JP2019057092A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】対話相手からの返答情報を通知手段に応じて通知する情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】ユーザに関する情報と、ユーザが対話相手に伝えた情報とを含む入力情報を取得し、その入力情報を解析することで、その情報に対する回答等の返答情報を作成し、その入力情報に対する対話相手からの返答情報と、情報を通知する通知手段に適合するように編集された出力情報を通知手段によって通知する。返答情報を通知手段に適合するように編集することができない場合は、返答情報を外部装置へ送信する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、マルチメディア情報からユーザの関心のある部分のみを抽出して提供する技術が開示されている。
特許文献2には、ユーザの傾向を特徴付けるキーワードに適したコンテンツを収集し、当該ユーザの固有のページをそのコンテンツから生成し、そのページを、コミュニケーションに参加する他のユーザに提供する技術が開示されている。
特許文献3には、ユーザの個人情報と第三者の個人情報とが類似し、かつ、ユーザの希望プランと第三者が既に実現したプランとが類似するデータを抽出する技術が開示されている。
特開2000−250944号公報 特開2003−223406号公報 特開2007−11541号公報
本発明の目的は、対話相手からの返答情報が通知手段に応じて通知されるようにすることにある。
請求項1に記載の発明は、ユーザに関する情報と前記ユーザが対話相手に伝えた情報とを含む入力情報を取得する取得手段と、情報を通知する通知手段と、前記入力情報に対する前記対話相手からの返答情報と前記通知手段とに応じた出力情報を前記通知手段に通知させる制御手段と、を有する情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記返答情報を前記通知手段に適合するように編集することで前記出力情報を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記返答情報を前記通知手段に適合するように編集することができない場合、外部装置への前記返答情報と前記入力情報の送信を制御する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、前記入力情報に含まれる前記ユーザの個人情報を前記ユーザが特定されない情報に編集して前記入力情報の送信を制御する、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記返答情報を前記通知手段に適合するように編集することができない場合とは、前記通知手段が、前記返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有していない場合である、ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記外部装置は、前記返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有する装置である、ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、前記ユーザの特性に更に応じて前記返答情報を編集することで前記出力情報を生成する、ことを特徴とする請求項2から請求項6何れかに記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、前記ユーザが前記対話相手に伝えた情報に更に応じて前記返答情報を編集することで前記出力情報を生成する、ことを特徴とする請求項2から請求項7何れかに記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記取得手段は、前記ユーザが携帯する機器から前記ユーザに関する情報として前記ユーザの個人情報を取得する、ことを特徴とする請求項1から請求項8何れかに記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータを、ユーザに関する情報と前記ユーザが対話相手に伝えた情報とを含む入力情報を取得する取得手段、情報を通知する通知手段、前記入力情報に対する前記対話相手からの返答情報と前記通知手段とに応じた出力情報を前記通知手段に通知させる制御手段、として機能させるプログラムである。
請求項1,10に記載の発明によれば、対話相手からの返答情報が通知手段に応じて通知される。
請求項2に記載の発明によれば、通知手段に適合した状態で出力情報が通知される。
請求項3,5,6に記載の発明によれば、通知手段に適合する出力情報を生成することができない場合であっても、外部装置を利用して、その生成が実現され得る。
請求項4に記載の発明によれば、個人情報の漏洩が防止又は抑制される。
請求項7に記載の発明によれば、ユーザの特性に適合した出力情報が通知される。
請求項8に記載の発明によれば、対話相手に伝えた情報に適合した出力情報が通知される。
請求項9に記載の発明によれば、簡易な手法でユーザに関する情報が取得される。
本発明の実施形態に係る情報処理システムを示すブロック図である。 情報処理システムに含まれる機器の具体例を示すブロック図である。 機器が少なくとも有する構成を示すブロック図である。 サーバを示すブロック図である。 機器管理テーブルを示す図である。 画面を示す図である。 画面を示す図である。 画面を示す図である。 画面を示す図である。 ロボットを示す図である。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1には、本実施形態に係る情報システムの一例が示されている。
本実施形態に係る情報処理システムは、一例として、機器(例えば機器10,12)とサーバ(例えばサーバ14,16)とを含む。図1に示す例では、機器10,12とサーバ14,16は、ネットワーク等の通信経路Nを介して互いに通信する機能を備えている。もちろん、機器10,12とサーバ14,16は、通信経路Nを利用せずに、それぞれ異なる通信経路を介して他の装置と通信を行ってもよい。図1に示す例では、2つの機器(機器10,12)が情報処理システムに含まれているが、1つの機器が情報処理システムに含まれていてもよいし、3つ以上の機器が情報処理システムに含まれていてもよい。また、2つのサーバ(サーバ14,16)が情報処理システムに含まれているが、1つのサーバが情報処理システムに含まれていてもよいし、3つ以上のサーバが情報処理システムに含まれていてもよい。
機器10,12は機能を有する装置である。機器全般が本実施形態に係る機器の範疇に含まれてもよい。例えば、情報機器、映像機器、音響機器、その他の機器も、本実施形態に係る機器の範疇に含まれてもよい。具体的には、画像形成機能を有する画像形成装置、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、スマートフォン、携帯電話、ロボット(人型ロボット、人以外の動物型ロボット、それら以外のロボット等)、プロジェクタ、液晶ディスプレイ等の表示装置、記録装置、再生装置、カメラ等の撮像装置、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、コーヒーメーカー、掃除機、洗濯機、空調機、照明機器、時計、監視カメラ、自動車、二輪車、航空機(例えば無人航空機(いわゆるドローン))、ゲーム機等も、本実施形態に係る機器の範疇に含まれてもよい。また、機器10,12は、ウェアラブル端末(腕時計型端末、リストバンド型端末、眼鏡型端末、指輪型端末、コンタクトレンズ型端末、体内埋め込み型端末、ヒアラブル端末等)であってもよい。機器10,12は、互いに同じ種類の装置であってもよいし、互いに異なる種類の装置であってもよい。また、機器10,12は、他の装置との間でデータを送受信する機能を有する。
サーバ14は、保護情報を管理する装置である。保護情報は、例えば、当該保護情報に対するアクセス権限が与えられたユーザや機器や場所からのアクセスが許可され、それら以外のユーザや機器や場所からのアクセスが禁止される情報である。サーバ14は例えば社内用のサーバであり、当該会社の建物の内部からのアクセスや、社内に設置されている機器からのアクセスや、当該会社の社員からのアクセスが許可され、それら以外のユーザや機器や場所からのアクセスが禁止されるサーバである。社内用のサーバ14によって管理されている保護情報は、当該会社に関する情報であり、例えば、当該会社で扱っている商品に関する情報、当該会社の顧客に関する情報、当該会社の社員に関する情報(例えば、所属部門に関する情報、社員歴に関する情報、各社員の評価に関する情報等)、当該会社の営業に関する情報(例えば、業績に関する情報、営業スキルに関する情報、社員教育に関する情報、社員が作成した各種資料に関する情報等)、当該会社の施設に関する情報(例えば、各部門の配置に関する情報、社員食堂に関する情報、売店に関する情報等)、当該会社の資産に関する情報、等を含む情報である。サーバ14によって保護情報を管理することで、後述するサーバ16によって保護情報を管理する場合と比べて、保護情報の漏洩が防止又は抑制される。
サーバ16は、汎用情報を管理する装置である。汎用情報は、例えば、アクセス権限の有無に関わらずアクセスが許可される情報である。例えば、サーバ16は、インターネットやSNS(ソーシャルネットワークサービス)等を利用して各種の情報を収集する機能を有する。サーバ16は、いわゆるクラウド上に設けられたサーバであってもよい。
機器10,12においては、ユーザと対話する機能を有する対話相手が用いられる。その対話相手は、例えば、ユーザの発言を受け、その発言内容を解析することで、その発言に対する回答等の返事を作成してユーザに提供する機能を有する。例えば、ユーザの発言は、文字入力、音声入力、画像入力等によって行われ、回答等の返事は、文字出力、音声出力、画像出力等によって行われる。対話相手は、例えばプログラムを実行することで実現され、そのプログラムは例えば機器10,12にインストールされている。もちろん、対話相手に関するプログラムは、サーバ14,16にインストールされ、対話相手の機能が、サーバ14,16から機器10,12に対して提供されてもよい。
