JPH10312770A - 静電3極レンズ、イオン注入装置及びイオンビームの集束方法 - Google Patents

静電3極レンズ、イオン注入装置及びイオンビームの集束方法

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JPH10312770A
JPH10312770A JP10120357A JP12035798A JPH10312770A JP H10312770 A JPH10312770 A JP H10312770A JP 10120357 A JP10120357 A JP 10120357A JP 12035798 A JP12035798 A JP 12035798A JP H10312770 A JPH10312770 A JP H10312770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高電流で低いエネルギーのイオン注入装置に利
用される静電レンズアセンブリを提供すること。 【解決手段】イオン注入装置10に使用する静電3極レン
ズ36は、ターミナル電極37と、各々対応する湾曲表面を
有し、抑制電極38と分析電極39を含む調整可能なレンズ
サブアセンブリ40を有する。抑制電極及び分析電極は、
それぞれ、各ギャップによって分離された第1,第2部
分を有する。同時に運動機構は、抑制電極及び分析電極
の第1部分をそれぞれの電極の第2部分から引き離す方
向に移動し、各ギャップを調整する。 ターミナル電極3
7によって出力されるイオンビームを、作動の減速モー
ド時、相互に直交する分散および非分散平面においてビ
ームを可変して集束させ、作動の加速モード時、分散平
面における質量分析を変更することによりギャップを調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にイオン注
入装置の分野に関し、特に、イオンを加速及び減速する
作動モードにおいて、イオン注入装置におけるイオンビ
ームを可変して集束して質量分析するための静電レンズ
に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置は、集積回路の大規模製
造において、半導体に不純物を混入させるために、産業
界に望ましい技術として発展してきた。イオン線量及び
イオンエネルギーは、注入工程を定めるために用いられ
る2つの重要な変数である。イオン線量は、与えられた
半導体材料に対して注入されたイオンの濃度に関係す
る。
【0003】一般的に、高電流注入装置(イオンビーム
電流が約10ミリアンペア(mA)以上)は高いイオン
線量の注入装置であり、中電流注入装置(イオンビーム
電流が約1mAまで可能)は、低いイオン線量のために
使用される。
【0004】イオンエネルギーは、半導体素子における
接合部深さを制御するために使用される。イオンビーム
を作り上げるイオンのエネルギーレベルは、注入された
イオンの深さの度合いを決定する。半導体素子における
レトログレード・ウエル(retrograde wells)を形成する
ために用いられる高いエネルギープロセスでは、数10
0万電子ボルト(MeV)に達する注入を必要とし、ま
た薄い接合部(shallowjunctions)を形成するために10
00電子ボルト(1KeV)以下のエネルギーが必要と
される。
【0005】一般的なイオン注入装置は、3つの部分ま
たサブシステム、すなわち、(a) イオンビームを出力す
るためのターミナルと、(b) 質量分析し、かつイオンビ
ームの集束及びエネルギーレベルを調整するためのビー
ムラインと、(c) イオンビームによってイオンが注入さ
れる半導体ウエハを包含するターゲット室とを備えてい
る。
【0006】ビームラインは、一般的に、固定された寸
法の質量分析のための開口と、イオンビームを集束する
ための加速及び減速用のレンズを含む。半導体素子が益
々小さくなる傾向において、ビームラインは、低いエネ
ルギーで高いビーム電流を供給できる構成を必要とす
る。高いビーム電流は、必要な注入線量レベルを与え、
低いエネルギーは、薄い注入を可能にする。半導体素子
におけるソース/ドレイン接合部は、高い電流、低いエ
ネルギーによる利用が要求される。
【0007】所定のビームラインの構造体を介して伝達
する低いエネルギーイオンビームは、ビーム発散(beam
blow up)として知られている状態を呈する。このビーム
発散は、イオンビーム内の荷電イオンのようにふるま
い、イオン同士が相互反発(空間電荷効果として知られ
ている)する。このような相互反発により、好ましい形
に反してビームが意図されたビームライン径路から離れ
て発散する。
【0008】ビーム発散は、高電流かつ低エネルギーの
利用における特定の問題であって、その理由は、イオン
ビーム(高電流)におけるイオンの高集中によって、イ
オンの相互反発力が増大し、イオンの伝達ポテンシャル
(低エネルギー)が相互反発力に対抗するには不十分と
なるからである。このビーム発散の問題は、ビームライ
ンの全長が長くなるほど大きくなる。それゆえ、好まし
いビームラインの設計構造は、ビームラインの長さを短
くすることである。
【0009】静電レンズは、イオンビーム内のイオンを
加速したり減速したりして、適当なエネルギーレベルを
達成し、また、相互反発する電荷がビーム発散現象をも
たらすのを妨げるようにイオンビームを集束させるため
のものとしも知られている。一般的に、このようなレン
ズは、電位を次第により大きくまたはより小さくするた
めに多くの電極を含んでいる。ビーム内の個々のイオン
は、この電位勾配による比率で、加速または減速され、
また、集束は、電極により生じる電界によって達成され
る。
【0010】静電レンズにおける加速及び減速時の集束
の実施例は、キング氏等に付与され、本出願人に譲渡さ
れた米国特許第5,177,366号によって開示され
ており、これらは参考として本明細書に包含される。
【0011】この米国特許では、質量分析開口及び静電
レンズは、一対の偏向電極によって分離されている。質
量分析開口は、ビームから不適当な質量の電荷を有する
イオンを排除する。
【0012】静電レンズは、(a) 一対の偏向電極によっ
て最初に偏向されたイオンビームを直交平面に集束さ
せ、(b) 所望の注入エネルギーレベルを達成するのにイ
