技球5
を弾くので、遊技球5の移動方向や速度に変化がでて、
ゲームを面白くすることができる。
【0046】さらに、このゲーム装置1では、遊技球5
の転がり方向を規制するガイド33を、複数のピン31
に引っ掛けて取り付ける伸縮自在な弾性体(ゴム紐)に
より形成しているので、ガイド33の取り付けや位置変
えが容易であるとともに、ガイド33の取り付け後の形
状も容易に変えることができ、ゲームの難易度等を簡単
に変えることができる。このため、プレーヤが、いつも
同じ内容の盤面30aに向かってゲームを行わねばなら
ないという事態を無くすことができ、プレーヤに、飽き
させることなく、ゲームを充分に楽しませることができ
る。また、このガイド33も、これに当たった遊技球5
を弾性力で弾くので、ボールの移動方向や速度に変化を
生じさせることができる。
【0047】また、このゲーム装置1では、遊技球5の
発射装置等が不要なため、複数のプレーヤが同時にゲー
ムを行うことができ、プレーヤが競い合ってゲームを楽
しむことができるとともに、互いの遊技球5のぶつかり
合い等も生じさせることができ、球転がしゲームを一層
面白くすることができる。この場合、遊技球5が色分け
されているので、プレーヤは自身の遊技球5を容易に見
分けることができる。
【0048】なお、このゲーム装置1では、遊技球5の
転がり方向を変えるのに、ピン31とガイド33としか
用いなかったが、パチンコのように、風車等を用いても
よいとともに、簡単な駆動源によって盤面30a上を揺
動するレバー等を用いてもよい。
【0049】また、このゲーム装置1では、どの遊技球
5もゴールGまで到達するようになっているが、途中に
ゲームオーバー用の孔等を設け、この遊技球5がこの孔
に入ると、遊技球5がゲーム盤3の外に出て、途中終了
になるようにしてもよい。
【0050】さらに、このゲーム装置1では、遊技球5
をどのゴールGに入れるかにより、プレーヤが獲得でき
る景品が定まるようにしているが、例えば、ゴールGに
到着するまでの時間によって、景品を変える(例えば短
時間で到達すればよい景品が獲得できる等)ようにして
もよい。この場合、スタート位置Sに時間を表示できる
競馬のゲートのようなものを設け、このゲートを開ける
と同時に、タイマーをスタートさせるとともに、複数の
プレーヤの遊技球5が同時に転がり始めるようにし、遊
技球5がゴールGに到達するとタイマーをストップする
ようにしてもよい。
【0051】また、遊技球5のスタート位置Sを最上段
のゲーム盤3Aのみでなく、3段目のゲーム盤3Cにも
設けて、例えば、視点位置の低い子供はゲーム盤3C側
から遊技球5をスタートさせることができるようにして
もよい。
【0052】さらに、ゲーム盤3の段数は、2段又は5
段以上あってもよいとともに、偶数段に限らず奇数段で
あってもよい。
【0053】また、近道孔31bは、最下段のゲーム盤
3を除いて、どのゲーム盤3に設けてもよいとともに、
1つのゲーム盤3に複数個設けてもよい。
【0054】さらに、ゲーム盤3の球落下防止囲い32
を、伸縮自在なコイルバネ(圧縮バネや引っ張りバネ)
で形成してもよい。
【0055】また、バネ等を用いて遊技球5を強制的に
発射させる球発射装置を設け、最上段のゲーム盤3の盤
面30aを、プレーヤ側が低くなるように傾斜させても
よい。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以下に記載されるような効
果を奏する。
【0057】この発明の請求項1記載の発明によれば、
複数の盤面上に、遊技球の進路を変える種々の仕掛けを
多数設けることができるため、プレーヤに、飽きさせる
ことなく、ゲームを充分に楽しませることができる。ま
た、この発明では、遊技球が停止しないように、転がり
速度をある程度大きくしても、遊技球の盤面上における
移動時間を長く維持できるので、プレーヤは充分な時間
ゲームを楽しむことができる。さらに、この発明によれ
ば、複数のゲーム盤が上下方向に重ね合わせるように設
けられるため、装置の設置面積が大きくなることはない
とともに、装置を輸送したり設置する場合にも、大きな
ものを取り扱う必要がなく、工数やコストが大幅に増加
してしまうことはない。
【0058】この発明の請求項2記載の発明によれば、
遊技球のスタート位置をプレーヤ側に設けることがで
き、球発射装置を設けなくても、最上段のゲーム盤から
遊技球を容易に転がし始めることができる。また、球発
射装置を設けない場合には、複数のプレーヤが同時に遊
技球をスタートさせて、例えば、どのプレーヤの遊技球
がゴールに早く達するか等の競い合いをすることができ
る。この場合、遊技球どうしのぶつかり合い等も生じる
可能性があるため、更に、ゲームを面白くできる。
【0059】この発明の請求項3記載の発明によれば、
遊技球が最終的に到達するゴールをプレーヤ側に設ける
ことができ、プレーヤは遊技球がどのゴールに入ったか
を容易に認識できる。
【0060】この発明の請求項4記載の発明によれば、
遊技球が2段目、3段目等のゲーム盤中を転がっている
場合でも、上方から、遊技球の動きを観察でき、プレー
ヤが前方から腰をかがめて、2段目、3段目等のゲーム
盤中を覗き込む必要はない。
【0061】この発明の請求項5記載の発明によれば、
遊技球を近道孔を通過させて、下方のゲーム盤側に移動
できるので、遊技球の転がりルートを大きく変えたり、
遊技球を早くつぎのゲーム盤側に移動させることがで
き、ゲームをその分面白くできる。また、ゲーム盤の近
道孔の後に、ゲームを終了させる仕掛け等を設けた場合
に、近道孔によって、この仕掛け等を回避できるように
なる。
【0062】この発明の請求項6記載の発明によれば、
落下防止囲いを、盤面上のどの球案内突起に引っ掛ける
かにより、遊技球が転がり得る盤面上の大きさや形を簡
単に変えることができる。また、遊技球が落下防止囲い
に当たると、この落下防止囲いは遊技球を弾性力で弾き
返すので、遊技球の移動方向や速度に変化がでて、ゲー
ムを面白くすることができる。
【0063】この発明の請求項7記載の発明によれば、
ガイドをどの球案内突起に引っ掛けるかにより、ガイド
の位置やガイドの取り付け形状を変更でき、ゲームの難
易度等を簡単に変更することができる。また、遊技球が
ガイドに当たると、このガイドは遊技球を弾性力で弾き
返すので、遊技球の移動方向や速度に変化がでて、ゲー
ムを面白くすることができる。
【0064】この発明の請求項8記載の発明によれば、
複数のプレーヤが同時にゲームを行う場合に、遊技球の
区別を容易に行うことができる。
【0065】この発明の請求項9記載の発明によれば、
落下防止囲いの形に変化をつけて、盤面を変化させるこ
とが容易にできるため、プレーヤが、いつも同じ内容の
盤面に向かってゲームを行わねばならないという事態を
無くすことができ、プレーヤに、飽きさせることなく、
ゲームを充分に楽しませることができる。また、この発
明では、遊技球が落下防止囲いに当たった後、この遊技
球の移動方向や速度に変化がでて、ゲームを面白くする
ことができる。
【0066】この発明の請求項10記載の発明によれ
ば、ガイドの位置や形に変化をつけて、盤面を変化させ
ることが容易にできるため、プレーヤが、いつも同じ内
容の盤面30aに向かってゲームを行わねばならないと
いう事態を無くすことができ、プレーヤに、飽きさせる
ことなく、ゲームを充分に楽しませることができる。ま
た、この発明では、遊技球がガイドに当たった後、この
遊技球の移動方向や速度に変化がでて、ゲームを面白く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るゲーム装置の外
観斜視図である。
【図2】図1で示されるゲーム装置の断面図である。
【図3】最上段のゲーム盤の平面図である。
【図4】2段目のゲーム盤の平面図である。
【図5】3段目のゲーム盤の平面図である。
【図6】4段目のゲーム盤の平面図である。
【図7】ゲーム装置の最上段のゲーム盤周りの外観斜視
図である。
【符号の説明】
1 ゲーム装置 3,3A,3B,3C,3D ゲーム盤 5 遊技球 30a 盤面 31 ピン(球案内突起) 32 落下防止囲い 33 ガイド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜する盤面上に転がされた遊技球が、
    この盤面上で進路を変えつつ転がっていくゲーム装置に
    おいて、 一方側が高くなるように傾斜した前記盤面を有するゲー
    ム盤と、このゲーム盤とは逆向きに、他方側が高くなる
    ように傾斜した前記盤面を有するゲーム盤とを、上方側
    から下方側の前記ゲーム盤に向かって前記遊技球が転が
    るように、複数段重ね合わせるような状態で設けている
    ことを特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】 最上段の前記ゲーム盤の前記盤面は、プ
    レーヤがいる前方側が高くなるように傾斜していること
    を特徴とする請求項1記載のゲーム装置。
  3. 【請求項3】 最下段の前記ゲーム盤の前記盤面は、プ
    レーヤがいる前方側が低くなるように傾斜していること
    を特徴とする請求項1又は2記載のゲーム装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲーム盤は前記盤面が透視できる透
    明材料にて形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載のゲーム装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲーム盤の前記盤面には、この盤面
    上を転がる前記遊技球を下方の前記ゲーム盤上に落下さ
    せる近道孔が設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至4の何れかに記載のゲーム装置。
  6. 【請求項6】 前記ゲーム盤の前記盤面から前記遊技球
    が不必要に落下するのを防止する落下防止囲いを、前記
    遊技球の進路変更用に設けられた前記盤面上の球案内突
    起に引っかけるようにして取り付けられる、伸縮自在な
    弾性体により形成していることを特徴とする請求項1乃
    至5の何れかに記載のゲーム装置。
  7. 【請求項7】 前記盤面上で前記遊技球の移動方向を規
    制するガイドを、前記遊技球の進路変更用に設けられた
    前記盤面上の球案内突起に引っかけるようにして取り付
    けられる、伸縮自在な弾性体により形成していることを
    特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のゲーム装
    置。
  8. 【請求項8】 前記遊技球は、複数個のものが、互いに
    区別できるように形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至7の何れかに記載のゲーム装置。
  9. 【請求項9】 傾斜する盤面上に転がされた遊技球が、
    この盤面上で進路を変えつつ転がっていくゲーム装置に
    おいて、 前記盤面から前記遊技球が落下するのを防止するゲーム
    盤の落下防止囲いを、前記遊技球の進路変更用に設けら
    れた前記盤面上の球案内突起に引っかけるようにして取
    り付けられる、伸縮自在な弾性体により形成しているこ
    とを特徴とするゲーム装置。
  10. 【請求項10】 傾斜する盤面上に転がされた遊技球
    が、この盤面上で進路を変えつつ転がっていくゲーム装
    置において、 前記盤面上で前記遊技球の移動方向を規制するガイド
    を、前記遊技球の進路変更用に設けられた前記盤面上の
    球案内突起に引っかけるようにして取り付けられる、伸
