JPH1010088A - キャピラリ−電気泳動装置 - Google Patents

キャピラリ−電気泳動装置

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JPH1010088A
JPH1010088A JP8165555A JP16555596A JPH1010088A JP H1010088 A JPH1010088 A JP H1010088A JP 8165555 A JP8165555 A JP 8165555A JP 16555596 A JP16555596 A JP 16555596A JP H1010088 A JPH1010088 A JP H1010088A
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capillary
electrophoresis
separation
sample
electrophoresis apparatus
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JP8165555A
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Yoshitoshi Ito
嘉敏 伊藤
Norio Okuyama
典生 奥山
Motoko Yoshida
基子 吉田
Akihiko Okumura
昭彦 奥村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キャピラリ−電気泳動装置をガラス板に構成
して小型化し、さらに、小型化による問題点を解消した
キャピラリ−電気泳動を提供する。 【解決手段】 キャピラリ−12と電極20と21から
なる分離用電気泳動部の末端に電極21、22とキャピ
ラリ−13からなる電気浸透流ポンプを結合して電気泳
動分離バンドの流れの速度を制御することより、電極2
3、24及び電気配線28、29からなる検出器位置に
到達するまでの電気泳動時間を延ばし、実効的な電気泳
動距離を延ばす。 【効果】 短い分離用キャピラリ−を用いても、電気泳
動の分離効率および分解能の向上、特に易動度の差が小
さい物質の分離が可能になる。電気的制御系であるた
め、装置の自動化および泳動条件の最適化のシミュレ−
ションなどが容易になる。小型化によりポ−タブルとな
り応用分野が拡大される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体中の蛋白質、ペ
プチド、アミノ酸、神経伝達物質、ホルモン、核酸、食
品、薬品、環境物質等広範に亘る物質の微量分離分析に
用いられるキャピラリ−電気泳動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】キャピラリ−ゾ−ン電気泳動法は、電解
液を充填した石英キャピラリ−に試料注入後キャピラリ
−両端に電圧を印加し、電場における試料粒子の易動度
の差に基づいて分離する方法である。 易動度は、粒子
がもつ荷電量と電場の大きさに由来する駆動力と、粒子
の移動に伴い泳動媒体との間に生ずる摩擦力、の相互作
用できまり、粒子の電場における動きを電気泳動と言
う。 一方、電気泳動粒子は、石英キャピラリ−と緩衝
液界面のζ電位に基づいて発生する電気浸透流の影響を
受けて、通常カソ−ドに向かって移動し、キャピラリ−
末端にある検出器で検出される。 電気浸透流は以下の
様に説明される。 石英キャピラリ−は、溶液と接する
と石英表面のシラノ−ル基が解離して−の電荷を持ち、
これに溶液中の+イオンが引き寄せられ電気二重層(ζ
電位)を形成する。 電場に置くと、この可動の+イオ
ンがカソ−ドに向かって動き、これに伴いキャピラリ−
内のバルクも粘性で動く。
【0003】このようなキャピラリー電気泳動による分
離方法の性能は分離効率や分解能で表されることがアー
ル.クーン、エス.エッチ.クーン著「キャピラリー
エレクトロホレシス」 シュプリンガー.ファーラン
グ社、1993年、頁32〜34("Capillary Electrophoresi
s", R.Kuhn, S.H.Kuhn, Springer Verlag, pp32〜34,
1993)に示されている。
【0004】性能指標の一つである分離効率は理論段数
Nとして次の式によって表わされる。
【0005】
【数1】
