JP2003503819A - イオンビーム発生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
するイオン注入システムに使用されるイオンビーム発生装置に関する。
を変化させるためのイオン注入技術が知られている。そのようなイオン注入装置
は、一般に、半導体ウエハに注入する元素のイオンソースと、そのイオンソース
からイオンを抽出し、その抽出したイオンのビームを形成する抽出アセンブリと
を有するイオンビーム発生装置を含む。そうして作成されたイオンビームは、次
に、ウエハまたはターゲット基板に注入するために前方に送るイオンビームの特
定種のイオンを選択する質量分析計および選別器に通される。
抽出アセンブリである。三極管アセンブリは、ターゲット基板上のビーム電流を
最大にするようにイオンソースを最適化または「調整(チューニング)」するた
めに、電極の機械的調整を行う必要がある。この「調整」作業を簡単にする試み
において、4つの電極を有する四極管アセンブリを使用することが提案された。
そのようなアセンブリは、「Beam Steering in Tetrode Extraction Systems」
と題する論文において開示されている(A.J.T. HolmesとE.Thompsonによる。1
981年に米国物理学会より発行)。より新しい四極管アセンブリは、W099
/23685に開示されている。
通過を可能にする少なくとも1つのアパーチャを有する。第1の電極は、一般に
イオンソースの1つの壁を形成するソース電極であり、イオンソースと同じ電位
である。第1の電極のすぐ隣にある第2の電極は、イオンソースからイオンを引
き寄せる電位に設定された抽出電極である。第3の電極は、アース電極の下流の
イオンビームの電極がイオンソースに引っ張られるのを防ぐはたらきをする抑制
電極である。抑制電極の下流の第4の電極は、アース電極であり、これは、アー
ス電極の下流への領域にアース電極とイオンソースの間の電界の浸透を制限する
。
イオンソースとアース電極の間の電位と関係なしに設定することができることで
ある。したがって、抽出アセンブリから出てくるイオンビームのエネルギーを、
イオンがアークチャンバから最初に抽出される電位と関係なく決定することがで
きる。これにより、イオンソースの抽出効率を最適化することができ、ビーム電
流を最大にするためのイオンソースの「調整」が簡単になる。
オンビームの生成には広く受け入れられていない。これまで、特定のビームエネ
ルギーの四極管アセンブリの調整は、各電極の電圧を変化させることによって達
成されていた。これは、中エネルギービームには十分に機能する。しかしながら
、高エネルギービームの場合は、抽出電極と抑制電極の間の電位差が大きいと、
それらの電極の間にブレークダウンが生じる傾向がある。一方、低エネルギーの
ときは、第4の電極を設けると、アセンブリの全長が長くなるために逆効果にな
ることがあり、抑制電極におけるビーム電流の間接損害により抽出電極の後で空
間電荷の反発作用がビームの許容不可能な発散を引き起こす。
age Acceleration System for High Energy Implanter」(B.O. PedersenとR.B.
Liebertによる。Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B6 (
1985)、258〜263ページに記載)と題する文書に開示されている。この手法にお
いて、第2の電極とアース電極の間に中間の電位レベルを提供するために、抽出
電極の下流に、加速電極を呼ばれるさらに別の電極が配置される。この結果、五
極管システム、すなわち5つの電極を有するシステムが生まれた。これは、アー
ク放電を抑制する点で有益であるが、必然的に抽出アセンブリの長さが長くなり
、それにより低エネルギーで大電流ビームの空間電荷の反発作用により、イオン
ビーム拡張の問題が悪化する。したがって、この機構は、同じように、広いエネ
ルギー範囲にわたってビーム電流を最大にすることができる装置を提供すること
ができない。
ンを抽出して加速するために4つの電極を含む四極管抽出アセンブリとを含むイ
オンビーム発生装置が提供され、抽出アセンブリが、イオンソースの電位のソー
ス電極と、ソース電極の近くにありイオンソースからイオンを抽出する抽出電極
と、アース電極と、抽出電極とアース電極の間の抑制電極とを含み、 各電極が
、イオンビームが通ることができるアパーチャを有し、抽出電極と抑制電極の間
隙がイオンビーム移動方向において可変である。
用に大きくし低エネルギービーム用に小さくすることができる。したがって、ア
ーク放電が生じることなく抽出電極と抑制電極を電界と分離する能力が高められ
、装置をより高いエネルギーレベルまで最大ビーム電流で使用することができる
。一方、低ビームエネルギーでは、抽出電極と抑制電極の間隙を小さくし、それ
により空間電荷の反発力の影響を小さくすることができる。
)にわたって達成することができる最大ビーム電流を増大させるイオンビーム発
生装置を提供する。
ため、本発明は、広い範囲のビームエネルギーに関してビーム形状をより良く制
御することを可能にする。
制御されることが好ましい。これにより、抽出電極をソース電極に対して固定す
ることができる。ビーム調整の再現性には抽出電極とソース電極の厳密な位置合
せが重要であるため、これは、四極管の重要な利点である。 一般に、各電極は
、厳密な位置合わせを困難にするソース電極と抽出電極の間の寸法公差の増大を
許容する適切なブッシングを介して装置ハウジングに個別に取り付けられる。抽
出電極がイオンソースに直接取り付けられる場合は、2つの電極間の位置合わせ
をより正確にすることができる。イオンソースへの抽出電極の取り付けは、絶縁
破壊を引き起こす可能性がある絶縁物表面の汚れを防ぐために、遮蔽され冷却さ
れた絶縁物を介して行われるべきである。
通の構造物に取り付けることができる。一方、より大きい柔軟性が必要な場合は
、抑制電極とアース電極を互いに別々に移動可能になるように取り付けることが
できる。
極は、ビーム方向に対して垂直な横方向でかつスロットの長手方向に対して垂直
な横方向にソース電極と抽出電極に相対的に移動可能であることが好ましい。こ
れは、装置の次の構成要素へのビームの操縦の追加の制御を提供する。さらに、
これを使用して、フリンジ磁界(fringing magnetic field)(特にソース磁石ま
たは分析器磁石から)、ならびにビームの横方向位置を分析器磁極の最適な領域
に合わせることによって生じるビームの偏向を補償することができる。この移動
は、電極へのビーム攻撃を減少させ、それによりビーム電流を増大させ、ビーム
位置のより良好な制御を実現することができる。ソース電極と抽出電極が固定さ
れ、抑制電極とアース電極が横方向に移動可能であることが好ましい。
らむ傾向がある。これにより、電極の攻撃が増大し、そのためビーム電流に損失
が生じる。この問題を克服するために、電極のうちの少なくとも1つが、ビーム
移動方向とスロットが延びる方向とを含む平面においてイオンソースの側に凹む
ことが好ましい。 凹面の電極は抽出電極であることが好ましい。この湾曲は、
ビームが抽出電極を通って分析器磁石に入るときにビームを集束させる。曲率の
大きさは、この平面におけるビームの空間電荷の拡張を打ち消すようなものであ
ることが好ましい。抽出電極の他にソース電極が凹面であってもよい。
けられたターゲット基板14に当てるためにイオンビーム12をイオン質量選別
器13内に導く抽出アセンブリ11を備えたイオンビームソース10を含む。こ
の分野の業者には周知のものとして、イオン注入装置の前述の要素は、図1に一
部分15だけを示した真空ハウジングに収容される。真空ハウジングは、真空ポ
ンプ16によって真空にすることができる。
の任意のイオンソースを含むことができる。イオンソース10は、ターゲット基
板14に注入されるイオンの元素を含む原子または分子を供給するアークチャン
バを含む。分子は、たとえばガス容器17から気体または蒸気の形でアークチャ
ンバに送ることができる。
介して抽出するために、イオンソース10のアークチャンバの前面のすぐ外側に
配置されたいくつかの電極を含む。
る磁気セクタ質量分析器33を含む。磁気分析器33は、図1の紙の平面に垂直
な方向の均一磁界の領域を含む。そのような磁界内で、エネルギーが一定で同じ
質量電荷比を有するイオンはすべて均一半径の円形経路を示す。この経路の曲率
半径は、エネルギーが均一であると仮定するとイオンの質量電荷比に依存する。
そのような磁気セクタ分析器に関して周知のように、そのような経路の形は、分
析器33の入口アパーチャの外側の元焦点から、分析器の出口アパーチャの外側
の焦点に出る円錐のイオン経路になる傾向がある。図1に示したように、中央ビ
ーム30の元焦点または起点は、イオンソース10のアークチャンバの出口アパ
ーチャの近く、一般にすぐ内側の点である。ビーム30は、分析器の出口アパー
チャを超えて質量選択スリット34の平面内の焦点に送られる。
描かれ、したがってビームは、スリット34のアパーチャで1つの焦点を結び、
その結果質量/電荷比のイオンビームは、スリット34をターゲット基板14の
方に通ることができる。実際、イオンソース10から放射されたビームは、基板
14の注入に望ましいものと異なる質量/電荷比のイオンも含み、そのような望
ましくないイオンは、分析器33によって、スリット34の平面においてスリッ
トの位置のどちらかの側の点で集束され、したがって基板の方に移動するのが防
止される。したがって、分析器33は、図の平面に散乱面を有する。
ソース20は、図2に関してより詳しく説明するようなアーム43によってハウ
ジング15に取り付けられたアークチャンバ20Aを含む。ブッシング20Bは
、イオンソース20をハウジング15の残りの部分から分離する絶縁物の役割り
をする。アークチャンバ20A内に形成されたイオンは、イオンソースの前面2
2の出口アパーチャ21を介してイオンソース20から取り出される。イオンソ
ース20の前面22は、抽出アセンブリ11(図1)の一部を構成するイオンソ
ースの電位の第1の開口ソース電極を構成する。図2に、抽出アセンブリ11の
残りの部分をそれぞれ抽出、抑制、アース開口電極23、24および25で示す
。開口電極23、24および25はそれぞれ、イオンソース20から出るイオン
ビームが通ることができる穴が板を貫通する単一の導電板を含む。各アパーチャ
は、延びる方向が図2の平面と垂直で図3の平面内にある細長いスロット構成を
有する。
正電圧に維持される。アース電極25は、アース電極25とイオンソース20の
間の電界が電極25の右側の領域(図2)に漏れるのを制限する。抽出アセンブ
リから出るイオンビームのエネルギーは、イオンソースに供給される電圧によっ
て決定される。この電圧の典型的な値は20kVであり、20keVの抽出ビー
ムエネルギーが提供される。しかしながら、80keV以上または0.5keV
以下の抽出ビームエネルギーが意図されることもある。より高い電圧またはより
低い電圧を得るためには、電源電圧をそれぞれ上げるかまたは下げることである
。
にバイアスされた抑制電極24は、アース電極25の下流(図2の右側)のイオ
ンビーム内の電子が抽出領域とイオンソースに流れ込むのを防ぐはたらきをする
。この分野の業者に知られているように、イオンビームの中和を維持するために
、ゼロ電界領域におけるイオンビームからの電子損失を最小にすることが重要で
ある。
に、電圧源によってイオンソースの電位よりも低い電位に維持される。抽出電極
23の電位は、一般に、低エネルギービームでは抑制電極24の電位よりも低く
、高エネルギービームでは抑制電極24の電位よりも高くなる。前者の場合、ビ
ームは抽出電極と抑制電極で減速し、一方後者の場合、そこで加速する。
側に凹む。曲率の大きさは、図2の紙の平面に垂直な方向におけるビームの任意
の発散を抑制するのに十分なものである。
、抽出電極23が貫通する孔42を有する円板41に1対のアーム40によって
取り付けられる。円板41自体は、ハウジング15に取り付けられた2つのアー
ム43によって支持される。抽出電極23は、1対の絶縁物44によって一方の
アーム43から支持される。絶縁物46によってハウジング15の壁内に支持さ
れたリード45が、抽出電極23を電圧源(図示せず)に接続する。円板41が
、汚染物質が電極取付け部に付着するのを防ぐ遮蔽を提供することを理解されよ
う。電極と取り付け部を冷却するために、アーム43の一方から円板41をまわ
り他方のアーム43まで冷却剤のための通路が設けられる。
なビーム方向と矢印yで表したような操縦方向に移動可能であるように取り付け
られる。
極に対して移動可能になるように取り付けられる。抽出電極と抑制電極の間隙が
大きくなるほどビームエネルギーが大きくなるように装置を「調整」することが
できる。アース電極25は、抑制電極24と一緒または独立に方向26に移動可
能である。さらに、電極は、抑制電極24とアース電極25が、抽出電極23と
ソース電極21に対して相対的に矢印27の方向に横方向すなわち紙の平面内で
かつイオンビーム方向26と垂直に相対的に移動可能になるように取り付けられ
る。
用される構成は、W097/04474に開示されているのと類似している。
4、25(図6に示していない)を支持し、それぞれの柔軟な結合部材、たとえ
ば各アームがチャンバ壁部分15に対して交差yと平行xの両方に移動すること
を可能にするベローズ52、53によって、真空チャンバ壁を横切ってそれぞれ
結合される。ベローズ52、53はそれぞれ、回旋円筒形の壁を有し、その一端
は、端部55を通って各アクチュエータアーム50、51に接続される。
ャ56のうちの1つは、段付き構造を有し、チャンバ壁部分15の内側に大きい
直径の穴が形成される。電気絶縁部材60は、ほぼ円筒形を有しその一端に外側
拡張フランジ61を含み、アパーチャ56内に配置される。外側拡張フランジ6
1は、段付きアパーチャ56によって定義された肩部62に乗せられ、絶縁部材
60は、アパーチャ56内を通ってチャンバ壁部分15の外側面より先に延びる
。リングクランプ64は、壁部分15の内側面に対して、外側拡張フランジ61
の少なくとも一部分に位置決めされ、絶縁部材60を適所に保持するために壁部
分15にねじ式にはめられる。壁部分15と絶縁部材60の間に真空封止を形成
するために、「O」リングが、フランジ61の対向面と段付きアパーチャ56の
内側リムの間に配置され、クランプリング64によって圧縮状態に保持される。
2を受けるアパーチャを定義する。外側拡張フランジ68が、ベローズ52の電
極が取り付けられる部分55から最も遠い端に形成され、このフランジ68は、
電気絶縁部材60の中にはめられ、内側拡張フランジ67と接する。これらの2
つのフランジ67、68の間に「O」リングが配置され、ベローズ52と絶縁部
材60の間に真空封止が形成される。
、アクチュエータアーム51に接続された端部55と反対の端に形成された外側
拡張フランジ70を有する。ベローズ53は、フランジ70とアパーチャ57の
リムの間に挟まれたスペーサリング71を介してチャンバ壁部分15の外側に取
り付けられ、それにより両方のベローズ52、53が、壁部分15の外側面より
も同じ量だけ外に出る。「O」リングは、ベローズ53のフランジ70とスペー
サリング71の間と、スペーサリング71と壁部分15の外側リムの間に配置さ
れ、これらの接合部の間に真空封止を形成する。
4、25にそれぞれ電気接続される。この実施形態は、アース電極25がアース
電位に恒久的に維持され、電極25とアースとの間の導電経路が、ベローズ53
、スペーサリング71、およびチャンバ壁部分15によって形成され、これらが
すべて導電材料を含むように構成される。抑制電極24だけに高電圧が印加され
るので、電気絶縁部材60は1つしか必要ない。この構成では、絶縁部材60の
外表面の一部がチャンバ壁の外表面の一部となる。したがって、使用において、
この面は、チャンバ壁のまわりを流れる空気によって自然に冷却され、イオンソ
ースガスから絶縁部材60に伝わる熱は、絶縁部材を通りチャンバ内の表面から
チャンバの外側の空気に導かれる。こうして、チャンバ内の絶縁部材の表面が冷
却され、その結果、絶縁物表面に付着物が凝集する割合が実質的に減少する。
は、チャンバ壁部分15に固定された支持ブロック79に取り付けられた支持構
造物78を含む。支持構造物78は、ローラースライド80を介して支持ブロッ
ク79に摺動可能に取り付けられ、それにより支持構造物は、図6を含むページ
に対して垂直な方向に自由に移動することができ、すなわち、それにより電極2
4、25がイオンソースに近づいたり離れたりすることができる。支持構造体7
8は、各アクチュエータアーム50、51を受けて支持し、また各アームがチャ
ンバ壁部分15を横切って移動して電極24、25が出口アパーチャ21を横切
って移動できるようにする1対の横方向に離間した軸受ブロック81を含む。
形成される。それと対になるナット83が、各ねじシャフトにねじ式にはめられ
、各軸受ブロック81の端に形成された凹部にはめられたスラスト軸受84と係
合し、その結果、各ナット83は自由に回転するがその軸方向の位置は固定され
る。
ら両方とも、電気モータによって駆動される。この場合、ナット83を回転させ
て、アクチュエータアーム50、51を各ベアリングブロックの軸の周りに回転
させることで、電極24、25がイオンソースに対して横方向に運動できるよう
にする。電極24、25をそれぞれ独立に、イオンソースの方に向かい又は離れ
るように横方向に運動させるため、更なる駆動機構が提供される。ボールナット
88が、アクチュエータ支持構造体78に装着され、真空チャンバ側壁断面15
に固定されているブラケット90に回転可能に装着されるねじボールシャフト8
9を、これが受けている。シャフト89に沿って軸方向にボールナットを推進す
るモータ93によってボールナット88は回転し、それにより、アクチュエータ
支持構造体78及び電極24、25を真空チャンバの側壁断面15に平行な、『
x』方向に移動できるようにする。
8のアクチュエータアームアングルブロック81同士の関係が固定化されており
、これにより固定される。しかし、別の具体例では、イオンソースからの距離に
加えて、抽出電極同士の間の離隔距離を変えることができるよう、これらアクチ
ュエータアームが互いに独立に自身の縦軸に対して横方向に移動されることがで
きるように、アクチュエータを配置してもよい。一具体例では、別のローラスラ
イダやその他の適切な軸受の上に、アクチュエータアーム50、51の一方に関
連するベアリングブロック81を装着することによって、電極間離隔距離を変化
できるようにすることで、真空チャンバ側壁断面15に平行の方向(即ち図6に
あるシートに対して垂直に)にベアリングブロックを移動できるようにしてもよ
い。
て横方向に確実に駆動するための駆動機構は、アクチュエータアーム50、57
があたかも堅く固定されたように両方のアクチュエータアームがベアリングブロ
ックを通して一緒に駆動するように配置される。しかし、別の具体例では、抽出
電極の相対位置が横方向に変化できるよう、各アクチュエータアームは、イオン
ソースに対して横方向に独立に駆動を受けてもよい。この装置は、抽出電極に形
成されるアパーチャ相互間のアライメントを変えることができるようにすること
で、イオンビームの出口角を制御できるようにする。これにより、例えばユーザ
ーは、イオンソースマグネットに起因するビームライン角度のあらゆる任意のオ
フセットを補正することができるようになるだろう。
に印加できるようにしている。ここで有利な点は、アクチュエータアーム50は
、抑制電極24に電気伝導経路を提供することにより、真空チャンバ内で別個の
高電圧リード線が必要でなくなるということである。高電圧源がチャンバ壁断面
15に装着され、この高電圧源からの適切な電気リード線は、ベアリングブロッ
ク81に形成されたアパーチャを通ってアクチュエータアーム50に接続してい
る。接続の点は、図6に示されるアクチュエータアーム50に形成されたホール
94によって示され、これは、リード線をクランプするためのねじを受ける。
ある。
オン質量選別器、14…ターゲット基板、15…ハウジング、16…真空ポンプ
、20…イオンソース、21…出口アパーチャ、22…ソース電極、23…抽出
電極、24…抑制電極、25…アース電極、30…イオンビーム、33…磁気分
析器、34…スリット、40…アーム、41…円板、43…アーム、44…絶縁
物。
Claims (11)
- 【請求項1】 イオンを発生させるイオンソースと、イオンソースからイオ
ンを抽出して加速するために4つの電極を含む四極管抽出アセンブリとを含むイ
オンビーム発生装置であって、抽出アセンブリが、イオンソースの電位のソース
電極と、ソース電極の近くにありイオンソースからイオンを抽出する抽出電極と
、アース電極と、抽出電極とアース電極の間の抑制電極とを有し、 各電極が、
イオンビームが通ることができるアパーチャを有し、抽出電極と抑制電極の間の
間隙が、イオンビーム移動方向において可変であるイオンビーム発生装置。 - 【請求項2】 抽出電極が、ソース電極に対して固定された請求項1に記載
の装置。 - 【請求項3】 抽出電極が、イオンソースに直接取り付けられた請求項2に
記載の装置。 - 【請求項4】 抽出電極が、遮蔽され冷却された絶縁物を介してイオンソー
スに直接取り付けらた請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 抑制電極とアース電極が、互いに対して固定された請求項1
から4のいずれか1項に載された装置。 - 【請求項6】 抑制電極とアース電極が互いに独立に移動可能になるように
取り付けられた請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項7】 各電極のアパーチャが、一般に細長いスロットであり、抑制
電極とアース電極が、ビーム方向に対して垂直な横方向でかつスロットの長手方
向に対して垂直にソース電極と抽出電極に対して相対的に移動可能な請求項1か
ら6のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項8】 ソース電極と抽出電極が固定され、一方抑制電極とアース電
極が横方向に移動可能な請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 電極のうちの少なくとも1つが、ビーム移動方向とスロット
が延びる方向とを含む平面においてイオンソースの側に凹んでいる請求項1から
8のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項10】 凹面電極が、抽出電極である請求項9に記載の装置。
- 【請求項11】 ソース電極がまた凹面である請求項10に記載の装置。
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