JP4687646B2 - 電子機器及び基板取付構造 - Google Patents
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しかしながら、プリント基板に挿通孔を形成する構成の場合、基板上における回路パターンの設計の自由度が低下してしまうといった問題がある。また、金属製のビスがプリント基板の表面に接触状態となってしまうといった問題もある。
プリント基板をボトムシャーシにビスを用いて取り付ける基板取付構造を備える電子機器であって、
前記ボトムシャーシには、前記プリント基板の裏面側の所定位置に接触して支持する支持部と、前記支持部に対向配置され、前記プリント基板の表面側の所定位置に接触し、且つ、当該プリント基板と重ならない位置に前記ビスが挿通される挿通孔が形成された弾性変形する表面側接触部と、前記挿通孔と対向する位置に形成され、前記ビスが螺合される螺合部と、前記螺合部に螺合される前記ビスの軸方向に対する移動を規制する規制部が設けられ、
前記ビスが前記挿通孔に挿通され前記螺合部に螺合されることにより、前記支持部と前記表面側接触部により前記プリント基板が挟持されてなることを特徴としている。
基板をシャーシにビスを用いて取り付ける基板取付構造であって、
前記シャーシには、前記基板の裏面側の所定位置に接触する裏面側接触部と、前記基板の表面側の所定位置に接触し、且つ、当該基板と重ならない位置に前記ビスが挿通される挿通孔が形成された弾性変形する表面側接触部と、前記挿通孔と対向する位置に形成され、前記ビスが螺合される螺合部とが設けられ、
前記ビスが前記挿通孔に挿通され前記螺合部に螺合されることにより、前記裏面側接触部と前記表面側接触部により前記基板が係止されてなることを特徴としている。
前記シャーシには、螺合される前記ビスの軸方向に対する移動を規制する規制部が設けられていることを特徴としている。
前記表面側接触部と前記裏面側接触部は対向配置されていることを特徴としている。
さらに、規制部によって螺合されるビスの軸方向に対する移動を規制することができ、ビスの螺子込み過ぎを防止して、ビス、プリント基板、ボトムシャーシ等の破損や損傷等を適正に防止することができる。
ここで、図1は、本発明を適用した好適な一実施形態として例示する電子機器100の一部を示す平面図であり、図2は、図1のII−IIにおける電子機器100の要部拡大断面図である。なお、図1にあっては、上側リブ12の下側に配置されるストッパ14を破線で表している。
なお、以下の説明では、プリント基板Pの一辺に沿う方向をX軸方向とし、X軸方向に直交する方向をY軸方向とし、X軸方向及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向とする。
これにより、挿通孔124にビス2を挿通させると、天面部122の上面にビス頭部22が引っ掛かった状態となり、ビス2がさらに螺子込まれることにより当該上側リブ12がボトムシャーシ1の底面に近づく方向に弾性変形することとなる(図2(b)参照)。
そして、ビス2が螺合部13に螺子込まれる際に、当該ビス2のビス頭部22により下側に押し込まれる上側リブ12の天面部122の下面が、ストッパ14の上面部に当接した状態となることで、ビス2の軸方向に対する移動が規制されることとなる(図2(b)参照)。
なお、ストッパ14の高さは、例えば、ビス2の軸方向に対する移動の規制量に応じて適宜変更されるようになっている。
先ず、プリント基板PのX軸方向の一端部の所定位置を支持部11と上側リブ12の基板接触部123の間に配置する。この状態で、プリント基板PのX軸方向の他端部側をビス止めする。
そして、ビス2を挿通孔124に挿通して螺合部13に螺子込んでいくことにより、支持部11と基板接触部123によりプリント基板Pが挟持された状態とする。
このとき、ビス2の軸方向に対する移動は、上側リブ12の天面部122の下面がストッパ14の上面部に当接した状態となることにより規制される。
例えば、ボトムシャーシ1にストッパ14を設けるようにしたが、これに限られるものではなく、ストッパ14を設けるか否かは適宜変更することができる。
以下に、電子機器100の変形例について図3及び図4を参照して説明する。
ここで、図3は、変形例1の電子機器200を示す平面図であり、図4は、図3のIV−IVにおける電子機器200の要部拡大断面図である。なお、図3にあっては、プリント基板Pの下側に配置される支持部211の載置部2111を破線で表している。
そして、ビス2を挿通孔に挿通して螺合部13に螺子込んでいくことにより、プリント基板Pの隅部を支持する支持部211とプリント基板PのX軸方向の両端部側を下向きに押圧する基板接触部123によりプリント基板Pが係止された状態となる。
また、プリント基板Pにビス2の挿通孔を全く設ける必要がなくなることから、回路パターンの設計の自由度をより高くすることができる。
さらに、プリント基板Pが取り付けられるシャーシとしてボトムシャーシ1を例示したが、これに限られるものではなく、プリント基板Pを取付け可能なシャーシであれば良い。
また、電子機器100(200)は、例えば、テレビ受像機やビデオレコーダ等の上記の基板取付構造を適用可能なものであれば如何なるものであっても良い。
1 ボトムシャーシ
11 支持部(裏面側接触部)
12 上側リブ(表面側接触部)
124 挿通孔
13 螺合部
14 ストッパ(規制部)
2 ビス
P プリント基板
Claims (4)
- プリント基板をボトムシャーシにビスを用いて取り付ける基板取付構造を備える電子機器であって、
前記ボトムシャーシには、前記プリント基板の裏面側の所定位置に接触して支持する支持部と、前記支持部に対向配置され、前記プリント基板の表面側の所定位置に接触し、且つ、当該プリント基板と重ならない位置に前記ビスが挿通される挿通孔が形成された弾性変形する表面側接触部と、前記挿通孔と対向する位置に形成され、前記ビスが螺合される螺合部と、前記螺合部に螺合される前記ビスの軸方向に対する移動を規制する規制部が設けられ、
前記ビスが前記挿通孔に挿通され前記螺合部に螺合されることにより、前記裏面側接触部と前記表面側接触部により前記プリント基板が挟持されてなることを特徴とする電子機器。 - 基板をシャーシにビスを用いて取り付ける基板取付構造であって、
前記シャーシには、前記基板の裏面側の所定位置に接触する裏面側接触部と、前記基板の表面側の所定位置に接触し、且つ、当該基板と重ならない位置に前記ビスが挿通される挿通孔が形成された弾性変形する表面側接触部と、前記挿通孔と対向する位置に形成され、前記ビスが螺合される螺合部とが設けられ、
前記ビスが前記挿通孔に挿通され前記螺合部に螺合されることにより、前記裏面側接触部と前記表面側接触部により前記基板が係止されてなることを特徴とする基板取付構造。 - 前記シャーシには、螺合される前記ビスの軸方向に対する移動を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の基板取付構造。
- 前記表面側接触部と前記裏面側接触部は対向配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の基板取付構造。
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JPH0550789U (ja) * | 1991-12-05 | 1993-07-02 | 日本航空電子工業株式会社 | 板材の取付構造 |
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