【0006】したがって、キャピラリ−電気泳動装置の
分離効率は泳動距離L および電界強度E に比例する。
【0007】一方、別の性能指標として用いられる分解
能R は易動度の異なる成分間の分離を表わし、次の式で
あらわされる。
【0008】
【数2】
【0009】キャピラリ−電気泳動中のバンド幅の広が
りσ2 は
【0010】
【数3】
【0011】となるため、この式を用いると分解能Rは
次式で表わされる。
【0012】
【数4】
【0013】このように、分解能も泳動距離L と電界強
度E に依存する。
【0014】このほか電気浸透流の速度Veoは次式で表
わされる。
【0015】
【数5】
【0016】従来の電気泳動装置ではキャピラリ−サイ
ズは内径10〜100μm, 外径50〜400μm, 長さ10〜100cm
程度が使用されている。 印加電圧にはキャピラリ−内
に発生するジュ−ル熱に基づく限界、および電源装置の
限界約30kVがある。
【0017】このジュ−ル熱の発生による分離バンドの
広がりや再現性の低下、更に、高電圧を必要とする問題
を、装置の小型化により解決する試みとして、キャピラ
リーをガラス板やシリコンウェーハに微細加工技術を用
いて作成するという、いわゆる、マイクロタス(μTA
S:μーTotal Analysis System)化が行われている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】電気泳動分離の性能は
前述の如く電界強度Eとキャピラリー長さL(泳動距離)
に依存する。μTASの場合、平板上に作成するキャピラ
リの長さが、小型化によって従来の電気泳動装置に比較
し短くなるため、その性能が低下することになる。
【0019】本発明の目的はこの様なμTAS化によって
生じる問題を解決し、小型で高性能な電気泳動装置提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明ではマイクロ化に
より短縮したキャピラリ−長さをキャピラリーに電気浸
透流の流れと逆方向に緩衝液を流すことによって実効的
に長くしこの問題を解決する。
【0021】キャピラリ−中の緩衝液に注入された試料
物質はキャピラリ−に印加された電界により泳動し、各
成分の易動度に応じて時間とともに緩衝液中で分離を始
める。同時に、印加されている電界により、緩衝液が電
気浸透流としてキャピラリ−中を移動する。μTAS化に
より、キャピラリ−長が短くなっているため、試料成分
の十分な分離が起こる前に、試料成分がキャピラリ−の
終端に到達してしまうことに性能劣化の原因がある。
【0022】したがって、その際にキャピラリ−に電気
浸透流の方向と逆方向に緩衝液の液を行い、試料成分が
キャピラリ−終端に到達するまでの時間を制御する事に
よってこの問題を解決する。
【0023】電気泳動の流れは前述の如く電気浸透流で
支配されるため、向流の送液手段として本発明では, 同
種の電気浸透流を組み合わせる構造や、システムを用い
る。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施例1 図1は本発明の一実施例に基づくキャピラリ−電気泳動
装置の基本構成部を示すもので、ガラス平板上に設けた
キャピラリ−とキャピラリ−に接して設けた電極の配置
及び電気配線等を示す。
【0025】図1において、11はキャピラリ−を設けた
ガラス基盤、12は分離用キャピラリ−、13はポンプ
用キャピラリ−、14は試料導入用キャピラリ−である。
15は緩衝液導入口、16は緩衝液排出口である。17は試料
導入口と分離用キャピラリ−をつなぐキャピラリ−であ
る。18と19は試料導入口と排出口である。20と21は分離
用キャピラリ−に電界を印加するための電極であり、22
は21との間にポンプ用キャピラリ−に電界を印加するた
めの電極である。 23と24は分離用キャピラリーの
終端部でキャピラリ−電気泳動による試料の分離結果を
電気抵抗値として測定するための電極である。25、26、
27は各電極への電気配線である。
【0026】図2は図1に示した電気泳動装置の緩衝液導
入口15と排出口16とを結ぶ直線にそった断面図である。
ガラス平板上11にキャピラリ−が掘られ、その上にガラ
ス板34が接着してある。各電極はガラス板11に埋め込で
あり、緩衝液導入口15及び、排出口16は接着したガラス
板34にあけてある。導入口15及び、排出口16には液槽を
