JP4687149B2 - 自動車用サッシュ構造 - Google Patents

自動車用サッシュ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4687149B2
JP4687149B2 JP2005064003A JP2005064003A JP4687149B2 JP 4687149 B2 JP4687149 B2 JP 4687149B2 JP 2005064003 A JP2005064003 A JP 2005064003A JP 2005064003 A JP2005064003 A JP 2005064003A JP 4687149 B2 JP4687149 B2 JP 4687149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sash
vertical
wall portion
roof
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005064003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006248274A (ja
Inventor
正信 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2005064003A priority Critical patent/JP4687149B2/ja
Publication of JP2006248274A publication Critical patent/JP2006248274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687149B2 publication Critical patent/JP4687149B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自動車用サッシュ構造に関する。
従来、自動車のドア等に用いられる自動車用サッシュ構造は、一般に、ルーフサッシュとこのルーフサッシュに突き合せ接合される縦サッシュとを有している(例えば、特許文献1参照)。これらのサッシュは、該サッシュに嵌着されたガラスランを介してウィンドウガラスを支持する。
ルーフサッシュと縦サッシュとの突き合せ接合部は、一般的にエプトシールなどの固体系のシール部材によってシールがなされ、防水や防風が図られている。なお、固体系のシール部材とは、装着前後において固体であるシール部材である。
実公昭61−16167号公報
しかしながら、このようなエプトシールなどの固体系のシール部材は、高価であり、自動車用サッシュ構造のコストが高くなってしまうという問題がある。これを解決するには、エプトシールよりも安価な凝固系のシール剤を用いればよいが、この場合には、ルーフサッシュと縦サッシュとの突き当て部位に生じる隙間から、シール剤が縦サッシュの内部に垂れ落ちることがある。このように縦サッシュの内部にシール剤が垂れ落ちると、縦サッシュの内部へのガラスランの挿入が不可になってしまうことがあり、このままでは、エプトシールなどのシール部材の代用とすることができない。このため、縦サッシュの内部にシール剤が垂れ落ちないようにする工夫が必要となる。なお、凝固系のシール剤とは、使用前は液状であって、塗布後に凝固するものである。
本発明の目的は、凝固系のシール剤を用いることによって、エプトシールなどの固体系のシール部材の使用量を削減することができる自動車用サッシュ構造を提供することである。
本発明は、基壁部と該基壁部の車幅方向の両側に立設された一対の側壁部とを有して断面コ字状に開口され、上下方向に延設された縦サッシュと、車両前後方向に延設され下方に開口した溝部を有したルーフサッシュと、を備えた自動車用サッシュ構造において、前記ルーフサッシュの下部形状に沿って前記溝部に向かうように前記側壁部の上端部を前記基壁部と一体で前記縦サッシュの幅方向中心へ凹ませて段部を形成して、該縦サッシュの上端部を前記溝部に差し込み、前記段部を前記ルーフサッシュに突き合せ、前記段部は、前記基壁部と前記側壁部とが一体となって前記一対の側壁部相互間に向けて屈曲する横壁面と、この横壁面から上方に向けて屈曲して立ち上がる縦壁面と、を備えて前記縦サッシュの幅方向中心へ凹まされていることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、縦サッシュに形成した横壁面及び縦壁面を備える段部をルーフサッシュに突き合せたことにより、この突き合せ部分に、縦サッシュの背面側(断面コ字状の開口側とは逆側)からシール剤を塗布すると、縦サッシュの背面側から開口側に進出する余分なシール剤の縦サッシュ内部への垂れ落ちが段部によって阻止されるので、該突き合せ部分をシール剤によってシールすることができる。よって、該突き合せ部分にはシール部材を用いる必要がなく、その分、シール部材の使用量を削減することができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、自動車のフロントサイドドアサッシュに用いられる自動車用サッシュ構造への適用例である。
図1は、本実施形態の自動車用サッシュ構造を有するフロントサイドドアサッシュ1を示す側面図、図2は、ルーフサッシュ2とロアサッシュ3との接合部を示す縦断正面図、図3は、ロアサッシュ3の差込部26を示す平面図、図4は、ロアサッシュ3を示す斜視図である。
図1に示すように、フロントサイドドアサッシュ1は、車両前後方向に延設されたルーフサッシュ2と、このルーフサッシュ2の前端部に下側から接合された縦サッシュであるロアサッシュ3と、ピラー4に設けられルーフサッシュ2の後端部に下側から接合されたピラーサッシュ5とを備えている。
図2に示すように、ルーフサッシュ2は、溝部11と、この溝部11の背面側に形成されたリテーナ部12と、溝部11の車外側に形成されたフランジ部13と、溝部11の車室R側に形成されたフレーム部14とを有している。これらの溝部11、リテーナ部12、フランジ部13、フレーム部14は、一体に形成されて車両前後方向に延設されている。このようなルーフサッシュ2は、一枚の長尺状部材をロール成形して製造される。
溝部11は、断面コ字状に下方に開口しており、この溝部11には、図示しないガラスランが嵌着される。ルーフサッシュ2は、溝部11に嵌着されたガラスランを介してウィンドウガラス15(図3参照)を支持する。リテーナ部12には、図示しないウェザストリップが取り付けられる。フランジ部13は、ドア外板面の一部を形成している。フレーム部14は、車体側に設けられるウェザストリップ等と接触する。フレーム部14と、フランジ部13とは、溝部11の一対の側壁部11a,11bを形成している。また、フレーム部14には、溝部11の下方に膨出し、溝部11の開口幅を狭めている膨出部14aが形成されている。
図2ないし図4に示すように、ロアサッシュ3は、基壁部21と該基壁部21の車幅方向の両側に立設された一対の側壁部22,23とを有して、断面コ字状に車両後方に向けて開口され、上下方向に延設されている。この構造のロアサッシュ3には、断面コ字状の内側に、ガラスラン25が嵌着される溝部24が形成されている。ロアサッシュ3は、溝部24に嵌着されたガラスラン25(図3)を介してウィンドウガラス15を支持する。ロアサッシュ3の上端部には、ルーフサッシュ2の溝部11に差し込まれた差込部26が形成されている。
ロアサッシュ3の差込部26及びその周囲を説明する。まず、ロアサッシュ3における差込部26よりも下側の一般断面部3aにおける一対の側壁部22,23の間隔は、ルーフサッシュ2の溝部11の開口幅よりも広く設定されている。車室R側の側壁部22は、ロアサッシュ3のフレーム部14の下方で上下方に延設されており、車外側の側壁部23は、ロアサッシュ3のフランジ部13の下方で上下方向に延設されている。そして、差込部26における基壁部21は、一般断面部3aよりも幅狭に形成されている。
ロアサッシュ3の車室R側の側壁部22の上端部には、ロアサッシュ3の幅方向中心へ凹まされた段部22aが形成されている。この段部22aは、ルーフサッシュ2の下部形状、具体的にはフレーム部14の膨出部14a、に沿ってルーフサッシュ2の溝部11に向かうように車室R側の側壁部22の上端部が基壁部21と一体でロアサッシュ3の幅方向中心へ凹まされて形成されている。段部22aの加工は、例えば、ジョグル加工によってなされている。そして、ロアサッシュ3の上端部の差込部26が溝部11に差し込まれて、段部22aがルーフサッシュ2のフレーム部14の膨出部14aに突き合わされている。
上記した段部22aは、基壁部21と側壁部22とが一体となって一対の側壁部22,23相互間に向けて屈曲する横壁面と、この横壁面から上方に向けて屈曲して立ち上がる縦壁面と、を備えてロアサッシュ3の幅方向中心へ凹まされている。
ここで、ロアサッシュ3の溝部24に嵌着されるガラスラン25は、断面コ字状に形成されて上下方向に延設されており、その断面コ字状の両先端部には、リップ部25aが形成されている。車室R側のリップ部25aの上端部には、車室R側へ張り出した張出部25bが形成されている。そして、この張出部25bのロアサッシュ3外側への張り出しを許容する切欠き部22bが、車室R側の側壁部22の基壁部21側とは反対側の上端角部22cに形成されている。ここで、ガラスラン25の張出部25bを切欠き部22bによってロアサッシュ3の外側へ張り出させている理由は、ロアサッシュ3の差込部26の幅が、ロアサッシュ3の一般断面部3aの幅よりも狭いため、その分だけ、ロアサッシュ3の内部でのガラスラン25の収納空間が狭くなっているためである。
また、ロアサッシュ3の車外側の部分と、ルーフサッシュ2との間は、エプトシール27によってシールされている。
このような構成によれば、ロアサッシュ3に形成した段部22aをルーフサッシュ2に突き合せたことにより、この突き合せ部分に、ロアサッシュ3の背面21a側(断面コ字状の開口側とは逆側)からシール剤28(図2)を塗布すると、ロアサッシュ3の背面21a側から開口側に進出する余分なシール剤28のロアサッシュ3内部への垂れ落ちが、段部22aによって阻止される。よって、該突き合せ部分をシール剤28によってシールすることができる。従って、該突き合せ部分には、エプトシールなどの固体系のシール部材を用いる必要がなく、その分、固体系のシール部材の使用量を削減することができる。
また、本実施形態においては、ガラスラン25のリップ部25aのロアサッシュ3外側への張り出しを許容する切欠き部22bを、段部22aが形成された側壁部22の基壁部21側とは反対側の上端角部22cに形成している。この構成によれば、切欠き部22bによって、段部22aに位置するリップ部25aの上端部を外側に張り出させることができるので、該部分でのガラスラン25のリップ部25aのウィンドウガラス15側の形状を、ロアサッシュ3の一般断面部3aに位置しているガラスラン25のリップ部25aのウィンドウガラス15側の形状と同じにすることができる。これにより、段部22aに位置するリップ部25aでのウィンドウガラス15に対するシール性が確保される。また、この切欠き部22bにガラスラン25を引っ掛けることにより、ガラスラン25を位置決めすることができる。
なお、本発明は、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、ロアサッシュ3の車外側の側壁部23に段部を形成して、その段部をルーフサッシュ2に突き合せてもよい。この場合には、この突き合わせ部分のシールをシール剤によって行うことができる。
本発明の一実施形態の自動車用サッシュ構造を有するフロントサイドドアサッシュを示す側面図である。 ルーフサッシュとロアサッシュとの接合部を示す縦断正面図である。 ロアサッシュの差込部を示す平面図である。 ロアサッシュを示す斜視図である。
符号の説明
2 ルーフサッシュ
3 ロアサッシュ(縦サッシュ)
11 溝部
21 基壁部
22 側壁部
22a 段部
22b 切欠き部
22c 上端角部
23 側壁部
25 ガラスラン
25a リップ部
R 車室

Claims (3)

  1. 基壁部と該基壁部の車幅方向の両側に立設された一対の側壁部とを有して断面コ字状に開口され、上下方向に延設された縦サッシュと、
