JP4686905B2 - 対話制御方法及びその装置 - Google Patents

対話制御方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4686905B2
JP4686905B2 JP2001164869A JP2001164869A JP4686905B2 JP 4686905 B2 JP4686905 B2 JP 4686905B2 JP 2001164869 A JP2001164869 A JP 2001164869A JP 2001164869 A JP2001164869 A JP 2001164869A JP 4686905 B2 JP4686905 B2 JP 4686905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
user
search
frame
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001164869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002099404A (ja
JP2002099404A5 (ja
Inventor
剛 井上
知浩 小沼
誠 西崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001164869A priority Critical patent/JP4686905B2/ja
Priority to US09/908,609 priority patent/US20020013860A1/en
Priority to EP01117597A priority patent/EP1187007A3/en
Publication of JP2002099404A publication Critical patent/JP2002099404A/ja
Publication of JP2002099404A5 publication Critical patent/JP2002099404A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4686905B2 publication Critical patent/JP4686905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/487Arrangements for providing information services, e.g. recorded voice services or time announcements
    • H04M3/493Interactive information services, e.g. directory enquiries ; Arrangements therefor, e.g. interactive voice response [IVR] systems or voice portals
    • H04M3/4936Speech interaction details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2203/00Aspects of automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M2203/35Aspects of automatic or semi-automatic exchanges related to information services provided via a voice call
    • H04M2203/355Interactive dialogue design tools, features or methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
ユーザとシステムが対話的に情報検索のための条件を複数回やりとりする対話インターフェースを持ったシステムの対話制御方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多くの対話システムの一つの従来例として、音声対話システムおよび対話制御方法である特開平5−216618号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図12に従来の音声対話システムの構成図を示す。図12に示す従来の音声システムでは、入力音声の意味内容を理解する音声理解部31と、前記理解の結果に基づいて応答内容の意味的な決定を行う対話管理部32と、前記応答内容に基づいて音声応答出力および画面表示出力を生成する応答生成出力部33とで構成されている。多くの 音声対話システムと同様に特開平5−216618号公報で用いられている対話制御システムも、システム開発時に対話の流れがあらかじめ決定されており、システムが想定している発話の順序で及び回数でユーザが発話し、対話が進行することを期待して作られている。
【0004】
また、同一の伝達内容を伝えるユーザ発話に対して、システムはあらかじめ決められた一つの発話を行うよう作られている。このようにシステムが主導権を取って対話を進めていく対話制御方法を、多くの音声対話システムが用いているのが現状である。
【0005】
特開平5−216618号公報の例に示したような、システムが主導権を取るような堅い対話ではなく、ユーザと対話システムの間で主導権が行き来するような対話制御方法が文献「GUS, A Frame-Driven Dialog System(Daniel G. Bobrow, Ronald M. Kaplan, Martin Kay, Donald .A Norman, Henry Thompson and Terry Winograd, "GUS, A Frame-Driven Dialog System", Artificial Intelligence 8 (1977), 155-173)」で提案されている。
【0006】
ここでは対話システムにおけるユーザの対話目的に関するフレームを定義し、フレームに記述されたスロットと呼ばれるユーザの対話目的遂行のために必要な条件を、ユーザとシステムの間で対話を行いながら埋めていく対話制御方法で、条件をうめる対話の進行があらかじめ記述されているわけではなく、ユーザの発話によって条件が埋まり、システムは足りない条件を埋めるようなユーザの発話を促す発声を生成し、対話が進行する。
【0007】
このように文献では主導権がユーザとシステムの間で行き来するような柔軟な対話制御を可能とする対話制御方法が提案されている。ただし、複数の条件が埋まっていない場合どの順序でその埋まっていない条件を、ユーザに埋めるように促していくかについては、フレームに定義されており、対話の柔軟性は十分であるとは言えない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、機器を制御するための対話型インターフェースに用いる対話制御方法として、ユーザに対する心理的負担の少ない柔軟な対話制御方法が求められている。
【0009】
本発明は、このような対話制御方法において、システムにおける対話履歴や、ユーザの個人情報を用いることで効率的な対話を実現すること目的とする。
【0010】
また、ネットワーク上のWEB情報のように、データの数や種類が一定値でく、動的に変化する情報検索においても、効率の良い検索を行うために、対話によるユーザへの問いかけ内容を最適な順番や回数に変更することを可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ユーザの検索目的であるフレームおよび前記フレームの検索条件である複数のスロットを格納する格納部に格納された前記スロットを、前記ユーザに問い合わせるステップと、前記問い合わせに対するユーザの入力を受け付け、前記フレームと前記ユーザの入力とに基づいて、検索用データベースから前記フレームを検索する検索ステップとを有する対話制御方法において、スロットスコア記憶部に記憶された前記ユーザに前記スロットを問い合わせる順番を、対話履歴記憶部に記憶された前記ユーザの利用回数が一定以上の場合、スロットスコア記憶部に記憶された前記スロットを問い合わせる順番について、前記フレームに対応する全てのスロットのうち複数以上のスロットを同じ順番に変更する変更ステップを含み、前記問い合わせステップは、前記変更ステップで同じ順番に変更したスロットを同時に問い合わせる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1態様は、ユーザからの伝達内容またはユーザへの問いかけに対する応答を入力とする入力ステップと、問いかけの重要度に応じてユーザへの問いかけ方の変更を可能とする対話制御ステップと、前記ユーザからの伝達内容またはユーザからの応答に対して、前記変更された問いかける内容を出力する出力ステップとを有することを特徴とする対話制御方法であり、ユーザへの問いかけ内容を最適な順番や回数に変更できる作用を有する。
【0013】
本発明の第2態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記対話制御ステップにおけるユーザへの問いかけ方の変更は、複数ある問いかけの順番を変更することを特徴とするものであり、ユーザに適した順番で問いかけを行える作用を有する。
【0014】
本発明の第3態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記対話制御ステップにおけるユーザへの問いかけ方の変更は、少なくとも1つ以上の問い合わせ内容を組み合わせて問いかけることを特徴とするものであり、複数の内容を一度に問いかけることができる作用を有する。
【0015】
本発明の第4態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記問いかけの重要度は、対話の履歴を用いることを特徴とするものであり、ユーザの使用傾向によりユーザへの問いかけ方を変更できる作用を有する。
【0016】
本発明の第5態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記問いかけの重要度は、ユーザの個人情報を用いることを特徴とするものであり、ユーザの個人情報に応じた問いかけ方を行うことができる作用を有する。
【0017】
本発明の第6態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記問いかけの重要度は、ユーザが自ら設定できることを特徴とした請求項1記載の対話制御方法であり、ユーザが対話の進行を自ら設定できる作用を有する。本発明の第7態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記ユーザからの入力は、音声認識を用いて入力することを特徴としたものであり、音声を用いた入力が行える作用を有する。
【0018】
本発明の第8態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記ユーザからの入力は、タッチペンを用いて入力することを特徴としたものであり、タッチペンを用いた入力ができる作用を有する。
【0019】
本発明の第9態様は、請求項1記載の対話制御方法において、前記ユーザからの入力は、キーボードを用いて入力することを特徴としたものであり、キーボードを用いた入力ができる作用を有する。
【0020】
本発明の第10態様は、請求項1から9のいずれかに記載の対話制御方法を用い、データベースを用いてユーザの目的の検索を行うことを特徴としたものであり、問いかけの順番および回数を変更ができる作用を有する。
【0021】
本発明の第11態様は、請求項10記載の情報検索方法において、前期問いかけの重要度は、データベースの内容を用いて設定することを特徴とするもので、検索条件の問いかけの順番および回数を変更できる作用を有する。
【0022】
本発明の第12態様は、ユーザからの伝達内容またはユーザへの問いかけに対する応答を入力とする入力手段と、問いかけの重要度に応じてユーザへの問いかけ方の変更を可能とする対話制御手段と、前記ユーザからの伝達内容またはユーザからの応答に対して、前記変更された問いかける内容を出力する出力手段を有することを特徴とする対話制御装置であり、ユーザへの問いかけ内容を最適な順番や回数に変更できる作用を有する。
【0023】
本発明の第13態様は、請求項12に記載の対話制御装置を用い、データベースを用いてユーザの目的の検索を行うことを特徴とする情報検索装置であり、検索条件の問いかけの順番および回数を変更ができる作用を有する。
【0024】
本発明の第14態様は、ユーザからの伝達内容またはユーザへの問いかけに対する応答を入力とする入力手段と、前記問いかけの重要度に応じてユーザへの問いかけ方の変更を可能とする対話制御手段と、データベースからユーザの応答に対して検索するデータベース検索手段と、ユーザに対して問いかける内容またはユーザからの応答に対する検索結果を出力する出力手段とを有し、データベースよりユーザの希望の目的地を検索できるカーナビゲーションシステムであり、ユーザの問いかけに対する検索結果を容易に得ることができるという作用を有する。
【0025】
本発明の第15態様は、プログラムされたコンピュータによって、問いかけの重要度に応じてシステムがユーザに対して問いかけるシステムの応答の順番を変更することが可能な対話制御プログラムを記録した記録媒体であって、ユーザからの伝達内容またはユーザへの問いかけに対する応答を入力とする入力ステップと、スロットスコアに応じてユーザへの問いかけ方の変更を可能とする対話制御ステップと、前記ユーザからの伝達内容またはユーザからの応答に対して、前記変更された問いかける内容を出力する出力ステップを有するプログラムを記憶したものであり、プログラムをコンピュータに読み取り実行することにより、ユーザへの問いかけ内容を最適な順番や回数に変更できる作用を有する。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における対話制御システムの一実施例の構成図である。図1において、1はユーザからの伝達内容を入力する音声入力部、2は入力させた音声を音響モデル3及び言語モデル4を用いてテキスト文字列に変換する音声認識部、5は音声認識部2からのテキスト文字列を意味表現に変換する意味理解部、6は意味理解部5からのユーザの入力の意味表現と個人情報記憶部13のユーザの個人情報と対話履歴記憶部14からの対話履歴情報とデータベース検索部7からのデータベース検索結果から応答内容を決定する対話制御部、7は対話制御部6から送られた条件を基にデータベースから検索を行うデータベース検索部、8は検索用データベースを格納するデータベース記憶部、9は音声応答出力および画面表示出力を生成する応答音声・画像出力部、10は応答音声・画像出力部9からの画像情報を表示する画面、11は応答音声・画像出力部9からの音声情報を再生するスピーカ、12は対話制御部6での問いかけの方法を決定するスロットスコアを記憶するスロットスコア記憶部、13は対話の過去の履歴を保存する対話履歴記憶部、14はユーザの個人情報を記憶する個人情報記憶部、15はキーボードやタッチペン等音声以外の入力部である音声以外の情報入力部である。
【0028】
上記のように構成された情報検索システムの動作について以下に説明する。
【0029】
なお、本実施例における情報検索システムではフレーム駆動式の対話制御方法を用いている。この情報検索システムでは、タスクに応じたフレーム(人工知能の分野で知識の表現方法として用いられるフレーム)を用意し、ユーザの入力から得られる情報を目的のタスクを実現するのに必要な一つあるいは複数のフレームのスロットに格納する。ここで、フレームの動作として2つの場合がある。1つ目の動作は、バッチ処理的動作であり、フレーム内のスロットを埋めるために、ユーザにスロットを埋めるための発話を促し、全てのスロットに値が埋まるとフレームに対応したタスクを実行する場合である。2つ目の動作としては、逐次処理的動作であり、ユーザの入力をスロットに格納するたびにその情報を用いてタスクを実行する場合である。
【0030】
上記2つ目の逐次処理的動作の例である情報検索向け情報検索システムの詳細を以下説明する。
【0031】
例として、図2に示すように運動靴を検索するタスクを実現するフレーム(運動靴検索フレーム)を用いて対話によりユーザが希望する運動靴の検索を行うケースについて説明する。運動靴検索タスクにおいての検索条件として、「メーカー」22、「サイズ」23、「色」24、「値段」25とし、これらを運動靴検索フレーム21のスロットでとする。
【0032】
入力部1より入力された音声は電気的信号に変換され、適当な音響パラメータに変換される。音声認識部2において、入力部1からの音響パラメータと音響モデル3、言語モデル4を用いて音声認識される。音声認識の結果は、テキスト文字列STRとされて音声認識部2から出力される。意味解析部5は、音声認識部2からの文字列STRを一つもしくは複数の情報DSTRに分けて出力する。
【0033】
対話制御部6では、意味解析部5からの一つもしくは複数の情報DSTRは、対話履歴などを考慮した形としてフレーム内の適切なスロットに格納される。例えば、ユーザの「○○メーカーの靴が欲しい」との発声に対してフレームのメーカースロットには「○○メーカー」が入る。スロットに値が格納されると対話制御部6はその条件をデータベース検索部7に送る。
【0034】
データベース検索部7は、条件に合った結果をデータベース記憶部8内のデータから検索し、データベース検索結果として対話制御部6に送る。なお、データベース検索部7はシステム内の検索エンジンだけでなく、インターネット上の検索エンジンでもよい。また、データベース記憶部8もシステム内のデータベース記憶部だけではなく、前記インターネット上の検索エンジンに対応したデータベース記憶部やメモリカードやDVDなど携帯できる記憶媒体上のデータベースでもよい。
【0035】
ここで、対話制御部6は、前記データベース検索結果の数がある範囲内に入っていない場合に、さらに検索結果を絞り込むため、絞り込むための次の検索条件を尋ねる。対話制御部6がフレーム内の空いているスロットを探し、その空いているスロットに条件を埋めるようにユーザの発声を促すべく、空いているスロットに対応した問い合わせ文を選択し、応答音声・画像出力部9に問い合わせ文を送る。応答音声・画像出力部9は、対話制御部6から送られた結果をスピーカ11あるいは画面10からユーザに伝える。
【0036】
例えば、本システムでは、ユーザの「○○メーカーの靴が欲しい」というの発声に対してフレームのメーカースロットには「○○メーカー」が入と、結果として検索件数を出力する。検索結果が多い場合、続けて各スロットで用意された「サイズはいくつですか?」「何色がよいですか?」「幾ら以内にしますか?」というシステムの応答を検索結果数がある範囲内に入るまで行う。
【0037】
なお、ユーザが「○○メーカーの△△色の靴」と発声した場合、運動靴検索フレーム内のメーカースロットと色スロットにそれぞれ「○○メーカー」「△△色」が入り、検索結果が範囲内でない場合は、さらに「幾ら以内にしますか?」とい応答が本システムからされることになる。
【0038】
上記システムからの問い合わせ文の順番は、スロットスコア記憶部12に格納されている各スロットのスコアによって決定される。スロットスコアの値が高いスロットから問い合わせを行う。初期状態では、各スロットのスコアは予め初期値が格納されている。各スロットのスコアは、システム外部から変更可能なパラメータであり、ユーザの好みや、ユーザの個人情報、また、ユーザのシステムに関する習熟度などから決定することができる。
【0039】
さらに、このスコアは複数設定できるので、複数のモードをあらかじめ作っておき、それを切り替えることで問い合わせの順番を変更することも可能である。また、複数のスロットスコアが同じ値の場合、対話制御部6は同じスコアのスロット全てに値を一度に埋めようと問いかけを行う。
【0040】
つまり、スロットスコア記憶部12に格納されているスロットスコアが初期値のままである場合、上記運動靴検索タスクの例における対話において、システムは常に「メーカーはどこがいいですか?」という問いかけが一番始めであり、色スロットが空の場合は次に「何色がよいですか?」という順番でシステムの応答を行うが、例えば、いつも「色」から検索したいユーザにおいては、音声入力部1や、ボタンやタッチパネルなどを用いた音声以外の情報入力部15といった入力手段により、スロットスコア記憶部12における色スロットのスコアを変化させることで、システムが通常一番始めに行う問いかけを「何色がよいですか」に変えることできる。
【0041】
なお、このユーザの好みは、個人情報記憶部14を用いることもできる。例えば、ユーザの個人情報として、ユーザの好きなメーカーや、好きな色が登録されていれば、その情報を用いて問いかける順番を決定できる。なお、この個人情報記憶部はシステム内のメモリだけではなく、メモリカードのような、携帯できる媒体として持ち、これをシステムに組み込むことにより、利用することも可能である。
【0042】
また、いつも「メーカー」と「サイズ」同時に検索条件に使いたいユーザにおいては、メーカースロットとサイズスロットのスロットスコアを同一にして、システムからの問いかけを「メーカーとサイズを言ってください」という問いかけに変えることもできる。
【0043】
前記のように、ユーザ自身がスロットスコアの値を変化させることでシステムの問い合わせの順番や回数を変化させることもできるが、対話履歴記憶部14の情報を用いて、問い合わせの順番や回数を変化させることもできる。例えば、前記運動靴検索タスクにおいて、ユーザがいつも色の情報から発声していることを対話履歴記憶部14から対制御部6が認識した場合、対話制御6がスロットスコア記憶部12内の色スロットのスコアを変化させ、システムからの問いかけの順番を色の情報から得る順番に変えるし、ユーザがいつも複数の条件を同時に入れている場合や、ユーザがそのタスクを利用している回数が多い場合は、対話制御部6はスロットスコアを記憶部12内の複数のスロットスコア値を等しくすることにより、複数の問いかけ内容を含む応答文を作成する。
【0044】
さらに、スロットの値はスロットデフォルト値記憶部16にデフォルトとして設定できるため、通常同じ内容を入力するスロット、もしくは個人情報にデータがあるスロットに対しては、予め音声もしくは音声以外の情報入力部15からデフォルト値をスロットデフォルト値記憶部16に設定することにより、デフォルト値を入れたスロットについて次の対話からは、システムからの問い合わせが行われない。
【0045】
例えば上記運動靴検索タスクの例では、ユーザの靴のサイズは余り変化しないものだとしてサイズスロットにデフォルト値として自分のサイズを設定できる。これにより、運動靴検索時にはシステムからの「サイズはいくつですか?」という問い合わせの必要はなく、自分の靴のサイズを毎回発声する手間を省くことができる。
【0046】
また、このデフォルト値設定も問い合わせ順番設定同様、対話履歴記憶部14より対話制御部6において、ユーザがあるスロットに対して通常一定の値を格納していると判断できた場合、対話制御部6がその値をデフォルト値としてスロットデフォルト値記憶部16に設定できる。これにより、ユーザは自ら設定しなくとも対話システムを何回か使用することにより、自動的に自分にあった検索手順を少ない対話のターン数で実現できる。
【0047】
なお、本システム応答は、データベース記憶部8内のデータベースの内容によって対話制御部6が変化することもできる。例えば、上記運動靴検索タスクにおいて、メーカーのデータベースの中にあるメーカーの種類が1社しかなかった場合、対話制御部6は、スロットにその値を入れるため、メーカーについて、ユーザからへ問いかけることをしない。
【0048】
なお、今回は前記運動靴検索をタスクとしたが、他のタスクとしては例えばカーナビや情報端末における施設検索や交通機関における情報検索、テレビの番組検索、音楽配信サービスにおけるアーティストや曲の検索などに適用できる。
【0049】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における情報検索システムを利用したカーナビゲーションシステムの一実施例の構成図である。
【0050】
図3において、401はユーザからの伝達内容を入力する音声入力部、402は入力させた音声を音響モデル403及び言語モデル404を用いてテキスト文字列に変換する音声認識部、405は音声認識部402からのテキスト文字列を意味表現に変換する意味理解部、406は意味理解部405からのユーザの入力の意味表現とフレーム制御部413のスロット値要求文と個人情報記憶部418のユーザの個人情報と対話履歴記憶部417からの対話履歴情報とデータベース検索部407からのデータベース検索結果から対話制御を行う対話制御部、407は対話制御部406から送られた条件を基にデータベースから検索を行うデータベース検索部、408はカーナビゲーションシステムで提供される情報を蓄積しているデータベース記憶部、409は音声応答出力および画面表示出力を生成する応答音声・画像出力部、410は応答音声・画像出力部409からの画像情報を表示するモニタ、411は応答音声・画像出力部409からの音声情報を再生するスピーカ、412は対話制御に用いるフレームの定義がされているデータであるフレーム定義データ、413は対話制御部406からの要求によりフレーム用記憶部414からのフレーム内の情報と応答文連結部415からフレーム内のスロット値やスロットに値を要求するときの応答文を作成するフレーム制御部、414はフレーム制御部413からのフレームに関するデータを記憶するフレーム制御用記憶部、415はフレーム記憶部からのスロット値要求フレーズを文末表現416を用いて連結し応答文を作成する応答文連結部、416はフレーズを接続し、文を作成するための文末表現である文末表現データ、417は対話の過去の履歴を保存する対話履歴記憶部、418はユーザの個人情報を記憶する個人情報記憶部、419はGPS自車位置検出部、420はキーボードやタッチペン等音声以外の入力部である音声以外の情報入力部420である。
【0051】
上記のように構成された情報検索システムを利用したカーナビゲーションシステムの動作について以下に説明する。
【0052】
カーナビゲーションシステムで行う情報検索としては、目的地設定として利用可能な宿泊施設検索、飲食店検索、駐車場検索等の他にインターネットやFM多重放送等を利用した映画館検索や渋滞情報検索や列車時刻表検索等が実現可能であるが、本実施の形態ではカーナビゲーションシステムにおける宿泊施設検索の一例について図4のフローに従って以下に説明する。
【0053】
本実施の形態では、カーナビゲーションシステムのモニタ410で図6のように表示される宿泊施設検索タスクにおいて、音声入力を中心としたケースについて説明する。前記宿泊施設検索タスク71には、検索条件として「最寄り駅名」72、「最寄り駅からの徒歩時間」74、「お部屋の種類(シングル、ダブル、ツイン、スイート)」75、「値段」76がある。このタスクを音声対話で実現するために、図5に示す宿泊施設検索フレーム61を用いた対話制御を行う。これは、検索に必要な条件をスロットとして持ち、このスロットに値を埋めるように対話を進行させる対話制御方法である。宿泊施設検索フレームとしてにおいてのスロットとして、「最寄り駅スロット」62、「最寄り駅からの徒歩時間スロット」63、「部屋のタイプスロット」64、「値段スロット」65、を定義する。
【0054】
まず、初期化処理として、対話制御部406から初期化を要求されたフレーム制御部413は、タスクが決定されると、タスクに適応したフレーム設定ファイルをフレーム定義データ412から読み込み、フレーム制御用記憶部414にフレームの動作に必要なメモリ領域が作成と初期値の格納を行う(S51)。
【0055】
このメモリ領域では、例えば図7に示すようなフレームの情報が格納される。ここで、スロットスコア81は、スロットの重要度を表すパラメータ、スロット名82はスロットの名前、スロット値83はスロットに格納されたデータ、スロット値要求文84は対応するスロット1つの値を求めるために用いられる応答文、スロット値要求フレーズ85は複数スロットの値をユーザに同時に要求するときに用いる文である。
【0056】
また、前記フレーム定義データ412から対話開始時や情報検索後、対話終了時等に出力される応答文デフォルト値の格納等もフレーム制御記憶部414に対し行う。
【0057】
上記スロット値83にデフォルト値が設定されている場合、このスロットに値を埋めようとする対話は行われないので、より迅速な情報入力が行える。例えば、上記宿泊施設検索タスクの例では、ユーザの都合の良い最寄り駅は最寄り駅スロットにデフォルト値として設定しておくと、宿泊施設検索時にはシステムからの「最寄り駅はどこにしますか?」という問い合わせの必要はなく、自分の都合の良い最寄り駅を宿泊施設検索のたびに入力する手間を省くことができる。
【0058】
なお、このスロットのデフォルト値は音声入力部401や、ボタンやタッチパネルなどを用いた音声以外の情報入力部420といった入力手段により、ユーザ自身が入力しても良いし、個人情報記憶部418から獲得しても良い。また、対話履歴記憶部418より、例えばいつも同じ最寄り駅を入力していると判断できた場合、いつも入力される最寄り駅をデフォルト値として設定できる。個人情報記憶部418は、システム内のメモリだけではなく、メモリカードのような、携帯できる媒体として持ち、これをシステムに組み込むことにより、利用することも可能である。
【0059】
なお、同じタスクにおいて上記フレームの情報を変えたフレーム定義をフレーム設定ファイルに複数持つことにより同じタスクでも初期値や応答文の異なる対話制御が行える。
【0060】
初期化処理(S51)を行った後、対話制御部406は情報検索の対話開始用応答文をフレーム制御用記憶部414に要求する。フレーム制御部406は、フレーム制御用記憶部414から対話開始応答文を受け取り、それを対話制御部406に送る。対話制御部406は、この対話開始応答文を応答音声・画像出力部409を介してスピーカ411に出力する(S52)。なお、特に初期化において対話開始応答文が定義されていない場合、スロットスコア81の最も高いスロットに対応したスロット値要求文84が対話開始応答応答文として出力される。例えば図7の例では「最寄り駅はどこですか?」という応答文が出力される。
出力された対話開始用応答文に対して、ユーザは例えば「○○駅に近いホテルを探して」と発声する。音声入力部401より入力された音声は、電気的信号に変換され、音響パラメータに変換される。音声認識部402において、音声入力部401からの音響パラメータと音響モデル403、言語モデル404を用いて音声認識される。音声認識の結果は、テキスト文字列STRとされて音声認識部402から出力される(S53)。
【0061】
意味解析部405は、音声認識部402からのテキスト文字列STRをスロット格納に対応した、一つもしくは複数の情報DSTRに分けて出力する(S54)。例えば、テキスト文字列STRが、「○○駅に近いホテルを探して」の場合、スロットに対応した「○○駅」がDSTRとして出力される。
【0062】
対話制御部406では、意味解析部405からの一つもしくは複数の情報DSTRを、フレーム制御部413に送り、フレーム制御部413はフレーム制御用記憶部414の対応したスロットに値を格納する。例えば、DSTR「○○駅」は宿泊施設検索フレームの最寄り駅スロットに入力される。対話制御部406は、その結果を応答音声・画像出力部409を通してモニタ410に出力する(S55)。このときのフレーム制御用記憶部414のおける宿泊施設フレーム記憶情報を図8に示す。図8では、スロット値93に「○○駅」96が入力され、モニタ410には図9のように、最寄り駅スロット102には「○○駅」が表示される。
【0063】
また、前記テキスト文字列STRが「○○駅から5分くらいのホテル」である場合、DSTRは「○○駅」と「5分」となり、フレーム制御記憶部414内の宿泊施設検索フレーム内の最寄り駅スロットと最寄り駅からの徒歩時間スロットにそれぞれ「○○駅」と「5分」が入ることになる。このときのフレーム制御用414のおける宿泊施設フレーム記憶情報を図10に示す。ここでは、スロット値1103として、「○○駅」1106と「5分」1107が入力され、モニタ410には図11のように、最寄り駅スロット1202には「○○駅」が、最寄り駅からの所要時間スロット1203には「5分」が表示される。
【0064】
なお、スロットの値を格納するときは対話履歴記憶部418に記憶されている対話履歴を用いることもできる。これにより、例えば、対話履歴記憶部418で対話のターン数を記憶しておき、「○○」というスロット値が格納されてあるターン数以上が経過した後、同じスロットに対して「△△」のスロット値が入力された場合、対話制御部406が例えば「○○を△△に変更しますか」といった確認を行うことができる。
【0065】
また、「近くのホテルを探して」との発声に対してはGPS自車位置検出部419から現在の車の位置情報を取り出し、データベース検索部407で最寄り駅を検索した後、最寄り駅スロットに検索結果の現在の車の位置から最も近い駅名を格納する。
【0066】
フレーム制御用記憶部414のスロットに値が格納されると対話制御部406は、フレーム制御部413を通してその情報を取得し、その条件をデータベース検索部407に送る。データベース検索部407は、条件に合った結果をデータベース記憶部408内のデータから検索し、データベース検索結果として、例えば、○○駅周辺のホテルについてのデータを対話制御部406に送る(S56)。
【0067】
なお、データベース検索部407は、システム内の検索エンジンだけでなく、インターネット上の検索エンジンでもよい。また、データベース記憶部408もシステム内のデータベース記憶部408だけではなく、前記インターネット上の検索エンジンに対応したデータベース記憶部やメモリカードやDVDなど携帯できる記憶媒体上のデータベースでもよい。
【0068】
データベース検索部407から検索結果を受け取った対話制御部406は、前記データベース検索結果の数が結果表示数である閾値TH内に入っているかを調べる(S57)。
【0069】
前記閾値TH内に入っていれば、検索結果を応答音声・画像出力部409より出力し、検索用対話を終了する(S58)。例えば、○○駅周辺のホテルの検索結果が5件有り、前記閾値THが10件である場合、5件の検索結果のホテル名を画面に表示し、音声入力部401や、ボタンやタッチパネルなどを用いた音声以外の情報入力部420といった入力手段により、最も希望のホテルを選んでもらい、対話を終了する。
【0070】
逆に、前記データベース検索結果が閾値THより大きい場合には、さらに検索結果を絞り込むため、対話制御部406の要求によりフレーム制御部413がフレーム制御用記憶部414のフレーム内の値が格納されていないスロットを探し、その中から最も高いスロットスコアを持つスロットに条件を埋めるようにユーザの発声を促すべく、空のスロットに対応したスロット値要求文を選択し、対話制御部406に送る。ここで、複数のスロットスコアが同じ値の場合、対話制御部406は同じスコアのスロット全てに値を一度に埋めようと問いかけを行う。
【0071】
例えば図8の場合、既に「○○駅」96が埋まっているので、空スロット97の中で最もスロットスコア91の高いスロット名は「最寄り駅からの徒歩時間」スロット98であり、このスロットに対応したスロット値要求文94は「最寄り駅はどこから歩いてどのくらいが良いですか?」99となる。
なお、各スロットスコアは、システム外部から変更可能なパラメータであり、ユーザの好みや、ユーザの個人情報、また、ユーザのシステムに関する習熟度などから決定することができる。
【0072】
例えば前記例のデフォルト値として最もスロットスコアが高いスロットは「最寄り駅スロット」であるが、ユーザが常にこのタスクにおいては料金から聞いて欲しいと思えば、音声入力部401や、ボタンやタッチパネルなどを用いた音声以外の情報入力部420より、「値段スロット」のスロットスコアを最も高くし、それをフレーム定義データとしてフレーム定義データ412に保存すれば、次の対話から一番初めに要求されるのは「値段スロット」の値となる。
【0073】
また、「最寄り駅」と「最寄り駅からの徒歩時間」を同時に検索したい場合は、音声入力部401や、ボタンやタッチパネルなどを用いた音声以外の情報入力部420といった入力手段により、スロットスコア記憶部412における「最寄り駅からの徒歩時間スロット」のスコアを「最寄り駅スロット」と同じ値かつ最大値となるよう変化させることで、システムが通常一番始めに行う問いかけを例えば「最寄り駅と最寄り駅からの徒歩時間を言ってください?」に変えることできる。これは、複数の空スロットに値同時を求める応答文はフレーム制御用記憶部414のスロットのスロット値要求フレーズを、文末表現データ416を用いて応答文連結部415で連結することで作成される。
【0074】
また、例えば対話履歴記憶部418の対話履歴において、一番初めの「最寄りの駅はどこですか?」という問いに対し、いつもユーザが「5000円以内」といった入力を行っている場合、対話管理部406はフレーム制御部413にフレーム定義データ412として「値段スロット」のスロットスコアを最も高い値に設定するよう指令を送る。
【0075】
また、ユーザが一番初めの「最寄りの駅はどこですか?」という問いに対し、いつもユーザが例えば「○○駅から歩いて5分以内」といった入力を行っている場合、対話管理部406はフレーム制御部413にフレーム定義データとして「最寄り駅スロット」と「最寄り駅からの時間」スロットのスロットスコアを同じ値に設定することで、一度に例えば「最寄り駅と最寄り駅からの徒歩時間を言ってください?」といった応答を行える。
さらに、例えば対話履歴記憶部418の対話履歴において、ユーザがそのシステムを利用している回数が多い事が分かると(システムの操作に習熟している場合)は、対話制御部406はフレーム制御用記憶部414内の複数のスロットスコア値を等しくすることにより、前記同様複数条件を問いかける応答文を作成することができる。
【0076】
また、本システム応答は、データベース記憶部408内のデータベースの内容によって対話制御部406が検索手順を変更することもできる。例えば、上記宿泊施設検索タスクにおいて、データベース内のデータにおいて最寄り駅からの徒歩時間が「5分」しかなかった場合、対話制御部406は、スロットにその値を入れ、最寄り駅からの徒歩時間についてユーザへ問いかけることをしない。
【0077】
上記のように応答文が決定されると、対話制御部406は前記スロット値要求文を応答音声・画像出力部409に問い合わせ文を送る(S59)。
【0078】
応答音声・画像出力部409は、対話制御部406から送られた結果をスピーカ411あるいはモニタ410からユーザに伝える(S60)。 次に、ユーザは、S53〜S57の処理を繰り返し、データベース検索部407から受け取ったデータベース検索結果の数が結果表示数である閾値TH内に入っているかを調べ、前記閾値TH内に入っていれば、検索結果を応答音声・画像出力部409より出力し、検索用対話を終了する。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、同じタスクを達成するフレームが選ばれた場合でも、ユーザの好みや、個人情報や、システムの対話履歴によるユーザのシステム使用傾向や、データ検索におけるデータベースの内容から、ユーザにスロットを埋めさせる順番をおよび回数を変更することにより、ユーザ・システム共に条件入力時間が短くなり、快適にシステムを使用することが可能になり、さらに情報検索においては、変化するデータベースに対して効率的な情報検索が可能になり、検索結果を早く導き出すことが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における対話制御システムの構成を示すブロック図
【図2】運動靴検索フレームを示す図
【図3】本発明の実施の形態2における対話制御システムの構成を示すブロック図
【図4】本発明が適用された対話制御システムにおけるの処理を示すフローチャート
【図5】宿泊施設検索フレームを示す図
【図6】宿泊施設検索タスクの画面例を示す図
【図7】フレーム制御用記憶部における記憶情報の例を示す図
【図8】フレーム制御用記憶部の記憶情報の例を示す図
【図9】宿泊施設検索タスクに入力されたときのの画面例を示す図
【図10】フレーム制御用記憶部に記録された記憶情報の例を示す図
【図11】宿泊施設検索タスクに入力されたときのの画面例を示す図
【図12】従来の対話制御システムの構成図
【符号の説明】
1 音声入力部
2 音声認識部
3 音響モデル
4 言語モデル
5 意味理解部
6 対話制御部
7 データベース検索部
8 データベース記憶部
9 応答音声・画像出力部
10 画面
11 スピーカ
12 スロットスコア記憶部
13 個人情報記憶部
14 対話履歴記憶部
15 音声以外の情報入力部
16 スロットデフォルト値記憶部
401 音声入力部
402 音声認識部
403 音響モデル
404 言語モデル
405 意味理解部
406 対話制御部
407 データベース検索部
408 データベース記憶部
409 応答音声・画像出力部
410 モニタ
411 スピーカ
412 フレーム定義データ
413 フレーム制御部
414 フレーム制御用記憶部
415 応答文連結部
416 文末表現データ
417 対話履歴記憶部
418 個人情報記憶部
419 GPS自車位置検出部
420 音声以外の情報入力部

Claims (9)

  1. ユーザの検索目的であるフレームおよび前記フレームの検索条件である複数のスロットを格納する格納部に格納された前記スロットを、前記ユーザに問い合わせるステップと、
    前記問い合わせに対するユーザの入力を受け付け、前記フレームと前記ユーザの入力とに基づいて、検索用データベースから前記フレームを検索する検索ステップとを有する対話制御方法において、
    ユーザの嗜好に基づいて、スロット毎にスコアリングされたスロットスコアの大小により、前記スロットを問い合わせる順番を変更するステップと、
    前記変更したスロットの順番に応じて、スロットを問合せるステップと、を有する、
    対話制御方法。
  2. 前記スロットスコアが大きい順に問合せる順番を変更する、請求項1記載の対話制御方法。
  3. 前記検索ステップの検索結果の数が一定数以下になるまで、前記問い合わせステップは、前記変更した順番で順次、前記スロットを前記ユーザに問い合わせる
    請求項1記載の対話制御方法。
  4. 前記ユーザの入力は、音声認識を用いて入力されることを特徴とした請求項1記載の対話制御方法。
  5. 前記ユーザの入力は、タッチパネルを用いて入力されることを特徴とした請求項1記載の対話制御方法。
  6. 前記ユーザの入力は、キーボードを用いて入力されることを特徴とした請求項1記載の対話制御方法。
  7. ユーザの検索目的であるフレームおよび前記フレームの検索条件である複数のスロットを格納する格納部と、
    ユーザの嗜好に基づいて、スロット毎にスコアリングされたスロットスコアの大小により、前記スロットを問い合わせる順番を変更する対話制御部と、
    前記対話制御部により変更されたスロットの順番に応じて、スロットを問合せる出力手段と、
    前記問い合わせに対するユーザの入力を受け付ける入力手段と、
    前記フレームおよび前記問い合わせに対するユーザの入力に基づいて、検索用データベースから前記フレームを検索する検索部と
    を有する対話制御システム。
  8. ユーザの検索目的であるフレームおよび前記フレームの検索条件である複数のスロットを格納する格納部と、
    ユーザの嗜好に基づいて、スロット毎にスコアリングされたスロットスコアの大小により、前記スロットを問い合わせる順番を変更する対話制御部と、
    前記対話制御部により変更されたスロットの順番に応じて、スロットを問合せる出力手段と、
    前記問い合わせに対するユーザの入力を受け付ける入力手段と、
    前記フレームおよび前記問い合わせに対するユーザの入力に基づいて、検索用データベースから前記フレームを検索する検索部と
    を有する対話制御カーナビゲーションシステム。
  9. ユーザの検索目的であるフレームおよび前記フレームの検索条件である複数のスロットを格納する格納部に格納された前記スロットを、前記ユーザに問い合わせるステップと、
    前記問い合わせに対するユーザの入力を受け付け、前記フレームと前記ユーザの入力とに基づいて、検索用データベースから前記フレームを検索する検索ステップとを有する対話制御方法において、
    ユーザの嗜好に基づいて、スロット毎にスコアリングされたスロットスコアの大小により、前記スロットを問い合わせる順番を変更するステップと、
    前記変更したスロットの順番に応じて、スロットを問合せるステップと、を有する、対話制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2001164869A 2000-07-21 2001-05-31 対話制御方法及びその装置 Expired - Lifetime JP4686905B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164869A JP4686905B2 (ja) 2000-07-21 2001-05-31 対話制御方法及びその装置
US09/908,609 US20020013860A1 (en) 2000-07-21 2001-07-20 Dialog control method and apparatus for controlling dialog
EP01117597A EP1187007A3 (en) 2000-07-21 2001-07-20 Dialog control method

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-220460 2000-07-21
JP2000220460 2000-07-21
JP2000220460 2000-07-21
JP2001164869A JP4686905B2 (ja) 2000-07-21 2001-05-31 対話制御方法及びその装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002099404A JP2002099404A (ja) 2002-04-05
JP2002099404A5 JP2002099404A5 (ja) 2008-06-19
JP4686905B2 true JP4686905B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=26596402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001164869A Expired - Lifetime JP4686905B2 (ja) 2000-07-21 2001-05-31 対話制御方法及びその装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020013860A1 (ja)
EP (1) EP1187007A3 (ja)
JP (1) JP4686905B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003302997A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Murata Mach Ltd 音声制御装置
JP2004348658A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用情報提供方法および車両用情報提供装置
JP2005181386A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Mitsubishi Electric Corp 音声対話処理装置及び音声対話処理方法並びにプログラム
DE10360656A1 (de) * 2003-12-23 2005-07-21 Daimlerchrysler Ag Bediensystem für ein Fahrzeug
US7805704B2 (en) * 2005-03-08 2010-09-28 Microsoft Corporation Development framework for mixing semantics-driven and state-driven dialog
JP4491438B2 (ja) * 2006-06-26 2010-06-30 Necシステムテクノロジー株式会社 音声対話装置、音声対話方法、およびプログラム
JP2008233678A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Honda Motor Co Ltd 音声対話装置、音声対話方法、及び音声対話用プログラム
JP5333131B2 (ja) * 2009-09-30 2013-11-06 沖電気工業株式会社 情報処理装置及び情報処理方法
FR2991077A1 (fr) * 2012-05-25 2013-11-29 Ergonotics Sas Systeme interactif de resolution contextuelle d'informations provenant d'un systeme semantique
CN104301500A (zh) * 2013-07-16 2015-01-21 中兴通讯股份有限公司 一种终端控制方法、装置和终端
JP6069157B2 (ja) * 2013-09-30 2017-02-01 Necパーソナルコンピュータ株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP2015069101A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 Necパーソナルコンピュータ株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
CN104360897B (zh) * 2014-10-29 2017-09-22 百度在线网络技术(北京)有限公司 对话处理方法和对话管理系统
US10885129B2 (en) 2014-12-10 2021-01-05 Google Llc Using frames for action dialogs
JP6604542B2 (ja) * 2015-04-02 2019-11-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 対話方法、対話プログラム及び対話システム
CN105845137B (zh) * 2016-03-18 2019-08-23 中国科学院声学研究所 一种语音对话管理系统
US10949748B2 (en) * 2016-05-13 2021-03-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Deep learning of bots through examples and experience
JP6553007B2 (ja) * 2016-09-13 2019-07-31 株式会社東芝 対話フロー制御装置、対話フロー制御方法およびプログラム
JP6610965B2 (ja) * 2017-03-10 2019-11-27 日本電信電話株式会社 対話方法、対話システム、対話装置、およびプログラム
JP2019057092A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP6805112B2 (ja) 2017-11-08 2020-12-23 株式会社東芝 対話システム、対話方法および対話プログラム
KR102064207B1 (ko) * 2018-02-27 2020-01-09 주식회사 와이즈넛 의료문진을 위한 예제기반 목적지향 대화관리 방법 및 그 장치
KR20200024511A (ko) 2018-08-28 2020-03-09 삼성전자주식회사 대화 에이전트의 동작 방법 및 그 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6393034A (ja) * 1986-10-08 1988-04-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 学習型デ−タ検索システム
JPH09326856A (ja) * 1996-06-03 1997-12-16 Mitsubishi Electric Corp 音声認識応答装置
JPH10187846A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 San Doratsugu:Kk 薬検索装置およびその方法
JP2000194722A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Nec Corp 情報検索装置及びその方法ならびに情報検索プログラムを格納した記憶媒体
JP2000194386A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Omron Corp 音声認識応答装置及び方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5694558A (en) * 1994-04-22 1997-12-02 U S West Technologies, Inc. Method and system for interactive object-oriented dialogue management
US5685000A (en) * 1995-01-04 1997-11-04 U S West Technologies, Inc. Method for providing a linguistically competent dialogue with a computerized service representative
US5730603A (en) * 1996-05-16 1998-03-24 Interactive Drama, Inc. Audiovisual simulation system and method with dynamic intelligent prompts
US6498921B1 (en) * 1999-09-01 2002-12-24 Chi Fai Ho Method and system to answer a natural-language question
US5836771A (en) * 1996-12-02 1998-11-17 Ho; Chi Fai Learning method and system based on questioning
US6044347A (en) * 1997-08-05 2000-03-28 Lucent Technologies Inc. Methods and apparatus object-oriented rule-based dialogue management
US6539372B1 (en) * 1999-11-17 2003-03-25 International Business Machines Corporation Method for providing automated user assistance customized output in the planning, configuration, and management of information systems
US6598018B1 (en) * 1999-12-15 2003-07-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for natural dialog interface to car devices
US7006990B2 (en) * 2000-04-27 2006-02-28 International Business Machines Corporation Electronic product catalog systems

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6393034A (ja) * 1986-10-08 1988-04-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 学習型デ−タ検索システム
JPH09326856A (ja) * 1996-06-03 1997-12-16 Mitsubishi Electric Corp 音声認識応答装置
JPH10187846A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 San Doratsugu:Kk 薬検索装置およびその方法
JP2000194722A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Nec Corp 情報検索装置及びその方法ならびに情報検索プログラムを格納した記憶媒体
JP2000194386A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Omron Corp 音声認識応答装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1187007A3 (en) 2004-08-04
EP1187007A2 (en) 2002-03-13
JP2002099404A (ja) 2002-04-05
US20020013860A1 (en) 2002-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4686905B2 (ja) 対話制御方法及びその装置
US6513006B2 (en) Automatic control of household activity using speech recognition and natural language
WO2018021237A1 (ja) 音声対話装置、音声対話方法、および記録媒体
JP2023115067A (ja) アシスタントアプリケーションのための音声ユーザインタフェースショートカット
Chu-Carroll MIMIC: An adaptive mixed initiative spoken dialogue system for information queries
EP1049072B1 (en) Graphical user interface and method for modifying pronunciations in text-to-speech and speech recognition systems
EP1045374B1 (en) Merging of speech interfaces for concurrent use of devices and applications
US20020077823A1 (en) Software development systems and methods
WO2005122016A1 (ja) 入力補助装置、情報検索装置、入力補助方法、及びプログラム
JP2001034451A (ja) ヒューマン−マシンダイアログ自動生成方法、システム及びその装置
WO1998013771A1 (fr) Processeur interactif
JP2006277119A (ja) コミュニケーション支援装置、コミュニケーション支援方法およびコミュニケーション支援プログラム
US20060116882A1 (en) User interface selectable real time information delivery system and method
CN102549652A (zh) 信息检索装置、信息检索方法及导航系统
EP1079615A2 (en) System for identifying and adapting a TV-user profile by means of speech technology
JP2003263188A (ja) 対話フォーカス追跡機能を有する音声命令解釈装置及びその方法並びにその方法を記録したコンピュータで読込み可能な記録媒体
JP2001357053A (ja) 対話装置
JP5300497B2 (ja) 対話装置、対話プログラムおよび対話方法
JPH10283403A (ja) 情報処理装置及び記憶媒体
JP6772916B2 (ja) 対話装置および対話方法
JP3615309B2 (ja) データ検索装置および方法、情報記憶媒体
JP2003108566A (ja) エージェントを用いた情報検索方法および情報検索装置
Glass et al. Flexible and personalizable mixed-initiative dialogue systems
KR20210135151A (ko) 단말기의 음성인식 기능과 tts 기능을 이용한 상호 음성전달에 의한 대화 형 외국어 학습방법
JP2004118856A (ja) エージェントを用いた情報検索方法および情報検索装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080423

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080423

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091117

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4686905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term