構成するようにガラス管35と36が取付けてある。同様の
ガラス管は試料導入口18と排出口19にも設けてある。
【0027】図3は電気泳動装置の各電極へ電圧を印加
するための電源37-1〜37-5、電圧印加を制御するための
スイッチ38-1〜38-4、そして、これらのスイッチと電源
間の結線を示す。
【0028】次に、計測操作にともなう本装置の各部の
動作、作用について述べる。まず初めに、緩衝液を試料
槽35に入れる。緩衝液は表面張力などにより緩衝液導入
用キャピラリ、分離用キャピラリ、ポンプ用キャピラ
リ、試料導入用キャピラリ等に吸引される。次に、試料
導入口19に取付けた試料槽から測定試料を入れる。試料
導入キャピラリはすでに緩衝液で満たされているため、
スイッチ38-3を操作し、電極30と31に電源37-3の電圧を
印加し試料導入キャピラリーに電気浸透流を起こす。こ
の電気浸透流は試料導入キャピラリー14にすでに満たさ
れていた緩衝液を排出口18に排出し、替わって測定試料
を注入する。試料導入キャピラリー14に測定試料が注入
された後、スイッチ38-3を操作し、電極30と31の間への
電圧印加を止める。この操作により、緩衝液導入キャピ
ラリー17と分離用キャピラリー12の間に位置する試料導
入試キャピラリー部には測定試料が注入される。次に、
スイッチ35-1を操作し、分離用キャピラリー12の両側に
配置した電極20と21の間に電源37-1の電圧を印加する。
この電圧印加により、試料導入キャピラリー14に注入さ
れた測定試料のうち緩衝液導入キャピラリー17と分離用
試キャピラリー12の間に位置する測定試料が分離用キャ
ピラリー12による電気浸透流により分離用キャピラリー
12に導入される。この測定試料は引き続き分離用キャピ
ラリー12のなかを電極20から21の方向へ電気浸透流によ
り移動しながら電気泳動により易動度の差に基づいて各
試料成分が分離される。この時スイッチ38-2を操作し、
電極21と22の間に電源37-2の電圧を印加する。この電圧
印加によりポンプ用キャピラリー13には分離用キャピラ
リ12による電気浸透流の方向とは逆方向に電気浸透流を
流すように作用する。その結果、分離用キャピラリでの
みかけの電気浸透流速度はポンプ用キャピラリの作用に
より遅くなる。従って、分離用キャピラリに注入された
測定試料が検出用電極23、24の位置に到達するするまで
の時間、すなわち、実効的な泳動距離はがポンプ用キャ
ピラリに電圧を印加しない場合に比べ長くなる。このこ
とは、前述したように電気泳動による試料成分の分離性
能と分解能を向上させる結果になる。
【0029】スイッチ38-3は電極30と31の間に電圧を印
加するほかに、スイッチ38-4と組み合わせて電極30、31
と電極20との間に電源37-4の電圧を印加するために用い
る。これは電極20から電極30の方向と電極20から電極31
の両方の方向に電気浸透流を発生させ、初めに分離用キ
ャピラリーに導入した測定試料以外の試料が分離用キャ
ピラリーに吸引されるのを防ぐためである。
【0030】分離用キャピラリーでの電気泳動により分
離された試料成分が検出用電極23と24の位置に到達する
と、電源37-5の電圧を印加してある電極23と24の間に流
れる電流の変化として各試料成分の流れが検出される。
電流の変化は電流計39により測定する。
【0031】実施例2 図4に本実施例の構成を示す。図4に於て、41は各操
作を制御するためのコンピュータである。42は記憶装
置、43は表示装置である。44はコンピュータからの制御
信号やデータ等を伝達するためのバスラインである。4
5は各電極に印加するための電圧を発生するコンピュー
タが制御できる電源装置である。46は電源装置から供給
される電圧を各電極に接続するためのスイッチ装置であ
る。この装置もコンピュータで制御される。47は検出電
極間の抵抗値の計測装置である。48は47で計測された抵
抗値をバスラインへ接続するためのAD変換器である。49
-1はスイッチ装置と各電極間の配線、49-2はAD変換器48
とバスライン間の配線、49-3は抵抗値計測装置47と検出
用電極間の配線である。
【0032】本実施例は実施例1で述べた各電極への電
圧印加や検出等の操作をコンピュータとコンピュータに
よる制御装置を利用して自動化したものであり本実施例
の動作、作用は実施例1で述べた内容と同じである。
【0033】実施例3 図5に本実施例による発明の構成図を示す。本実施例で
は泳動ポンプ用キャピラリーが分離用キャピラリーの後
ろ側に取付けてある。実施例1では分離用キャピラリー
の先端に取付けてあり、この取付け位置の違いが両者の
相異点である。泳動ポンプ用キャピラリーの取付け位置
の差は分離用キャピラリーの電気泳動流の速度を、流れ
の先から泳動ポンプを作用させ、圧力をかけて制御する
か、後ろ側から、吸引により制御するかの違いがある
が、いずれも、分離用キャピラリーに於ける見かけの電
気浸透流の速度を制御できる。本実施例の動作作用の内
容は電気浸透流の速度制御の具体的手段に差があるだけ
でその他については実施例1と同じである。
【0034】実施例4 図6に本実施例による発明の構成を示す。実施例1では
検出器として電気抵抗検出器を用いていたが、本実施例
は光吸収を測定することにより分離結果を測定する。そ
のため実施例1の電気抵抗検出用の電極に変わり、レー
ザダイオードと光検出器を備えている。
【0035】図6において23-1はレーザダイオード、23
-2はレーザダイオードからのレーザ光を分離用キャピラ
リーの光吸収測定位置まで導くための光ファイバ、24-2
は光吸収測定位置を透過したレーザ光を光検出器24-1へ
導くための光ファイバである。29-1はレーザダイオード
への電気配線、28-1は光検出器からの信号線である。
【0036】本実施例では分離結果を分離用キャピラリ
ーを透過させたレーザ光の強度変化として光検出器で検
出するが、その他の動作の内容は実施例1と同じであ
る。
【0037】本実施例で示した分析結果を光学的に行な
う手段は、実施例2にたいして同様に適用することが可
能である。
【0038】実施例5 本実施例は同一基盤上に実施例1で示した測定装置を複
数個設けた装置である。同一基盤上に設けた各装置ごと
に分離用キャピラリーの印加電圧やポンプ用キャピラリ
ーの印加する電圧をそれぞれ異なった値に設定すること
により、一定時間内に多くの試料成分の分析を行なうこ
とができ、分析能力を向上することができる。本実施例
では同一基盤上に設ける装置として実施例1の装置を複
数個設けたが、この装置は実施例2から4までの装置や、
あるいは、これらの異なった構造の装置の組み合わせで
あってもよい。
【0039】実施例6 本実施例による発明の装置構成を図7に示す。本装置は
実施例1で示した装置における平板11の両側に金属ピン
71〜77を設け、各金属ピンに平板11に設けた各電極から
の配線を接続したものである。この金属ピンの取付けに
より各キャピラリーを加工した平板11をチップ化でき、
電源や制御用の計算機と各電極との電気的な接続をソケ
ットを用いて行なうことが可能になる。その結果、取り
扱いが容易になるという利点がもたらされる。本実施例
は実施例1以外の各実施例にも適用が可能である。図8
は本発明の装置をソケットに装着したときの状況を示す
図である。
【0040】実施例7 本発明は実施例1の装置にキャピラリー洗浄機能を付加
したものであり、本実施例による装置構成を図9に示
す。図9において81は洗浄液をポンプ用キャピラリー1
3及び分離用キャピラリー12に導入するためのキャピラ
リーである。82は洗浄液の導入口であり、さらにその先
には洗浄液を入れた洗浄液槽が設置してある。83は電極
で、洗浄液槽の洗浄液を分離用キャピラリーに流入させ
るための電気浸透流発生に使用する。
【0041】この装置では測定に先立ってキャピラリー
の洗浄を行なう。初めに電極20と83の間に電圧を印加し
電気浸透流により洗浄液槽の洗浄液をポンプ用キャピラ
リーと分離用キャピラリーに流入させる。各キャピラリ
ーを洗浄液で満たした後、電極20と83に印加する電圧の
極性を反転させ、各キャピラリーを満たした洗浄液を洗
浄槽に逆流させる。この操作を繰り返すことにより各キ
ャピラリー中に残存していた汚れを取り除く。この洗浄
操作をした後の測定操作は実施例1でのべた内容と同じ
である。
【0042】本実施例の洗浄機能の付与により、キャピ
ラリーを繰り返し使用した場合でも、各測定前の使用履
歴によらず安定した測定結果を得ることができる。この
キャピラリ洗浄器能は本発明の各実施例に適用可能であ
る。
【0043】実施例8 本実施例は試料導入口19と排出口16にそれぞれガラスキ
ャピラリーを設置したものである。その装置構成を第1
0図に示す。図10において91は試料導入口19に接続し
た試料導入用ガラスキャピラリー、92は排出口16に接続
した排出用ガラスキャピラリーである。この装置では試
