JP2019191958A - メッセージ提供装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザがチャットボットに対して所望のサービスを実行させる際に、予めチャットボットの動作に関する設定情報をユーザ毎に登録しなくても良いメッセージ提供装置及びプログラムを提供する。【解決手段】1人のユーザに対して、動作設定情報が予め設定された複数のチャットボットA−1,A−2を提供する。ユーザは、複数のチャットボットA−1,A−2毎にプリンタ18A〜18Dを対応付けて登録する。チャットボットA−1の動作設定情報はエコ優先に予め設定され、チャットボットA−2の動作設定情報は画質優先に予め設定される。【選択図】図6

Description

本発明は、メッセージ提供装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、ユーザからの動作指示の結果を報告するメッセージを、そのメッセージの宛て先を明示して通知するメッセージ通知装置が記載されている。動作指示検出部は、メッセージから動作指示を検出するとともに、該メッセージを書き込んだメンバを指示者として特定し、報告メッセージ表示部は、該動作指示に従って動作した結果についてのメッセージを、該指示者を宛先として明記した状態で家族伝言板に表視させる。
チャットやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等の、ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービスでは、このメッセージサービス上で動作する、音声や文字を介した、人間との対話をシミュレーションする目的で設計された(擬人化)ソフトウェアロボットプログラム(以下、これを「チャットボット」という)が提案されている。チャットボットは、ユーザから入力されたメッセージから特定の単語や語句を検出し、それに合う予め用意された応答を出力するように動作する。チャットボットとしては、企業や店舗などの、広告用または商業用に割り当てられたメッセンジャーサービスアカウントが運用するものもあり、ユーザは自然なメッセージのやり取りを通じてチャットボットと会話を楽しみ、また、チャットボットに対して種々のサービスを実行させることができる。
特開2014−164522号公報
但し、ユーザがソフトウェアロボットプログラムに対して所望のサービスを実行させる際には、予めソフトウェアロボットプログラムの動作に関する設定情報(動作設定情報)をユーザ毎に登録しなければならず煩雑である。動作設定情報として登録すべき項目が多い場合には、登録手続が尚更煩雑化する。
本発明は、ソフトウェアロボットプログラムを利用する際に、事前の動作設定情報の登録手続を不要化することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムと外部機器との対応付けの登録要求をユーザ毎に受け付ける受付手段と、1人のユーザに対して、前記ソフトウェアロボットプログラムの動作設定情報が予め設定された複数のソフトウェアロボットプログラムを提供し、前記ユーザからの要求に応じて、前記複数のソフトウェアロボットプログラムのそれぞれに外部機器を対応付けて登録する登録手段とを備えるメッセージ提供装置である。
請求項2に記載の発明は、前記複数のソフトウェアロボットプログラムは、少なくとも第1ソフトウェアロボットプログラムと第2ソフトウェアロボットプログラムを含み、前記第1ソフトウェアロボットプログラムには第1動作設定情報が設定され、前記第2ソフトウェアロボットプログラムに前記第1動作設定情報と異なる第2動作設定情報が設定される請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1ソフトウェアロボットプログラムと前記第2ソフトウェアロボットプログラムは、同種類のサービスを提供する請求項2に記載のメッセージ提供装置である。
請求項4に記載の発明は、前記同種類のサービスはプリントサービスであり、前記第1動作設定情報及び前記第2動作設定情報は、プリント時の部数、両面プリントまたは片面プリント、複数ページを1ページにまとめる機能、カラーモード、画質の少なくともいずれかが互いに異なる請求項3に記載のメッセージ提供装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第1ソフトウェアロボットプログラムと前記第2ソフトウェアロボットプログラムは、異種類のサービスを提供する請求項2に記載のメッセージ提供装置である。
請求項6に記載の発明は、前記登録手段は、前記ソフトウェアロボットプログラムに前記外部機器を対応付けて登録する場合に、前記外部機器の属性が前記動作設定情報に適合するときに登録する請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項7に記載の発明は、前記登録手段は、前記ソフトウェアロボットプログラムに前記外部機器を対応付けて登録する場合に、前記外部機器の属性が前記動作設定情報に適合しないときに、前記ユーザからの登録確認メッセージに応じて登録する請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項8に記載の発明は、前記登録手段は、前記第1ソフトウェアロボットプログラムに前記外部機器を対応付けて登録する場合に、前記外部機器の特性が前記第2動作設定情報に適合するときに、前記第2ソフトウェアロボットプログラムにも前記外部機器を対応付けて登録する請求項2に記載のメッセージ提供装置である。
請求項9に記載の発明は、前記ユーザからの要求に応じて、前記複数のソフトウェアロボットプログラムのそれぞれに登録された外部機器を削除する削除手段を備える請求項1に記載のメッセージ提供装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータを、ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムと外部機器との対応付けの登録要求をユーザ毎に受け付ける受付手段と、1人のユーザに対して、前記ソフトウェアロボットプログラムの動作設定情報が予め設定された複数のソフトウェアロボットプログラムを提供し、前記ユーザからの要求に応じて、前記複数のソフトウェアロボットプログラムのそれぞれに外部機器を対応付けて登録する登録手段として動作させるためのプログラムである。
請求項1〜10に記載の発明によれば、ソフトウェアロボットプログラムを利用する際に、事前の動作設定情報の登録手続が不要化される。
請求項2に記載の発明によれば、さらに、第1ソフトウェアロボットプログラムと第2ソフトウェアロボットプログラムとで、互いに異なる動作設定情報が設定され得る。
請求項3に記載の発明によれば、さらに、第1ソフトウェアロボットプログラムと第2ソフトウェアロボットプログラムで同種類のサービスが提供され得る。
請求項4に記載の発明によれば、さらに、同種類のサービスとしてプリントサービスが提供され、プリント時の部数、両面プリントまたは片面プリント、複数ページを1ページにまとめる機能、カラーモード、画質の少なくともいずれかが互いに異なるように設定され得る。
請求項5に記載の発明によれば、さらに、第1ソフトウェアロボットプログラムと第2ソフトウェアロボットプログラムで異種類のサービスが提供され得る。
請求項6に記載の発明によれば、さらに、ソフトウェアロボットプログラムに外部機器を対応付けて登録する場合に、外部機器の属性が動作設定情報に適合するときに登録され得る。
請求項7に記載の発明によれば、さらに、ソフトウェアロボットプログラムに外部機器を対応付けて登録する場合に、外部機器の属性が動作設定情報に適合しないときに、ユーザからの登録確認メッセージに応じて登録され得る。
請求項8に記載の発明によれば、さらに、第1ソフトウェアロボットプログラムに外部機器を対応付けて登録する場合に、外部機器の特性が第2動作設定情報に適合するときに、第2ソフトウェアロボットプログラムにも外部機器を対応付けて登録され得る。
請求項9に記載の発明によれば、さらに、ユーザからの要求に応じて、複数のソフトウェアロボットプログラムのそれぞれに登録された外部機器を削除し得る。