上記の対話相手は、例えば人工知能(AI)によって実現される自動応答AIによって構成されている。自動応答AIは、ユーザの発言内容を解析し、その発言内容に対する回答等の返事をユーザに提供する機能を有する。自動応答AIは、いわゆるチャットボット(chatbot)(人工知能を活用した自動会話プログラム)であってもよい。自動応答AIは、人工知能による学習機能を有し、その学習機能によって、人に近い判断を行う能力を有していてもよい。また、ニューラルネットワーク型のディープラーニングが利用されてもよいし、部分的に学習分野を強化する強化学習等が利用されてもよいし、その他、遺伝的アルゴリズム、クラスタ分析、自己組織化マップ、アンサンブル学習、等が利用されてもよい。もちろん、これら以外の人工知能に関する技術が利用されてもよい。
本実施形態では、ユーザに関する情報とユーザが対話相手に伝えた状態とを含む入力情報が機器に入力され、入力情報に対する対話相手からの返答情報と情報をユーザに通知するための通知手段とに応じた出力情報が、当該通知手段によってユーザに通知される。
以下、図2を参照して、機器10,12の一例について説明する。図2には、機器10,12の一例が示されている。以下では、サーバ14は社内用のサーバであるものとする。例えば、PC18、複合機20、スマートフォン22、及び、ロボット24が、機器として情報処理システムに含まれている。PC18は、例えば社員用のPCであり、オフィス内の当該社員の席に設置されている機器である。複合機20は、画像形成機能(例えば、プリント機能、スキャン機能、コピー機能及びファクシミリ機能の中の少なくとも1つの機能)を有し、オフィス内に設置されている機器である。スマートフォン22は、通信機能を有する携帯端末機器である。スマートフォン22は、社員自身のスマートフォンであってもよいし、会社から社員に貸与されているスマートフォンであってもよい。ロボット24は、社員の自宅に設置されている機器である。PC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24のそれぞれには、自動応答AIが搭載されている。なお、各機器には、互いに同じ性能を有する自動応答AIが搭載されていてもよいし、互いに異なる性能を有する自動応答AIが搭載されていてもよい。図2に示されている機器は一例に過ぎず、これら以外の機器が情報処理システムに含まれていてもよいし、これらの機器の中の一部が情報処理システムに含まれていなくてもよいし、全部の機器が情報処理システムに含まれておらず、他の機器が情報処理システムに含まれていてもよい。
以下、図3を参照して、機器が少なくとも有する構成について説明する。図3には、その構成が示されている。もちろん、すべての機器が、図3に示されている構成を有していなくてもよく、一部の機器が、図3に示されている構成を有していてもよい。例えば、図2に示されているPC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24が、図3に示されている構成を有している。PC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24は、図3に示されている構成以外にも、それぞれが有する機能を実現するための構成を有している。以下、各構成について詳しく説明する。
通信部26は通信インターフェースであり、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置からデータを受信する機能を有する。通信部26は、無線通信機能を有する通信インターフェースであってもよいし、有線通信機能を有する通信インターフェースであってもよい。通信部26は、例えば、1又は複数の種類の通信方式に対応しており、通信相手に適した通信方式(つまり、通信相手が対応している通信方式)に従って通信相手と通信してもよい。通信方式は、例えば、赤外線通信、可視光通信、Wi−Fi(登録商標)通信、近接無線通信(例えばNFC(Near Field Communication)等)、等である。近接無線通信としては、Felica(登録商標)、Bluetooth(ブルートゥース)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identifier)等が用いられる。もちろん、別の方式の無線通信が近接無線通信として用いられてもよい。通信部26は、例えば、通信相手に応じて通信方式や周波数帯域を切り替えてもよいし、周囲の環境に応じて通信方式や周波数帯域を切り替えてもよい。
UI部28はユーザインターフェース部であり、表示部と操作部を含む。表示部は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置である。操作部は、例えばタッチパネルやキーボード等の入力装置である。もちろん、表示部と操作部を兼ねたユーザインターフェース(例えば、タッチ式のディスプレイや、ディスプレイ上に電子的にキーボード等を表示する装置等を含む)であってもよい。また、UI部28は、マイク等の集音部やスピーカ等の音声発生部を含んでいてもよい。この場合、音声入力によって情報が機器に入力されてもよいし、音声によって情報が発せられてもよい。
記憶部30はハードディスクやメモリ(例えばSSD等)等の記憶装置である。記憶部30には、例えば、機器管理情報、各種のデータ、各種のプログラム(例えば、OS(Operating System)、自動応答AIを実現するためのプログラム(ソフトウェア)、各種のアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)等)、サーバ14,16のアドレスを示す情報(サーバアドレス情報)、等が記憶されている。もちろん、それらは別々の記憶装置に記憶されてもよいし、1つの記憶装置に記憶されてもよい。なお、自動応答AIを実現するためのプログラムはサーバ14,16に記憶され、そのプログラム自体がサーバ14,16によって実行されることで、自動応答AIの機能がサーバ14,16から機器に提供されてもよい。この場合、自動応答AIを実現するためのプログラムは記憶部30に記憶されていなくてもよい。
機器管理情報は、情報処理システムに含まれている機器を管理するための情報である。機器管理情報は、例えば、機器毎に、機器を識別するための機器識別情報(デバイス識別情報)と、当該機器の種類を示す情報と、当該機器が有する能力を示す能力情報と、当該機器の状態を示すステータス情報と、当該機器が有する情報伝達媒体を示す媒体情報と、当該機器のアドレスを示す情報(機器アドレス情報)と、の対応付けを示す情報である。
例えば、PC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24のそれぞれに機器管理情報が記憶されている。PC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24は、定期的に、予め定められたタイミングで、又は、ユーザや管理者が指示を与えたタイミングで、他の機器と通信することで、他の機器の能力情報、ステータス情報及び情報伝達媒体を取得し、これらの情報を含む機器管理情報を記憶する。こうすることで、各機器の情報が更新される。
機器管理情報はサーバ14に記憶されていてもよい。例えば、機器が情報処理システムに登録されるときに、当該機器の機器識別情報、種類を示す情報、能力情報、媒体情報及び機器アドレス情報が、サーバ14に記憶されている機器管理情報に登録される。また、サーバ14は、定期的に、予め定められたタイミングで、又は、ユーザや管理者が指示を与えたタイミングで、各機器から情報を取得し、機器管理情報を更新する。機器管理情報がサーバ14に記憶されている場合、機器管理情報は、PC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24に記憶されていなくてもよい。この場合、PC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24はそれぞれ、サーバ14にアクセスし、サーバ14に記憶されている機器管理情報を参照することで、各機器の能力やステータスを識別する。もちろん、機器管理情報は、特定の機器のみに記憶され、他の機器は当該特定の機器にアクセスすることで、各機器の能力やステータスを識別してもよい。
機器識別情報は、例えば、機器ID、機器名称、機器の型番号、機器を管理するための情報(例えば資産管理番号等)、機器が設置されている位置を示す情報(機器の位置情報)、等である。
能力情報は、機器の性能、機器が有する機能、機器が実行可能な処理等を示す情報である。機器の性能は、例えば、機器が有するハードウェアの性能(例えばCPU等のプロセッサの性能、メモリやHDD等の記憶装置の容量、通信速度、電子回路の性能、ディスプレイの解像度、機器特有の機能等)や、機器にインストールされているソフトウェアの性能(実行可能な処理等)、等である。例えば、処理速度や処理結果の品質(精度)等が、機器の性能に該当する。品質(精度)は、例えば、処理の結果として得られる画像の品質(カラー、白黒、解像度等)、処理の結果として得られる音声の品質(音域の広さ等)、等である。機器管理情報に含まれる能力情報を参照することで、機器が有する能力が特定される。
機器の状態は、例えば、起動して処理を行っていない状態(電源ONの状態)、処理中の状態、エラーが発生している状態、電源OFFの状態、スリープ状態(機器の一部のみに電力が供給されている状態)、故障中の状態、メンテナンス中の状態、等である。機器管理情報に含まれるステータス情報を参照することで、機器の状態が特定される。
情報伝達媒体は、情報をユーザに通知するための媒体であり、例えば、表示媒体、音声媒体、紙媒体、等である。表示媒体は、ディスプレイに相当し、音声媒体はスピーカに相当し、紙媒体は用紙に相当する。表示媒体や音声媒体は、UI部28によって構成されるともいえる。媒体情報は、例えば、機器が有する表示媒体の性能(例えばディスプレイの大きさ、解像度等)を示す情報、機器が有する音声媒体の性能(例えばスピーカの性能)を示す情報、機器が有する用紙の種類(例えば大きさや紙質等)を示す情報、等を含む。機器管理情報に含まれる媒体情報を参照することで、機器が有する情報伝達媒体が特定される。
制御部32は、機器の各部の動作を制御する機能を有する。制御部32は、例えば、通信部26による通信の制御、UI部28の表示部への情報の表示の制御、音声出力の制御、等を行う。また、制御部32は、情報取得部34、検索部36、編集部38及び選択部40を含む。
情報取得部34は、ユーザに関する情報とユーザが対話相手に伝えた情報とを含む入力情報を取得する機能を有する。ユーザに関する情報は、例えばユーザの個人情報である。情報取得部34は、例えば、ユーザの個人情報が記憶されているICカードから個人情報を読み取ってもよいし、ユーザが携帯する機器(例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC等)と通信することで当該機器に記憶されている個人情報を当該機器から取得してもよいし、サーバ14に個人情報が記憶されている場合、サーバ14から個人情報を取得してもよい。ユーザが対話相手に伝えた情報は、対話相手に対するユーザの発言内容を示す情報(対話情報)であり、その発言内容の入力は、ユーザによる文字入力、音声入力、画像入力等によって行われる。情報取得部34は、ユーザによって入力された発言内容を示す情報を取得する。なお、情報取得部34による処理は、自動応答AIによって行われてもよい。
検索部36は、入力情報を検索キーとして、保護情報及び汎用情報の中から入力情報に適合する情報を検索する機能を有する。その検索によって得られた情報が、対話相手(自動応答AI)からの返答情報に相当する。なお、検索部36による処理は、自動応答AIによって行われてもよい。
編集部38は、検索部36によって検索された返答情報を、機器が有する通知手段に適合するように編集することで出力情報を生成する機能を有する。通知手段は、情報をユーザに通知するための手段であり、例えば、機器が有する情報伝達媒体である。制御部32は、その出力情報を情報伝達媒体によってユーザに通知する。制御部32は、例えば、出力情報をUI部28の表示部に表示させてもよいし、出力情報を音声情報として出力してもよいし、用紙に対する出力情報の印刷を制御してもよいし、HDDやメモリ等の記憶装置に記憶させてもよいし、他の機器に送信してもよい。なお、編集部38による処理は、自動応答AIによって行われてもよい。
選択部40は、情報処理システムに含まれる機器群の中から、入力情報に対する対話相手からの返答情報を処理するための機器として他の候補よりも優位性のある機器(以下、「優位性機器」と称する)を選択する機能を有する。選択部40は、サーバ14を優位性機器として選択してもよいし、自装置を優位性機器として選択してもよい。優位性機器は、返答情報の処理に適した機器であり、例えば、処理速度が最も速い機器、通信速度が最も速い機器、ユーザに最も近い位置に設置されている機器、返答情報を処理するための特定のソフトウェアがインストールされている機器、処理の品質が最も高い機器等が、優位性機器として選択される。また、他の候補と比べて、性能、機能又は状態に関して何らかの優位性のある機器が優位性機器として選択されてもよい。選択部40によって優位性機器が選択された場合、制御部32は、入力情報を優位性機器に送信する。優位性機器の検索部36は、その入力情報を検索キーとして、保護情報及び汎用情報の中から入力情報に適合する返答情報を検索する。また、優位性機器の編集部38は、入力情報の送信元の機器が有する通知手段(情報伝達媒体)に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成する。優位性機器は、その出力情報を送信元の機器に送信する。送信元の機器は、優位性機器から送られてきた出力情報を、当該送信元の機器が有する情報伝達媒体によってユーザに通知する。なお、選択部40による処理は、自動応答AIによって行われてもよい。
選択部40は、ユーザが利用可能な機器群の中から優位性機器を選択してもよい。ユーザが利用可能な機器は、ユーザが操作権限を有する機器や、操作権限の有無に関わらず使用可能な機器である。
検索部36による検索は、入力情報の送信元の機器によって行われ、編集部38による編集は、優位性機器によって行われてもよい。この場合、送信元の機器の検索部36が返答情報を検索し、送信元の機器の制御部32は、その返答情報を優位性機器に送信する。優位性機器の編集部38は、返答情報の送信元の機器が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成する。優位性機器は、その出力情報を送信元の機器に送信する。
別の例として、検索部36による検索は、優位性機器によって行われ、編集部38による編集は、送信元の機器によって行われてもよい。この場合、送信元の機器の制御部32は、入力情報を優位性機器に送信し、優位性機器の検索部36は、その入力情報を検索キーとして用いて返答情報を検索する。優位性機器は、その返答情報を送信元の機器に送信する。入力情報の送信元の機器の編集部38は、入力情報の送信元の機器が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成する。
また、入力情報の送信元の機器(ユーザが対話している機器)の種類や能力(性能)に応じて、検索部36による検索が、入力情報の送信元の機器又は優位性機器の何れかによって行われてもよい。同様に、入力情報の送信元の機器の種類や能力に応じて、編集部38による編集が、入力情報の送信元の機器又は優位性機器の何れかによって行われてもよい。
例えば、ユーザが対話している機器が、PC18、複合機20又はロボット24である場合、検索部36による検索は優位性機器によって実行され、編集部38による編集は、ユーザが対話している機器によって実行される。優位性機器によって検索が行われることで、優位性機器以外の機器によって検索が行われる場合と比べて、検索に要する時間が短くなる。また、ユーザが対話している機器にて返答情報を編集することで、別の機器にて返答情報を編集し、出力情報を当該別の機器からユーザが対話している機器に送信する場合と比べて、対話によるオンデマンド性が向上する。つまり、ユーザの対話内容に応じて返答情報を編集してユーザに通知するまでに要する時間が短くなる。なお、優位性機器として、自装置が選択される場合もある。
ユーザが対話している機器が、スマートフォン22である場合、検索部36による検索と編集部38による編集は、優位性機器によって実行され、優位性機器からスマートフォン22に出力情報が送信される。こうすることで、スマートフォン22によるデータ通信の量は、スマートフォン22から優位性機器に入力情報を送信したときのデータ通信量と、優位性機器からスマートフォン22に出力情報を送信したときのデータ通信量と、の合計で済むため、スマートフォン22によって検索を行う場合と比べて、データ通信量が少なくて済む。例えば、ユーザが、スマートフォン22のデータ通信量が増大することを望まない場合に、このような処理を行うことで、その要望が実現される。
なお、優位性機器の編集部38は、優位性機器が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成してもよい。この場合、優位性機器の制御部32は、優位性機器にて出力情報をユーザに通知する。例えば、ユーザが、出力情報を通知する機器として優位性機器を指定した場合、優位性機器は出力情報を生成してユーザに通知する。
以下、図4を参照して、サーバ14が少なくとも有する構成について説明する。図4には、その構成が示されている。
通信部42は通信インターフェースであり、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置からデータを受信する機能を有する。通信部42は、無線通信機能を有する通信インターフェースであってもよいし、有線通信機能を有する通信インターフェースであってもよい。
記憶部44はハードディスクやメモリ(例えばSSD等)等の記憶装置である。記憶部44には、例えば、各種のデータ、各種のプログラム、サーバ16のアドレスを示す情報、等が記憶されている。もちろん、それらは別々の記憶装置に記憶されてもよいし、1つの記憶装置に記憶されてもよい。また、記憶部44にも機器管理情報が記憶されている。
制御部46は、サーバ16の各部の動作を制御する。制御部46は、例えば、通信部42による通信を制御する。また、制御部46は、情報取得部48、検索部50、編集部52及び選択部54を含む。情報取得部48、検索部50、編集部52及び選択部54はそれぞれ、機器に含まれる情報取得部34、検索部36、編集部38及び選択部40と同じ機能を有するため、情報取得部48、検索部50、編集部52及び選択部54の説明を省略する。
以下、本実施形態に係る情報処理システムについて更に詳しく説明する。
図5を参照して、機器管理情報について詳しく説明する。図5には、機器管理情報としての機器管理テーブルの一例が示されている。機器管理テーブルにおいては、一例として、機器毎に、機器IDと、機器名(例えば機器の種類や固有の名称等)を示す情報と、機器が有する能力(例えば機能や性能(スペック))を示す能力情報と、機器の状態を示すステータス情報と、機器が有する情報伝達媒体を示す媒体情報と、機器のアドレスを示す情報と、が互いに対応付けられている。その他、機器の設置位置を示す情報、機器の通信状況を示す情報等が、機器管理テーブルに含まれていてもよい。通信状況は、現在の通信速度や、通信障害の有無等である。機器IDと機器名はデバイス識別情報の一例に相当する。例えば、機器IDが「A」の機器はPC18であり、通信機能や表示機能等を有する。現在のPC18の状態は起動中であり、PC18が有する情報伝達媒体は表示媒体と音声媒体である。機器が有する能力が変更された場合(例えばスペックが変更された場合)、能力情報が更新される。同様に、機器の状態が変わった場合、ステータス情報が更新され、機器が有する情報伝達媒体が変更された場合、媒体情報が更新され、機器のアドレスが変更された場合、アドレス情報が更新される。機器管理テーブルを参照することで、各機器が有する能力、各機器の状態、各機器が有する情報伝達媒体、及び、各機器のアドレスが特定される。その他、機器の設置位置や通信状況が特定される。
以下、本実施形態に係る情報処理システムの動作について具体例を挙げて詳しく説明する。
<具体例1>
図6を参照して、具体例1について説明する。具体例1では、ユーザは、複合機20に搭載されている自動応答AIと対話する。図6には、複合機20に表示される画面の一例が示されている。
複合機20の制御部32は、複合機20のUI部28の表示部に画面56を表示させ、その画面56に各種の情報を表示させる。画面56は、ユーザが自動応答AIと対話するためのユーザインターフェース(対話応答画面)である。画面56には、ユーザが複合機20に入力した情報(例えば文字列や画像等)と、自動応答AIの発言内容を示す情報(例えば文字列や画像等)が表示される。ユーザと自動応答AIとの間の対話は、いわゆるチャット形式の対話(つまりリアルタイム形式の対話、更に換言すると、ユーザと自動応答AIが互いに発言しながら対話が進む形式)であってもよい。例えば、自動応答AIと対話するためのプログラム(例えばチャット用プログラム)が実行されることで、その対話のための画面56(対話応答画面)がUI部28の表示部に表示される。
画面56には対話者毎の表示エリアが設けられ、各対話者の発言内容は、自身用の表示エリア内に表示されてもよい。例えば、表示エリア56aは、自動応答AIの発言内容が表示されるエリアであり、表示エリア56bは、ユーザの発言内容(ユーザが複合機20に入力した情報)が表示されるエリアである。図6に示す例では、画面56に向かって左側に自動応答AI用の表示エリア56aが設けられており、右側にユーザ用の表示エリア56bが設けられている。もちろん、この表示例は一例に過ぎず、表示エリアの配置関係は逆であってよいし、上下方向に各表示エリアが設けられてもよいし、各表示エリアの全部又は一部が重なり合ってもよいし、画面56の特定エリア(例えば中央のエリア)に最新の発言内容が表示され、その周囲に過去の発言内容が表示されてもよい。また、各表示エリアは、互いに同じ大きさを有していてもよいし、互いに異なる大きさを有していてもよいし、一回の発言内容の量や発言回数に応じて拡大又は縮小されてもよい。表示エリアの設定や大きさの制御は、制御部32によって行われる。
図6に示す例では、対話者は、1人のユーザと1つの自動応答AIのみであるが、複数のユーザや複数の自動応答AIが対話に参加してもよい。この場合、画面56において各対話者用の表示エリアが設けられてもよい。例えば、2人のユーザと1つの自動応答AIが対話に参加している場合、画面56に3つの表示エリアが設けられて、各対話者の発言内容が自身の表示エリア内に表示される。例えば、複数の機器の間で通信を行うことで、複数のユーザの間で画面56を介した対話が行われる場合、当該複数のユーザの発言内容が画面56に表示される。複数の自動応答AIが対話に参加する場合も同様である。複数の自動応答AIに関するプログラムが同一の機器にインストールされて、当該複数の自動応答AIが当該同一の機器に格納されていてもよいし、当該複数の自動応答AIのそれぞれに関するプログラムが別々の機器にインストールされて、各自動応答AIが別々の機器に格納されていてもよい。例えば、画面56には、自装置に格納されている自動応答AIの発言内容が表示され、更に、別の機器に格納されている自動応答AIの発言内容が表示される。別の機器に格納されている自動応答AIは、例えば通信経路Nを介して対話に参加する。
チャット用プログラムが起動すると、複合機20の制御部32は、複合機20のUI部28の表示部に画面56を表示させる。自動応答AI用の表示エリア56aには、自動応答AIに紐付く画像58が表示され、ユーザ用の表示エリア56bには、ユーザに紐付く画像60が表示される。画像58は自動応答AIを識別するための画像であり、画像60はユーザを識別するための画像である。なお、画像58に代えて又は画像58と共に、自動応答AIを示す文字列(自動応答AIを識別するための文字列)が表示されてもよい。同様に、画像60に代えて又は画像60と共に、ユーザを示す文字列(例えば氏名、ユーザID、ハンドルネーム、ニックネーム等のようにユーザを識別するための文字列)が表示されてもよい。
以降、ユーザと自動応答AIとの間で対話が行われる。その対話において、ユーザの発言内容は、ユーザがUI部28を操作して文字列や画像等の情報を入力することで複合機20に入力されてもよいし、音声によって入力されてもよい。また、ユーザの発言内容は、文字列や画像等の情報として画面56に表示されてもよいし、表示されなくてもよい。同様に、自動応答AIの発言内容は、文字列や画像等の情報として画面56に表示されてもよいし、表示されずに又は表示されると共に音声として発せられてもよい。以下では、一例として、各対話者の発言内容が画面56に表示されるものとして説明するが、その発言内容は音声によって発せられてもよい。
なお、画面56上で対話が進むと、画面56がスクロールし、画面56に表示しきれない過去の発言内容は画面56から消え、最新の発言内容や、その直近の発言内容が画面56に表示される。
チャット用プログラムが起動すると、まず、自動応答AIが「どうしましたか?」といった一般的な質問(ユーザの要求を問う質問)を発し、その質問を示す文字列が自動応答AIの発言内容62として表示エリア56aに表示される。もちろん、文字列に代えて又は文字列と共に、自動応答AIの発言内容が音声として発せられてもよい。その発言内容62は自動応答AIの発言内容であるため、複合機20の制御部32は、その発言内容を自動応答AIの画像58に紐付く発言内容として表示エリア56a内に表示させる。以下の対話においても同様である。
次に、ユーザが、「今日のランチ、お薦めのお店ある?」等と発言すると、その発言内容64が表示エリア56b内に表示される。ユーザは、画面56を操作して文字列を入力することで、発言内容64を示す情報を複合機20に入力してもよいし、発言内容64を示す情報を音声によって複合機20に入力してもよい。その発言内容64はユーザの発言内容であるため、複合機20の制御部32は、その発言内容64をユーザの画像60に紐付く発言内容として表示エリア56b内に表示させる。以下の対話においても同様である。
複合機20の情報取得部34は、発言内容64を示す情報を、ユーザが対話相手(自動応答AI)に伝えた対話情報として取得する。また、複合機20の情報取得部34は、社員証(ICカード)やユーザが携帯する機器(例えばスマートフォン等)からユーザの個人情報を取得する。個人情報には、ユーザの氏名を示す情報、社員番号、所属部門を示す情報、ユーザの活動量を示す情報、等が含まれている。複合機20の情報取得部34は、活動量を示す情報として、例えば、昨日と当日の活動量を示す情報を取得する。例えば、昨日と当日の活動量は比較的に多めであるものとする。複合機20の情報取得部34は、ユーザの生体情報を取得してもよいし、ユーザの顔画像を解析することでユーザの感情を示す情報を取得してもよい。
上記の個人情報と対話情報が入力情報を構成する。複合機20の検索部36は、入力情報を検索キーとして、保護情報及び汎用情報の中から入力情報に適合する情報を検索する。
例えば、過去に社員食堂にて各社員が食した食事の履歴が、個々の社員毎に管理されており、各社員の履歴の情報が保護情報に含まれている。複合機20の検索部36は、保護情報の中から、自動応答AIと対話しているユーザの食事履歴情報を検索する。例えば、社員食堂での過去1ヶ月の食事内容が、肉料理が多く、ボリュームが多い食事であり、そのような食事を摂取する頻度が高いものとする。
また、検索部36は、インターネットやSNSを利用することで、汎用情報の中から、食事や食材に関する詳細情報や、その食事を摂取した人のコメントを示す情報等を検索する。
具体例1における個人情報、対話情報、保護情報から抽出された情報、及び、汎用情報から抽出された情報をまとめると以下のようになる。
・個人情報:昨日と当日の活動量が多め。
・対話情報:「今日のランチ、お薦めのお店ある?」
・保護情報から抽出された情報:社員食堂での過去1ヶ月の食事内容が、肉料理が多く、ボリュームが多い食事であり、そのような食事を摂取する頻度が高い。
・汎用情報から抽出された情報:食事や食材に関する詳細情報、その食事を摂取した人のコメント。
複合機の検索部36は、上記の個人情報、対話情報、保護情報から抽出された情報及び汎用情報から抽出された情報を解析し、その解析結果を利用して、保護情報や汎用情報の中から、お薦めのお店とメニュー情報を検索する。上記の例では、過去1ヶ月の間に、肉料理を摂取している頻度が高いため、複合機20の検索部36は、肉料理以外の料理として、例えば魚料理を提供するお店を検索する。また、ユーザはボリュームが多い食事を摂取しているため、検索部36は、ボリュームが多い魚料理を提供するお店を検索する。また、検索部36は、そのお店のメニュー情報を検索する。更に、検索部36は、使用されている食材に関する詳細情報や、そのお店の料理を食べた人のコメントを示す情報を検索してもよい。検索部36は、例えば、インターネットやSNSを利用することで、上記の情報を検索する。上記の検索によって得られた情報が、対話相手(自動応答AI)からの返答情報に相当する。
なお、複合機20の検索部36が上記の検索を行って返答情報を得てもよいし、サーバ14の検索部50が上記の検索を行って返答情報を得てもよい。サーバ14にて検索が行われる場合、複合機20は、上記の入力情報(個人情報と対話情報を含む情報)をサーバ14に送信し、サーバ14の検索部50は、複合機20から送られてきた入力情報を検索キーとして、上記の返答情報を検索する。サーバ14は、その返答情報を複合機20に送信する。
上記のように返答情報が得られた場合、複合機20の編集部38は、複合機20が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集する。これにより、出力情報が生成される。複合機20は、情報伝達媒体として、表示媒体(ディスプレイ)、音声媒体(スピーカ)、及び、紙媒体(A4用紙等)を有している。例えば、複合機20にA4用紙が収容されている場合、複合機20の編集部38は、返答情報をA4用紙1枚に掲載可能な情報に編集する。具体的には、複合機20の編集部38は、返答情報が示す文字列、画像、表、グラフ等のレイアウトを調整する。また、複合機20の編集部38は、返答情報に含まれる各情報に優先順位を付けて、優先順位が予め定められた順位以上の情報を出力情報に含めてもよい。例えば、画像やグラフの優先順位は比較的に高く設定され、文字情報の優先順位は比較的に低く設定される。もちろん、文字情報であっても、複数回出現する文字列等の優先順位は比較的に高く設定されてもよい。なお、サーバ14の編集部52によって、上記の編集が行われてもよい。この場合、サーバ14は、出力情報を複合機20に送信する。
