JP4692628B2 - 電気泳動の前処理方法及び電気泳動用前処理装置 - Google Patents

電気泳動の前処理方法及び電気泳動用前処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、生化学、分子生物学、臨床などの分野において、ごく微量のタンパク質や核酸、薬物などを分析する方法に関し、特にマイクロチップやキャピラリプレートなどの分析用基板を用いた電気泳動分析に関するものである。
ごく微量のタンパク質や核酸などを分析する場合、従来から電気泳動装置が用いられている。その代表的なものとしてキャピラリチューブを用いたキャピラリ電気泳動装置を挙げることができる。しかし、キャピラリチューブを用いた装置は取扱いが煩雑であるため、装置の取扱いを容易にし、分析の高速化と装置の小型化を実現するために、基板内部にキャピラリを形成したマイクロチップや、複数のキャピラリを一枚のプレートに形成したキャピラリプレートなどの分析用基板が提案され、使用されている(特許文献1,2参照。)。
このような分析用基板は、内部に形成されたキャピラリが電気泳動用の分離流路又は液体クロマトグラフィー用のカラムとして用いられる。キャピラリの両端部は基板表面に開口しており、一端側の開口部は試料注入用のリザーバとなっている。
分析用基板を用いた電気泳動では、分析の前処理として試料導入工程がある。その1つであるエレクトロカイネティックインジェクション法では、キャピラリ内が分離媒体で満たされた状態でリザーバに試料が注入され、電極から電圧が印加されてキャピラリ内に試料が導入された後、リザーバが洗浄され、リザーバにバッファ液が充填される。その後、電極から電圧が印加されて試料の電気泳動分析が行われる。
特開2002−310990号公報 特開2003−166975号公報
この試料導入後の洗浄でキャピラリに充填されている分離媒体のリザーバに面している端面を乱してしまうと、バンドの形成に影響を及ぼし、分離性能の悪化を招くという問題があった。そこで、分析前のリザーバ洗浄は、キャピラリの端面を乱さないように、リザーバ内でノズルによってバッファ液などの液体を吸入・吐出を繰り返して行なうなどの方法が用いられているが、キャピラリのリザーバ側端面を乱すことなく十分な洗浄を行なうことは困難であった。キャピラリのリザーバ側端面を乱さない程度の洗浄では、キャピラリのリザーバ側端面近傍に試料が残留してしまっていた。キャピラリのリザーバ側端面に試料が接していると、電気泳動分析時にリザーバの残留試料がキャピラリ内に導入されてしまい、これが信号のバックグラウンドとなって現れるという問題があった。
そこで本発明は、分析用基板を用いた電気泳動分析において、リザーバからキャピラリに試料を導入した後、キャピラリのリザーバ側端面を乱すことなく、キャピラリのリザーバ側端面近傍に残留した試料を除去することを目的とするものである。
本発明にかかる電気泳動分析の前処理方法は、試料を分離するためのキャピラリと、キャピラリの端部に配置され、試料をキャピラリ内に導入するためのリザーバが形成された分析用基板を用いて電気泳動分析を行なうための前処理方法であって、リザーバに試料を供給し、電圧を印加して試料をキャピラリ内に導入する試料導入工程の後、試料の電気泳動分離工程を開始するまでの間に、試料よりも比重の大きい置換用液をリザーバに導入して、リザーバに残留した試料をそのリザーバから排除する試料置換工程を含んでいることを特徴とするものである。
上記試料導入工程においてリザーバへの試料供給に先立ってリザーバにバッファ液を供給する場合には、試料はバッファ液よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料溶液としてリザーバへ供給することが好ましい。
分析用基板がリザーバの側面から溶液を供給する溶液供給流路を備えている場合には、本発明の前処理方法における試料導入工程でその試料溶液を溶液供給流路を介して導入するようにしてもよいし、試料置換工程で置換用液をその溶液供給流路を介して導入するようにしてもよい。
本発明の電気泳動用前処理装置は、試料を分離するためのキャピラリと、上記キャピラリの端部に配置され、試料をキャピラリ内に導入するためのリザーバとが形成された分析用基板を保持する基板保持部と、試料を分析用基板のリザーバに供給する試料供給部と、バッファ液を分析用基板のリザーバに供給するバッファ液供給部と、試料供給部によってリザーバに供給された試料をキャピラリ内に導入するように電圧を印加する電極を含む試料導入機構と、試料導入機構によって試料がキャピラリ内に導入された後で、リザーバに試料よりも比重の大きい置換用液を供給する置換用液供給部と、を備えているものである。
本発明の電気泳動用前処理装置において使用するのに適する試料の一例は、バッファ液供給部により供給されるバッファ液よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料溶液であって、試料供給部は、バッファ液供給部がバッファ液をリザーバに供給した後で上記試料溶液をリザーバに供給するようになっているのが好ましい。
基板保持部に保持される分析用基板がリザーバの側面から溶液を供給する溶液供給流路を備えている場合には、試料供給部は試料溶液を溶液供給流路を介してリザーバに供給するようになっていてもよく、さらに置換用液供給部が置換用液をその溶液供給流路を介してリザーバに供給するようになっていてもよい。
本発明の前処理方法では、リザーバに試料を供給し、電圧を印加して試料をキャピラリ内に導入する試料導入工程の後、試料の電気泳動分離工程を開始するまでの間に、試料よりも比重の大きい置換用液をリザーバに導入して、リザーバに残留した試料をそのリザーバから排除する試料置換工程を含むようにしたので、キャピラリのリザーバ側端面を乱すことなくリザーバに残留した試料をリザーバから排除でき、これによって分離性能の悪化を招くことなく、信号のバックグラウンドを改善することができる。
また、試料導入工程においてリザーバへの試料供給に先立ってリザーバにバッファ液を供給し、その試料はバッファ液よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料溶液としてリザーバへ供給するようにすれば、試料の乾燥を防止しながらキャピラリへの試料導入を行なうことができる。この方法では、試料溶液をキャピラリに導入した後、リザーバにバッファ液が充填されている状態になっているが、試料溶液よりも比重の大きい置換用液を導入することで、比重の違いを利用してリザーバに残留した試料溶液を置換用液で置換することができ、リザーバのバッファ液を取り替えることなく試料溶液の置換を行なうことができる。したがって、バッファ液を廃棄する必要がなく、バッファ液の消費量を抑えることもできる。
さらに、上記前処理方法において、分析用基板としてリザーバの側面から溶液を供給する溶液供給流路を備えているものを用い、試料導入工程で試料溶液を溶液供給流路を介して導入するようにすれば、試料溶液をリザーバの上方から導入する場合に比べて、試料溶液が微量であっても容易にキャピラリ端面に接液することができる。その結果、使用試料量を低減することができ、稀少な試料の分析には特に有効である。
また、そのような溶液供給流路を備えた分析用基板を用いて、試料置換工程で置換用液を溶液供給流路を介して導入するようにすれば、リザーバ、特にリザーバ底部に残留した試料溶液をより確実に置換用液で置換することができる。
本発明の電気泳動用前処理装置は、試料溶液やバッファ液などの液体を分析者が用意するだけで、基板保持部に保持された分析用基板に対して本発明の前処理方法を自動で実行するようになっているので、キャピラリのリザーバ側端面を乱すことなく、キャピラリに試料を導入した後のリザーバに残留した試料溶液を置換用液で置換することができる。これにより、キャピラリへの試料導入後の残留試料をキャピラリ端面近傍から確実に除去することができるので、分析中に新たな試料がキャピラリに導入されることを防止でき、分析精度を向上させることができる。
キャピラリプレートを用いた電気泳動方法におけるエレクトロカイネティック法により試料を注入する前処理方法の一実施例を説明する。
図1Aはキャピラリプレートの一例を示す平面図及びそのキャピラリプレートの二点鎖線で囲まれた領域を詳細に示す拡大図、図1Bは図1Aのキャピラリプレートのカソード端部の斜視図、図1Cはそのカソード端部の1つのサンプルリザーバを示す拡大断面図である。
図1Aに示されるように、この実施例において分析用基板として用いられているキャピラリプレート2は、内部に試料を分離するための分離流路としてキャピラリ6が複数形成されている。それぞれのキャピラリ6の一端側(カソード側)に試料を注入するための注入部としてサンプルリザーバ8が形成されている。また、それぞれのキャピラリ6の他端側(アノード側)はキャピラリプレート2の表面に形成された共通のリザーバ10に接続されている。
キャピラリプレート2のカソード端にはサンプルリザーバ8よりも大きい容量をもつバッファリザーバ12が形成されている。全てのサンプルリザーバ8はバッファリザーバ12の底部に配置されている。図1Cに示されるように、キャピラリ6はサンプルリザーバ8の底部付近の側壁に接続されている。
図2は図1Aから図1Cに示されたキャピラリプレートを用いた電気泳動分析における前処理の手順を説明するためにキャピラリプレートのカソード端側の1つのサンプルリザーバを示す拡大工程断面図である。
キャピラリプレート2を用いた電気泳動分析の前処理として、サンプルリザーバ8に試料14を供給する((A)参照。)。このとき、キャピラリ6内にはすでに分離媒体が充填されている。電極20により電圧を印加してキャピラリ6内に試料を導入する((B)参照。)。14aは試料が導入された分離媒体端部を表している。サンプルリザーバ8に試料14よりも比重の大きい置換用液16を供給し、サンプルリザーバ8に残留した試料14を置換用液16で置換する((C)参照。)。置換用液16としては、例えばエチレングリコール、10倍濃度TTE(TRIS‐TAPS‐EDTA)及び水を8:1:1の割合で混合した溶液である。置換用液16の供給量は、サンプルリザーバ8に残留した試料14をキャピラリ6の端面近傍から除去する程度の量が必要であるが、電気泳動後の洗浄後の処理を容易にするために、サンプルリザーバ8を満たすのに十分な液量であるのが好ましい。
その後、バッファリザーバ12にバッファ液18を供給し((D)参照。)、電圧を印加して、分離媒体の端部14aに導入された試料の分離を行なう。繰り返し使用するキャピラリプレートの場合には、その後の洗浄を容易にするために、このときに供給するバッファ液18は、比重を高めていない通常のバッファ液とすることが望ましい。
図2に示した前処理方法では、(C)に示されるように、試料をキャピラリ6内に導入した後、試料14よりも比重の大きい置換用液16をサンプルリザーバ8に供給することで、キャピラリ6内の分離媒体の端面を乱すことなくサンプルリザーバ8に残留した試料14を置換用液16で置換することができる。
従来では、サンプルリザーバ8に残留した試料14はノズルによって洗浄して除去していたが、ノズルによる洗浄ではサンプルリザーバ8に残留した試料14を完全に除去することが困難であったため、サンプルリザーバ8の底部、特にキャピラリ6の端面近傍に試料14が残留すると、分析に影響を与える虞があった。
それに対し、この実施例に示した前処理方法は、サンプルリザーバ8、特にサンプルリザーバ8の底部に残留した試料14を除去することができるので、キャピラリ6の端面近傍に試料14が存在しなくなり、電気泳動分析中に残留試料14がキャピラリ6内に導入されることを防止できる。
なお、この実施例の前処理方法において、サンプルリザーバ8底部に残留した試料14をより確実に置換するために、置換用液16をサンプルリザーバ8に供給する際に、ノズルを用いて吸入と吐出を繰り返すピペッティング動作を補助的に行なうようにしてもよい。
図3は前処理方法の他の実施例を示す断面工程図である。
この実施例の前処理方法では、サンプルリザーバ8に試料14を供給し((A)参照。)、電極20により電圧を印加して試料を分離媒体が充填されたキャピラリ6の端部に導入した((B)参照。)後、バッファ液18をバッファリザーバ12に供給する((C)参照。)。その後、試料14及びバッファ液18よりも比重の大きい置換用液16をサンプルリザーバ8に供給し、サンプルリザーバ8に残留した試料14を置換用液16で置換する((D)参照。)。
図3に示した前処理方法では、図2に示した前処理方法とは異なり、試料を分離媒体が充填されたキャピラリ6内に導入した後、置換用液16に先立ってバッファ液18をバッファリザーバ12に供給し、サンプルリザーバ8及びバッファリザーバ12をバッファ液18で満たすようにしている。試料14及びバッファ液18よりも比重の大きい置換用液16をサンプルリザーバ8に供給することで、サンプルリザーバ8に残留した試料14は比重の違いによって置換用液16によって置換され、置換用液16の上に配置される。このように、バッファ液18でバッファリザーバ12を満たした後で置換用液16をサンプルリザーバ8に供給しても、サンプルリザーバ8に残留した試料14を置換用液16で置換することができ、キャピラリ6に充填された分離媒体の端面を乱すことなくキャピラリ6の端面近傍から残留試料14を除去することができる。
なお、この実施例の前処理方法においても、サンプルリザーバ8、特にサンプルリザーバ8の底部に残留した試料14をより確実に置換するために、ノズルを用いて吸入と吐出を繰り返すピペッティング動作を補助的に行なうようにしてもよい。
次に、前処理方法のさらに他の実施例を説明する。図4は前処理方法のさらに他の実施例を示す断面工程図である。
キャピラリ6に分離媒体が充填された状態で、最初にバッファ液18をサンプルリザーバ8及びバッファリザーバ12に供給し、プレランを行なう((A)参照。)。プレランは試料を注入しない状態で通電を行なって、キャピラリ内の分離媒体中の不純物イオンを除去する操作である。その後、試料14としてバッファ液18よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料溶液をサンプルリザーバ8に供給する((B)参照。)。試料14はバッファ液18よりも比重が高いので、バッファ液18を浸透してサンプルリザーバ8に充填される。この状態で電極20により電圧を印加して分離媒体の端部に試料を導入する((C)参照。)。その後、サンプルリザーバ8に試料14よりも比重の大きい置換用液16を供給し、サンプルリザーバ8に残留した試料14を置換用液16で置換する((D)参照。)。
この実施例の前処理方法では、サンプルリザーバ8及びバッファリザーバ12をバッファ液18で満たした状態で、バッファ液18よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料14をサンプルリザーバ8に供給するようにしたので、試料14の乾燥を防止しながらキャピラリ6への導入を行なうことができる。この方法でも、サンプルリザーバ8に残留した試料14を置換用液16で置換するようにしているので、キャピラリ6に充填された分離媒体の端面を乱すことなくキャピラリ6の端面近傍から試料14を除去することができる。
従来では、このようにサンプルリザーバ8及びバッファリザーバ12をバッファ液18で満たした状態で、バッファ液18よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料14をサンプルリザーバ8に供給する場合でも、キャピラリ6に試料を導入した後でサンプルリザーバ8に残留した試料14を除去するには、バッファ液18を一旦サンプルリザーバ8及びバッファリザーバ12から排除し、洗浄後に再度バッファ液18を補充する必要があった。これに対し、この実施例の前処理方法では、バッファ液18を取り替えることなくサンプルリザーバ8に残留した試料14を置換してキャピラリ6の端面近傍から除去することができるので、バッファ液18の消費量を低減することができる。
この実施例の前処理方法においても、サンプルリザーバ8、特にサンプルリザーバ8の底部に残留した試料14をより確実に除去するために、ノズルを用いて吸入と吐出を繰り返すピペッティング動作を補助的に行なうようにしてもよい。
図2から図4に示した前処理方法は、図1に示されたようなキャピラリプレート2だけでなく、例えば1つの基板に1本のキャピラリが形成されたマイクロチップなど種々の分析用基板に対して適用することができる。
図5に本発明の前処理方法に適した分析用基板の一例を示す。図5は分析用基板のカソード端側の拡大断面図である。
この分析用基板は、試料を分離するためのキャピラリ6と、キャピラリ6のカソード端側の端部に接続されたサンプルリザーバ8及び複数のサンプルリザーバ8に共通のバッファリザーバ12が形成されている。キャピラリ6には分離媒体が充填されて使用される。そして、キャピラリ6とは異なる位置に溶液をサンプルリザーバ8の側面から供給することができる溶液供給流路19が形成されている。
図6は図5の分析用基板を用いて電気泳動分析を行なう際の前処理方法の一例を示す拡大工程断面図である。
この前処理方法では、キャピラリ6に分離媒体を充填した後、最初にサンプルリザーバ8及びバッファリザーバ12にバッファ液18を供給し((A)参照。)、その後でバッファ液18よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料14を溶液供給流路19からサンプルリザーバ8に供給する((B)参照。)。その後、電極20により電圧を印加して分離媒体の端部に試料を導入する((C)参照。)。試料14よりも比重の大きい置換用液16を溶液供給流路19から導入し、サンプルリザーバ8に残留した試料14を置換用液16で置換する((D)参照。)。
この前処理方法では、試料14を溶液供給流路19を介してサンプルリザーバ8の側面から供給するので、試料14をキャピラリ6の端面に確実に接液させることができ、試料14の供給量を少なくすることができる。さらに、置換用液16を溶液供給流路19を介してサンプルリザーバ8の底部付近から供給することで、サンプルリザーバ8に残留した試料14を底部側から上方に押し上げ、サンプルリザーバ8の底部に残留した試料14も確実に置換することができる。
なお、ここでは置換用液16を溶液供給流路19を介して供給しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、置換用液16はノズルから吐出して供給し、試料14のみを溶液供給流路19を介して供給するようにしてもよい。図6の分析用基板を用いる場合にも、図2又は図3の実施例のように、リザーバ8にバッファ液18を入れない状態で試料14を供給してもよい。
図2,図3,図4及び図5に示した前処理方法は、装置で自動的に行なうようにしてもよい。そのような装置としては、前処理専用装置や前処理機能を備えた電気泳動装置がある。
図7は前処理から電気泳動分析までを行なう電気泳動分析装置の一実施例を示すブロック図である。
この電気泳動分析装置22は、分析者によって予め所定の位置に用意された試料を分析用基板36のサンプルリザーバに供給する試料供給部24と、バッファ液を送液して分析用基板36のバッファリザーバに供給するバッファ液供給部26と、試料及びバッファ液よりも比重の大きい液体(置換用液)を供給する置換用液供給部28と、分析用基板36のキャピラリ内への試料の導入及びキャピラリ内に導入された試料の電気泳動分離を行なうために、電極を介して分析用基板36のリザーバに電圧を印加する電圧印加部30と、キャピラリで電気泳動分離された試料成分を検出するための蛍光測定部32と、試料供給部24、バッファ液供給部26、置換用液供給部28、電圧印加部30及び蛍光測定部32の動作を制御する制御部34と、を備えている。
また、分析者がモニタを見ながら操作することができるように、制御部34はPC(パーソナルコンピュータ)38に接続されている。
試料供給部24、バッファ液供給部26及び置換用液供給部28はそれぞれ試料、バッファ液、置換用液を貯留するタンクとそれらを送液する送液ポンプなどを備えている。
試料供給部24、バッファ液供給部26及び置換用液供給部28は、可動性のノズルに接続されてそのノズルが所定の位置に移動してそれぞれの液体が供給されるようになっていてもよいし、例えば図5に示したような、サンプルリザーバ8の側面から液体を供給する溶液供給流路19を備えた分析用基板が用いられる場合には、溶液供給流路19に試料供給部24が接続されてサンプルリザーバ8の側面からサンプルリザーバ8に試料が供給されるようになっていてもよい。また、流路切替バルブなどを介して、試料供給部24と置換用液供給部28を溶液供給流路19に接続させ、それぞれの液体が溶液供給流路19を介してサンプルリザーバ8に供給されるようになっていてもよい。
制御部34は例えば以下の動作を行なうように制御する。なお、ここでの動作開始前に分析用基板のキャピラリにはすでに分離媒体が充填されている。
[制御1]
まず試料供給部24によって分析用基板のサンプルリザーバに試料を供給させ、電圧印加部30によって電極から電圧を印加させてキャピラリ内に試料の一部を導入させる。その後、置換用液供給部28によって置換用液をサンプルリザーバに供給させる。バッファ液供給部26によってバッファ液を供給させ、電圧印加部26によって所定の電極から電圧を印加して、キャピラリにおいて試料を電気泳動分離させる。キャピラリで電気泳動分離された試料成分を蛍光測定部32によって検出し、PC38にそのデータを送信する。
[制御2]
試料供給部24によって分析用基板のサンプルリザーバに試料を供給させ、電圧印加部30によって電極から電圧を印加させてキャピラリ内に試料の一部を導入させる。その後、バッファ液供給部26によってバッファ液を供給させる。分析用基板のバッファリザーバがバッファ液で満たされた状態で、置換用液供給部28によって置換用液をサンプルリザーバに供給させる。電圧印加部26によって所定の電極から電圧を印加して、キャピラリにおいて試料を電気泳動分離させる。キャピラリで電気泳動分離された試料成分を蛍光測定部32によって検出し、PC38にそのデータを送信する。
[制御3]
この制御方法を制御部34に実行させるために、分析者が、バッファ液供給部26から供給されるバッファ液よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料溶液を試料供給部24に補充しておく。
バッファ液供給部26によってバッファ液を分析用基板のバッファリザーバに供給する。電圧印加部30によってプレランを行なった後、試料供給部24によって試料溶液を分析用基板のサンプルリザーバに供給する。電圧印加部30によって電極から電圧を印加させてキャピラリ内の分離媒体の端部に試料を導入させる。置換用液供給部28によって置換用液をサンプルリザーバに供給させる。電圧印加部26によって所定の電極から電圧を印加して、キャピラリにおいて試料を電気泳動分離させる。キャピラリで電気泳動分離された試料成分を蛍光測定部32によって検出し、PC38にそのデータを送信する。
上記[制御1]〜[制御3]に記載した制御方法を制御部34が実行することにより、分析者が試料、バッファ液及び置換用液を所定の位置に用意するだけで、電気泳動分析装置が前処理から分析までを自動で行なうことができる。
従来の装置では、分析用基板のキャピラリに試料を導入した後で、キャピラリ内の分離媒体のサンプルリザーバに面した端面を乱すことなく十分な洗浄を行なうことができなかった。しかし、この実施例の装置は置換用液供給部28を備え、試料をキャピラリに導入した後で、自動で置換溶液供給部25から試料よりも比重の大きい置換用液がサンプルリザーバに導入されるようになっているので、キャピラリ内の分離媒体の端面を乱すことなくサンプルリザーバから残留試料を除去することが可能である。
なお、[制御1]〜[制御3]において、置換用液供給部28などの機構が液体の吸入及び吐出を行なうことができるノズルを備えている場合には、置換用液供給部28から置換用液をサンプルリザーバに供給させた後で、ノズルを用いてピペッティング動作を行なわせるようになっていてもよい。
図8,図9及び図10は、図7に示した電気泳動分析装置22の蛍光測定部32における測定開始時の経過時間と信号強度を示すグラフである。これらのグラフにおける横軸は測定開始からの経過時間を表わし、縦軸は信号強度を表わしている。
この測定では、図2の構造をもつ1本流路のプレートを用い、サンプルリザーバ8の容量を3μL(マイクロリットル)とした。試料として、BigDye(商標) Terminator V3.1 Cycle Sequencing Kit(Applied Biosystems社の製品)を用いてエタノール精製した反応生成物を50%エチレングリコールを含む溶解液に溶解したものを用い、バッファ液として、50mM Tris/50mM TAPS/2mMEDTAを用いた。置換用液供給部28から供給される置換用液の組成は、エチレングリコール:10倍濃度TTE:水=8:1:1である。
この測定の前処理として、サンプルリザーバ8に試料を供給し、電圧を印加してキャピラリ6内に試料を導入した。図8の測定は、試料をキャピラリ6に導入した後、置換用液をサンプルリザーバに供給せずにバッファリザーバ12にバッファ液を供給した後、分析を行なった。図9の測定では、試料をキャピラリ6に導入した後、置換用液供給部28から6μLの置換用液をサンプルリザーバ8に導入し、サンプルリザーバ8に残留した試料の置換を行なった後、バッファリザーバ12にバッファ液を供給し、分析を行なった。図10の測定では、試料をキャピラリ6に導入した後、置換用液供給部28から6μLの置換用液をサンプルリザーバ8に導入した後、さらにノズルを用いてサンプルリザーバ8内でキャピラリ6に充填された分離媒体の端面を乱さない程度にピペッティング動作を行ない、バッファリザーバ12にバッファ液を供給し、分析を行なった。
図8、図9、図10の測定結果によれば、図8の測定では、蛍光の検出信号が出始めてからの信号強度のベースラインが安定していない。これは、サンプルリザーバ8に残留した試料が測定中にキャピラリ6に導入されたことが原因である。
それに対し、図9の測定では、蛍光の検出信号が出始めてからの信号強度のベースラインが安定している。これはサンプルリザーバ8の試料が置換用液で置換されてキャピラリ6の端面近傍から除去され、測定中にキャピラリ6に試料が導入されにくくなったことがその理由である。
さらに、図10の測定では、図9の測定よりも、蛍光の検出信号が出始めてからの信号強度のベースラインがさらに安定している。このことから、試料をキャピラリ6内に導入した後のサンプルリザーバ8に置換用液を供給し、さらにピペッティング動作を補助的に加えることで、サンプルリザーバ8、特にサンプルリザーバ8の底部に残留した試料の置換効率をさらに高めることができることがわかる。
キャピラリプレートの一例を示す平面図とその平面図の二点鎖線で囲まれた領域を詳細に示す拡大図である。 図1Aのキャピラリプレートにおけるカソード端部の斜視図である。 図1Aのキャピラリプレートにおけるカソード端部の1つのサンプルリザーバを示す拡大断面図である。 キャピラリプレートを用いた電気泳動分析における前処理の手順を説明するためにキャピラリプレートのカソード端側の1つのサンプルリザーバを示す拡大工程断面図である。 キャピラリプレート2を用いた電気泳動分析における前処理方法の他の実施例を示す拡大断面工程図である。 キャピラリプレート2を用いた電気泳動分析における前処理方法のさらに他の実施例を示す拡大断面工程図である。 本発明の前処理方法に適した分析用基板のカソード端側の拡大断面図である。 図5の分析用基板を用いて電気泳動分析を行なう際の前処理方法の一例を示す拡大工程断面図である。 前処理から電気泳動分析までを行なう電気泳動分析装置の一実施例を示すブロック図である。 電気泳動分析装置の蛍光測定部における測定開始時の経過時間と信号強度を示すグラフである。 電気泳動分析装置の蛍光測定部における測定開始時の経過時間と信号強度を示すグラフである。 電気泳動分析装置の蛍光測定部における測定開始時の経過時間と信号強度を示すグラフである。
符号の説明
2 キャピラリプレート
6 キャピラリ
8 カソード側サンプルリザーバ
10 アノード側リザーバ
12 カソード側バッファリザーバ
14 試料
14a 導入された試料
16 置換用液
18 バッファ液
19 溶液供給流路
20 電極
22 電気泳動分析装置
24 試料供給部
26 バッファ液供給部
28 置換用液供給部
30 電圧印加部
32 蛍光測定部
34 制御部
36 分析用基板

Claims (7)

  1. 試料を分離するためのキャピラリと、前記キャピラリの端部に配置され、試料を前記キャピラリ内に導入するためのリザーバが形成された分析用基板を用いて電気泳動分析を行なうための前処理方法であって、
    前記リザーバに試料を供給し、電圧を印加して前記試料を前記キャピラリ内に導入する試料導入工程の後、試料の電気泳動分離工程を開始するまでの間に、前記試料よりも比重の大きい置換用液を前記リザーバに導入して、前記リザーバに残留した試料をリザーバから排除する試料置換工程を含んでいることを特徴とする前処理方法。
  2. 前記試料導入工程では前記リザーバへの試料供給に先立って前記リザーバにバッファ液を供給し、前記試料は前記バッファ液よりも比重の大きい液体を溶媒とする試料溶液として前記リザーバへ供給する請求項1に記載の前処理方法。
  3. 前記分析用基板は、前記リザーバの側面から溶液を供給する溶液供給流路を備えており、
    前記試料導入工程において、前記試料溶液を前記溶液供給流路を介して導入する請求項2に記載の前処理方法。
  4. 前記分析用基板は、前記リザーバの側面から溶液を供給する溶液供給流路を備えており、
    前記試料置換工程において、前記置換用液を前記溶液供給流路を介して導入する請求項2又は3に記載の前処理方法。
  5. 試料を分離するためのキャピラリと、前記キャピラリの端部に配置され、試料を前記キャピラリ内に導入するためのリザーバが形成された分析用基板を保持する基板保持部と、
    試料を前記分析用基板の前記リザーバに供給する試料供給部と、
    バッファ液を前記分析用基板の前記リザーバに供給するバッファ液供給部と、
    前記試料供給部によって前記リザーバに供給された試料を前記キャピラリ内に導入するように電圧を印加する電極を含む試料導入機構と、
    前記試料導入機構によって試料が前記キャピラリ内に導入された後で、前記リザーバに前記試料よりも比重の大きい置換用液を供給する置換用液供給部と、を備えていることを特徴とする電気泳動用前処理装置。
  6. 前記分析用基板は前記リザーバの側面から溶液を供給する溶液供給流路を備えており、
    前記試料供給部は前記試料溶液を前記溶液供給流路を介して前記リザーバに供給するようになっている請求項に記載の電気泳動用前処理装置。
  7. 前記分析用基板は前記リザーバの側面から溶液を供給する溶液供給流路を備えており、
    前記置換用液供給部は前記置換用液を前記溶液供給流路を介して前記リザーバに供給するようになっている請求項5又は6に記載の電気泳動用前処理装置。
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