実施形態1のシステム構成図である。 実施形態1の機能ブロック図である。 実施形態1の構成ブロック図である。 設定情報登録説明図である。 設定情報テーブル説明図である。 実施形態1の処理説明図である。 実施形態1の設定情報登録説明図である。 実施形態1のユーザ端末画面表示説明図である。 実施形態1の設定情報テーブル更新説明図である。 実施形態1のシーケンス図である。 実施形態2のユーザ端末画面表示説明図(その1)である。 実施形態2のユーザ端末画面表示説明図(その2)である。 実施形態2の設定情報テーブル更新説明図である。 実施形態2のシーケンス図である。 実施形態3の処理説明図である。 実施形態3の設定情報登録説明図である。 実施形態3のユーザ端末画面表示説明図(その1)である。 実施形態3のユーザ端末画面表示説明図(その2)である。 実施形態3の設定情報テーブル更新説明図である。 実施形態3のシーケンス図である。 実施形態4のユーザ端末画面表示説明図(その1)である。 実施形態4のユーザ端末画面表示説明図(その2)である。 実施形態4の設定情報テーブル更新説明図である。 実施形態4のシーケンス図である。 変形例のシステム構成図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、チャットボットとして、ユーザからのメッセージに応じてプリントサービスを提供するチャットボットを例にとり説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態におけるメッセージサービスシステムの全体構成図を示す。メッセージサービスシステムは、ユーザ端末A(10A)〜ユーザ端末C(10C)、チャットサービスサーバ14、ボットサーバA(16A)〜ボットサーバB(16B)、及びプリンタA(18A)〜プリンタB(18B)を備える。
ユーザ端末A(10A)〜ユーザ端末C(10C)は、メッセージサービスのユーザが利用する端末であり、スマートフォンやタブレット端末、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報端末である。図では、ユーザ端末A(10A)、ユーザ端末B(10B)、ユーザ端末C(10C)の3台を示しているが、その数は任意である。ユーザは、ユーザ端末A(10A)〜ユーザ端末C(10C)を操作してクラウド12上のチャットサービスサーバ14にアクセスし、他のユーザやチャットボットとメッセージをやり取りする。以下では、ユーザAがユーザ端末Aを操作し、ユーザBがユーザ端末Bを操作し、ユーザCがユーザ端末Cを操作するものとする。ユーザ端末A(10A)〜ユーザ端末C(10C)とチャットサービスサーバ14は、有線あるいは無線の通信ネットワークでデータ送受信可能に接続される。通信ネットワークの一例はインターネット等の公衆回線であるが、専用回線でもよい。
チャットサービスサーバ14は、クラウド12上に配置されたクラウドサーバであり、チャットサービスを提供するサーバである。チャットサービスサーバ14は、1又は複数のサーバコンピュータで構成される。チャットサービスサーバ14は、ユーザ端末A〜ユーザ端末Cに対するメッセージの送受信処理、及びメッセージ送受信の表示画面表示等、メッセージのやり取りに関する処理全般を実行する。チャットサービスサーバ14は、2人のユーザ間のメッセージのやり取りを処理する他に、3人以上のユーザでグループを形成し、グループ内でのメッセージのやり取りを処理することができる(グループチャット)。さらに、チャットサービスサーバ14は、ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)と協働し、ボットサーバ16A,16Bにより提供されるチャットボットに対するメッセージのやり取りを処理する。ユーザとチャットボットとのメッセージのやり取りには、1人のユーザとチャットボットとのメッセージのやり取り、及び複数のユーザとチャットボットとのメッセージのやり取りが含まれる。
ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、それぞれメッセージ提供装置として機能する。ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、ユーザとの間でメッセージをやり取りするチャットボットのソフトウェアロボットプログラムがインストールされ、当該プログラムを実行する。これらのボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、企業や店舗などの、広告用または商業用に割り当てられたメッセンジャーサービスアカウントがそれぞれ運用するものであってもよい。
ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、チャットサービスサーバ14と特定API(Application Programming Interface:アプリケーションプログラミングインタフェース)を介して協働し、ユーザとのメッセージをやり取りし、ユーザからのメッセージに自動応答してメッセージを返信する。特定APIは、チャットサービスサーバ14を利用するためのAPIである。APIの形式は任意であるが、例えばJSON(Javascript Object Notation:ジャバスクリプト オブジェクト ノーテイション)形式のAPIとし、規定のフォーマットのJSONデータをチャットサービスサーバ14の特定URLに対してPOSTやGETで送信し、結果がJSON形式のデータとして返ってくる。
ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(16B)は、ユーザからのメッセージに動作指示が含まれている場合に、当該動作指示に応じて特定のサービス内容を実行する。本実施形態において、ボットサーバA(16A)は、ユーザからのメッセージにプリント指示が含まれている場合に、このプリント指示に応じてプリンタA(18A)あるいはプリンタB(18B)を動作させてプリント処理する「プリントボット」として機能する。他方、ボットサーバ16Bは、ユーザからの動作指示に応じて任意のサービスを提供し得る。図では、ボットサーバA(16A)、ボットサーバB(18B)の2台を示しているが、その数は任意であり、1台でもよい。また、1台のボットサーバで複数のチャットボットを構成してもよく、複数台のボットサーバで1つのチャットボットを構成してもよい。
チャットボット(あるいはプリンタボット)としてのボットサーバAは、ソフトウェアロボットプログラムの動作に関する設定情報(動作設定情報)に従ってプリンタAあるいはプリンタBを駆動してプリント処理を実行する。これらの設定情報は、プリンタAあるいはプリンタBを動作させるための動作条件ということもできる。
プリンタA(18A)、プリンタB(18B)は、ボットサーバAからの指令によりプリント処理を実行する。
図2は、メッセージ提供装置としてのボットサーバA(16A)の機能ブロック図である。ボットサーバAは、機能ブロックとして、通信部160、メッセージ受付部161、内容解析部162、動作制御部163、応答メッセージ作成部164、ユーザ情報記憶部165、設定情報記憶部166、メッセージ記憶部167、及びAPIゲートウェイ168を備える。
通信部160は、チャットサービスサーバ14及びプリンタA、Bと通信する。通信部160は、APIゲートウェイ168を介してチャットサービスサーバ14と通信し、メッセージを交換する。通信部160は、APIゲートウェイ168を介してチャットサービスサーバ14から受信したメッセージ、すなわちユーザ端末A〜ユーザ端末Cからのメッセージをメッセージ受付部161に出力する。また、通信部160は、応答メッセージ作成部164で作成された応答メッセージをAPIゲートウェイ168を介してチャットサービスサーバ14に送信(つまりユーザ端末A〜ユーザ端末Cに送信)する。さらに、通信部160は、動作制御部163からの指令に従い、プリンタA,プリンタBにプリント指令を出力してプリンタA,Bを駆動する。
メッセージ受付部161は、受付手段として機能し、通信部160からのメッセージを受け付け、内容解析部162に出力する。メッセージには、設定情報の登録に関するメッセージが含まれる。メッセージ受付部161は、受け付けたメッセージをメッセージ記憶部167に順次記憶する。
内容解析部162は、受け付けたメッセージの内容を解析して動作制御部163に出力する。具体的には、受け付けたメッセージに含まれるユーザ識別子(ユーザID)を認識するとともに、メッセージに含まれるテキスト部分を抽出してその構文解析を実行する。構文解析の方法は任意であり、例えば、入力メッセージを形態素単位に分解した後、名詞や形容詞、動詞、疑問代名詞をキーワードとして抽出する。内容解析部162は、メッセージのテキスト部分に動作指示が含まれている場合に、その動作指示の内容を解析して動作制御部163に出力する。本実施形態における動作指示には、外部機器としてのプリンタA,Bの登録要求や、プリンタA、Bに対するプリント指示が含まれる。
動作制御部163は、登録手段として機能し、内容解析部162で得られた解析結果に基づき、ユーザに対応付けて外部機器としてのプリンタA,Bを設定情報記憶部166に登録する。また、動作制御部163は、通信部160を介してプリンタA,Bにプリント指令を出力する。
応答メッセージ作成部164は、内容解析部162における解析結果に応じて応答メッセージを作成し、通信部160を介してチャットサービスサーバ14に送信する。特に、応答メッセージ作成部164は、ユーザからのメッセージに含まれる「@プリンタ」、「@複合機」等のキーワードに応じて応答メッセージを作成する。
ユーザ情報記憶部165は、チャットサービスサーバ14を利用するユーザの情報、特に、ボットサーバAで実現されるチャットボットを利用するユーザの情報をテーブルとして記憶する。チャットボットは、チャットサービスサーバ14で実現されるチャットサービス上で特定のアカウントが割り当てられており、このアカウントを指定してユーザが一定の操作(例えば「友達」登録を意味する操作)を行うことでチャットボットの利用が確定される。ユーザ情報は、例えばユーザIDである。各ユーザの権限についての情報を記憶してもよい。
設定情報記憶部166は、ボットサーバAで実現される複数のチャットボット毎に設定情報(動作設定情報)をテーブルとして記憶する。設定情報の項目は、例えばカラーモード、用紙サイズ、部数、画質等であるがこれに限定されない。設定情報は、ボットサーバAが提供するサービスの内容に応じて決定され得る。プリントサービスの場合には、プリントに関する情報であり、検索サービスの場合には、検索条件に関する情報である。設定情報は、サービスの内容を規定する情報であり、複数の項目を含み得る。動作制御部163は、ユーザに対応付けて外部機器としてのプリンタA,Bを設定情報記憶部166に登録する際に、チャットボット毎の設定情報(動作設定情報)と外部機器の属性とを照合する。ここで、外部機器の属性とは、外部機器が備える各種機能を意味し、外部機器がプリンタであればプリンタとしての各種機能を意味する。
メッセージ記憶部167は、メッセージ受付部161で受け付けたユーザからのメッセージを履歴として記憶する。
図3は、ボットサーバAの構成ブロック図を示す。ボットサーバAは、1又は複数のサーバコンピュータから構成され、1又は複数のCPU16b、ROM16c、RAM16d、通信インタフェース(I/F)16e、入出力I/F16f、及び記憶装置16gを備える。
1又は複数のCPU16bは、ROM16cあるいは記憶装置16gに記憶されたボットアプリを読み出し、RAM16dをワーキングメモリとして用いることでチャットボットの機能を実現する。すなわち、ユーザからのメッセージに自動応答し、ユーザからのメッセージに動作指示が含まれている場合に当該動作指示に応じてプリンタA,Bを駆動する。CPU16bは、ボットアプリを実行することで、図2におけるメッセージ受付部161、内容解析部162、動作制御部163、応答メッセージ作成部164、及びAPIゲートウェイ168を実現する。
通信I/F16eは、チャットサービスサーバ14とのメッセージのやり取りを行うとともに、プリンタA,Bに対してプリント指令を出力する。
入出力I/Fは、キーボードマウス等の入力装置、表示装置等の出力装置とデータを送受信する。
記憶装置16gは、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)やSSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)等の不揮発性メモリで構成され、ボットアプリを記憶する他に、ユーザ情報テーブル、設定情報テーブル、及びメッセージ管理テーブルを記憶する。記憶装置16gは、図2におけるユーザ情報記憶部165,設定情報記憶部166,及びメッセージ記憶部167を実現する。
なお、本実施形態では、チャットボットを実現するためのソフトウェアロボットプログラムをCPUにより実行しているが、チャットボットの一部をプログラムの実行による処理ではなく、ハードウェア処理により実現してもよい。ハードウェア処理は、例えばASICやFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの回路を用いて行ってもよい。
次に、ユーザA及びユーザBを例にとり、設定情報(動作設定情報)の登録について説明する。
図4は、ユーザA及びユーザBによる一般的な設定登録処理を模式的に示す。
ユーザA及びユーザBは、チャットサービス上で特定のアカウントが割り当てられたチャットボットの利用権限を取得する特定操作(「友達登録」)を行うと、ボットサーバA(16A)は、ユーザA及びユーザBにそれぞれユーザ識別子(ユーザID)を割り当てるとともに、プリンタA及びプリンタBについても一意に特定するためのプリンタ識別子(プリンタID)を割り当てる。ユーザIDは、ユーザA及びユーザBのチャットサービス上のアカウントをそのまま援用してもよい。
次に、ユーザAは、チャットサービスサーバ14を経由してボットサーバA(16A)に対してメッセージを送信し、プリンタAまたはプリンタBを特定した上で、設定情報を登録させる。例えば、ユーザAは、プリンタAを特定した上で、設定情報として
カラーモード:カラー
用紙サイズ:A4
部数:1部
を指定するメッセージを送信する。ボットサーバAは、これらのメッセージを受信すると、そのメッセージ内容を解析し、設定情報として解釈するとユーザAとプリンタAとを対応付けた上で上記の設定情報を設定情報テーブルに記録する。
ユーザBについても同様であり、チャットサービスサーバ14を経由してボットサーバA(16A)に対してメッセージを送信し、プリンタAまたはプリンタBを特定した上で、設定情報を登録させる。例えば、ユーザBは、プリンタBを特定した上で、設定情報として
カラーモード:白黒
用紙サイズ:レター(letter)
部数:2部
を指定するメッセージを送信する。ボットサーバAは、これらのメッセージを受信すると、そのメッセージ内容を解析し、設定情報として解釈するとユーザBとプリンタBとを対応付けた上で上記の設定情報を設定情報テーブルに記録する。
図5は、設定情報記憶部166に記憶される設定情報テーブルの一例を示す。ユーザ毎に、プリンタ、色(カラーモード)、サイズ(用紙サイズ)、コピー数(部数)が対応付けて記録される。より詳しくは、ユーザの識別情報毎に、プリンタの識別情報、色(カラーモード)、サイズ(用紙サイズ)、コピー数(部数)が対応付けて記録される。
このように、ユーザA及びユーザBは、チャットボットによりプリントサービスを実行させるに先立って、プリンタの設定情報を登録しなければならず、その登録手続が煩雑となる。
そこで、本実施形態では、1人のユーザに対して予め複数のチャットボットを提供し、複数のチャットボット毎に設定情報(動作設定情報)を設定(プリセット)しておき、ユーザは、予め設定済みのチャットボットに所望のプリンタを関連付ける操作を行うことで、設定情報の登録を不要化する。複数のチャットボットは、単一のボットサーバAで実現し得る。
図6は、本実施形態の処理を模式的に示す。ボットサーバAにより、2つのチャットボットA−1及びチャットボットA−2が実現される。チャットボットA−1は、第1動作設定情報として「エコ優先」が予め設定(プリセット)されており、チャットボットA−2は、第2動作設定情報として「画質優先」が予め設定(プリセット)されている。ここで、「エコ優先」とは、省エネルギとなり得る設定であり、具体的には、
カラーモード:モノクロ(白黒)
両面設定:両面
部数:1部
Nアップ指定:2up
画質モード:標準
等である。Nアップ指定は、1ページに複数(N)ページのデータをまとめてプリントすることを意味し、2upは、1ページに2ページのデータをまとめてプリントすることを意味する。また、「画質優先」とは、プリントの画質を優先する設定であり、具体的には、
カラーモード:カラー
両面設定:片面
部数:1
Nアップ指定:1up
画質モード:高画質
等である。これらの設定情報は、設定情報記憶部166にチャットボット毎に予め登録される。登録は、チャットボットの管理者により行われ得る。
そして、ユーザは、複数のチャットボット毎に、1つ又は複数の外部機器、具体的にはプリンタを登録する。例えば、ユーザAは、「エコ優先」に予め設定されたチャットボットA−1にプリンタA及びプリンタBを登録し、「画質優先」に予め設定されたチャットボットA−2にプリンタC及びプリンタDを登録しておく等である。
ユーザAは、エコ優先でプリントしたいと所望する場合には、エコ優先に設定されたチャットボットA−1に対してプリント指示をメッセージ送信し、他方で、画質優先でプリントしたいと所望する場合には、画質優先に設定されたチャットボットA−2に対してプリント指示をメッセージ送信する。チャットボットA−1は、ユーザAからのプリント指示に応じ、ユーザAについて登録されたプリンタA及びプリンタBのいずれか、例えばデフォルトに設定されたプリンタを駆動してエコ優先でプリントする。また、チャットボットA−2も、ユーザAからのプリント指示に応じ、ユーザAについて登録されたプリンタC及びプリンタDのいずれか、例えばデフォルトに設定されたプリンタを駆動して画質優先でプリントする。ユーザAは、設定情報について登録することなく、単に、チャットボット毎にプリンタを登録するだけで、所望の条件でプリントし得る。
図7は、本実施形態における設定情報テーブルの一例を示す。複数(図では2つ)のチャットボットが存在し、チャットボット毎に、ユーザに対応付けてプリンタが登録される。例えば、チャットボットA−1では、ユーザAにはプリンタA及びプリンタBが対応付けて登録され、プリンタAがデフォルトプリンタ(初期プリンタ)に設定される。ユーザBにはプリンタBが対応付けて登録され、プリンタBがデフォルトプリンタに設定される。
また、チャットボットA−2では、ユーザAにはプリンタAが対応付けて登録され、プリンタAがデフォルトプリンタに設定される。ユーザBにはプリンタBが対応付けて登録され、プリンタBがデフォルトプリンタに設定される。
ユーザAがチャットボットA−1に対してプリント指示するメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、図7に示される設定情報テーブルに従い、ユーザAに対応付けられたデフォルトプリンタとしてのプリンタAを特定し、エコ優先、すなわち
カラーモード:モノクロ(白黒)
両面設定:両面
部数:1部
Nアップ指定:2up
画質モード:標準
でプリントサービスを実行する。
また、ユーザAがチャットボットA−2に対してプリント指示するメッセージを送信すると、チャットボットA−2は、設定情報テーブルに従い、ユーザAに対応付けられたデフォルトプリンタとしてプリンタAを特定し、画質優先、すなわち
カラーモード:カラー
両面設定:片面
部数:1
Nアップ指定:1up
画質モード:高画質
でプリントサービスを実行する。
ユーザAは、カラーモードや両面設定、Nアップ指定、画質モード等の設定情報の各項目について登録することなく、チャットボットA−1とチャットボットA−2を使い分けることで所望の条件でプリントできる。
同様に、ユーザBがチャットボットA−1に対してプリント指示するメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、図7に示される設定情報テーブルに従い、ユーザBに対応付けられたデフォルトプリンタとしてのプリンタBを特定し、エコ優先、すなわち
カラーモード:モノクロ(白黒)
両面設定:両面
部数:1部
Nアップ指定:2up
画質モード:標準
でプリントサービスを実行する。
また、ユーザBがチャットボットA−2に対してプリント指示するメッセージを送信すると、チャットボットA−2は、設定情報テーブルに従い、ユーザBに対応付けられたデフォルトプリンタとしてプリンタBを特定し、画質優先、すなわち
カラーモード:カラー
両面設定:片面
部数:1
Nアップ指定:1up
画質モード:高画質
でプリントサービスを実行する。
図7では、2つのチャットボットA−1、A−2について示しているが、1人のユーザに対して3つ以上のチャットボットを提供してもよい。例えば、ユーザAに対してチャットボットA−1、A−2に加えてさらにチャットボットA−3を提供し、エコ優先、画質優先に加えて通常印刷とし、その設定情報として、
両面設定:片面
部数:1
Nアップ指定:1up
画質モード:標準
に設定する等である。
図8は、ユーザAが操作するユーザ端末A(10A)に表示される画面例を示す。チャットボットとして、エコ優先のチャットボットA−1と、画質優先のチャットボットA−2が存在し、いずれのチャットボットにもプリンタが登録されていないものとする。また、ユーザAはチャットボットA−1を利用可能(「友達登録」している)であるとする。ユーザ端末Aの画面には、チャットサービスサーバ14によりユーザAを示す表象図形(アイコン)100、及びボットサーバAで実現されるチャットボットA−1を示すアイコン104が表示される。そして、ユーザA及びチャットボットA−1のメッセージ200が上から下に時系列で表示される。
図8において、まず、ユーザAがユーザ端末Aを操作して、チャットボットA−1に対して
「@プリンタA」
とのメッセージを送信する。
このメッセージは、プリンタAの登録を要求するメッセージであり、チャットボットA−1は、このメッセージを解析し、設定情報テーブルにユーザAとプリンタAを対応付けて登録し、プリンタAをデフォルトプリンタに設定した上で、
「プリンタAを登録し、本プリンタをデフォルトにしました」
とのメッセージを作成して応答する。
次に、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、プリントすべき画像データとして写真を送信する。そして、写真の送信に続き、
「プリント」
とのメッセージを送信する。
写真及びメッセージを受信したチャットボットA−1は、メッセージの内容を解析し、送信された写真のプリントサービスを実行する。すなわち、設定情報テーブルを参照して、ユーザAに対応付けられたプリンタAを特定し、プリンタAに対してプリントデータを出力する。プリント条件は、設定情報であって予めチャットボットA−1に設定された「エコ優先」である。チャットボットA−1の設定情報は、具体的には記憶装置16gに予め記憶され得る。
次に、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、チャットボットA−1に対して、
「@プリンタB」
とのメッセージを送信する。
このメッセージは、プリンタBの登録を要求するメッセージであり、チャットボットA−1は、このメッセージを解析し、設定情報テーブルにユーザAとプリンタBを対応付けて登録する。但し、プリンタBの属性として、両面印刷するための必要な両面ユニットを備えていない場合には、チャットボットA−1に設定された「エコ優先」でのプリントを実行することができないので、プリンタBは設定情報に適合したプリンタではない。そこで、チャットボットA−1は、自身に設定された設定情報(エコ優先)と、プリンタBの属性とを照合し、プリンタBの属性が設定情報に適合しない場合には、その旨のメッセージを作成してユーザAに確認する。例えば、
「プリンタBは、両面ユニットが未装着のためエコ印刷できませんが登録しますか?」
とのメッセージを作成して応答することで、プリンタBの属性が設定情報に適合しない旨を報知する。
このメッセージを視認したユーザAは、例えば、
「はい」
とのメッセージを送信する。チャットボットA−1は、ユーザAからの肯定的な回答を受け付けると、このメッセージに応じ、設定情報テーブルにユーザAとプリンタBとを対応付けて登録する。ユーザAに対応付けて複数のプリンタを登録した場合、チャットボットA−1はいずれかのプリンタをデフォルトプリンタに設定する。デフォルトプリンタの設定ルールは任意であり、例えば、
(1)先に登録したプリンタをデフォルトに設定する
(2)後に登録したプリンタをデフォルトに設定する
(3)ユーザに問い合わせ、ユーザからの回答に応じて設定する
(4)設定情報に適合するプリンタをデフォルトに設定する
等である。(4)を採用した場合、プリンタAは設定情報(エコ優先)に適合するものの、プリンタBは設定情報に適合しないので、プリンタAをデフォルトプリンタとし、
「プリンタBを登録しましたが、デフォルトプリンタはプリンタAのままとしました」
とのメッセージを作成して応答する。この場合、ユーザAが次にプリントサービス要求メッセージを送信すると、プリンタBを特に指定しない限り、プリンタAでプリントサービスが実行される。
他方、「プリンタBは、両面ユニットが未装着のためエコ印刷できませんが登録しますか?」
とのメッセージを視認したユーザAが、
「いいえ」
とのメッセージを送信した場合、チャットボットA−1は、ユーザAからの否定的な回答に応じてプリンタBの登録を中止する。
図8では、チャットボットA−1は、自身に設定された設定情報(エコ優先)と、プリンタBの属性とを照合し、プリンタBの属性が設定情報に適合しない場合には、その旨のメッセージを作成してユーザAに確認しているが、プリンタBの属性が設定情報に適合しない場合には、一律に登録を拒否してもよい。この場合、
「プリンタBは、両面ユニットが未装着のためエコ印刷できませんので登録できません」
とのメッセージを作成して応答する。
また、図8では、デフォルトプリンタをプリンタAに設定しているが、その後、プリンタBに両面ユニットが装着され、エコ優先の設定情報を満たすものとなったときには、(2)を採用するとともに、ユーザAにプリンタBをデフォルトプリンタに設定してもよいか否かを確認するメッセージを作成して応答してもよい。
図9は、図8に示す処理における設定情報テーブルの更新を示す。
図9(a)は、初期状態であり、チャットボットA−1にはいかなるプリンタも登録されていない。
図9(b)は、ユーザAからのメッセージに応じてプリンタAを登録した後の設定情報テーブルである。ユーザAとプリンタAを対応付けて登録するとともに、デフォルトプリンタとしてプリンタAが設定される。
図9(c)は、さらにユーザAからのメッセージに応じてプリンタBを追加登録した後の設定情報テーブルである。ユーザAとプリンタA及びプリンタBを対応付けて登録するとともに、デフォルトプリンタとしてプリンタAが設定される。
図10は、図8に示す処理におけるシーケンス図を示す。
まず、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作してチャットボットA−1を友達登録する。具体的には、チャットボットA−1のアカウントを指定し、特定ボタンを操作することでチャットボットA−1の利用権限を取得する。チャットボットA−1は、ユーザAの情報をユーザ情報テーブルに登録する。
次に、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作してプリンタAの登録をチャットボットA−1に指示する。
チャットボットA−1は、ユーザAからの登録指示に応じて、ユーザAとプリンタAとを対応付けて記憶装置16gの設定情報テーブルに登録する。具体的には、動作制御部163は、内容解析部162での解析結果に応じ、ユーザAからのメッセージが登録指示であることに応じて、ユーザAとプリンタAとを対応付けて設定情報テーブルに登録する。
この際、動作制御部163は、プリンタAの属性と設定情報(エコ優先)とを照合し、プリンタAの属性が設定情報に適合するか否かを判定し、適合する場合のみ登録してもよい。プリンタAの属性は、動作制御部163とプリンタAとの通信により取得し得る。エコ優先の設定情報は、既述したように
カラーモード:モノクロ(白黒)
両面設定:両面
部数:1部
Nアップ指定:2up
画質モード:標準
であり、プリンタAがこれらの全ての機能を実現できる場合には設定情報に適合し、いずれかの機能を実現できない場合には設定情報に適合しない。例えば、プリンタAが両面プリントできない場合には適合せず、2upできない場合にも適合しない。記憶装置16gは、設定情報テーブルへの登録を行うと、登録完了をチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、ユーザAに対して登録完了通知のメッセージを作成して応答する。
登録完了通知のメッセージを視認したユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、写真を送信(投稿)するとともに、プリント指示のメッセージを送信する。チャットボットA−1は、写真及びメッセージを受け付けると、記憶装置16gに対して印刷設定の取得要求を送信する。印刷設定は、記憶装置16gに予め設定されたチャットボットA−1の設定情報(エコ優先)であり、記憶装置16gは、エコ優先の設定情報を返す。チャットボットA−1は、プリンタAに対してエコ優先で、すなわち、
カラーモード:モノクロ(白黒)
両面設定:両面
部数:1部
Nアップ指定:2up
画質モード:標準
でプリント指示する。
次に、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、プリンタBの登録をチャットボットA−1に指示する。
チャットボットA−1は、ユーザAからの登録指示に応じて、ユーザAとプリンタBとを対応付けて記憶装置16gの設定情報テーブルに登録する。この際、チャットボットA−1は、プリンタBの属性と設定情報(エコ優先)とを照合し、プリンタBの属性が設定情報に適合するか否かを判定し、適合する場合のみ登録してもよい。適合しない場合、記憶装置16gは、プリンタBの登録を継続するか否かの確認をチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、この通知に応じて
「プリンタBは、両面ユニットが未装着のためエコ印刷できませんが登録しますか?」
とのメッセージを作成してユーザに確認する。
このメッセージを視認したユーザAが、
「はい」
とのメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、記憶装置16gに対して登録継続を指示する。記憶装置16gは、登録継続指示に応じて設定情報テーブルへの登録を行うと、登録完了をチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、ユーザAに対して登録完了通知のメッセージを作成して応答する。
以上の処理により、ユーザAとプリンタA及びプリンタBが対応付けて設定情報テーブルに登録される。ユーザAは、単にプリンタAとプリンタBの登録を指示するだけであり、プリンタ毎に詳細な設定情報を登録する必要がない。
<実施形態2>
図11A及び図11Bは、本実施形態におけるユーザ端末Aに表示される画面例を示す。チャットボットとして、エコ優先のチャットボットA−1と、画質優先のチャットボットA−2が存在し、いずれのチャットボットにもプリンタが登録されていないものとする。また、ユーザAはチャットボットA−1、A−2を利用可能(「友達登録」している)であるとする。
図11Aにおいて、まず、ユーザAがユーザ端末Aを操作して、チャットボットA−1に対して
「@プリンタA」
とのメッセージを送信する。
このメッセージは、プリンタAの登録を要求するメッセージであり、チャットボットA−1は、このメッセージを解析し、設定情報テーブルにユーザAとプリンタAを対応付けて登録し、プリンタAをデフォルトプリンタに設定した上で、
「プリンタAを登録し、本プリンタをデフォルトにしました」
とのメッセージを作成して応答する。
次に、チャットボットA−1は、他のチャットボットとしてチャットボットA−2が存在していることから、
「チャットボットA−2(画質優先)にも本プリンタを登録しますか?」
とのメッセージを作成して送信する。
このメッセージを視認したユーザAは、ユーザ端末Aを操作して
「はい」
とのメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、このメッセージを解析し、肯定的な回答に応じてチャットボットA−2についても、ユーザAとプリンタAを対応付けて登録する。そして、チャットボットA−2においてもプリンタAをデフォルトプリンタに設定し、
「チャットボットA−2(画質優先)にもプリンタAを登録し、デフォルトプリンタにしました」
とのメッセージを作成して応答する。
図11Bは、ユーザ端末Aに表示される画面例であり、チャットボットA−2とのチャット画面である。画面には、チャットボットA−1のアイコンではなく、チャットボットA−2のアイコン105が表示される。
図11Aに示すように、チャットボットA−1により、設定情報テーブルにはチャットボットA−2についてユーザAとプリンタAを対応付けて登録される。チャットボットA−2は、設定情報テーブルを参照してユーザAとプリンタAが対応付けて登録されていることから、
「プリンタAを登録し、本プリンタをデフォルトにしました」
とのメッセージを作成して送信する。
このメッセージを視認したユーザAは、確かにチャットボットA−2についてプリンタAが登録されていることを確認し得る。
図12は、図11Aに示す処理における設定情報テーブルの更新を示す。
図12(a)は、初期状態であり、チャットボットA−1、A−2にはいかなるプリンタも登録されていない。
図12(b)は、ユーザAからのメッセージに応じてプリンタAを登録した後の設定情報テーブルである。チャットボットA−1について、ユーザAとプリンタAを対応付けて登録するとともに、デフォルトプリンタとしてプリンタAが設定される。
図12(c)は、さらにチャットボットA−2についてプリンタAを追加登録した後の設定情報テーブルである。ユーザAとプリンタAを対応付けて登録するとともに、デフォルトプリンタとしてプリンタAが設定される。
図13は、図11Aに示す処理におけるシーケンス図を示す。
まず、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作してチャットボットA−1を友達登録する。具体的には、チャットボットA−1のアカウントを指定し、特定ボタンを操作することでチャットボットA−1の利用権限を取得する。チャットボットA−1は、ユーザAの情報をユーザ情報テーブルに登録する。
次に、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作してプリンタAの登録をチャットボットA−1に指示する。
チャットボットA−1は、ユーザAからの登録指示に応じて、ユーザAとプリンタAとを対応付けて記憶装置16gの設定情報テーブルに登録する。この際、チャットボットA−1は、プリンタAの属性と設定情報(エコ優先)とを照合し、プリンタAの属性が設定情報に適合するか否かを判定し、適合する場合のみ登録してもよい。記憶装置16gは、設定情報テーブルへの登録を行うと、登録完了をチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、ユーザAに対して登録完了通知のメッセージを作成して応答する。
次に、チャットボットA−1は、記憶装置16gの設定情報テーブルを参照し、チャットボットA−2にはいかなるプリンタも登録されていないことを確認すると、ユーザAに対してチャットボットA−2へのプリンタAの登録を確認するメッセージを作成して送信する。
このメッセージを視認したユーザAが、ユーザ端末Aを操作して
「はい」
とのメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、チャットボットA−2についてユーザAとプリンタAとを対応付けて記憶装置16gの設定情報テーブルに登録する。この際、チャットボットA−1は、プリンタAの属性と設定情報(画質優先)とを照合し、プリンタAの属性が設定情報に適合するか否かを判定し、適合する場合のみ登録してもよい。記憶装置16gは、設定情報テーブルへの登録を行うと、登録完了をチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、ユーザAに対して登録完了通知のメッセージを作成して応答する。
他方、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作してチャットボットA−2を友達登録する。具体的には、チャットボットA−2のアカウントを指定し、特定ボタンを操作することでチャットボットA−2の利用権限を取得する。チャットボットA−2は、ユーザAの情報をユーザ情報テーブルに登録する。
チャットボットA−2は、記憶装置16gの設定情報テーブルを参照し、ユーザAとプリンタAが対応付けて登録されていることを確認すると、その旨のメッセージを作成してユーザAに送信する。
<実施形態3>
実施形態1,2では、チャットボットA−1、A−2により同種類のサービス、つまりプリントサービスを提供する場合について説明したが、チャットボットA−1、A−2が同種類のサービスではなく、それぞれ異なる種類のサービスを提供してもよい。
図14は、本実施形態における処理を模式的に示す。ボットサーバAにより、2つのチャットボットA−1、A−2が実現される。チャットボットA−1は、プリントサービスを実行し、チャットボットA−2は、プリントサービスとは異なる種類のスキャンサービスを実行する。
ユーザは、チャットボット毎に、1つ又は複数の外部機器を登録しておく。例えば、ユーザAは、プリントサービス用に予め設定されたチャットボットA−1にプリンタA及びプリンタBを登録し、スキャンサービス用に予め設定されたチャットボットA−2に複合機A及び複合機Bを登録しておく等である。ここで、複合機は、スキャン、プリント、コピー、ファックス等の複数の機能を備える機器である。
ユーザAは、プリントしたいと所望する場合には、プリントサービス用に設定されたチャットボットA−1に対してプリント指示を送信し、他方で、スキャンしたいと所望する場合には、スキャンサービス用に設定されたチャットボットA−2に対してスキャン指示を送信すればよい。チャットボットA−1は、ユーザAからのプリント指示に応じ、ユーザAについて登録されたプリンタA及びプリンタBのいずれか、例えばデフォルトに設定されたプリンタを駆動してプリントする。プリント条件は設定情報として予め設定され、例えば実施形態1におけるエコ優先でプリントする。また、チャットボットA−2は、ユーザAからのスキャン指示に応じ、ユーザAについて登録された複合機A及び複合機Bのいずれか、例えばデフォルトに設定された複合機を駆動してスキャンする。スキャン条件は設定情報として予め設定される。ユーザAは、設定情報について登録することなく、単に、チャットボット毎に外部機器を登録するだけで、所望のサービスを受け得る。
図15は、本実施形態における設定情報テーブルの一例を示す。チャットボットA−1、A−2毎に、ユーザ、外部機器としてのデバイス、及びデフォルト(初期値)が対応付けて登録される。例えば、チャットボットA−1には、ユーザAとプリンタA及び複合機Aが対応付けて登録され、プリンタAがデフォルトとして設定される。また、ユーザBとプリンタBが対応付けて登録され、プリンタBがデフォルトとして設定される。チャットボットA−2には、ユーザAと複合機Aが対応付けて登録され、複合機Aがデフォルトとして登録される。また、ユーザBと複合機Bが対応付けて登録され、複合機Bがデフォルトとして設定される。チャットボットA−1は、プリントサービス用の設定情報が設定されており、外部機器としてプリンタ及び複合機が登録され得る。この場合、複合機のプリント機能を用いてプリントサービスが実行される。チャットボットA−2は、スキャン用の設定情報が設定されており、外部機器としてスキャナや複合機が登録され得る、この場合、複合機のスキャン機能を用いてスキャンサービスが実行される。
図16A及び図16Bは、本実施形態におけるユーザ端末Aに表示される画面例を示す。チャットボットとして、プリントサービス用のチャットボットA−1と、スキャンサービス用のチャットボットA−2が存在し、いずれのチャットボットにも外部機器が登録されていないものとする。また、ユーザAはチャットボットA−1、A−2を利用可能(「友達登録」している)であるとする。
図16Aにおいて、まず、ユーザAがユーザ端末Aを操作して、チャットボットA−1に対して
「@複合機A」
とのメッセージを送信する。
このメッセージは、複合機Aの登録を要求するメッセージであり、チャットボットA−1は、このメッセージを解析し、設定情報テーブルにユーザAと複合機Aを対応付けて登録し、複合機Aをデフォルトに設定した上で、
「複合機Aを登録し、デフォルトにしました」
とのメッセージを作成して応答する。
次に、チャットボットA−1は、複合機Aの属性を判定し、スキャン機能を有していることに鑑みて、
「複合機Aはスキャンもできます。適宜、新しいチャットボットA−2を登録して下さい」
とのメッセージを作成して送信する。
このメッセージを視認したユーザAは、チャットボットA−2とのチャットの中で複合機Aを登録すべく、図16Bの画面に移行する。
図16Bは、ユーザ端末Aに表示される画面例であり、チャットボットA−2とのチャット画面である。画面には、チャットボットA−1のアイコンではなく、チャットボットA−2のアイコン105が表示される。
チャットボットA−2は、
「チャットボットA−2へようこそ」
「先程の複合機Aを登録しますか」
とのメッセージを作成して送信する。
このメッセージを視認したユーザは、
「はい」
とのメッセージを送信する。チャットボットA−2は、ユーザAからの肯定的な回答に応じて、ユーザAと複合機Aを対応付けて設定情報テーブルに登録する。そして、複合機Aをデフォルトに設定するとともに、
「複合機Aを登録し、デフォルトにしました」
とのメッセージを作成して応答する。
図17は、図16A及び図16Bに示す処理における設定情報テーブルの更新を示す。
図17(a)は、初期状態であり、チャットボットA−1、A−2にはいかなる外部機器も登録されていない。
図17(b)は、ユーザAからのメッセージに応じて複合機Aを登録した後の設定情報テーブルである。チャットボットA−1について、ユーザAと複合機Aを対応付けて登録するとともに、デフォルトデバイスとして複合機Aが設定される。
図17(c)は、さらにチャットボットA−2について複合機Aを追加登録した後の設定情報テーブルである。ユーザAと複合機Aを対応付けて登録するとともに、デフォルトデバイスとして複合機Aが設定される。
図18は、図16A及び図16Bに示す処理におけるシーケンス図を示す。
まず、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作してチャットボットA−1を友達登録する。具体的には、チャットボットA−1のアカウントを指定し、特定ボタンを操作することでチャットボットA−1の利用権限を取得する。チャットボットA−1は、ユーザAの情報をユーザ情報テーブルに登録する。
次に、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して複合機Aの登録をチャットボットA−1に指示する。
チャットボットA−1は、ユーザAからの登録指示に応じて、ユーザAと複合機Aとを対応付けて記憶装置16gの設定情報テーブルに登録する。この際、チャットボットA−1は、複合機Aの属性と設定情報(プリントサービス)とを照合し、複合機Aの属性が設定情報に適合するか否かを判定し、適合する場合のみ登録してもよい。記憶装置16gは、設定情報テーブルへの登録を行うと、登録完了をチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、ユーザAに対して登録完了通知のメッセージを作成して応答する。
次に、チャットボットA−1は、記憶装置16gの設定情報テーブルを参照し、チャットボットA−2にいかなる外部機器も登録されていないことを確認し、かつ、複合機Aの属性がチャットボットA−2の設定情報(スキャンサービス)に適合し得ると判定すると、ユーザAに対してチャットボットA−2への複合機Aの登録を推奨するメッセージを作成して送信する。このとき、チャットボットA−2のアカウント、例えばURL等を同時に送信してもよい。また、チャットボットA−1は、記憶装置16gの設定情報テーブルに、チャットボットA−2におけるユーザAと複合機Aとの登録予約フラグを設定する。
このメッセージを視認したユーザAが、ユーザ端末Aを操作してチャットボットA−2を友達登録する。チャットボットA−2は、ユーザAの情報をユーザ情報テーブルに登録する。そして、チャットボットA−2は、記憶装置16gの設定情報テーブルを参照し、登録予約フラグが設定されているか否かを判定する。ユーザAと複合機Aとの登録予約フラグが存在する場合、チャットボットA−2は、この要録予約フラグの存在に応じて、複合機Aの登録を確認するメッセージを作成してユーザAに送信する。
このメッセージを視認したユーザAが、ユーザ端末Aを操作して
「はい」
とのメッセージを送信すると、チャットボットA−2は、ユーザAと複合機Aとを対応付けて記憶装置16gの設定情報テーブルに登録する。なお、登録予約フラグを仮登録とし、ユーザAからの肯定的な回答に応じてユーザAと複合機Aとの対応付けを本登録してもよい。記憶装置16gは、設定情報テーブルへの登録を行うと、登録完了をチャットボットA−2に通知し、チャットボットA−2は、ユーザAに対して登録完了通知のメッセージを作成して応答する。
なお、チャットボットA−1は、記憶装置16gの設定情報テーブルを参照し、チャットボットA−2に外部機器が既に登録されている場合、あるいは、複合機Aの属性がチャットボットA−2の設定情報(スキャンサービス)に適合しない場合には、ユーザAに対してチャットボットA−2への複合機Aの登録を推奨するメッセージを送信する必要はない。例えば、ユーザAがプリンタAの登録を要求した場合、プリンタAの属性はチャットボットA−2の設定情報(スキャンサービス)に適合しないので、ユーザAに対してチャットボットA−2への複合機Aの登録を推奨するメッセージを送信しない。チャットボットA−2に外部機器が既に登録されている場合でも、複合機Aの属性がチャットボットA−2の設定情報(スキャンサービス)に適合する場合には、ユーザAに対してチャットボットA−2への複合機Aの登録を推奨するメッセージを送信してもよい。
また、本実施形態では、チャットボットA−1が、チャットボットA−2への外部機器の登録を推奨しているが、逆に、チャットボットA−2が、チャットボットA−1への外部機器の登録を推奨してもよい。例えば、チャットボットA−1に複合機Bが登録されておらず、ユーザAがチャットボットA−2に対して複合機Bの登録を要求した場合、チャットボットA−2は、チャットボットA−1に複合機Bが登録されておらず、かつ、複合機Bの属性がチャットボットA−1の設定情報(プリントサービス)に適合するとして、チャットボットA−1への複合機Bの登録を推奨する。
<実施形態4>
実施形態1〜3では、チャットボットに外部機器を登録する場合について説明したが、本実施形態では、チャットボットに登録された外部機器を削除する場合について説明する。
図19A及び図19Bは、本実施形態におけるユーザ端末Aに表示される画面例を示す。ユーザAは、プリントサービス用に予め設定されたチャットボットA−1にプリンタA及び複合機Aを登録し、スキャンサービス用に予め設定されたチャットボットA−2に複合機Aを登録しているものとする。
図19Aにおいて、まず、ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、
「@複合機Aを削除」
とのメッセージを送信する。
チャットボットA−1は、このメッセージを解析し、設定情報テーブルを参照し、ユーザAに対応付けて登録されている複合機Aを設定情報テーブルから削除する。そして、ユーザAに対応付けて登録されている残りの外部機器であるプリンタAをデフォルトに設定し、
「複合機Aを削除し、プリンタAをデフォルトに設定しました」
とのメッセージを作成して応答する。
次に、チャットボットA−1は、再び設定情報テーブルを参照してチャットボットA−2について同じ複合機AがユーザAに対応付けて登録されているか否かを判定する。チャットボットA−2についてもユーザAに対応付けて複合機Aが登録されている場合、チャットボットA−1は、
「複合機Aは、チャットボットA−2にも登録されていますが、そちらも削除しますか?」
とのメッセージを作成して送信する。
このメッセージを視認したユーザAは、
「はい」
とのメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、ユーザAからの肯定的なメッセージに応じて設定情報テーブルを参照し、チャットボットA−2についてユーザAに対応付けて登録されている複合機Aを設定情報テーブルから削除する。
なお、
「複合機Aは、チャットボットA−2にも登録されていますが、そちらも削除しますか?」
とのメッセージに対し、ユーザAが、
「いいえ」
とのメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、ユーザAからの否定的なメッセージに応じてチャットボットA−2についてユーザAに対応付けて登録されている複合機Aの登録をそのまま維持する。
図19Bは、ユーザ端末Aに表示される画面例であり、チャットボットA−2とのチャット画面である。画面には、チャットボットA−1のアイコンではなく、チャットボットA−2のアイコン105が表示される。
チャットボットA−2は、チャットボットA−1によりユーザAに対応付けられた複合機Aが設定情報テーブルから削除されたことに応じ、
「複合機Aを削除しました。登録されているスキャナはありません」
とのメッセージを作成して送信する。
ユーザAは、このメッセージを視認することで、チャットボットA−2に登録していた複合機Aが削除されたことを確認し得る。
本実施形態では、チャットボットA−1とチャットボットA−2が異なるチャットルームに存在する場合について説明しているが、チャットボットA−1とチャットボットA−2が同一チャットルームに存在する場合には、チャットボットA−2について複合機Aの登録を削除してチャットボットA−2について登録された外部機器が存在しなくなった時点で、チャットボットA−2は自動的にチャットルームから退出してもよい。外部機器が存在しない以上、チャットボットA−2はスキャンサービスを実行できないからである。
図20は、図19A及び図19Bに示す処理における設定情報テーブルの更新を示す。
図20(a)は、初期状態であり、チャットボットA−1についてユーザAに対応付けてプリンタA及び複合機Aが登録されており、複合機Aがデフォルトデバイスに設定される。また、チャットボットA−2についてユーザAに対応付けて複合機Aが登録されており、複合機Aがデフォルトデバイスに設定される。
図20(b)は、ユーザAからのメッセージに応じてチャットボットA−1について複合機Aを削除した後の設定情報テーブルである。チャットボットA−1について、ユーザAに対応付けられた複合機Aが削除され、デフォルトデバイスとして複合機Aに代えてプリンタAが設定される。
図20(c)は、さらにチャットボットA−2について複合機Aを削除した後の設定情報テーブルである。チャットボットA−2について、複合機Aが削除されたため、外部機器が登録されていない状態となる。
図21は、図19A及び図19Bに示す処理におけるシーケンス図を示す。
ユーザAは、ユーザ端末Aを操作して、チャットボットA−1に対して複合機Aの削除を要求する。
チャットボットA−1は、記憶装置16gに対して複合機Aの削除を指示し、記憶装置16gは、設定情報テーブルに登録されている、ユーザAに対応付けられた複合機Aを削除する。記憶装置16gは、複合機Aの削除が完了するとチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、この通知に応じてユーザAに削除完了のメッセージを作成して応答する。
次に、チャットボットA−1は、チャットボットA−2について複合機Aが登録されているか否かを判定する。複合機Aが登録されていれば、ユーザAに対してチャットボットA−2について登録されている複合機Aを削除するか否かを確認するメッセージを作成して送信する。
このメッセージに対し、ユーザAが肯定的なメッセージを送信すると、チャットボットA−1は、記憶装置16gに対してチャットボットA−2についてユーザAに対応付けて登録されている複合機Aを削除するように指示する。記憶装置16gは、この指示に応じ、設定情報テーブルに登録されている、ユーザAに対応付けられた複合機Aを削除する。記憶装置16gは、複合機Aの削除が完了するとチャットボットA−1に通知し、チャットボットA−1は、この通知に応じてユーザAに削除完了のメッセージを作成して応答する。
他方、チャットボットA−2は、複合機Aの削除が完了すると、ユーザAに対して複合機Aの削除が完了した旨のメッセージを作成して送信する。
以上のように、チャットボットA−1、A−2にわたって同一外部機器が登録されている場合において、チャットボットA−1から外部機器が削除されると、チャットボットA−2についても当該外部機器が連動して削除される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
<変形例1>
実施形態では、チャットボットとして、ユーザからのメッセージに応じてプリントサービスあるいはスキャンサービスを提供するチャットボットを例にとり説明しているが、これ以外にもチャットボットは任意のサービスを提供し得る。これらのサービスを例示すると以下の通りである。
・音楽、ニュース記事、宿泊施設、書籍、料理レシピ等の検索サービス
・チケット予約サービス
・フリーマーケットへの出品/検索/取引連絡サービス
・他言語への翻訳サービス
図22は、翻訳サービスを実行する場合のシステム構成図を示す。図1と異なり、プリンタA(18A)、プリンタB(18B)に代えて、翻訳エンジンA(19A)、翻訳エンジンB(19B)が備えられる。
ボットサーバAが、複数、例えば2つのチャットボットA−1、A−2を実現し、チャットボットA−1について日本語を英語に翻訳する設定情報が予め設定され、チャットボットA−2につて日本語を中国語に翻訳する設定情報が予め設定される。ユーザは、チャットボットA−1について外部機器としての翻訳エンジンを登録し、チャットボットA−2について外部機器として他の翻訳エンジンを登録する。日本語を英語に翻訳する場合にはチャットボットA−1に対してメッセージを送信し、日本語を中国語に翻訳する場合にはチャットボットA−2に対してメッセージを送信する。
他方、検索サービスの場合には、外部機器として翻訳エンジンに代えて検索エンジンが使用され得る。この場合の設定情報は検索条件であり、例えば宿泊施設の検索では、日数、料金、ホテルのグレード、人数等が含まれ得る。複数のチャットボット毎に設定情報としての検索条件を予め設定しておくことで、ユーザによる設定情報の登録作業が不要化される。
<変形例2>
実施形態では、図11Aや図11Bに示すように、チャットボットA−1のアイコン104及びチャットボットA−2のアイコン105を表示しているが、チャットボットA−1、A−2の動作設定情報を視認し得るように、動作設定情報を文字として、あるいは図形等でアイコン104,105とともに表示してもよい。例えば、アイコン104の近傍に「エコ」、アイコン105の近傍に「高画質」の文字を付する等である。
<変形例3>
実施形態では、チャットボットA−1の動作設定情報として「エコ優先」、チャットボットA−2の動作設定情報として「画質優先」を設定しているが、これらの動作設定情報を基本情報とし、ユーザが必要に応じてこれらの動作設定情報のいずれかをカスタマイズできるように構成してもよい。例えば、チャットボットA−1の動作設定情報として、予め
カラーモード:モノクロ(白黒)
両面設定:両面
部数:1部
Nアップ指定:2up
画質モード:標準
が設定されている場合において、ユーザがチャットボットA−1に対して、
「Nアップ指定を1にして」
とのメッセージを送信することで、Nアップ指定を1upにカスタマイズする等である。この場合にも、全ての動作設定情報を登録する場合に比べて、登録作業が簡易化され得る。
10A ユーザ端末A、10B ユーザ端末B、10C ユーザ端末C、12 クラウド、14 チャットサービスサーバ、16A ボットサーバA、16B ボットサーバ16B、18A プリンタA、18B プリンタB。

Claims (10)

  1. ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムと外部機器との対応付けの登録要求をユーザ毎に受け付ける受付手段と、
    1人のユーザに対して、前記ソフトウェアロボットプログラムの動作設定情報が予め設定された複数のソフトウェアロボットプログラムを提供し、前記ユーザからの要求に応じて、前記複数のソフトウェアロボットプログラムのそれぞれに外部機器を対応付けて登録する登録手段と、
    を備えるメッセージ提供装置。
  2. 前記複数のソフトウェアロボットプログラムは、少なくとも第1ソフトウェアロボットプログラムと第2ソフトウェアロボットプログラムを含み、前記第1ソフトウェアロボットプログラムには第1動作設定情報が設定され、前記第2ソフトウェアロボットプログラムに前記第1動作設定情報と異なる第2動作設定情報が設定される
    請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  3. 前記第1ソフトウェアロボットプログラムと前記第2ソフトウェアロボットプログラムは、同種類のサービスを提供する
    請求項2に記載のメッセージ提供装置。
  4. 前記同種類のサービスはプリントサービスであり、
    前記第1動作設定情報及び前記第2動作設定情報は、プリント時の部数、両面プリントまたは片面プリント、複数ページを1ページにまとめる機能、カラーモード、画質の少なくともいずれかが互いに異なる
    請求項3に記載のメッセージ提供装置。
  5. 前記第1ソフトウェアロボットプログラムと前記第2ソフトウェアロボットプログラムは、異種類のサービスを提供する
    請求項2に記載のメッセージ提供装置。
  6. 前記登録手段は、前記ソフトウェアロボットプログラムに前記外部機器を対応付けて登録する場合に、前記外部機器の属性が前記動作設定情報に適合するときに登録する
    請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  7. 前記登録手段は、前記ソフトウェアロボットプログラムに前記外部機器を対応付けて登録する場合に、前記外部機器の属性が前記動作設定情報に適合しないときに、前記ユーザからの登録確認メッセージに応じて登録する
    請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  8. 前記登録手段は、前記第1ソフトウェアロボットプログラムに前記外部機器を対応付けて登録する場合に、前記外部機器の特性が前記第2動作設定情報に適合するときに、前記第2ソフトウェアロボットプログラムにも前記外部機器を対応付けて登録する
    請求項2に記載のメッセージ提供装置。
  9. 前記ユーザからの要求に応じて、前記複数のソフトウェアロボットプログラムのそれぞれに登録された外部機器を削除する削除手段と、
    を備える請求項1に記載のメッセージ提供装置。
  10. コンピュータを、
    ユーザ間でメッセージをやり取りするメッセージサービス上で動作する、ユーザとメッセージをやり取りするソフトウェアロボットプログラムと外部機器との対応付けの登録要求をユーザ毎に受け付ける受付手段と、
    1人のユーザに対して、前記ソフトウェアロボットプログラムの動作設定情報が予め設定された複数のソフトウェアロボットプログラムを提供し、前記ユーザからの要求に応じて、前記複数のソフトウェアロボットプログラムのそれぞれに外部機器を対応付けて登録する登録手段
    として動作させるためのプログラム。
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