JP4019895B2 - 通信システムおよび子局装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケットの優先送信制御を行う通信システムおよび子局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信システムでは、サービス種別に応じてポーリングの回数を調整し、優先度の高いサービス種別に対しては頻繁にポーリングを行うことにより、優先度の高いサービス種別の送信遅延を抑えようとしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−46199号公報
【特許文献2】
特開平11−266277号公報
【特許文献3】
特開平11−98151号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の通信システムでは、優先度の高いサービス種別に対し頻繁にポーリングを行うことにより、優先度の低いサービス種別に比べて優先度の高いサービス種別の送信遅延を抑えることができるという程度のものであり、必ずしも優先度の高いサービス種別の送信遅延を要求レベルに抑えることはできなかった。
【0004】
本発明の目的は、優先度の高いパケットの送信遅延を確実に要求レベルに抑えることが可能な通信システムおよび子局装置を提供することである。
【0005】
本発明は、親局装置に対し複数の子局装置から高優先パケットおよび低優先パケットを順次送信する通信システムであって、上記親局装置と上記子局装置との間のポーリング時間を所定のターゲットポーリング時間と比較し、ポーリング時間がターゲットポーリング時間以内であった場合に、子局装置から親局装置に高速優先パケットを連続して送信するとともに続けて低優先パケットを送信し、ポーリング時間がターゲットポーリング時間を超えていた場合に、子局装置から親局装置に高優先パケットを送信し低優先パケットを送信しないことを特徴とする通信システムである。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示す機能ブロック図である。この通信システムは、親局装置1と複数の子局装置2とをスターカプラ3および光ファイバ4を介して接続することによって構成されたPON(Passive Optical Network)システムであり、親局装置1と子局装置2との間で高優先パケットおよび低優先パケットの2種類のパケットデータを伝送するものである。
【0007】
親局装置1は、上位のネットワークからIP(Internet Protocol)パケットを受信して下位の子局装置2に向けてパケットを送信し、子局装置2から伝送されてきたパケットを上位のネットワークに送信する装置であり、OLT(Optical Line Terminal)と呼ばれる。子局装置2は、親局装置1から伝送されてきたパケットを受信し更に下位の加入者端末に送信し、加入者端末から伝送されてきたパケットを受信し親局装置1に送信する装置であり、ONU(Optical Network Unit)と呼ばれる。スターカプラ3は、親局装置1からの信号を複数の子局装置2への信号に分岐させ、複数の子局装置2からの信号を親局装置1に伝送させるために合流させる光受動素子である。光ファイバ4は、親局装置1と光カプラ3とを接続する光伝送路、および光カプラ3と全ての子局装置2とを接続する光伝送路である。
【0008】
図2は、図1の親局装置1の詳細な構成を示す機能ブロック図である。親局装置1は、光電変換回路5、OAMパケット/フレーム生成回路6、IPパケット終端回路7、信号検出回路8および送信許可順次割当制御回路9を備えている。
【0009】
光電変換回路5は、電気信号から光信号に変換(E/O変換)するレーザダイオード(LD)および光信号から電気信号に変換(O/E変換)するフォトダイオード(PD)によって構成される。OAMパケット/フレーム生成回路6は、上位ネットワークから受信したIPパケットにOAM(Operations, Administration and Maintenance)パケットを付加して下りフレーム信号を生成する回路である。IPパケット終端回路7は、子局装置2からのパケット信号を終端する回路である。信号検出回路8は、子局装置2から伝送されてきたパケット信号の受信を検出する回路である。送信許可順次割当制御回路9は、任意の子局装置2に対して下りOAMパケットの送信許可情報領域に、子局装置2を特定する識別子(ONU_ID)を設定することで子局装置2に対して上りパケットの送信を許可し、また送信許可するパケット情報(送信許可優先パケット)を示すことで子局装置2が送信できる優先パケットを指定し、また子局装置2が送信できる送信時間を指定できる回路である。
【0010】
図3は、図1の子局装置2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。子局装置2は、光電変換回路10、OAMパケット/フレーム終端回路11、送信許可検出回路12、オーバヘッド情報検出回路13、パケットバッファ14、優先パケット識別回路15、優先振分け回路16、低優先キュー17、高優先キュー18、多重化回路19及びパケット生成/送出回路20を備えている。
【0011】
光電変換回路10は、光信号から電気信号に変換(O/E変換)するPD、および電気信号から光信号に変換(E/O変換)するLDによって構成される。OAMパケット/フレーム終端回路11は、OAMパケットを含んで構成される下りフレーム信号を終端する回路である。送信許可検出回路12は、下りOAMパケットの送信許可情報領域に設定されている子局装置2を特定する識別子(ONU_ID)と自子局装置2が保持する識別子(ONU_ID)とを比較し、送信許可されたパケット(送信許可優先パケット)より、多重化回路19を制御する回路である。オーバヘッド情報検出回路13は、上りパケットの先頭に付加するオーバヘッドに関する情報である下りOAMパケットのオーバヘッド情報を検出する回路である。パケットバッファ14は、子局装置2の外部から入力される上りIPパケット信号を蓄積するバッファである。優先パケット識別回路15は、子局装置2の外部から入力される上りIPパケット信号の優先付けを行い、優先振分け回路16を制御する回路である。優先振分け回路16は、優先パケット識別回路15からの指示に従ってパケットを振分ける回路である。低優先キュー17は、低優先(非優先)パケットを蓄積するキューである。高優先キュー18は、高優先(優先)パケットを蓄積する高優先キューである。多重化回路19は、高優先パケットと低優先パケットとを多重化する回路である。パケット生成/送出回路20は、パケット送信許可情報に従ってパケット信号および上りOAMパケットにオーバヘッドを付加してヘッダ付き上りパケット信号を生成する回路である。
【0012】
図4(a)は通信システムの下り信号を示す図である。フレーム(下り信号)41は、周期的に繰り返される信号単位であり、OAMパケット42およびユーザIPパケット領域43を含んだ構成となっている。OAMパケット42は、下りフレーム41の先頭に配置され、通信システムにおける管理のための情報を伝送するためのパケットである。ユーザIPパケット領域43は、上位ネットワークから伝送されてきたIPパケットを親局装置1から子局装置2へ伝送するための領域であり、各子局装置2への信号を順次並べたものである。このような下り信号が、親局装置1から全ての子局装置2へ同報送信される。
【0013】
図4(b)は通信システムの上り信号を示す図である。この図では、複数の子局装置2から伝送されてきたパケットが合流した後の上り信号44のパケット配置を例示している。先頭のパケットは、子局装置2(#n)から伝送されてきたものであり、オーバヘッド45、OAMパケット46及びユーザIPパケット領域47で構成される。オーバヘッド45は、各子局装置2が送信したパケット信号の先頭に付加されるものである。OAMパケット46(#n)は、子局装置2(#n)が送信した管理情報を伝送するためのパケットである。ユーザIPパケット領域47(#n)は、子局装置2(#n)が送信したIPパケット信号であり、親局装置1を経由して上位のネットワークへ送出されるものである。次のパケットは、子局装置2(#i)から伝送されてきたものであり、オーバヘッド45及びユーザIPパケット領域48(#i)で構成される。更にその次のパケットは、子局装置2(#j)から伝送されてきたものであり、オーバヘッド45及びOAMパケット49(#j)で構成される。このように、上り信号には、OAMパケット及びユーザIPパケット領域の両方を含むものの他、OAMパケットだけを含むもの、ユーザIPパケット領域だけを含むものが混在する。
【0014】
本発明に係る通信システムは、図1で説明したように、複数の子局装置2から延びた光伝送路(光ファイバ4)が光カプラ3によって親局装置1までの1本の光伝送路(光ファイバ4)に合流するような構成となっている関係上、図4(a)及び図4(b)のようなフォーマットの信号を伝送することによって、円滑な通信を実現している。
【0015】
図5は、図4(a)のフレーム41の詳細な構成を示す図である。OAMパケットは、送信許可情報51〜54を含んで構成される。送信許可情報51は、ONU_IDであり特定の子局装置2に送信許可を与えることができる。送信許可情報52は、送信時間であり子局装置2に送信可能な最大送信時間を通知できる。送信許可情報53は、送信許可を与えるべきパケットの種別を示す送信許可優先パケット情報である。具体的には、コードAの場合、高優先パケットのみの送信を許可し、コードBの場合、低優先パケットのみの送信を許可し、コードCの場合、「制御なし」であり子局装置2の送信制御に任せる。子局装置2の送信制御とは、すなわち送信時間内に、まず高優先パケットを送信し、続いて低優先パケットを送信するものである。送信許可情報54は、予め定められたターゲットポーリング時間であり、送信時間情報の替わりに使用し、子局装置2に対して送信時間を指定するものである。
【0016】
また、ユーザIPパケット領域は、アイドルシグナル55,57,59及びユーザIPパケット56、ユーザIPパケット58、ユーザIPパケット60を含んで構成される。アイドルシグナル55,57,59は、パケット信号間に補間される信号である。
【0017】
図6は、比較例として高優先パケット及び低優先パケットの配置を示す図である。図6(a)では、各子局装置(ONU)2の低優先パケットであるデータパケットのトラヒックが小さく、次の上りデータ送信契機までの時間が短いが、図6(b)では、各子局装置(ONU)2の低優先パケットのトラヒックが大きく、次の上りデータ送信契機までの時間が長くなる。すなわち、ONU#1からONU#nまでの送信が一巡するまでの期間(一巡期間)が長くなる。このように、各子局装置2の低優先パケットの長さに依存して一巡期間が長くなると、音声パケット等の高優先パケットについて遅延が拡大し、通信品質が低下する。
【0018】
図7は、本発明に係る高優先パケット及び低優先パケットの配置を示す図である。一巡期間において、まず親局装置1に対し子局装置2(ONU#1〜ONU#n)から高優先パケットを順次送信し、全ての子局装置2が送信し終えてから一巡期間が終了するまでの間に、親局装置1に対し子局装置2から低優先パケットを順次送信する。
【0019】
このような送信制御により、本発明の子局装置2は、高優先パケットである音声パケットを連続して送信する動作モードを有しているといえる。すなわち、一巡期間の前半における送信動作が、高優先パケットを連続送信する動作モードに相当する。このように、低優先パケットであるデータパケットの送信を後回しにして、高優先パケットを連続送信することにより、一巡期間の拡大を抑制することができ、高優先パケットの遅延を要求レベルに抑えることができる。
【0020】
また、図7では、まず高優先パケットの送信を済ませてから一巡期間が終了するまでの残余の時間に、低優先パケットを送信し、一巡期間の終了とともに低優先パケットの送信を打ち切るため、一巡期間の拡大を確実に抑制できる。
【0021】
図7の送信動作を実現するためには、親局装置1において、図5のOAMパケット内の送信許可優先パケット情報を指定することにより、一巡期間の前半に高優先パケットのみの送信許可を与え、一巡期間の後半に低優先パケットのみの送信許可を与えなければならない。このように送信許可を与えることによって、高優先パケットの遅延を確実に要求レベルに抑えることができる。ここでいう要求レベルとは、たとえば、高優先パケットが音声パケットである場合には、音声パケットが最終的に途切れなく再生されるための遅延のレベルである。
【0022】
なお、本発明の通信システムでは、図7に示す一巡期間の長さ設定を自在に変更することが可能である。このため、システム構築に合わせて一巡期間を調整することが可能である。
【0023】
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る通信システムの構成は、図1〜図3に示した実施の形態1のものと同じであるため、説明を省略する。同様に、実施の形態2に係る通信システムの下り信号は、図4に示した実施の形態1のものと同じであり、上り信号は、図5に示した実施の形態1のものと同じであるため、説明を省略する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる点は、図7のような送信制御の代わりに図8及び図9に示す送信制御を行う点であり、次に詳しく説明する。
【0024】
図8は、本発明の実施の形態2に係る非輻輳時の送信制御を示す図である。実施の形態2の通信システムでは、ポーリング時間(図7の一巡期間に相当する)を固定とせず、通信帯域に余裕があればポーリング時間を短くすることができるものとする。ただし、ポーリング時間が長くなり過ぎることを防止するために、親局装置1は、ポーリング時間の目標値として所定のターゲットポーリング時間を予め設定しておく。
【0025】
こうした前提のもとで、親局装置1は子局装置2に対し、下りOAMパケットを用いてターゲットポーリング時間を通知するとともに、送信許可優先パケット情報としてコードC(制御なし)を通知する。子局装置2の送信許可検出回路12では、タイマを内蔵しており、前回の送信許可時刻にターゲットポーリング時間を加算して次回予想の送信許可時刻を算出しておき、次の送信許可(今回の送信許可)が実際に到着した時刻と比較する。これは、ポーリング時間をターゲットポーリング時間と比較することと同じである。図8は、ポーリング時間がターゲットポーリング時間以下である場合、すなわち非輻輳時の動作を図示するものである。この場合、子局装置2が今回予想の送信許可時刻までの間、高優先パケットを送信し、続いて低優先パケットを送信し続ける。
【0026】
図9は、本発明の実施の形態2に係る輻輳時の送信制御を示す図である。図9は、図8とは逆にポーリング時間がターゲットポーリング時間を超えた場合、すなわち輻輳時の動作を図示するものである。この場合、子局装置2の送信許可検出回路12は高優先パケットのみを送信する制御を行う。
【0027】
したがって、図9の送信制御を行う場合、高優先パケットを連続送信することなるため、図9のような状態は高優先パケットを連続送信する動作モードといえる。このように、低優先パケットの送信を後回しにして、高優先パケットを連続送信することにより、ポーリング時間(一巡期間)の拡大を抑制することができ、高優先パケットの遅延を要求レベルに抑えることができる。
【0028】
また、高優先パケットに続けて低優先パケットを送信する図8の送信制御を基本とするので、各子局装置2毎の送信レートのばらつきを最小限に抑えることができる。
【0029】
また、ポーリング時間をターゲットポーリング時間と比較する比較手段を、子局装置2に設けたため、親局装置1に集中する処理の負荷を分散できる。
【0030】
実施の形態3.
上述した実施の形態2では、各子局装置2が、タイマを持ち、ポーリング時間をターゲットポーリング時間と比較していたが、実施の形態3は、親局装置1がタイマを有し、ポーリング時間とターゲットポーリング時間との比較も行うものである。
【0031】
具体的には、親局装置1の送信許可順次割当制御回路9が、タイマを内蔵しており、前回の子局装置2に対する送信許可時刻に、ターゲットポーリング時間を加算して次の送信許可時刻(今回の送信許可時刻)を算出する。続いて、送信許可順次割当制御回路9は、今回実際の送信許可時刻と今回予想の送信許可時刻とを比較、すなわちポーリング時間とターゲットポーリング時間とを比較する。
【0032】
図8に示すように、ポーリング時間がターゲットポーリング時間以下であった場合(非輻輳時)、その時間差分を子局装置2に対して、下りOAMパケット内の送信時間情報として通知する。また、送信許可優先パケット情報として、コードC(制御なし)を子局装置2に通知する。これらの通知を受けた子局装置2は、与えられた送信時間の間、高優先パケットを送信し、続いて低優先パケットを送信し続けることができる。
【0033】
一方、図9に示すように、ポーリング時間がターゲットポーリング時間を超えた場合(輻輳時)、送信許可優先パケット情報として、コードA(高優先パケットのみ)を子局装置2に通知する。この通知を受けた子局装置2は、高優先パケットのみの送信を実行することができる。
【0034】
したがって、高優先パケットが連続送信される動作モードを有している点、および図8の送信制御を基本とする点は、実施の形態2と同じであるため、その効果についても同じである。
【0035】
また、実施の形態3では、ポーリング時間をターゲットポーリング時間と比較する比較手段を、親局装置1に設けたため、上りパケットの優先送信制御を親局装置1で一括して集中管理することができる。
【0036】
なお、実施の形態1〜3では、優先順位を高優先および低優先の2段階としたが、3段階以上とすることも可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上詳説したように、本発明によれば、子局装置が高優先パケットを連続送信する動作モードを有するので、低優先パケットであるデータパケットの送信を後回しにして、高優先パケットを連続送信することにより、高優先パケットの遅延を要求レベルに抑えることができる。このことは、低遅延が要求されるVoIP(Voice over Internet Protocol)データ等を通信するインタフェースを有する通信システムにおいて、極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 図1の親局装置1の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 図1の子局装置2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
【図4】 図4(a)は、通信システムの下り信号を示す図であり、図4(b)は、通信システムの上り信号を示す図である。
【図5】 図4(a)のフレーム41の詳細な構成を示す図である。
【図6】 比較例として高優先パケット及び低優先パケットの配置を示す図である。
【図7】 本発明に係る高優先パケット及び低優先パケットの配置を示す図である。
【図8】 実施の形態2に係る非輻輳時の送信制御を示す図である。
【図9】 実施の形態2に係る輻輳時の送信制御を示す図である。
【符号の説明】
1 親局装置(OLT)、2 子局装置(ONU)、3 スターカプラ、4 光ファイバ、5 光電変換回路、6 OAMパケット/フレーム生成回路、7 IPパケット終端回路、8 信号検出回路、9 送信許可順次割当制御回路、10光電変換回路、11 OAMパケット/フレーム終端回路、12 送信許可検出回路、13 オーバヘッド情報検出回路、14 パケット・バッファ、15 優先パケット識別回路、16 優先振分け回路、17 低優先キュー、18 高優先キュー、19 多重回路(MUX)、20 パケット生成/送出回路、21下りIPパケット入力信号、22 上りIPパケット出力信号、23 制御情報、24 OAMパケット情報、25 下りフレーム信号、26 ヘッダ付き上りパケット信号、27 パケット検出信号、30 下りフレーム信号、31 OAMパケット情報、32 オーバーヘッド情報、33 バッファ制御信号、34送信許可情報、35 優先度順切替え信号、36 優先振分け信号、37 上り高優先パケット、38 上り低優先パケット、39 ヘッダ付き上りパケット信号、41 下り信号、42 下りOAMパケット、43 ユーザIPパケット領域、44 上り信号、46 上りOAMパケット(#n)、47 上りユーザIPパケット領域(#n)、48 上りユーザIPパケット領域(#i)、49上りOAMパケット(#j)、51 ONU−ID、52 送信時間、53 送信許可優先パケット、54 ターゲットポーリング時間、55,57,59 アイドルシグナル、56,58,60 ユーザIPパケット。

Claims (3)

  1. 親局装置に対し複数の子局装置から高優先パケットおよび低優先パケットを順次送信する通信システムであって、上記親局装置と上記子局装置との間のポーリング時間を所定のターゲットポーリング時間と比較し、ポーリング時間がターゲットポーリング時間以内であった場合に、子局装置から親局装置に高速優先パケットを連続して送信するとともに続けて低優先パケットを送信し、ポーリング時間がターゲットポーリング時間を超えていた場合に、子局装置から親局装置に高優先パケットを送信し低優先パケットを送信しないことを特徴とする通信システム。
  2. 子局装置が、ポーリング時間をターゲットポーリング時間と比較する比較手段を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 親局装置が、自装置へのパケット送信を許可するための送信許可パケットを子局装置に送信し、上記子局装置が、親局装置から受信した送信許可パケットに従って、高優先パケットおよび低優先パケットを親局装置に送信する通信システムであって、上記親局装置は、ポーリング時間をターゲットポーリング時間と比較する比較手段を有し、ポーリング時間がターゲットポーリング時間以内であった場合に、高優先パケットの送信および低優先パケットの送信を許可する送信許可パケットを子局装置に送信し、ポーリング時間がターゲットポーリング時間を越えていた場合に、高優先パケットの送信を許可し低優先パケットの送信を許可しない高優先送信許可パケットを子局装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
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