JP4692589B2 - シリアルプリンタ - Google Patents
シリアルプリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4692589B2 JP4692589B2 JP2008205337A JP2008205337A JP4692589B2 JP 4692589 B2 JP4692589 B2 JP 4692589B2 JP 2008205337 A JP2008205337 A JP 2008205337A JP 2008205337 A JP2008205337 A JP 2008205337A JP 4692589 B2 JP4692589 B2 JP 4692589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- data
- printer
- image data
- host device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Record Information Processing For Printing (AREA)
Description
リアルプリンタ及びシリアルプリンタを制御するプログラムを記録した記録媒体に関する
。より詳細には、本発明は、画像データなどを蓄積するバッファメモリを節約し、印刷の
待ち時間を短縮することができるシリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体に
関する。
成媒体に画像を形成することができるプリンタの高性能化と低価格化が要求されている。
これらのプリンタのうちでも、「シリアルプリンタ」、すなわち紙などの画像形成媒体に
対して印刷ヘッド(画像形成ヘッド)が走査しながら印刷画像を形成する「シリアルスキ
ャン型」あるいは「ドラムスキャン型」のプリンタの市場への普及速度には特にめざまし
いものがある。
な「インクジェットプリンタ」を例に挙げて説明する。
像データ」を、インクジェットプリンタにより印刷するためには、「印刷データ」に変換
する必用がある。ここで、「画像データ」とは、例えばRGB(red,green,blue)の3要
素により表される画像情報であり、「印刷データ」とは、プリンタが用いる各色のインク
(例えば、シアン:C、マゼンタ:M、黄色:Y、及び黒:Kの4色)によるドットの配
列に対応する印刷情報である。
る。「印刷データ生成部」は、「プリンタドライバ」などと称される場合もある。
。すなわち、同図(a)、(b)に表した例は、いずれも、ホスト機器にプリンタが接続
されている。そして、図10(a)の構成においては、ホスト機器100Aに印刷データ
生成部150が設けられ、「画像データ」を「印刷データ」に変換してプリンタ200A
に供給する。この構成においては、「印刷データ生成部」を有するホスト機器にしかプリ
ンタを接続できないという欠点がある。つまり、プリンタが「画像データ」を直接入力し
て印刷を実行することは不可能であり、プリンタを接続できるホスト機器が極めて限られ
たものになるという問題があった。
00Bに設けられている。この場合は、プリンタ200Bは、ホスト機器100Bから「
画像データ」を受信し、印刷データ生成部150において「印刷データ」に変換して印刷
を実行する。このようにすれば、ホスト機器100Bは、「画像データ」を出力するだけ
で済む。従って、デジタルカメラや各種の各種のPDA(personal digital assistant:
個人用携帯型情報端末)、あるいはインターネットなどのデータ源に接続して画像データ
をダウンロードできる各種のデジタル機器などをホスト機器100Bとすることができる
。そして、これらのホスト機器にプリンタを直接接続して、所望の画像を印刷することが
可能となる。つまり、従来と異なり、ホストコンピュータを介することなくこれらの機器
から直接画像データを取り出して印刷することができ、プリンタの応用範囲を大幅に拡げ
ることができる。
るための大容量メモリを必要とし、さらに印刷開始までの待ち時間が生ずるという問題が
ある。
すなわち、図11に例示した印刷画像は、用紙Sの上に画像Aと画像Bとが横に並んだ
レイアウトを有する。そして、これら画像Aと画像Bに関するデータは、それぞれホスト
機器100Bに「画像ファイルA」、「画像ファイルB」として格納されているとする。
動作を以下に説明する。
」の全てのデータをホスト機器100Bから受信し、バッファメモリ210に書き込む。
次に、ステップS411において、「画像ファイルB」の全てのデータをホスト機器10
0Bから受信し、バッファメモリ210に書き込む。
のは、「シリアルプリンタ」の場合には、印刷動作が「イメージバンド」毎に実行される
からである。すなわち、「シリアルプリンタ」の場合には、図11に表したように、印刷
画像は、イメージバンドIB1、IB2、IB3、・・・を順次印刷することにより形成
される。この「イメージバンド」とは、後に詳述するように、印刷ヘッドの一回の主走査
により印刷される範囲に対応している。
刷データ生成部150が、これらの「画像データ」を「印刷データ」に変換する。具体的
には、まず、ステップS412において、メモリ210に書き込まれた画像A及び画像B
の「画像データ」を順次読み込む。そして、ステップS413〜S415において、「サ
イズ変換」、「色変換」、「ハーフトーン処理」を施し、「印刷データ」に変換する。そ
して、ステップS416において1イメージバンド分の印刷データが完成したか否かを判
断する。完成していない場合(ステップS416:No)は、ステップS412に戻り、
次の「画像データ」を読み込む。
ジバンドを印刷する。
断する。未だ印刷が終了していない場合(ステップS418:No)は、ステップS41
2に戻り、次の「画像データ」を読み込む。画像の全てを印刷した場合には、印刷処理を
終了する。
像のすべての「画像データ」を受け取り、しかる後にその「画像データ」を「印刷データ
」に変換して印刷を実行する。
0は、「画像ファイルA」と「画像ファイルB」のすべてを格納する必要があり、大きな
メモリ容量を必要とする。従って、メモリコストが高く、そのメモリ管理も複雑となると
いう問題を生ずる。
次、「印刷データ」に変換して印刷を実行するので、印刷開始までの待ち時間も非常に長
くなるという問題も生ずる。
ータ」は、通常は、「JPEG(Joint Photograph Experts Group)」などのフォーマッ
トにより圧縮処理が施されている場合が多い。図10に例示した構成において、圧縮され
たデータフォーマットの「画像データ」を扱うためには、ホスト機器は、これらの圧縮デ
ータを復元する処理を実行しなければならず、ホスト機器の負担が大きくなるいう問題も
ある。
主走査方向に複数の画像が並んだような印刷画像を印刷する場合においても、画像データ
を蓄積するメモリを節約し、印刷の待ち時間を短縮することができ、しかも圧縮された画
像データの復元も可能なシリアルプリンタ及びプリンタを制御するプログラムを記録した
記憶媒体を提供することにある。
RAM、DVD−ROM、光磁気記録媒体、フレキシブル・ディスク(FD)やCD−R
OMなどの他に、RAMやROMなどの各種メモリも含む。
応じて暗号化したり、変調をかけたり、圧縮したような状態で、イントラネットやインタ
ーネットなどの有線回線や無線回線を介して頒布しても良い。
ホスト機器から「画像データ」を部分的に読み込み、順次「印刷データ」に変換して「イ
メージバンド」を印刷することにより、主走査方向に複数の画像を並べて印刷するような
場合においても、画像バッファメモリのメモリ容量を大幅に節約することができ、メモリ
コストを大幅に低減することができる。また、大容量のメモリを管理する煩雑さも解消さ
れる。
ることができる。従って、印刷開始までの待ち時間を短縮することができる。
」の復元・解凍を実行させることによって、ホスト機器は、JPEGのような汎用性の高
い圧縮画像データをそのままプリンタに送出すれば良い。つまり、ホスト機器が画像デー
タの復元を行う必要がなく、ホスト機器の負担が大幅に軽減されると同時に、ホスト機器
として接続できるものを従来よりも大幅に拡げることができる。
ホスト機器は印刷データ生成部を有する必要も無くなり、各種のデジタル機器をホストと
して接続することができるようになる。
tant:個人用携帯型情報端末)、あるいはインターネットなどのデータ源に接続して画像
データをダウンロードできる各種のデジタル機器などをホスト機器とすることができる。
そして、これらのホスト機器にプリンタを直接接続して、所望の画像を主走査方向に並べ
て低コスト且つ迅速に印刷することが可能となる。つまり、従来と異なり、ホストコンピ
ュータを介することなくこれらの機器から直接画像データを取り出して印刷することがで
き、プリンタの応用範囲を大幅に拡げることができる。
縮し、応用範囲を従来よりも大幅に拡げるできるシリアルプリンタを提供することが可能
となり産業上のメリットは多大である。
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施形態においては、プリンタ
はイメージバンド毎にホスト機器から画像データを受信し、印刷することができる。つま
り、プリンタとホスト機器とは双方向通信機能を有し、イメージバンドの印刷に必要な部
分の画像データのみをホスト機器から受信することができる。
部16、印刷データ生成部22、イメージ生成部24、データ要求判断部26、及びプリ
ンタエンジン28を有する。
データ要求信号などの各種のステータス情報をホスト機器300に送信する。この点に関
しては、後に詳述する。
に格納する。なお、本発明においては、この受信部14は必ずしも必要でなく、インター
フェイス部12において受信した「画像データ」を直ちに解釈部16に送るようにしても
良い。
理を施す。すなわち、ホスト機器300が「印刷データ生成部」を有しており、「印刷デ
ータ」をプリンタに送信した場合には、解釈部16は、その信号に含まれるヘッダ情報や
フッタ情報を取り除いて、「印刷データ」をイメージ生成部24に送る。一方、ホスト機
器300から「画像データ」が送られてきた場合には、解釈部16は、その「画像データ
」を「印刷データ」に変換するために格納部20に送る。
10(a)に表したホスト機器に設けられた「印刷データ生成部」と同様の役割を有する
。例えば、RGB(red,green,blue)の3要素などにより表される「画像データ」を、プ
リンタが用いる各色のインク(例えば、シアン:C、マゼンタ:M、黄色:Y、及び黒:
Kの4色)によるドットの配列情報に対応する「印刷データ」に変換する。
刷データ生成部22は、サイズ変換部22A、色変換部22B、ハーフトーン処理部22
C、及びインターレース処理部22Dからなるものとすることができる。サイズ変換部2
2Aは、ホスト機器300から送られてきたレイアウト情報に基づいて、「画像データ」
を所望の印刷サイズに変換する役割を有する。例えば、RGB24ビットからなる「画像
データ」を所望のサイズに変換する。
なわち、プリンタが使用するインク色及び発色の特性に応じた色補正を施し、インク色の
データに変換する。例えば、RGB24ビットからなる「画像データ」をCMYK32ビ
ットデータに変換する。
ンクの有無によってある面積での濃度を表現する2値化処理を実行する。このハーフトー
ン処理によってCMYKからなる印刷データが生成される。例えば、色変換により得られ
たCMYK32ビットデータを、CMYK4ビットからなるデータに変換する。
データをインターレース印刷するために変換する。ここで、「インターレース」とは、プ
リンタの印刷ヘッドのインクジェットノズルの配列ピッチよりも小さいピッチで印刷ヘッ
ドを主走査方向及び/または副走査方向にずらしながら印刷することより、きめが細かく
、且つ印刷ヘッドのノズル径などのばらつきによる「ムラ」を解消することができる印刷
手法である。
る「印刷データ」または、印刷データ生成部22から送られてくる「印刷データ」に基づ
いて、印刷イメージを生成し、プリンタエンジン28を駆動させる役割を有する。
じて接続され、これらからの情報を入力する。そして、インターフェイス部12を介して
、ホスト機器300に対し、「画像データ」を適宜要求する。
し、イメージ生成部24において生成された印刷イメージに基づいて印刷を実行する。
データ」が送信された場合には、インターフェイス部12→受信部14→解釈部16→イ
メージ生成部24→プリンタエンジン28とデータが送られる。
部12→受信部14→解釈部16→格納部20→印刷データ生成部 22→イメージ生成
部24→プリンタエンジン28とデータが送られる。
おいては、図3に表したように、プリンタ10Aはホスト機器300に対して「一部分の
画像データ」を要求する。つまり、印刷すべき画像の全ての「画像データ」ではなく、そ
の一部のみを要求する。この場合、「一部分」とは、例えば、「イメージバンド」に該当
する部分とすることができる。または、「イメージバンド」に該当する部分よりもさらに
小さい部分のデータでも良い。または、逆に、「イメージバンド」に該当する部分よりも
大きい部分であっても良い。そして、これらの要求は、図1に表した「データ要求判断部
26」によって制御される。
すると、以下の如くである。
を表す説明図である。すなわち、同図(a)は印刷画像を表し、同図(b)はホスト機器
とプリンタとの間の通信内容を表す概念図である。
そして、これらの画像A、Bに対応する「画像データ」が、ホスト機器からプリンタに送
られる場合を説明する。以下の説明においては、画像A、Bにそれぞれ対応する「画像デ
ータ」を「画像ファイル」とも称する。
においては、印刷は、「イメージバンド」毎に実行される。ここで、「イメージバンド」
とは、「バンド」または「ライン」とも称され、印刷ヘッドの幅すなわち、ヘッドの一回
の走査により印刷される画像の幅に対応する。そして、印刷ヘッドの走査方向は「主走査
方向」、画像形成媒体としての紙の送り方向は「副走査方向」と称される場合が多い。つ
まり、印刷ヘッドが「主走査方向」に走査することによりひとつのイメージバンドが形成
される。そして、紙が「副走査方向」に送られことにより次のイメージバンドの形成位置
が決定される。その結果として、図4(a)に例示したように、バンド1、バンド2、バ
ンド3、・・・が順次印刷され、印刷画像が完成する。
に表したような時系列でデータの授受を行うことができる。すなわち、画像Aと画像Bを
それぞれ主走査方向に沿ったストライプ状の領域に分割し、その分割した領域毎に交互に
画像データを要求する。
スト機器300からプリンタ10Aに送信される。
画像データ」をプリンタ10Aがホスト機器300に対して要求する。この要求は、図1
に表した「データ要求判断部26」によって起こされる。
ンド1」の該当部分の「画像データ」をプリンタ10Aに送信する。
に該当する部分の画像データをプリンタ10Aがホスト機器300に対して要求する。こ
の要求も、図1に表した「データ要求判断部26」によって起こされる。
の該当部分の「画像データ」をプリンタ10Aに送信する。
10Aが受信する。このようにして受信した「画像データ」は、図1に表した「印刷デー
タ生成部22」において「印刷データ」に変換される。すなわち、RGB(red,green,bl
ue)の3要素などにより表された「画像データ」は、プリンタが用いる各色のインク(例
えば、シアン:C、マゼンタ:M、黄色:Y、及び黒:Kの4色)によるドットの配列情
報に対応する「印刷データ」に変換される。そして、この「印刷データ」に基づいてプリ
ンタエンジン28が「バンド1」の印刷を実行する。
4(b)のステップS16において、「画像A」のうちの「バンド2」に該当する部分の
「画像データ」を送信するようにホスト機器300に要求する。
刷、「画像A」のうちの「バンド3」の該当部分の画像データ受信、・・という一連の動
作を繰り返す。
る。
むべき「画像ファイル」を決定する。すなわち、その「画像ファイル」を求めてポインタ
をシークする。例えば、図4(a)に表した例においては、「画像A」と「画像B」のい
ずれのデータを読み込むのかを決定する。
いてホスト機器から受信する。そして、解釈部16は、受信した「画像データ」をステッ
プS114において格納部20に書き込む。
分の画像データを受信したか否かを判断する。例えば、対象とする「画像ファイル」のう
ちで対象とする「イメージバンド」に該当する部分のすべてのデータを受信したか否かを
判断する。未だ受信が終了していない場合(ステップS116:No)は、ステップS1
12戻り、画像ファイルの読み込みを続ける。
S116:Yes)は、ステップS118に進む。
画像ファイル」の該当部分のデータを読み込んだか否かを判断する。読み込みが未だ終了
していない場合(ステップS118:No)は、ステップS110に戻り、対象とする「
画像ファイル」を探す。例えば、図4(a)に表した例において、画像ファイルAを読み
込み、画像ファイルBをまだ読み込んでいない場合には、画像ファイルBを探して、該当
部分の画像データを読み込む。
分の画像データを全て読み込んだ場合(ステップS118:Yes)は、印刷データへの
変換を開始する。
において読み出す。そして、ステップS122〜125においてサイズ変換、色変換、ハ
ーフトーン処理、インターレース処理をそれぞれ施す。これら一連の処理によって、RG
Bなどの要素で表された「画像データ」を、プリンタのインク色のドット要素からなる「
印刷データ」に変換する。
ンド」の「印刷データ」がそろったか否かを判断する。「印刷データ」が未だ不足の場合
(ステップS128:No)は、ステップS110に戻り、「画像ファイル」をシークす
る。例えば、図4(a)の例において、画像Aと画像Bを所定の幅だけ読み込み、「印刷
データ」に変換した結果、印刷すべき「イメージバンド」の幅(副走査方向の長さ)に満
たない場合は、「イメージバンド」のうちの不足部分の「印刷データ」を満たすために、
再びホスト機器の「画像ファイル」からの読み込みを実行する。
に進み、印刷を実行する。すなわち、「印刷データ」がイメージ生成部24からプリンタ
エンジン28に送られ、その「イメージバンド」が印刷される。
印刷すべき「イメージバンド」がまだあるか否かを判断する。未だ印刷が終了していない
場合(ステップS132:No)は、ステップS110に戻り、次のイメージバンドに該
当する画像ファイルのデータ部分をホスト機器から読み込む。
。
込み、順次「印刷データ」に変換して「イメージバンド」を印刷する。従って、画像バッ
ファメモリすなわち、図1に表した受信部14や格納部20のメモリ容量は、「イメージ
バンド」に対応するだけの量で良い。従って、図10(b)に表した構成と比較して、メ
モリ容量を大幅に節約することができ、メモリコストを大幅に低減することができる。ま
た、大容量のメモリを管理する煩雑さも解消される。
することができる。従って、印刷開始までの待ち時間を短縮することができる。
受信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、
ホスト機器300から「印刷データ」を受信する場合においても、前述の場合と同様に、
イメージバンドの形成に必要な「印刷データ」のみをホストに対して要求し、受信・印刷
した後に次のイメージバンドの「印刷データ」をホストに対して要求するという手順によ
り、上述の効果を同様に得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施形態においては、プリンタ
は、圧縮された画像データの復元手段もさらに備える。そして、ホスト機器から圧縮され
た画像データの一部のみを受信し、復元してイメージバンド毎に印刷することができる。
部16、復元部18、格納部20、印刷データ生成部22、イメージ生成部24、データ
要求判断部26、及びプリンタエンジン28を有する。
は、ホスト機器300から圧縮された形式の「画像データ」が送られた場合に、これを復
元解凍する役割を有する。
フォーマットのように圧縮された特定のデータフォーマットを有する場合が多い。本実施
形態のプリンタ10Bは、ホスト機器300から受信した「画像データ」がこのような圧
縮されたフォーマットのものであると解釈部16が判断すると、図6において符号Aで表
した経路を介してその圧縮された「画像デー
タ」を復元部18に送る。復元部18は、このデータを順次復元し、例えばRGB画像デ
ータの形式にして格納部20に格納する。これ以降の動作は、第1実施形態に関して前述
した通りとすることができる。
形式に応じて、3通りの経路のいずれかを選択して処理することができる。すなわち、圧
縮された「画像データ」は、経路Aを介して復元処理を施す。また、非圧縮の「画像デー
タ」に対しては、経路Bを介して「印刷データ」に変換する。また、「印刷データ」を受
信した場合には、経路Cを介して印刷を実行する。これらの経路の切り替えは、解釈部1
6により決定される。つまり、解釈部16は、ホスト機器300から送られたデータを解
析し、その種類に応じて適宜データ処理経路を選択してデータを供給する。
。
わち、同図(a)〜(d)は、圧縮のプロセスを表し、同図(e)〜(h)は復元のプロ
セスを表す。
セルのブロックに分割される。そして、同図(c)に表したように、ブック毎にDCT(
descrete cosince transform:離散コサイン変換)処理が施される。DCT処理は周波数
変換に対応し、この処理によってブロック画像が周波数により表される。一般に画像デー
タは、周波数スペクトルの形式で表すと低周波数帯域において分布が見られ、この結果と
して少ない情報量で符号化が行うことができる。このように周波数に変換した後にさらに
量子化することにより離散化させる。このようにDCT量子化したデータをジグザク走査
して一列に並べ、ハフマン符号化などの処理を施すことにより、同図(d)に表したよう
な符号列とすることができる。
たように実行される。
ータに分解してそれぞれのデータを圧縮する。従って、これらを復元した後に、RGBデ
ータに変換する必要がある。
8ピクセルのブロック単位で取り扱うことができる。従って、本実施形態においては、J
PEGのブロックの大きさと印刷する際のイメージバンドの幅との関係が重要となる。
示した概念図である。
、それぞれの分割ブロックBLがイメージバンドI1、I2・・・の幅よりも大きい場合
を表す。この場合には、プリンタ10Bは、ホスト機器300からブロック単位でJPE
G画像データを順次受け取り、同図(a)に符号W1で表したように、画像の横幅分のデ
ータが揃ったら復元処理を施して「画像データ」とすることができる。そして、この「画
像データ」を「印刷データ」に変換し、「イメージバンドI1」を印刷する。「印刷デー
タ」のうちの残余の部分は、次の「イメージバンドI2」において印刷する。
小さい場合を表す。この場合には、プリンタ10Bは、ホスト機器300から複数列の分
割ブロックに対応する「画像データ」を読み込む。例えば、図示した例においては、画像
Aと画像Bのそれぞれについて、ブロック列W1とW2とを順次読み込む。このようにし
て、「イメージバンドI1」の形成に必要な「画像データ」のみを読み込んで順次印刷す
ることができる。なお、同図(b)の場合も、ブロック列W2の画像データのうちで「イ
メージバンドI1」からはみ出した部分のデータは、次の「イメージバンドI2」の形成
に利用することができる。
像ファイルが格納され、これらを並べて印刷する場合を表す。
タグデータを予め調べる。すなわち、ステップS202では、プリンタ10Bの受信部1
4または格納部20において、印刷すべきすべての画像ファイルのポインタを初期化する
。
256バイトのデータバッファを用意する。
に表した例では、画像Aのファイルにアクセスする。
データバッファに読み込む。
グデータの解析が未了の時(ステップS212:No)は、ステップS208に戻り、次
の256バイトのデータをロードして同様に解析する。
に進み、次の画像ファイルにアクセスする。例えば、前述の図4(a)に例示したように
、次の画像Bがある場合(ステップS216:No)は、その画像について256バイト
のデータをロードしてタグを解析する。
析を終了し、画像データの読み込みを開始する。すなわち、ステップS218において、
印刷すべき画像ファイル毎の展開ポインタを初期化する。
要求判断部26がホスト機器300に対して「画像データ」の送信を要求する。
ト機器300から新たに256バイトの「画像データ」を読み込み、ステップS226に
おいて復元する。この復元は、プリンタ10Bの復元部18が実行する。一方、ステップ
S208において読み込んだ「画像データ」がバッファされている場合(ステップS22
2:No)は、まず、このデータを復元部18において復元する。
る。一般に、JPEGなどのデータ圧縮方式においては、原画像によって圧縮率が変化す
る。従って、8ピクセル×8ピクセルの画像ブロックを構成するJPEGデータのバイト
数も、原画像に応じて異なる。
に戻り、次の256バイトのデータを読み込んで復元を続行する。
た画像データをステップS230において格納部20のバンドバッファ上に展開し、8ピ
クセルに対応してステップS232で水平展開ポインタを「8」だけ進める。
したか否かを判断する。未了の場合は、ステップS224に戻って「画像データ」の読み
込みを続行する。
ァイルにアクセスする。つまり、データ要求判断部26は、次の画像ファイルがあるか否
かを判断し、必要に応じて「画像データ」をホスト機器300に対して要求する。
て、その画像ファイルに対応するバッファデータがあるか否かを判断し、必要に応じて読
み込み、復元を開始する。
0に進み、垂直展開ポインタを「8」だけ進める。これは、高さ8ピクセルのブロックを
横に並べた「画像データ」が展開されたからである。一方、水平展開ポインタは、次の展
開に備えて「0」にする。
か否かを判断する。イメージバンドを形成するために「画像データ」が不足している時(
ステップS242:No)は、ステップS220に戻り、その画像ファイルにさらにアク
セスして「画像データ」の読み込み、復元を続行する。
刷ページが終了した場合(ステップS242:Yes)は、ステップS244に進み、「
印刷データ」への変換を実行する。この変換は、印刷データ生成部22において実行され
る。そして、このようにして生成された「印刷データ」は、イメージ生成部24を介して
プリンタエンジン28に送られ、印刷される。
の印刷が終了したか否かを判断する。未了の場合(ステップS248:No)は、ステッ
プS218に戻り、次のイメージバンドの形成のための「画像データ」の読み込みを続行
する。
いて排紙する。
査方向に並べて印刷するような場合でも、「1イメージバンド分の印刷データ」に相当す
る「画像データ」をホスト機器に要求し、この「画像データ」を順次復元し、印刷データ
に変換して印刷を実行する。
容量は、「イメージバンド」に対応するだけの量で良い。従って、図10(b)に表した
構成と比較して、メモリ容量を大幅に節約することができ、メモリコストを大幅に低減す
ることができる。また、大容量のメモリを管理する煩雑さも解消される。
することができる。従って、印刷開始までの待ち時間を短縮することができる。
データ」の復元・解凍を実行することができる。従って、ホスト機器300は、JPEG
のような汎用性の高い圧縮画像データをそのままプリンタに送出すれば良い。つまり、ホ
スト機器300が画像データの復元を行う必要がなく、ホスト機器の負担が大幅に軽減さ
れると同時に、ホスト機器として接続できるものを従来よりも大幅に拡げることができる
。
れらの具体例に限定されるものではない。
げつつ説明したが、本発明は、3つあるいはそれ以上の画像を主走査方向に並べて印刷す
る場合においても同様に適用して、より顕著な効果を奏することは勿論である。
本発明は、これ以外にもあらゆる種類の「シリアルプリンタ」に適用して同様の効果を得
ることができる。
て適宜復元が可能なあらゆるフォーマットの画像データを同様に用いることができる。こ
の点に関しては、例えば、JPEGの他にも、異なる方式のデータフォーマットに対応し
た復元部を設けて、入力される圧縮画像データのフォーマットに応じて適宜復元方式を選
択できるようにしても良い。
ものではなく、これらにライトシアン、ライトマゼンタなどの淡色を加えたものや、その
他のあらゆるインクの組み合わせを同様に用いることができる。
シリアルプリンタについても同様に適用して同様の効果を得ることができる。例えば、J
PEG形式の多階調モノクロ画像などを印刷する場合において、上述した各種の効果を同
様に得ることができる。
複写機、ファクシミリ装置などの他の機能を備えた複合機であっても良い。
更等が可能である。
12 インターフェイス部
14 受信部
16 解釈部
16A サイズ変換部
16B 色変換部
16C ハーフトーン処理部
16D インターレース処理部
18 復元部
20 格納部
22 印刷データ生成部
24 イメージ生成部
26 データ要求判断部
28 プリンタエンジン
100、200、300 ホスト機器
150 印刷データ生成部
210 バッファメモリ
220 プリンタエンジン
Claims (1)
- JPEG形式に対応する復元部を有し、画像形成ヘッドと媒体とが相対的に主走査と副走査とを繰り返すことにより前記媒体の上に画像を形成するシリアルプリンタであって、
デジタルカメラあるいはPDAあるいはその他のデジタル機器からJPEG形式で1つの画像として圧縮された状態の複数の画像データを読み込み、それぞれの画像データに対応する複数の画像を前記主走査方向に沿って配列して印刷する場合に、
それぞれの画像データに対して、その画像データのデータサイズよりも小さい所定のデータサイズのデータを読み込み、読み込んだ前記データを前記復元部にて復元処理したのち印刷データに変換する処理を行い、
画像形成ヘッドと前記複数の画像が形成されるべき媒体の主走査により形成されるイメージバンドの印刷のために必要とされる印刷データが揃ったら、そのイメージバンドの印刷を実行する、
シリアルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008205337A JP4692589B2 (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | シリアルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008205337A JP4692589B2 (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | シリアルプリンタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25791299A Division JP4324892B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | シリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011001736A Division JP4771009B2 (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | シリアルプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008273214A JP2008273214A (ja) | 2008-11-13 |
JP4692589B2 true JP4692589B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=40051774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008205337A Expired - Fee Related JP4692589B2 (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | シリアルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4692589B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008273215A (ja) * | 2008-08-08 | 2008-11-13 | Seiko Epson Corp | シリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10229544A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Canon Inc | 画像処理装置及びその制御方法、画像処理システム、出力装置、記憶媒体 |
JP2000156830A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-06-06 | Seiko Epson Corp | プリンタ及び該プリンタにおける画像デ―タの処理方法 |