上記のように出力情報が生成された場合、複合機20の制御部32は、ユーザに対する出力情報の通知を制御する。例えば、複合機20の制御部32は、出力情報を自動応答AIの発言内容66として表示エリア56a内に表示させる。例えば、「レストランXXXのアジフライ定食はいかがでしょうか?」といった発言内容66が表示される。また、複合機20の制御部32は、発言内容66を表示せずに又は表示すると共に、スピーカを用いて、出力情報を音声情報として出力してもよい。この場合、発言内容66が読み上げられる。この読み上げは自動応答AIによって行われてもよい。また、発言内容66に、「お店情報を印刷しますか?」といった内容が含まれてもよい。ユーザがお店情報の表示指示を複合機20に与えた場合、複合機20の制御部32は、そのお店情報を複合機20のUI部28の表示部に表示させる。例えば、メニュー、営業時間、地図等が表示される。また、ユーザがお店情報の印刷指示を複合機20に与えた場合、複合機20は、お店情報をA4用紙1枚に印刷する。複合機20の制御部32は、印刷前にプレビュー画面を複合機20のUI部28の表示部に表示させてもよい。
以上のように具体例1によれば、対話相手(自動応答AI)からの返答情報が、複合機20が有する情報伝達媒体に適合した情報に編集されてユーザに通知される。
具体例1において、複合機20の編集部38が、返答情報を複合機20が有する通知手段に適合するように編集することができない場合、複合機20の制御部32は、複合機20以外の機器(外部装置)に返答情報と入力情報を送信する。この場合、複合機20の制御部32は、返答情報を通知できないことを示すメッセージをユーザに通知する。例えば、複合機20の制御部32は、そのメッセージを複合機20のUI部28の表示部に表示させてもよいし、そのメッセージを音声情報として出力してもよい。
返答情報を通知手段に適合するように編集することができない場合とは、複合機20が、返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有していない場合である。例えば、返答情報が動画データによって構成されている場合において、複合機20が、動画再生機能を有していない場合や、動画再生可能なディスプレイを有していない場合、複合機20は、返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有していないことになる。また、仮に、複合機20が、音声再生機能を有していない場合や、スピーカを有していない場合において、返答情報が音声データによって構成されている場合、複合機20は、返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有していないことになる。
外部装置は、返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有する装置である。複合機20の制御部32は、図5に示されている機器管理テーブルを参照することで、返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有する機器を送信先の外部装置として特定する。例えば、返答情報が動画データによって構成されている場合において、PC18が動画再生機能を有すると共に、動画再生可能なディスプレイを有している場合、複合機20の制御部32は、PC18を送信先の外部装置として特定し、複合機20は、返答情報と入力情報をPC18に送信する。この場合、複合機20の制御部32は、返答情報と入力情報をPC18に送信した旨を示すメッセージをユーザに通知する。複合機20の制御部32は、そのメッセージを複合機20のUI部28の表示部に表示させてもよいし、そのメッセージを音声情報として出力してもよい。こうすることで、ユーザは、複合機20以外の機器(上記の例ではPC18)にて出力情報が通知されることを認識することができる。
返答情報と入力情報を受けた外部装置(例えばPC18)の編集部38は、PC18が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集する。これにより、出力情報が生成される。例えば、PC18の編集部38は、返答情報に含まれる動画データを、PC18が有するディスプレイにて再生可能な動画データに編集する。PC18の制御部32は、その編集された動画データをディスプレイに表示させる。
以上のように、返答情報と入力情報を外部装置に送信して外部装置にて出力情報をユーザに通知することで、ユーザが対話している自動応答AIを搭載した機器(例えば複合機20)にて、当該機器が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することができない場合であっても、その返答情報の通知に適した情報伝達媒体を使用して出力情報がユーザに通知される。
なお、複合機20の制御部32は、入力情報に含まれるユーザの個人情報をユーザが特定されない情報に編集して入力情報を外部装置に送信してもよい。例えば、複合機20の制御部32は、予め定められた暗号化方式に従って個人情報を暗号化し、その暗号化された個人情報を含む入力情報を外部装置に送信する。外部装置(例えばPC18)の制御部32は、その暗号化方式に対応する復号方式に従って、暗号化された個人情報を復号する。これにより、元の個人情報が生成される。個人情報を暗号化することで、個人情報の漏洩が防止又は抑制される。
また、複合機20の編集部38は、ユーザの特性に応じて返答情報を編集してもよい。ユーザの特性は、例えば、ユーザの性格(せっかち、おおらか等)、ユーザの状態(例えば疲労度)等である。ユーザの特性を示す情報は、例えば、複合機20の情報取得部34によって取得される個人情報に含まれている。また、複合機20の情報取得部34は、カメラによってユーザの顔や身体を撮影し、ユーザの顔や身体を表す画像から、ユーザの状態を判断してもよい。もちろん、複合機20の情報取得部34は、自動応答AIとの対話においてユーザによって入力された発言内容に基づいて、ユーザの特性を判断してもよい。例えば、「疲れている」といった発言内容がユーザによってPC18に入力された場合、複合機20の情報取得部34は、ユーザが疲れていると判断する。
例えば、ユーザの性格が「せっかち」の場合、複合機20の編集部38は、返答情報から最小限の情報を抽出して出力情報を生成する。ユーザが短い時間で出力情報を参照できるようにするためである。例えば、返答情報に、文字情報、画像、グラフが含まれている場合、複合機20の編集部38は、文字情報を極力少なくし、画像とグラフをメインの情報として含む出力情報を生成する。上記の例で説明すると、複合機20の編集部38は、お店の地図とメニュー情報のみを含む出力情報を生成してもよいし、店名とメニュー情報のみを含む出力情報を生成してもよいし、店名と特に推奨するメニューのみを含む出力情報を生成してもよい。
一方、ユーザの性格が「おおらか」の場合、複合機20の編集部38は、返答情報から最大限の情報を抽出して出力情報を生成する。ユーザが比較的に長い時間で出力情報を参照できるようにするためである。例えば、複合機20の編集部38は、詳細な説明文、画像、グラフを含む出力情報を生成する。上記の例で説明すると、複合機20の編集部38は、お店の詳細情報、各メニューの解説、詳細な地図を含む出力情報を生成する。
また、ユーザの疲労度が比較的に高い場合(例えば疲労度が閾値以上の場合)、複合機20の編集部38は、出力情報に含まれる文字列のフォントサイズを比較的に大きくしてもよいし、文字情報を極力少なくし、画像とグラフをメインの情報として含む出力情報を生成してもよい。疲れているユーザであっても出力情報を参照し易くするためである。上記の例で説明すると、複合機20の編集部38は、比較的に大きい地図と特に推奨するメニューのみを含む出力情報を生成する。
一方、ユーザの疲労度が比較的に低い場合(例えば疲労度が閾値未満の場合)、複合機20の編集部38は、返答情報から最大限の情報を抽出して出力情報を生成する。ユーザが出力情報から詳細な情報を得ることができるようにするためである。上記の例で説明すると、複合機20の編集部38は、お店の詳細情報、各メニューの解説、詳細な地図を含む出力情報を生成する。
以上のように、ユーザの特性に応じて返答情報を編集することで、ユーザの特性に適した出力形態に従って出力情報がユーザに通知される。
また、複合機20の編集部38は、ユーザが対話相手に伝えた情報(ユーザの発言内容を示す情報)に応じて返答情報を編集してもよい。例えば、ユーザが発言内容によってページ数を自動応答AIに伝えた場合、複合機20の編集部38は、返答情報をそのページにまとめる。例えば、複合機20の編集部38は、返答情報に含まれる各情報の優先順位に従って情報を取捨選択することで、返答情報をそのページにまとめて出力情報を生成してもよい。また、ユーザが、ユーザの発言内容によって、特定の形式(フォーマット)を有するデータの出力を自動応答AIに伝えた場合、複合機20の編集部38は、返答情報からその形式を有するデータを抽出して出力情報を生成する。例えば、ユーザが画像データの出力を指定した場合、複合機20の編集部38は、返答情報から画像データを抽出して出力情報を生成する。また、ユーザは、発言内容によって、情報伝達媒体を指定してもよいし、出力時の解像度を指定してもよいし、データ量を指定してもよいし、カラー又は白黒を指定してもよいし、出力時の表示サイズやフォントサイズやフォントの種類等を指定してもよい。
また、複合機20の編集部38は、ユーザの特性とユーザの発言内容とを組み合わせに応じて返答情報を編集してもよい。例えば、ユーザの性格が「せっかち」の場合、自動応答AIは、「お急ぎですか?」といった発言内容を発する。これに対して、ユーザが「はい」等と発言して急いでいる旨を自動応答AIに伝えた場合、複合機20の編集部38は、返答情報から最小限の情報を抽出して出力情報を生成する。
(優位性機器の選択)
具体例1において、複合機20の選択部40が、返答情報を処理するための優位性機器を選択してもよい。この場合、優位性機器によって、返答情報の検索や編集が行われる。このように優位性機器によって処理を行うことで、いわゆるエッジ処理(エッジコンピューティング環境)が実現される。
以下、優位性機器の選択について詳しく説明する。複合機20の選択部40は、図5に示されている機器管理テーブルを参照することで、PC18、複合機20、スマートフォン22及びロボット24のそれぞれの能力(機能、性能)、稼働状況、設置位置及び通信状況を確認し、また、サーバ14の能力、稼働状況及び通信状況を確認する。
複合機20の選択部40は、例えば、各機器の性能に基づいて、処理速度が最も速い機器(例えば、最も性能が高いCPUやメモリを搭載している機器)を優位性機器として選択する。
一例として、PC18が優位性機器に選択されたものとする。この場合、複合機20の制御部32は、複合機20にて取得された入力情報をPC18に送信する。PC18の検索部36は、その入力情報を検索キーとして、保護情報及び汎用情報の中から入力情報に適合する返答情報を検索する。また、PC18の編集部38は、複合機20が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成する。PC18は、その出力情報を複合機20に送信する。複合機20の制御部32は、PC18から送られてきた出力情報を、複合機20が有する情報伝達媒体によってユーザに通知する。処理速度が最も速い機器によって検索と編集を行うことで、それ以外の機器によって検索と編集を行う場合と比べて、検索と編集に要する時間が短くなる。
上記の例において、検索部36による検索がPC18によって行われ、編集部38による編集が複合機20によって行われてもよい。この場合、PC18の制御部32は、返答情報を複合機20に送信する。複合機20の編集部38は、PC18から送られてきた返答情報を、複合機20が有する情報伝達媒体に適合するように編集することで出力情報を生成する。こうすることで、優位性機器以外の機器によって検索を行う場合と比べて、検索に要する時間が短くなると共に、ユーザが対話している機器(複合機20)以外の機器によって編集を行う場合と比べて、対話によるオンデマンド性が向上する(ユーザの対話内容に応じて返答情報を編集してユーザに通知するまでの時間が短くなる)。
もちろん、検索部36による検索が複合機20によって行われ、編集部38による編集がPC18によって行われてもよい。
また、PC18が出力情報をユーザに通知してもよい。例えば、複合機20において、ユーザが、出力情報をユーザに通知する機器としてPC18を指定した場合、PC18が出力情報をユーザに通知する。PC18の指定は、ユーザの発言内容によって行われてもよいし、別の手法によって行われてもよい。なお、検索部36による検索は、複合機20によって行われてもよいし、PC18によって行われてもよい。PC18の編集部38は、PC18が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成し、PC18の制御部32は、その出力情報をユーザに通知する。こうすることで、ユーザが使用対象の機器を複合機20からPC18に変えた場合であっても、PC18から出力情報がユーザに通知される。
なお、複合機20の選択部40は、サーバ14を優位性機器として選択してもよい。検索と編集の両方の処理がサーバ14によって行われてもよいし、何れか一方の処理がサーバ14によって行われ、他方の処理が複合機20によって行われてもよい。例えば、検索がサーバ14によって行われる場合、複合機20の制御部32は、入力情報をサーバ14に送信する。サーバ14の検索部50は、その入力情報を検索キーとして、保護情報及び汎用情報の中から入力情報に適合する返答情報を検索する。サーバ14の制御部46は、その返答情報を複合機20に送信する。複合機20の編集部38は、複合機20が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成する。複合機20の制御部32は、その出力情報を、複合機20が有する情報伝達媒体によってユーザに通知する。
優位性機器の選択の別の例として、複合機20の選択部40は、各機器の稼働状況、各機器の設置位置、及び、各機器の通信状況の中から少なくとも1つに基づいて優位性機器を選択してもよい。複合機20の選択部40は、例えば、起動しているが処理を行っていない機器を優位性機器として選択してもよいし、ユーザの現在位置から最も近い位置に設置されている機器を優位性機器として選択してもよいし、通信障害が発生しておらず通信速度が最も速い機器を優位性機器として選択してもよい。また、複合機20の選択部40は、稼働状況、設置位置及び通信状況を総合的に判断することで優位性機器を選択してもよい。具体的には、複合機20の選択部40は、稼働状況、設置位置及び通信状況のそれぞれについて各機器の順位を決定し、総合順位が最も高い(例えば、順位の合計が最も高い)機器を優位性機器として選択してもよい。こうすることで、優位性機器以外の機器によって検索と編集を行う場合と比べて、出力情報をユーザに通知するまでに要する時間が短くなり得る。なお、この場合も、検索と編集の両方の処理が優位性機器によって行われてもよいし、何れか一方の処理が優位性機器によって行われ、他方の処理が複合機20によって行われてもよい。
優位性機器の選択の更に別の例として、複合機20の選択部40は、返答情報をユーザに通知するために利用されるソフトウェアが定められている場合、当該ソフトウェアの利用が可能な機器を優位性機器として選択してもよい。例えば、特定のソフトウェアによって表示や編集が可能なデータが返答情報に含まれている場合、複合機20の選択部40は、当該特定のソフトウェアがインストールされている機器を優位性機器として選択する。例えば、複合機20の検索部36が検索を行うことで返答情報を得た場合において、その返答情報に3DCADソフトウェアによって表示や編集が可能な3DCADデータが含まれており、複合機20に3DCADソフトウェアがインストールされていないものとする。この場合、複合機20の選択部40は、3DCADソフトウェアがインストールされている機器を優位性機器として選択する。例えば、PC18に3DCADソフトウェアがインストールされているものとする。なお、機器にインストールされているソフトウェアは、機器の能力として機器管理テーブルに登録されており、複合機20の選択部40は、機器管理テーブルを参照することで、各機器にインストールされているソフトウェアを識別する。複合機20の制御部32は、返答情報をPC18に送信し、PC18の編集部38は、複合機20が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集することで出力情報を生成する。例えば、PC18の編集部38は、複合機20においても表示可能なデータに3DCADデータを変換する。PC18の制御部32は、出力情報を複合機20に送信し、複合機20の制御部32は、その出力情報を複合機20が有する情報伝達媒体によってユーザに出力する。例えば、複合機20の制御部32は、3DCADデータから変換されたデータをUI部28の表示部に表示させてもよいし、そのデータを印刷してもよい。こうすることで、複合機20に特定のソフトウェアがインストールされておらず、複合機20自体では返答情報を処理することができない場合であっても、複合機20によって出力情報をユーザに通知することができる。もちろん、出力情報をユーザに通知する機器としてPC18が指定された場合、PC18の編集部38は、PC18が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集し、PC18の制御部32は、その出力情報をPC18が有する情報伝達媒体によってユーザに通知してもよい。
優位性機器の選択の更に別の例として、複合機20の選択部40は、処理の品質が最も高い機器を優位性機器として選択してもよい。この場合の優位性機器は、例えば、他の機器と比べて高品質(高精度)の出力情報を生成することができる機器である。例えば、カラー画像データを処理する機能を有する機器は、カラー画像データを処理する機能を有していない機器と比べて高品質の出力情報を生成することができる機器(優位性機器)に該当する。また、高い精度の検索機能を有する機器は、より精度の低い検索機能を有する機器と比べて高品質の出力情報を生成することができる機器に該当する。また、高度の画像処理エンジンを搭載している機器は、より低度の画像処理エンジンを搭載している機器と比べて高品質の出力情報を生成することができる機器に該当する。また、高度の音声処理機能を有する機器は、より低度の音声処理機能を有する機器と比べて高品質の出力情報を生成することができる機器に該当する。また、高度の翻訳機能を有する機器は、より低度の翻訳機能を有する機器と比べて高品質の出力情報を生成することができる機器に該当する。また、高度のAIを搭載している機器は、低度のAIを搭載している機器と比べて高品質の出力情報を生成することができる機器に該当する。これら以外にも、高度の機能を有する機器は、より低度の機能を有する機器と比べて高品質の出力情報を生成する機器に該当してもよい。なお、選択部40は、機器管理テーブルに登録されている機器の能力を参照することで、処理の品質が最も高い機器を優位性機器として選択する。処理の品質が最も高い機器を優位性機器として選択することで、処理の品質がより低い機器によって処理が行われる場合と比べて、より高品質の出力情報がユーザに通知される。
優位性機器の選択の更に別の例として、複合機20の選択部40は、ユーザと各機器に搭載されている対話相手(自動応答AI)との間の対話履歴に基づいて優位性機器を選択してもよい。対話履歴を示す情報は、例えば、ユーザ毎に管理されており、ユーザ毎に、ユーザを識別するための情報(ユーザ識別情報)が対応付けられている。対話履歴を示す情報は、ユーザ毎に管理されて、対話が行われた機器の記憶部30に記憶されもよいし、機器毎及びユーザ毎に管理されてサーバ14に記憶されてもよい。複合機20の選択部40は、複合機20と対話しているユーザ(当該ユーザの個人情報に基づいて当該ユーザが識別される)との対話の回数が最も多い機器を優位性機器として選択してもよい。こうすることで、ユーザが頻繁に対話している機器が優位性機器として選択される。また。複合機20の選択部40は、当該ユーザ及び他のユーザを含めて、対話の中で言及された回数が最も多い機器を優位性機器として選択してもよい。こうすることで、頻繁に話題に上がる機器が優位性機器として選択される。また、複合機20の選択部40は、対話の中で処理の実行指示が与えられた回数が最も多い機器を優位性機器として選択してもよい。こうすることで、実際に処理を実行した回数が比較的に多い機器が優位性機器として選択される。
<具体例2>
図7を参照して、具体例2について説明する。具体例2では、ユーザは、PC18に搭載されている自動応答AIと対話する。図7には、PC18に表示される画面の一例が示されている。
PC18の制御部32は、PC18のUI部28の表示部に画面68を表示させ、その画面68内に、ユーザと自動応答AIとの間の対話内容が表示される領域70を表示させる。例えば、チャット用プログラムの実行がユーザによって指示されてチャット用プログラムが起動すると、PC18の制御部32は、領域70を画面68内に表示させる。領域70は、具体例1の画面56に相当し、ユーザが自動応答AIと対話するためのユーザインターフェースである。具体例1と同様に、領域70には、ユーザの発言内容を示す情報と自動応答AIの発言内容を示す情報が表示される。例えば、表示エリア70aには、自動応答AIに紐付く画像58と自動応答AIの発言内容が表示され、表示エリア70bには、ユーザに紐付く画像60とユーザの発言内容が表示される。
まず、自動応答AIが「どうしましたか?」といった一般的な質問を発し、その質問を示す文字列が自動応答AIの発言内容72として表示エリア70aに表示される。
次に、ユーザが、「A社様へ新製品を紹介するのに何か良いアイデアある?」等と発言すると、その発言内容74が表示エリア70b内に表示される。
PC18の情報取得部34は、発言内容74を示す情報を、ユーザが対話相手(自動応答AI)に伝えた対話情報として取得する。また、PC18の情報取得部34は、社員証(ICカード)やユーザが携帯する機器(例えばスマートフォン等)からユーザの個人情報を取得する。
上記の個人情報と対話情報が入力情報を構成する。PC18の検索部36は、入力情報を検索キーとして、保護情報及び汎用情報の中から入力情報に適合する情報を検索する。
例えば、営業成績や、顧客の特性や、営業スキル(教育や研修等)、社内営業従業員が作成した新製品に関する提案資料等が管理されており、それらの情報が保護情報に含まれている。PC18の検索部36は、保護情報の中から、営業成績の情報、顧客情報、営業スキル情報、提案資料の情報等を検索する。
また、PC18の検索部36は、インターネットやSNSを利用することで、A社に関連する情報(例えばプレスリリース情報、新聞に掲載された情報等)を検索する。
具体例2における個人情報、対話情報、保護情報から抽出された情報、及び、汎用情報から抽出された情報をまとめると以下のようになる。
・個人情報:ユーザの社員番号
・対話情報:「A社様へ新製品を紹介するのに何か良いアイデアある?」
・保護情報から抽出された情報:営業生成の情報、顧客情報、営業スキル情報、提案資料の情報。
・汎用情報から抽出された情報:A社のプレスリリース情報や新聞に掲載された情報。
PC18の検索部36は、上記の個人情報、対話情報、保護情報から抽出された情報及び汎用情報から抽出された情報を解析し、その解析結果を利用して、保護情報や汎用情報の中から、A社の業種とユーザ自身の営業スキルとに適合する1又は複数の社内提案資料の情報や、公開されているA社の情報を検索する。上記の検索によって得られた情報が、対話相手(自動応答AI)からの返答情報に相当する。
なお、PC18の検索部36が上記の検索を行って返答情報を得てもよいし、サーバ14の検索部50が上記の検索を行って返答情報を得てもよい。サーバ14にて検索が行われる場合、PC18は、上記の入力情報(個人情報と対話情報を含む情報)をサーバ14に送信し、サーバ14の検索部50は、PC18から送られてきた入力情報を検索キーとして、上記の返答情報を検索する。サーバ14は、その返答情報をPC18に送信する。
上記のように返答情報が得られた場合、PC18の編集部38は、PC18が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集する。これにより、出力情報が生成される。PC18は、情報伝達媒体として、表示媒体(ディスプレイ)と音声媒体(スピーカ)を有している。PC18の編集部38は、例えば、PC18が有するディスプレイにて表示できるように返答情報を編集する。具体的には、PC18の編集部38は、返答情報が示す文字列、画像、表、グラフ等のレイアウトを調整する。また、PC18の編集部38は、返答情報に含まれる各情報に優先順位を付けて、優先順位が予め定められた順位以上の情報を出力情報に含めてもよい。一例として、PC18の編集部38は、返答情報をA4用紙1枚に掲載可能な情報に編集し、予め定められたフォーマットを有するデータ(例えば、テキストデータや、PDF(Portable Document Format)データ等)を生成する。なお、サーバ14の編集部52によって、上記の編集が行われてもよい。この場合、サーバ14は、出力情報をPC18に送信する。
上記のように出力情報が生成された場合、PC18の制御部32は、ユーザに対する出力情報の通知を制御する。例えば、PC18の制御部32は、出力情報を自動応答AIの発言内容76として表示エリア70a内に表示させる。例えば、「資料をまとめました。表示しますか?印刷しますか?」といった発言内容76が表示される。また、PC18の制御部32は、発言内容76を表示せずに又は表示すると共に、スピーカを用いて、出力情報を音声情報として出力してもよい。この場合、発言内容76が読み上げられる。この読み上げは自動応答AIによって行われてもよい。ユーザが表示指示をPC18に与えた場合、PC18の制御部32は、上記のテキストデータやPDFデータを画面68に表示させる。例えば、A社に有用な自社製品に関する資料や、A社の営業に関する情報等が、表示される。また、ユーザが印刷指示を与えた場合、PC18は、PDFデータを複合機20に送信し、複合機20にPDFデータを印刷させる。複合機20は、印刷指示に従って、出力情報をA4用紙1枚に印刷する。
以上のように具体例2によれば、対話相手(自動応答AI)からの返答情報が、PC18が有する情報伝達媒体に適合した情報に編集されてユーザに通知される。
具体例1と同様に、PC18の編集部38が、返答情報をPC18が有する通知手段に適合するように編集することができない場合、PC18の制御部32は、PC18以外の機器(外部装置)に返答情報と入力情報を送信する。外部装置にて返答情報が編集されることで出力情報が生成され、その出力情報が、外部装置が有する情報伝達媒体によってユーザに通知される。
また、具体例1と同様に、PC18の編集部38は、ユーザの特性に応じて返答情報を編集してもよい。例えば、ユーザの性格が「せっかち」の場合、PC18の編集部38は、A社用の資料を最小限の内容(例えば、画像とグラフをメインの情報として含む資料)にまとめる。一方、ユーザの性格が「おおらか」の場合、PC18の編集部38は、A社用の資料を最大限の内容(例えば、A社の詳細な情報、新製品の詳細な情報、詳細な画像、比較的に大きいグラフ等を含む資料)にまとめる。また、PC18の編集部38は、ユーザの疲労度に応じて、応答情報を編集してもよい。
また、具体例1と同様に、PC18の編集部38は、ユーザが対話相手に伝えた情報(ユーザの発言内容)に応じて返答情報を編集してもよいし、ユーザの特性とユーザの発言内容との組み合わせに応じて返答情報を編集してもよい。例えば、ユーザの性格が「せっかち」の場合、自動応答AIは、「お急ぎでしたら、5ページにまとめますか?」といった発言内容を発する。これに対して、ユーザが「はい」等と発言して急いでいる旨を自動応答AIに伝えた場合、PC18の編集部38は、返答情報から最小限の情報(例えば、新製品の画像やグラフ等)を抽出して出力情報を生成する。
(優位性機器の選択)
具体例2においても、PC18の選択部40が、返答情報を処理するための優位性機器を選択してもよい。PC18の選択部40による処理は、具体例1で説明した複合機20の選択部40による処理と同じである。具体例2においても、検索部36による検索が優位性機器(サーバ14であってもよい)によって行われ、編集部38による編集がPC18によって行われてもよい。こうすることで、ユーザが対話しているPC18以外の機器によって編集が行われる場合と比べて、対話によるオンデマンド性が向上する。それとは逆に、検索部36による検索がPC18によって行われ、編集部38による編集が優位性機器(サーバ14であってもよい)によって行われてもよい。もちろん、優位性機器によって出力情報がユーザに通知されてもよい。
<具体例3>
図7から図9を参照して、具体例3について説明する。具体例3では、ユーザは、PC18に搭載されている自動応答AIと対話する。具体例2と同様に、図7に示されている対話が行われ、具体例2と同じ返答情報が得られたものとする。
具体例2にて説明したように、PC18の編集部38は、例えば、PC18が有するディスプレイの画面68に表示できるように返答情報を編集する。具体的には、PC18の編集部38は、返答情報が示す文字列、画像、表、グラフ等のレイアウトを調整する。これにより、出力情報が生成される。PC18の制御部32は、PC18の編集部38によって生成された出力情報を画面68に表示させる。図8には、画面68に表示された出力情報が示されている。データ78は、例えば、画像形式を有するデータであってもよいし、文書形式を有するデータであってもよいし、Webページのデータ(例えばHTMLによって記述されたデータ)であってもよい。データ78は、一例としてPDFデータである。データ78には、返答情報から抽出された画像78a、文字列78b,78c、及び、グラフ78dが表されている。PC18のディスプレイのサイズは比較的に大きいため、データ78には、比較的に詳細な情報が含まれている。例えば、データ78には、画像78aが含まれ、比較的に詳細な説明を表す文字列78b、78cが含まれ、また、比較的に大きく表現されたグラフ78dが含まれている。
具体例3では、ユーザが、使用対象の機器を変更する。例えば、ユーザは、使用対象の機器をユーザの発言内容によって自動応答AIに伝える。ユーザは、文字入力、音声入力又は画像入力によって、使用対象の機器の情報をPC18に入力する。その入力された情報がユーザの発言内容として自動応答AIに送られる。PC18の制御部32は、入力情報と返答情報を、ユーザによって指定された使用対象の機器に送信する。当該使用対象の機器の編集部38は、PC18から入力情報と返答情報を受け、当該機器が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集する。これにより、当該使用対象の機器にて出力情報が生成される。当該機器の制御部32は、出力情報の通知を制御する。
例えば、ユーザが、使用対象の機器をPC18からスマートフォン22に変更したものとする。この場合、ユーザは、使用対象の機器としてのスマートフォン22の情報をPC18に入力する。PC18の制御部32は、入力情報と返答情報をスマートフォン22に送信する。スマートフォン22の編集部38は、PC18から入力情報と返答情報を受け、スマートフォン22が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集する。具体的には、スマートフォン22の編集部38は、返答情報が示す文字列、画像、表、グラフ等のレイアウトを調整する。また、スマートフォン22が有するディスプレイのサイズは比較的に小さいため、スマートフォン22の編集部38は、比較的に簡易な出力情報を生成する。例えば、スマートフォン22の編集部38は、文字情報の要約を作成してもよいし、表示対象の画像や表やグラフを選別してもよい。スマートフォン22の制御部32は、スマートフォン22の編集部38によって生成された出力情報を、スマートフォン22のUI部28の表示部に表示させる。
図9には、スマートフォン22の表示部に表示される画面の一例が示されている。スマートフォン22の編集部38は、例えば、Webページとしての出力情報を生成し、そのWebページを画面80に表示させる。Webページにはスクロールバー82が表示されており、ユーザがスクロールバー82を操作することで、Webページをスクロールさせることができる。スマートフォン22の画面80のサイズは、PC18の画面68のサイズと比べると小さいため、Webページには、比較的に簡易な情報が含まれている。例えば、Webページには、比較的に簡易な説明を表す文字列84aが含まれ、また、グラフ84bが含まれている。Webページ中の他のページに、画像や他の文字列が含まれていてもよい。
また、具体例1と同様に、スマートフォン22の編集部38は、ユーザの特性(性格や疲労度)に応じて返答情報を編集してもよい。例えば、ユーザの疲労度が比較的に高い場合、スマートフォン22の編集部38は、文字列84aに含まれる文字のフォントサイズを大きくしてもよいし、より多くのグラフや画像をWebページに含めてもよい。また、ユーザの性格が「せっかち」の場合、スマートフォン22の編集部38は、より多くのグラフをWebページに含めてもよい。
以上のように具体例3によれば、ユーザが使用対象の機器を変えた場合であっても、対話相手(自動応答AI)からの返答情報が、変更後の機器が有する情報伝達媒体に適合した情報に編集されてユーザに通知される。
(優位性機器の選択)
具体例3においても、PC18の選択部40が、返答情報を処理するための優位性機器を選択してもよい。PC18の選択部40による処理は、具体例1で説明した複合機20の選択部40による処理と同じである。
<具体例4>
図10を参照して、具体例4について説明する。具体例4では、ユーザは、ロボット24に搭載されている自動応答AIと対話する。具体例2と同様に、図7に示されている対話が行われ、具体例2と同じ返答情報が得られたものとする。
なお、ロボット24の検索部36が、検索を行って返答情報を得てもよいし、サーバ14の検索部50が検索を行って返答情報を得てもよい。サーバ14にて検索が行われる場合、ロボット24は、入力情報(個人情報と対話情報を含む情報)をサーバ14に送信し、サーバ14の検索部50は、ロボット24から送られてきた入力情報を検索キーとして、返答情報を検索する。サーバ14は、その返答情報をロボット24に送信する。
上記のように返答情報が得られた場合、ロボット24の編集部38は、ロボット24が有する情報伝達媒体に適合するように返答情報を編集する。これにより、出力情報が生成される。ロボット24は、情報伝達媒体として、表示媒体(ディスプレイ)と音声媒体(スピーカ)を有している。ロボット24の編集部38は、例えば、ロボット24が有するディスプレイにて表示できるように返答情報を編集すると共に、編集によって得られた出力情報の音声情報を生成する。なお、サーバ14の編集部52によって、これらの編集が行われてもよい。この場合、サーバ14は、出力情報をロボット24に送信する。
上記のように出力情報が生成された場合、ロボット24の制御部32は、ユーザに対する出力情報の通知を制御する。例えば、ロボット24の制御部32は、出力情報を自動応答AIの発言内容としてUI部28の表示部に表示させると共に、その出力情報を音声情報として出力する。
図10には、ロボット24の一例が示されている。ロボット24にはディスプレイ86が設けられており、そのディスプレイ86に出力情報が表示される。例えば、出力情報としての資料に含まれるグラフや説明文が表示される。また、ロボット24の制御部32は、音声によって、その資料の説明を行ってもよい。
また、ユーザが発言内容によって「5分くらいにまとめてください」等と発言した場合、ロボット24の編集部38は、返答情報を編集することで、平均的な話す速さで、5分程度で説明可能な資料(出力情報)を生成してもよい。
以上のように具体例4によれば、対話相手(自動応答AI)からの返答情報が、ロボット24が有する情報伝達媒体に適合した情報に編集されてユーザに通知される。
(優位性機器の選択)
具体例4においても、ロボット24の選択部40が、返答情報を処理するための優位性機器を選択してもよい。ロボット24の選択部40による処理は、具体例1で説明した複合機20の選択部40による処理と同じである。具体例4においても、検索部36による検索が優位性機器(サーバ14であってもよい)によって行われ、編集部38による編集がロボット24によって行われてもよい。こうすることで、ユーザが対話しているロボット24以外の機器によって編集が行われる場合と比べて、対話によるオンデマンド性が向上する。それとは逆に、検索部36による検索がロボット24によって行われ、編集部38による編集が優位性機器(サーバ14であってもよい)によって行われてもよい。もちろん、優位性機器によって出力情報がユーザに通知されてもよい。
上記の機器とサーバのそれぞれは、一例としてハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。具体的には、機器とサーバのそれぞれは、図示しないCPU等の1又は複数のプロセッサを備えている。当該1又は複数のプロセッサが、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、機器とサーバのそれぞれの各部の機能が実現される。上記プログラムは、CDやDVD等の記録媒体を経由して、又は、ネットワーク等の通信経路を経由して、記憶装置に記憶される。別の例として、機器とサーバのそれぞれの各部は、例えばプロセッサや電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア資源により実現されてもよい。その実現においてメモリ等のデバイスが利用されてもよい。更に別の例として、機器とサーバのそれぞれの各部は、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって実現されてもよい。
10,12 機器、14,16 サーバ、18 PC、20 複合機、22 スマートフォン、24 ロボット、32,46 制御部、34,48 情報取得部、36,50 検索部、38,52 編集部、40,54 選択部。

Claims (10)

  1. ユーザに関する情報と前記ユーザが対話相手に伝えた情報とを含む入力情報を取得する取得手段と、
    情報を通知する通知手段と、
    前記入力情報に対する前記対話相手からの返答情報と前記通知手段とに応じた出力情報を前記通知手段に通知させる制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記返答情報を前記通知手段に適合するように編集することで前記出力情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記返答情報を前記通知手段に適合するように編集することができない場合、外部装置への前記返答情報と前記入力情報の送信を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記入力情報に含まれる前記ユーザの個人情報を前記ユーザが特定されない情報に編集して前記入力情報の送信を制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記返答情報を前記通知手段に適合するように編集することができない場合とは、前記通知手段が、前記返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有していない場合である、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記外部装置は、前記返答情報を通知するために適した情報伝達媒体を有する装置である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記ユーザの特性に更に応じて前記返答情報を編集することで前記出力情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項6何れかに記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記ユーザが前記対話相手に伝えた情報に更に応じて前記返答情報を編集することで前記出力情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項7何れかに記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段は、前記ユーザが携帯する機器から前記ユーザに関する情報として前記ユーザの個人情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8何れかに記載の情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    ユーザに関する情報と前記ユーザが対話相手に伝えた情報とを含む入力情報を取得する取得手段、
    情報を通知する通知手段、
    前記入力情報に対する前記対話相手からの返答情報と前記通知手段とに応じた出力情報を前記通知手段に通知させる制御手段、
    として機能させるプログラム。
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