JP4685553B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Description

本発明は熱機関等によって発電した電力を電力負荷に供給するとともに、前記熱機関等の排熱を熱負荷に供給するコージェネレーションシステムに関する。
電力負荷に電力を供給する熱電併給手段と、熱交換器と、貯熱槽と、前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路と、前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で前記第2の熱媒が循環する第2の循環路を備えて、前記貯熱槽から熱負荷に熱を供給するコージェネレーションシステムが知られている。
このようなコージェネレーションシステムにおいては、熱電併給手段から得られる電力と熱電併給手段の排熱量の間には一定の関係があるので、両者を独立して増減することはできない。一方、電力需要と熱需要はそれぞれ別個に増減するから、電力需要に合わせて運転すれば、熱供給が過剰になり、熱需要に合わせて運転すれば、電力供給が過剰になる場合が生じる。
そこで、現在実用されているコージェネレーションシステムには補助熱源器と余剰電力回収ヒータが備えられている。補助熱源器は貯熱槽から熱負荷に第2の熱媒体を送出する管路に取り付けられて、熱負荷の需要を熱電併給手段の排熱量で賄えない場合に、第2の熱媒体を加熱して不足する熱量を補う加熱器である。また、余剰電力回収ヒータは、第1の循環路の熱交換器の手前側に取り付けられて、第1の熱媒体を余剰電力で加熱する加熱器であり、余剰電力を熱に変換して熱負荷に熱を供給する(特許文献1〜3)。
特開2003−21392号公報 特開2004−257364号公報 特開2005−009456号公報
通常、補助熱源器にはガスあるいは灯油を燃料とする燃焼機が用いられるが、ガス等を燃料とする燃焼機は最低出力(燃焼機の出力は1リットルの水を1分間に25℃加温する能力を1号とする号数で表示されるので、最低号数ともいう。)以下での燃焼ができないという問題がある。出力を絞ると燃焼が不安定になり、立ち消えするからである。そのため、不足する熱量が補助熱源器の最低出力に満たない場合は補助熱源器を運転できないという問題がある。
補助熱源器を断続的に運転すれば、この問題を簡単に解決できるが、コージェネレーションシステムから熱負荷に送出される第2の熱媒の温度が変動するので、使いにくいという問題がある。また、断続運転をすれば、補助熱源器の缶体は昇温・降温を繰り返し、燃料の燃焼熱の一部は補助熱源器の缶体の昇温のために消費されるので、補助熱源器の熱
効率が低下するという問題がある。
また、熱機関の排熱量が低下すると、熱交換器の1次側管路に流入する第1の熱媒の温度が低下するという問題がある。第1の熱媒の温度が低下すると、前記熱交換器の2次側管路から流出する第2の熱媒の温度(排熱回収温度)が低下するので、熱負荷が要求する温度の第2の熱媒を供給できない場合がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、発電機の出力の高低にかかわらず、熱負荷の需要に応じた熱量を安定的かつ高効率に供給できるコージェネレーションシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第1の構成は、電力と熱を発生する熱電併給手段と、前記熱電併給手段の排熱を回収して外部の熱負荷に供給する熱回収供給システムと、前記熱回収供給システムが供給する熱量が前記熱負荷の熱需要に対して不足する場合に、不足熱量を前記熱負荷に供給する補助熱源装置とを有するコージェネレーションシステムにおいて、前記熱電併給手段が出力する電力の一部を熱量に変換して前記熱回収供給システムに供給する電熱変換装置;及び、前記不足熱量が前記補助熱源装置の最低出力に満たない場合に、前記熱電併給手段の出力増加により前記熱電併給手段の排熱を増加させるとともに、前記熱電併給手段の出力増加分を前記電熱変換装置に入力して熱量に変換することにより前記不足熱量を補う制御装置;を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、補助熱源装置の最低出力に満たない不足熱量を、熱電併給手段が出力する電力で補うので、熱需要に応じた熱量を過不足なく安定して供給することができる。また補助熱源装置の断続運転を回避できるので、コージェネレーションシステムの総合効率が向上する。なお、ここで熱電併給手段とは、電力を発生するとともに副産物として排熱を発生させる装置をいい、熱機関駆動の発電機のみならず、燃料電池のような電気化学的な熱電併給手段も含むものである。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第2の構成は、電力と熱を発生する熱電併給手段と、前記熱電併給手段の排熱を回収して外部の熱負荷に供給する熱回収供給システムと、前記熱回収供給システムが供給する熱量が前記熱負荷の熱需要に対して不足する場合に、不足熱量を前記熱負荷に供給する補助熱源装置とを有するコージェネレーションシステムにおいて、前記熱電併給手段が出力する電力の一部を熱量に変換して前記熱回収供給システムに供給する電熱変換装置;及び、前記不足熱量を前記補助熱源装置の運転で賄う場合の燃料消費量と、前記不足熱量を前記熱電併給手段の出力増加による排熱量の増加と前記熱電併給手段の出力増加分の電力を前記電熱変換装置で変換して得た熱量で賄う場合の燃料消費量を比較して、後者が前者に比べて小さい場合は前記熱電併給手段の出力を増加させるとともに、前記熱電併給手段の出力の増加分を前記電熱変換装置に入力して熱量に変換することにより前記不足熱量を補う制御装置;を備えることを特徴とする。
この構成によれば、補助熱源装置の運転と、熱電併給手段の出力増加のいずれか燃料消費量の少ない方法で不足熱量を賄うので、コージェネレーションシステムの総合効率がさらに向上する。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第3の構成は、前記第1又は第2の構成において、前記熱回収供給システムは、熱交換器と、貯熱槽と、前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路と、前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で第2の熱媒が循環する第2の循環路と、前記貯熱槽から前記熱負荷に前記第2の熱媒を送出する熱供給管路を備えるとともに、前記電熱変換装置は前記第1の循環路において前記第1の熱媒を加熱する電熱ヒータであることを特徴とする。
この構成も、補助熱源装置の最低出力に満たない不足熱量を、熱電併給手段が出力する電力で補うので、熱需要に応じた熱量を過不足なく安定して供給することができる
本発明に係るコージェネレーションシステムの第4の構成は、前記第1又は第2の構成において、前記熱回収供給システムは、熱交換器と、貯熱槽と、前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路と、前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で第2の熱媒が循環する第2の循環路と、前記貯熱槽から前記熱負荷に前記第2の熱媒を送出する熱供給管路を備えるとともに、前記電熱変換装置は、前記第2の循環路において前記第2の熱媒を加熱する電熱ヒータであることを特徴とする。
この構成によれば、第1の熱媒及び熱交換器を介することなく、第2の循環路において第2の熱媒を電熱ヒータで直接加熱するので、熱伝達経路における損失が減少する。そのため、コージェネレーションシステムの総合効率が更に向上する。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第5の構成は、前記第1又は第2の構成において、前記熱回収供給システムは、熱交換器と、貯熱槽と、前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路と、前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で前記第2の熱媒が循環する第2の循環路と、前記貯熱槽から前記熱負荷に前記第2の熱媒を送出する熱供給管路を備えるとともに、前記電熱変換装置は前記熱供給管路において前記第2の熱媒を加熱する電熱ヒータであることを特徴とする。
この構成も、第1の熱媒及び熱交換器を介することなく、熱供給管路において第2の熱媒を電熱ヒータで直接加熱するので、熱伝達経路における損失が減少する。そのため、コージェネレーションシステムの総合効率が更に向上する。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第6の構成は、前記第3乃至第5の構成において、前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記第1の循環路内の前記第1の熱媒の流量を増減する流量調整手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の熱媒の温度の高低に応じて第1の熱媒の流量を増減するので、熱交換器の1次側管路入口に流入する第1の熱媒の温度を所望の範囲に保つことができる。そのため、熱電併給手段の排熱の増減に係わらず、熱交換器の2次側管路出口における第2の熱媒の温度(排熱回収温度)を所望の範囲に維持することができる。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第7の構成は、前記第3乃至第5の構成において、前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記第2の循環路内の前記第2の熱媒の流量を増減する流量調整手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の熱媒の温度の高低に応じて第2の熱媒の流量を増減するので、熱交換器の1次側管路入口に流入する第1の熱媒の温度を所望の範囲に保つことができる。そのため、熱電併給手段の排熱の増減に係わらず、熱交換器の2次側管路出口における第2の熱媒の温度(排熱回収温度)を所望の範囲に維持することができる。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第8の構成は、前記第7の構成において、前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記熱電併給手段の入口における前記第1の熱媒の制御目標温度を増減する目標温度増減手段を備えるとともに、前記流量調整手段は、前記熱電併給手段の入口における前記第1の熱媒の温度の前記制御目標温度に対する高低に応じて、前記第2の循環路内の前記第2の熱媒の流量を増減することを特徴とする。
この構成も、第1の熱媒の温度の高低に応じて第2の熱媒の流量を増減するので、熱交換器の1次側管路入口に流入する第1の熱媒の温度を所望の範囲に保つことができる。そのため、熱電併給手段の排熱の増減に係わらず、熱交換器の2次側管路出口における第2の熱媒の温度(排熱回収温度)を所望の範囲に維持することができる。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第9の構成は、電力と熱を発生する熱電併給手段と、熱交換器と、貯熱槽と、前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路と、前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で第2の熱媒が循環する第2の循環路と、前記貯熱槽から熱負荷に熱を供給するコージェネレーションシステムにおいて、前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記第1の循環路内の前記第1の熱媒の流量を増減する流量調整手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の熱媒の温度の高低に応じて第1の熱媒の流量を増減するので、熱交換器の1次側管路入口に流入する第1の熱媒の温度を所望の範囲に保つことができる。そのため、熱電併給手段の排熱の増減に係わらず、熱交換器の2次側管路出口における第2の熱媒の温度(排熱回収温度)を所望の値に維持することができる。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第10の構成は、電力と熱を発生する熱電併給手段と、熱交換器と、貯熱槽と、前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路と、前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で第2の熱媒が循環する第2の循環路と、前記貯熱槽から熱負荷に熱を供給するコージェネレーションシステムにおいて、前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記第2の循環路内の前記第2の熱媒の流量を増減する流量調整手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の熱媒の温度の高低に応じて第2の熱媒の流量を増減するので、熱交換器の1次側管路入口に流入する第1の熱媒の温度を所望の範囲に保つことができる。そのため、熱電併給手段の排熱の増減に係わらず、熱交換器の2次側管路出口における第2の熱媒の温度(排熱回収温度)を所望の範囲に維持することができる。
本発明に係るコージェネレーションシステムの第11の構成は、前記第10の構成において、前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記熱電併給手段の入口における前記第1の熱媒の制御目標温度を増減する目標温度増減手段を備えるとともに、前記流量調整手段は、前記熱電併給手段の入口における前記第1の熱媒の温度の前記制御目標温度に対する高低に応じて、前記第2の循環路内の前記第2の熱媒の流量を増減することを特徴とする。
この構成も、第1の熱媒の温度の高低に応じて第2の熱媒の流量を増減するので、熱交換器の1次側管路入口に流入する第1の熱媒の温度を所望の範囲に保つことができる。そのため、熱電併給手段の排熱の増減に係わらず、熱交換器の2次側管路出口における第2の熱媒の温度(排熱回収温度)を所望の範囲に維持することができる。
以上のように本発明によれば、熱負荷が要求する熱量を過不足なく供給でき、かつ効率の高いコージェネレーションシステムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコージェネレーションシステムの配管系統図である。図1に示すコージェネレーションシステム1は、熱電併給手段の排熱を回収して、暖房システム及び給湯システムに供給するシステムであり、貯湯タンク2、貯湯熱交換器3、暖房低温熱交換器4、補助熱源機5、暖房高温熱交換器6、および後述するその他の機器から構成される。なおコージェネレーションシステム1は図示しない制御用のコンピュータによって制御されている。またコージェネレーションシステム1には、この他にも、装置、管系及び弁等を備えているが、本発明の説明に不用な装置等の記載は省略している。
コージェネレーションシステム1は、排熱系10、貯湯系20、暖房系30、給湯系40、および給水系50の5系統に大別される。以下、系統毎に構成機器とその機能を説明する。
〔排熱系〕
排熱系10は、発電用ガスエンジン101から帰還する高温の冷却水を、貯湯熱交換器3の1次側管路3aに通水し、続いて暖房低温熱交換器4の1次側管路4aに通水することによって発電用ガスエンジン101の排熱を、貯湯系20および暖房系30に供給するとともに、排熱を放出して低温になった冷却水を発電用ガスエンジン101に送出する配管系統である。
排熱系10は、熱交入口サーミスタ102、余剰電力回収ヒータ103、中間サーミスタ104、熱交出口サーミスタ105、冷却水タンク106、冷却水ポンプ107及び冷却水比例弁108を備え、発電用ガスエンジン101→貯湯熱交換器3の1次側管路3a→暖房低温熱交換器4の1次側管路4a→冷却水タンク106→冷却水ポンプ107→冷却水比例弁108→発電用ガスエンジン101の冷却水循環路(第1の循環路)を形成している。
熱交入口サーミスタ102は発電用ガスエンジン101の排熱を吸収して排熱系10に戻ってきた高温の冷却水の温度を検出するセンサである。
余剰電力回収ヒータ103は、発電用ガスエンジン101の発電能力に余剰が生じた場合、及び発電用ガスエンジン101から回収する排熱の量が暖房系30及び給湯系40の需要を満たさない場合に、発電用ガスエンジン101が発電する電力の一部を熱に変換して冷却水を加熱するヒータであり、熱交入口サーミスタ102と貯湯熱交換器3の1次側管路3aの間に備えられる。
中間サーミスタ104は、貯湯熱交換器3の1次側管路3aの出口における冷却水の温度を検出する温度センサである。
熱交出口サーミスタ105は、暖房低温熱交換器4の1次側管路4aの出口における冷却水の温度を検出する温度センサである。
冷却水タンク106は、給水系50から給水を受けて、前記冷却水循環路の途中で蒸発した冷却水を補充するとともに、冷却水の水位を一定範囲内に保つタンクである。
冷却水ポンプ107は冷却水を加圧して、前記冷却水循環路で循環させるポンプである。
冷却水比例弁108は冷却水ポンプ107の下流側にあって、前記冷却水循環路を流れる冷却水の流量を調整する弁である。
〔貯湯系〕
貯湯系20は、貯湯タンク2の下部から抽出した低温の湯水を、貯湯熱交換器3の2次側管路3bに通水して、排熱系10から供給される熱で加熱して、貯湯タンク2の上部に帰還させる配管系統である。
貯湯系20は、循環比例弁201、循環ポンプ202、および貯湯サーミスタ203を備えて、貯湯タンク2→循環比例弁201→貯湯熱交換器3の2次側管路3b→循環ポンプ202→貯湯タンク2の湯水循環路(第2の循環路)を形成している。
循環比例弁201は、貯湯タンク2の下部と貯湯熱交換器3の2次側管路3bの入口の間にあって、前記湯水循環路を流れる湯水の流量を調整する弁である。
循環ポンプ202は、貯湯熱交換器3の2次側管路3bの出口から吐出する湯水を加圧して貯湯タンク2の上部まで揚水する圧送手段である。
貯湯サーミスタ203は、貯湯タンク2の胴体に取り付けられて、貯湯タンク2内の湯水の温度を検出する温度センサである。
なお、貯湯タンク2の下部は、給水系50につながれていて、給水系50の給水圧は、貯湯タンク2の内部の湯水の圧力とバランスしている。つまり、貯湯タンク2内部の水圧が所定の水準にあれば、給水は停止し、貯湯タンク2内部の湯水が消費されて、水圧が低下すると給水が行われる。
〔暖房系〕
暖房系30は、図示しない暖房機(例えば、ファンコイルユニットや床暖房ユニット)から帰還する低温の暖房水(暖房用熱媒)を、暖房低温熱交換器4の2次側管路4bに通水して排熱系10から熱を吸収し、さらに、暖房高温熱交換器6の2次側管路6bに通水して給湯系40から熱を吸収し、高温になった暖房水を前記暖房機に送出する配管系統である。
暖房系30は、暖房水戻り口301、暖房水タンク302、リターン回路303、暖房水ポンプ304、暖房水サーミスタ305および暖房往き口306を備え、前記暖房機→暖房水戻り口301→暖房低温熱交換器4の2次側管路4b→暖房高温熱交換器6の2次側管路6b→暖房水タンク302→暖房水ポンプ304→暖房往き口306→前記暖房機の暖房水循環路を形成する。
暖房水戻り口301は、前記暖房機から帰還する低温の暖房水が流入するポートである。
暖房水タンク302は、暖房高温熱交換器6の2次側管路6bの下流にあって、給水系50から給水を受けて、前記暖房水循環路の途中で蒸発した暖房水を補充して、暖房水の水位を一定範囲内に保つタンクである。
リターン回路303は、前記暖房機内部の暖房水流路が閉止された場合に暖房水ポンプ304に過大な負荷が生じるのを防止するために、暖房水を暖房往き口306側から暖房高温熱交換器6の2次側管路6b側に戻す管系である。
暖房水ポンプ304は暖房水を前記暖房水循環路で循環させるポンプである。
暖房水サーミスタ305は暖房水ポンプ304の下流における暖房水の温度を検出する温度センサである。
暖房往き口306は、高温になった暖房水を前記暖房機に送出するポートである。
〔給湯系〕
給湯系40は、貯湯系20から供給される湯水を熱負荷に送出する配管系統である。ここで熱負荷とは暖房系30及び図示しないカラン・シャワーヘッドあるいは浴槽追い焚き用の熱交換器などである。なお、熱負荷には浴槽追い焚き用の熱交換器のように熱だけを消費し熱媒(ここでは湯水)そのものを消費しないものと、カラン・シャワーヘッドのように熱媒を消費するものがある。貯湯系20から給湯系40に供給された湯水は、補助熱源機5を通った後、暖房高温熱交換器6の1次側6aに入って暖房系30に熱を供給する流れと、他の図示しない熱負荷に向かう流れに分かれる。
給湯系40は、BU水量センサ401、BU入サーミスタ402、BU出サーミスタ403、暖房弁404を備える。
BU水量センサ401は、貯湯系20から給湯系40に流入する湯水の流量を検出するセンサである。
BU入サーミスタ402は、補助熱源機5に流入する湯水の温度を検出する温度センサである。
BU出サーミスタ403は、補助熱源機5から流出する湯水の温度を検出する温度センサである。
暖房弁404は、暖房高温熱交換器6の1次側管路6aに流入する湯水の流量を調整する弁である。
暖房高温熱交換器6の1次側管路6aに流入して、暖房系30に熱を与えて低温になった湯水は暖房弁404を経由して、貯湯熱交換器3の2次側管路3bと循環ポンプ202の中間の位置で貯湯系20に還流する。
また、補助熱源機5は貯湯系20から給湯系40に供給された湯水の温度(BU入サーミスタ402で検出される温度)が前記熱負荷の必要とする温度よりも低い場合に、前記湯水を加熱するバックアップ熱源である。
〔給水系〕
給水系50は、図示しない上水から供給される給水を、排熱系10、貯湯系20、暖房系30および給湯系40に供給する配管系である。
給水系50は、給水口501、補給水閉止弁502、及び減圧弁503を備える。
給水口501は、図示しない上水から水道水の供給を受けるポートである。
補給水閉止弁502は、排熱系10および暖房系30への給水、つまり冷却水タンク106の冷却水の補充および暖房水タンク302の暖房水の補充を閉止する弁である。
減圧弁503は、給水圧を調整する弁である。
次に、コージェネレーションシステム1の作用を説明する。前述したように補助熱源機5は貯湯系20から供給される湯水の温度が熱負荷の要求する温度よりも低い場合に前記湯水を加熱するが、補助熱源機5の発熱能力には上限とともに下限がある。燃焼機に供給する燃料の量を少なくすると安定した燃焼を行えず、立ち消えするおそれがあるからである。ここで、補助熱源機5の発熱量の下限、つまり最低発熱量をQlowとする。なお、最低発熱量Qlowは補助熱源機5に固有の量である。また、BU水量センサ401で検出される湯水の流量をF、熱負荷が要求する湯水の温度をT、BU入サーミスタ402で検出される湯水の温度をTとすると、補助熱源機5の燃焼によって補う熱量Qは下記の式で与えられる。但し、Cは水の比熱である。
Q=CF(T−T) (式1)
Q≧Qlowであれば、補助熱源機5を連続燃焼させることができるから、補助熱源機5に点火して、湯水を加温する。なお、この場合、BU出サーミスタ403で検出する湯水の温度を補助熱源機5にフィードバックする。つまり、補助熱源機5の発熱量はBU出サーミスタ403で検出する湯水の温度がTになるように加減される。
Q<Qlowの場合は、補助熱源機5を燃焼させることができないから、補助熱源機5による加温に代えて、余剰電力回収ヒータ103による加温を行う。すなわち、Qの大きさに応じて発電用ガスエンジン101の出力を上げて排熱量を増すとともに、発電用ガスエンジン101の出力の増加分を余剰電力回収ヒータ103に通電して熱に変換して、貯湯熱交換器3の1次側管路3aに流入する冷却水を加熱する。なお、この場合、BU出サーミスタ403で検出する湯水の温度を発電用ガスエンジン101及び余剰電力回収ヒータ103にフィードバックする。つまり、発電用ガスエンジン101及び余剰電力回収ヒータ103の出力は、BU出サーミスタ403で検出する湯水の温度がTになるように加減される。
また、Q≧Qlowであっても、補助熱源機5を燃焼させるよりも、発電用ガスエンジン101の出力を上げるとともに、余剰電力回収ヒータ103に通電して熱量Qを得た方が、燃料消費量が少なくなる場合がある。このような場合は、補助熱源機5を停止して、発電用ガスエンジン101の出力を上げるとともに、余剰電力回収ヒータ103に通電して、発電用ガスエンジン101の出力上昇による排熱量の増加Q’と、前記出力上昇分の電力を余剰電力回収ヒータ103に通電して得た熱量Q”の合計Q’+Q”がQに等しくなるようにしてもよい。
なお、燃料消費量の大小の比較は次のような手順で行えばよい。
(1)発電用ガスエンジン101の発電効率(出力電力/燃料の発熱量)η、余剰電力回収ヒータ103の変換効率(出力熱量/入力電力)η、発電用ガスエンジン101の排熱効率(排熱量/燃料の発熱量)η、貯湯熱交換器3の回収効率(貯湯熱交換器3で回収されて貯湯系20に流入する熱量/排熱系10に流入する熱量)η及び補助熱源機5の熱効率(出力熱量/燃料の発熱量)ηを、実験あるいは計算により算出し、コージェネレーションシステム1の制御用のコンピュータに記憶させておく、なお、これらの効率は必ずしも定数ではない。例えば、熱量Qの大小等によって変動する場合もある。このような場合は、熱量Qと効率の関係を示す数表あるいは近似式の形式で前記コンピュータに記憶する。
(2)発電用ガスエンジン101の出力を上げるとともに、余剰電力回収ヒータ103に通電して、熱量Qを得るときの効率η’を次式にしたがって求める。
η’=(ηη+η)η (式2)
(3)前記コンピュータにおいて、ηとη’を比較してη’>ηならば、発電用ガスエンジン101余剰電力回収ヒータ103によって熱量Qを得た方が、燃料消費量が少ないので、発電用ガスエンジン101の出力を上げるとともに、余剰電力回収ヒータ103に通電して、熱量Qを得ることを選ぶ。逆に、η’≦ηならば、補助熱源機5の燃焼によって、熱量Qを得ることを選ぶ。
本実施例では、余剰電力回収ヒータ103を排熱系10に取り付けたが、貯湯系20あるいは給湯系40に取り付けてもよい。すなわち、貯湯系20の貯湯熱交換器3と循環ポンプ202の間の管路、あるいは給湯系40のBU入サーミスタ402と補助熱源機5の間の管路、あるいは補助熱源機5とBU出サーミスタ403の間の管路に余剰電力回収ヒータ103を取り付けて、貯湯系20・給湯系40内の湯水を直接加温してもよい。
さて、発電用ガスエンジン101を低出力で運転している場合は、発電用ガスエンジン101から排熱系10に帰還する冷却水の温度が低下する。冷却水の温度が低下すると、貯湯熱交換器3において、貯湯系20の湯水を十分に加温することが出来なくなる。また、前記冷却水の温度が貯湯系20の湯水の温度より低くなると、貯湯熱交換器3において貯湯系20から排熱系10に熱が流出する。
そこで、発電用ガスエンジン101の排熱を吸収して排熱系10に戻ってきた高温の冷却水の温度(熱交入口サーミスタ102で検出する温度)が低下すると、冷却水比例弁108を絞って、発電用ガスエンジン101と排熱系10の間を循環する冷却水の流量を小さくして、発電用ガスエンジン101から排熱系10に帰還する冷却水の温度を上昇させる。逆に、熱交入口サーミスタ102の検出温度が上昇すると、冷却水比例弁108を開いて、発電用ガスエンジン101と排熱系10の間を循環する冷却水の流量を増やして、発電用ガスエンジン101から排熱系10に帰還する冷却水の温度を低下させる。
なお、熱交入口サーミスタ102に代えて、発電用ガスエンジン101の冷却水出口に温度センサを備えて、前記冷却水出口における冷却水温度に基づいて冷却水比例弁108を開閉するようにしてもよい。
また、冷却水比例弁108を備える代わりに、冷却水ポンプ107を流量可変型のポンプにして、冷却水の温度が低下すると冷却水ポンプ107の流量を減少させるようにしてもよい。
あるいは、図2に示すように、排熱系10に、冷却水タンク106をバイパスするバルブ付バイパス管109を備えて、冷却水の温度が高い時は前記バルブを閉じて、冷却水の流量を大きくし、冷却水の温度が低い時は前記バルブを開いて、流量を小さくしてもよい。
また、発電用ガスエンジン101の排熱を吸収して排熱系10に戻ってきた高温の冷却水の温度の高低に応じて、貯湯系20の湯水循環路(第2の循環路)を流れる湯水の流量を増減してもよい。例えば、熱交入口サーミスタ102の検出温度の高低に応じて、熱交出口サーミスタ105の制御目標温度を上昇・下降させるとともに、前記制御目標温度に対する熱交出口サーミスタ105の検出温度の高低に応じて、循環比例弁201を開閉して貯湯系20の湯水循環路(第2の循環路)を流れる湯水の流量を増減する。つまり、熱交出口サーミスタ105の検出温度が前記制御目標温度に対して高くなれば、その差に比例して循環比例弁201を開き、熱交出口サーミスタ105の検出温度が前記制御目標温度に対して低くなれば、その差に比例して循環比例弁201を閉じる。
図3は、熱交入口サーミスタ102の検出温度の高低に応じて、熱交出口サーミスタ105の制御目標温度を上昇・下降させる制御プログラムを示すフローチャートである。以下、ステップ番号を引用しながら、このプログラムを説明する。
(ステップ1)排熱回収運転中かどうか、冷却水ポンプ107が動作しているか否かを判断する。冷却水ポンプ107が運転されていれば、ステップ2に進む。
(ステップ2)熱交入口サーミスタ102の検出温度Tと、検出温度Tの上限値Tmaxと下限値Tminを比較する。Tmin>T又はTmax<Tであれば、ステップ3に進み、Tmin≦T≦Tmaxであればステップ1の先頭に戻る。つまり、検出温度Tが上限値Tmaxと下限値Tminの範囲内にあれば、熱交出口サーミスタ105の制御目標温度の変更は行わず、範囲外にあれば変更を行う。また、Tmin>T又はTmax<Tの状態が所定時間以上連続して検出されることを制御目標温度の変更の条件としてもよい。外乱等による一時的な
検出温度Tの変動に対して、制御目標温度を変更すると、制御が不安定にある場合がある
からである。
なお、上限値Tmaxと下限値Tminは貯湯熱交換器3及び発電用ガスエンジン101の設計条件に決まる定数である。例えば上限値Tmaxは、発電用ガスエンジン101のオーバーヒートの限界で決まる定数であり、下限値Tminは貯湯熱交換器3の排熱回収温度の下限で決まる定数である。
(ステップ3)熱交出口サーミスタ105の制御目標温度Tを、下記の式(3)及び式(4)に従って変更する。ただし、T’は変更後の制御目標温度であり、TCは変更前の制御目標温度である。また、k(k>0)は比例常数である。
min>Tの場合 T’=T+k(Tmin−T) 式(3)
max<Tの場合 T’=T−k(Tmax−T) 式(4)
このように、熱交入口サーミスタ102の検出温度Tが下限値Tminを下回ると、熱交出口サーミスタ105の制御目標温度Tは高くなる。熱交出口サーミスタ105の制御目標温度Tが高くなると、循環比例弁201の開度が小さくなり、貯湯系20を流れる湯水の流量が減少するので、貯湯熱交換器3における排熱系10から貯湯系20への流熱量が低下し、その結果、熱交入口サーミスタ102の検出温度Tは上昇する。
一方、熱交入口サーミスタ102の検出温度Tが上限値Tmaxを上回ると、熱交出口サーミスタ105の制御目標温度Tは低くなる。熱交出口サーミスタ105の制御目標温度Tが低くなると、循環比例弁201の開度が大きくなり、貯湯系20を流れる湯水の流量が増加するので、貯湯熱交換器3における排熱系10から貯湯系20への流熱量が増加し、その結果、熱交入口サーミスタ102の検出温度Tは低下する。
本発明の実施例に係るコージェネレーションシステムの配管系統図である。 前記コージェネレーションシステムの変形例を示す配管系統図である。 前記コージェネレーションシステムの制御プログラムを示すフローチャートである。
符号の説明
1 コージェネレーションシステム
2 貯湯タンク(貯熱槽)
3 貯湯熱交換器
4 暖房低温熱交換器
5 補助熱源機
6 暖房高温熱交換器
10 排熱系
20 貯湯系
30 暖房系
40 給湯系
50 給水系
101 発電用ガスエンジン
102 熱交入口サーミスタ
103 余剰電力回収ヒータ(電熱変換装置)
104 中間サーミスタ
105 熱交出口サーミスタ
106 冷却水タンク
107 冷却水ポンプ
108 冷却水比例弁
109 バルブ付バイパス管
201 循環比例弁
202 循環ポンプ
203 貯湯サーミスタ
301 暖房水戻り口
302 暖房水タンク
303 リターン回路
304 暖房水ポンプ
305 暖房水サーミスタ
306 暖房往き口
401 BU水量センサ
402 BU入サーミスタ
403 BU出サーミスタ
404 暖房弁
501 給水口
502 補給水閉止弁
503 減圧弁

Claims (8)

  1. 電力と熱を発生する熱電併給手段と、
    前記熱電併給手段の排熱を回収して外部の熱負荷に供給する熱回収供給システムと、
    前記熱回収供給システムが供給する熱量が前記熱負荷の熱需要に対して不足する場合に、不足熱量を前記熱負荷に供給する補助熱源装置と
    を有するコージェネレーションシステムにおいて、
    前記熱電併給手段が出力する電力の一部を熱量に変換して前記熱回収供給システムに供給する電熱変換装置;
    及び、前記不足熱量が前記補助熱源装置の最低出力に満たない場合に、前記熱電併給手段の出力増加により前記熱電併給手段の排熱を増加させるとともに、前記熱電併給手段の出力増加分を前記電熱変換装置に入力して熱量に変換することにより前記不足熱量を補う制御装置;
    を備えていることを特徴とするコージェネレーションシステム。
  2. 電力と熱を発生する熱電併給手段と、
    前記熱電併給手段の排熱を回収して外部の熱負荷に供給する熱回収供給システムと、
    前記熱回収供給システムが供給する熱量が前記熱負荷の熱需要に対して不足する場合に、不足熱量を前記熱負荷に供給する補助熱源装置と
    を有するコージェネレーションシステムにおいて、
    前記熱電併給手段が出力する電力の一部を熱量に変換して前記熱回収供給システムに供給する電熱変換装置;
    及び、前記不足熱量を前記補助熱源装置の運転で賄う場合の燃料消費量と、前記不足熱量を前記熱電併給手段の出力増加による排熱量の増加と前記熱電併給手段の出力増加分の電力を前記電熱変換装置で変換して得た熱量で賄う場合の燃料消費量を比較して、後者が前者に比べて小さい場合は前記熱電併給手段の出力を増加させるとともに、前記熱電併給手段の出力の増加分を前記電熱変換装置に入力して熱量に変換することにより前記不足熱量を補う制御装置;
    を備えることを特徴とするコージェネレーションシステム。
  3. 前記熱回収供給システムは、
    熱交換器;
    貯熱槽;
    前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路;
    前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で第2の熱媒が循環する第2の循環路;
    及び前記貯熱槽から前記熱負荷に前記第2の熱媒を送出する熱供給管路;
    を備えるとともに、
    前記電熱変換装置は、
    前記第1の循環路において前記第1の熱媒を加熱する電熱ヒータであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のコージェネレーションシステム。
  4. 前記熱回収供給システムは、
    熱交換器;
    貯熱槽;
    前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路;
    前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で第2の熱媒が循環する第2の循環路;
    及び前記貯熱槽から前記熱負荷に前記第2の熱媒を送出する熱供給管路;
    を備えるとともに、
    前記電熱変換装置は、
    前記第2の循環路において前記第2の熱媒を加熱する電熱ヒータであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のコージェネレーションシステム。
  5. 前記熱回収供給システムは、
    熱交換器;
    貯熱槽;
    前記熱電併給手段と前記熱交換器の1次側管路の間で第1の熱媒が循環する第1の循環路;
    前記熱交換器の2次側管路と前記貯熱槽の間で第2の熱媒が循環する第2の循環路;
    及び前記貯熱槽から前記熱負荷に前記第2の熱媒を送出する熱供給管路;
    を備えるとともに、
    前記電熱変換装置は前記熱供給管路において前記第2の熱媒を加熱する電熱ヒータであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のコージェネレーションシステム。
  6. 前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記第1の循環路内の前記第1の熱媒の流量を増減する流量調整手段を備えること
    を特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
  7. 前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記第2の循環路内の前記第2の熱媒の流量を増減する流量調整手段を備えること
    を特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
  8. 前記熱交換器の1次側管路の入口における前記第1の熱媒の温度の高低に応じて、前記熱電併給手段の入口における前記第1の熱媒の制御目標温度を増減する目標温度増減手段
    を備えるとともに、
    前記流量調整手段は、
    前記熱電併給手段の入口における前記第1の熱媒の温度の前記制御目標温度に対する高低に応じて、前記第2の循環路内の前記第2の熱媒の流量を増減すること
    を特徴とする請求項7に記載のコージェネレーションシステム。
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