    車両前後方向に延設され下方に開口した溝部を有し、下側に前記縦サッシュが接合されるルーフサッシュと、
    を備え
    前記ルーフサッシュの下部形状に沿って前記溝部に向かうように前記側壁部の上端部を前記基壁部と一体で前記縦サッシュの幅方向中心へ凹ませて段部を形成して、該縦サッシュの上端部を前記溝部に差し込み、前記段部を前記ルーフサッシュに突き合せた自動車用サッシュ構造であって、
    前記段部は、前記基壁部と前記側壁部とが一体となって前記一対の側壁部相互間に向けて屈曲する横壁面と、この横壁面から上方に向けて屈曲して立ち上がる縦壁面と、を備えて前記縦サッシュの幅方向中心へ凹まされていることを特徴とする自動車用サッシュ構造。
  2. 前記段部が形成された前記側壁部は、車室側の側壁部であることを特徴とする請求項1記載の自動車用サッシュ構造。
  3. 前記縦サッシュに嵌着されるガラスランを備え、
    前記ガラスランに形成されたリップ部の前記縦サッシュ外側への張り出しを許容する切欠き部を、前記段部が形成された前記側壁部の前記基壁部側とは反対側の上端角部に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用サッシュ構造。

JP2005064003A 2005-03-08 2005-03-08 自動車用サッシュ構造 Expired - Fee Related JP4687149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005064003A JP4687149B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 自動車用サッシュ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005064003A JP4687149B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 自動車用サッシュ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006248274A JP2006248274A (ja) 2006-09-21
JP4687149B2 true JP4687149B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=37089226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005064003A Expired - Fee Related JP4687149B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 自動車用サッシュ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687149B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484020U (ja) * 1990-11-30 1992-07-22
JP2002172933A (ja) * 2000-09-28 2002-06-18 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車ドアのパーティションサッシ構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484020U (ja) * 1990-11-30 1992-07-22
JP2002172933A (ja) * 2000-09-28 2002-06-18 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車ドアのパーティションサッシ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006248274A (ja) 2006-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1785302B1 (en) Door structure of a motor vehicle
JP6909036B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP4201190B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP2016203893A (ja) ガラスランの固定構造
JP6892798B2 (ja) ドアウェザーストリップの組付構造
JP6536154B2 (ja) ガラスランの固定構造
JP4687149B2 (ja) 自動車用サッシュ構造
JP6083750B2 (ja) 自動車のミラー取付構造
JP5948137B2 (ja) 車両用ドアフレーム
JP6054781B2 (ja) グラスランの取付構造
JP4250134B2 (ja) 車両のドア構造
JP4743761B2 (ja) 自動車の窓シール構造
JP2010162986A (ja) 車体開口部構造
JP2010030445A (ja) オープニングトリムウエザストリップ
JP6081717B2 (ja) 車両用ドアフレーム
JP2010023650A (ja) 車両用ドア構造
JPS5881820A (ja) フルプレスドアにおけるドアガラスのガイド部材保持構造
JP2011020612A (ja) グラスラン
JP5004014B2 (ja) 車両用ドアのシール構造
CN217022143U (zh) 车窗玻璃导轨结构、车门和汽车
JP2018114793A (ja) 自動車用ドアウエザーストリップ
JP4778783B2 (ja) 自動車用ドアサッシュのシール構造
JP2007038716A (ja) パーテーションサッシ上端部のシール構造
JP2009078683A (ja) ドアガラスランの構造
JP2007118637A (ja) ガラスランの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees