JP4687047B2 - 無線通信制御装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信制御装置及び無線通信方法に関する。
無線周波数帯域の利用効率を向上させるなどの観点から、無線機器が使用する通信路の狭帯域化が進んでいる。例えば、米国のFCC(Federal Communications Commision)が規定するCFR(Code of Federal Regulation)47のpart90により、2005年から6.25kHzあたりでひとつの通信路を提供するよう義務付けられる無線機器がある。そして、この条件を満たすことができない無線機器については、2005年以降に型式認定を受けることができなくなり、米国国内で販売することもできなくなる。
この6.25kHzの帯域幅で動作する無線機器については、送信機での変調スペクトルが、図7に示すような「Mask E」と称される送信スペクトルマスクの範囲内にあることが要求されている。この「Mask E」で規定される送信スペクトルマスクによる制限事項は、例えば、搬送波(中心周波数)から±3kHz離れた周波数において、送信スペクトルが−30dB未満であること、送信出力が10W以上の無線機器の場合に搬送波から±4.6kHz離れた周波数において−65dB未満であること、搬送波から±3kHzと±4.6kHzの間の領域では、送信スペクトルが±3kHzにおける−30dBと±4.5kHzにおける−55dBを通過する直線よりも下になることである。
従来、12.5kHzの帯域幅や25kHzの帯域幅で動作する無線機器では、音声信号で搬送波を直接周波数変調(FM;Frequency Modulation)して送信するアナログFM方式が採用されている。しかしながら、図7に示すような「Mask E」で規定される送信スペクトルマスクに合致させるためには、FM変調度を相当に小さくする必要がある。このため、従来使用されているアナログFM方式によると、S/N比が大きく劣化することになり、実使用に耐えられる十分な性能を得ることができなくなる。そこで、音声信号と制御信号を全てデジタル信号に変換して搬送波を周波数偏移(FSK;Frequency Shift Keying)変調した4値FSK信号を送信することで、送信スペクトルマスクに合致させつつ、十分な性能を得ることが考えられている。
FCCの規則に従って運用される無線通信システムとしては、音声チャネルや制御チャネルといった複数のチャネルを配備したトランク方式により各種の無線機器に通信サービスを提供するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許第2724917号公報
トランク方式の無線通信システムでは、所定数の無線チャネルを移動無線局となる複数の無線機器により共用することで、各無線機器が個別の無線チャネルを専有する無線通信システムなどに比べて、周波数の利用効率を高めることができる。そして、4値FSK信号を送受信する無線通信システムでも、トランク方式を採用することは可能であり、上記のFCCによる規則とも合わせて、従来に比べて周波数の利用効率を向上させることが期待できる。
図8は、「Mask E」の送信スペクトルマスクに合致させた4値FSK信号におけるスペクトル分布の一例を示す図である。図8に示すように、所定の実験環境において4値FSK信号を「Mask E」の送信スペクトルマスクに合致させることは可能である。図8を参照すれば、6.25kHzだけ離調した隣接チャネルにおける電力レベルは、ノイズフロアのレベルとなっている。この点からすると、隣接チャネルへの漏洩電力は十分に抑制されているようにも思われる。
しかしながら、FSK変調は、振幅変調(AM;Amplitude Modulation)とは異なり非線形の特性を有していることから、振幅変調などに比べて送信スペクトルが広がりやすい性質を有している。また、実際の使用環境で受信機が備えるフィルタ(BPF;Band Pass Filter)の帯域幅が±2kHzである場合には、送信周波数(搬送波周波数)を中心としたΔ4.25kHzの範囲を超えてΔ8.25kHzの範囲までに存在するスペクトル成分が、隣接チャネルへの漏洩電力として影響を与え得ることになる。図8においても、送信周波数を中心としたΔ4.25kHzの範囲を超えて4値FSK信号における周波数成分の存在が認められる。このため、従来の12.5kHzの帯域幅で動作する無線機器における隣接チャネルへの干渉レベルと比べても、6.25kHzの帯域で動作する無線機器における隣接チャネルへの干渉レベルは、大きくなってしまうことになる。
また、トランク方式の無線通信システムにおいては、複数の無線チャネルがそれぞれ制御チャネルと通話チャネルのいずれかに設定されるところ、回線制御を行うために制御チャネル上で基地局から常に何らかの信号が送信されることがある。移動無線局となる無線機器の側では、基地局から制御チャネル上で常時送信される信号を受信することで、位置登録や呼出制御が行われる。ここで、通話チャネルについては、基地局に配備された回線制御装置によって移動無線局への割当てが行われたときにだけ起動されて送受信が行われるので、未使用となっているアイドル状態では信号が伝送されない。そのため、通話チャネルに隣接した無線周波数帯域では、その通話チャネル上で送受信される信号による影響を受ける程度は比較的に少ない。
これに対して、制御チャネル上では常に信号が伝送されていることから、同一の無線通信システム内で制御チャネルに隣接した周波数帯域を通話チャネルとして使用したり、あるいは他の無線通信システムにて制御チャネルに隣接した周波数帯域を使用するときには、制御チャネル上で信号が伝送される期間では常に干渉を受けるおそれがある。このように、制御チャネルに隣接した無線周波数帯域では、その制御チャネル上で送受信される信号による影響を受ける程度が大きくなるという問題がある。
この発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、通信路の狭帯域化に適合して隣接チャネルに与える影響を低減することができる無線通信制御装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の第1の観点に係る無線通信制御装置は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通信チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となる無線通信を制御する無線通信制御装置であって、
前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定手段により通知が不要と判定された場合には、無変調設定データを生成して前記制御情報のエリアに設定するとともに前記制御情報が無変調設定データであることを特定可能に示す無変調識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定する一方で、前記第2の判定手段により通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成手段と、
前記制御情報のエリアが無変調設定データである場合に、該制御情報のエリアに対応して、無変調の搬送波信号を送信する送信手段とを備える、
ことを特徴とする。
前記送信データ生成手段は、前記フレーム構造の制御チャネルにおいて、ランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すランダムアクセス制御情報のエリアを、制御情報のエリアに後続する位置に配置した送信データを生成し、
前記送信手段は、制御情報のエリアに対応して無変調の搬送波信号を送信したときに、ランダムアクセス制御情報のエリアに対応して被変調波信号の送信を再開してもよい。
この発明の第2の観点に係る無線通信制御装置は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通信チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となり、4値FSK変調による無線通信を制御する無線通信制御装置であって、
前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定手段により通知が不要と判定された場合には、4値のシンボルのうちで搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータを交互に生成して前記制御情報のエリアに設定するとともに前記制御情報が搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータであることを特定可能に示す識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定可能とする一方で、前記第2の判定手段により通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成手段と、
前記送信データ生成手段により生成された送信データに基づく4値FSK変調を施した被変調波信号を送信する送信手段とを備える、
ことを特徴とする。
前記送信データ生成手段は、前記制御情報が搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータであることを特定可能に示す識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定しないようにしてもよい。
この発明の第3の観点に係る無線通信方法は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となる無線通信を制御する無線通信制御装置による無線通信方法であって、
前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を前記無線通信制御装置にて判定する第1の判定ステップと、
前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを前記無線通信制御装置にて判定する第2の判定ステップと、
前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定ステップにて通知が不要と判定された場合には、無変調設定データを生成して前記制御情報のエリアに設定するとともに前記制御情報が無変調設定データであることを特定可能に示す無変調識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定する一方で、前記第2の判定ステップにて通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成ステップと、
前記制御情報のエリアが無変調設定データである場合に、該制御情報のエリアに対応して、無変調の搬送波信号を送信する送信ステップとを備える、
ことを特徴とする。
この発明の第4の観点に係る無線通信方法は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となり、4値FSK変調による無線通信を制御する無線通信制御装置による無線通信方法であって、
前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を前記無線通信制御装置にて判定する第1の判定ステップと、
前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを前記無線通信制御装置にて判定する第2の判定ステップと、
前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定ステップにて通知が不要と判定された場合には、4値のシンボルのうちで搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータを交互に生成して前記制御情報のエリアに設定しつつ前記制御情報が搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータであることを特定可能に示す識別情報を前記チャネル識別情報のエリアには設定しない一方で、前記第2の判定ステップにて通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成ステップと、
前記送信データ生成ステップにて生成した送信データに基づく4値FSK変調を施した被変調波信号を送信する送信ステップとを備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、通信路の狭帯域化に適合して隣接チャネルに与える影響を低減することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る回線制御装置101について詳細に説明する。この回線制御装置101は、例えば図1に示すような無線通信システム100に適用されて、少なくとも1つ(一般的には複数)の移動無線局としての移動送受信装置102との間で無線通信を行う。図1では、一例として、1つの回線制御装置101と、2つの移動送受信装置102とが示されている。無線通信システム100は、複数の移動送受信装置102が所定数の無線チャネルを共用して無線基地局との間で無線周波数(RF;Radio Frequency)信号を送受信することによって無線通信を行うトランク方式の無線通信システムであればよい。各移動送受信装置102は、RFリンクや回線制御装置101を介して、他の移動送受信装置102や回線制御装置101に接続された他の通信端末装置との間での音声通話(会話)を可能にする。
回線制御装置101は、複数の周波数帯に分割されて配備された複数の無線チャネルを管理しており、各移動送受信装置102に対する無線チャネルの割当制御を行う無線通信チャネル制御装置としての機能を備えている。すなわち、回線制御装置101は、複数の無線チャネルを、制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された移動送受信装置102のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとして用いた無線通信を制御して、各移動送受信装置102に対して音声通話などの無線通信サービスを提供可能にする。
回線制御装置101は、図1に示すように、受信用アンテナ11と、送信用アンテナ12と、受信処理回路13と、FSK復調器14と、フレームデータ処理ユニット15と、FSK変調器16と、送信処理回路17と、動作制御部18とを備えている。なお、受信用アンテナ11と送信用アンテナ12は、別個に構成されたものであってもよいし、同一の構成をスイッチ回路などで切り換えることで受信用アンテナ11及び送信用アンテナ12のいずれかとして機能させるものであってもよい。
受信処理回路13は、例えばLNA(Low Noise Amplifier)やダウンコンバータ、BPF(Band Pass Filter)等から構成され、受信用アンテナ11にて受信したRF信号のうちで、各無線チャネルに対応した周波数成分を抽出して、復調用の信号に変換するためのものである。受信処理回路13からの出力信号は、FSK復調器14に送られる。FSK復調器14は、例えば周波数弁別回路、あるいは周波数電圧変換回路、A/D変換器を使用したゼロクロス方式のデジタル復調回路などから構成され、受信処理回路13からの出力信号に基づき、受信データを復調して、フレームデータ処理ユニット15や動作制御部18に供給する。
フレームデータ処理ユニット15は、例えばDSP(Digital Signal Processor)あるいはMPU(MicroProcessor Unit)といったデジタルデータ処理に適合したプロセッサなどから構成され、受信処理回路13や動作制御部18から供給されたデータを用いることにより、複数の無線チャネルのうちで制御チャネル上にて送信されるデータとして所定のフレーム構造を有する送信データを生成する。フレームデータ処理ユニット15によって生成された送信データは、FSK変調器16へと送られる。
図2(A)及び(B)は、フレームデータ処理ユニット15が生成する送信データのフレーム構造を例示する図である。図2(A)に示すように、1フレームの送信データは、同期ワード31のエリアと、チャネル識別情報32のエリアと、制御情報33のエリアとを含んでいる。
同期ワード31は、回線制御装置101と各移動送受信装置102との間での無線通信において同期を確立するための同期処理に用いられ、例えば所定の符号パターンを有している。チャネル識別情報32は、各移動送受信装置102にて無線チャネルや機能チャネルを識別するために用いられる。チャネル識別情報32のエリアは、図2(B)に示すように、無線チャネル識別情報32Aのエリアと、機能チャネル識別情報32Bのエリアとを含んでいる。制御情報33は、報知メッセージや、呼出メッセージ、あるいは他の通信制御に関するメッセージを示している。
制御情報33が報知メッセージであるときには、無線通信システム100に固有の情報や、無線チャネルのうちで制御用途に使われる制御チャネルにおける構造を示す情報などが含まれている。制御情報33が呼出メッセージであるときには、発信側の通信端末装置から移動送受信装置102が呼出を受けたことに対応して、回線制御装置101によって移動送受信装置102に割り当てられた通話チャネルを示す情報などが含まれている。例えば、待受状態にある移動送受信装置102が制御チャネル上にて伝送された自機(あるいは自機が属するグループ)に宛てられた呼出メッセージを受信したときには、その呼出メッセージで示された通話チャネルに移行することで、発信側の端末との間での通話が可能になる。
フレームデータ処理ユニット15は、制御情報33のエリアに対応して、回線制御装置101から無変調の搬送波信号を送信可能にする。ここで、フレームデータ処理ユニット15は、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないときに、制御情報33のエリアに回線制御装置101から無変調の搬送波信号を出力させるための無変調設定データをセットする。ここで、無変調設定データは、移動送受信装置102にとって特有の意味を持っていない。すなわち、制御情報33が無変調設定データであるときには、制御情報33のエリアが移動送受信装置102にとっては未使用状態と同義になり、回線制御に用いられる制御用メッセージの伝送が行われない。
図2(B)に示す無線チャネル識別情報32Aは、その無線チャネル識別情報32Aを伝送している無線チャネルが制御用の無線チャネルとしての制御チャネルであるか、通話用の無線チャネルとしての通話チャネルであるかを示している。機能チャネル識別情報32Bは、同一のフレーム内で伝送される制御情報33の種類を示している。すなわち、機能チャネル識別情報32Bは、チャネル識別情報32のエリアに続けて制御情報33のエリアにて伝送される情報が、報知メッセージ、呼出メッセージ、あるいは他のメッセージのいずれであるかを示している。ここで、フレームデータ処理ユニット15は、制御情報33のエリアに無変調設定データをセットしたときに、制御情報33が無変調設定データであることを特定可能に示す無変調識別情報を、機能チャネル識別情報32Bのエリアに設定する。
FSK変調器16は、例えば電圧制御発振器を含んだPLL(Phase Locked Loop)回路及び基準発振器や、DDS(Direct Digital Synthesizer)、あるいは直交変調回路等を用いて構成され、フレームデータ処理ユニット15からの送信データに基づいて周波数偏移(FSK;Frequency Shift Keying)変調を施した被変調波信号を生成する。また、FSK変調器16は、フレームデータ処理ユニット15からの送信データが無変調設定データであるときに、例えばFSK変調動作を停止させるなどして、無変調の搬送波信号といった無変調波を生成する。FSK変調器16によって生成された被変調波信号や無変調の搬送波信号等といった、FSK変調器16からの出力信号は、送信処理回路17へと送られる。送信処理回路17は、例えばアップコンバータや電力増幅器等から構成され、FSK変調器16からの出力信号に基づき、各無線チャネルに対応した帯域のRF信号を生成して、送信用アンテナ12に供給する。例えば、送信処理回路17は、FSK変調器16によって4値FSK変調が施された被変調波信号や無変調の搬送波信号を、無線チャネルに対応した無線周波数帯域にて送信用アンテナ12から送信出力させる。
動作制御部18は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から構成され、回線制御装置101における各部位の動作を制御するためのものである。
各移動送受信装置102は、例えばアンテナや通信処理回路、音声処理回路、動作制御回路などを備えて構成され、無線基地局に設置された回線制御装置101との間でRF信号を送受信することにより、個別呼出やグループ呼出、音声通話などといった無線通信サービスを利用者に提供するための各種処理を実行する。
以下に、この発明の実施の形態に係る無線通信システム100における回線制御装置101の動作を説明する。図3は、回線制御装置101にて実行される制御チャネル通信処理の一例を示すフローチャートである。図3に示す制御チャネル通信処理は、移動送受信装置102が制御チャネル上で回線制御装置101との間での無線通信を行っているときに、回線制御装置101から移動送受信装置102に対して回線制御などに関する各種の情報を送信するための処理であり、例えば移動送受信装置102が制御チャネル上での送受信処理を開始したことに応答して実行される。
図3に示す制御チャネル通信処理を開始すると、回線制御装置101は、まず、例えばチャネル割当ての更新などといった、無線チャネルのいずれかを制御チャネルとして使用するための初期設定を行う(ステップS101)。ここで、回線制御装置101は、例えば自らが管理する複数の無線チャネルのうちのいずれかを制御チャネルとして動的に選択して使用することができてもよい。この場合には、チャネル割当てを更新することにより、制御チャネルの再割当てを可能にすればよい。
こうして回線制御装置101が制御チャネル上で情報を送信するための初期設定を完了したことに続いて、例えば動作制御部18が、図2(A)及び(B)に示すフレーム構造を有する情報のうちで、回線制御装置101の側にて制御情報33のエリアに組み込むものとされた送信対象情報(メッセージ)を特定する(ステップS102)。このときには、送信対象情報が存在しているか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103にて送信対象情報が存在している旨の判定がなされたときには(ステップS103;Yes)、その送信対象情報が移動送受信装置102に対して通知しなくてもよいメッセージであるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、送信対象情報が移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージであるか否かの判定は、無線通信システム100の仕様に基づいて行われるものであればよい。
ステップS103にて送信対象情報が存在しない旨の判定がなされたときや(ステップS103;No)、ステップS104にて通知が不要なメッセージである旨の判定がなされたときには(ステップS104;Yes)、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないことから、例えば動作制御部18によって制御情報33のエリアを制御用メッセージの伝送には使用しないと判断されたことに基づき、フレームデータ処理ユニット15が、制御情報33のエリアを無変調設定データに変更した送信データを生成する(ステップS105)。また、このときには、同一フレーム内における機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、無変調識別情報に設定する(ステップS106)。
ステップS104にて移動送受信装置102へ通知する必要のあるメッセージである旨の判定がなされたときには(ステップS104;No)、フレームデータ処理ユニット15が、例えば動作制御部18の制御によって、ステップS102にて特定した送信対象情報を制御情報33のエリアに設定するとともに、同一フレーム内における機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、制御情報33のエリアに設定した送信対象情報の内容に対応して設定する(ステップS107)。これにより、呼出メッセージを送信対象として制御情報33のエリアに設定するフレームを固定せずに送信しても、移動送受信装置102の側で機能チャネル識別情報32Bのエリアを読み取ることにより、呼出メッセージが含まれるフレームを特定することができる。すなわち、移動送受信装置102は、制御情報33のエリアを読み取ることなく、呼出メッセージが含まれるフレームを特定することができる。
こうしてフレームデータ処理ユニット15にて生成された送信データは、FSK変調器16へと送られる。FSK変調器16は、フレームデータ処理ユニット15からの送信データに基づくFSK変調動作の設定を行う(ステップS108)。このとき、送信データに無変調設定データが含まれている場合には、その無変調設定データの長さに対応した期間において、FSK変調器16は、例えばFSK変調動作を停止させることなどにより、無変調の搬送波信号を生成する。他方、送信データ内で同期ワードやチャネル識別情報、あるいは無変調設定データ以外の制御情報が含まれている部分では、FSK変調器16がフレームデータ処理ユニット15から受けた送信データに対応したFSK変調動作を行い、例えば制御チャネルに対応した無線周波数帯域にて、4値FSK信号を生成する。なお、FSK変調器16は、無線周波数帯域にて4値FSK信号を生成するものに限られず、所定の中間周波数(IF;Intermediate Frequency)帯域の信号を生成するものであってもよい。こうしてFSK変調器16にて生成された無線周波数帯域(あるいは中間周波数帯域)の被変調波信号は、送信処理回路17へと送られる。
送信処理回路17は、FSK変調器16から送られた信号の周波数を制御チャネルの帯域へと変換(アップコンバージョン)したり、信号増幅を行うなどして、送信用アンテナ12に供給することにより、回線制御装置101から外部へとRF信号を出力させる(ステップS109)。その後、回線制御装置101は、制御チャネルに関する設定を変更するか否かを判定する(ステップS110)。例えば、制御チャネルとして使用していた無線チャネルを通話チャネルとして使用するときや、通話チャネルとして使用していた無線チャネルを制御チャネルに再割当てするときなどには、制御チャネルに関する設定を変更する必要がある。
ステップS110にて制御チャネルに関する設定を変更する旨の判定がなされたときには、図3に示す制御チャネル通信処理を終了して、制御チャネルに関する設定を変更するために予め用意された処理の実行を開始する。これに対して、ステップS110にて制御チャネルに関する設定を変更しない旨の判定がなされたときには、ステップS102の処理にリターンすることで、次のフレームにて情報を送信するための処理が続けて実行されることになる。なお、ステップS102からステップS108の処理は、いずれか1つの処理のみが逐次に選択されて実行されなければならないものではなく、回線制御装置101の各部位が処理を分担することで、複数の処理が並行して実行されてもよい。
次に、回線制御装置101における具体的な動作の一例について説明する。図4(A)は、回線制御装置101が制御チャネル上で移動送受信装置102に対して送信するフレーム構造の送信データについて、その送信タイミングを示すタイミング図である。また、図4(B)は、回線制御装置101が制御チャネルの周波数帯域にて出力するRF信号について、その変調状態を示すタイミング図である。
例えば、図4(A)に示すように、回線制御装置101は、タイミングT1にて1つ目のフレームに含まれる送信データについて、その送信を開始させる。この1つ目のフレームでは、移動送受信装置102に対して通知する必要のある報知メッセージが、制御情報33のエリアに含まれているものとする。この場合、回線制御装置101におけるフレームデータ処理ユニット15は、チャネル識別情報32のエリアに含まれる機能チャネル識別情報32Bを、制御情報33のエリアにて報知メッセージが伝送される旨を示す情報に設定する。こうして生成された1つ目のフレームを構成する送信データは、フレームデータ処理ユニット15からFSK変調器16へと送られる。
FSK変調器16は、フレームデータ処理ユニット15からの送信データに対応したFSK変調動作を行うことにより、4値FSK変調が施された被変調波信号を送信処理回路17へと出力する。このとき、FSK変調器16は、制御情報33のエリアに無変調設定データとは異なる報知メッセージが設定されていることから、制御情報33のエリアに対応したタイミングT2以後の期間においても、FSK変調動作を継続させる。このFSK変調器16によるFSK変調動作に対応して、送信処理回路17は、4値FSK変調が施された被変調波信号に対して電力増幅などを行い、回線制御装置101から出力させる。
続いて、回線制御装置101は、図4(A)に示すように、タイミングT3にて2つ目のフレームに含まれる情報の送信を開始する。この2つ目のフレームでは、例えば図3に示すステップS103の処理やステップS104の処理にて、報知メッセージや呼出メッセージなどの送信対象となる有効なメッセージが存在しないと判定されたものとする(ステップS103;NoまたはステップS104;Yes)。そこで、回線制御装置101では、図3に示すステップS105の処理が実行されることにより、2つ目のフレームにおける制御情報33のエリアに無変調設定データがセットされる。また、このときには、図3に示すステップS106の処理が実行されることにより、同一フレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bが無変調識別データに設定される。こうして生成された2つ目のフレームに含まれる送信データが、フレームデータ処理ユニット15からFSK変調器16へと送られる。
より詳細には、図5(A)に示すように、フレームデータ処理ユニット15は、タイミングT4までの期間において、2つ目のフレームに含まれる同期ワード31のエリアやチャネル識別情報32のエリアなどに対応して、例えば4値のシンボルデータ列として4つの信号レベルからなる矩形波信号を、FSK変調器16へと出力する。このとき、FSK変調器16は、タイミングT4までの期間において、フレームデータ処理ユニット15からの送信データに対応したFSK変調動作を行うことにより、4値FSK変調が施された被変調波信号を送信処理回路17へと出力する。これにより、送信処理回路17は、図5(B)に示すように、タイミングT4までの期間において、4値FSK変調が施された被変調波信号を回線制御装置101から出力させる。
この後、タイミングT4からタイミングT5までの期間では、2つ目のフレームに含まれる送信データのうちで制御情報33のエリアが、フレームデータ処理ユニット15からFSK変調器16へと送られる。このとき、フレームデータ処理ユニット15からは、例えば図5(A)に示すように、無変調設定データとしてゼロレベルの送信データ信号が出力される。この場合、FSK変調器16は、タイミングT4からタイミングT5までの期間において、フレームデータ処理ユニット15から出力される送信データ信号がゼロレベルであることに応答して、例えばFSK変調動作を停止させるなどして、例えば図5(B)に示すように、送信処理回路17によって回線制御装置101から無変調の搬送波信号を出力させる。
移動送受信装置102は、2つ目のフレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bのエリアに無変調識別データが設定されていることから、無変調の搬送波信号が回線制御装置101から出力される期間を特定することができる。ここで、回線制御装置101から無変調の搬送波信号が出力される期間では、移動送受信装置102にてクロック再生等の同期処理を実行することができず、受信動作が不安定になることが考えられる。そこで、無変調識別データにより移動送受信装置102にて無変調の期間を特定可能とすることで、受信動作が不安定な状態に陥ることを回避できる。すなわち、移動送受信装置102では、機能チャネル識別情報32Bのエリアに設定された無変調識別データによって制御情報33のエリアが無変調であることを特定すると、その制御情報33のエリアが伝送される期間において同期処理の実行を中断し、例えば復調回路を自走周波数で動作(フリーラン)させるなど、クロック再生のタイミングを保持させるフリーホイール状態とすることで、無変調とされている制御情報33のエリアにおける不安定な動作を回避できる。
タイミングT5に達すると、回線制御装置101では、図4(A)に示すように、3つ目のフレームに含まれる情報の送信を開始する。この3つ目のフレームでは、2つ目のフレームに引き続き図3に示すステップS103の処理にて送信対象となるメッセージが存在しないと判定されたり(ステップS103;No)、あるいは、ステップS104の処理にて移動送受信装置102に対して通知しなくてもよいメッセージである旨の判定がなされたりしたものとする(ステップS104;Yes)。この場合、回線制御装置101では、2つ目のフレームを送信する際と同様にして、3つ目のフレームにおける制御情報33のエリアに無変調設定データがセットされる。また、同一フレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bが無変調識別データに設定される。
図5(A)に示すように、タイミングT5以降の期間においては、フレームデータ処理ユニット15から4値のシンボルデータ列が送られる。これに応答して、FSK変調器16は、タイミングT5以降の期間において、例えば図5(B)に示すように、送信処理回路17によって回線制御装置101から4値FSK変調が施された被変調波信号を出力させる。
また、タイミングT6からタイミングT7までの期間では、3つ目のフレームに含まれる送信データのうちで制御情報33のエリアが、フレームデータ処理ユニット15からFSK変調器16へと送られる。このときには、フレームデータ処理ユニット15及びFSK変調器16がタイミングT4からタイミングT5までの期間と同様に動作することにより、回線制御装置101からは、無変調の搬送波信号が出力されることになる。
以上説明したように、この発明によれば、制御チャネル上にて図2に示すようなフレーム構造を有する送信データを送信する際に、送信対象となるメッセージが存在しないときや、移動送受信装置102に対して通知しなくてもよいメッセージであるときには、制御情報33のエリアにおいて、FSK変調器16により無変調波が生成され、回線制御装置101から無変調の搬送波信号が出力される。ここで、無変調の搬送波信号は、制御チャネルの中心周波数に相当する周波数成分のみを含んでおり、送信信号のスペクトルには、僅かな広がりしか見られない。従って、4値FSK変調が施された被変調波信号に比べて大幅に狭帯域化されたRF信号が出力されることになり、隣接チャネルへの影響を低減させることができる。
この場合、隣接チャネルへの干渉レベルは、制御情報33のエリアに設定される無変調設定データ以外の制御用メッセージや制御情報33のエリア以外の送信データに対応して通常の4値FSK変調が施された被変調波信号が出力される時間幅と、無変調設定データに対応して無変調の搬送波信号が出力される時間幅とを平均化したものとなる。そして、移動送受信装置102から無線基地局に設けられた回線制御装置101に対する通話要求メッセージの発生頻度が少ない状況では、回線制御装置101の側にて制御情報33のエリアにて移動送受信装置102へ通知すべきメッセージの数量が少なくなる。そのため、隣接チャネルへの干渉レベルを低下させることができ、通信路の狭帯域化に適合して隣接チャネルに与える影響を低減することができる。
また、制御情報33のエリアに無変調設定データがセットされるときには、同一フレーム内の機能チャネル識別情報32Bが無変調識別データに設定される。これにより、移動送受信装置102は、無変調の搬送波信号が送られてくる期間を特定して、例えば特定された期間では同期処理の実行を中断するといった、不安定な動作を回避するための制御を行うことが可能になる。
この発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形及び応用が可能である。すなわち、上記実施の形態では、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないときには、制御情報33のエリアに対応して無変調の搬送波信号を出力させるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、隣接チャネルへの影響を低減させることが可能な他の方法を採用することもできる。例えば、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないとされたフレームに含まれる制御情報33のエリアにおいては、4値FSK変調で用いられる4つ(例えば、−3、−1、+1、+3)のシンボル(符号)のうちで、変調度が小さいシンボル、すなわち、搬送波周波数(制御チャネルの中心周波数)からの偏移が小さい2つ(例えば、−1と+1)のシンボルだけを使用して2値FSK変調を施した被変調波信号を出力するようにしてもよい。
この場合、フレームデータ処理ユニット15は、例えば図5(A)に示すタイミングT4からタイミングT5までの期間のように、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないとされたフレームにおける制御情報33のエリアでは、通常の送信データに代えて、「+1,−1」を示すシンボル系列を連続してFSK変調器16へと出力する。そうすると、FSK変調器16は、例えばタイミングT4からタイミングT5までの期間などにおいて、「+1」と「−1」に対応してFSK変調された被変調波信号を、送信処理回路17によって回線制御装置101から出力させる。すなわち、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないとされたフレームにおける制御情報33のエリアでは、FSK変調器16から送信処理回路17に対して、2値FSK変調が施された被変調波信号が送られて、回線制御装置101からは、2種類のシンボル「+1」、「−1」に対応したFSK変調を交互に施した被変調波信号が出力されることになる。
このように2値FSK変調を施した被変調波信号が回線制御装置101から出力される場合には、移動送受信装置102にてクロック再生等の同期処理を行うことができるので、上記実施の形態で機能チャネル識別情報32Bに設定した無変調識別データは省略されてもよい。あるいは、2値FSK変調を施した被変調波信号が出力される場合であっても、上記実施の形態と同様にして、機能チャネル識別情報32Bを無変調識別データに設定することで、移動送受信装置102の側にて制御情報33のエリアでは制御用メッセージが伝送されないことを特定できるようにしてもよい。すなわち、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないときに制御情報33のエリアにて伝送されるデータは、移動送受信装置102にとって特有の意味を持たないデータであることから、機能チャネル識別情報32Bを無変調識別データに設定することで、移動送受信装置102にて無効な制御情報が伝送される期間を特定することができる。
また、上記実施の形態では、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないときに、フレームデータ処理ユニット15が制御情報33のエリアに無変調設定データをセットしてFSK変調器16へと出力することで、無変調の搬送波信号を回線制御装置101から出力させるものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、FSK変調器16によるFSK変調動作を停止させる任意の構成とすることができる。例えば、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないときには、制御情報33のエリアをFSK変調器16へと出力するタイミングにおいて、フレームデータ処理ユニット15が図2に示すようなフレーム構造の送信データとは別個に、FSK変調器16から無変調の搬送波信号(あるいは中間周波数信号など)を出力させるための無変調制御信号を、FSK変調器16に送るようにしてもよい。
さらに、移動送受信装置102が機能チャネル識別情報32Bとして無変調識別データを受信したときには、制御情報33のエリアが伝送される期間において、例えば他の制御チャネルの電界強度を検出するなど、任意の受信動作を行うようにしてもよい。すなわち、無変調識別データと同一フレームに含まれる制御情報33のエリアにおける移動送受信装置102の動作については、特に制限を設ける必要はない。
上記実施の形態では、回線制御装置101から制御チャネル上で移動送受信装置102に対して送信される情報が、図2に示すようなフレーム構造を有するものとして説明したが、これとは異なるフレーム構造を有するものであってもよい。具体的な一例として、図6に示すようなランダムアクセス制御情報35のエリアを含んだフレーム構造を有していてもよい。
ここで、無線通信システム100がスロットアロハ(Slotted ALOHA)方式のランダムアクセスを提供する場合、移動送受信装置102にて図示せぬPTT(Push-To-Talk)スイッチがオン操作(例えば押下)されたことに応答して、制御チャネル上で移動送受信装置102から回線制御装置101に対して直ちに通話要求メッセージが送られることになる。そして、回線制御装置101の側では、無線チャネルの空き状況をチェックするなどして、ランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すアクセス制御情報を返す必要がある。このときに、図2に示すようなフレーム構造を有する情報のうちで、制御情報33のエリアにアクセス制御情報を設定することが考えられる。しかしながら、このような設定の場合、制御チャネルの回線効率を劣化させないためには、制御情報33のエリアに無変調設定データ以外の制御用メッセージを設定しなければならない回数が増大する。そのため、無変調設定データに対応して無変調の搬送波信号が出力される時間幅も短くなり、隣接チャネルへの干渉レベルも増大することになる。
そこで、図6に示すように、ランダムアクセス制御情報35のエリアを、制御情報33のエリアとは分離して、制御情報33のエリアに後続する位置に配置する。そして、ランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すアクセス制御情報は、ランダムアクセス制御情報35のエリアに設定すればよい。これにより、制御チャネルの回線効率が劣化することを防止できるとともに、制御情報33のエリアに無変調設定データをセットできる回数が減少することもない。
また、無線通信システム100が提供するランダムアクセスは、スロットアロハ方式のものに限らず、例えばARIB-T61方式でも使用されているICMA-PE(Idle signal Casting Multiple Access-Pertial Echo)方式のものであってもよい。この場合、回線制御装置101は、ランダムアクセス制御情報35のエリアに、無線チャネルが使用中(busy)であるか未使用(idle)であるかを示すbusy/idle情報や、各移動送受信装置102から送信された上り情報の一部を部分エコーとした衝突制御情報などを設定すればよい。
こうした図6に示すようなランダムアクセス制御情報35のエリアを含んだフレーム構造としたときには、制御情報33のエリアに無変調設定データがセットされた場合に、その制御情報33のエリアに対応してFSK変調器16から無変調の搬送波信号(あるいは中間周波数信号など)が送信処理回路17へ送られた後、ランダムアクセス制御情報35のエリアに対応して4値FSK変調が施された被変調波信号が送られることになる。これにより、送信処理回路17は、制御情報33のエリアに対応して回線制御装置101から無変調の搬送波信号を出力させたときに、ランダムアクセス制御情報35のエリアに対応して4値FSK変調が施された被変調波信号の出力を再開させることになる。
このように、ランダムアクセス制御情報35のエリアを制御情報33のエリアとは分離して、制御情報33のエリアに後続する位置に配置することで、制御情報33のエリアに無変調設定データがセットされる回数が増大し、無変調の搬送波信号が出力される時間幅も長くなって、隣接チャネルへの干渉レベルを低減させることができる。また、移動送受信装置102からのランダムアクセスに応答して迅速な通話チャネルの割当てや制御チャネルからの移行が可能であり、短時間で相手先の通信端末装置との間での通信リンクを確立して通話を開始することができる。
この発明の実施の形態に係る回線制御装置が適用される無線通信システムの一構成例を示す図である。 フレームデータ処理ユニットが生成する送信データのフレーム構造を例示する図である。 制御チャネル通信処理の一例を示すフローチャートである。 回線制御装置における具体的な動作の一例を説明するための図である。 回線制御装置における具体的な動作の一例を説明するための図である。 この発明の変形例における送信データのフレーム構造を例示する図である。 「Mask E」で規定される送信スペクトルマスクを示す図である。 図7に示す送信スペクトルマスクに合致させた4値FSK信号におけるスペクトル分布の一例を示す図である。
符号の説明
11 受信用アンテナ
12 送信用アンテナ
13 受信処理回路
14 FSK復調器
15 フレームデータ処理ユニット
16 FSK変調器
17 送信処理回路
18 動作制御部
31 同期ワード
32 チャネル識別情報
32A 無線チャネル識別情報
32B 機能チャネル識別情報
33 制御情報
35 ランダムアクセス制御情報
100 無線通信システム
101 回線制御装置
102 移動送受信装置

Claims (6)

  1. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通信チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となる無線通信を制御する無線通信制御装置であって、
    前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定手段により通知が不要と判定された場合には、無変調設定データを生成して前記制御情報のエリアに設定するとともに前記制御情報が無変調設定データであることを特定可能に示す無変調識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定する一方で、前記第2の判定手段により通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成手段と、
    前記制御情報のエリアが無変調設定データである場合に、該制御情報のエリアに対応して、無変調の搬送波信号を送信する送信手段とを備える、
    ことを特徴とする無線通信制御装置。
  2. 前記送信データ生成手段は、前記フレーム構造の制御チャネルにおいて、ランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すランダムアクセス制御情報のエリアを、制御情報のエリアに後続する位置に配置した送信データを生成し、
    前記送信手段は、制御情報のエリアに対応して無変調の搬送波信号を送信したときに、ランダムアクセス制御情報のエリアに対応して被変調波信号の送信を再開する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信制御装置。
  3. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通信チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となり、4値FSK変調による無線通信を制御する無線通信制御装置であって、
    前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定手段により通知が不要と判定された場合には、4値のシンボルのうちで搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータを交互に生成して前記制御情報のエリアに設定するとともに前記制御情報が搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータであることを特定可能に示す識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定可能とする一方で、前記第2の判定手段により通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成手段と、
    前記送信データ生成手段により生成された送信データに基づく4値FSK変調を施した被変調波信号を送信する送信手段とを備える、
    ことを特徴とする無線通信制御装置。
  4. 前記送信データ生成手段は、前記制御情報が搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータであることを特定可能に示す識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定しない、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信制御装置。
  5. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となる無線通信を制御する無線通信制御装置による無線通信方法であって、
    前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を前記無線通信制御装置にて判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを前記無線通信制御装置にて判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定ステップにて通知が不要と判定された場合には、無変調設定データを生成して前記制御情報のエリアに設定するとともに前記制御情報が無変調設定データであることを特定可能に示す無変調識別情報を前記チャネル識別情報のエリアに設定する一方で、前記第2の判定ステップにて通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成ステップと、
    前記制御情報のエリアが無変調設定データである場合に、該制御情報のエリアに対応して、無変調の搬送波信号を送信する送信ステップとを備える、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  6. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用い、前記制御チャネルにおける送信データは少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造となり、4値FSK変調による無線通信を制御する無線通信制御装置による無線通信方法であって、
    前記制御情報のエリアに組み込まれる送信対象情報の有無を前記無線通信制御装置にて判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報があると判定された場合に、該送信対象情報を前記無線通信装置に通知する必要があるか否かを前記無線通信制御装置にて判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにて前記送信対象情報がないと判定された場合と、前記第2の判定ステップにて通知が不要と判定された場合には、4値のシンボルのうちで搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータを交互に生成して前記制御情報のエリアに設定しつつ前記制御情報が搬送波周波数からの偏移が小さい2値のシンボルとなるデータであることを特定可能に示す識別情報を前記チャネル識別情報のエリアには設定しない一方で、前記第2の判定ステップにて通知が必要と判定された場合には、前記送信対象情報に対応して前記チャネル識別情報のエリアを設定する送信データ生成ステップと、
    前記送信データ生成ステップにて生成した送信データに基づく4値FSK変調を施した被変調波信号を送信する送信ステップとを備える、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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