JP4687055B2 - 単結晶の製造方法およびその装置 - Google Patents

単結晶の製造方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4687055B2
JP4687055B2 JP2004285325A JP2004285325A JP4687055B2 JP 4687055 B2 JP4687055 B2 JP 4687055B2 JP 2004285325 A JP2004285325 A JP 2004285325A JP 2004285325 A JP2004285325 A JP 2004285325A JP 4687055 B2 JP4687055 B2 JP 4687055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractory
gas
outside
crystal
single crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004285325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006096619A (ja
Inventor
章弘 軍司
直明 志村
和央 蔵重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Showa Denko Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Showa Denko Materials Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2004285325A priority Critical patent/JP4687055B2/ja
Publication of JP2006096619A publication Critical patent/JP2006096619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687055B2 publication Critical patent/JP4687055B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

この発明は単結晶、特に酸化物単結晶の製造に係り、結晶に割れを発生させることなく、また電力を節約する単結晶の製造方法およびその装置に関するものである。
従来から良く知られている単結晶の製造装置101としては、図5に示されているように、炉体103を備えており、この炉体103内にはジルコニアなどの耐火物105が設けられている。この耐火物105は台座耐火物107と、この台座耐火物107上に立設された例えば中空円筒形状の固定耐火物109とで構成されている。しかも、この固定耐火物109の上部は開口部111を有して開口されている。
前記耐火物105内の台座耐火物107上には上部を開口した例えば中空円筒形状の導電性のルツボ113が設けられていると共に前記耐火物105の外側には加熱手段としての高周波コイル115が巻かれている。そして、この高周波コイル115には高周波電源117が接続されている。
前記ルツボ113内には原料119が収納されている。この原料119の表面に上下方向に延伸された回転可能でかつ引き上げ可能なホルダ121の下端に取り付けられた種結晶123を接触するように設けられている。
上記構成により、高周波電源117をオンにすると、高周波コイル115を介してルツボ113が例えば2000℃程度の高温に加熱されて前記原料119を融解させて融液とし、この融液に前記種結晶123の下端を接触させ、前記ホルダ121を矢印で示したごとく一方向に回転させると共に上方へ引き上げることで種結晶123に結晶125を育成し、成長された結晶125を融液から切り離した後、高周波電源117をオフにし、例えば室温まで冷却することで単結晶125が製造される。いわゆるチョクラルスキー法で単結晶125が製造される。
上記の単結晶の製造装置101においては、耐火物105における固定耐火物109の上部に形成された開口部111では矢印Aで示したごとくガスの上昇気流と同量の矢印Bで示したごとく低温ガスの下降気流があり、非定常流れが形成され、低温ガスの一部は単結晶125まで到達している。さらに、単結晶125の周囲では小さな渦127が発生し、単結晶125の肩部125Kの温度は不安定となる。
その結果、単結晶125の製造過程、特に冷却過程で単結晶125の肩部125Kの温度が不安定になることから、単結晶125の肩部125Kに割れが生じる場合が多い。すなわち、耐火物105における固定耐火物109の上方の低温ガスの流れにより単結晶125の肩部125Kの表面温度が低下し、単結晶125の径方向の温度勾配が大きくなるためである。
この割れを防止するために、一般の単結晶の製造装置では、耐火物105の構造が単結晶125の育成中、および冷却中ともに同一構造であり、かつ、個別の耐火物すなわち、台座耐火物105と固定耐火物109とはそれぞれ密着状態で、隙間がないように組み立てられる。あるいは、石英管等で耐火物105の外側のガス流れを遮断している。しかしながら、単結晶125の割れを完全に防止することができない。この単結晶125の割れを防止する防止手段として、特許文献1のごとく耐火物105における固定耐火物109の開口部111に蓋をする提案がなされている。
特開平6−157187号公報
ところで、上述した従来の単結晶の製造装置101において、単結晶125に割れが発生する主な原因は、上述したように単結晶125の特に肩部125Kに大きな温度差が生じその熱応力により割れが発生する。また、同じ耐火物105の構造であっても、割れが発生する場合もあれば、割れが発生しない場合もある。上記の特許文献1のように、冷却開始時に蓋を閉じる方法では、そのタイミングにより単結晶125やルツボ113が融解したり、あるいは、効果がなかったりする。
この発明は、結晶成長に影響を与えず、割れの発生しない単結晶を得る単結晶の製造方法とその装置を提供する。
上記の発明が解決しようとする課題を達成するためにこの発明の単結晶の製造方法は、炉体内に上部に開口部を有した耐火物を設置し、この耐火物内に設けられたルツボ内の原料を加熱して融解して融液とし、この融液に種結晶の下端を接触させ、この種結晶を引き上げながら結晶を成長させるべく育成し、ついで、成長された結晶を融液から切り離した後冷却する単結晶の製造方法において、前記成長中および/又は冷却中に、前記結晶の周囲への前記耐火物の上部に形成された開口部からの低温ガスの流入を抑制すべく、前記炉体内の外側あるいは耐火物の外側から耐火物の内側にガスを流入させて、この流入したガスが前記耐火物の内側から外側への、すなわち下方から上方への一方向に流れることにより、前記結晶の周囲に安定したガス流を生成させて結晶の製造を行うことを特徴とするものである。
この発明の単結晶の製造装置は、炉体内に設けられ上部に開口部を有した耐火物と、この耐火物内に設けられ内部に原料が入るルツボと、前記耐火物の外側に設けられ前記原料を加熱して融解し融液せしめる加熱手段と、前記原料が融解した融液に種結晶の下端を接触させこの種結晶を引き上げる引き上げ手段とで構成された単結晶の製造装置において、前記種結晶により育成された結晶の周囲への前記耐火物の上部に形成された開口部からの低温ガスの流入を抑制すべく、前記炉体の外側あるいは耐火物の外側から内側にガスを流入させて、この流入したガスを耐火物内において内側から外側への、すなわち下方から上方への一方向に流すためのガス流れ発生手段を備えてなることを特徴とするものである。
この発明の単結晶の製造装置は、前記単結晶の製造装置において、前記ガス流れ発生手段が、前記耐火物の側面に、好ましくは耐火物の下部側面に、耐火物の外側から内側へガスを取り入れるためのガス取り入れ口で構成されていることが好ましい。
この発明の単結晶の製造装置は、前記単結晶の製造装置において、前記ガス取り入れ口の開閉を行うための開閉装置とこの開閉装置の開閉を制御するための制御装置とが備えられていることが好ましい。
この発明の単結晶の製造装置は、前記単結晶の製造装置において、任意の時刻にガスの流れを切り替えるための切り替え手段を前記制御装置に備えていることことが好ましい。
この発明の単結晶の製造装置は、前記単結晶の製造装置において、単結晶の冷却時にガスの流れを切り替えるための切り替え手段を前記制御装置に備えていることが好ましい。
この発明の単結晶の製造装置は、前記単結晶の製造装置において、前記ガス取り入れ口の位置、数及び面積の少なくともいずれかを調整し、耐火物の外側から内側へのガス流量を調節するためのガス流量調節手段を前記制御装置に備えていてもよい。
この発明の単結晶の製造装置は、前記単結晶の製造装置において、前記ガス流れ発生手段が、前記炉体の外側から耐火物の内側へガスを取り入れるためのガス取り入れ口を備えた配管であると共に、この配管の先端が前記炉体の外側に突出されていてもよい。
この発明によれば、単結晶の製造において、耐火物の外側から内側へのガス流路を設けて結晶の周囲に下方から上方への一方向のガス流れを作ることにより、耐火物の上部開口部からの低温ガスの流入を抑制して結晶の周囲に安定した高温ガス流れを生成させることで、結晶の温度を安定化し、割れの発生を防止し、生産性を向上せしめることができる。
以下この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1を参照するに、この発明の単結晶の製造装置1としては、例えば中空円筒形状のステンレス鋼SUS304(Cr(18)/Ni(9)/Fe(73))からなる炉体3を備えており、炉体3は外壁の少なくとも一部が二重構造(ジャケット構造)となっており、壁面のジャケット部に冷却水等の溶媒を流すことができる。この炉体3内には例えばジルコニアなどの耐火物5が設けられている。この耐火物5は台座耐火物7と、この台座耐火物7上に立設された例えば中空円筒形状の固定耐火物9とで構成されている。しかも、この固定耐火物9の上部は固液界面付近温度勾配が大きく成るように、上方へ放熱すべく、開口部11を有して開口されている。しかも、前記耐火物5は結晶の温度勾配が小さくなるよう放熱を小さくするような耐火物構造になっている。
前記固定耐火物9内の台座耐火物7上には上部を開口した例えば中空円筒形状の導電性のルツボ13が設けられていると共に、前記炉体3内における耐火物5の外側には加熱手段としての例えば高周波コイル15が巻かれている。そして、この高周波コイル15には高周波電源17が接続されている。
前記ルツボ13内には、例えばセリウム賦活珪酸ガドリニウムなどの原料19が収納されている。また、上下方向に延伸され、矢印で示したごとく一方向へ例えば回転速度10〜50rpm、好ましくは15〜40rpm、より好ましくは15〜25rpmにより回転可能で、かつ例えば下方から上方へ上昇速度1〜5mm/h、好ましくは1〜3mm/h、より好ましくは1〜2mm/hにより引き上げ可能なホルダ21が設置され、このホルダ21の下端に、種結晶23が原料19の表面に接触するように取り付けられている。
前記耐火物5における固定耐火物9の下部には、前記耐火物5の外側から内側に例えば窒素ガスなどからなるガスを流入させて、ガスを耐火物5内において内側から外側へ、すなわち下方から上方への一方向へ流すためのガス流れ発生手段25としての例えば複数のガス取り入れ口(流入路)27が設けられている。
ここで、耐火物5の外側から内側に流入させるガスの温度としては、特に制限はないが、急激な温度変化を避ける目的で、25℃程度の常温以上が好ましく、より好ましくは300〜700℃、さらに好ましくは500〜700℃の高温である。図1に示すように、炉体3内の雰囲気ガスを耐火物5の内側に流入させる場合、簡便であるという利点を有するが、流入させるガスの温度は耐火物温度に依存するため、制御が難しい。たとえば、炉体3のジャケット部に流す水等の溶媒温度を制御するなどの方法により、ある程度の流入させるガスの温度制御が可能である。図4に示すように、炉体3の外側から配管35を通り耐火物5の内側にガスを流入させる場合、流入させるガスの温度を上記に示した好ましい温度範囲に設定することが容易である。
耐火物5内に流入したガスは、耐火物5内に元々存在するガスに比べると低温ガスであり、ルツボ付近を通るとき加熱される。
上記構成により、高周波電源17をオンにすると高周波コイル15を介してルツボ13が例えば1950〜2300℃、好ましくは1950〜2200℃、より好ましくは1950〜2100℃の高温に加熱されてルツボ13の発熱によりルツボ13内の前記原料19を融解して融液にし、この融液に前記種結晶23の下端を接触させ、前記ホルダ21を矢印で示したごとく一方向に回転させると共に上方へ引き上げることで、上記加熱された安定ガスが自然対流により上方へガスの流れを生成させて種結晶23に結晶29を育成し、成長された結晶29を融液から切り離した後、高周波電源17をオフにして例えば室温まで冷却することで結晶29が製造される。いわゆるチョクラルスキー法で結晶29が製造される。
この結晶29の成長中(育成中)および/又は冷却中に固定耐火物9の下部側面にガス流れ発生手段25としての例えば複数のガス取り入れ口27が設けられているので、耐火物5の内側と外側の内外気圧差により、耐火物5の外側から内側にガスの流れが発生する。すると、固定耐火物9における上部の開口部11のガス流れは上昇気流が支配的となり、固定耐火物9の上方の低温ガスは結晶29まで到達しなくなる。すなわち、耐火物5の上部に設けられた開口部11からの低温ガスの流入を抑制する。さらに、結晶29の周囲の小さな渦の発生は解消し、安定したガスの流れとなる。
その結果、結晶29の肩部29Kの温度勾配が小さくなり温度は安定し、結晶29の割れの発生を防止することができる。
図2には図1における固定耐火物9の下部側面に設けたガス流れ発生手段25としての例えば複数のガス取り入れ口27の外側部分に、ガス取り入れ口27の開閉装置としての例えばシャッタ31を設けた拡大図が示されている。そして、このシャッタ31はすでに公知の駆動手段で開閉可能になっている。しかも、シャッタ31には、開閉装置としてのシャッタ31の開閉を制御するための制御装置33が接続され、この制御装置33には一定の時刻または冷却時にシャッタ31が開くための切り換え手段としての例えばメモリが備えられていてもよい。制御装置33からの指令によりシャッタ31を開いたり、あるいは閉じたりするように制御されるようになっている。
上記構成により、制御装置33からの指令により任意の時刻にシャッタ31が開いたり、あるいは閉じたりされる。好ましくは結晶29の冷却開始時に、制御装置33からの指令によりシャッタ31を閉じた状態から開いた状態にすることにより、ガス取り入れ口27により耐火物5の外側から内側にガスが流入し、耐火物5内において内側から外側へ、すなわち下方から上方への一方向のガス流れが発生して、冷却過程での結晶29の肩部29Kの温度勾配が小さくなり温度は安定し、結晶29の割れの発生を防止することができる。また、例えば結晶29の育成の始めから、あるいは途中から冷却までシャッタ31を開かせたり、あるいは閉じたりさせることができる。
図3には図1に代わる他の実施の形態が示されている。図3において、図1における部品と同一の部品には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図3において、図1と異なる点は、図1ではガス流れ発生手段25としての例えば複数のガス取り入れ口27を固定耐火物9の下部側面に設けたが、さらに固定耐火物9の上下方向の高さの中間部にガスが流入するように上下方向にガス流れ発生手段25としての例えば複数のガス取り入れ口27を設けるようにしてもよい。
このように、前記ガス取り入れ口27の位置、数、面積の少なくともいずれかを調整し、耐火物5の外側から内側へのガス流量を調整することも可能である。例えばガス取り入れ口27の位置を図1に示した位置あるいは図3に示した位置に複数設け、しかも、その数としては、3〜24個、好ましくは3〜18個、より好ましくは3〜9個とし、また、面積としては0.5〜50cm、好ましくは0.5〜5cm、より好ましくは0.5〜2cmとし、例えば図1に示したように開閉装置31、制御装置33を設けて開閉装置31により開閉を制御装置33で制御することで、耐火物5の外側から内側へのガス流量を調整することができる。また、ガス取り入れ口27の形状としては、ガス流路としての機能を果たせば特に制限はないが、例えば、円形、四角形等の断面を有する筒状のもの等が挙げられる。
図4には図1に代わる他の実施の形態が示されている。図4において、図1における部品と同一の部品には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図4において、図1と異なる点は、前記耐火物5における台座耐火物7に上下方向へ貫通したガス取り入れ口27を設け、このガス取り入れ口27に配管(チューブ)35を直接接続し、この配管(チューブ)35の先端(下端)を前記炉体3の外側に突出して設置する。
上記構成により、炉体3の外側から配管(チューブ)35を介して、ガス取り入れ口27よりガスを耐火物5の内部に噴出して、ガスは下方から上方へ流れる。その結果、炉体3の外部で酸素濃度を適切に調節されたガスを、配管35を経てガス取り入れ口27から耐火物5内に流入せしめることで、結晶29付近の酸素濃度が安定し、良質の単結晶を得ることができる。
この発明の単結晶の製造装置の正面断面図である。 図1における耐火部物下部側面に設けられた取り入れ口の外側に設けた開閉装置と制御装置を示した拡大図である。 この発明の他の単結晶の製造装置の正面断面図である。 この発明の別の単結晶の製造装置の正面断面図である。 従来の単結晶の製造装置の正面断面図である。
符号の説明
1 単結晶の製造装置
3 炉体
5 耐火物
7 台座耐火物
9 固定耐火物
11 開口部
13 ルツボ
15 高周波コイル(加熱手段)
17 高周波電源
19 原料
21 ホルダ
23 種結晶
25 ガス流れ発生手段
27 ガス取り入れ口(ガス流路)
29 結晶
29K 肩部
31 シャッタ(開閉装置)
33 制御装置
35 配管(チューブ)

Claims (4)

  1. 炉体内に上部に開口部を有した耐火物を設置し、この耐火物内に設けられたルツボ内の原料を加熱して融解して融液とし、この融液に種結晶の下端を接触させ、この種結晶を引き上げながら結晶を成長させるべく育成し、ついで、成長された結晶を融液から切り離した後冷却する単結晶の製造方法において、前記結晶の成長中および/又は冷却中に、前記結晶の周囲への前記耐火物の上部に形成された開口部からの低温ガスの流入を抑制すべく、前記炉体の外側あるいは耐火物の外側から耐火物の内側にガスを流入させて、この流入したガスが前記耐火物の内側から外側への一方向に流れることにより、前記結晶の周囲に安定したガス流れを生成させて結晶の製造を行い、
    前記一方向に流れるガスは、前記耐火物の側面に設けられたガス取り入れ口から流入され、
    前記ガス取り入れ口の開閉は、単結晶の冷却時にガスの流れを切り替えるために制御されることを特徴とする単結晶の製造方法。
  2. 炉体内に設けられ上部に開口部を有した耐火物と、この耐火物内に設けられ内部に原料が入るルツボと、前記耐火物の外側に設けられ前記原料を加熱して融解し融液せしめる加熱手段と、前記原料が融解した融液に種結晶の下端を接触させこの種結晶を引き上げる引き上げ手段とで構成された単結晶の製造装置において、前記種結晶により育成された結晶の周囲への前記耐火物の上部に形成された開口部からの低温ガスの流入を抑制すべく、前記炉体の外側あるいは耐火物の外側から耐火物の内側にガスを流入させて、この流入したガスを耐火物内において内側から外側への一方向に流すためのガス流れ発生手段を備えてなり、
    前記ガス流れ発生手段が、前記耐火物の側面に、耐火物の外側から内側へガスを取り入れるためのガス取り入れ口として構成され、
    前記ガス取り入れ口の開閉を行うための開閉装置と、この開閉装置の開閉を制御するための制御装置とが備えられ、
    単結晶の冷却時にガスの流れを切り替えるための切り替え手段を前記制御装置に備えていることを特徴とする単結晶の製造装置。
  3. 前記ガス取り入れ口の位置、数及び面積の少なくともいずれかを調整し、耐火物の外側から内側へのガス流量を調節するためのガス流量調節手段を前記制御装置に備えていることを特徴とする請求項に記載の単結晶の製造装置。
  4. 前記ガス流れ発生手段が、前記炉体の外側から耐火物の内側へガスを取り入れるためのガス取り入れ口を備えた配管であると共に、この配管の先端が前記炉体の外側に突出されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の単結晶の製造装置。
JP2004285325A 2004-09-29 2004-09-29 単結晶の製造方法およびその装置 Expired - Fee Related JP4687055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285325A JP4687055B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 単結晶の製造方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285325A JP4687055B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 単結晶の製造方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006096619A JP2006096619A (ja) 2006-04-13
JP4687055B2 true JP4687055B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=36236781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004285325A Expired - Fee Related JP4687055B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 単結晶の製造方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687055B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115182036B (zh) * 2022-07-13 2023-04-18 昆明理工大学 一种稳流装置和拉晶炉

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57170894A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Toshiba Corp Manufacture of single crystal of ferrodielectic substance
JPS605094A (ja) * 1983-06-13 1985-01-11 Shin Etsu Chem Co Ltd ガリウムガ−ネツト単結晶の製造方法
JPH04160087A (ja) * 1990-10-19 1992-06-03 Komatsu Electron Metals Co Ltd 半導体単結晶製造装置
JP2002234792A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Showa Denko Kk 単結晶製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57170894A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Toshiba Corp Manufacture of single crystal of ferrodielectic substance
JPS605094A (ja) * 1983-06-13 1985-01-11 Shin Etsu Chem Co Ltd ガリウムガ−ネツト単結晶の製造方法
JPH04160087A (ja) * 1990-10-19 1992-06-03 Komatsu Electron Metals Co Ltd 半導体単結晶製造装置
JP2002234792A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Showa Denko Kk 単結晶製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006096619A (ja) 2006-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5628426B2 (ja) SiC単結晶の製造装置及び製造方法
CN110904498A (zh) 用于拉晶炉的导流筒及拉晶炉
JP4810346B2 (ja) サファイア単結晶の製造方法
TW201005134A (en) Controlling a melt-solid interface shape of a growing silicon crystal using an unbalanced magnetic field and iso-rotation
WO2022253233A1 (zh) 温区控制系统和晶体生长设备
JP4687055B2 (ja) 単結晶の製造方法およびその装置
CN208701250U (zh) 一种用于晶体生长炉的水冷式籽晶杆
JP4716331B2 (ja) 単結晶の製造方法
JP2010006645A (ja) 単結晶育成装置用坩堝、単結晶育成方法、および単結晶育成装置
CN109666968B (zh) 硅单晶的制造方法
JPH0733587A (ja) 単結晶の製造方法と単結晶引上げ装置
TWI838758B (zh) 溫區控制系統和晶體生長設備
JPH11255575A (ja) 単結晶引上げ装置及びその冷却方法
JP2001010890A (ja) 単結晶引上装置
JP4874888B2 (ja) シリコン単結晶引上用石英ガラスルツボおよびその製造方法
CN101228299A (zh) 硅单晶提拉装置及其方法
JPH01100088A (ja) 単結晶の引上げ装置および方法
JP2001316195A (ja) 酸化物単結晶の製造装置および製造方法
KR20070066330A (ko) 가스 유입 라인 및 실리콘 단결정 성장장치
JP2002179494A (ja) 単結晶引上用石英ルツボ、単結晶引上装置及び単結晶引上方法
JP2024504533A (ja) 単結晶成長用の熱場調整装置及び方法
JPH03218994A (ja) 単結晶引上装置
KR0127920Y1 (ko) 단결정 성장장치의 수냉식 밀폐마개
JPH10279399A (ja) 単結晶製造方法
JP2006176359A (ja) 単結晶の製造装置及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees