JP4692449B2 - プッシャゲーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メダルやコインを使用するプッシャゲーム装置に関する。
従来、いわゆるメダル落としゲームを行うプッシャゲーム装置として種々のものが知られている。プッシャゲーム装置では、一般に、例えばメダル投入口から投入されたメダルが、前後方向に往復動するメダル台を備えるプッシャゲーム部に供給される。そして、このプッシャゲーム部に滞積しているメダル同士が干渉し合い、メダルがプッシャゲーム部から所定位置に落下すると、このメダルがプレーヤに払い出されるようになっている。
このようなプッシャゲーム装置の一例として、特許文献2の図2には、略板状で所定の厚さを有していて、略水平に形成される上面と、略垂直に形成される前壁面とを備えており、前後方向に往復動するプッシャー台11aが記載されている。この装置では、プッシャゲーム装置に投入されたメダルがプッシャー台11aの上面に一旦留置され、そこから手前側(プレーヤ側)に押し出されたメダルは、プッシャー台11aの前壁面の前方に落下し、メダル台の下方で且つ手前側に突設されたプッシャー台11b上に滞留する。そして、プッシャー台11aの往復動により、その前壁面がプッシャー台11b上のメダルを押し出すようになっている。
特開2005−124624号公報
ところで、上記従来装置を含むこの種のプッシャゲーム装置においては、プレーヤはプッシャー台を上から覗き込むような形でゲームを実行することが多い。このとき、プレーヤの視線方向と、メダル台上面からメダルが落下する方向(すなわち、プッシャー台の上面に直交する方向。通常は、略鉛直方向)とが鋭角に交わるため、プレーヤがメダルの落下経路を追認することが困難な傾向にある。これに対し、プッシャー台を備えるプッシャゲーム部において、メダルの落下経路をプレーヤが視認できるようになれば、チャッカに入るかどうかの期待感が盛り上がり、プッシャゲームの趣向性を高める観点から望ましい。
また、上記従来装置では、プッシャゲーム部とは異なるピンパネル部をプッシャゲーム部の上方に設け、プッシャゲームとは異なる別のゲームを行うことにより、ゲームの娯楽性向上及び他製品との差別化が図られている。
しかし、このようにプッシャゲーム装置に別のゲーム領域を設けるには、プッシャゲーム部の省スペース化を図る必要があるが、メダル台の前壁には、少なくとも、ベース盤上の複数のメダルを押すための高さと、望ましくはチャッカを設置するための長さとを加えたある程度の寸法が必要であり、省スペース化の制約となっている。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、メダル台から落下するメダルの落下経路を視認可能にするとともに、プッシャゲーム部の省スペース化を図ることができるプッシャゲーム装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によるプッシャゲーム装置は、メダルが投入されるメダル投入部と、メダル投入部に連通し所定方向に延在するメダル送り機構と、略板状をなし、所定の厚さを有しており、且つ、メダル送り機構の端部下方に往復動可能に設けられたメダル台と、メダル台の往復動方向の一方端側に配置されており、該メダル台に一旦留置されたメダルと干渉するように設けられた干渉部と、メダル台の下方で且つ該メダル台の往復動方向の他方端側に突設されており、該メダル台から落下したメダルが一旦留置されるベース盤と、ベース盤の下方に設けられており、該ベース盤から落下したメダルが回収されるメダル収容部と、回収されたメダルが払い出されるメダル払出部と、を備え、上記メダル台は、該メダル台の往復動方向の他方端側の壁の少なくとも一部に形成された傾斜面を有する。
このように構成されたプッシャゲーム装置においては、メダル台の手前側(プレーヤ側)の壁に形成された傾斜面が、プレーヤの視線方向に対して略直交するようになり、且つ傾斜面を滑落することによりメダルの落下速度が抑制されるため、メダル台から落下するメダルをプレーヤが容易に追認できるようになる。また、前壁に傾斜面を形成することにより、メダル台の高さを抑えることができるようにもなる。
好適には、傾斜面はメダル台の上面周縁の少なくとも一部に連接し、周縁方向に向かって下方向に傾斜するように形成されている。また、好適には、メダル台は壁の傾斜面の下方部位に形成された非傾斜面を有する。さらに、傾斜面とメダル台の底面とがなす鋭角の角度が25度以上65度以下であることが好ましい。
また、好適には、傾斜面上に設けられており且つメダルの通過を検出するセンサを備える。さらに、このセンサの上方、且つ傾斜面に対して略垂直方向で少なくともメダルの半径よりも長い距離の位置に、傾斜面と略平行に目隠し板を備えることが好ましい。
また、本発明によるプッシャゲーム装置は、メダルが投入されるメダル投入部と、メダル投入部に連通し所定方向に延在するメダル送り機構と、略板状をなし、所定の厚さを有しており、且つ、メダル送り機構の端部下方に往復動可能に設けられたメダル台と、メダル台の往復動方向の一方端側に配置されており、該メダル台に一旦留置されたメダルと干渉するように設けられた干渉部と、メダル台の下方で且つ該メダル台の往復動方向の他方端側に突設されており、該メダル台から落下したメダルが一旦留置されるベース盤と、ベース盤の下方に設けられており、該ベース盤から落下したメダルが回収されるメダル収容部と、回収されたメダルが払い出されるメダル払出部と、を備え、上記メダル台は、該メダル台の往復動方向の他方端側に形成された壁面と、該壁面に設けられており且つメダルの通過を検出するセンサと、壁面から所定距離だけ離間した位置に目隠し板と、を有し、該目隠し板は、その上部を前記メダル台の高さと略一致する高さに、目隠し板の下部をその上部よりも壁面から離間する方向に、傾斜して配置することを特徴とする。
本発明のプッシャゲーム装置によれば、メダル台から落下するメダルの落下経路の一部または全てを視認しやすくするとともに、プッシャゲーム部の省スペース化を図ることができるプッシャゲーム装置を提供することができる。これにより、プッシャゲーム装置の娯楽性をより向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
図1は、本発明によるプッシャゲーム装置の外観を示す斜視図である。プッシャゲーム装置100は、プレーヤがメダルを投入し、プッシャ機能によってメダルを回収するだけではなく、各種ゲームを実行してより多くのメダルの払い出しを可能にしたものであり、ベース筺体Ka、コンソール筺体Kb及び上部筺体Kcから構成される筺体Kに、複数のステーション1が装備されたものである。
なお、本実施形態では、筺体Kの両側にそれぞれ2つのステーション1,1が並設されており、それぞれの側にそれら2つのステーション1,1に共通するコンソールパネル10が突設されている。また、コンソール筺体Kb及び上部筺体Kcは、それらの内部を視認できるように透光性部材で形成されている。
各ステーション1は、コンソールパネル10上に設けられたメダル払出部11、メダル投入部12、及びボール発射ボタン13と、コンソールパネル10の前方に配置されたVゾーンゲーム部2と、その下方に設けられたプッシャゲーム部3とを有している。メダル投入部12の下方には、メダルMが保持された状態で遊動できかつ先端に向かって下方に傾斜して設置されたメダル送り機構14が、メダル投入部12と連通するように設けられている。なお、各ステーション1はメダル投入部12及びメダル送り機構14を2セットずつ設けることが好ましいが、図1では一方のセットの図示を省略している(図3、図5についても同様に図示を省略している)。
Vゾーンゲーム部2は、コンソールパネル10に向かって上部が奥行方向へ傾いて設置されたスロープ21上に円盤ギミック22が回転可能に設けられたものである。このスロープ21の上方にはメダルMが排出される開口を有するメダル排出部21bが設けられている。また、Vゾーンゲーム部2は、その上部前面に配置された表示部23、及び円盤ギミック22の下方に設けられかつメダルが通過可能なVチャッカ24を有している。円盤ギミック22の周縁部には、メダルMの外径よりも若干大きい幅寸法を有する複数の溝22aが離間して凹設されており、中央部上面には、離間配置された一対の凸状部材(突起)で構成されたメダルガイド部22bが設けられている。また、円盤ギミック22の下方近傍の周囲には、帯弧状を成すシャッタ25が、スロープ21に対して上下方向に駆動可能に設けられている。
さらに、Vゾーンゲーム部2,2は、頂部にジャックポット払出部20aが設けられた境界パネル20を介して連接している。
また、プッシャゲーム部3は、Vゾーンゲーム部2を流下したメダルMが一旦留置されかつコンソールパネル10に向かって前後方向(図3に示す矢印X方向)に往復動可能に設けられたメダル台31を有している。また、メダル台31の側方には、その側壁に沿ってガイド33が設置されている。なお、メダル台31はモータ(図示せず)の駆動によって一定のストロークで常時往復動を行うように構成されているが、これに換えて、例えばVゾーンゲーム部2等において実行されるゲーム結果に対応させてメダル台31を間欠的に動作させるようにしてもよい。
ここで、図5は、メダル台31の概略を示す斜視図である。また、図6〜図8は、それぞれメダル台31の要部を示す側面図、平面図、及び正面図である。図5に示すように、メダル台31は、平坦面をなしメダル送り機構14又はVゾーンゲーム部2から放出されたメダルMが一旦留置されるメダル留置面31bと、それに略直交する前壁面31c(非傾斜面)及び一定角度で傾斜した傾斜面31dからなり且つメダルMがメダル留置面31bからベース盤35へ落下する際に通過する前壁31aとを有している。前壁面31cは、ベース盤35に対しても略垂直に形成されており、ベース盤35上に留置されるメダルMとこの前壁面31cとが干渉することによって、メダルMがベース盤35の前方に押し出される。
このメダル台31は、別の観点から見れば、略板状の直方体ACEF−A’C’E’F’の図示手前側(プレーヤ寄り)の端部から、三角柱BCD−B’C’D’を切り取って画成される図形ABDEF−A’B’D’E’F’と同様の外形を有するものである。すなわち、三角柱BCD−B’C’D’の切り取り残部として形成された断面BDD’Bが、メダル留置面31bの図示手前周縁に連接して下前方向に傾斜し、前壁面31cに連接するする傾斜面31dに相当する。なお、前壁面31c及び傾斜面31dは、両側壁面(面ABDEF及び面A’B’D’E’F’)と直交している。
また、傾斜面31d上に一以上(図示の例では3個)のチャッカ32を取り付けることが好ましい。このチャッカ32は内部に通過センサ36を備え、メダルMの通過を検出できるように構成されている。例えば、メダルMの通過により開閉するフタ状部材を設け、その開閉を検知するスイッチ等の接触式センサによりメダルMの通過を検出する。
さらに、傾斜面31dは、前壁面31c及びメダル留置面31bに対してそれぞれ斜交しているが、好ましくは、傾斜面31dがプレーヤの視線方向(図6の矢印W方向)に対して直交するように構成されるとよい。プッシャゲーム部3の配置・構成にもよるが、メダル台31の底面に対する傾斜面31dの鋭角の角度α(図6参照)が25度以上65度以下であると好ましく、角度αが35度以上45度以下であるとより好ましい。なお、角度αは、ベース盤35と傾斜面31dとの成す鋭角の角度と略等しい。
また、チャッカ32の上方には、チャッカ32を覆い隠すように傾斜面31dと略平行に目隠し板37(図7、8では図示略)が設けられている。目隠し板37の上面には、チャッカ32が位置する場所に「1」、「2」等の記号が表示されている。この目隠し板37により、チャッカ32の機構が直接プレーヤの目に触れないようになっており、プッシャゲーム部3全体の外観を整えられている。
なお、目隠し板37は、傾斜面31dから垂直方向に、少なくともメダルMの半径の長さよりも長い距離の位置に設置することで、メダルMが何枚か重なった状態でメダル留置面31bから傾斜面31dに移動する際に、目隠し板37に接触して移動が妨げられることを防ぐことが出来る。
また、メダル台31,31の間には、それらの側壁に沿って設置されており、かつ、2つのプッシャゲーム部3,3に共通して用いられるガイド34が設けられている。さらに、メダル台31,31、ガイド33,33,34の下には、メダル台31,31よりも前方にせり出すように設けられており、かつ、メダル台31,31から落下したメダルが一旦留置される平板状のベース盤35が設置されている。さらに、ベース盤35の前下方のベース筺体Kaの内部には、開口4aを有するメダル収容部4が設けられており、このメダル収容部4には、メダル払出部11と連通するメダルホッパ41が接続されている。
一方、Vゾーンゲーム部2の上方には、カーニバルゲーム部5が設けられている。カーニバルゲーム部5は、ボールBが保持されつつ移動可能に延設されたガイドレール部50の両端に、Vゾーンゲーム部2の側方上部に支設されたボール打出部51が設けられたものである。
ガイドレール部50は、ボール打出部51から上方かつ奥行方向に向かって延出し、Vゾーンゲーム部2の頂端部近傍で曲折してVゾーンゲーム部2,2上方で水平に延在するように配設された複数のレールで構成されており、その水平部分には、ボールBの位置を検出する位置センサDがレールに沿って設置されている。また、ボール打出部51は、多段に設けられた複数のボールストッパ51aと、弾性部材を含むボール打出機構51bとを有しており、ボールBを保持するとともに、所定の条件においてボールBをガイドレール部50上に打ち出すためのものである。
さらに、ガイドレール部50の水平部分の上方には、レール上に停止したボールBをボール打出部51へ返送するためのボール回収機構52が設けられている。ボール回収機構52は、ガイドレール部50の水平部分に沿って延設されたガイドロッド52aに、鉛直方向においてボールBと干渉するように配置された治具52bが摺動可能に設けられたものである。また、ガイドレール部50の水平部分の両端部上方には、上下動可能な返送防止ストッパ55,55が設置されている。
ここで、図2は、プッシャゲーム装置100の機能上の構成を示す概略ブロック図である。各ステーション1は演算制御部15を備えており、それに、上述したVゾーンゲーム部2、プッシャゲーム部3、メダル収容部4、及び、各種音声を出力するための音声出力部8が接続されている。
また、各ステーション1の演算制御部15は、データや通信信号の入出力を行うためのバスBuを介して、ステーション1のホスト機能を有する共通処理部6(ホスト)の演算制御部65に接続されている。この演算制御部65には、上述したカーニバルゲーム部5、OSプログラムや各種ゲームを実行するためのプログラムやデータが恒久的又は一時的に読み書き可能に記録された記憶部61、プッシャゲーム装置100に使用されている各種の照明機器から構成される照明部62、及び、音声出力部8が接続されている。さらに、各ステーション1及び共通処理部6には、図示しない電力供給系が接続されている。なお、共通処理部6の演算制御部65は、他のプッシャゲーム装置100に備わる共通処理部6(の演算制御部65)と接続されて、プッシャゲーム装置100間の通信を行うことも可能である。
このように構成されたメダルプッシャゲーム装置100におけるメダルゲームの一例を実施する手順について、以下に説明する。ここで、図3は、プッシャゲーム装置100の要部を示す斜視図であり、主としてVゾーンゲーム部2及びプッシャゲーム部3の一部を示す図である。また、図4は、プッシャゲーム装置100においてメダルゲームを実行する手順の一例を示すフロー図である。
[プッシャゲーム:ステップS1]
プレーヤがメダル投入部12からメダルMを投入すると、そのメダルMは、メダル送り機構14によってメダル台31上に放出される。メダル台31は、前後方向(図示矢印X方向)に往復動しており、メダル31上にメダルMが蓄積してくると、やがて、メダル台31上のメダルとVゾーンゲーム部2の下端部前壁27とが干渉し、メダルMがメダル台31の前方に押し出されてベース盤35上に落下する(図示矢印Y1参照)。落下したメダルMは、メダル台31の前壁31aの下端部によって前方へ押し出される。
このようにして、ベース盤35上に徐々にメダルMが蓄積していき、やがてメダル台31の押し出しによって、ベース盤35上から溢れたメダルMが開口4aから下方に落下しメダル収容部4内に収容される。メダル収容部4では、メダルMが回収されたことを検出し、この信号が演算制御部15に入力され、メダルMの払出がメダルホッパ41へ指令される。これにより、ベース盤35からメダル収容部4へ落下したメダルM或いはその分のメダルMは、メダル収容部4のメダルホッパ41によりメダル払出部11へ排出され、プレーヤへ供される。
かかる通常のプッシャゲームにおいて、投入されたメダルMがメダル台31からベース盤35上へ落下するときに、チャッカ32のいずれかを通過(チャッカ入賞)すると、通常ゲームと異なる各種のゲームが実行される。
[チャッカ入賞及びメダル払い出し:ステップS2]
まず、メダルMがチャッカ32のいずれかを通過した場合(例えば、図示矢印Y3参照)、チャッカ32に設けられた通過センサ36(図6参照)からの検出信号が演算制御部15に入力され、メダルMの払出がVゾーンゲーム部2に指令される。これにより、メダルMが通過したチャッカ32に対して予め割り当てられた量のメダルMが、Vゾーンゲーム部2のスロープ21上方からメダル台31へ向けて払い出される。
図示の例では、メダルMが「2」と付されたチャッカ32を通過すると2枚のメダルM,Mが払い出され、「1」と付されたチャッカ32を通過すると1枚のメダルMが払い出されるようになっている。なお、チャッカ32とメダルMの払出量は、共通処理部6の記憶部に例えばデータテーブルとして記憶されており、これを演算制御部65が参照し、更にその情報がステーション1の演算制御部15との間で通信されている(後述する同様の処理においても同様である。)。
払い出されたメダルMは、円盤ギミック22の回転及び円盤ギミック22に形成された複数の溝22a(の段差)との接触によって様々な方向に散らばりながら、スロープ21及び円盤ギミック22上を流下し(例えば、図示矢印Y4参照)、Vゾーンゲーム部2の払出口26を通ってメダル台31へ向かって放出される。
[スロットゲーム:ステップS3]
また、チャッカ入賞の場合、上記の規定枚数のメダルMの払い出しに加えて、スロットゲームが行われる。具体的には、チャッカ32の上記通過センサからの検出信号が演算制御部15に入力され、これに基づいてスロットゲームの開始が指令され、表示部23にスロットゲームの画像が表示され、表示されたスロットの回転が始まる。スロットの始動回数は、ここでは、メダルMの払い出し枚数と同数に設定されている。このとき、スロットの絵柄が揃うと、以下のチャンスタイムゲーム又はステップポイント入賞の処理が行われる。また、表示部23への画像表示のみならず、音声出力部8からスロットゲーム用の音声が出力される。
[チャンスタイムゲーム:ステップS4]
スロットゲームにおいて、表示部23に表示される複数種類の絵柄のうち、チャンスゲーム用に予め定められた特定の絵柄が揃うと、その情報が演算制御部15に入力され、制限時間が定められたチャンスタイムゲームへ移行する。
本実施形態のチャンスタイムゲームは、メダルMの払い出し率(ペイアウト率)100%以上が保障されており、Vチャッカ24及びチャッカ32と表示部23に表示されるメニュー及びゲーム映像とを使用して行うものである。ここでは、例として、以下に示す3種類のチャンスタイムゲームが用意されている。
チャンスタイムゲームが開始されると、プレーヤはメダル投入部12から極力多数のメダルMを投入することにより、投入量以上のメダルMを確実に回収できる。また、チャンスタイムゲームをクリアすると(後記の「大払い出し」に該当すると)、後述するステップポイントを1つ獲得することができる。
なお、本実施形態では、あるステーション1でチャンスタイムゲームの機会が与えられた場合、他のステーション1でもチャンスタイムゲームを行えるようになっている。
(4ポイントチャンス)
このチャンスタイムゲームは、所定の時間内に、全てのチャッカにメダルMを通過させることを目的とするゲームであり、「4ポイント」とは、図示された1つのVチャッカ24と3つのチャッカ32を指している。例えば、これら全てのチャッカにメダルMを通過させると「パーフェクト賞」に該当し、チャンスタイムゲーム中に投入したメダルMの量を大幅に上回るメダルMが払い出される(大払い出し、大当たり)。
また、全てのチャッカを通過させることができなくても、少なくとも1つのチャッカを通過させることができれば、適量のメダルMが払い出される(小払い出し、小当たり)。なお、表示部23には、制限時間とともに、メダルMが通過したチャッカ及び通過していないチャッカが、例えばグラフィック表示され、これにより、プレーヤはゲーム状況を容易に把握できる。
(ビンゴチャンス)
このチャンスタイムゲームは、所定の時間内に、チャッカにメダルMを通過させることによりビンゴカードを揃えることを目的とするゲームであり、例えば5×5のマトリックスに1桁又は2桁の自然数がランダムに配置された数値表の縦・横・斜めのラインを揃える一般的なビンゴゲームと同様である。例えば、メダルMがVチャッカ24を通過すると5つの数字が確定し、「1」と表示されたチャッカ32を通過すると1つの数字が確定し、「2」と表示されたチャッカ32を通過すると2つの数字が確定する。
複数のラインが揃った場合には、チャンスタイムゲーム中に投入したメダルMの量を大幅に上回るメダルMが払い出される(大払い出し、大当たり)。また、1つのラインが揃っただけでも、適量のメダルMが払い出される(小払い出し、小当たり)。なお、表示部23には、制限時間とともに、ビンゴカードの画像と数字が記載された玉の画像が同時に表示され、確定した数字及びその数字に該当するビンゴカード上の数字の部分が、他の数字及び他の部分と区別してグラフィック表示され、これにより、プレーヤはゲーム状況を容易に把握できる。
(ペイバックチャンス)
このチャンスタイムゲームは、チャッカにメダルMを通過させることにより、当初定められていたチャンスタイムゲームの制限時間を延長させることを目的とするゲームであり、メダルMが通過したチャッカに応じて、時間が延長される。例えば、メダルMがVチャッカ24を通過すると制限時間が5秒延長され、「1」と表示されたチャッカ32を通過すると制限時間が2秒延長され、「2」と表示されたチャッカ32を通過すると制限時間が3秒延長される。これらの延長時間が、ゲームの制限時間に加算されていく。
チャッカのメダル通過による制限時間の延長により、別途規定されたタイムアウト時間を超えてゲームを行い続けることができた場合には、「タイムアウト」に該当し、チャンスタイムゲーム中に投入したメダルMの量を大幅に上回るメダルMが払い出される(大払い出し、大当たり)。また、タイムアウトに至らなかった場合でも、少なくとも1つのチャッカを通過させることができれば、適量のメダルMが払い出される(小払い出し、小当たり)。なお、4ポイントチャンスと同様に、表示部23には、制限時間とともに、メダルMが通過したチャッカ及び通過していないチャッカが、例えばグラフィック表示され、これにより、プレーヤはゲーム状況を容易に把握できる。
[ステップポイント入賞処理:ステップS5]
スロットゲームにおいて、表示部23に表示される複数種類の絵柄のうち、ステップポイント入賞用に予め定められた特定の絵柄が揃うと、「ステップポイント入賞」に該当し、その情報が演算制御部15に入力され、ステップポイントが1ポイント溜まるとともに、上述したボールBが保持されたボール打出部51の複数のボールストッパ51aが一段倒れる。
上述したチャンスタイムゲームのクリアによってステップポイントを獲得した場合も同様である。ボール打出部51の初期状態は、全てのボールストッパ51aがボールBを堰き止めるように立設した状態であり、ステップポイントが1つ溜まると、ボール打出機構51bから最も遠方にあるボールストッパ51aが倒伏し、ボールBが、一段手前のボールストッパ51aまで移動する。このステップポイントを規定数(通常は、ボールストッパ51aの数に相当)獲得すると、次のジャックポットカーニバルゲームを行うことができる。
[ジャックポットカーニバルゲーム:ステップS6]
このジャックポットカーニバルゲームは、カーニバルゲーム部5において、打ち出されたボールBがガイドレール部50上で停止した位置に応じて設定されている大量の枚数のメダルMの払い出しを目指すゲームである。
上述の如く、ステップポイントを規定数獲得すると、ボールストッパ51aが全て倒伏してボールBがボール打出機構51bに到達する。これにより、共通処理部6の演算制御部65による制御によって、ボールBをガイドレール部50へ向かって打ち出すことが可能になる。ボールBの打ち出し強度は、表示部23に、例えば伸縮するゲージのような目安が表示され、そのゲージが所望の長さになった時点で、コンソールパネル10上に設けられたボール発射ボタン13を押すことにより、プレーヤが調節できるようになっている。
ボール発射ボタン13が押されると、ボール打出部51のボール打出機構51bがボールBを、プレーヤが決定した強度で打ち出す。この際、返送防止ストッパ55は、ボールBと干渉しないように持ち上げられている。レール上のボールBは、ガイドレール部50上を移動し、その水平部分のある位置で停止する。場合によっては、ガイドレール部50の水平部分を1回以上往復してから停止することもあり得る。なお、ボールBが水平部分に到達すると、ボールBがボール打出部51側へ戻入しないように、返送防止ストッパ55,55が下げ降ろされ、ボールBと干渉する状態が保持される。
ボールBが停止すると、その停止位置を位置センサDが検出し、その検出位置に応じてジャックポット表示部7に表示された枚数のメダルMが、ジャックポット払出部20aから、ゲームを実行したステーション1のメダル台31めがけて払い出される。
なお、本実施形態では、あるステーション1でジャックポットカーニバルゲームが行われている間は、他のステーション1では、通常のゲーム及びジャックポットカーニバルゲーム以外の各種ゲームを行うことが可能であるが、その間に他のステーション1でジャックポットカーニバルゲームの機会が訪れても、進行中のジャックポットカーニバルゲームが終了するまでは、他のステーション1のジャックポットカーニバルゲームの実行は待機状態とされる。
[Vゾーン役物ゲーム:ステップS7]
以上のとおり、チャッカ入賞(ステップS2)すると、スロットゲーム(ステップS3)が行われ、その結果に応じてその後のゲーム処理に移行する一方で、チャッカ入賞によってVゾーンゲーム部2のスロープ21上方に開口したメダル排出部21bからメダル台31へ向けて払い出されたメダルMが、スロープ21及び円盤ギミック22上を流下してVチャッカ24を通過すると、Vゾーン役物ゲームが開始される。
Vゾーン役物ゲームの実行中に、メダル台31からベース盤35へ落下するメダルMが、チャッカ32を通過すると、チャッカ32を通過したときに払い出されるメダルMの量が通常よりも多く(例えば、倍に)なる。具体的には、「2」と付されたチャッカ32を通過した場合、通常は2枚のメダルMが払い出されるが、Vゾーン役物ゲームの実行中であれば、例えば4枚のメダルMがVゾーンゲーム部2へ払い出される。よって、Vゾーン役物ゲームでは、メダルMの払い出し率(ペイアウト率)は、100%以上が保障されている。
Vゾーン役物ゲームは、所定の時間(例えば、1分間)が経過しても、或いは、所定の枚数(例えば、10枚)のメダルMが払い出されても、別のメダルMが更にVチャッカ24を通過しない場合に終了する。逆に言えば、所定の条件内に別のメダルMがVチャッカ24を通過すれば、Vゾーン役物ゲームは、連続して実行される。
ここで、Vゾーン役物ゲームが始まると、通常の状態でVチャッカ24の上面レベルよりもスロープ21側に下降していたシャッタ25が上昇し、シャッタ25の上端が円盤ギミック22の上面よりも略同じレベルとなる状態で停止し、その状態が保持される。そうすると、スロープ21を流下してくるメダルMの流れがシャッタ25で堰き止められるとともに、メダルMは円盤ギミック22の溝22aに堆積していく。
円盤ギミック22の各溝22aが埋まり、シャッタ25と堆積したメダルM面との段差が解消すると、スロープ21を流下してくるメダルMの移動が溝22aの影響を受け難くなり、直下方向に滑落し易くなる。これにより、メダルMは、Vチャッカ24に更に流入し易くなるので、Vゾーン役物ゲームが連続実行される可能性が高まる。その結果、Vゾーンゲーム部2へのメダルMの排出枚数が累乗的に増大し、チャッカ32の通過枚数、すなわちチャッカ入賞の回数も格段に増大する。
なお、Vゾーン役物ゲームの実行中にチャッカ入賞となった場合、上述したスロットゲーム(ステップS3)は実行されず、スロットゲームに引き続き実行される可能性があるチャンスタイムゲーム(ステップS4)で払い出されるメダルMとして貯留される。よって、Vゾーン役物ゲームによってかかる貯留メダルを増やしておけば、通常ゲームでチャッカ入賞した際に行われるスロットゲーム後のチャンスタイムゲームでの払い出し枚数を増大させることができる。
このように構成されたプッシャゲーム装置100によれば、プッシャゲーム部3のメダル台31が傾斜面31dを有しているので、プレーヤは、メダル留置面31bと傾斜面31dを上方から十分に視認できるようになっており、これにより、プレーヤは、メダルMがメダル留置面31bから傾斜面31dの上を滑り落ちるよう伝ってベース盤35上に落下する状態(軌跡)が明瞭に視認できる。また、メダルMが垂直方向に落下する場合よりも、本発明の如く、傾斜面31dを滑り落ちる場合の方が、メダルMの滑落速度が抑制される。その結果、メダル留置面31bからベース盤35へメダルMが落下する様子を、プレーヤはより容易に且つ明瞭に観察できるようになる。
また、メダルMがベース盤35に落下する位置も、メダルMの滑落速度が抑制されるため、バウンドする等が無くメダル台31の端部近傍となるため、落下したメダルがメダル台31に押されて順次手前側に移動しやすくなり、プレーヤに対して落下したメダルが有効な位置に落下したと認識させやすくなる。
さらに、傾斜面31d上にチャッカ32を設けることにより、メダル台31の高さを抑えることができる。これについて、図9(A)及び(B)を参照しつつ説明する。図9(A)は、従来の傾斜面のないメダル台の要部を示す側面図であり、図9(B)は、本実施形態における傾斜面31dを有するメダル台31の要部を示す側面図である。なお、従来例を示す図9(A)において、説明の便宜上、上記実施形態と類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
同図に示すように、メダル台31の前壁31aは、チャッカ32を取り付けるために要する部分の長さL1と、チャッカ32を通過したメダルMが、チャッカ32に引っ掛かることなくベース盤35上に通り抜けるとともに、ベース盤35に留置されるメダルMを押し出すために要する部分の高さL2とを、少なくとも必要とする。
そこで、従来は、メダル台の高さがL1+L2必要であったのに対し(図9(A)参照)、本実施形態ではチャッカ32を傾斜面31d上に設けることにより、メダル台31の高さをL1×sinα+L2に抑えることができる(図9(B)参照)。このように、メダル台31に必要な高さを低減できるので、プッシャゲーム部3の省スペース化を実現することができる。また、傾斜面31d上にチャッカ32を設けることにより、チャッカ32をメダルMが通過したか否かをプレーヤ自身が容易に且つ確実に確認できるようにもなる。
また、従来は、メダル留置面31bから落下するメダルMは、メダル台31の前壁31aから離れて落下していくため、特に勢いよく押されて落下したメダルMはチャッカ32の上方を越えてしまい、チャッカ32に入らないことがある(図9(A)に示す矢印Y5参照)。加えて、メダルMが前壁31から離れて落下するため、通過センサ36として本実施形態のような接触式センサを用いると、検出漏れが生じるおそれもある。
これに対し、本実施形態のメダル台31は、傾斜面31dを有するので、メダル留置面31bから落下するメダルMは、傾斜面31dと略接しながら傾斜面31d上を滑り落ちるようになる(図9(B)に示す矢印Y6参照)。したがって、勢いよく押されて落下したメダルMであっても、チャッカ32の上方を越えてしまうことを防止できるとともに、接触式センサにより確実にメダルMの通過を検出することができる。
なお、上述したとおり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない限度において様々な変形が可能である。例えば、メダル台31の形状は、図10〜図13に示すように、前壁31aの少なくとも一部に傾斜面が形成されていればよい。ここで、図10〜図13は、本発明の他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す斜視図である。
図10は、メダル台31の前壁31aの一部のみに傾斜面31dを備えたものを示す。また、図11は、メダル台31の前壁31aに、面積が互いに異なり段差状(ステップ状)に設けられた複数の傾斜面31d1、31d2、31d3を備えたものを示す。さらに、図12は、メダル台31の前壁31aに、互いに平面形状の異なる傾斜面31d1、31d2、31d3が連接されたものを示す。またさらに、図13は、メダル台31の前壁31aに、曲面状の傾斜面31dを備えるものを示す。
なお、図12に示す傾斜面31d1、31d3は、メダル台31の側壁とは直交していない。また、図10〜図13では図示を省略しているが、これらの場合でも、傾斜面31d上にチャッカ32を設けることが好ましく、傾斜面31dがプレーヤの視線方向に対して直交するように構成されると有用である。さらに、各傾斜面は、先述したのと同様の傾斜角αを有することが好ましく、図13に示すような曲面状の傾斜面31dを備える場合には、角度αとしては、傾斜面31d全体の平均値を用いることができる。
次に、図14、図15、図16について説明する。
これらは、メダル台31の前壁31aを傾斜面のない垂直面としているが、前壁31aに目隠し板37を、図14に図示された前壁31aに対して手前側(プレーヤ側)に離間した位置に、その上部を前壁31a側に、下部を上部よりも前壁31aから離間する方向に傾斜して設けている。
この目隠し板37の上部は、図15に図示されているように、メダル留置面31bと略同じ高さに位置するようにメダル台31に固定されている。目隠し板37の上部の高さは、メダル台31からせり出した2枚以上重なったメダルが目隠し板37上を移動できるよう、少なくともメダル1枚の厚さよりも高く位置しないほうが好ましい。更に、目隠し板37の上部と前壁31aとの距離Wは、少なくともメダルMの半径よりも長い距離だけ離間して配置されている。
また、前壁31aには、メダルの通過を検出する通過センサ36が設けられている。このセンサは、突出したスイッチにメダルが接触することによって検出する接触式センサであっても、赤外光等を照射して、通過するメダルによって反射した赤外光を受光する等によって検出する光学式センサであっても何れでも良い。
メダルMは、メダル台31へのメダルの排出状況によってメダル留置面31b上に無造作に置かれているが、図16のように、メダルM1の上にメダルM2が重なって置かれる場合もある。この状態でメダル台31が移動してプッシャー動作(メダルを前壁31a側へ移動させる動作)を行うと、従来であればメダルM1とメダルM2は重なった状態で同時にメダル留置面31bから落下してしまう状態が発生することがある。このとき通過センサ36は、2枚(複数枚)のメダルが落下したことを検出できず、1枚の落下と判定してしまうことになる。
更に、メダルM1の上にメダルM2が重なり、少しずつ前壁31aから離間する方向にずれてメダルが重なって配置された状態でその最上部のメダルM2が落下する場合、1枚のメダルが前壁31aから落下する場合よりも、前壁31aから離間した位置から落下することになり、通過センサ36の検出範囲外で落下した場合はメダルの落下を検出できなくなってしまうことにもなる。
このように、落下したメダルおよびその枚数が正しく検出できないと、正しくゲームを進行することが出来ず、また、プレーヤもゲームの信頼性を損なうこことなってしまう。
そこで、本願では、前述のような構成で目隠し板37を設けることにより、また、通過センサ36による検出が出来ない距離でのメダルの落下に対しては、前壁31aから離間した位置から落下するメダルが目隠し板37上を滑るように落下していくように、通過センサ36を覆う位置に配置したため、プレーヤからも、落下が検出されないメダルとして区別して認識しやすくすることができるようになる。
また、通過センサ36を通過して落下するメダルは、落下する前にメダル留置面31b上で重なっていた場合であっても、重なった上側のメダルは、メダルM3のように目隠し板37に沿って落下していくため、メダルM4のように1枚ずつ落下しやすくなり、メダルの検出を正しく行うことが出来るようになる。