    縮自在な弾性体により形成していることを特徴とするゲ
    ーム装置。
JP2000134511A 2000-05-08 2000-05-08 ゲーム装置 Pending JP2001314562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134511A JP2001314562A (ja) 2000-05-08 2000-05-08 ゲーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134511A JP2001314562A (ja) 2000-05-08 2000-05-08 ゲーム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001314562A true JP2001314562A (ja) 2001-11-13

Family

ID=18642778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000134511A Pending JP2001314562A (ja) 2000-05-08 2000-05-08 ゲーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001314562A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181272A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Samii Kk 遊技機
KR200464078Y1 (ko) * 2012-09-18 2012-12-10 김동규 학습용 게임 장치
JP2020504645A (ja) * 2016-12-21 2020-02-13 テッド・ジェイ・フェクサー ゲームシステム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181272A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Samii Kk 遊技機
JP4692957B2 (ja) * 2004-12-28 2011-06-01 サミー株式会社 遊技機
KR200464078Y1 (ko) * 2012-09-18 2012-12-10 김동규 학습용 게임 장치
JP2020504645A (ja) * 2016-12-21 2020-02-13 テッド・ジェイ・フェクサー ゲームシステム
US11253774B2 (en) 2016-12-21 2022-02-22 Ted J. Fechser Game system
JP7060601B2 (ja) 2016-12-21 2022-04-26 テッド・ジェイ・フェクサー ゲームシステム
JP2022095873A (ja) * 2016-12-21 2022-06-28 テッド・ジェイ・フェクサー ゲームシステム
KR20230020006A (ko) * 2016-12-21 2023-02-09 테드 제이. 페크서 게임 시스템
US11724176B2 (en) 2016-12-21 2023-08-15 Ted J. Fechser Game system
KR102623472B1 (ko) 2016-12-21 2024-01-09 테드 제이. 페크서 게임 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3134897C (en) Automatic table tennis training apparatus
US20050269784A1 (en) Yard game apparatus and method
JP3801813B2 (ja) 弾球遊技機のセンター役物
JPS5818101B2 (ja) ピンボ−ルゲ−ム装置
US5002279A (en) Multi-level playing surface pinball machine apparatus
JP4827139B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001314562A (ja) ゲーム装置
US6598876B1 (en) Interactive board game with a tangible reward
JP4133162B2 (ja) 弾球遊技機
JP4850045B2 (ja) 遊技機
JP4319390B2 (ja) 遊技機における遊技球通路部材
JP2004267344A (ja) 遊技機における遊技球の誘導装置
KR20120021465A (ko) 축구공 슈팅 게임장치
JP2682598B2 (ja) 弾球遊技機
US3596908A (en) Flexible game board with integrally pivoted end flap projectors
JP4728441B2 (ja) 遊技機
JP2001276342A (ja) 遊技盤のセンタ役物構造
JP4041702B2 (ja) 弾球遊技機
US5332217A (en) Pinball game with moveable track mechanism
US4247110A (en) Gravity projector and sliding disc target game apparatus
JP2008093488A (ja) 遊技球の誘導部材
JP2004267343A (ja) 遊技機における遊技球の誘導装置
JP4423641B2 (ja) 遊技機
US9707460B1 (en) Arcade gaming device
JP2008093486A (ja) 遊技球の誘導部材

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309