JP2008273215A (ja) * | 2008-08-08 | 2008-11-13 | Seiko Epson Corp | シリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体 |
-
2008
- 2008-08-08 JP JP2008205337A patent/JP4692589B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10229544A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Canon Inc | 画像処理装置及びその制御方法、画像処理システム、出力装置、記憶媒体 |
JP2000156830A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-06-06 | Seiko Epson Corp | プリンタ及び該プリンタにおける画像デ―タの処理方法 |
JP2008273215A (ja) * | 2008-08-08 | 2008-11-13 | Seiko Epson Corp | シリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008273214A (ja) | 2008-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6234098B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム | |
KR100967726B1 (ko) | 화상 처리 장치, 기록 장치, 및 화상 처리 방법 | |
KR20120065394A (ko) | 화상처리장치 및 그 처리 방법 | |
JP6076206B2 (ja) | 方法、プログラム、コンピュータ及び記録媒体 | |
US7734103B2 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
JP2004140683A (ja) | 画像処理装置 | |
JP3661520B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置及びプログラムを記録した記録媒体 | |
KR100967720B1 (ko) | 화상 처리 장치, 인쇄 장치 및 화상 처리 방법 | |
JP6249623B2 (ja) | 画像処理方法および画像処理システム | |
JP4329311B2 (ja) | 画像形成装置及び方法並びに画像形成システム | |
JP4692589B2 (ja) | シリアルプリンタ | |
JP6184115B2 (ja) | 画像処理方法及び画像処理装置 | |
JP4324892B2 (ja) | シリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体 | |
JP4120947B2 (ja) | シリアルプリンタ及びシリアルプリンタの印刷制御方法 | |
JP2001102935A (ja) | データ圧縮制御装置、データ圧縮制御方法、印刷情報形成装置、印刷システム及びプログラムを記録した記録媒体 | |
JP4771009B2 (ja) | シリアルプリンタ | |
JP2008273215A (ja) | シリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体 | |
JP2007129613A (ja) | 画像処理装置及び方法、画像形成装置 | |
JP2001080139A (ja) | シリアルプリンタ及びプログラムを記録した記録媒体 | |
US8749831B2 (en) | Printing system and data transfer method | |
US8175381B2 (en) | Image processing method and apparatus | |
JP4368280B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP5884402B2 (ja) | 印刷システム、印刷方法 | |
JP2006033572A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2010000726A (ja) | 画像処理装置、記録装置、及び画像処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110125 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |