JP4690141B2 - 光加入者線端局装置および下り帯域制御方法 - Google Patents

光加入者線端局装置および下り帯域制御方法 Download PDF

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本発明は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3ahで規定されるGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)-PON(Passive Optical Network))に関し、特に、下りPON帯域の利用効率を向上させたOLT(光加入者線端局装置)および下り帯域制御方法に関する。
近年、ブロードバンドアクセスが可能なネットワークが広く普及しつつあり、その中でも高速通信が可能なGE−PONが注目されている。GE−PONは、複数の宅側装置が媒体を共有してデータの伝送を行なう媒体共有型通信であるため、PON帯域を効率的に利用することが重要となる。下りPON帯域の効率的な利用に関する技術として、下記の特許文献1に開示された発明がある。
特許文献1に開示されたフレームスケジューリング方法は、制御フレームキューにキューイングされた先頭のディスクリプタに含まれる送信予定時刻が、タイマの現在時刻を超えている場合には、先頭のディスクリプタに対応した制御フレームを送信することによって、予定時刻までに制御フレームをONUへ送出することができ、ユーザデータフレームの遅延を最小限に抑えるものである。
特開2004−343734号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、ONU側の下りキューの状態やUNI(User Network Interface)ポートの状態などが考慮されておらず、たとえば、ONU側でユーザデータフレームが廃棄されている場合であっても、OLTはユーザデータフレームを送信してしまう。GE−PONは1対多の媒体共有型の通信体型であり、あるONUへの下り送信帯域を増加させると他のONUへの下り送信帯域は減少する。ONU側で廃棄されるようなトラフィックをPON上に流すことは、下りPON帯域を有効利用しているとはいえない。したがって、下りPON帯域をさらに効率的に利用する機構が切望される。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、光加入者線終端装置の下りキューのオーバフローを防止して、PONの下り帯域を効率的に利用することが可能な光加入者線端局装置および下り帯域制御方法を提供することである。
本発明のある局面に従えば、上位ネットワークからのフレームを光加入者線終端装置に転送する光加入者線端局装置であって、上位ネットワークから受信したフレームを光加入者線終端装置に送信するためのフレーム送信手段と、光加入者線終端装置からフレームを受信するためのフレーム受信手段と、光加入者線終端装置の状態変化を取得し、状態変化に応じて下り帯域制御の設定値を変更しながらフレーム送信手段にフレームを送信させる制御手段とを含み、制御手段は、フレーム受信手段によって受信されたフレームに含まれる光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報に基づいて、下り帯域制御の設定値を変更する。
なお、光加入者線終端装置の状態には、光加入者線終端装置自身の状態(たとえば、光加入者線終端装置の下りキューサイズ、下りキューのキュー長など)も、光加入者線終端装置の配下にあるネットワークの状態(たとえば、接続のオン/オフ、ポート速度、全二重/半二重など)も含まれている。
好ましくは、光加入者線端局装置はさらに、オペレータによって最大帯域設定値が入力される入力手段を含み、制御手段は、入力手段によって入力された最大帯域設定値と、フレーム受信手段によって受信されたフレームに含まれる光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報とに基づいて、光加入者線終端装置、トラフィックフローまたはロジカルリンク識別に対応する最大帯域を変更する。
本発明の別の局面に従えば、光加入者線端局装置が光加入者線終端装置に対する下り帯域を制御する下り帯域制御方法であって、光加入者線端局装置が、光加入者線終端装置から光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報を含んだフレームを受信するステップと、光加入者線端局装置が、受信したフレームに含まれるユーザネットワークインタフェースのポート速度情報に基づいて、下り帯域制御の設定値を変更しながら光加入者線終端装置にフレームを送信するステップとを含む。
好ましくは、光加入者線終端装置にフレームを送信するステップは、オペレータによって入力された最大帯域設定値と、受信したフレームに含まれるユーザネットワークインタフェースのポート速度情報とに基づいて、光加入者線終端装置、トラフィックフローまたはロジカルリンク識別に対応する最大帯域を変更するステップを含む。
本発明のある局面によれば、制御手段が、光加入者線終端装置の状態変化を取得し、状態変化に応じて下り帯域制御の設定値を変更しながらフレーム送信手段にフレームを送信させるので、光加入者線終端装置の下りキューのオーバフローを防止でき、下り帯域を効率的に利用することが可能となる。
また、制御手段が、フレーム受信手段によって受信されたフレームに含まれる光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報に基づいて、下り帯域制御の設定値を変更するので、光加入者線終端装置の下りキューのオーバフローを適切に防止することが可能となる。
また、制御手段が、入力手段によって入力された最大帯域設定値と、フレーム受信手段によって受信されたフレームに含まれる光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報とに基づいて、光加入者線終端装置、トラフィックフローまたはロジカルリンク識別に対応する最大帯域を変更するので、光加入者線終端装置の種々の構成に対応して最大帯域を設定でき、下り帯域を効率的に利用することが可能となる。
まず、1台のOLTと複数台のONUとから構成されるGE−PONにおいて、OLTの上流側ネットワーク(上位ネットワーク)の帯域と、PON側の帯域とが等しいような典型的なPONネットワークにおける、EPONの下り方向の帯域効率向上の必要性について考える。
EPON上においては、ユーザデータフレーム以外にPON制御フレームがOLTとONUとの間で交換されるため、オーバヘッド帯域が付加されてしまう。したがって、実質的にはOLTの上流側ネットワークの帯域よりも、PON側の帯域の方が小さくなってしまうことが挙げられる。
また、ONUのUNIポート側の帯域は、通常PON帯域よりも小さいため、下り側に対して不必要にフレーム送信が行われたとしても、ONU側で廃棄される結果となる。このように、あるONUに対して必要となる帯域以上の帯域を割当てたとしても、ONU側でフレーム廃棄が発生するだけであり、この無駄な帯域割当てにより下りPON帯域を有効に活用することができない。
本発明の実施の形態においては、特にフレームの廃棄に伴うPON側の帯域効率の劣化を防ぐものであり、OLTは、ONUを単位として、またはトラフィックフロー(ストリーム)を単位としてスケジューリングを行なうことを前提とする。これらの単位を総称して、スケジューリング単位と呼ぶことにする。
また、スケジューリングのパラメータ(下り帯域制御の設定値)として、最大帯域、最小保証帯域、および最大転送許可量を含み、スケジューリング単位に別個の値を設定できるものとする。ここで、最大帯域とは、ある一定時間において、あるONUまたはあるトラフィックフローに割当てられる最大の帯域を示し、比較的長い時間を考慮した場合の値である。最大転送許可量とは、1回のスケジューリングサイクルで送信される最大のバーストトラフィック量であり、この最大転送許可量に相当するフレームが1回のバーストで転送され得る。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるOLTの概略構成を示すブロック図である。このOLT1は、上位ネットワークに接続されるNNI(Network Node Interface)ポート11と、ONUに接続されるEPONポート12と、NNIポート11を介して受信した下りフレームのスケジューリングを行ない、EPONポート12を介してONUに下りフレームを送信するとともに、EPONポート12を介してONUに制御フレームを送信するEPON下りフレーム送信部13と、EPONポート12を介して受信した上りフレームのスケジューリングを行ない、NNIポート11を介して上位ネットワークに上りフレームを送信するとともに、EPONポート12を介して受信した制御フレームを抽出するEPON上りフレーム受信部14と、オペレータからの指示が入力されるユーザIF(Interface)15と、EPON上りフレーム受信部14によって抽出された制御フレームを解釈し、ONUに送信する制御フレームを生成してEPON下りフレーム送信部13に出力しながら、OLT1の全体的な制御を行なう制御部16とを含む。
制御部16は、EPON上りフレーム受信部14によって受信された制御フレームを解釈し、必要な場合にはその制御フレームに対応した動作を行なう。また、制御部16は、制御フレームを生成してEPON下りフレーム送信部13に送信させることにより、ONUとの間で制御フレームの交換を行なう。これによって、ONU側の下りキューのサイズ情報の収集、ONUの下りキューに対する閾値の設定、ONUのUNIポートの状態の収集などを行なう。
また、制御部16は、EPON下りフレーム送信部13に対して下りスケジューリングの各種設定を行なう。EPON下りフレーム送信部13は、後述するように下りキューを有しており、制御部16による設定に応じて下りフレームのスケジューリングを行なう。
また、制御部16は、下りスケジューリングの各種設定、ONU側の下りキューのサイズ設定、ONUの下りキューに対する閾値の設定などの情報を、ユーザIF15を介してオペレータから受けることも可能である。
EPON上りフレーム受信部14は、上りキューを有しており、上りフレームのスケジューリングを行なうとともに、ONUから受信した制御フレームを抽出して制御部16に通知する。なお、本発明は、下りフレームのスケジューリングを主たる目的としているため、上りフレームのスケジューリングの詳細な説明は行なわない。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるONUの概略構成を示すブロック図である。このONU2は、OLT1に接続されるEPONポート21と、ユーザ端末に接続されるUNIポート22と、EPONポート21を介して受信した下りフレームのスケジューリングを行ない、UNIポート22を介してユーザ端末に下りフレームを送信するとともに、EPONポート21を介して受信した制御フレームを抽出するEPON下りフレーム受信部23と、UNIポート22を介して受信した上りフレームのスケジューリングを行ない、EPONポート21を介してOLT1に上りフレームを送信するとともに、EPONポート21を介して制御フレームを送信するEPON上りフレーム送信部24と、オペレータからの指示が入力されるユーザIF25と、EPON下りフレーム受信部23によって抽出された制御フレームを解釈し、OLT1に送信する制御フレームを生成してEPON上りフレーム送信部24に出力しながら、ONU2の全体的な制御を行なう制御部26とを含む。
制御部26は、UNIポート22の状態を監視する機能を有し、接続のオン/オフ、ポート速度、全二重/半二重などの接続状態を監視する。制御部26は、UNIポート22の接続状態に変化が生じた場合、そのイベントを情報として保持し、その情報を含んだ制御フレームを生成してEPON上りフレーム送信部24に出力してOLT1に送信させる。
また、制御部26は、EPON下りフレーム受信部23によって受信されたOLT1からの制御フレームを受け、UNIポート情報の収集、下りキューサイズの設定、下りキューの閾値の設定などのOLT1からの要求を遂行する。
また、制御部26は、UNIポート22の設定などのONU2の設定に関する情報を、ユーザIF25を介してオペレータから受けることも可能である。
EPON上りフレーム送信部24は、UNIポート22を介して受信したユーザデータフレームおよび制御部26によって生成された制御フレームを保持し、OLT1から与えられるグラント期間中にEPONポート21を介してフレームをOLT1に送信する。
ONU2のUNIポート22は、10Mbps、100Mbpsまたは1Gbpsの速度の、イーサネット(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などのネットワークに接続され、ユーザ端末との間のフレームの送受信が行なわれる。EPON下りフレーム受信部23は、下りユーザフレームを格納するための下りフレームキューを有する。
OLT1の下りスケジューリングの設定、ONU2のUNIポート22の設定、ONU2の下りキューサイズの設定などは、通常、オペレータにより個別に設定されるパラメータである。本実施の形態においては、これらの個別に設定されるパラメータを連携させることにより、帯域効率を向上させる。
たとえば、ONU2のUNIポート22の速度設定が、OLT1の下りSLA(Service Level Agreement)設定の最大帯域よりも小さくなった場合(たとえば、あるONU2に対応する下り最大帯域が100Mbpsに設定されている情況において、このONU2のUNIポート22の速度が10Mbpsに設定されている場合など)、またはONU2のUNIポート22の接続状態がオフになった場合、このONU2宛の下りフレームはOLT1によってEPON上を転送されるが、ONU2の下りキューでオーバフローが発生し、その結果フレームが破棄されるので、EPONの下り帯域を有効に活用していることにはならない。
本実施の形態において、OLT1の制御部16は、ONU2のUNIポート22の速度がOLT1によって設定された下り最大帯域よりも小さくなった場合(リンクオフの場合も含む)、下り最大帯域の値を変更する。BWo,iをオペレータによって設定された最大帯域設定値、BWu,iをONUのUNIポート22の速度(リンクオフの場合は、BWu,i=0)とすると、EPON下りフレーム送信部13に設定されるONUに対する最大帯域設定値BWc,iは次式によって求められる。
BWc,i=Min(BWo,i,BWu,i) ・・・(1)
EPON下りフレーム送信部13は、あるONUの下り帯域が、当該ONUに設定されている最大帯域を超えた場合、当該ONUに対するフレーム送信を停止し、別のONUに下りフレーム送信のスケジューリングを移行する。
この下り最大帯域設定を変更するタイミングは3つある。1つ目は、オペレータがユーザIF25を介してUNIポート22の設定を固定的に変更し、その設定されたポート速度が、OLT1のEOPN下りフレーム送信部13に設定されている最大帯域よりも小さくなる場合である。OLT1の制御部16は、ONU2のUNIポート22の状態の収集、またはONU2からのUNIポート22の接続状態の変化に伴うイベント情報の通知によって、UNIポート22の設定が変更されたことを検知する。
2つ目は、ONU2のUNIポート22の設定が自動設定になっており、UNIポート22の速度が変更されたことをOLT1の制御部16が検知し、その検知されたポート速度が、OLT1のEOPN下りフレーム送信部13に設定されている最大帯域よりも小さくなる場合である。OLT1の制御部16は、ONU2のUNIポート22の状態の収集、またはONU2からのUNIポート22の接続状態の変化に伴うイベント情報の通知によって、UNIポート22の速度が変更されたことを検知する。
3つ目は、ONU2のUNIポート22の状態がオフになったことをOLT1の制御部16が検知した場合である。OLT1の制御部16は、ONU2のUNIポート22の状態の収集、またはONU2からのUNIポート22の接続状態の変化に伴うイベント情報の通知によって、UNIポート22の状態がオフになったことを検知する。この場合、UNIポート22の状態がオンになったことを検知すると、OLT1の制御部16は、下り最大帯域を変更して下りフレームの送信を再開させる。
なお、ONU2のUNIポート22の速度が、そのONU2に設定されている下り最大帯域以上になった場合には、OLT1は下り最大帯域の値を元に戻して制御を行なう。
以上の説明においては、スケジューリング単位としてONUの場合について説明したが、スケジューリング単位がトラフィックフローの場合、BWc,iをEPON下りフレーム送信部13に設定されるトラフィックフローiに対する最大帯域設定値、BWo,iをオペレータによって設定されたトラフィックフローiに対する最大帯域設定値、BWu,iをトラフィックフローiが属するONU2のUNIポート22の速度とすることによって対応可能である。
図3は、ONUが第1の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。図3においては、単一のONU当りのLLID(Logical Link IDentification)数が1つであり、単一のLLID当りの下りキュー数が1つの場合を示している。OLT1の下りキュー17−1〜17−nがそれぞれ、ONU2−1〜2−n内の下りキュー27−1〜27−nに対応している。この第1の構成の場合には、上述した下り最大帯域の変更方法を適用することが可能である。
図4は、ONUが第2の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。図4においては、単一のONU当りのLLID数が1つであり、単一のLLID当りの下りキュー数が複数の場合を示している。OLT1の下りキュー17−1がONU2−1内の下りキュー27−1〜27−mに対応し、OLT1の下りキュー17−nがONU2−2内の下りキュー28−1〜28−mに対応している。この第2の構成の場合にも、上述した下り最大帯域の変更方法を適用することが可能である。
図5は、ONUが第3の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。図5においては、単一のONU当りのLLID数が複数であり、単一のLLID当りの下りキュー数が1つの場合を示している。OLT1の下りキュー17−1〜17−nがそれぞれ、ONU2−1のLLID1〜nの下りキュー27−1〜27−nに対応し、OLT1の下りキュー18−1〜18−nがそれそれ、ONU2−2のLLID1〜nの下りキュー28−1〜28−nに対応している。
この第3の構成の場合には、下り最大帯域の変更方法として、ONUを共有する全てのLLIDに対して下り最大帯域の値の変更を行なう。たとえば、ONU2−1にLLID1〜nが属している場合、LLID1〜nの下り最大帯域の値をそれぞれ個別に設定する。設定される下り最大帯域設定値は、上記(1)式にしたがう。
図6は、ONUが第4の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。図6においては、単一のONU当りのLLID数が複数であり、単一のLLID当りの下りキュー数が複数の場合を示している。OLT1の下りキュー18−1がONU2のLLID1の下りキュー27−1〜27−mに対応し、OLT1の下りキュー18−nがONU2のLLIDnの下りキュー28−1〜28−mに対応している。この第4の構成の場合の下り最大帯域の変更方法は、第3の構成の場合と同様である。
以上説明したように、本実施の形態におけるOLT1によれば、ONU2のUNIポート22の速度が、設定された下り最大帯域よりも小さくなった場合に、下り最大帯域を変更するようにしたので、ONU2の下りキューのオーバフローを防止でき、オーバフロー分の帯域をより帯域の必要なONUに分配することにより、PON帯域を効率的に利用することが可能となった。
また、ONU2は、UNIポート22の速度の変更があった場合、そのイベントを情報としてOLT1に通知するようにしたので、OLT1は下り最大帯域を適切に変更でき、通知を受けると直ちに下り最大帯域を変更することが可能となった。