オンビーム内のイオンを加速するために、すぐ近くの下
流にある加速器と共に用いられる。レンズによって達成
される集束は、電極間のギャップ、電極の曲率、電極の
電位、またはイオンビームが通過する第1電極に設けた
スロットの寸法を変えることによって調整される。
【0013】電極に設けたスロットの寸法を変えること
は、部分的にスロット形状を形成するプレートの移動お
よび置き換えを必要とする。注入動作の異なる形式(種
々の電流またはエネルギーレベル)を収容するためにビ
ームラインの構成要素の移動および置き換えることは好
ましくない。それは、これらの構成要素が配置された真
空室は、開かれなければならないからである。真空室を
開くことは、大気圧に保持しかつその後に再び排気する
必要があり、これとともに室の内部が汚染にさらされ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、イオンビーム電流またはエネルギーレベルに基づい
て、質量分析を第1平面に調整し、かつイオンビームを
この第1平面および相互に垂直する、すなわち第2の直
交平面に集束させるように調整でき、さらに、高電流で
低いエネルギーのイオン注入装置に利用される静電レン
ズアセンブリを提供することを目的としている。
【0015】別の本発明の目的は、レンズ部品の取り外
し、および取り換えを必要とすることなく、容易にイオ
ンビームを集束できるように、ある範囲内に限定的に調
整可能な電極ギャップを有する調整可能な静電レンズを
提供することである。
【0016】更なる本発明の目的は、ビームの発散状態
を防止するために、イオン注入装置内のビームラインの
全長を最小限にするイオン注入装置を提供することであ
る。
【0017】また、さらに別の本発明の目的は、作業の
減速モードではビームの集束を可変でき、かつ作動の加
速モードでは質量分析を可変できる分析開口を備え、こ
の分析開口と調整可能で可変できる静電レンズを結合し
たレンズサブアセンブリを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項に記載の各構成を有する。本発明
によれば、イオン注入装置に使用するために静電3極レ
ンズが設けられている。このレンズは、ターミナル電
極、及び抑制電極と分析電極を含む調整可能なレンズサ
ブアセンブリを有する。レンズサブアセンブリは、ビー
ムが第1(分散的)平面において最小の「ねじれ(wais
t) 」を有するターミナル電極の近くに配置されてい
る。このような配置は、電極間の必要とされるギャップ
を最小にし、ビームの発散を少なくし、かつ作動の減速
モードにおける電子空乏領域を最小にする。
【0019】抑制電極及び分析電極は、それぞれ、各ギ
ャップによって分離された第1,第2部分を有する。同
時に運動機構は、抑制電極及び分析電極の第1部分をそ
れぞれの電極の第2部分から引き離す方向に移動し、そ
れぞれのギャップを調整する。調整可能なレンズ・サブ
アセンブリがターミナル電極によって出力されるイオン
−ビームを、(a) 作動の減速モードに、相互に直交する
(分散および非分散)平面においてビームを可変して集
束することにより、また、(b) 作動の加速モードに、分
散平面における質量分析を変更できることにより、それ
ぞれ調整する。
【0020】一般に、分析電極対の間のギャップは、作
動の加速モードに分散平面における調整可能な質量分析
により調整される。作動の加速モードにおいて、レンズ
・サブアセンブリの集束効果は、ビームの「剛直性(sti
ffness) 」およびビームの発散の減少傾向により無視で
きる。
【0021】しかし、可変できる質量分析は、分析電極
対の間のギャップを調整することによって加速モードに
おいて達成される。抑制電極のギャップと分析電極のギ
ャップとを同時に調整できるようにすることによって、
ターミナル電極での大きな正電圧の存在にも関わらず、
抑制電極の好ましい小さな電圧を用いて、負の抑制電圧
がギャップ軸上に維持されるとともに質量分析を可変で
きる。
【0022】作動の減速モードにおいて、レンズ・サブ
アセンブリは、相互に直交する(分散および非分散)平
面においてビームを集束させるように機能する。分析電
極のギャップの調整によって、調整可能な分散平面の集
束が与えられる。この分散平面における集束の増加は、
分析電極のギャップを減少させることにより達成され
る。一般に、非分散平面の集束をより高めるには、抑制
電極に印加される負電圧の大きさを増大させることによ
り達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1はイオンビーム注入装置10を示し
ており、この注入装置は、イオン源12、質量分析磁石
14、ビームラインアセンブリ15、およびターゲット
すなわち端部ステーション16とを含む。各々電源を伴
うイオン源12および質量分析磁石14は、集約してタ
ーミナル17と呼ばれる(図2参照)。
【0024】本発明は、図1に示すように低エネルギー
イオン注入装置において利用され、このビームラインア
センブリ15は、そのビーム伝搬中にビームの発散が生
じやすい低エネルギービームのために比較的短くなって
いる。
【0025】イオン源12は、プラズマ室20とイオン
引出しアセンブリ22を形成するハウジング18を有す
る。ビームラインアセンブリ15は、分析ハウジング2
3とビーム中和器24を有する。
【0026】以下で説明するように、この分析ハウジン
グ23は、本発明の要部を含んでいる。ビーム中和器2
4は、ビーム発散を最小限にするように機能する。ビー
ム中和器24の下流には、端部ステーション16が設け
られ、このステーションは、処理すべきウエハを取付け
るためにディスク形状のウエハ支持体25を有してい
る。ウエハ支持体25は、イオンビームの方向に対して
ほぼ直交するターゲット面にある。
【0027】イオン源12は、L形状フレーム26に取
付られる。直接的に圧縮ガスの形で、または、間接的に
固体から気化して形成されるガスのいずれかから得られ
るイオン化可能な不純物ガスが、プラズマ室20に放射
される。一般的に、イオン源のイオン種は、ボロン
(B)、燐(P)、ガリウム(Ga)、インジウム(I
n)、アンチモン(Sb)、ひ素(As)である。これ
らのいオン種は、ガス状の三フッ化ホウ素(boron trifl
uoride) またはジボラン(diborane)の形式で一般的に与
えられるボロンを除いて固体形状で与えられる。
【0028】エネルギーは、イオン化可能不純物ガスに
分配され、プラズマ室20内でイオンを発生する。本発
明は、負イオンがイオン源により発生する装置に利用で
きるものであるが、一般的には、正イオンが発生する。
正イオンは、複数の電極27からなるイオン引出しアセ
ンブリ22によってプラズマ室20に設けたスリットを
通って引き出される。
【0029】電極は、負電位に荷電され、プラズマ室の
スリットからの距離が増加するほどその大きさが増加す
る。したがって、イオン引出しアセンブリは、プラズマ
室からの正イオンのビーム28を引出し、フレーム26
によって支持される質量分析磁石14内で引き出された
イオンを加速するように機能する。
【0030】質量分析磁石14は、分析ハウジング23
に適切な荷電質量比(charage to mass rate)を有するイ
オンのみを通過させる。この質量分析磁石14は、イオ
ン源12において、適切な荷電質量比のイオンを発生す
ることに加えて、所望よりも大きなあるいは小さな荷電
質量比のイオンを発生させるために必要である。不適当
な荷電質量比のイオンがウエハ内に注入されることは好
ましくない。
【0031】質量分析磁石14は、湾曲したビーム通路
29を含み、この通路はアルミニウム製のビームガイド
30によって形成され、真空ポンプ31によってこのガ
イド内部の脱気が行われる。この通路に沿って伝搬する
イオンビーム28は、質量分析磁石14によって発生す
る磁界により影響される。この磁界の強さおよび方向
は、磁気コネクタ33を通る磁石14の界磁巻線を通る
電流を調整する制御電子装置32によって制御される。
磁界の勾配「すなわち、屈折率(indexing)」を確定する
ことまたは磁石14の入口側または出口側の各極を回転
させることによって、磁石14によるイオンビームの部
分的な集束が、分散(dispersive)平面(湾曲したビーム
通路29の平面)において達成される。
【0032】磁界によって、イオンビーム28は、第1
すなわち、イオン源12に近い入口軌道34から分析ハ
ウジング23に近い第2すなわち出口軌道35に向かう
湾曲した通路29に沿って移動する。
【0033】不適当な荷電質量比を有するイオンからな
るビーム28の部分28’,28”は、湾曲した軌道か
ら離れてアルミニウム製のビームガイド30の壁内に偏
向される。このようにして、磁石14は、望ましい荷電
質量比を有するビーム28内のイオンのみを分析ハウジ
ングを通過させる。
【0034】イオンビーム28の入口軌道34及び出口
軌道35は、分散平面に位置する湾曲したビーム通路2
9の平面内にある。非分散平面は、ここでは、分散平面
とターゲット平面の両方に垂直な平面として定義する。
したがって、磁石14は、不適当な荷電質量比のイオン
をビームから取り除くことによって分散平面における質
量分析を実行し、イオンビームを入口軌道34から出口
軌道35に指向させ、ウエハがあるターゲット平面に向
かわせる。
【0035】分析ハウジング23は、本発明の原理に従
って構成された静電レンズ36を含み、このレンズによ
り磁石14によって出力されたイオンビーム28の質量
分析と集束を行う。静電レンズ36は、3極の電極(tr
iode) 構造で構成され、ターミナル電極対37、抑制電
極対38、及び接地電極対すなわち分析電極対39を含
んでいる。ターミナル電極対は、ターミナル17に固定
されて、加速モードにおいて正電圧、減速モードにおい
て負電圧で操作される。抑制電極対38のそれぞれは、
接地電極対39のそれぞれと同様に、互いに接近離間す
る方向に移動可能であり、図3以下に示すように電極対
の間のギャップを調整する。抑制電極37は、負電位で
作動し、分析電極39は、接地電位(0ボルト)で作動
する。
【0036】抑制電極38及び分析電極39の各対は、
集約して調整可能なレンズサブアセンブリ40として言
及される。分析ハウジング23は、室41を形成し、こ
の室内に、本発明の部分を構成しないファラデーフラッ
グ42等の線量測定の指示器とともに静電レンズ36を
含んでいる。
【0037】室41は、真空ポンプ43により脱気され
る。隣接するビーム中和器24は、電子シャワー45を
含む室44を形成する。この電子シャワー45は、正電
荷を中和するものであり、この正電荷は、中和されなけ
れば、その結果として、正に荷電されたイオンビーム2
8が注入されるターゲットウエハ上に蓄積する。
【0038】端部ステーション16にあるディスク形状
のウエハ支持体25は、モータ46によって回転する。
こうして、ウエハが円形径路内を移動しているとき、イ
オンビームは、支持体に取付られたウエハに衝突する。
端部ステーション16は、イオンビームの径路にほぼ平
行な軸47に沿って旋回可能であり、その結果、ターゲ
ット平面は、この軸回りに調整できる。このように、イ
オン注入の角度は、標準値からわずかにずれている。
【0039】調整可能なレンズサブアセンブリ40は、
特に減速モードにおいてイオンビームを集束させ、特に
加速モードでイオンブームの質量分析を行う。このサブ
アセンブリ40は、端子電極37の近くの下流に配置さ
れている。その理由は、イオンビームが、この位置での
分散平面において最小寸法(すなわち「ねじれ(waist)
」を有するからである。このような配置は、必要とす
る電極間のギャップを最小にして、ビーム発散を最小に
するとともに、作動の減速モードにおいて、電子空乏領
域を最小にするのに役立つ。
【0040】作動の加速モード時には、レンズ35は、
第1に質量分析器として機能させ(集束を抑えて)、ま
た作動の減速モード時には、レンズは、第1に集束要素
として機能させる(質量分析を抑えて)。したがって、
同一のレンズ35を加速モード(25mAで10〜30
キロボルト(kV)から90kVまで)と減速モード
(2mAで2〜5キロボルト(kV)から0.5kVま
で)の両方に使用することができる。
【0041】作動の両モードは、図2に示すように、イ
オン注入装置10内に包含された可変の高電圧源を調整
することによって作ることが可能である。第1電源PS
1は、イオン源12に電圧(+V1)を供給し、第2電
源PS2は、ターミナル17に電圧(−V2)を供給
し、また、第3電源PS3は、静電レンズ36の抑制電
極38に電圧(−V3)を供給する。この例では、PS
1は約0.5から90kVまで作動し、PS2は約−2
kVから−30kVまで作動し、さらにPS3は約−5
kVから−25kVまで作動する。
【0042】さらに、この例示によれば、作動の加速モ
ード時に、PS1は、イオン源12に特設引火される9
0kVで作動する。PS2は、−30kVで作動し、P
S1に接続されることにより、磁石14に60kV(9
0kV−30kV)が印加される。したがって、ターミ
ナルは、ターミナル電極37の電圧である60kVで作
動する。
【0043】電気絶縁体のブッシュ48が、ターミナル
17を装置の包囲体(アース接地)から絶縁し、また、
ブッシュ49が、同様にアース接地された分析ハウジン
グ23から端子17を絶縁する。イオン源12から磁石
14までの30kVの電圧降下によって初期に加速され
たイオンビームは、ターミナルに関して負の電位(アー
ス接地)にある端部ステーション内のターゲットウエハ
に向かう径路でさらに加速される。
【0044】作動の減速モードにおいて、PS1は、イ
オン源12に直接印加される0.5kVで作動し、PS
2は、−5kVで作動し、PS1に接続されることによ
り、磁石14に−4.5kV(0.5kV−5kV)が
印加される。したがって、ターミナルは、ターミナル電
極37の電圧である−4.5kVで作動する。イオン源
12から磁石14までの5kVの電圧降下によって初期
に加速されたイオンビームは、ターミナルに関して正の
電位(アース接地)にある端部ステーション内のターゲ
ットウエハに向かう径路でさらに減速される。
【0045】図3及び図4は、調整可能なレンズサブア
センブリ40を詳細に示すもので、このサブアセンブリ
は、抑制電極対38A,38Bと、分析電極対39A,
39Bを含んでいるが、ターミナル17に固定されてい
るターミナル電極対37A,37Bは含まない。
【0046】図1に示すように、イオンビームが、分析
磁石14から第2軌道を通過して、ターミナル電極対3
7A,37Bを通り、さらに、これに続く抑制電極対3
8(38A,38B)と分析電極対39(39A,39
B)の間のギャップを通るように、電極対38,39が
配置されている。
【0047】図4に示すように、分析電極対39A,3
9Bは、図示しないねじ等の適当な締結具を用いて、水
冷されたスチール製ブロック50A,50Bにそれぞれ
直接取付けられている。
【0048】抑制電極38A,38Bは、それぞれ分析
電極39A,39Bに絶縁体52A,52Bによって直
接取付けられている。L形状のブラケット54A,54
Bは、中間ブロック50Aと分析電極39A、および中
間ブロック50Bと分析電極39Bにそれぞれ取付ら
れ、分析電極39A,39B間のギャップの両端部を閉
鎖するように機能する端部プレートを形成する(図7及
び図10を参照)。
【0049】抑制電極38A,38B間のギャップd3
8と、分析電極39A,39B間のギャップd39(図
8参照)を調整するための手段は、摺動可能な軸60,
62により形成され、これらの軸に沿う方向に互いに独
立して移動する。望ましいギャップ距離は、レンズの好
適な集束及び質量分析効果とイオンビームの好適なエネ
ルギーレベルによって選択される。
【0050】軸60は、水冷したスチール製のブロック
50Bに直接連結され、孔64の位置で分析電極39B
と抑制電極38Bに間接的に連結される。また、軸62
は、水冷したスチール製のブロック50Aに直接連結さ
れ、孔66の位置で分析電極39Aと抑制電極38Aに
間接的に連結される。
【0051】軸60,62がこれらの軸方向に沿って摺
動できるような機構は、図示されていないが、例えば、
サーボモータ等の適当な機構を利用することができる。
好ましい実施の形態では、分析ハウジング23の外側に
配置される一対のサーボモータが軸60,62にそれぞ
れ連結される。このような機構は、一定の範囲内で限定
的に調整可能で、ギャップ距離d38,d39を同時に
調整するための手段を与える。
【0052】図5および図6は、3極静電レンズ36が
分析ハウジング23に連結されかつ分析室41内に配置
されている様子を詳細に説明するためのものである。図
5に示すように、分析ハウジング23は、ハウジング2
3をターミナル17から絶縁するブッシュ49にボルト
68を用いて固定される。シール70は、ハウジング2
3内の真空度を維持するために設けられている。
【0053】グラファイトで作られたターミナル電極3
7A,37Bは、グラファイト76で被覆されたアルミ
ニウム製ロッド74からなる複数のスタンドオフ72に
よってターミナル17に取付られている。シール部材7
8は、複数のスタンドオフ72を取り囲み、このスタン
ドオフを、特に作動の減速モード時に、分析ハウジング
から電気的にシールドする。
【0054】絶縁バッフル80A,80Bは、それぞれ
ターミナル電極37A,37Bを分析ハウジング23か
ら電気的に絶縁する。保持部材82,84が絶縁バッフ
ル80A,80Bのいずれかの側に配置され、かつこれ
らの絶縁バッフルの位置を維持する。
【0055】調整可能なレンズサブアセンブリ40は、
ハウジング23に固定されるブラケット86によって分
析ハウジングに取付られる。このブラケット86は、摺
動可能なロッド60,62の軸線に沿って摺動できるナ
イロン製の軸受88を備えている。シール90は、ハウ
ジング23内の真空度を維持するために設けられてい
る。伸長性のある真空シール92は、真空を維持するこ
とができるとともに、分析室の内外にロッド60,62
を摺動して移動することができる。
【0056】支持部材94,96は、それぞれ、分析室
41内で摺動するロッド60,62を支持する。また、
支持部材98,100は、それぞれ、分析室の外側で摺
動可能なロッド60,62を支持する。整列カップリン
グ101が、軸60,62を適切に整列させることを可
能にする。
【0057】図7は、3極レンズ36の電極要素間の空
間を示し、また、図8は、3極レンズにおける同一の電
極対の間のギャップを示しており、この3極レンズは、
ターミナル電極37と、調整可能なレンズサブアセンブ
リ40(抑制電極38と分析電極38を含む)を有して
いる。
【0058】図7は、ターミナル電極37B、抑制電極
38B、分析電極39Bを示し、これらの電極は、スパ
ッタリングの影響を減ずるために全てグラファイトから
作られている。空間104は、電極37Bと電極38B
を分離し、空間106は、電極38Bと電極39Bを分
離する。端部プレート56,58は、電極の頂部端と底
部端に配置されている。空間104,106と端部プレ
ート56,58は、図7の平面に伸びており、対応する
電極37A、38A、39Aも同様である。
【0059】空間104,106の各幅W1,W2は、
ここに示す実施の形態では、15mmと5mmである。
幅W2は、それぞれ抑制電極38A及び分析電極39A
に形成された互いに対面する湾曲表面108B,110
Bによって定められる。抑制電極38A及び分析電極3
9Aは、それぞれ湾曲表面108A及び110Aに同様
に設けられている。電極37B,38B,39Bの各幅
W3,W4,W5は、それぞれ、2mm、20mm(中
心で)、30mm(中心で)である。電極の幅37A,
38A,39Aは、同一である。
【0060】図8は、各電極対37,38,39を形成
する個々の電極間のギャップを示す。この個々の電極間
の距離は、それぞれd37,d38,d39で表示され
る。好ましい実施の形態では、ターミナル電極37A,
37B間の固定距離d37は、約66mmである。抑制
電極38A,38B間の固定距離d38と、分析電極3
9A,39B間の固定距離d39は、上述したように独
立に可変できる。
【0061】電極38,39上に交差する汚染物の付着
およびスパッタリングの影響を減少するために、ノッチ
112A,112Bが、抑制電極38A,38Bのそれ
ぞれに切り込まれ、またノッチ114A,114Bが、
分析電極39A,39Bのそれぞれに切り込まれてい
る。ノッチ112,114は、逆に、3極レンズ36の
集束性能に影響を与えることなく、各距離d38,d3
9によって表されるギャップを定める表面領域を最小化
する。
【0062】3極レンズ36のターミナル電極37は、
質量分析磁石14に関連して機能し、質量分析磁石14
から脱出したイオンビームからの、必要とされる荷電質
量比に同一でないがそれに近い比を有する不適当なイオ
ン種を除去する。したがって、ターミナル電極は、さら
に、イオンビームを分散平面において分析し、そして、
ターミナル17の電位でイオンビーム28の形を定め
る。
【0063】調整可能なレンズサブアセンブリ40は、
ターミナルからの定められたイオンビームを、(a) 作動
の減速モードにおいて、分散平面と非分散平面にイオン
ビームを集束させ、一方、(b) 作動の加速モードにおい
て、分散平面での可変の質量分析を行えるように条件付
けをする。
【0064】一般的に、分析電極対39の間のギャップ
d39は、作動の加速モードにおいて、分散平面で調整
可能な質量分析が行えるように調整され、ビームの集束
は、問題とならない。作動の減速モードにおいて、質量
分析は、より重要ではなくなり、ギャップd39を調整
することにより、調整可能な分散平面での集束が与えら
れ、一方、抑制電極38での電圧が、調整可能な非分散
平面のイオンビーム集束できるように調整される。
【0065】作動の加速モードにおいて、3極レンズ3
6の入口近くの等ポテンシャル線の湾曲により、入射す
るイオンビームは分散平面に集束する。(電界が電位の
勾配に反対方向となるので、等ポテンシャル線は、電極
から発散する電界に垂直である。)しかし、反対作用の
反集束効果は、レンズの出口近くの等ポテンシャル線の
反対側の湾曲によって生じる。この反対作用の反集束効
果は、集束効果より少なく、その理由は、反対側の湾曲
(電界の強さと同様に)は、電極により近い場合よりも
ギャップ軸上の方が少ないからであり、また、入射する
イオンビームは、この中央のギャップ軸に向けてより集
束されるからである。
【0066】全体として、作動の加速モードにおいて、
このレンズ36の集束効果および反集束効果は、イオン
ビームの「剛直性」及びビーム発散の減少傾向により、
分散平面(非分散平面も同様に)において無視できる。
【0067】しかし、可変できる質量分析は、質量分析
電極対39の間のギャップd39を調整することによっ
て、作動の加速モードにおいて達成される。分析電極の
ギャップd39に伴う抑制電極のギャップd38の同時
に調整を行う場合、負の抑制電圧は、ターミナル電極3
7での大きな正電圧の存在にもかかわらず、一方で、可
変できる質量分析を行いながら、かなり小さい抑制電極
電圧(−10kV〜−15kV)を用いて軸上に維持さ
れる。
【0068】例えば、同時に距離d38,d39を調整
することにより、分散平面のフィールドポテンシャル
は、抑制電極38に−12kVだけ加えられるとき、レ
ンズの中心軸では、−165kVとなる。
【0069】作動の減速モードにおいて、3極レンズ3
6は、イオンビームが分散平面(図9)及び非分散平面
(図10)の両方に集束するように機能する。図9にお
いて、入射ビーム径路35に沿って伝搬する入射するイ
オンビーム116は、調整可能なレンズサブアセンブリ
40の入口近くの等ポテンシャル線118の曲線によっ
て、初めに分散平面に反集束する。
【0070】しかし、より大きな反対作用の集束効果
が、レンズの出口近くの等ポテンシャル線の反対側の湾
曲によって生じる。この反対作用の集束効果は、初期の
反集束効果よりも大きい。その理由は、反対側の湾曲
(電界の強さと同様に)は、軸上よりも電極近くのほう
がより大きいからであり、また、入射ビームは、これら
の電極に向かって反集束するからである。
【0071】この時点で、イオンビームは、約0.5k
Vに減速される。こうして、イオンビームは、等ポテン
シャル線の曲線に対して大いに敏感であり、また、ビー
ム発散を受けやすい。分散平面における集束を高めるこ
とは、分析電極39のギャップd39を減少することに
より、電界の強さと等ポテンシャル線の湾曲を増加さ
せ、そして、分散平面の集束の強くすることによって達
成される。
【0072】図10において、減速モードにおいて非分
散平面に集束させることは、抑制電極38及び分析電極
39のそれぞれの湾曲面108,110(図7参照)に
よって達成される。
【0073】抑制電極38に印加される電圧は、対応す
る湾曲した等ポテンシャル線110(図10参照)に帰
する。非分散集束は、分析電極39あるいはその最終出
口形状の幅W5に敏感ではない。その理由は、接地電位
(ゼロ電界)にあるからである。しかし、分析電極39
は、第2湾曲面120に設けられ、この湾曲面は、レン
ズ36によって集束されたイオンビーム122の不必要
なクリッピングを防止する。
【0074】端部プレート56,58は、電極ギャップ
内の非分散平面における等ポテンシャル線118の湾曲
を増加させるのに役立つ。これにより、分散平面内の独
立した位置に集束する一貫した非分散平面を生じさせる
ことによって集束のはずれを効果的に取り除く。
【0075】非分散平面での集束は、一般的に、−10
kVないし−25kVの範囲内で、抑制電極38に加え
られる電圧を変えることによって調整される。一般的
に、非分散平面の集束を多くするには、負電圧の大きさ
を増加させること、すなわちレンズの出口近くの等ポテ
ンシャル線の湾曲を増加することによって達成される。
分散平面と非分散平面の両方の集束を制御することは、
ここに開示した本発明を用いて、作動の減速モードにお
いて、容易に達成することができる。第1に、非分散平
面の集束は、抑制電極電圧を変えることによって調整さ
れる。その時、分散平面の集束の調整は、分析電極のギ
ャップd39(すなわち、同時に距離d38,d39を
変えること)を調整することによって完成する。
【0076】抑制電極38と分析電極39を共に移動す
ることは、作動の減速モードにおける集束効果を妨げな
い。初めに、調整可能な距離d38は、約50mmに設
定され、調整可能な距離d39は、10mm少なく、す
なわち、約40mmに設定される。
【0077】こうして、本発明の静電レンズ36は、減
速モードにおいて、高電流(15〜20ミリアンペア)
かつ低エネルギー(0.5kVまで下がっている)応用
に特に用いられるけれども、加速モードの高エネルギー
応用にも利用される。両方の利用において、イオンビー
ムの幅は、分散平面において約4cmであり、非分散平
面においては10cmである。イオンビームの集束は、
分散平面の集束に対して、10cm下流であり、非分散
平面の集束は、5m上流であるしたがって、イオンビー
ムの集束と質量分析を可変するための、調整可能な静電
レンズの好ましい形態をここに記述してきた。しかし、
上記記載において、これら記載は、例示として示された
ものであり、本発明は、ここに記載の特定の実施形態に
限定されるものではなく、種々の再構成、修正、及び置
換は、付随する特許請求の範囲及びこれらの同等のもの
によって限定された本発明の範囲から逸脱しない範囲に
おいて包含できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従う3極構造の静電レンズの実
施の形態を示すイオン注入装置の平面図である。
【図2】図1の注入装置の種々の要素に電圧を供給する
のに使用する電源を示す概略図である。
【図3】図1の3極レンズの調整可能なレンズサブアセ
ンブリの一部を示す斜視図である。
【図4】図3のレンズサブアセンブリの一部を示す分解
斜視図である。
【図5】図1のイオン注入装置の3極レンズのより詳細
な平面図である。
【図6】図5の3極レンズのレンズサブアセンブリ部分
を示す、図5の6−6線から見た断面図である。
【図7】図5の7−7線から見た、3極レンズの電極要
素を示す断面図である。
【図8】図5の3極レンズの電極要素を示す平面図であ
る。
【図9】図8の電極要素を示し、さらに、イオンビーム
が通過する分散平面における電極の集束効果を示す平面
図である。
【図10】図7の電極要素を示し、さらに、イオンビー
ムが通過する非分散平面における電極の集束効果を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 イオン注入装置 12 イオン源 14 分析磁石 15 ビームラインアセンブリ 16 端部ステーション 17 ターミナル 36 静電レンズ 37 ターミナル電極 38 抑制電極 39 分析電極 d38,d38,d39 ギャップ 56,58 端部プレート 60,62 軸
フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 ピーター ローレンス ケラーマン アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01929−1061 エセックス ジョン ワイ ズ アベニュー 94

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンビームを放出するためのターミナル
    (17)と、このターミナルによって放出されるイオンビー
    ムを案内するためのビームライン部(15)と、このビーム
    ライン部によって案内されたイオンビームを受け入れる
    ターゲット部(16)とを備え、前記ビームライン部(15)
    は、第1平面におけるイオンビームを調整可能に質量分
    析するための静電レンズ(36)を含んでおり、この静電レ
    ンズは、(a) 第1,第2部分(37A,37B) を有し、その間
    に形成されるギャップ(d37) 内をイオンビームが通過す
    るターミナル電極(37)と、(b) 第1,第2部分(39A,39
    B) を有し、その間に形成されるギャップ(d39) 内をイ
    オンビームが通過する分析電極(39)と、(c) 可変電圧が
    印加され、前記ターミナル電極と分析電極の間に配置さ
    れ、しかも第1,第2部分(38A,38A) を有し、その間に
    形成されるギャップ(d38) 内をイオンビームが通過する
    抑制電極(38)と、(d) 前記抑制電極及び分析電極の各第
    1部分(38A,39A) が、それぞれ前記抑制電極及び分析電
    極の各第2部分(38B,39B) に接近離間するように同時に
    移動するための運動機構(60,62) と、を備えていること
    を特徴とするイオン注入装置。
  2. 【請求項2】抑制電極(38)及び分析電極(39)の各第1部
    分(38A,39A) は、それぞれ互いに対面する湾曲表面(108
    A,110A) を有し、前記抑制電極(38)及び分析電極(39)の
    各第2部分(38B,39B) は、それぞれ互いに対面する湾曲
    表面(108B,110B) を有していることを特徴とする請求項
    1記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】抑制電極(38)の第1,第2部分(38A,38B)
    は、互いに対面する溝表面(112A,112B) を有しており、
    この溝表面に沿ってイオンビームが通過することを特徴
    とする請求項1記載のイオン注入装置。
  4. 【請求項4】ギャップ(d38,d39) は、所定の範囲内で限
    定的に調整可能であることを特徴とする請求項1記載の
    イオン注入装置。
  5. 【請求項5】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39B)
    は、互いに対面する溝表面(114A,114B) を有しており、
    この溝表面に沿ってイオンビームが通過することを特徴
    とする請求項1記載のイオン注入装置。
  6. 【請求項6】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39B)
    の第1端部の間に配置された第1端部プレート(56)と、
    前記分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39B) の第2端
    部の間に配置された第2端部プレート(58)とを更に含
    み、 前記第1,第2端部プレート(56,58) と前記溝表面(114
    A,114B) は、イオンビームが通過する通路を形成するこ
    とを特徴とする請求項5記載のイオン注入装置。
  7. 【請求項7】分析電極(39)は、アース電位に維持され、
    ターミナル電極(37)は、装置の作動の加速モードでは正
    電圧に、または、装置の作動の減速モードでは負電圧に
    維持されることを特徴とする請求項5記載のイオン注入
    装置。
  8. 【請求項8】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39B)
    は、第1の湾曲表面(110A,110B) にほぼ平行に伸びる第
    2の湾曲表面(120A,120B) を備えていることを特徴とす
    る請求項5に記載のイオン注入装置。
  9. 【請求項9】第1平面におけるイオンビームを調整可能
    に質量分析し、かつ前記第1平面及びこれに直交する第
    2平面にイオンビームを調整可能に集束させるための静
    電3極レンズであって、(a) 第1,第2部分(37A,37B)
    を有し、その間に形成されるギャップ(d37) 内をイオン
    ビームが通過するターミナル電極(37)と、(b) 第1,第
    2部分(39A,39B) を有し、その間に形成されるギャップ
    (d37) 内をイオンビームが通過する分析電極(39)と、
    (c) 可変電圧が印加され、前記ターミナル電極と分析電
    極の間に配置され、しかも第1,第2部分(38A,38A) を
    有し、その間に形成されるギャップ(d38) 内をイオンビ
    ームが通過する抑制電極(38)と、(d) 前記抑制電極及び
    分析電極の各第1部分(38A,39A) が、それぞれ前記抑制
    電極及び分析電極の各第2部分(38B,39B) に接近離間す
    るように同時に移動するための運動機構(60,62) と、を
    備えていることを特徴とする静電3極レンズ。
  10. 【請求項10】抑制電極(38)と分析電極(39)の各第1部
    分(38A,39A) は、それぞれ互いに対面する湾曲表面(108
    A,110A) を有し、また、前記抑制電極(38)及び分析電極
    (39)の各第2部分(38B,39B) は、それぞれ互いに対面す
    る湾曲表面(108B,110B) を有していることを特徴とする
    請求項9記載の静電3極レンズ。
  11. 【請求項11】抑制電極(38)の第1,第2部分(38A,38
    B) は、互いに対面する溝表面(112A,112B) を有してお
    り、この溝表面に沿ってイオンビームが通過することを
    特徴とする請求項9記載の静電3極レンズ。
  12. 【請求項12】ギャップ(d38,d39) は、所定の範囲内で
    限定的に調整可能であることを特徴とする請求項9記載
    の静電3極レンズ。
  13. 【請求項13】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39
    B) は、互いに対面する溝表面(114A,114B) を有してお
    り、この溝表面に沿ってイオンビームが通過することを
    特徴とする請求項9記載の静電3極レンズ。
  14. 【請求項14】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39
    B) の第1端部の間に配置された第1端部プレート(56)
    と、前記分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39B) の第
    2端部の間に配置された第2端部プレート(58)とを更に
    含み、 前記第1,第2端部プレート(56,58) と前記溝表面(114
    A,114B) は、イオンビームが通過する通路を形成するこ
    とを特徴とする請求項13記載の静電3極レンズ。
  15. 【請求項15】分析電極(39)は、アース電位に維持さ
    れ、ターミナル電極(37)は、装置の作動の加速モードで
    は正電圧に、または、装置の作動の減速モードでは負電
    圧に維持されることを特徴とする請求項13記載の静電
    3極レンズ。
  16. 【請求項16】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39
    B) は、第1の湾曲表面(110A,110B) にほぼ平行に伸び
    る第2の湾曲表面(120A,120B) を備えていることを特徴
    とする請求項5に記載の静電3極レンズ。
  17. 【請求項17】イオン注入装置において、ターミナルと
    エンドステーションの中間に位置するビームラインに用
    いられ、そして、第1平面におけるイオンビームを調整
    可能に質量分析し、かつ前記第1平面及びこれに直交す
    る第2平面にイオンビームを調整可能に集束させるため
    調整可能なレンズサブアセンブリ(40)であって、 このレンズサブアセンブリは、前記ターミナルの近くに
    配置され、かつ(a) 可変電圧が印加され、第1,第2部
    分(38A,38A) を有し、その間に形成されるギャップ(d3
    8) 内をイオンビームが通過する抑制電極(38)と、(b)
    第1,第2部分(39A,39B) を有し、その間に形成される
    ギャップ(d37) 内をイオンビームが通過する分析電極(3
    9)と、(c) 前記抑制電極及び分析電極の各第1部分(38
    A,39A) が、それぞれ前記抑制電極及び分析電極の各第
    2部分(38B,39B) に接近離間するように同時に移動する
    ための運動機構(60,62) と、を備えていることを特徴と
    するレンズサブアセンブリ。
  18. 【請求項18】抑制電極(38)と分析電極(39)の各第1部
    分(38A,39A) は、それぞれ互いに対面する湾曲表面(108
    A,110A) を有し、また、前記抑制電極(38)及び分析電極
    (39)の各第2部分(38B,39B) は、それぞれ互いに対面す
    る湾曲表面(108B,110B) を有していることを特徴とする
    請求項17記載のレンズサブアセンブリ。
  19. 【請求項19】抑制電極(38)の第1,第2部分(38A,38
    B) は、互いに対面する溝表面(112A,112B) を有してお
    り、この溝表面に沿ってイオンビームが通過することを
    特徴とする請求項17記載のレンズサブアセンブリ。
  20. 【請求項20】ギャップ(d38,d39) は、所定の範囲内で
    限定的に調整可能であることを特徴とする請求項17記
    載のレンズサブアセンブリ。
  21. 【請求項21】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39
    B) は、互いに対面する溝表面(114A,114B) を有してお
    り、この溝表面に沿ってイオンビームが通過することを
    特徴とする請求項17記載のレンズサブアセンブリ。
  22. 【請求項22】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39
    B) の第1端部の間に配置された第1端部プレート(56)
    と、前記分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39B) の第
    2端部の間に配置された第2端部プレート(58)とを更に
    含み、 前記第1,第2端部プレート(56,58) と前記溝表面(114
    A,114B) は、イオンビームが通過する通路を形成するこ
    とを特徴とする請求項21記載のレンズサブアセンブ
    リ。
  23. 【請求項23】分析電極(39)は、アース電位に維持され
    ていることを特徴とする請求項21記載のレンズサブア
    センブリ。
  24. 【請求項24】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39
    B) は、第1の湾曲表面(110A,110B) にほぼ平行に伸び
    る第2の湾曲表面(120A,120B) を備えていることを特徴
    とする請求項21記載のレンズサブアセンブリ。
  25. 【請求項25】抑制電極(38)と分析電極(39)を含む調整
    可能な静電レンズを用いて、直交する平面にイオンビー
    ムを集束させる方法であって、(a) 抑制電極(38)の第
    1,第2部分(38A,38A) の間に、第1距離(d38) を有す
    る第1ギャップを設け、(b) 分析電極(39)の第1,第2
    部分(39A,39B) の間に、第2距離(d39) を有する第2ギ
    ャップを設け、(c) 前記第1,第2ギャップを通過する
    ようにイオンビームを指向させ、(d) 前記抑制電極(38)
    に印加される電圧の大きさを変化させて、第1平面にイ
    オンビームを集束させ、(e) 前記第1,第2距離(d38,d
    39) を同時に変えて、前記第1平面に対してほぼ垂直に
    配置されている第2平面にイオンビームを集束させるこ
    とを特徴とするイオンビームの集束方法。
  26. 【請求項26】第1距離(d38) は、第2距離(d39) より
    も大きいことを特徴とする請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】抑制電極(38)の第1,第2部分(38A,38
    B) 上に湾曲表面(108A,108B) を有し、また、分析電極
    (39)の第1,第2部分(39A,39B) 上に湾曲表面(110A,11
    0B) を有し、前記湾曲表面(108,110) は互いに対面して
    いることを特徴とする請求項25記載の方法。
  28. 【請求項28】イオンビームは、前記ギャップを通過す
    るとき減速することを特徴とする請求項25記載の方
    法。
  29. 【請求項29】抑制電極(38)の第1,第2部分(38A,38
    B) 上に互いに対面する溝表面(112A,112B) と、分析電
    極(39)の第1,第2部分(39A,39B) 上に互いに対面する
    溝表面(112A,112B) とを設けるステップをさらに有して
    いることを特徴とする請求項25記載の方法。
  30. 【請求項30】分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39
    B) の第1端部の間に配置された第1端部プレート(56)
    と、前記分析電極(39)の第1,第2部分(39A,39B) の第
    2端部の間に配置された第2端部プレート(58)とを更に
    設けるステップを含み、 前記第1,第2端部プレート(56,58) と前記溝表面(114
    A,114B) によって形成される通路を通ってイオンビーム
    が指向されることを特徴とする請求項29記載の方法。
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