JP4690093B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

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本発明は、標本の観察、測定および検査を行う撮像光学系の技術に関し、特に、合焦を検出する技術に関する。
標本面に投影したスポット光の戻り光を再結像する光路において光束を半分遮光して光検出器に集光させると、標本と対物レンズのWD(作動距離:Working Distance)の変化に応じて光検出器に集光するスポット像の位置と大きさとが変化する。すると、光検出器から出力される信号が変化するので、これにより、合焦・非合焦の状態を判定することができる。この方式はアクティブ方式の焦点検出装置のひとつとして良く知られているが、ここでは、この焦点検出の方式をシングルスポット方式と呼ぶこととする。
このシングルスポット方式の焦点検出装置について更に説明する。
図12は、顕微鏡から切り出したシングルスポット方式による焦点検出装置の光学系を示したものである。この光学系は、光源101、コリメートレンズ102、シャッタ103、ハーフミラー104、ダイクロイックミラー105、対物レンズ106、集光レンズ107、及び光検出器108を備えて構成されている。
光源101には赤外領域の波長を持つ半導体レーザ(LD)を用いる。
ダイクロイックミラー105は、赤外領域の光線を反射させる一方で可視域の光線を透過させる性質を有している。従って、対物レンズ106は、観察光学系の一部を兼ねている。
光検出器108の受光面は、光軸を含む面により領域が2分割されており、各々の領域についての信号出力が別個に得られる。
光源101から出射されてコリメートレンズ102によりコリメートされて平行光となった光線のうち、光束の半分がシャッタ103で遮光される。シャッタ103によって遮光されなかった残りの光線は、ハーフミラー104を透過しダイクロイックミラー105で反射され、光軸に対して向かって右側の光路を通り、対物レンズ106を透過して標本100の標本面にスポット状で投影される。
標本面からの反射光は、対物レンズ106を経た後に光軸に向かって左側の光路を通り、ダイクロイックミラー105及びハーフミラー104で反射され、集光レンズ107で光検出器108の受光面に集光する。光検出器108から出力される信号の大きさは、受光面に照射される光の光量に応じた値で出力される。
ここで、標本面と光検出器108の受光面とが共役な位置関係にある場合には、標本面からの反射光は光検出器108の受光面の境界線上に集光する。
これに対し、標本面と光検出器108の受光面との共役な位置関係が崩れた場合、つまり標本面と対物レンズ106とのWDが変化した場合について、図13を用いて説明する。なお、図13においては、対物レンズ106と集光レンズ107とを合成した1枚の合成レンズ系120を示して説明する。
まず、標本面と光検出器108の受光面とが共役な位置関係にある場合には、図13の(a)に示すように、標本面からの反射光は光検出器108の受光面の境界線上に集光する。
ここで、標本面と対物レンズ106とのWDが増加すると、標本面からの反射光は光検出器108の受光面よりも手前に集光するため、光検出器108は、図13の(b)に示すように、同図において向かって下側の受光面にデフォーカスされた状態で受光する。
一方、標本面と対物レンズ106とのWDが減少した場合には、標本面からの反射光は光検出器108の受光面よりも奥に集光するため、光検出器108は、図13の(c)に示すように、同図において向かって上側の受光面にデフォーカスされた状態で受光する。
つまり、標本面と対物レンズ106とのWDの変化に応じて、光検出器108に集光するスポット像の位置と大きさとが変化する。その結果、光検出器107から出力される信号が変化するので、合焦・非合焦の状態を判定することができるのである。
図12の説明へ戻ると、光検出器108において2分割されている受光面の各々の領域から出力される信号は差分回路109へ入力されて減算するか、あるいは図示しない規格化回路で規格化した値の信号とされて出力される。この出力信号は、ステージZ軸制御回路110に入力されて合焦方向の判定が行われる。そして、この判定結果に基づいてZ軸ステージ111を一定速度で上下動させて標本100の標本面を合焦位置に移動させる。こうして自動合焦が実現される。
このシングルスポット方式による焦点検出の技術に類する技術として、例えば特許文献1には、コリメートレンズとシャッタの間に回折格子を配置して、標本面に投影するスポットの数を多数化する技術が開示されている。
この他、例えば特許文献2には、コリメートレンズとシャッタの間にシリンドリカルレンズを配置することによって、曲率方向成分の光線のみを対物レンズの後側焦点位置に集光させ、標本面に投影するスポットをスリット化する技術が開示されている。
また、例えば特許文献3には、ダイクロイックミラーとハーフミラーとの間にシリンドリカルレンズを配置することによって、曲率方向成分の光線のみを対物レンズの後側焦点位置に集光させ、標本面に投影するスポットをスリット化する技術が開示されている。
以上のような各種の技術の場合には、合焦位置は標本面上に投影された範囲内の段差の平均位置になる。
なお、以降の説明においては、特許文献1に開示されている技術に係る合焦検出の方式をマルチスポット方式と呼ぶこととし、特許文献2や特許文献3に開示されている技術に係る合焦検出の方式をスリット投影方式と呼ぶこととする。
特開2001−296469号公報 特開平10−161195号公報 特開平8−254650号公報
シングルスポット方式による焦点検出では、標本面に段差パターンが形成されている場合にそのエッジ部にスポット光が投影されると、戻り光が急激に減少してしまうことがある。また、散乱光が迷光として光検出器の受光部に結像してしまうことがある。このような場合には、光検出器から出力される信号にノイズが加わる結果、合焦精度が低下することとなる。
また、標本面の段差が対物レンズの物体側焦点深度を超えるものである場合には、シングルスポット方式による焦点検出では次のような現象が生じ得る。
図14は、対物レンズと標本との位置関係を示している。なお、ここでは、Z軸ステージ111に載置されている標本100の標本面に形成されている段差の上側の表面を観察しようとしている場合を想定する。
図14の(a)は、標本100の標本面の段差100aの上側の表面で焦点検出が行われていることを表わしており、このときには所望の面の観察が行える。
しかしながら、シングルスポット方式による焦点検出では、焦点の検出領域が常に固定された1点であるため、標本100の位置を面内で移動させて例えば図14の(b)の状態としてしまうと、段差100aの下側の表面が焦点検出の領域になってしまう。この場合には、本来観察したい部分である、段差100aの上側の表面がデフォーカスしてしまうことになる。
このように、自動制御で撮像するような光学系にシングルスポット方式の焦点検出を使用すると、焦点検出の結果が所望の観察位置から外れる場合があるため注意を要する。
一方、前述したマルチスポット方式やスリット投影方式による焦点検出は、上述したシングルスポット方式の焦点検出の問題を解決するために導入されたものであり、合焦位置が標本面上に投影された範囲内の段差の高さの平均の位置になるので、合焦位置の不安定性を解消することができる。
しかしながら、マルチスポット方式の場合による焦点検出でも合焦位置が安定しない場合がある。このような場合について、図15を用いて説明する。
図15は、標本100に投影されるマルチスポット200aと標本100の段差100aの間隔との関係の一例を示している。この図15の場合のように標本100の段差100aのピッチがスポット間隔と一致してしまっている場合、あるいは、このピッチとスポット間隔とがその整数倍の関係となってしまっている場合には、シングルスポット方式の場合と同様に、標本100の位置を面内で移動させたときにスポット200aが段差100aの境目に差し掛かると、図14と同様の振舞いが生じ、合焦位置が変化して所望の観察位置がデフォーカスしてしまう結果、本来観察したい面が観察できなくなる。
一方、図16に示すように、検出スポットをスリット200bとするスリット投影方式による焦点検出の場合は、上記の現象が生じることはない。但し、シリンドリカルレンズはそれ自体が高価なものであると共に、装置組立時における位置調整の難度が高いため、複雑な調整機構が必要になる。また、高倍の対物レンズを使用する場合、このような対物レンズは焦点距離が短いため、シリンドリカルレンズによる集光位置を対物レンズの後側焦点位置と正確に一致させることが困難である。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、スリット投影方式による低廉且つ調整容易な焦点検出装置を提供することである。
本発明の態様のひとつである焦点検出装置は、光源から発せられた光を面内のつの一次元方向にのみ拡散し、且つ当該拡散における拡散角が制御されている拡散素子と、平行光を当該拡散素子に入射させたときに当該拡散素子から出射する光の光束を集光させる集光光学系であって観察光学系の一部を兼ねている当該集光光学系と、当該集光光学系の集光位置に受光面が配置されている光検出器であって当該集光光学系によって集光させた当該光束が標本面上で反射した後に当該集光光学系を戻って当該受光面へ照射される当該光検出器と、当該光検出器から出力される信号に基づいて当該標本面と当該集光光学系との間の距離を制御する距離制御部と、当該拡散素子に入射させる光若しくは当該拡散素子から出射した光の光束のうちの四分の三の領域を遮光する遮光部材と、を有し、当該光検出器は、当該受光面へ照射される当該光束の光軸を含む面で当該受光面が4つの領域に分割されており、当該領域に照射される光の光量に応じた信号を当該領域毎に出力し、当該光検出器から出力される当該領域毎の信号から2つの信号を選択する選択部を更に有し、当該距離制御部は、当該選択部によって選択された2つの信号の差が小さくなるように当該距離を制御して、当該光検出器の受光面へ照射される前記光束が当該受光面上での所定位置に結像するようにすることを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る焦点検出装置において、当該距離制御部による制御の結果として得られた当該距離が焦点位置の検出結果として適正なものであるか否かを判定する判定部と、当該判定部が不適正との判定を下したときに、当該選択部を制御して当該選択部による前記信号の選択を切り替える選択制御部と、を更に有するように構成してもよい。
なお、このとき、当該判定部は、当該距離制御部による当該制御に応じて変化する、当該選択部によって選択されている2つの信号の差の変化の度合いに基づいて当該判定を行うように構成してもよい。
なお、このとき、当該判定部は、当該選択部によって選択されている2つの信号の差の変化の度合いが予め設定されているものよりも少ない場合に、不適正との判定を下すように構成してもよい。
本発明によれば、以上のように構成することにより、標本に投影するスポットをスリット状にしたスリット投影方式による低廉且つ調整容易な焦点検出装置を提供できるようになるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を実施する焦点検出装置光学系の構成を示している。なお、同図において、図12に示したものと同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付すこととし、それらについての詳細な説明は省略する。
この図1に示した焦点検出装置は顕微鏡に使用されるものであり、光源101、コリメートレンズ102、拡散板11、投光側シャッタ12、ハーフミラー104、リレーレンズ系13、ダイクロイックミラー105、対物レンズ106、受光側シャッタ14、集光レンズ107、及び光検出器15でその光学系が構成されている。
光源101には赤外領域の波長を持つ半導体レーザ(LD)を用いる。なお、このとき、半導体レーザへ印加する電流値を周期的に変動させる等によって、レーザ光の波長を数nm単位で極微小に変動させて可干渉性を崩してもよい。
ダイクロイックミラー105は、赤外領域の光線を反射させ、可視域の光線を透過させる性質をもつ。従って、対物レンズ106は、観察光学系の一部を兼ねている。
拡散板11は、光を面内の少なくとも1つの一次元方向にのみ拡散し、且つ当該拡散における拡散角が制御されている拡散素子であり、本実施例においては、回折次数に制限を設けると共に回折光の分離ができない程に回折角を十分に小さく設計した回折格子である。
なお、本実施例においては、光を面上の一次元方向にのみ拡散させるもの、つまり、拡散板11の作用を表わしている図2に模式的に表わされている入射光束20aと出射光束20bとの関係のように、入射した光を線分状に拡散して出射させるものを使用する。このような拡散を生じさせる拡散板11としては、例えばPhysical Optics Corporation 社のビーム整形ディフューザであるLSD(商品名)を採用することができる。
なお、拡散板11は対物レンズ106の瞳と共役な位置の近傍に配置するが、拡散板11に入射させる光はコリメートレンズ102によってコリメートされており、また拡散板11にはシリンドリカルレンズのような集光作用はないので、その光軸方向の配置の設定は比較的容易である。
光検出器15は、本実施例においては、光軸を含む面で受光面が二分割されており、分割されているそれぞれの受光面について受光量に応じた信号出力を得ることができるものを使用する。この出力信号は、差分回路109へ入力され、減算あるいは規格化した値の信号とされてステージZ軸制御回路110に入力される。ステージZ軸制御回路110は、この信号に基づいて合焦方向の判定を行い、この判定結果に基づいてZ軸ステージ111を上下動させて標本100の標本面を合焦位置に移動させる。
図1において、光源101から出射された後にコリメートレンズ102によってコリメートされて平行光となった光線が拡散板11を透過すると、図2のように一方向に拡散する。
この拡散光は、拡散板11の傍に設けられている投光側シャッタ12によって、その光束の半分が遮光される。なお、投光側シャッタ12の位置は、拡散板11の傍であれば、図1のようにハーフミラー104側に配置する代わりに、コリメートレンズ102側に配置する、すなわち、拡散板11に入射する光束の半分を遮光するようにしてもよい。
投光側シャッタ12によって遮光されることのなかった残りの光線は、ハーフミラー104及びリレーレンズ系13を透過した後、ダイクロイックミラー105で反射され、光軸に対して向かって左側の光路を通って対物レンズ106に導かれ、標本100の面上でスリット状に集光する。
このとき標本面で反射した光線は、対物レンズ106を透過し、光軸に対して今度は向かって右側の光路を通ってダイクロイックミラー105に戻り、ここで反射された後にリレーレンズ系13を通ってハーフミラー104でも反射される。ここで反射された光線は、受光側シャッタ14でノイズ光がカットされた上で、集光レンズ107により光検出器15の受光面で集光する。
ここで図3について説明する。同図は、このときの光検出器15の受光面での集光の様子を示している。
標本100の標本面と光検出器15の受光面とが共役な位置関係にある場合には、標本面からの反射光は受光面の境界線上にスリット状に集光し、図3(b)に示すような像が結像する。
これに対し、標本100の標本面と光検出器15の受光面との共役な位置関係が崩れた場合には、受光面上の像が変化する。ここで、WDが増加した場合には、標本面からの反射光は受光面よりも手前に集光されるため、受光面上の像は、図3(a)に示すように、向かって左側の受光面にデフォーカスされた状態となる。逆に、WDが減少した場合には、標本面からの反射光は受光面よりも奥に集光するため、図3(c)に示すように、向かって右側の受光面にデフォーカスされた状態となる。
つまり、標本100と対物レンズ106との間のWDの変化に応じ、光検出器15に集光するスリット像の位置と大きさが変化する。このような、WDの変化により受光面上の像が変化する振舞いは、シングルスポット方式の場合と同様である。
差分回路109は、光検出器15の二分割されている受光面の各々について出力される信号の差を求める。ステージZ軸制御回路110は、この差信号に基づいて合焦方向(差信号の絶対値が小さくなる方向)の判定を行い、この判定結果に基づいてZ軸ステージ111を上下動させて標本100の標本面に移動させ、WDを変化させる制御を行う。そして、この差信号の絶対値が最小となったところでZ軸ステージ111を停止させることにより、自動合焦が実現される。
なお、差分回路109において、光検出器15から出力される2つの信号の差の信号を求める代わりに、この差の信号を規格化した値として求める、すなわち、当該2つの信号の和に対する当該2つの信号の差の割合を示す信号を求めるようにし、この信号に基づいてステージZ軸制御回路110が上述した動作を行うようにしても自動合焦を行うことができる。
本実施例においては、標本面が段差のある形状であっても、光検出器15から出力される信号は、その段差の形状に応じて得られた像が受光面内で空間的に積分されたものとして出力される。従って、検出される合焦位置は、標本面上に投影された範囲内の段差の平均位置になる。つまり、本実施例の焦点検出装置は、従来のスリット投影方式による焦点検出の場合と同様の合焦検出が可能である。
その上、本実施例において使用される拡散板11は、従来のスリット投影方式による焦点検出で使用されるシリンドリカルレンズと比較して低廉であるので装置のコストが低下する。更に、シリンドリカルレンズの芯調整や、シリンドリカルレンズによる集光位置を対物レンズ10の後側焦点位置と正確に一致させるといった、複雑で難度の高い調整作業が不要となる。
本実施例に係る焦点検出装置光学系の構成は図1に示したものと同様であるが、本実施例においては、拡散板11の種類、投光側シャッタ12及び受光側シャッタ14の形態、並びに光検出器15及び差分回路109の構成が実施例1におけるものと異なっている。
拡散板11は、回折次数に制限を設けると共に回折光の分離ができない程に回折角を十分に小さく設計した回折格子である点においては実施例1と同様であるが、本実施例で使用する拡散板11は、光を面上の2つの一次元方向にのみ拡散させるもの、つまり、図4に模式的に表わされている入射光束20cと出射光束20dとの関係のように、入射した光を2方向の線分状に拡散して出射させるものを使用する。このような拡散を生じさせる拡散板11としては、例えば、実施例1においても採用した、Physical Optics Corporation 社のビーム整形ディフューザであるLSD(商品名)を本実施例でも採用することができる。
また、本実施例において、投光側シャッタ12及び受光側シャッタ14には、図5に示す遮光部21のように、光束の四分の三の領域を遮光させる形態のものを使用する。
更に、本実施例においては、光検出器15には、光軸を含む面で受光面が四分割されており、分割されているそれぞれの受光面について受光量に応じた信号出力を得ることができるものを使用する。
また、本実施例においては、差分回路109の代わりに、図6Aに端子構成を示し、図6Bにその内部構成を示した差分回路部23、すなわち、選択回路22及びその選択回路22の選択制御端子22aと差分回路109とを組み合わせてなる差分回路部23を使用する。この選択回路22は、外部から選択制御端子22aに制御信号を与えることにより、受光面が四分割されている光検出器15から出力される4つの信号のうち、差分計算の対象とする2つの信号を選択するものである。
なお、本実施例においても、実施例1と同様、光源101として半導体レーザを用いる場合には、半導体レーザへ印加する電流値を周期的に変動させる等によって、レーザ光の波長を数nm単位で極微小に変動させて可干渉性を崩してもよい。
図1に示した構成において、以上の拡散板11、投光側シャッタ12及び受光側シャッタ14、光検出器15、及び差分回路部23を備えている場合、光源101から出射された後にコリメートレンズ102によってコリメートされて平行光となった光線が拡散板11を透過すると、図4のように二方向に拡散する。
この拡散光は、拡散板11の傍に設けられている投光側シャッタ12によって、その光束の四分の三が遮光される。なお、投光側シャッタ12の位置は、拡散板11の傍であれば、図1のようにハーフミラー104側に配置する代わりに、コリメートレンズ102側に配置してもよい。
投光側シャッタ12によって遮光されることのなかった残りの光線は、ハーフミラー104及びリレーレンズ系13を透過した後、ダイクロイックミラー105で反射され、光軸に対して向かって左側の光路を通って対物レンズ106に導かれ、図7に示すライン投影光200cのように、標本100の面上で十字のスリット状に集光する。
このとき標本面で反射した光線は、対物レンズ100を透過し、光軸に対して今度は向かって右側の光路を通ってダイクロイックミラー105に戻り、ここで反射された後にリレーレンズ系13を通ってハーフミラー104でも反射される。ここで反射された光線は、受光側シャッタ14でノイズ光がカットされた上で、集光レンズ107により光検出器15の受光面で集光する。
ここで図8について説明する。同図は、このときの光検出器15の受光面での集光の様子を示している。
標本100の標本面と光検出器15の受光面が共役な位置関係にある場合には、標本面からの反射光は受光面の境界線上に十字のスリット状で集光し、図8(b)に示すような像が結像する。
これに対し、標本100の標本面と光検出器15の受光面との共役な位置関係が崩れた場合には、受光面上の像が変化する。ここで、WDが増加した場合には、標本面からの反射光は受光面よりも手前に集光されるため、受光面上の像は、図8(a)に示すように、向かって左側且つ上側の受光面にデフォーカスされた状態となる。逆に、WDが減少した場合には、標本面からの反射光は受光面よりも奥に集光するため、図8(c)に示すように、向かって右側且つ下側の受光面にデフォーカスされた状態となる。このような、WDの変化により受光面上の像が変化する振舞いは、シングルスポット方式の場合と同様である。
次に、光検出器15の分割されている受光面の各々から出力される信号のうち、差分回路109に入力する信号を選択回路22で選択する。具体的には、図8に示したような、光検出器15の受光面で集光した十字交差のスリット像のうち、合焦検出に利用する方のスリット像に応じ、選択制御端子22aに印加する信号を切り替える。
例えば、図8において、同図の横方向に集光したスリット像にのみ着目して合焦検出を行う場合には、領域Aと領域Dとから出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替えるか、若しくは、領域Bと領域Cとから各々出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替えるようにする。
また、例えば、図8において、同図の縦方向に集光したスリット像にのみ着目して合焦検出を行う場合には、領域Aと領域Bとから出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替えるか、あるいは領域Dと領域Cとから出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替えるようにする。
更に、例えば、図8において、同図で十字に交差して集光している縦横のスリット像の両方に着目して合焦検出を行う場合には、領域Bと領域Dと出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替えるようにする。
差分回路部23の差分回路109は、光検出器15の四分割されている受光面の各々について出力される信号のうちから選択された2つの信号の差を求める。ステージZ軸制御回路110は、この差信号に基づいて合焦方向(差信号の絶対値が小さくなる方向)の判定を行い、この判定結果に基づいてZ軸ステージ111を上下動させて標本100の標本面を移動させ、WDを変化させる制御を行う。そして、この差信号の絶対値が最小となったところでZ軸ステージ111を停止させることにより、自動合焦が実現される。
なお、差分回路109において、光検出器15から出力される選択された2つの信号の差の信号を求める代わりに、この差の信号を規格化した値として求める、すなわち、当該選択された2つの信号の和に対する当該選択された2つの信号の差の割合を示す信号を求めるようにし、この信号に基づいてステージZ軸制御回路110が上述した動作を行うようにしても自動合焦を行うことができる。
以上のように、本実施例は、光検出器15の受光面で集光する十字交差のスリット像のうち、焦点検出に有利な少なくとも1本のスリット像を選択するというもの、すなわち、標本10の標本面に投影した十字交差のスリット像のうち、少なくとも1本を選択したものである。この実施例に係る焦点検出装置によれば、例えば、図9に示すように、標本100の標本面における段差100aの形状と投影されているライン投影光200cのうちの一方とが平行である場合であっても、その段差100aの形状と直交した方向成分のライン投影光200cを利用することにより、適切な合焦検出が行える。
つまり、本実施例によれば、図9のような場合であっても、標本100の段差100aの形状に依存されることなく、標本面上に投影された範囲内の段差の平均位置で合焦位置を安定させることができるのである。
なお、光検出器15の分割されている受光面の各々から出力される信号のうち、差分回路109に入力する信号を選択する方式は、使用者が手動で選択してもよく、また、自動的に行えるようにすることもできる。
この選択を使用者が手動で行う場合には、例えば、選択制御端子22aへ印加する信号を切り替えるスイッチを外部に設け、使用者がそのスイッチを操作して所望の信号が差分回路109に入力されるようにすればよい。また、コマンドを選択するボタンに対する操作により所望の選択結果に対応する信号が選択制御端子22aへ印加されるように構成してもよい。
次に、この選択を自動的に行う手法について説明する。なお、このときには、図1に示した構成へ、PCあるいはシーケンサ等の外部制御機器を追加する。
外部制御機器30は、図10に示すように、差分回路部23の選択制御端子22a及びステージZ軸制御回路110の外部制御端子110aに接続される。また、外部制御機器30に備えられている不図示の記憶部に、合焦判定近傍のフォーカスエラー信号の傾斜量(当該信号の単位時間当たりの変化の度合い)の許容範囲を予め登録しておく。
ここで図11について説明する。同図は、外部制御機器30の有する不図示の中央演算装置によって行われる制御処理の処理内容をフローチャートで示したものである。なお、この処理は、外部制御機器30の有する不図示の記憶部に予め格納されている所定の制御プログラムを当該中央演算装置が読み出して実行することによって実現され、外部制御機器30が焦点検出動作の開始指示を示す情報を取得すると開始される。
まず、S101において、変数nの初期値を「0」に設定する処理が行われる。なお、この変数nは、光検出器15の分割されている受光面の各々から出力される信号のうち、差分回路109に入力する信号を選択するためのパラメータとして使用される。
S102では、前述した合焦判定近傍のフォーカスエラー信号の傾斜量許容範囲を読み込む処理が行われる。
S103では、光検出器15の分割されている受光面のうちの領域B及び領域C(図8参照)から出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替える信号を選択制御端子22aへ出力する処理が行われる。
S104では、外部制御機器30からステージZ軸制御回路110に対して合焦動作開始の制御信号を与える処理が行われ、続くS105において、このときに差分回路109から出力されている信号(フォーカスエラー信号)を外部制御機器30で受信する処理が行われる。
この後、合焦動作が終了するとステージZ軸制御回路110から焦点検出動作完了の信号が出力されるので、S106において、この信号を外部制御機器30で受信する処理が行われる。
S107では、直近に行われた焦点検出動作における、合焦位置近傍でのフォーカスエラー信号の傾斜量を算出する処理が行われる。そして、続くS108において、算出された傾斜量が、S102の処理によって読み出された許容範囲で示される傾斜量の規定値以上であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、算出された傾斜量が規定値以上である判定したとき(判定結果がYesのとき)は、合焦検出が適正に行われたものとみなし、S109において合焦検出動作を完了し、図11の制御処理を終了する。一方、S108において、算出された傾斜量が規定値よりも少ないと判定したとき(判定結果がNoのとき)は、合焦検出は不適正なものであったとみなし、S110に処理進める。
S110では、前述した変数nの現在の値を判別する処理が行われる。
このS110の処理において、変数nの値が「0」と判別されたときには、光検出器15の分割されている受光面のうちの領域B及び領域Cから出力される信号に基づいた合焦検出は不適正なものであったとみなし、S111において、光検出器15の分割されている受光面のうちの領域B及び領域A(図8参照)から出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替える信号を選択制御端子22aへ出力する処理が行われ、その後はS114に処理を進める。
また、S110の処理において、変数nの値が「1」と判別されたときには、光検出器15の分割されている受光面のうちの領域B及び領域Aから出力される信号に基づいた合焦検出も不適正なものであったとみなし、S112において、光検出器15の分割されている受光面のうちの領域B及び領域D(図8参照)から出力される信号が各々差分回路109へ入力されるように選択回路22を切り替える信号を選択制御端子22aへ出力する処理が行われ、その後はS114に処理を進める。
一方、S110の処理において、変数nの値が「2」と判別されたときには、光検出器15の分割されている受光面のうちの領域B及び領域Dから出力される信号に基づいた合焦検出も不適正なものであったとみなし、S113において、合焦エラー処理、すなわち、例えば、合焦検出が不適正であることを示す表示を外部制御機器30の表示部(不図示)に表示させる等の処理が行われ、その後はこの図11の制御処理を終了する。
S114では、変数nの現在の値に「1」を加算した結果の値を改めて変数nに代入する処理が行われ、その後はS104へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
以上の処理が行われることにより、光検出器15の分割されている受光面の各々から出力される信号のうちから差分回路109に入力する信号が自動的に選択されるようになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、前述した実施例1及び実施例2で共通の構成(図1)において、リレーレンズ系13で結像する中間像の位置にスリットを設けて、標本100の標本面上に投影するスリット光の投影幅を制限するようにしてもよい。このようにすることにより、焦点検出範囲を任意に設定することができると共に、標本100の裏面から反射された、ノイズとなる光を排除することができる。
更に、このときに、このようなスリットを、光検出器15の受光面の傍に設置してもよい。このようにすることによっても、標本100の裏面から反射されたノイズとなる光を排除することができる。
本発明を実施する焦点検出装置光学系の構成を示す図である。 実施例1で使用される拡散板の作用を表わしている図である。 実施例1における光検出器の受光面での集光の様子を示す図である。 実施例2で使用される拡散板の作用を表わしている図である。 実施例2で使用される投光側シャッタ及び受光側シャッタの形態を示す図である。 差分回路部の端子構成を示す図である。 差分回路部の内部構成を示す図である。 実施例2における標本面での集光の様子を示す図である。 実施例2におけ光検出器の受光面での集光の様子を示す図である。 実施例2における効果を説明する図である。 外部接続機器の接続の様子を示す図である。 外部制御機器で行われる制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 シングルスポット方式による焦点検出装置の光学系を示す図である。 シングルスポット方式による焦点検出の手法を説明する図である。 対物レンズと標本との位置関係を示す図である。 マルチスポット方式の場合による焦点検出の問題を説明する図である。 スリット投影方式による焦点検出を説明する図である。
符号の説明
11 拡散板
12 投光側シャッタ
13 リレーレンズ系
14 受光側シャッタ
15 光検出器
20a、20c 入射光束
20b、20d 出射光束
21 遮光部
22 選択回路
22a 選択制御端子
23 差分回路部
30 外部制御機器
100 標本
100a 段差
101 光源
102 コリメートレンズ
103 シャッタ
104 ハーフミラー
105 ダイクロイックミラー
106 対物レンズ
107 集光レンズ
108 光検出器
109 差分回路
110 ステージZ軸制御回路
110a 外部制御端子
111 Z軸ステージ
120 合成レンズ系
200a スポット
200b スリット
200c ライン投影光

Claims (4)

  1. 光源から発せられた光を面内の2つの一次元方向にのみ拡散し、且つ当該拡散における拡散角が制御されている拡散素子と、
    平行光を前記拡散素子に入射させたときに当該拡散素子から出射する光の光束を集光させる集光光学系であって観察光学系の一部を兼ねている当該集光光学系と、
    前記集光光学系の集光位置に受光面が配置されている光検出器であって当該集光光学系によって集光させた前記光束が標本面上で反射した後に当該集光光学系を戻って当該受光面へ照射される当該光検出器と、
    前記光検出器から出力される信号に基づいて前記標本面と前記集光光学系との間の距離を制御する距離制御部と、
    前記拡散素子に入射させる光若しくは当該拡散素子から出射した光の光束のうちの四分の三の領域を遮光する遮光部材と、
    を有し、
    前記光検出器は、前記受光面へ照射される前記光束の光軸を含む面で当該受光面が4つの領域に分割されており、当該領域に照射される光の光量に応じた信号を当該領域毎に出力し、
    前記光検出器から出力される前記領域毎の信号から2つの信号を選択する選択部を更に有し、
    前記距離制御部は、前記選択部によって選択された2つの信号の差が小さくなるように前記距離を制御して、前記光検出器の受光面へ照射される前記光束が当該受光面上での所定位置に結像するようにする
    ことを特徴とす焦点検出装置。
  2. 前記距離制御部による制御の結果として得られた前記距離が焦点位置の検出結果として適正なものであるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が不適正との判定を下したときに、前記選択部を制御して当該選択部による前記信号の選択を切り替える選択制御部と、
    を更に有することを特徴とする請求項に記載の焦点検出装置。
  3. 前記判定部は、前記距離制御部による前記制御に応じて変化する、前記選択部によって選択されている2つの信号の差の変化の度合いに基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項に記載の焦点検出装置。
  4. 前記判定部は、前記選択部によって選択されている2つの信号の差の変化の度合いが予め設定されているものよりも少ない場合に、不適正との判定を下すことを特徴とする請求項に記載の焦点検出装置。
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