また、一の光加入者線終端装置に割当てる帯域の増加/減少が、他の光加入者線終端装置に割当てる帯域の減少/増加となる、すなわち一の光加入者線終端装置に割当てる帯域を増加させる場合には、他の光加入者線終端装置に割当てる帯域を減少させ、一の光加入者線終端装置に割当てる帯域を減少させる場合には、他の光加入者線終端装置に割当てる帯域を増加させて、PON帯域を常にいずれかの光加入者線終端装置に割当てるようにしたので、PON全体の帯域効率を向上させることが可能となった。
(第2の実施の形態)
EPONのラインレートが1Gbpsの場合、ONU2のUNIポート22の速度が10Mbpsまたは100Mbpsであれば、ONU2の下りキューで保持できる以上の量のフレームが一度にONU2に送信されると、ONU2の下りキューでオーバフローが発生し、フレームロスが発生する可能性がある。これは、実施の形態1において説明したように、OLT1が最大帯域の設定をONU2のUNIポート22の速度以下に設定しても、EPONの下り転送速度がONU2のUNIポート22の速度よりも速い以上、バースト性に起因するフレームロスを回避することができない。本発明の第2の実施の形態は、この問題点を解決するものである。
本発明の第2の実施の形態におけるOLTの概略構成およびONUの概略構成は、図1に示す第1の実施の形態におけるOLTの概略構成および図2に示す第1の実施の形態におけるONUの概略構成と比較して、OLT1のEPON下りフレーム送信部13および制御部16の機能と、ONU2の制御部26の機能とが異なる点のみが異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な説明は繰返さない。
OLT1の制御部16は、ONU2のUNIポート22の速度およびONU2の下りキューサイズに応じて、EPON下りフレーム送信部13に設定する最大転送許可量の値を変更する。たとえば、EPONのラインレートが1Gbpsであり、ONU2のUNIポート22の速度が同じ1Gbpsの場合には、EPON下りフレーム送信部13に設定する最大転送許可量の値を変更しない。また、ONU2のUNIポート22の速度が100Mbpsまたは10Mbpsのように小さい場合には、EPON下りフレーム送信部13に設定する最大転送許可量をONU2の下りキューサイズ、またはそのサイズ以下にする。
この最大転送許可量を変更するタイミングは2つある。1つ目は、オペレータがOLT1のユーザIF15を介してONU2の下りキューサイズを変更する場合である。OLT1の制御部16は、ONU2の下りキューサイズの変更を指示されると、EPON下りフレーム送信部13に設定する最大転送許可量の値を変更する。
2つ目は、オペレータがONU2のユーザIF25を介してONU2の下りキューサイズを変更する場合である。OLT1の制御部16は、ONU2の下りキューのサイズ情報の収集、またはONU2からの下りキューサイズの変更に伴うイベント情報の通知によって、ONU2の下りキューサイズが変更されたことを検知すると、EPON下りフレーム送信部13に設定する最大転送許可量の値を変更する。
以上の説明においては、スケジューリング単位としてONUの場合について説明したが、スケジューリング単位がトラフィックフローの場合、EPON下りフレーム送信部13に設定されるトラフィックフローiの最大転送許可量は、そのトラフィックフローiが属するONU2の下りキューサイズ、または下りキューサイズ以下とする。また、ONUが複数の下りキューを有しており、トラフィックフローと下りキューとが対応づけられている場合、EPON下りフレーム送信部13に設定されるトラフィックフローiの最大転送許可量は、そのトラフィックフローiが属するONUの、当該トラフィックフローに対応づけられた下りキューサイズ、または下りキューサイズ以下とする。
図3に示すようにONU2が第1の構成の場合、および図4に示すようにONU2が第2の構成の場合には、上述した最大転送許可量の変更方法を適用することが可能である。
また、図5に示すようにONU2が第3の構成の場合、および図6に示すようにONU2が第4の構成の場合には、最大転送許可量の変更方法として、ONUを共有する全てのLLIDに対して下り最大転送許可量の値の変更を行なう。設定される最大転送許可量は、それぞれのLLIDに対応する下りキューサイズ、または下りキューサイズ以下となる。
以上説明したように、本実施の形態におけるOLT1によれば、ONU2のUNIポート22の速度がEPONのラインレートよりも小さく、かつONU2の下りキューサイズが変更された場合に、ONU2の最大転送許可量を下りキューサイズ、または下りキューサイズ以下に変更するようにしたので、ONU2の下りキューのオーバフローを防止でき、オーバフロー分の帯域をより帯域の必要なONUに分配することにより、PON帯域を効率的に利用することが可能となった。
また、ONU2は、下りキューサイズの変更があった場合、そのイベントを情報としてOLT1に通知するようにしたので、OLT1はONU2の最大転送許可量を容易に変更でき、通知を受けると直ちに最大転送許可量を変更することが可能となった。
(第3の実施の形態)
ONU2のUNIポート22の設定が半二重に設定された場合や、UNIポート22がIEEE802.11a/bなどのワイヤレスネットワークである場合には、第1の実施の形態において説明した最大帯域の変更や、第2の実施の形態において説明した最大転送許可量の変更を行なったとしても、UNIポート22側で輻輳状態となるため、下りキューのオーバフローによってフレームの廃棄が発生する可能性がある。たとえば、UNIポート22が半二重の設定となっている場合、ポート速度が100Mbps、OLT1のEPON下りフレーム送信部13に設定される最大帯域が100Mbpsであったとしても、UNIポート22において下り方向トラフィックと上り方向のトラフィックとが競合した場合には、下りトラフィックが輻輳状態となる。また、ワイヤレスネットワークの場合、実質的なポート速度は時間とともに変化するため、下りスループット自体が変化する。本発明の第3の実施の形態は、この問題点を解決するものである。
本発明の第3の実施の形態におけるOLTの概略構成およびONUの概略構成は、図1に示す第1の実施の形態におけるOLTの概略構成および図2に示す第1の実施の形態におけるONUの概略構成と比較して、OLT1のEPON下りフレーム送信部13および制御部16の機能と、ONU2の制御部26の機能とが異なる点のみが異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な説明は繰返さない。
ONU2の制御部26は、EPON下りフレーム受信部23内の下りキューに1つ、または2つの閾値(閾値H、閾値L)を設定する。この閾値の設定は、OLT1の制御部16が制御フレームを発行して行なうようにしてもよいし、ONU2のユーザIF25を介してオペレータが設定するようにしてもよい。
ONU2の制御部26はさらに、EPON下りフレーム受信部23内の下りキューに格納されるフレーム量(キュー長)を監視する機能を有している。
図7は、ONU2の制御部26によるキュー長の監視機能を説明するための図である。制御部26は、下りキュー27−1〜27−nおよび上りキュー28−1〜28−nの監視を行なっており、下りキュー27−1〜27−nのそれぞれには個別の閾値Hと閾値Lとが設定されている。
制御部26は、キュー長が設定された閾値Hを超えた場合、OLT1に対する通知(キューオーバフローアラーム)のための制御フレームを生成し、EPON上りフレーム送信部24内の上りキューに格納する。EPON上りフレーム送信部24は、OLT1からの上りフレーム送信許可を待ち、グラント期間内にその制御フレームを送信する。
OLT1の制御部16は、キューオーバフローアラームを受信すると、このフレームの発信元を特定し、EPONフレーム送信部13に対して当該ONUへのフレーム転送を制限し、別のONUに下りフレーム送信のスケジューリングを移行するよう指示する。下りフレーム転送制限は、少なくとも次式によって計算される時間T以上のフレーム転送の停止によって行なわれる。そして、その時間内にキューオーバフローアラームが解除されない場合は、解除されるまでフレーム転送を停止する。
T≧Au,i×(Q/BWu,i) ・・・(2)
ここで、Au,iはONUのUNIポート22の種別に応じて決定される係数、QはONUの下りキューサイズ、BWu,iはONUのUNIポート22の速度を示している。
制御部26は、キュー長が設定された閾値Lを下回った場合、OLT1に対する通知(キューオーバフローアラームクリア)のための制御フレームを生成し、EPON上りフレーム送信部24内の上りキューに格納する。EPON上りフレーム送信部24は、OLT1からの上りフレーム送信許可を待ち、グラント期間内にその制御フレームを送信する。
OLT1の制御部16は、キューオーバフローアラームクリアを受信すると、このフレームの発信元を特定し、EPONフレーム送信部13に対して当該ONUへのフレーム転送を再開するよう指示する。なお、閾値が2つの場合について説明したが、閾値が1つの場合には閾値H=閾値Lと見なして処理を行なうことが可能である。
以上の説明においては、スケジューリング単位としてONUの場合について説明したが、スケジューリング単位がトラフィックフローの場合、図7に示すように複数の下りキュー27−1〜27−nが設けられ、それぞれの下りキューに対して個別に1つまたは2つの閾値が設定されている。
ONU2の制御部26は、下りキュー27−1〜27−nの各キュー長を監視し、ある下りキューにおいてキュー長が閾値Hを超えた場合には、OLT1に対してそのトラフィックフローに対応するキューオーバフローアラームを通知する。OLT1の制御部16は、キューオーバフローアラームを受信した場合、当該トラフィックフローに対応するフレーム転送を停止させ、別のONUに下りフレーム送信のスケジューリングを移行する。
