JP4685390B2 - 監視カメラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、監視カメラシステムに関し、特に、遠隔地で発生する犯罪、事故あるいは災害等の予防あるいは緊急時における迅速な現場状況の確認と対応を可能とする監視カメラシステムに関するものである。
従来、複数の監視領域にそれぞれ監視カメラを設置し、各監視カメラにより撮影した監視画像を伝送回線により監視センタに伝送し、監視センタにおいて各監視カメラ装置から送られてくる画像をモニタに表示して犯罪、事故あるいは災害等を監視する監視カメラシステムが知られている。
また、上記監視カメラシステムでは、犯罪、事故、災害等を目撃した人から携帯端末やその他の端末を利用して送信される緊急通報を所定の監視センタで受付け、緊急通報発信者の位置を例えば、GPS、無線等により特定し、その近くの監視カメラ装置を作動させると共に、警備員を派遣するなどの対応を取っている。
また、最近では、繁華街などに緊急通報用無線機を備えた防犯灯を設置し、犯罪が発生した場合に防犯塔に設けられている通報ボタンを押すと、所定の伝送回線により所定の監視センタや警察に通報するという監視カメラシステムも考えられている。
また、監視システムとして監視センタに緊急通報の画像や音声を通報するシステム(例えば、特許文献1参照)が知られている。このシステムについて図5を用いて説明する。図5において、監視センタ501は、伝送回線502を介して監視装置503に接続されている。監視装置503は、例えば、監視すべき場所、例えば、不審者の侵入を監視する銀行等に設置された監視カメラおよび小エリアの小形無線基地局装置等を備え、緊急通報機能を備えた携帯端末507と通信可能となっている。監視装置503は、携帯端末507からの緊急通報をアンテナ506を介して受信すると、監視カメラを即座に作動させると共に、監視センタ501に緊急通報の伝送、例えば、画像・音声伝送を行なう。監視センタ501は、各監視装置503から送られてくる監視画像を複数のモニタに表示して監視すると共に、監視装置503から緊急通報が送られてくると、公共機関505である警察、消防、自治体等に緊急通報のために監視画像等を伝送回線504により伝送する。また、監視センタ501は、監視装置503に設けられている監視カメラの起動、監視方向等を遠隔制御することができるように構成されている。
而して、上述した従来の監視カメラシステムでは、監視カメラで撮像した監視対象視野範囲の映像が監視センタに送られ、監視者は、その映像を見ることで監視するシステムである。しかしながら犯罪、事故あるいは災害等の緊急時の場合、監視場所の監視情報だけでなく、その監視場所に関係する広範囲の監視情報、あるいは時間の経過の監視情報が、犯罪、事故あるいは災害等の原因の究明や、更には、犯罪、事故あるいは災害等の未然の防止に役立つ場合が多い。従って、このような広範囲の監視情報、あるいは時間の経過の監視情報等を収集する監視カメラシステムの実現が望まれている。
特開2003−274050号公報
犯罪、事故あるいは災害等の緊急時の場合、監視場所の監視情報だけでなく、その監視場所に関係する広範囲の監視情報、あるいは時間の経過の監視情報が、犯罪、事故あるいは災害等の原因の究明や、更には、犯罪、事故あるいは災害等の未然の防止に役立つ場合が多い。
本発明の目的は、遠隔地で発生する犯罪、事故あるいは災害等の緊急時において、迅速な現場状況の確認と対応を可能とする監視カメラシステムを提供することである。
本発明の他の目的は、犯罪、事故あるいは災害等をセンサが感知した場合、関連する監視カメラ装置の監視映像を収集し、犯罪、事故あるいは災害等の原因の究明や、犯罪、事故あるいは災害等の未然の防止に役立つ監視カメラシステムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、関連する部署に監視映像を配信することによって緊急時における迅速な対応が取れるような監視カメラシステムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、多数の監視カメラ装置からの監視映像を記録装置に格納することによって、緊急時における迅速な現場状況の確認と対応を可能とする監視カメラシステムを提供することである。
本発明は、複数の監視カメラ装置と、複数のセンサ装置と、上記複数の監視カメラ装置および上記複数のセンサ装置が伝送路を介して接続された監視センタを具えた監視カメラシステムにおいて、上記監視センタは、制御部および記憶部を有し、上記複数の監視カメラ装置および上記複数のセンサ装置は、複数の地域にグループ分けされると共に、上記グループ分けされたテーブルが上記監視センタの上記記憶部に記憶され、上記制御部は、上記複数のセンサ装置の少なくとも1つのセンサからの異常信号を検出すると、上記制御部は、上記異常を検出したセンサが所属するグループの複数の監視カメラ装置の映像を収集するように構成される。
また、本発明の監視カメラシステムにおいて、上記監視センタは、更に、プリンタを有し、上記異常を検出したセンサが所属するグループの複数の監視カメラ装置からのそれぞれの映像は、上記記憶部に記憶されると共に上記記憶部に記憶された映像が上記プリンタで出力されるように構成される。
また、本発明の監視カメラシステムにおいて、上記記憶部に記憶される映像は、少なくとも上記監視カメラ装置の設置場所と上記映像の撮像時刻を関連して記憶し、上記プリンタで出力する画像に上記設置場所と撮像時刻とを同時に出力するように構成される。
また、本発明の監視カメラシステムにおいて、上記記憶部に記憶されるテーブルは、更に、上記監視カメラ装置の設置場所に応じた優先順位情報を有し、上記監視センタは、異常時のセンサ出力に基づいて上記監視カメラ装置からの画像を上記優先順位情報に基づいて収集するように構成される。
また、本発明の監視カメラシステムにおいて、上記監視センタの上記制御部は、タイマ装置を有し、上記タイマの出力に基づいて、上記複数の監視カメラ装置の映像が順次異なる時間に上記記憶装置に記憶されるように構成される。
更に、本発明の監視カメラシステムにおいて、上記監視センタは、更に、映像配信部を有し、上記異常を検出したセンサが所属するグループの複数の監視カメラ装置からの映像を上記記憶部に記憶されている上記グループ分けされたテーブルに基づいて所定の部署に配信するように構成される。
以上説明したように、本発明の監視カメラシステムを用いれば、監視場所の監視情報だけでなく、その監視場所に関係する広範囲の監視情報、あるいは時間の経過の監視情報が収集でき、犯罪、事故あるいは災害等の原因の究明や、更には、犯罪、事故あるいは災害等の未然の防止に役立たせることができ、迅速かつ的確な防災活動や災害時の被害の抑制等を図ることができる。また、屋外であっても携帯端末等に監視映像を配信することによって緊急時における迅速な対応が取れるような監視カメラシステムを実現できる。更に、多数の監視カメラ装置からの監視映像を記録装置に格納することによって、緊急時における迅速な現場状況の確認と対応を可能とする監視カメラシステムが実現でき極めて効果大である。
図2は、本発明の一実施例を説明するためにダムや河川等に監視カメラ装置を配置た監視カメラシステムの応用形態を示す概念図である。図2において、201は、光ネットワークのような伝送線路、202は、監視センタ、203は、ダム、204は、水門、205は、排水機場、206は、水位計、CA−1、CA−2、・・・CA−nは、ダムや河川の監視用に設けられた監視カメラ装置を示す。
この監視映像配信システムの動作を説明する。例えば、監視カメラ装置CA−1は、ダム203を常時監視しており、豪雨時のダムの水位監視や不審者の侵入監視を行なう。監視カメラ装置CA−2は、河川に設けられた水位計206を監視し、危険水位等の情報を発信する。同様に監視カメラ装置CA−3、・・CA−nも河川、水門204、排水機場205等の水位の状況、侵入者の状況等の何等かの異常を監視するために設けられている。そして、各監視カメラ装置で撮像された監視場所の映像は、伝送路201を介して監視センタに送られる。
なお、各監視カメラ装置は、常時監視場所の映像を撮像し、監視センタに伝送することもできるが、このようにすると各監視カメラ装置の動作のために駆動電力の消費が大きくなったり、多数の監視カメラ装置からの映像伝送のために伝送路の映像の伝送帯域を広くしなければならない等の問題があり、通常では、異常が発生した監視場所の映像を伝送するように構成されるのが普通である。そのため各監視カメラ装置には、異常検知用のセンサが設けられ、センサが異常を検出した場合に監視カメラ装置を動作させるように構成する。このセンサとしては、赤外線センサ、音センサ、超音波センサや建物のドア等では、ドアセンサ等がある。また、監視カメラ装置では、画像処理により異常を検出する方法もある。この画像処理による異常検出の方法は、例えば、撮像画像の1フレーム前の画像の輝度信号と、1フレーム後の画像の輝度信号を比較し、所定の閾値以上の変化があると異常と判定する方法がある。また、撮影画像信号のヒストグラムから異常を検出する等の方法もある。以下、このようにカメラの画像を処理して異常を検出するものを画像処理センサと称する。
上述した監視カメラシステムは、ダム等の河川の監視システムに適応した場合について説明したが、このような監視カメラシステムは、トンネル内の監視システム、不法投棄監視システム、町の中での事件監視システム、公共施設、銀行、空港等のセキュリテイ監視システム等種々のものが存在する。
本発明は、上記のような種々の監視システムにおいて、監視場所に関係する広範囲の監視情報、あるいは時間の経過の監視情報が収集でき、犯罪、事故あるいは災害等の原因の究明や、更には、犯罪、事故あるいは災害等の未然の防止に役立たせる監視カメラシステムを実現するものである。
図1は、本発明の一実施例を説明するためのブロック図である。101−1、・・101−nは、複数の監視カメラ装置である。なお、監視カメラ装置を総称する場合は、監視カメラ装置101と称する。102−1、・・102−mは、センサ(またはセンサ装置)を示し、同様にセンサを総称する場合は、センサ102と称する。なお、センサ102は、上述したように赤外線センサ、音センサ、ドアセンサ、超音波センサおよび画像処理センサ等を含むものとする。複数の監視カメラ装置101および複数のセンサ102は、ネットワークのような伝送路を介して監視センタ104に接続されている。なお、複数の監視カメラ装置101および複数のセンサ102は、通常数十台から数百台で構成され、これら複数の監視カメラ装置101および複数のセンサ102は、監視対象あるいは監視地区ごとにグループ分けされ、必要な監視情報を収集するように構成されている。これについて表1を用いて説明する。
Figure 0004685390
表1は、例えば、監視エリア、カメラの設置場所、カメラ番号およびセンサの種類をテーブルAとしてテーブル化したものである。なお、このテーブルAは、例えば、後述する監視センタの中央処理部の記憶部に格納されており、システムの管理者等は、設定内容を状況によって、種々変更したり、修正することが可能である。表1において、例えば、A地区は、ダム、河川等の地区を監視する監視システムを示している。即ち、図2で説明した監視システムであり、ダム203には、監視カメラ装置CA−1が配置され、異常検出には上述した画像処理センサ機能を設けている。また、河川の水位計206には、監視カメラ装置CA−2が配置され、水位センサが配置されている。同様に、排水機場205には、監視カメラ装置CA−nが配置され、赤外線センサが配置されている。
また、監視エリアのB地区を監視する監視システムは、例えば、町の中での事件監視システムを示し、A銀行には、監視カメラ装置CB−1と赤外線センサが設けられている。また、Aストリートには、監視カメラ装置CB−mと画像処理センサが設けられている。同様に、監視エリアのN地区を監視する監視システムは、高速道路の自動車の流れや、自動車事故を監視するシステムを示し、高速道路X地点には、監視カメラ装置CN−1、画像処理センサが設けられ、Yインターチェンジには、監視カメラ装置CN−pと画像処理センサが設けられている。
而して、先に説明した図1に示す複数のカメラ装置101−1、・・101−nは、表1に示す監視エリア、A、B・・・N地区の各監視カメラ装置が対応する。同様に、複数のセンサ102−1、・・102−mは、表1に示す各地区に配置されているセンサに対応する。そして、それぞれの監視カメラ装置およびそれぞれのセンサの出力は、伝送路103を介して監視センタ104に伝送されている。
以下、図1に示す一実施例の動作を説明する。まず、監視センタ104は、伝送路103から供給される映像信号を適宜切替える映像切替部110、監視センタを制御する制御部111、監視映像を表示する監視モニタ112、映像を別の関係部署、例えば、警察、消防、自治体(図示せず。)に送るための伝送路105あるいは携帯無線機106へ配信するための映像配信部113、映像の記憶部114、制御部を操作する操作部115およびプリンタ116で構成されている。また、センサ102−1、・・・102−mは、それぞれ監視カメラ装置101と対をなして監視カメラ装置101が配置されている場所に配置されている。なお、監視カメラ装置101が画像処理センサとしての機能を持つ場合には、赤外線センサや音センサ等のセンサは不要であるが、設置する場所、環境によっては、複数のセンサを組合わせて配置する場合もある。そして、各センサ102のセンサ出力は、伝送路103を介して制御部111に伝送される。制御部111は、各センサ102からのセンサ出力に応答して監視センタ104の各機器を制御するように構成されている。
ここで、図3を用いて制御部111の動作を更に詳細に説明する。まず、ステップ301では、センサ出力を検出する。即ち、監視センタ104では、ネットワークのような伝送路103に接続されている多数のセンサ102のセンサ出力を常時監視している。そして、センサ出力に異常が発生するとどのセンサが異常を報知したかを検出する。例えば、図4は、図2に示す監視カメラ装置CA−1の監視映像を監視モニタ112に映し出したものである。この監視カメラ装置CA−1は、常時ダム203を撮像している。今、仮に集中豪雨等で、ダムの水量が増加し、危険水位を超えたことを画像処理センサが検知し、制御部111に異常を通報した場合を例に説明する。なお、監視カメラ装置CA−1は、ズーム機能を有し、必要により画像を拡大できることは言うまでもない。また、モニタ画面には、撮像場所:ダム、撮像日時:8月5日、16時31分26秒というように場所と日時が表示されている。なお、場所、日時以外にも、例えば、異常を検知したセンサの種類等の情報をモニタ画面に表示するようにしても良い。
ステップ302では、異常を報知したセンサがどの地区のセンサかを判定する。即ち、先に説明したように記憶部114には、表1に示すテーブルが記憶されているので、例えば、監視カメラ装置CA−1の画像処理センサはA地区に所属していることが制御部111で判定できる。
ステップ303では、ステップ302でA地区のセンサと判定された結果に基づいてA地区に所属している監視カメラ装置101、即ち、表1に示すA地区に配置されている全ての監視カメラ装置CA−2、・・CA−nを制御部111から起動する。
ステップ304では、監視カメラ装置CA−1、CA−2、・・CA−nの全ての映像を映像切替部110を制御して入手する。
ステップ305では、映像切替部110で入手された映像を監視モニタ112に表示する。
以上、説明したように本発明では、複数の場所に配置されているサンサのどれか1つでも異常を検出すると、そのセンサが所属する地区全ての監視カメラ装置、例えば、A地区の全ての監視カメラ装置CA−1、CA−2、・・CA−nが起動され、その全映像が監視センタで入手できるようになっている。上記の場合、集中豪雨等で、ダムの水量が増加し、危険水位を超えたことをダム203に配置されて画像処理センサが報知すると、ダムより下流の河川の監視カメラ装置CA−2や排水機場205の監視カメラ装置CA−n等の監視カメラ装置が自動的に起動され、その撮像画像を監視センタ104に伝送されるので、ダムより下流の河川の危険の度合いや状況を把握できるので、災害の緊急対策や災害の未然防止に役立てることが可能である。なお、上記の実施例では、例えば、広範囲のエリアで説明したが、A地区を複数の地区に細分化し、河川流域の市町村のレベルにおいて実施することもできることは言うまでもない。また、上記実施例では、A地区について説明したが、B地区、・・N地区についても同様である。例えば、B地区のA銀行で不審者が発見された場合、即ち、A銀行のセンサ装置が働き、B地区の全ての監視カメラ装置が駆動される。そのため、不審者のその後の行動がB地区の各ストリート(道路)に配置されている監視カメラ装置で監視映像として撮影されているので、監視モニタ112あるいは記憶部114に記憶されている画像を見ることで、状況の把握が可能となる。また、例えば、N地区では、高速道路X地点で事故が発生した場合、その周辺に配置された監視カメラ装置で画像が撮影されているので、事故の前後の状況を把握する等が容易になる。
また、映像配信部113は、上述のように異常を検出した場合、グループ分けされた地区毎に所定の部署に伝送路105で、例えば、警察、消防、自治体等に当該グループの複数の監視カメラ装置の映像を配信する。更に、必要に応じてその映像を自動的に無線にて遠隔地の複数箇所の関連する携帯端末106へ配信することができる。
また、上記実施例において、監視モニタ112は、複数の監視カメラ装置の映像を表示できるマルチ映像表示画面のモニタであったり、また、各監視カメラ装置の映像を順次スクロールして見る機能を有しているが、そのためには、記憶部114は、複数の監視カメラ装置からの映像を記録できる記憶部であることが望ましい。記憶部としては、半導体メモリ、ハードデイスク、MOデイスク、光デイスク等が使用可能である。
更に、記憶部114には、表1に基づいて、記憶されるカメラの画像と共に、撮像場所(監視カメラ装置の設置場所に対応)や時刻情報も一緒に記憶される。図4のモニタ画面には、この撮像場所や時刻情報が表示されている。また、異常が検知されると多数の監視カメラ装置が起動され、一度に多数の監視カメラ装置からの映像が伝送され、記憶部114に記憶されるので、監視モニタ112で一度に見ることは不可能である。従って、このような場合には、プリンタ116で画像を印刷し、災害対策の管理者に提供することができる特徴がある。なお、プリンタ116に画像を印刷する際は、1ページに1枚の画像を印刷するようにしてもよいし、異常を検知したセンサが所属するグループの複数の監視カメラ装置101の画像をまとめて1ページに一覧表示するように印刷してもよい。また、図4と同様に、画像をプリンタ116で印刷する際は、画像と共に撮影場所や、撮影時刻や、異常を検知したセンサの種類等の監視情報を一緒に印字する。なお、プリンタ116への画像の印刷は、監視センタ104から伝送路105を介して映像を受信した所定の部署において自動的に行われるようにしてもよい。また、上記した所定の部署に対して、画像情報をファクシミリで伝送するようにしてもよい。このように、センサにより異常が検知された場合に即時に画像がプリントアウトされる構成とすると、事件が起きたときの報告の利便性や、対策打合せの即時性といった利点がある。
なお、上記した例では、センサにより異常が検出された場合には、監視センタ104からの指令によりセンサが所属する地区すべての監視カメラ装置101を起動する構成を示したが、他の構成例として、監視カメラ101は常時起動しており、センサにより異常が検出された場合には、監視センタ104からセンサが所属する地区すべての監視カメラ装置101に対して映像の送信要求を出力するような構成等が用いられてもよい。
また、更に、他の構成例として、監視カメラ101は、監視センタ104からの指令により撮像方向(パン、チルト)やズーム倍率等を遠隔制御可能なように構成されており、センサにより異常が検出された場合には、監視センタ104からセンサが所属する地区すべての監視カメラ装置101に対して映像の送信要求を出力すると共に、予め設定されている撮影点(プリセット値)に撮像方向やズーム倍率等を変更する旨の指令を出力するような構成が用いられてもよい。これにより、例えば、センサにより異常が検出されない通常時において、監視センタ104からの遠隔制御等により監視カメラ101の撮像方向が予期せぬ方向に向けられているような場合においても、センサにより異常が検出された場合には、監視カメラ101の撮像方向を監視エリアの確認に適した方向に即座に戻すことができるため、監視エリアを効果的に監視することが可能である。
次に、本発明の他の一実施例を表2を用いて説明する。表2は、例えば、設置されているセンサに優先順位(1、2、・・n)をつける場合である。
Figure 0004685390
表2は、例えば、A地区に配置されている監視カメラ装置とセンサに優先度を設けた場合である。河川の上流に設置された監視カメラ装置は、優先度を高く、下流では、優先度を低く設定しておく。そして、例えば、複数のセンサからほぼ同時に異常が報知されると、処理が混乱する場合がある。しかし、処理の優先度を前もって定めておくと制御部111では、優先度に応じて処理できる利点がある。特に、多数の監視カメラ装置から映像が送られてくるような場合、監視モニタ112にどの監視カメラ装置の映像を先にモニタするかが問題になるので、優先度を定めておくと、優先度に従って画像をモニタすることが可能である。即ち、優先度の高い監視カメラ装置の画像から先に監視モニタ112に画像を表示したり、遠隔地の携帯端末106へ配信したり、プリンタ116で印刷したりすることができる。また、表2に示す優先度の設定は、場所、状況、環境によって種々変更したり、修正することが可能である。
また、本発明の更に他の一実施例を表3を用いて説明する。表3は、例えば、監視映像配信システムにおける映像の時間的な変化を定期的に蓄積し、異常等を判断するシステムである。
Figure 0004685390
表3は、例えば、表1に示すA地区(ダム、河川地区)の時間t1の水位および時間t2の水位を記録したテーブルであり、これは、記憶部114に記憶される。このデータは、例えば、センサ102が異常を報知すると、制御部111は、異常を報知した地区の監視カメラ装置101を起動し、例えば、A地区の場合、ダム、河川の水位の時間的なデータを収集し、記憶部111に記録する。また、必要によりこのデータを監視モニタ112に表示することによって危険の程度、危険の状況を把握することができる。なお、本実施例では、センサ102が異常を報知した場合について説明したが、センサ102が異常を報知する以外に、監視センタの監視員が操作部115を操作して必要な地区の画像データや関連情報を記憶部114に記憶させることもできる。また、自動的に記録する場合には、制御部111にタイマを設け、このタイマに各監視カメラ装置からの映像を定期的に収集するための時刻を設定しておけば、設定された時刻毎に表3で示すようなデータが収集できる。
また、本発明の更に他の一実施例について説明する。監視センタ104は、常時、複数の監視カメラ101から映像を取得し、取得した映像を記憶部114に蓄積しておく。そして、センサ102が異常を検知した場合には、記憶部114から当該センサ102に対応する監視カメラ装置の画像(静止画像)について、時間的に異なるものを複数フレーム読み出して、遠隔地の携帯端末106への配信等を行う。例えば、センサの異常検知時刻の静止画像に加えて、異常検知時刻の10分前の画像、30分前の画像、1時間前の画像の計4枚の静止画像を遠隔地の携帯端末106へ配信したり、プリンタ116で印刷したりする。このような時間設定は、システムの管理者等が状況によって種々変更したり、修正することが可能である。なお、複数枚の画像をプリンタ116で印刷する際には、1ページに一覧表示するように印刷してもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された監視カメラシステムに限定されるものではなく、上記以外の監視カメラシステムに広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図である。 本発明の応用形態を示す概念図である。 本発明の制御部の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の監視カメラ装置の監視映像を示す図である。 従来の監視カメラシステムの一例を示すブロック図である。
符号の説明
101:監視カメラ装置、102:センサ、103、105、201、502:伝送路、104、202、501:監視センタ、106、507:携帯端末、110:映像切替部、111:制御部、112:監視モニタ、113:映像配信部、114:記憶部、115:操作部、116:プリンタ、203:ダム、204:水門、205:排水機場、206:水位計、503:監視装置、504:画像伝送、505:警察・消防・自治体、506:アンテナ。

Claims (3)

  1. 複数の監視カメラ装置と、複数のセンサ装置と、上記複数の監視カメラ装置および上記複数のセンサ装置が伝送路を介して接続された監視センタを具えた監視カメラシステムにおいて、上記監視センタは、制御部および記憶部および監視モニタおよびプリンタを有し、上記複数の監視カメラ装置および上記複数のセンサ装置は、複数の地域にグループ分けされると共に、上記グループ分けされたテーブルが上記監視センタの上記記憶部に記憶され、上記制御部は、上記複数のセンサ装置の少なくとも1つのセンサからの異常信号を検出すると上記異常を検出したセンサが所属するグループの複数の監視カメラ装置の映像を収集し、上記異常を検出したセンサが所属するグループの複数の監視カメラ装置からのそれぞれの映像を、少なくとも上記監視カメラ装置の設置場所と上記映像の撮像時刻を関連して上記記憶部に記憶し、一度に多数の監視カメラからの映像が伝送され上記監視モニタで一度に見ることが不可能である場合には、上記設置場所と撮像時刻とを記憶された映像が上記プリンタに出力されることを特徴とする監視カメラシステム。
  2. 請求項1記載の監視カメラシステムにおいて、上記記憶部に記憶されるテーブルは、更に、上記監視カメラ装置の設置場所に応じた優先順位情報を有し、上記監視センタは、異常時のセンサ出力に基づいて上記監視カメラ装置からの画像を上記優先順位情報に基づいて収集することを特徴とする監視カメラシステム。
  3. 請求項1または請求項2記載の監視カメラシステムにおいて、上記監視センタの上記制御部は、タイマ装置を有し、上記タイマの出力に基づいて、上記複数の監視カメラ装置の映像が順次異なる時間に上記記憶装置に記憶されることを特徴とする監視カメラシステム。
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