料導入用ガラスキャピラリー91の先端を例えば生体細胞
あるいは細胞間などに差し込むことにより細胞中の生体
物質を直接分析器に導入できる。この結果、測定に必要
とする試料量が少量ですむようになり、試料量がわずか
なものまで分析することができるようになる。
【0044】排出口に設けたガラスキャピラリー92はそ
の先端を他の分析装置、例えば質量分析装置などにつな
げることができるため、本装置による試料成分の分離結
果を、すでに実現している他の分析装置で計測すること
が、容易にできるようになる。
【0045】実施例9 本実施例は実施例1で示した分析装置に温度制御機能を
付加したものである。電気泳動による試料成分の分離は
分離用キャピラリーの温度の影響を受けやすいため計測
中はキャピラリーの温度を一定に制御することで測定精
度の向上が実現できる。本発明では各キャピラリーを平
板上に加工してあり装置が小型であるため、実施例1の
装置をペルチエ冷却素子の上に直接あるいは熱伝導体を
介して取付け、装置全体の温度をで制御するようにした
ものである。
【0046】
【発明の効果】
(1)電気浸透流ポンプは電気制御ができるため、取扱
いおよび自動化が容易、さらに、泳動条件最適化のシミ
ュレ−ションが容易となるため、目的、分析対象に応じ
た多様の対応とプログラム制御が可能となる。
【0047】(2)泳動部のキャピラリ−長を短縮化で
きる上、電気制御系であるため装置をコンパクトにでき
る。このことは、分析系の温度制御を容易にして再現性
の良い結果をもたらす、と同時にパ−ムトップサイズの
環境計測やベッドサイドの臨床検査に適した計測器とし
ての応用が可能である。
【0048】(3)測定に必要な試料が極く微量である
ため、生体の活動状況に影響を及ぼすことなく生体の分
泌物質など分析試料の採取が随時できるため、従来は不
可能であった生体のダイナミックな変化に関連する微量
物質の分析が可能になる。
【0049】(4)血清、脳脊髄液、DNAをはじめと
する生体成分や医薬品、環境物質に含まれる各種イオン
などわずかな易動度差をもつ混合成分の分離を容易に
し、泳動距離依存性の高い等速電気泳動分離モ−ドにお
いても、リ−デイングイオンとタ−ミナルイオンにはさ
まれた試料各成分の分離性能向上に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の基本構成図。
【図2】キャピラリーと電極、緩衝液導入口と排出口の
配置説明図。
【図3】本発明による装置の電極への電気配線図。
【図4】操作を自動化した装置構成図。
【図5】電気浸透流ポンプと分離用キャピラリーの結合
方式の一例。
【図6】光検出系用光源と光検出器をキャピラリーを設
けたガラス板に装着した装置構成図。
【図7】ピン付きガラス板を利用したキャピラリ−電気
泳動装置図。
【図8】ソケットに装着したピン付きキャピラリ−電気
泳動装置図。
【図9】キャピラリ−洗浄用電気浸透流ポンプを備えた
本発明の装置図。
【図10】試料導入口、及び緩衝液排出口にガラスキャ
ピラリーを備えた本発明装置図。
【符号の説明】
11:ガラス板、12:電気泳動分離用キャピラリ−、13:
電気浸透流ポンプ用キャピラリー、14:試料導入用キャ
ピラリー、15:緩衝液導入口、16:緩衝液排出口、17緩
衝液導入用キャピラリー、18:試料導入口、19:試料排
出口、20:電極、21:電極、22:電極、23、23-1、24、
24-1:抵抗値測定用電極、23-2、24-2:光ファイバ、25
〜29:電気配線、28-1〜29-1:電気配線、30〜31:試料
導入用電気浸透流ポンプ電極、32〜33:電気配線、34:
ガラス板、35〜36:液槽用ガラス管、37-1〜37-5:電
源、38-1〜38-4:電気スイッチ、39:電流計、41:制御
用コンピュータ、42:記憶装置、43:表示装置、44:バ
スライン、45:電源装置、46:スイッチ、47:抵抗値
の計測装置、48:AD変換器、49-1〜49-3:電気配線、71
〜77:ピン、78:ソケット79:ピンの差し込み口、81:
洗浄液導入排出用キャピラリー、82:洗浄液導入口、8
3:洗浄液導入用電気浸透流ポンプ電極、84:電気配
線、91:試料導入用ガラスキャピラリー、92:緩衝液排
出用ガラスキャピラリー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 昭彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気泳動分離用キャピラリ−と、電気浸透
    流ポンプキャピラリ−をガラス板に結合して設けたキャ
    ピラリ−電気泳動装置。
  2. 【請求項2】ガラス板にキャピラリ−を構成したキャピ
    ラリ−電気泳動装置において電気浸透流の流速制御手段
    を備えたキャピラリ−電気泳動装置。
  3. 【請求項3】電気泳動分離用キャピラリ−と、電気浸透
    流ポンプ用キャピラリ−を結合したキャピラリ−電気泳
    動装置をガラス板に複数個設けたことを特徴とするキャ
    ピラリ−電気泳動装置。
  4. 【請求項4】電気泳動キャピラリ−への試料注入を行な
    うための電気浸透流ポンプを備えたことを特徴とする請
    求項1及び2のいずれかに記載のキャピラリ−電気泳動
    装置。
  5. 【請求項5】洗浄液を電気泳動分離用キャピラリ−へ注
    入、排出するための電気浸透流ポンプを備えたことを特
    徴とする請求項1及び2のいずれかに記載のキャピラリ
    −電気泳動装置。
  6. 【請求項6】電気泳動分離用キャピラリ−内に電気泳動
    キャピラリ−内の試料の電気抵抗値あるいはボルタメト
    リを測定するための微小電極を設けたことを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載のキャピラリ−電気泳動
    装置。
  7. 【請求項7】電気泳動分離用キャピラリ−内の試料の光
    吸収を測定するための光ファイバを設けたことを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載のキャピラリ−電気
    泳動装置。
  8. 【請求項8】電気泳動分離用キャピラリ−内の試料の光
    吸収を測定するための光源と光検出器を電気泳動分離用
    キャピラリ−を設けたガラス板に装着したことを特徴と
    する請求項1から6のいずれかに記載のキャピラリ−電気
    泳動装置。
  9. 【請求項9】電気泳動分離用キャピラリ−部による電気
    浸透流の上流部に電気浸透流用ポンプを結合した請求項
    1から7のいずれかに記載のキャピラリ−電気泳動装置。
  10. 【請求項10】電気泳動分離用キャピラリ−部による電
    気浸透流の下流部に電気浸透流用ポンプを結合した請求
    項1から7のキャピラリ−電気泳動装置。
  11. 【請求項11】請求項1から9のいずれかに記載のキャピ
    ラリ−電気泳動装置において、試料導入口にガラスキャ
    ピラリーを取付けたことを特徴とするャピラリ−電気泳
    動装置。
  12. 【請求項12】請求項1から10のいずれかに記載のキャ
    ピラリ−電気泳動装置において、分離用キャピラリ−の
    排出口にガラスキャピラリーを取付けたことを特徴とす
    るャピラリ−電気泳動装置。
  13. 【請求項13】請求項1から10のいずれかに記載のキャ
    ピラリ−電気泳動装置において、電気泳動分離用キャピ
    ラリ−を設けたガラス板に金属ピンを設け、該ガラス板
    に設けた各電極及び電気配線と電源、電流計との電気的
    接続を該金属ピンを用いて行なうことを特徴とするキャ
    ピラリ−電気泳動装置。
  14. 【請求項14】請求項1から12のいずれかに記載のキャ
    ピラリ−電気泳動装置において、ガラス板を電子冷却素
    子に接して設けたことを特徴とするキャピラリ−電気泳
    動装置。
  15. 【請求項15】請求項1から13のいずれかに記載のキャ
    ピラリ−電気泳動装置において、各電極へ印加する電圧
    や時間を制御するための制御装置を備えたことを特徴と
    するキャピラリ−電気泳動装置。
  16. 【請求項16】溝を設けた第1の基板と、該溝の長手方
    向に電界を印加するための少なくとも3個以上の電極
    と、該溝の上部をふさぐために第1の基板に接着し該溝
    に試料及び緩衝液を導入及び排出するための複数個の孔
    を設けた第2の平板ガラスと、第2のガラス基板の孔の
    位置に設けた液漕と、溝中の試料成分を検知するための
    手段とからなるキャピラリー電気泳動装置。
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