また、ONU2の制御部26は、当該トラフィックフローに対応するキュー長が閾値Lを下回った場合には、OLT1に対してそのトラフィックフローに対応するキューオーバフローアラームクリアを通知する。OLT1の制御部16は、キューオーバフローアラームクリアを受信した場合、当該トラフィックフローに対応するフレーム転送を再開させる。
以上の説明においては、OLT1の制御部16がONU2のUNIポート22における輻輳状態を検知したときに、当該ONU2への下りフレームの転送を停止させ、UNIポート22における輻輳状態が解除されたときに、当該ONU2への下りフレームの転送を設定レートで再開させるようにしたが、UNIポート22の輻輳状態が継続的に続く場合には下り最大帯域自体をより小さい値に設定するようにしてもよい。
ONU2からOLT1に対するキューオーバフローアラーム、およびキューオーバフローアラームクリアの通知は、ONUまたはトラフィックフローを単位として行なわれる。この通知は、IEEE802.3ahで規定されるMPCP REPORTフレームのReservedフィールドを使用することも可能であるし、IEEE802.3ahで規定されるOAM(Operations, Administration and maintenance)などの他の管理フレームのReservedフィールド、Vendor拡張フィールドなどを使用することも可能である。MPCP REPORTフレームは、ONU2からOLT1に対して定期的に(数ms程度の周期で)送信されるので、通知のために無駄な帯域を使用することはなく、また通知のための遅延も最小限に抑えることが可能である。
図3に示すようにONU2が第1の構成の場合には、上述した下りフレームの停止/再開処理を適用することが可能である。
また、図4に示すようにONU2が第2の構成の場合には、単一のLLIDに属する全ての下りキューに対して閾値が設定される。また、キューオーバフローアラーム、およびキューオーバフローアラームクリアの通知はLLID単位で行なわれ、その通知フレームにオーバフロー発生対象キューの識別情報、またはオーバフロー解除対象キューの識別情報が含まれる。
OLT1は、ONU単位で下りフレームの送信停止/再開処理を行なう。この場合、式(2)に示す下りキューサイズQは、当該ONUに属する複数の下りキューの中で最も小さい下りキューのサイズを示す。
また、図5に示すようにONU2が第3の構成の場合には、ONU2からのキューオーバフローアラーム、およびキューオーバフローアラームクリアの通知がLLID単位で行なわれる。OLT1は、LLID単位で下りフレームの送信停止/再開処理を行なう。この場合、式(2)に示す下りキューサイズQは、当該LLIDに属する下りキューのサイズを示す。
また、図6に示すようにONU2が第4の構成の場合には、LLIDに属する全ての下りキューに対して閾値が設定される。また、キューオーバフローアラーム、およびキューオーバフローアラームクリアの通知はLLID単位で行なわれ、その通知フレームにオーバフロー発生対象キューの識別情報、またはオーバフロー解除対象キューの識別情報が含まれる。
OLT1は、LLID単位で下りフレームの送信停止/再開処理を行なう。この場合、式(2)に示す下りキューサイズQは、当該LLIDに属する複数の下りキューの中で最も小さい下りキューのサイズを示す。
EPONのネットワークトポロジーは、ポイント・ツー・マルチポイントであり、OLT1からの下りフレームの送信スケジューリングは、時間単位でフレーム送信を切替えること、すなわち時分割多重方式で行なわれる。OLT1において、下りフレームがONU単位でキューイングされると想定した場合、下り方向のスケジューリングを行なうEPON下りフレーム送信部13は、内部の下りキューを順次チェックしてゆき、キューが送信可能状態であれば、そのキュー内のフレームを送信する。
たとえば、下りキュー17−1〜17−nの状態を順次チェックしてゆき、下りキュー17−iに送信されるべきフレームが格納されていて、かつ当該フローの過去の送信状態が最大帯域制限内である場合、その下りキュー17−iに格納されるフレームを送信する。そして、チェックを行なう下りキューを更新する。最後の下りキュー17−nまでチェックが終了すると、最初の下りキュー17−1のチェックに戻って、同様の処理を繰返す。
また、UNIポート22が輻輳状態にあるONU2へのフレーム送信を一時停止することにより、下り帯域の有効利用を図ることが可能となる。すなわち、上述した処理において、下りキュー17−iに送信されるべきフレームが格納されていて、かつ当該フローの過去の送信状態が最大帯域制限内である場合であっても、そのOUNからキューオーバフローアラームを受信している場合には、そのフレームの送信を行なわずに、次の下りキューのチェックを行なうようにする。これによって、あるONUの送信機会において、そのONUが送信可能状態にない場合には、そのONUに対するフレーム送信を単に停止させるだけでなく、別の送信可能状態にあるONUへのフレーム送信を許可することによって、PON帯域を有効利用することができる。
なお、OLT1において、下りフレームはONUを単位としてキューイングされるとして説明したが、LLID単位で下りフレームがキューイングされるようにしてもよい。この場合は、LLIDに対応する下りキューの状態を順次チェックしてゆき、LLIDに対応する下りキューiに送信されるべきフレームが格納されていて、かつ当該フローの過去の送信状態が最大帯域制限内である場合、その下りキューiに格納されるフレームを送信するようにすればよい。
以上説明したように、本実施の形態におけるOLT1によれば、制御部16がONU2からキューオーバフローアラームを受信した場合に、そのONU2に対する下りフレームの送信を停止し、ONU2からキューオーバフローアラームクリアを受信した場合に、そのONU2に対する下りフレームの送信を再開するようにしたので、ONU2の下りキューのオーバフローを防止でき、オーバフロー分の帯域をより帯域の必要なONUに分配することにより、PON帯域を効率的に利用することが可能となった。
また、ONU2は、下りキューのキュー長が閾値Hを超えた場合には、OLT1に対してキューオーバフローアラームを通知し、キュー長が閾値Lを下回った場合には、OLT1に対してキューオーバフローアラームクリアを通知するようにしたので、OLT1はONU2の下りキューの状態を的確に把握することが可能となった。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態におけるOLTの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるONUの概略構成を示すブロック図である。 ONUが第1の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。 ONUが第2の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。 ONUが第3の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。 ONUが第4の構成の場合における、OLT1のEPON下りフレーム送信部13内の下りキューと、ONU2のEPON下りフレーム受信部23内の下りキューとの対応を示す図である。 ONU2の制御部26によるキュー長の監視機能を説明するための図である。
符号の説明
1 OLT、2 ONU、11 NNIポート、12,21 EPONポート、13 EPON下りフレーム送信部、14 EPON上りフレーム受信部、15,25 ユーザIF、16,26 制御部、17,27,28 下りキュー、22 UNIポート、23 EPON下りフレーム受信部、24 EPON上りフレーム送信部。

Claims (4)

  1. 上位ネットワークからのフレームを光加入者線終端装置に転送する光加入者線端局装置であって、
    前記上位ネットワークから受信したフレームを前記光加入者線終端装置に送信するためのフレーム送信手段と、
    前記光加入者線終端装置からフレームを受信するためのフレーム受信手段と、
    前記光加入者線終端装置の状態変化を取得し、該状態変化に応じて下り帯域制御の設定値を変更しながら前記フレーム送信手段にフレームを送信させる制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記フレーム受信手段によって受信されたフレームに含まれる前記光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報に基づいて、下り帯域制御の設定値を変更する、光加入者線端局装置。
  2. 前記光加入者線端局装置はさらに、オペレータによって最大帯域設定値が入力される入力手段を含み、
    前記制御手段は、前記入力手段によって入力された最大帯域設定値と、前記フレーム受信手段によって受信されたフレームに含まれる前記光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報とに基づいて、前記光加入者線終端装置、トラフィックフローまたはロジカルリンク識別に対応する最大帯域を変更する、請求項記載の光加入者線端局装置。
  3. 光加入者線端局装置が光加入者線終端装置に対する下り帯域を制御する下り帯域制御方法であって、
    前記光加入者線端局装置が、前記光加入者線終端装置から該光加入者線終端装置のユーザネットワークインタフェースのポート速度情報を含んだフレームを受信するステップと、
    前記光加入者線端局装置が、前記受信したフレームに含まれるユーザネットワークインタフェースのポート速度情報に基づいて、下り帯域制御の設定値を変更しながら前記光加入者線終端装置にフレームを送信するステップとを含む、下り帯域制御方法。
  4. 前記光加入者線終端装置にフレームを送信するステップは、オペレータによって入力された最大帯域設定値と、前記受信したフレームに含まれるユーザネットワークインタフェースのポート速度情報とに基づいて、前記光加入者線終端装置、トラフィックフローまたはロジカルリンク識別に対応する最大帯域を変更するステップを含む、請求項3記載の下り帯域制御方法。
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