JP4689049B2 - 無アーク電子銃 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、無アークの、液冷式電子銃(Eガン)に関する。
【0002】
【背景技術】
Eガンは様々な応用、特に密封された真空チャンバ内での気相めっきプロセスに使用される。そのようなEガンは電子の流れを放つための電子放射源(エミッタ)、エミッタを操作する高電圧リード線、蒸着物質材料を保持するるつぼ、およびエミッタから蒸着物質材料の表面に電子の流れを向ける磁場を発生させる磁石を通常含む。入射電子の流れは材料を蒸発させ、ガス雲をチャンバ内に置かれた基板に蒸着させるためにチャンバ内に満たす。米国特許3,710,072と、5,111,0222は従来技術のEガンの様々な細部を示す。
【0003】
そのようなEガンの1つの問題は、操作の間、特に、密封された真空チャンバ内部の圧力が増えるときに起こるアーク発生である。より明確に言えば、るつぼの材料が気化するとき、それの一部は陽イオンとガスに分解する。これらの陽イオンは機械的エネルギを持ちながら磁場に放出され、その磁場は、電子の流れがとる通路と同様な通路に沿ってイオンをエミッタの方へ戻すように案内する。これらの戻りイオンの一部はエミッタに入りそれを損傷させる。
【0004】
チャンバの中の陽イオンによって引き起こされる別の問題は、チャンバ壁からEガンまで延伸する高電圧リード線である。これらのリード線は通常むき出しの高電圧導体である。
【0005】
これらの導体の間のチャンバ内に浮かぶ陽イオンは導体と接地の間にアーク発生を引き起こす場合がある。導体のシャープな角を最小限度にすることにより、このアーク発生問題は完全に解決されるというわけではない。さらに、ほとんどの絶縁材が気相めっきの間に存在する高いチャンバ温度に耐えることができないので、これらのリード線を電気的に絶縁することは難しい。
【0006】
米国特許No. 5,216,690(ハンクスに付与)に1つの解決法が提案されている。それは、シールドを用いて高電圧の表面のすべてを囲むことである。シールドは接地され、HVの表面から、予期される最も高い圧力における電子の平均自由行程より小さい距離、離される。通過する電子は、加速して高速で-KV陰極表面から近くの接地まで行くが、全体の距離にわたって最小量のイオン衝突の可能性を持つ。電子は、最小量のエネルギを接地するように単に移行する。これはアーク下降とグロー放電を抑圧する。しかしながら、このタイプのEガンの欠点は、剛性の接地されシールドされた高電圧リード線が装置をインストールすることを非常に難しくするということである。
【0007】
気相めっきプロセスのための無アーク電子銃に対する需要がある。
【0008】
【発明の開示】
本発明は、改良された静電界、改良された磁場及び/又はフレキシブルな絶縁材で被覆され改良された高電圧リード線をEガンに提供することによって、前述の問題を解決する。
【0009】
本発明の電子銃はエミッタアセンブリと磁石アセンブリを含む。エミッタアセンブリは、加熱されると電子を放つフィラメントと、フィラメントに隣接して配列されフィラメントに整列する陰極窓を形成する陰極板と、陰極板に隣接して配列され陰極窓に整列する陽極窓を形成する陽極板とを有する。陰極板と陽極板は、放たれた電子を陰極窓と陽極窓を通って横断する電子流にする静電界を形成するために電圧源に接続可能である。磁気アセンブリは、るつぼと、通路に沿って電子流をるつぼに誘導するための磁場を発生させる磁石を含む。陽極窓、陰極窓およびフィラメントは、電子流の分岐を最小にする静電レンズを形成するために互いに整列される。
【0010】
別の実施形態において、電子銃は、チャンバ内の材料を蒸着させるために真空蒸着チャンバ内に設けることができる。電子銃はエミッタアセンブリと、磁石アセンブリを有する。エミッタアセンブリは、加熱されると電子を放出するフィラメントと、フィラメントに隣接して配設されフィラメントに整列する陰極窓を形成する陰極板と、陰極板に隣接して配列され陰極窓に整列する陽極窓を形成する陽極板とを有する。陰極板と陽極板は、放たれた電子を陰極窓と陽極窓を通って横断し最小限の分岐を備える電子流に集束させるレンズとして作用する静電界を形成するために、電圧源に接続可能であり、そして互いに、かつ、フィラメントに対して整列される。磁石アセンブリは、るつぼと、電子流を通路に沿ってるつぼまで案内する磁界を発生させる一対の極を有する磁石と、それぞれが磁石の異なる極から延伸する一対の延伸板と、延伸板から電子流の通路まで延伸する複数の延伸部材とを含む。磁石と、対の延伸板と、複数の延伸部材は、最小限の分岐でもって電子流をるつぼに案内するように電子流の通路に沿って均一な磁界を与える。
【0011】
本発明のさらに別の実施形態において、電子銃は、エミッタアセンブリと、磁石アセンブリと、イオントラップ(捕捉)板とを含む。エミッタアセンブリは、加熱されると電子を放出するフィラメントと、フィラメントに隣接して配設された陰極板と、陰極板に隣接して配列された陽極板とを有する。陰極板と陽極板は、放射された電子を電子流にする静電界を形成するために電圧源に接続可能である。磁石アセンブリは、るつぼと、電子流を通路に沿ってるつぼまで案内する磁界を発生させる磁石を含む。イオントラップ板は電圧源に電気的に接続可能である。陽極板は、作動の間にイオンを引きつけるイオントラップ板に整列するように陽極板内に形成された陽極窓を有する。
【0012】
本発明のさらに別の態様において、電子銃は、エミッタアセンブリと、磁石アセンブリと、一対の絶縁されたワイヤーと、冷却液ジャケットとを含む。エミッタアセンブリは、加熱されると電子を放出するフィラメントと、フィラメントに隣接して配設された陰極板と、陰極板に隣接して配列された陽極板とを有する。陰極板と陽極板は、放射された電子を電子流にする静電界を形成するために電圧源に接続可能である。磁石アセンブリは、るつぼと、電子流を通路に沿ってるつぼまで案内する磁界を発生させる磁石を含む。一対の絶縁されたワイヤーはフィラメントに電流を通じさせて加熱するためにフィラメントに電気的に接続される。冷却液ジャケット部材は、一方のワイヤーの少なくとも一部が通る第1チャンネルと、冷却液が流れる第2チャンネルを形成する。
【0013】
本発明のその他の目的及び特徴は、明細書、請求の範囲及び添付の図面を参照することによって明らかになるであろう。
【0014】
【発明の実施形態】
本発明は、改善された静電界と、改善された磁界と、高電圧リード線の改善された絶縁を与えることによりアーク発生を防止することができる、気相めっきプロセスのための無アーク電子銃(Eガン)である。
【0015】
本発明の無アークEガンを図1及び図3Aに示す。無アークEガンは電子放射源(エミッタ)アセンブリ10と、磁石アセンブリ12と、高電圧リード線アセンブリ14を含む。
【0016】
エミッタアセンブリ10は図2A及び2Bによりよく示されており、このアセンブリ10は、陰極窓22を備える成形された陰極板20を含む。陰極板20は、陰極窓22に隣接して位置するフィラメント24を囲み、フィラメントのエンクロジャーを形成する。陰極板20は陰極アセンブリ26に取り付けられる。陽極窓30を備える陽極板28はエミッタブロック50に取り付けられる。陰極窓22と、陽極窓30と、フィラメント24との相対的な配列は後に図6を参照して説明する。
【0017】
陰極アセンブリ26は、電気絶縁アセンブリ31,31と取付板35によってエミッタブロック50に取り付けられる。絶縁アセンブリ31(これは図2Cにより良く示されている)は、陰極アセンブリ26をそれが取り付けられるエミッタブロック50から絶縁する。絶縁アセンブリ31は、カップ状に成形された外側HVシールド32と、カップ状に成形された内側HVシールド33を含み、これらのシールドは電気絶縁材34によって重なる恰好となるように互いに連結されている。カップ状の外側シールド32の開放端は、絶縁材34と、カップ状の内側シールド33の開放端とオーバラップする。
【0018】
陰極アセンブリ26は、図2Bに示すように、エアギャップ又は絶縁材40によって離間された2つの陰極ブロック36,38を有する。フィラメント24は、フィラメント取付板42,43によって陰極ブロック36,38の間に取り付けられる。陰極板20は、スクリュ37によって陰極ブロック36に電気的に接続するように該ブロックに取り付けられるが、陰極ブロック38からは陰極ブロック38の上部に取り付けられた絶縁材44によって電気的に絶縁される。一対の陰極リード46,48がそれぞれ陰極ブロック36,38に取り付けられる。
【0019】
エミッタアセンブリ10は磁石アセンブリ12に取り付けられる。磁石アセンブリ12は、図2A及び3Aに示すように、エミッタブロック50と、磁石支持部材52を含む。スクリュ49,49は、取付板35と陽極板28をエミッタブロック50に電気的に接続する。エミッタブロック50は、エミッタアセンブリ10を格納するエミッタ用のくぼみ54と、陰極リード46,48が内部に延伸するるつぼ用のくぼみ56を含む。磁石支持部材52は一対の対向する磁石用延伸板60,60を支持し、磁石62がこれらの延伸板の一端間で延伸し、他端の近くの間にエミッタアセンブリ10及びエミッタブロック50が配設されてエミッタアセンブリ10及びエミッタブロック50の回りに磁界M(図5参照)を生成することができるようになる。一対の磁極ピース64,64はそれぞれ延伸板60,60に取り付けられエミッタブロック50の方へ延伸する。さらに、一対の補助の磁極ピース66,66はそれぞれ延伸板60,60に取り付けられ陽極板28の方へ延伸する。磁極ピース64と補助の磁極ピース66は、以下により詳細に説明するように電子の流れ(電子流)をある範囲内にうまく保持するためにエミッタアセンブリ10とるつぼ58の回りに磁界Mを形成する働きをなす。図3Bに示すように、磁石アセンブリ12の上の蓋板67と、エミッタアセンブリ10の上の陰極蓋板68はEガンをチャンバ内に浮かぶ正のイオン及びその他の物から保護する。蓋板68に孔69が形成されており、この孔を電子流が流れる。るつぼ58はくぼみ56の中又は上に配設される。
【0020】
高圧リード線アセンブリ14は図4Aと4Bに最もよく示されており、このアセンブリは取付板72,72に接続された水(冷却液)管70,70を含み、取付板72,72は内側及び外側ベロウズ74,76(好ましくはステンレススチールからなる)に接続され、これらのベロウズは絶縁体ブロック78に接続されている。取付ブロック72は本発明のEガンを支持するために気相メッキチャンバの壁80に設けた孔に取り付けられている。取付ブロック72と、内側ベロウズ74と、絶縁体ブロック78は一対のワイヤーチャンネル82を形成し、このチャンネル内を一対の絶縁されたワイヤー84,85がチャンバの外側から絶縁体ブロック78まで通る。ワイヤー84,85は、絶縁体ブロック78から絶縁体ポスト86(これは電気的不導体材料からなる)を通って上方へ延伸し、それぞれ高電圧リード88,89において終端する。水管70と、取付ブロック72と、内側及び外側ベロウズ74,76と、絶縁体ブロック78は水路90を形成し、冷却水が取付ブロック72の一方から入って対の内側と外側のベロウズ74,76の間を通り、絶縁体ブロック78の中を通り、そして他方の対の内側及び外側ベロウズ74,76の間を通り、取付ブロック72及び水管70内を流れる。
【0021】
エミッタブロック50は、該ブロックと絶縁体ブロック78との間に介在する取付板92を用いて絶縁体ブロック78の上部に取り付けられる(図1参照)。一対のアダプタブロック94,95は高電圧リード線88,89をそれぞれの陰極リード46,48と接続する。アダプタブロック94,95は、図3Cにより詳しく示すように、高電圧リード線88,89の一方を締め付けるクランプ部材96と、陰極リード46,48の一方を受ける陰極リードソケット97を含む。アダプタブロック94,95と陰極リード46,48の間の電気的接触を良くするためにソケット97内に環状の金製のスプリング98を使用することができる。陰極リード46,48は取り外すことができるようにソケット97内に押し込まれ、エミッタアセンブリ10は(フィラメント24の取り替えのような)保守のために全体的に容易に取り外される。
【0022】
チャンバ壁80がシステムの接地電位であるとすると、導電金属からなり電気的に接続された取付ブロック72と、ベロウズ74,76と、絶縁体ブロック78と、取付板92と、エミッタブロック50と、陰極板28はまたすべて接地電位である。ある電圧がワイヤー84に与えられると、導電性であり互いに接続されたリード線88,アダプタブロック94,陰極リード46,陰極ブロック36,陰極板20及びフィラメント取付板42すべてに同じ電圧が存在する。
【0023】
運転の間に、冷却水を水路90に循環させる。流れる冷却水は、高温の耐えることができない構成要素を破壊するような温度にチャンバが達したときでさえ、種々のEガン構成要素を安全な温度に保持する。例えば、流れる冷却水はワイヤー84,85の回りの絶縁材が高温により損傷を受けることがないように維持する。絶縁材が存在することで2つのワイヤー84,85と接地との間のアーク発生を防止することができる。冷却水はまた、絶縁ブロック78と高電圧リード線88,89をチャンバの高温下で溶融することを防止する。
【0024】
電子流を生成してるつぼ58内の材料を蒸発されるために、0−7VACイソ変圧器の2次巻線によって電圧Vをワイヤー84,85に印加する。これによって、フィラメントを流れるAC電流を上げ下げさせると共に、フィラメントを負のDC電位Vに維持することができる。フィラメント24を流れるAC電流はフィラメントの温度を上昇させてフィラメントの表面から電子をあらゆる方向に放射させる。陰極板20(これはVの電位である)と、陽極板28(これはシステム接地電位である)によって静電界Fが生成される。電圧Vはシステム接地電位以下であり、フィラメント24によって放射された電子を図5に示すように陰極窓22に通し、閉じこめられた(境界が制限された)電子流100にする。電子流100内の電子は、電子流100が陽極窓30を通過するまで静電界Fによって加速される。
【0025】
磁石アセンブリ12と周囲のエミッタアセンブリ10によって発生させた磁界Mは移動する電子流100に移動方向に垂直な方向の力を作用させるので、電子がるつぼ58内の蒸着材料102に衝突するまで電子流100を円形通路上を移動させる。るつぼ58に入射する電子流100はるつぼ内の蒸着材料102を蒸発させてチャンバ内にガス雲を形成する。
【0026】
陰極板20と陽極板28の相対的な整列を図6に示す。陰極板20と陽極板28はフィラメント24の近くに静電界Fを生じさせるために互いに離間する。陰極窓22と陽極窓30は、フィラメント24によって放射された電子の静電レンズを形成しかつ電子流100を形成するように、互いに、かつ、フィラメント24に対して整列されている。フィラメント24によって放射された電子は陰極板20と陰極ブロック36,38によって捕捉される。陰極窓22はこれらの捕捉された電子の出口であり、電子のより閉じこめられた流れを生じさせる。
【0027】
窓22,30はそれを通るイオンをできる限り少なくしかつフィラメントを損傷することを防止するためにできる限り小さくされなければならないが、電子が流れ100となることを妨げるほど小さくしてはならない。従って、窓22,30の大きさはフィラメント24よりも僅かに大きいものとされ、電子流100がそこを自由に通れるようにする。さらに、電子が陰極板20と陽極板28の間を通ることによる磁界Mによって生じる電子の垂直変位を考慮して、陽極窓30の上縁104は陰極窓22の上縁106よりも所定の量だけ高い。窓104,106のこのオフセットがなければ、陽極板窓30の上縁104は電子流100の一部を遮ることになり、その結果、電子流100を散乱させて陽極板28を燃焼させる。
【0028】
上に説明したEガン内におけるアーク発生はいくつかの手段によって防止され、より高い圧力におけるEガンの無アーク作動を可能にする。第1に、陰極及び陽極窓22,30の集束効果は陽極窓30から出る集束した電子流100を生成する。第2に、補助の磁極ピース66と、磁極ピース64は電子流通路に沿って配設されるので、電子流100の幅に渡って集中しかつ均一な磁界を与え電子流の分岐を最小にする。静電界Fの集束効果によって生成され、成形された磁界Mによって案内された集束電子流は、るつぼを打撃するための集中した面積を有する近接した平行な円形流として維持される。第3に、窓22,30を備える陰極及び陽極板20,28は、蒸発した材料から放出され磁界Mによって電子エミッタ10の方へ戻るように指向された正イオンがフィラメント24及び陰極板20に到達して損傷を与えることを防止する。これらのイオンは電子よりも非常に大きな質量を有するので、磁界Mによって影響受けるイオンの曲率半径は電子流100のものよりも大きくなり、大部分のイオンが陽極窓30の下部の陽極板28を打撃する。第4に、取付板35と、それに隣接して設けた陽極板28と共にシステム接地電位として維持されるカップ状の外側HVシールド32は、絶縁部材34と、大きな負電位に維持されるカップ状の内側シールド33を正イオンから遮蔽する。このように、到来する正イオンにさらされる構成要素(陽極板28,取付板35,HVシールド32、エミッタブロック50)は全て、(システム接地電位よりかなり低い電位ではなく、)システム接地電位である。第5に、蓋板67,68を磁石アセンブリの上に置いて正イオンその他の汚染物がエミッタアセンブリに接近することを防止している。第6に、ワイヤー84,85間のアーク発生はそれらのワイヤーの回りの絶縁層の存在によって防止される。この絶縁層の使用は、水路90を流れる冷却液によって可能になる。冷却液を使用しないならば、チャンバ内の高温に因り絶縁層は損傷を受けて崩壊する。第7に、陰極板20によって囲まれ保護されている陰極ブロック26とフィラメント24を除き、ワイヤー84,85からの高電圧はチャンバにさらされない。接地され水冷されたベロウズによって高電圧ワイヤーを囲むことは、高電圧ワイヤーが曝された状態のときにそれに集まるであろう正イオンの集まりを防ぐ。
【0029】
本発明に従う無アークEガンは既に開発されており、このEガンにおいて、陰極窓22は、フィラメント24の高さ3.18mm(0.125インチ)及び長さ19.7mm(0.775インチ)よりも1.02-1.52mm(0.04-0.06インチ)高く、2.03-2.54mm(0.08-0.1インチ)長い。陽極板28は陰極板20から約2.54-0.127mm(0.100±0.005インチ)離れている。陽極窓30は、陰極窓22の高さ及び長さよりも2.16-2.41mm(0.085-0.095インチ)高く、0.51mm(0.020インチ)長い。陽極窓30の上縁104は、電子流100の円形状の軌跡に適応させるために陰極窓22の上縁106よりも1.27mm(0.05インチ)高い。運転の間にフィラメント24に0−7VACのAC電流を流すとフィラメントの温度は850−950℃まで上昇してフィラメントの表面から電子が放射される。静電界は約4−10KVである。上記無アークEガンはアークを生じさせることなく、従来のEガンよりも2桁以上も大きな圧力下で稼働可能であることが判明した。
【0030】
図7は本発明の別の実施形態を示す。この形態は、陽極板28に入射した正イオンを陽極窓30から遠ざけるためのイオントラップを含む。第2陽極窓110が陽極板28の陽極窓30の下部であって、陰極板20のフランジ部112に直接的に対向する下部に形成されている。陰極板20のフランジ部112は正イオンを引き寄せて第2陽極窓110に通すので、陽極窓30を通りフィラメント24に損傷を与えるイオンの数を減少させる。
【0031】
図8Aと8Bは本発明の第2実施形態を示す。ここでは、イオントラップ板118は取付板120に取り付けられている。この取付板は絶縁材122によってフィラメント取付板43から絶縁されているが、フィラメント取付板42には電気的に接続されている。陽極板28は、イオントラップ板118が第2陽極窓110に整列するように設けられる(イオントラップ板118は、図8に示すように、第2陽極窓110に隣接され、あるいは、第2陽極窓110内に入り込むように、若しくは突き出るように整列される)。イオントラップ板118は正イオンを引き寄せて第2陽極窓110に通す。
【0032】
真空チャンバ内での光学薄膜製造プロセスの間に、高エネルギで運動する電子と静的目標材料の表面上の中性分子の衝突と、その衝突による蒸発の蒸気雲とによって多量の正イオンが生成される。中性原子からなるその蒸気雲は電子流の通路に伝播し、多数の中性原子が電子と衝突して電子をその外殻の結合から緩め、正の電荷のイオンとなる。イオンは電子流を指向させるために用いられる磁界に直ちにさらされる。イオンは電子流と反対方向に移動して電子流源フィラメントにぶつかり、結局その表面を急速に浸食してその能力と寿命を制限する。図7,図8A,8Bの第2陰極窓はそのような浸食を防止する。図7の陰極板20の負の電荷を持つフランジ部112又は図8A,8Bの負の電荷を持つイオントラップ板118はその表面に衝突するほとんどの正電荷イオンを引き寄せ中性化する。図7のフランジ部112に代えて図8A,8Bのイオントラップ板118を使用することの利点は、イオントラップ板の方が到来するイオンに対する耐性をより高くすることができることである。
【0033】
本発明は上に説明し図示した実施の形態に限定されるものでなく、添付の特許請求の範囲に入る全ての変形例を含むことが理解されるべきである。例えば、内側及び外側ベロウズ74,76は、それに代わる剛性又は非剛性の、同軸又は非同軸のワイヤーチャンネル及び水路90を供給するいかなるタイプの水ジャケットとすることができる。さらに、Eガンが真空蒸着チャンバ内の側壁に取り付けられるように説明したが、これはチャンバ内のいずれの位置に取り付けることもできる。さらに、上述の種々の電圧を供給する電圧源は、1つの電圧源装置又は分離した複数の電圧源装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の電子銃の部分分解図。
【図2】 図2Aは、本発明に関するエミッタアセンブリとエミッタブロックの部分分解図である。図2Bは、本発明に関するエミッタアセンブリの分解図である。図2Cは、本発明の絶縁アセンブリの断面側面図である。
【図3】 図3Aは、本発明に関する磁石アセンブリの平面図である。図3Bは、所定位置においたカバープレートを備える磁石アセンブリの平面図である。図3Cは、本発明に関するアダプタブロックの分解図である。
【図4】 図4Aは、本発明に関する高圧リード線アセンブリの平面図である。図4Bは、本発明に関する高圧リード線アセンブリの部分側面断面図である。
【図5】 本発明に関するエミッタアセンブリとるつぼの部分側面断面図である。
【図6】 本発明に関するエミッタアセンブリの部分側面断面図である。
【図7】 本発明の代替実施形態のエミッタアセンブリの部分側面断面図である。
【図8】 図8Aは、本発明の第2代替実施形態の分解図である。図8Bは、本発明の第2代替実施形態のエミッタアセンブリの部分側面断面図である。

Claims (18)

  1. 加熱されると電子を放射するフィラメントと、前記フィラメントを囲む成形された陰極板であって、前記フィラメントに対して整列された陰極窓を形成する陰極板と、前記陰極板に隣接して配設された陽極板あって、前記陰極窓に対して整列された陽極窓を形成する陽極板を含むエミッタアセンブリであって、放射された電子を前記陰極窓及び陽極窓を横切って通過する電子流とする静電界を形成するために前記陰極板と前記陽極板を電圧源に接続可能に設けたエミッタアセンブリと、
    るつぼと、前記電子流を通路に沿って前記るつぼまで案内する磁界を発生させる磁石を含む磁石アセンブリと,
    前記フィラメントに電気的に接続され該フィラメントに電流を流して該フィラメントを加熱する一対の絶縁されたワイヤーと、前記ワイヤーの一方の少なくとも一部が通る第1チャンネルを形成しかつ冷却液が流れる第2チャンネルを形成する冷却液ジャケット部材とを、含んでなる電子銃であって、
    静電レンズを形成するように前記陽極窓と、前記陰極窓と、前記フィラメントを整列させた電子銃。
  2. 前記陰極窓に対する前記陽極窓の整列は、前記陽極窓の上縁の位置を前記陰極窓の上縁よりも高い位置にしてオフセットさせることを含んでなる
    請求項1の電子銃。
  3. 前記陰極窓は前記フィラメントの平行な断面積よりも大きな断面積を持ち、前記陽極窓は前記陰極窓の面積よりも大きな面積を持つ
    請求項1の電子銃。
  4. 前記磁石に連結され前記電子流の前記通路に沿って磁界を作る複数の部材を更に含んでなる
    請求項1の電子銃。
  5. 前記磁石は一対の磁極を有し、前記磁石に連結された前記複数の部材は、
    前記磁極の異なる1つから延伸する一対の延伸板と、
    前記延伸板から前記電子流の前記通路の方へ延伸し前記電子流の前記通路において前記磁界の均一性を増す複数の延伸部材とを、
    含んでなる請求項4の電子銃。
  6. 前記冷却液ジャケット部材は、前記第1チャンネルを形成する第1ベロウズと、該第1ベロウズを囲む同軸の第2ベロウズであって、前記第2チャンネルを前記第1ベロウズと前記第2ベロウズの間に形成する第2ベロウズとを含む請求項1の電子銃。
  7. 前記陽極板は、該陽極板に形成され前記陰極板に直接的に対向する第2陽極窓を含んでなる
    請求項1の電子銃。
  8. 前記電圧源に電気的に接続されるイオントラップ板をさらに含み、前記陽極板は前記イオントラップ板に整列する第2陽極窓を含んでなる
    請求項1の電子銃。
  9. 前記陰極板は、前記電子流を形成するために、前記陽極板の電位と比較して負の電位で前記フィラメントを完全に囲むように成形されている
    請求項1の電子銃。
  10. 真空蒸着チャンバ内の材料を蒸発させるために前記真空蒸着チャンバ内に設ける電子銃であって、
    加熱されると電子を放射するフィラメントと、前記フィラメントに隣接して配設された陰極板であって、前記フィラメントに整列する陰極窓を形成する陰極板と、前記陰極板に隣接して配設され、前記陰極窓に整列する陽極窓を形成する陽極板とを含むエミッタアセンブリであって、前記陰極板と前記陽極板は、前記放射された電子を前記陰極窓と陽極窓を横切って通る電子流に集束させるレンズとして作用する静電界を形成するために、電圧源に接続可能であり、かつ、互いに及び前記フィラメントに対して整列されているエミッタアセンブリと、
    るつぼと、前記電子流を通路に沿って前記るつぼまで案内する磁界を発生させる一対の磁極を有する磁石と、前記磁石の異なる1つの磁極から延伸する一対の延伸板と、前記延伸板から前記電子流の前記通路の方へ延伸する複数の延伸部材とを含む磁石アセンブリであって、前記磁石と、前記対の延伸板と、前記複数の延伸部材は、前記電子流が前記るつぼに案内されるように前記電子流通路に沿って均一な磁界を与える磁石アセンブリと、
    前記フィラメントに電気的に接続され該フィラメントに電流を流して該フィラメントを加熱する一対の絶縁されたワイヤーと、前記ワイヤーの一方の少なくとも一部が通る第1チャンネルを形成しかつ冷却液が流れる第2チャンネルを形成する冷却液ジャケット部材とを含んでなる電子銃。
  11. 前記陰極窓に対する前記陽極窓の整列は、前記陽極窓の上縁の位置を前記陰極窓の上縁よりも高い位置にしてオフセットさせることを含んでなる
    請求項10の電子銃。
  12. 前記陰極窓は前記フィラメントの平行な断面積よりも大きな断面積を持ち、前記陽極窓は前記陰極窓の面積よりも大きな面積を持つ
    請求項10の電子銃。
  13. 前記冷却液ジャケット部材は、前記第1チャンネルを形成する第1ベロウズと、該第1ベロウズを囲む同軸の第2ベロウズであって、前記第2チャンネルを前記第1ベロウズと前記第2ベロウズの間に形成する第2ベロウズとを含む
    請求項10の電子銃。
  14. 前記陽極板は、該板に形成され前記陰極板に直接的に対向する第2陽極窓を含んでなる
    請求項10の電子銃。
  15. 前記電圧源に電気的に接続されるイオントラップ板をさらに含み、前記陽極板は前記イオントラップ板に整列する第2陽極窓を含んでなる
    請求項10の電子銃。
  16. 前記陰極板は、前記電子流を形成するために、前記陽極板の電位と比較して負の電位で前記フィラメントを完全に囲むように成形されている
    請求項10の電子銃。
  17. 加熱されると電子を放射するフィラメントと、前記フィラメントに隣接して配設された陰極板と、前記陰極板に隣接して配設された陽極板とを含むエミッタアセンブリであって、前記陰極板と前記陽極板は、前記放射された電子を電子流にする静電界を形成するために、電圧源に接続可能なであり、かつ、互いに及び前記フィラメントに対して整列されているエミッタアセンブリと、
    るつぼと、前記電子流を通路に沿って前記るつぼまで案内する磁界を発生させる磁石を含む磁石アセンブリと、
    前記フィラメントに電気的に接続され前記フィラメントに電流を流して加熱する一対の絶縁されたワイヤーと、
    前記ワイヤーの一方の少なくとも一部が通る第1チャンネルと、冷却液が流れる第2チャンネルを形成する冷却液ジャケット部材とを、
    含んでなる電子銃。
  18. 前記冷却液ジャケット部材は、前記第1チャンネルを形成する第1ベロウズと、該第1ベロウズを囲む同軸の第2ベロウズであって、前記第2チャンネルを前記第1ベロウズと前記第2ベロウズの間に形成する第2ベロウズとを含む
    請求項17の電子銃。
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