尚、通過センサ36は、図14のように1つのみではなく、前壁31aに横方向に複数個並べてもよい。また、目隠し板37は、メダル台31の側面のみの固定ではなく、前壁31aに対して固定するようにしてもよい。更に、目隠し板37は、1枚ではなく複数枚に分割(例えばして通過センサ36の数に合わせて分割)して通過センサ36の手前に配置するようにしてもよい。
また、通過センサ36としてスイッチ等の接触式センサに代えて、光学センサ等の非接触センサによりチャッカ32内の遮光等を検知してメダルMの通過を検出してもよい。この場合、平行版37によって外光が遮光されているため、光学センサの発する赤外光の受光部が外光によって誤動作することを防ぐことが出来る。また、メダルMが傾斜面31dを移動する際に傾斜によって移動速度が落ち、接触式センサのセンシングによってメダルMの移動が妨げられることを防ぐことも出来る。
本発明によるプッシャゲーム装置の外観を示す斜視図である。 プッシャゲーム装置100の機能上の構成を示す概略ブロック図である。 プッシャゲーム装置100の要部を示す斜視図である。 プッシャゲーム装置100においてメダルゲームを実行する手順の一例を示すフロー図である。 メダル台31の概略を示す斜視図である。 メダル台31の要部を示す側面図である。 メダル台31の要部を示す平面図である。 メダル台31の要部を示す正面図である。 (A) 従来の傾斜面のないメダル台の要部を示す側面図である。 (B) 本実施形態における傾斜面31dを有するメダル台31の要部を示す側面図である。 他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す斜視図である。 他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す斜視図である。 他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す斜視図である。 他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す斜視図である。 他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す斜視図である。 他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す側面図である。 他の実施形態におけるメダル台31の概略を示す側面図で、メダルが落下する様子を示す図である。
符号の説明
1…ステーション、2…Vゾーンゲーム部、3…プッシャゲーム部、4…メダル収容部、4a…開口、5…カーニバルゲーム部、6…共通処理部、7…ジャックポット表示部、8…音声出力部、10…コンソールパネル、11…メダル払出部、12…メダル投入部、13…ボール発射ボタン、14…メダル送り機構、15,65…演算制御部、16…メダル整列溝、17…メダル投入口、18…振り角規制用穴(ストッパ)、19…メダル載置部、20a…ジャックポット払出部、20…境界パネル、21…スロープ、21b…メダル排出部、22…円盤ギミック、22b…メダルガイド部、22a…溝、23…表示部、24…Vチャッカ、24a…板状部材、25…シャッタ、26…払出口、27…前壁(干渉部)、31…メダル台、31a…前壁、31b…メダル留置面、31c…前壁面、31d…傾斜面、32…チャッカ、33,34…ガイド、35…ベース盤、36…通過センサ、37…目隠し板、41…メダルホッパ、50…ガイドレール部、51…ボール打出部、51a…ボールストッパ、51b…ボール打出機構、52…ボール回収機構、52a…ガイドロッド、52b…治具、55…返送防止ストッパ、61…記憶部、62…照明部、100…プッシャゲーム装置、B…ボール、Bu…バス、D…位置センサ、K…筺体、Ka…ベース筺体、Kb…コンソール筺体、Kc…上部筺体、M…メダル。

Claims (1)

  1. メダルが投入されるメダル投入部と、
    前記メダル投入部に連通し所定方向に延在するメダル送り機構と、
    略板状をなし、所定の厚さを有しており、且つ、前記メダル送り機構の端部下方に往復動可能に設けられたメダル台と、
    前記メダル台の往復動方向の一方端側に配置されており、該メダル台に一旦留置された前記メダルと干渉するように設けられた干渉部と、
    前記メダル台の下方で且つ該メダル台の往復動方向の他方端側に突設されており、該メダル台から落下したメダルが一旦留置されるベース盤と、
    前記ベース盤の下方に設けられており、該ベース盤から落下したメダルが回収されるメダル収容部と、
    前記回収されたメダルが払い出されるメダル払出部と、
    を備え、
    前記メダル台は、
    該メダル台の往復動方向の他方端側に形成された壁面と、
    該壁面に設けられており且つメダルの通過を検出するセンサと、
    前記壁面から所定距離だけ離間した位置に目隠し板と、
    を有し、
    該目隠し板は、その上部を前記メダル台の高さと略一致する高さに、前記目隠し板の下部を前記壁面から離れる方向に、傾斜して配置することを特徴とするプッシャゲーム装置。
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